心のこり

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心のこり
細川たかしシングル
B面 泣きぐせ
リリース
ジャンル 演歌歌謡曲
時間
レーベル 日本コロムビア
作詞・作曲 なかにし礼(作詞)
中村泰士(作曲)
あかのたちお(編曲)
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 1位(オリコン
  • 1975年度年間8位(オリコン)
  • 細川たかし シングル 年表
    心のこり
    (1975年)
    みれん心
    (1975年)
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    心のこり』(こころのこり)は、1975年4月1日に発売された細川たかしのデビューシングル。

    解説[編集]

    • 作詞はなかにし礼、作曲は中村泰士。ともに2020年12月暮れ、相次いで他界した[1][2][3]
    • 冒頭の『私バカよね、おバカさんよね…』という歌詞で知られる。当初は歌詞の通り「私バカよね」という曲名だったが、偶然にも発売日がエイプリル・フールだったことや、新人のデビュー曲ということで、挨拶回りに不都合が生じるため、「心のこり」に改題された。この「心のこり」という曲名は、コロムビア泉明良ディレクターが歌詞を繰り返し口ずさんでいるうちに突然ひらめいたもので歌詞には全く登場しないフレーズである[4]。ちなみにデビュー曲の候補は約10曲あり、全ての曲をレコーディングした上で会議が行われ、その中から選ばれた曲がこの「心のこり」だったという[5]
    • デビュー曲ながら、オリコンで1位を獲得するなど80万枚を売り上げる大ヒットとなった。また、この年の年末の音楽賞レースでは「ロマンス」の岩崎宏美と激しく新人賞を競り合い、第17回日本レコード大賞の最優秀新人賞は細川に獲得が決まった。また、サイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」(14位まで)以来の1位から10位(12位まで)の、すべての順位にランクされるという記録を達成している。
    • 「札幌の森進一」と呼ばれていたクラブ歌手時代と比べると、この曲でのデビュー後は給料が大幅に減ったため[6]、そういう意味で「私バカよね」などと自虐的な発言を、2002年8月7日放送の『速報!歌の大辞テン』(日本テレビ系)で語っていた。他にもこの「北酒場[7]が流れた時は、故郷の真狩村の細川の銅像に地方公共団体賽銭箱を置いたというエピソードもある。
    • メロディーがニール・セダカの「恋の日記」(原題:The Diary)に、よく似ている。
    • 1975年大晦日の第26回NHK紅白歌合戦に初出場し、この曲でいきなり白組の先行トップバッターを務めた。

    収録曲[編集]

    1. 心のこり (3分35秒)
      作詞:なかにし礼/作曲:中村泰士/編曲:あかのたちお
    2. 泣きぐせ (3分23秒)
      作詞:たかたかし/作曲:森田公一/編曲:竜崎孝路

    記録達成への道[編集]

    オリコンシングルチャート10位に初めてランクされ、9位→7位→5位→4位→3位とランクを上げ1位となる。その後、2位→6位→8位と下がるがオリコンで1位から10位のすべてにランクされるという2曲目の記録を達成する。この記録は1968年のSimon & GarfunkelThe Sound of Silence」以来である。なお、SMAP世界に一つだけの花」(2003年3月5日発売)も2016年2月8日付シングルチャートにて3位にランクされ、13年目にしてこの記録を達成した。

    脚注[編集]

    1. ^ "作詞家&直木賞作家、なかにし礼さん死去 82歳「北酒場」「石狩挽歌」昭和の歌謡界支えた巨星". Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. 25 December 2020. 2020年12月25日閲覧
    2. ^ "なかにし礼さん心筋梗塞死去 作詞家で作家 82歳". nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社. 25 December 2020. 2020年12月25日閲覧
    3. ^ "中村泰士さん肝臓がんで死去「喝采」など 81歳". nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社. 24 December 2020. 2020年12月25日閲覧
    4. ^ 読売新聞社文化部『この歌この歌手〈上〉運命のドラマ120』社会思想社、1997年、340-341頁。ISBN 4390116010
    5. ^ TVでた蔵 ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!【ワケあって改名ヒット曲の真相】”. 2021年2月21日閲覧。
    6. ^ 【1975年6月】心のこり/“つかみ”はOK!“札幌の森進一”こと細川たかしデビュー”. スポーツニッポン (2011年6月25日). 2016年4月8日閲覧。
    7. ^ 同様になかにし礼作詞、中村泰士作曲のコンビで作られた。

    関連項目[編集]