『いちご白書』をもう一度

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『いちご白書』をもう一度
バンバンシングル
初出アルバム『季節風』
B面 冷たい雨
リリース
ジャンル フォーク
時間
レーベル CBSソニー
作詞・作曲 荒井由実
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン[1]
  • 1975年度年間13位(オリコン)[1]
  • 1976年度年間31位(オリコン)[2]
バンバン シングル 年表
冬木立
1974年
『いちご白書』をもう一度
1975年
霧雨の朝突然に…
1976年
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『いちご白書』をもう一度」(いちごはくしょをもういちど)は、1975年8月1日にフォーク・グループのバンバンがリリースした5枚目のシングルであり、そのタイトル曲でもある。バンバンとしては唯一のオリコンでの1位を獲得し、1975年の年間第13位にランクインした[1]

解説[編集]

作詞・作曲はユーミンこと荒井由実(現・松任谷由実)。過ぎ去った学生時代を思い出すという内容の曲である[3]。松任谷由実の談によれば、当時青山学院の学生と交際していた自身が、青山学院から渋谷駅へ2人で歩いた思い出をイメージして作ったと語っている。歌詞に歌われている『いちご白書』とは、1970年に公開されたアメリカ映画で、1968年コロンビア大学で実際に起こった学園紛争をもとに制作されたもの。

出す曲が売れず、行き詰っていた頃に荒井の曲を聞き、感銘を受けたばんばひろふみが最後の曲として荒井に書いてもらいたいと思い、荒井に会うためあらゆる伝を探し行き着いた所が松任谷正隆であった。そしてばんばと荒井が会い、荒井も当時あった学生運動を題材にする事がばんばと一致し、曲を書く事となった[4]。その題材を提供したのが早大紛争を経験した音楽プロデューサー前田仁であった。

アルバム・ヴァージョンとシングル・ヴァージョンがある。

ばんばは今でもテレビ番組などでよくこの曲を歌うが、オリジナルよりキーが2段階下がっており、歌い方も変わっている。

カップリングの「冷たい雨」は、翌1976年にはハイ・ファイ・セットがカバーしてオリコン最高位30位、15.4万枚のセールスを記録している[2]。また、荒井も松任谷姓になった後の2003年にアルバム『Yuming Compositions: FACES』でセルフカバーした。

松任谷由実が青山学院大学の学園祭でこの曲を弾き語った時に自分のつきあっていた人が青学の学生で彼とこの映画を見に行ったと述べている。

チャート成績[編集]

初登場は78位であったがリリースされてから約2か月余りでオリコンのトップ10にランクインした。12週目には1位を獲得し、6週間1位を獲得した。累計売上は75.1万枚を記録している[1][2]

収録曲[編集]

全曲 作詞・作曲:荒井由実 編曲:瀬尾一三

  1. 『いちご白書』をもう一度 (4分35秒)
  2. 冷たい雨 (3分58秒)

他アーティストのカバー[編集]

『いちご白書』をもう一度[編集]

冷たい雨[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d オリジナルコンフィデンス「コンフィデンス年鑑 1976年版」P18、1976年
  2. ^ a b c オリジナルコンフィデンス「コンフィデンス年鑑 1977年版」P22、1977年
  3. ^ 「就職が決まって髪を切ってきた時」というが、就職活動の前に切るのではないかと疑問に思われる。これを「春秋」(日経新聞2015年11月10日)は「昨今に比べればおおらかな就職戦線だったから…いまみたいにシューカツなるものがマニュアル化していなかった時代だ」としている。
  4. ^ 別冊宝島『声を出して歌いたくなる70年代青春の唄』にはバズをイメージして作られたとユーミンが語っていたとある。