かもめが翔んだ日

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search
かもめが翔んだ日
渡辺真知子シングル
初出アルバム『海に連れていって
B面 なのにあいつ
リリース
ジャンル J-POP
レーベル CBS・ソニー
作詞・作曲 伊藤アキラ(作詞)、渡辺真知子(作曲)
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 5位(オリコン
  • 1978年度年間20位(オリコン)
  • 6位(ザ・ベストテン
  • 1978年年間16位(ザ・ベストテン)
  • 渡辺真知子 シングル 年表
    迷い道
    1977年
    かもめが翔んだ日
    (1978年)
    ブルー
    (1978年)
    テンプレートを表示

    かもめが翔んだ日」(かもめがとんだひ)は、渡辺真知子のセカンド・シングル曲。1978年(昭和53年)4月21日にCBS・ソニー(現・ソニー・ミュージックレーベルズ / ソニー・ミュージックレコーズ)より発売。

    曲の誕生[編集]

    アマチュア時代から自分で作詞作曲してきた渡辺は、いつかプロの作品を歌ってみたいと思っていた。それだけにデビューから2曲目でプロに詞を書いてもらうことが嬉しく、伊藤から詞を渡されたときは心が躍ったという。そして詞を見た瞬間に旋律も浮かんだという[1]。しかし、最初の時点では「ハーバーライトが…」で始まる冒頭部の歌詞はなかった。「何かが足りないので幕開きの詞が欲しい」というディレクターの要望により、伊藤は冒頭2行の詞を追加した。渡辺はディレクターから追加分の詞を受け取り、後でその分の曲を作ることにした。その後、『かもめが翔んだ日』とは別の曲として新たに作った曲をディレクターに聴かせている最中、ディレクターの要請により、そのメロディーで追加分の詞を歌ってみると、別々だったはずの曲が一つの曲になり、その結果に「自分でも驚いた」という[1]

    レコード録音の際は、通常は機械を用いて曲のテンポを一定にするが、この曲を聴いたミュージシャン全員が「勢いのままいこう」と機械の使用を止めたため、レコードでは曲の後半でテンポが少し早くなっている[1]。発売前のソニーでの試聴会では、いろいろな曲が流れる中、この曲には拍手が起き、試聴会にもかかわらず異例の要望によりアンコールが行われた[1]。これらのことにより、周囲の関係者は発売前からヒット曲になることを確信していたという[1]

    実際に、曲が発売されると、デビュー曲「迷い道」には及ばなかったものの46万枚を売り上げ、渡辺はこの曲で1978年12月31日第20回日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞した。「迷い道」「ブルー」「唇よ、熱く君を語れ」などとともに彼女の代表曲となっている[2]

    エピソード[編集]

    • 歌詞の中に地域を限定するものは登場しないが、渡辺自身は、出身地である神奈川県横須賀市観音崎をイメージすることが多いという[1][3]。また横須賀市内にある京浜急行電鉄堀ノ内駅ではこの曲が電車接近メロディに使われている[1]
    • 2009年(平成21年)9月25日の国際フォーラムにおける渡辺のコンサートにおいて、「かもめが翔んだ日」の発売当時、大阪ではB面の「なのにあいつ」のほうがチャートアクションが良く、当時のスタッフが「なのにあいつ」はB面にせずに別途シングルA面として発売すればよかった、と悔しがっていた旨のエピソードが披露されている[要出典]
    • 「カモメ」をチームキャラクターとする千葉ロッテマリーンズ2007年(平成19年)に千葉マリンスタジアムでのゲーム時にこの曲を流すようになり、渡辺自身も千葉マリンスタジアムで歌唱した。また、2007年8月15日には、本曲をマリーンズファンのためにリメイク[4]した「かもめが翔んだ日 (スタジアム・バージョン)」を、千葉マリンスタジアム・Sony Music Shop限定販売でリリースした。このバージョンはのちに、一般販売シングル「いろいろな白」のカップリングとして収録された。
    • ピカルの定理」のコント「直美ダンスコント」のBGMに使われている。
    • 2014年、アイドル名曲発掘プロジェクト "RE:IDOL"の一環として、アイドルグループのフルーティーがカバー。

    収録曲[編集]

    1. かもめが翔んだ日
      作詞:伊藤アキラ、作曲:渡辺真知子、編曲:船山基紀
    2. なのにあいつ
      作詞:伊藤アキラ、作曲:渡辺真知子、編曲:船山基紀

    カバーした歌手[編集]

    脚注[編集]

    1. ^ a b c d e f g “もういちど流行歌 1978年7月の曲 かもめが翔んだ日(渡辺真知子)その時、曲が空を舞い始めた”. 朝日新聞 be on Saturday: p. 2. (2017年9月30日) 
    2. ^ “【1978年6月】かもめが翔んだ日/渡辺真知子のヒット第2弾は歌手生命も救った”. Sponichi Annex (スポーツニッポン). (2011年6月14日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/yomimono/music/anokoro/06/kiji/K20110614001012190.html 2016年2月7日閲覧。 
    3. ^ 渡辺真知子インタビュー/「かもめが翔んだ日」誕生の瞬間|『A面に恋をして』より|PICK UP リットーミュージック
    4. ^ Sony Music Shop 商品ページ

    関連項目[編集]

    外部リンク[編集]