大岡信

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大岡 信
(おおおか まこと)
誕生 (1931-02-16) 1931年2月16日
日本の旗 日本静岡県三島市
死没 (2017-04-05) 2017年4月5日(86歳没)
日本の旗 日本静岡県三島市
墓地 日本の旗 日本静岡県三島市
職業 詩人
文芸評論家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
教育 学士文学
最終学歴 東京大学文学部国文学科卒業
活動期間 1955年 - 2017年
ジャンル 評論翻訳
代表作 『わが詩と真実』(1962年)
『現代詩人論』(1969年)
紀貫之』(1971年)
折々のうた』(1979-2007年)
主な受賞歴 藤村記念歴程賞(1969年)
読売文学賞(1972年)
菊池寛賞(1980年)
現代詩花椿賞(1989年)
芸術選奨(1990年)
芸術文化勲章オフィシエ(1993年)
日本芸術院賞恩賜賞(1995年)
朝日賞(1997年)
文化勲章(2003年)
レジオンドヌール勲章オフィシエ(2004年)
デビュー作 『記憶と現在』(1956年)
配偶者 深瀬サキ(1957-2017年死別)
子供 大岡玲(長男)
大岡亜紀(長女)
親族 大岡博(父)
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大岡 信(おおおか まこと、1931年2月16日 - 2017年4月5日)は、日本詩人評論家東京芸術大学名誉教授。日本ペンクラブ元会長。一ツ橋綜合財団理事。

人物[編集]

1931年昭和6年)、静岡県田方郡三島町(現・三島市)生まれ。父は歌人大岡博。旧制静岡県立沼津中学校(現・静岡県立沼津東高等学校)を経て第一高等学校 (旧制)東京大学文学部国文科卒業。卒業論文は夏目漱石

学生時代から詩人として注目され、読売新聞社外報部記者を経て明治大学教授となる。1979年(昭和54年)より2007年(平成19年)まで『朝日新聞』で『折々のうた』を連載。菊池寛賞読売文学賞など受賞多数。日本ペンクラブ11代会長も歴任。

大岡の詩は英語オランダ語フランス語ドイツ語中国語スペイン語マケドニア語に訳されている。連歌連句に倣い、現代詩人たちが共同で詩を制作する「連詩」を1970年代初めに提唱し、精力的に連詩制作を行ってきた。連詩集として『揺れる鏡の夜明け』や『ファザーネン通りの縄ばしご』、『What the Kite Thinks』などを出版している。

詩歌や美術に関する評論も数多い。1959年(昭和34年)に、日本の現代美術画廊のパイオニア「南画廊」の社主・志水楠男の依頼で「フォートリエ展」カタログ作成に協力したのを機に、サム・フランシスジャン・ティンゲリー瀧口修造加納光於といった作家たちと交流、共同制作をするなど現代美術との関わりは深い。また、1962年(昭和37年)に武満徹の管弦楽曲のために「環礁」を書き下ろして以来、クラシック音楽の作曲家ともたびたび共作している。一柳慧とは合唱曲「光のとりで 風の城」やモノオペラ「火の遺言」、木下牧子とは合唱曲「なぎさの地球」などを生み出した。2009年(平成21年)、静岡県三島市に「大岡信ことば館」開館。

大岡は著作について新聞の記事にされると、必ず感想や謝意を記した葉書を返事として記者に返した。新聞記者を大切にする姿勢は「文章は、新聞記事の書き方が基本と思っています」「どんなに難しいことを考えていても、人に伝わらなくては意味がない」という言葉に表れていた。人に伝えようとする姿勢は「折々のうた」のような数々の詞華集や、「詩への架橋」といった入門的著作に結晶した。晩年、話すのが困難になっても、自宅には編集者や記者が集まり、語らい輪の中心にいたのは、新聞記者を大切にする大岡の人柄が現われたエピソードである[1]

九条の会に賛同する「マスコミ九条の会」呼びかけ人を務めている[2]

2017年4月5日、呼吸不全のため死去[3][4]

略歴[編集]

  • 1946年(昭和21年) - 旧制沼津中学の同級生らと同人誌「鬼の詞(ことば)」を創刊。
  • 1947年(昭和22年) - 旧制一高に進む。同校で文芸機関誌「向陵時報」の編集長をしていた1年先輩の日野啓三と知り合い、日野の退任後は同編集長となった[5]
  • 1951年(昭和26年) - 東大国文学科在学中の、日野啓三らと同人誌「現代文学」を創刊[6]
  • 1953年(昭和28年) - 東京大学文学部国文科卒業、読売新聞社入社(なお、日野啓三も当時、読売新聞社社員だった)。
  • 1954年(昭和29年) - 前年に川崎洋茨木のり子らが結成していた同人誌「櫂」に参加。会員には谷川俊太郎もいた。
  • 1956年(昭和31年) - 東野芳明飯島耕一らと共にシュルレアリスム研究会を設立。
  • 1959年(昭和34年) - 吉岡実清岡卓行飯島耕一岩田宏らと「鰐」を結成[7]
  • 1963年(昭和38年) - 読売新聞社を退職。外報部でフランス語を担当していた。渡仏して、パリ青年ビエンナーレ詩部門に参加。
  • 1965年(昭和40年) - 明治大学助教授に就任。
  • 1970年(昭和45年) - 明治大学教授に就任。
  • 1979年(昭和54年) - 日本現代詩人会会長に就任(翌年まで)。
  • 1981年(昭和56年) - 約一年間のアメリカ、ヨーロッパ滞在中、ミシガン州立オークランド大学に客員教授として招かれる。
  • 1982年(昭和57年) - 日本近代文学館理事(1989年には常務理事)[8]
  • 1983年(昭和58年) - 日本ペンクラブ理事(1985年には常任理事)[9]
  • 1987年(昭和62年) - 明治大学教授を退任。総合詩歌誌「花神」を責任編集[10]
  • 1988年(昭和63年) - 東京芸術大学教授に就任。
  • 1989年(平成元年) - 第11代日本ペンクラブ会長に就任。
  • 1993年(平成5年) - 東京芸術大学教授を辞し客員教授となる。日本ペンクラブ会長を辞任。
  • 1994年(平成6年) - 10月、パリコレージュ・ド・フランスにて連続講義を行う。
  • 1995年(平成7年) - 10月、コレージュ・ド・フランスにて追加講義。
  • 2002年(平成14年) - 月例講演会「大岡信フォーラム」開始(2009年まで継続)。
  • 2006年(平成18年) - 4月、三鷹市美術ギャラリーにて自身の現代美術コレクションを展示する「詩人の眼・大岡信コレクション」展開催(以降2007年9月まで5会場を巡回)。
  • 2007年(平成19年) - 日本現代詩人会会長に再任(翌年まで)。
  • 2009年(平成21年) - 10月、静岡県三島市に「大岡信ことば館」開館。
  • 2017年(平成29年) - 呼吸不全のため死去。

受賞[編集]

叙勲[編集]

家族[編集]

妻は劇作家の深瀬サキ。長男は芥川賞作家の大岡玲、長女は画家詩人大岡亜紀

著書[編集]

  • 大岡信著作集 (全15巻 青土社 1977年-1978年)
  • 日本の古典詩歌 (全5巻・別巻 岩波書店 1999年-2000年)
  • 大岡信全詩集 (思潮社 2002年)

詩集・連詩[編集]

  • 記憶と現在 (ユリイカ 1956年)
  • 大岡信詩集 (ユリイカ(今日の詩人双書) 1960年)
  • わが詩と真実 (思潮社 1962年)
  • 大岡信詩集 (思潮社 1968年)
  • 大岡信詩集 (思潮社(現代詩文庫) 1969年、新選1978年)
  • 彼女の薫る肉体 (湯川書房 1971年)
  • 砂の嘴・まわる液体 (青地社 1972年)
  • 大岡信詩集 (五月書房 1975年)
  • 遊星の寝返りの下で (書肆山田 1975年)
  • 悲歌と祝祷 (青土社 1976年)
  • 透視図法―夏のための (書肆山田 1977年)
  • 春 少女に (書肆山田 1978年)
  • 水府 みえないまち (思潮社 1981年)
  • 草府にて 詩集 (思潮社 1984年)
  • 詩とはなにか 詩集 (青土社 1985年)
  • ヴァンゼー連詩 (岩波書店 1987年)
  • ぬばたまの夜、天の掃除器せまつてくる (岩波書店 1987年)
  • 故郷の水へのメッセージ (花神社 1989年)
  • 朝の頌歌 詩集 (銀の鈴社(ジュニア・ポエム双書) 1989年)
  • 地上楽園の午後 (花神社 1992年)
  • 火の遺言 (花神社 1994年)
  • 続 大岡信詩集 (思潮社(現代詩文庫) 1995年)
  • 光のとりで (花神社 1997年)
  • 続続 大岡信詩集 (思潮社(現代詩文庫) 1998年)
  • 捧げるうた50篇 詩集 (花神社 1999年)
  • 世紀の変り目にしやがみこんで (思潮社 2001年)
  • 旅みやげにしひがし (集英社 2002年)
  • 大岡信詩集 (芸林書房(芸林21世紀文庫) 2003年) 粟津則雄
  • きみはにんげんだから 詩集 (理論社 2004年) 大岡亜紀画
  • 闇にひそむ光 連詩 (岩波書店 2004年)
  • 自選 大岡信詩集 (岩波書店 2004年/岩波文庫 2016年)
  • 鯨の会話体 詩集 (花神社 2008年)
  • 青春賦15 詩集 (花神社 2013年)
  • 大岡信詩集 丘のうなじ (童話屋 2015年) 谷川俊太郎編

アンソロジー[編集]

  • 折々のうた 1-10 (岩波新書、1980年-1992年)
  • 新折々のうた 1-9 (岩波新書、1994年-2007年)
  • 新編・折々のうた (朝日新聞社、1983年-1994年 のち文庫)
  • ことばよ花咲け 愛の詩集 (集英社文庫 1984年)
  • うたの歳時記 (学習研究社 1985年-1986年)
  • 四季歌ごよみ 恋・春夏秋冬 (学習研究社 1985年-1986年 のち角川文庫
  • 集成・昭和の詩 (小学館 1995年)
  • 現代詩の鑑賞101 (新書館 1996年)
  • 百人百句 (講談社 2001年)
  • 折々のうた三六五日 日本短詩型詞華集 (岩波書店 2002年)
  • 星の林に月の船 声で楽しむ和歌・俳句 (岩波少年文庫 2005年)

評論・詩論・評伝など[編集]

  • 現代詩試論 (ユリイカ 1955年) 「現代詩試論 詩人の設計図」(講談社文芸文庫 2017年)
  • 詩人の設計図 詩論集 (ユリイカ 1958年)
  • 芸術マイナス1 戦後芸術論 (弘文堂 1960年)
  • 抒情の批判 日本的美意識の構造試論 (晶文社 1961年)
  • 芸術と伝統 (晶文社 1963年)
  • 眼・ことば・ヨーロッパ 明日の芸術 (美術出版社 1965年)
  • 超現実と抒情 昭和十年代の詩精神 (晶文社 1965年)
  • 文明のなかの詩と芸術 (思潮社 1966年)
  • 現代芸術の言葉 (晶文社 1967年)
  • 現代詩人論 (角川選書 1969年)
  • 蕩児の家系 日本現代詩の歩み (思潮社 1969年)
  • 肉眼の思想 現代芸術の意味 (中央公論社 1969年、中公文庫 1979年)
  • 言葉の出現 (晶文社 1971年)
  • 紀貫之筑摩書房(日本詩人選7) 1971年、ちくま文庫 1989年、ちくま学芸文庫 2018年)
  • たちばなの夢 私の古典詩選 (新潮社 1972年) 「私の古典詩選」(岩波同時代ライブラリー)
  • 彩耳記 文学的断章 (青土社 1972年)
  • 現代美術に生きる伝統 (新潮社 1972年)
  • 狩月記 文学的断章 (青土社 1973年)
  • 装飾と非装飾 (晶文社 1973年)
  • 今日も旅ゆく 若山牧水紀行 (平凡社 1974年) 「若山牧水 流浪する魂の歌」(中公文庫 1981年)
  • 日本の古典 別巻1・グラフィック版 百人一首 (世界文化社 1975年 のち講談社文庫
  • 星客集 文学的断章 (青土社 1975年)
  • 本が書架を歩みでるとき (花神社 1975年)
  • 青き麦萌ゆ (毎日新聞社(現代の視界 2) 1975年 のち中公文庫)
  • 風の花嫁たち 古今女性群像 (草月出版 1975年 のち現代教養文庫)
  • 岡倉天心 (朝日新聞社(朝日評伝選) 1975年 のち朝日選書)
  • 子規・虚子 (花神社 1976年)
  • 年魚集 文学的断章 (青土社 1976年)
  • 詩への架橋 (岩波新書 1977年)
  • 現代文学・地平と内景 (朝日新聞社 1977年)
  • 超現実と抒情 昭和十年代の詩精神 (晶文社 1977年)
  • 昭和詩史 (思潮社 1977年)
  • 明治・大正・昭和の詩人たち (新潮社 1977年)
  • ことばの力 (花神社 1978年)
  • うたげと孤心 大和歌篇 (集英社 1978年 のち岩波同時代ライブラリー、岩波文庫 2017年)
  • 片雲の風 私の東西紀行 (講談社 1978年)
  • 逢花抄 文学的断章 (青土社 1978年)
  • 日本詩歌紀行 (新潮社 1978年)
  • 四季の歌 恋の歌 古今集を読む (筑摩書房 1979年、ちくま文庫 1987年)
  • アメリカ草枕 (岩波書店 1979年)
  • 詩歌折々の話 (講談社 1980年)
  • 宇滴集 文学的断章 (青土社 1980年)
  • 詩とことば (花神社 1980年)
  • 小倉百人一首 (世界文化社 1980年)
  • 詩の日本語 (中央公論社(日本語の世界11) 1980年、中公文庫 2001年)
  • 百人一首 (講談社文庫 1980年)
  • 《折々のうた》の世界 (講談社 1981年)
  • 現代の詩人たち (青土社 1981年)
  • 萩原朔太郎 (筑摩書房(近代日本詩人選10) 1981年、ちくま学芸文庫 1994年)
  • 現世に謳う夢 日本と西洋の画家たち (中央公論社 1981年、中公文庫 1988年)
  • 詩の思想 (花神社 1982年)
  • 人麻呂の灰 折々雑記 (花神社 1982年)
  • 加納光於論 (風の薔薇 1982年)
  • 日本詩歌読本 (三修社 1982年、講談社学術文庫 1986年)
  • 詩歌の読み方 (思潮社 1983年)
  • 短歌・俳句の発見 (読売新聞社 1983年)
  • 表現における近代 文学・芸術論集 (岩波書店 1983年)
  • マドンナの巨眼 (青土社 1983年)
  • 古典のこころ (ゆまにて 1983年)
  • 日本語の豊かな使い手になるために 読む、書く、話す、聞く (太郎次郎社 1984年 のち講談社+α文庫)
  • 水都紀行 スウェーデン・デンマークとの出会い (筑摩書房 1984年)
  • ミクロコスモス 滝口修造 (みすず書房 1984年)
  • 抽象絵画への招待 (岩波新書 1985年)
  • 詩・ことば・人間 (講談社学術文庫 1985年)
  • 万葉集(古典を読む) (岩波書店 1985年 のち同時代ライブラリー、現代文庫)
  • 詩歌ことはじめ (講談社学術文庫 1985年)
  • 楸邨・竜太 (花神社 1985年)
  • 〈折々のうた〉を語る (講談社 1986年)
  • うたのある風景 (日本経済新聞社 1986年)
  • ヨーロッパで連詩を巻く (岩波書店 1987年)
  • 窪田空穂論 (岩波書店 1987年)
  • 人生の黄金時間 (日本経済新聞社 1988年 のち角川文庫)
  • 詩人・菅原道真 うつしの美学 (岩波書店 1989年 のち現代文庫)
  • 永訣かくのごとくに候 (弘文堂 1990年)
  • 連詩の愉しみ (岩波新書 1991年)
  • 詩をよむ鍵 (講談社 1992年)
  • 光のくだもの (小学館 1992年)
  • 「忙即閑」を生きる (日本経済新聞社 1992年 のち角川文庫)
  • 美をひらく扉 (講談社 1992年)
  • 私の万葉集 1-5 (講談社現代新書 1993年-1998年 のち文芸文庫)
  • 人生の果樹園にて (小学館 1993年)
  • 1900年前夜後朝譚 近代文芸の豊かさの秘密 (岩波書店 1994年)
  • あなたに語る日本文学史 (2巻 新書館 1995年)
  • 正岡子規 五つの入口 (岩波セミナーブックス 1995年)
  • 大岡信の日本語相談 (朝日文芸文庫 1995年)
  • 日本の詩歌 その骨組みと素肌 (講談社 1995年 のち岩波現代文庫、岩波文庫)
  • ことのは草 (世界文化社 1996年)
  • しのび草 わが師わが友 (世界文化社 1996年)
  • ぐびじん草 (世界文化社 1996年)
  • みち草 (世界文化社 1997年)
  • ことばが映す人生 (小学館 1997年)
  • しおり草 (世界文化社 1998年)
  • 拝啓漱石先生 (世界文化社 1999年)
  • 北米万葉集 日系人たちの望郷の歌 (集英社新書 1999年)
  • おもひ草 (世界文化社 2000年)
  • 日本語つむぎ (世界文化社 2002年)
  • 瑞穂の国うた (世界文化社 2004年 のち新潮文庫
  • 生の昂揚としての美術 (花神社 2006年、大岡信フォーラム)
  • 人類最古の文明の詩 (朝日出版社 2008年)
  • ひとの最後の言葉 (ちくま文庫 2009年)
  • 日本詩歌の特質―大岡信講演集 (大岡信フォーラム 2010年)
  • 詩人と美術家 (大岡信フォーラム 2013年)

共著[編集]

  • 現代詩評釈 (吉田精一分銅惇作共編 学灯社 1968年)
  • 現代詩論 7 (天沢退二郎共著 晶文社 1972年)
  • 歌仙(石川淳安東次男丸谷才一共著 青土社 1981年)
  • 連詩 揺れる鏡の夜明け(トマス・フィッツシモンズ共著 筑摩書房 1982年)
  • 浅酌歌仙 (石川淳、丸谷才一、杉本秀太郎共著 集英社 1988年)
  • ファザーネン通りの縄ばしご―ベルリン連詩(谷川俊太郎、H.C.アルトマン、O.パスティオール共著 岩波書店 1989年)
  • とくとく歌仙 (丸谷才一、高橋治井上ひさし共著 文藝春秋 1991年)
  • すばる歌仙 (丸谷才一、岡野弘彦共著 集英社 2005年)
  • 歌仙の愉しみ (岡野弘彦、丸谷才一共著 岩波新書 2008年)

共編・対談・鼎談・往復書簡集[編集]

()内に人物のみが入っている場合は、対談・鼎談相手を示す。

  • 対話 詩の誕生(谷川俊太郎) (読売新聞社 1975年)
  • 討議近代詩史(鮎川信夫吉本隆明) (思潮社 1976年)
  • 古寺巡礼京都18 東福寺 (福島俊翁共著 淡交社 1977年)
  • 批評の生理(谷川俊太郎) (思潮社 1978年)
  • 古寺巡礼奈良15 薬師寺 (高田好胤共著 淡交社 1980年)
  • 芭蕉の時代(尾形仂) (朝日新聞社 1981年)
  • 詩歌歴遊 大岡信対談集 (文藝春秋 1981年)
  • 詩と世界の間で(谷川俊太郎往復書簡集) (思潮社 1984年)
  • 海とせせらぎ-日本の詩歌 大岡信対談集 (岩波書店 1985年)
  • 対談 現代詩入門(谷川俊太郎) (中央公論社 1985年 のち文庫、思潮社詩の森文庫)
  • 俳句の世界(川崎展宏) (富士見書房 1988年)
  • 日本人を元気にするホンモノの日本語(金田一秀穂) (ベスト新書 2006年)

翻訳[編集]

  • 長い歩み 中国の発見 (シモーヌ・ド・ボーヴォワール/内山敏共訳 紀伊國屋書店 1959年)
  • 抽象芸術 (マクセル・ブリヨン/滝口修造、東野芳明共訳 紀伊國屋書店 1959年)
  • 近代絵画史 (ハーバート・リード 紀伊國屋書店 1962年)
  • ピカソのピカソ (ディヴィッド・ダグラス・ダンカン 美術出版社 1962年)
  • ガラダリ (ロベール・デシャルヌ 美術出版社 1963年)
  • 昆虫記アンリ・ファーブル 河出書房(少年少女世界の文学) 1967年 のち岩波少年文庫)
  • 語るピカソ (ブラッサイ/飯島耕一共訳 みすず書房 1968年)
  • ミロの版画 デッサン 銅版画 石版画 木版画 書籍 ポスター (河出書房新社 1974年)
  • 道化のような芸術家の肖像 (J.スタロバンスキー 新潮社 1975年)
  • プレヴェール詩集 やさしい鳥 (偕成社(詩の絵本) 1977年)
  • みつけたぞぼくのにじ (ドン・フリーマン 岩波書店 1977年)
  • まっくろけのまよなかネコよおはいり (J.ワグナー 岩波書店 1978年)
  • 鬼と姫君物語 お伽草子 (平凡社 1979年 のち岩波少年文庫「お伽草子」)
  • アラネア あるクモのぼうけん (J.ワグナー 岩波書店 1979年)
  • おふろばをそらいろにぬりたいな (ルース・クラウス 岩波書店 1979年)
  • 木の国の旅 (ル・クレジオ 文化出版局(フランスの傑作絵本) 1981年)
  • 宝石の声なる人に プリヤンバダ・デーヴィーと岡倉覚三・愛の手紙 (大岡玲共訳 平凡社 1982年、平凡社ライブラリー 1997年)
  • 日本合わせ鏡の贈り物 (トマス・フィッツシモンズ 大岡玲共訳 岩波書店 1986年)
  • ジョン・アッシュベリー詩集 (飯野友幸共訳 思潮社 1993年)
  • 万葉集(少年少女古典文学館) (講談社 1993年)
  • サンタクロースの辞典 (グレゴアール・ソロタレフ 朝日新聞社 1995年)

作家・作品論[編集]

  • 『ユリイカ 詩と批評 特集 大岡信 詩と批評の現在』1976年12月号 青土社
  • 『大岡信 現代詩読本』思潮社、1992年
  • 『大岡信の詩と真実』菅野昭正編、岩波書店、2016年 (7名による作家論集)
  • ユリイカ 臨時増刊号 総特集 大岡信の世界』青土社、2017年7月号。追悼出版

戯曲、歌劇、映画[編集]

  • あだしの (小沢書店 1972年)
  • トロイアの女(大岡信潤色、早稲田小劇場(現:SCOT)により初演、1974年)
  • 水炎伝説 (石井眞木作曲、実相寺昭雄演出、1990年)
  • オペラ 火の遺言(一柳慧作曲、台本は朝日新聞社、1995年)
  • 生田川物語 能「求塚」にもとづく (一柳慧作曲、観世榮夫演出、2004年)
  • 映画『あさき夢みし』 (1974年 ATG、脚本を担当、「とはずがたり」に基づくオリジナル。クレジットは「作」と表記。監督は実相寺昭雄

音楽作品[編集]

  • 「環礁」(武満徹作曲、ソプラノオーケストラ、1962年)
  • 「暗黒への招待」(大岡信構成、一柳慧作曲、1964年)
  • 「私は月には行かないだろう」(小室等作曲、1971年)
  • 「死と微笑」(座光寺公明作曲(Op.6)、バリトンピアノ、1980年)
  • 合唱組曲「方舟」(木下牧子作曲、1980年)
  • 「炎のうた」(大岡信・ジュリエット・グレコ共訳詞、グレコ歌唱、1986年)
  • 合唱曲「夏のおもいに」(山岸徹作曲、1986年)
  • 「風姿行雲」(湯浅譲二作曲、日本の伝統楽器と声(アルトおよびテノール)、1988年)
  • 交響曲「ベルリン連詩」(一柳慧作曲、ソプラノとテノールとオーケストラ、1988年)
  • 伶楽交響曲第2番「日月屏風一雙 虚諧」(一柳慧作曲、1989年)
  • 「富士へ」(三善晃作曲、1990年)
  • 合唱曲「春のために」(山岸徹作曲、1992年)
  • 合唱曲「なぎさの地球」(木下牧子作曲、2002年)
  • 合唱曲「わたしは月にはいかないだろう」(木下牧子作曲、2005年)
  • 「オーロラのごとく 巻雲のごとく(大岡信「光る花」より)」(一噌幸弘作曲、2007年)
  • 混声合唱とピアノのための「箱舟時代」(鈴木輝昭作曲、2012年)

ラジオドラマ(NHK放送詩劇・ラジオ芸術劇場)[編集]

  • 宇宙船ユニヴェール号 (1960年)
  • 新世界 (1961年)
  • 運河 (1962年)
  • 墓碑銘 (1964年)
  • 夢の浮橋 (1965年)
  • 写楽はどこへ行った (1966年)
  • 化野 (1966年)
  • 麟太郎 (1967年)
  • 金色の夢 (1969年)
  • イグドラジルの樹 (1971年)

テレビドラマ ほか[編集]

  • 写楽はどこへ行った[12] (ラジオドラマ脚本をテレビ用に改作 1968年)
  • 大岡信講演CD「いのちのうた」(NHKサービスセンター 2000年)

脚注[編集]

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  1. ^ 日本経済新聞夕刊 2017年4月26日
  2. ^ マスコミ九条の会(よびかけ人はだれですか)
  3. ^ 大岡信さん死去、86歳 詩人「折々のうた」 - 毎日新聞、2017年4月5日 18時05分
  4. ^ 大岡信先生ご逝去につきまして - 大岡信ことば館、2017年4月6日配信、同年4月10日閲覧
  5. ^ 日外アソシエーツ現代人物情報
  6. ^ 朝日新聞人物データベース
  7. ^ 日外アソシエーツ現代人物情報
  8. ^ 読売人物データベース
  9. ^ 読売人物データベース
  10. ^ 朝日新聞人物データベース
  11. ^ 朝日新聞人物データベース
  12. ^ NHK劇場 写楽はどこへ行った - NHK名作選(動画・静止画) NHKアーカイブス

関連人物[編集]

親友[編集]

  • 谷川俊太郎 - 上記の通り、共著を数冊出している。
  • 日野啓三 - 読売新聞出身の作家。日野の葬儀では葬儀委員長を務めた。

「櫂」同人[編集]

「鰐」同人[編集]

歌仙・付合制作[編集]

「へるめす」同人[編集]

「例の会」メンバー[編集]

その他[編集]

外部リンク[編集]