Wings of Winter, Shades of Summer

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Wings of Winter, Shades of Summer
松任谷由実スタジオ・アルバム
リリース
録音 2001年8月~2002年10月
ジャンル J-POP
時間
レーベル EXPRESS
プロデュース 松任谷正隆
チャート最高順位
松任谷由実 年表
Yuming THE GREATEST HITS
2002年
Wings of Winter, Shades of Summer
2002年
Yuming Compositions: FACES
2003年
『Wings of Winter, Shades of Summer』収録のシングル
  1. 雪月花
    リリース: 2003年2月5日
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Wings of Winter, Shades of Summer』(ウイングス・オブ・ウィンター・シェーズ・オブ・サマー)は、松任谷由実(ユーミン)の32枚目のオリジナルアルバム。2002年11月20日に東芝EMIからリリースされた(TOCT-25000)。恒例となっていたアルバムと連動のコンサートツアーは行われなかったが、代わりに総制作費50億円を費やした「シャングリラII」公演が翌年に行われた。

解説[編集]

  • 長年の懸案だった「SURF&SNOW vol.2」を目指して製作されたが、往年のリゾートの概念が崩壊してしまった今、作品として具象化するにあたり「近未来の精神的リゾート」をテーマに掲げた。このことは「トータルアルバムを創る」と題した松任谷由実自身によるマスコミ向けのコメントの中でも詳しく記されている(このコメントは2002年10月1日に飛行機に搭乗中、当時戦後最大級と言われた台風21号のため成田空港に着陸できず、上空を旋回しているときに執筆したという)。
  • アルバムのトータル性が保たれるよう何曲も平行して製作を行い、7曲に絞って収録された。発売にあたっては、曲順が「Bonne année、Rodeo、Northern Lights、Wings of Winter、雪月花、Painting the sea、ただわけもなく」としていたり、デビューシングル「返事はいらない」をボーナストラックとして収録する案や、11月13日の発売予定、タイトルが「Wings of Winter」として当初発表するなど、紆余曲折もあった。
  • オリコンデイリーでは4日間首位を獲得したものの、ウィークリーでは2位という結果になった。なお、サウンドスキャンでは1位を獲得した。
  • この2002年には、東芝EMIコピーコントロールCDを導入したが、プロデューサーである松任谷正隆の強い要望により、この作品はCD-DAで発売された。
  • 初回限定のみユーミンスペクタクル「シャングリラII」チケット先行予約ハガキ封入。

収録曲[編集]

  1. Bonne année
    タイトルの「ボナネ」とは、フランス語で「新年おめでとう」の意味。
  2. Wings of Winter
    プロモーションビデオも製作された。
  3. Northern Lights
    2002年8月に松任谷由実がフィンランドを旅する直前に、ラップランド地方に伝わる伝説をイメージしながら作られた。この旅行の模様は、2003年3月15日テレビ朝日系列で『地球の歌声が聴こえる ユーミンの遥かなる音と魂の旅』と題した2時間番組で放映された。2002年の東芝EMI、Windows Media 9共同プロモーションソングでもあり、2002年10月に東京ビッグサイトで行われた「WPC EXPO 2002」のマイクロソフトのブースにおいてドルビーデジタル5.1chサラウンドで先行公開された。この音源は2003年2月5日に発売されたDVD付きシングル『雪月花』のDVDにも、プロモーションビデオとともに収録されている。
  4. ただわけもなく
    アサヒ「夏旨茶〜暑中見舞い篇〜」CMタイアップ曲。2002年7月に逗子マリーナで行われたコンサート「YUMING SURF&SNOW in Zushi Marina vol.16」でも一足早く歌われたが、アルバムに収録するか否かはスタッフの間で意見が割れていたという。クレジットに名前はないものの、松任谷正隆もコーラスで参加している。
  5. Rodeo
  6. 雪月花
    NHKテレビ50年・あの人に会いたい』テーマ曲として、2003年2月5日にDVD付きシングルとして発売される予定だったが、DVDに不具合が見つかり2月15日に発売が延期された。シングル発売を記念して2003年1月に、松任谷由実と親交のある栃東関へ化粧廻しが贈られた。曲の製作にあたってはプロデューサーの松任谷正隆よりバラード曲を沢山作るよう指示があり、5曲ほどボツになったという。なお、そのボツになった曲のうちの1曲が次作アルバムに収録された「永遠が見える日」の原曲となった。
  7. Painting the sea
    日本ミルクコミュニティMEGMILK」CMイメージソング。2001年11月に発売されたベストアルバム『sweet,bitter sweet』に収録された新曲「One more kiss」とともに米同時多発テロ直後に録音されたが、アルバムに収録するにあたりミックスをやり直した。夏の終わりの海を背景に、「あなたのいない」世界を受け入れてゆく者の心情を描く。製作中、プロデューサーである松任谷正隆は「どこまでも澄み切った、死後の世界」をイメージしていたという。

参加ミュージシャン[編集]

  • キーボード&プログラミング : 松任谷正隆
  • ドラム : Mike Baird(#3~#5)
  • エレクトリック・ギター : Michael Landau(#5)、Dean Parks(#7)
  • アコースティック・ギター : Michael Landau(#3,#6)、吉川忠英(#4)、Dean Parks(#7)
  • ベース : Neil Stubenhaus(#1)、Leland Sklar(#3~#7)
  • パーカッション : Michael Fisher(#1,#3~#7)
  • フルート : Dan Higgins(#1)
  • サキソフォン : Dan Higgins(#2)
  • ヴァイオリン : Sid Page(#1,#3,#6)、Darious Campo(#1,#3,#6)、Mario De Leon(#1,#3,#6)、Joel Derouin(#1,#3,#6)、Bruce Dukov(#1,#3,#6)、Clayton Haslop(#1,#3,#6)、Peter Kent(#1,#3,#6)、Sara Parkins(#1,#3,#6)、Michelle Richerds(#1,#3,#6)、John Wittenberg(#1,#3,#6)
  • ヴィオラ : Carol Mukogawa(#1,#3,#6)、Sam Formicola(#1,#3,#6)、Darrin McCann(#1,#3,#6)、Jorge Moraga(#1,#3,#6)
  • チェロ : Larry Corbett(#1,#3,#6)、Steve Richards(#1,#3,#6)
  • シンセサイザー・プログラミング : 山中雅文(#2,#5,#7)
  • コーラス : 松任谷由実、松任谷正隆(#4)

外部リンク[編集]