コンテンツにスキップ

ロマンス (岩崎宏美の曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「ロマンス」
岩崎宏美シングル
初出アルバム『あおぞら
B面 私たち
リリース
ジャンル 歌謡曲
時間
レーベル VICTOR/ビクター音楽産業
作詞 阿久悠
作曲 筒美京平
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 1975年度年間6位(オリコン)
  • 岩崎宏美 シングル 年表
    二重唱 (デュエット)
    (1975年)
    ロマンス
    (1975年)
    センチメンタル
    (1975年)
    収録アルバムあおぞら
    ロマンス
    (1)
    はだしの散歩
    (2)
    試聴
    ロマンス - YouTube
    私たち - YouTube
    (共にビクターエンタテインメント提供YouTubeアートトラック)
    テンプレートを表示

    ロマンス」は、岩崎宏美の楽曲。1975年7月25日にビクター音楽産業より2枚目のシングルとしてリリースされた。

    制作

    [編集]

    デビューシングル『二重唱 (デュエット)』がトップ20入りするヒットとなったため、担当ディレクターの笹井一臣は、再び作詞・作曲を阿久悠筒美京平に依頼した。先に筒美が曲を書き、そこに阿久が歌詞を付けるという形(曲先)で制作された[1]

    筒美は岩崎のファーストアルバム『あおぞら』の楽曲依頼も受けていたため、複数の楽曲を制作していた。笹井はその中のバラード曲に注目し、当時流行していたディスコサウンドを取り入れること[1]、テンポアップして細かく刻むリズムに乗せることを筒美に提案した[2]。筒美はリズムの構造やクラビネットストリングスのフレーズなどでディスコサウンドを取り入れながら、全体としては歌謡曲的な側面を残す楽曲に作り直した[2]

    シングルの累計売上は90万枚[3](100万枚突破[4]とも)。同年9月1日から9月15日のオリコンチャート1位を記録し、岩崎は同年の日本レコード大賞など数々の音楽賞で新人賞を獲得、第26回NHK紅白歌合戦に初出場を果たし本曲を歌唱した。

    収録曲

    [編集]
    1. ロマンス(3分17秒)
    2. 私たち(3分32秒)
      • 作詞:阿久悠/作曲・編曲:筒美京平

    参加ミュージシャン

    [編集]

    リズムセクション

    [編集]
    • 田中清司 - ドラムス
    • 武部秀明 - エレキ・ベース
    • 水谷公生矢島賢 - エレキ・ギター
    • 金成良悟 - アコースティック・ギター
    • 栗林稔 - ピアノ
    • 穴井忠臣、川原正美 - パーカッション
    • 越野禎子 - ヴィブラフォン

    ホーンセクション

    [編集]
    • 藤山明、石橋正治 - フルート
    • 羽鳥幸次、佐野健一 - トランペット
    • 新井英治グループ - トロンボーン

    ストリングス

    [編集]
    • 多忠昭グループ

    女声コーラス

    [編集]

    カバー

    [編集]

    ロマンス

    [編集]

    私たち

    [編集]
    • 石野真子(1979年) - アルバム『ベストヒットアルバム』収録
    • リザ・ウォン(1981年) - アルバム『楊門女将』に広東語で収録(曲名・飛躍羚羊)

    収録アルバム

    [編集]

    脚注

    [編集]

    注釈

    [編集]
    1. ^ a b c インストゥルメンタルによるカバー。
    2. ^ 12曲メドレー中の1曲。
    3. ^ Disc 8(1976年 ハード・フォーク・ライブ)より。

    出典

    [編集]
    1. ^ a b 榊ひろと『筒美京平ヒットストーリー 1967‐1998』102頁、白夜書房 1998年。ISBN 4-89-367563-X
    2. ^ a b CD-BOX『筒美京平 Hitstory Ultimate Collection 1967〜1997 2013Edition』ブックレット73頁、2013年12月25日
    3. ^ 塩澤実信『不滅の昭和歌謡 あの歌手にこの名曲あり』54頁、北辰堂出版、2017年。ISBN 978-4-86427-219-3
    4. ^ サンデー毎日』1975年12月21日号、10頁。(「グラビア レコード大賞新人賞歌手5人の素顔」)

    外部リンク

    [編集]