うそ (中条きよしの曲)
「うそ」 | ||||
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中条きよし の シングル | ||||
B面 | 指輪をはずして | |||
リリース | ||||
ジャンル | 演歌・ムード歌謡 | |||
時間 | ||||
レーベル | キャニオンレコード | |||
作詞・作曲 | 山口洋子、平尾昌晃 | |||
ゴールドディスク | ||||
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チャート最高順位 | ||||
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中条きよし シングル 年表 | ||||
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「うそ」は、中条きよしの再デビューシングル。1974年1月25日に発売された。
解説[編集]
1968年以後、高波明、渥美健の芸名で歌手デビューするも全くヒットに恵まれなかった中条きよしの再デビューシングルである。
タイトルから、エイプリルフールのある4月1日にラジオでリクエストがかかりやすい曲である。
シングルバージョンの他に、後にテイチクレコードで録音されたもの、RCAで録音された別バージョンが存在している。
制作[編集]
詞先だが、作曲者・平尾昌晃の元付き人が中条(当時は渥美健)を担当しており、その人と中条本人から、平尾へ直接依頼があったのが経緯である[1]。
詞の一部は、作詞者・山口洋子自身が経営していた店の、「ホステスが自分の彼氏の家に行ったら、口紅がついたたばこの吸い殻があった」という実話が元になっているという[2]。
ジャンル的には演歌ながら、16分音符が多用され、詰め込まれた構成になっている[3][4]。
当初はB面曲になる予定だったが、平尾・山口の意向もあり、逆にした[5]。
セールス・チャート[編集]
発売から3ヶ月余りでオリコントップ10に初登場し、6週後には1位を獲得し、そこから8週連続1位を獲得。1974年度の年間チャートでは、殿さまキングスの「なみだの操」、小坂明子の「あなた」に次いで3位にランクイン。累計売り上げは150万枚を突破した[6]。
また、本作の大ヒットで「日本歌謡大賞」放送音楽新人賞、「FNS歌謡祭」最優秀ホープ賞(1974年上期)など獲得(但し「第16回日本レコード大賞」において、中条は厳密に「新人歌手では無い」との判断で「大衆賞」を受賞)。さらに中条は1974年末の『第25回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たした。
収録曲[編集]
- うそ [3:08]
- 指輪をはずして [3:16]
作品での使用[編集]
2007年放送のテレビドラマ『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』では、曲のポスターが登場するほか、オカン(倍賞美津子)が歌うシーンが度々登場する。また原作ではオカンは「うそ」をステレオで正座で聴いていたとある。
2014年12月31日に『絶対に笑ってはいけない大脱獄24時』では、中条と友近で披露した。
脚注[編集]
- ^ 【平尾昌晃・生涯青春】(19)マージャンしながら「うそ」150万枚超 - スポーツ報知、2017年3月3日
- ^ 【追悼】山口洋子さん 「詞から絵が浮かぶ…こんな人いません」平尾昌晃(2/3ページ) - 産経ニュース、2014年9月19日
- ^ 「うそ/中条きよし」 - 昭和でぢたる亭
- ^ 「うそ / 中条 きよし」のメロディ譜 - 全音楽譜出版社 【@ELISE】
- ^ (もういちど流行歌)「うそ」中条きよし 「マスター、ちょっと行ってよ」 - 朝日新聞デジタル、2017年4月22日
- ^ 【プレイバック芸能スキャンダル史】中条きよし 隠し子騒動の泥仕合と4回の結婚、ゲンダイネット、2012年11月6日 掲載。(インターネットアーカイブのキャッシュ)
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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