内山敏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

内山 敏(うちやま つとむ、1909年6月9日[1] - 1982年?)は、日本の評論家翻訳家。本名・山内俊雄。

来歴[編集]

福島県生まれ。父の親友の息子が本多修郎[2]第二高等学校卒、1932年東京帝国大学哲学科卒業。早川書房で『悲劇喜劇』編集長[3]読売新聞勤務、外報部。国際政治について多くの翻訳をおこなった。遺産全額を読売光と愛の事業団に寄付、「山内基金」として盲学校などに寄付されている[4]

著書[編集]

  • 『反戦作家群像』同友社 1948
  • 『双頭の鷲は地に墜つ ロシア革命史話』蒼穹社 1948
  • 『アナトオル・フランス』日本評論社(新文化叢書) 1949
  • 『ロシヤ革命夜話』万里閣 1951
  • 『フランスの知識人と政治』門脇書店(新書ミール) 1955
  • 『歴史のつくられる日 ロシア革命物語』三一新書 1955
  • 『フランス現代史』岩波新書 1958

共編[編集]

  • 現代世界人名辞典 蝋山芳郎共編 合同出版社 1958 (合同新書)

翻訳[編集]

  • 獄中からの手紙 エルンスト・トルラア 芝書店 1936
  • モスクワ芸術座の回想 ニエミロヴイツチ・ダンチエンコ テアトロ社 1939
  • 支那の三人姉妹 コーネリヤ・スペンサー 改造社 1939
  • 愛國者 パール・バツク 改造社 1939.5
  • パデレフスキ自伝 ジャン・パデレフスキ 河出書房 1940
  • 人間と仮面 シャリアピン自伝 久保和彦共訳 報国社 1940
  • さかさま人生 フレデリック・カレンティー 高山書院 1940 (高山叢書)
  • 蚤の歌 シャリアピンの生涯 シャリアピン 久保和彦共訳 報国社 1941
  • 天使 パール・バック 改造社 1941
  • アメリカとロシアの心理分析 歴史心理学の一研究 ジョン・グールド・フレッチア 万里閣 1942
  • シバ神の四つの顔 アンコールの遺蹟を探る R.J.ケーシイ 南方出版社 1942
  • アナトオル・フランス伝 シャンクス 梁塵社 1943
  • 人間の成長のために 原子時代の世界観 オーヴァストリート 新人社 1950 (生活指針叢書)
  • 深夜の日記 ジャン・ゲーノ 三一書房 1951
  • ロシア 過去と現在 バーナード・ペアズ 1952 (岩波新書)
  • 秘史朝鮮戦争 I・F・ストーン英語版 新評論社 1952
  • 人生の見方・考え方 オーヴァストリート 創芸社 1953
  • アメリカ逆コース I・F・ストーン 新評論社 1953
  • 米・ソは話しあえる カール・マルザーニ 東京大学出版会 1953-1954
  • ラッセル短篇集 中央公論社 1954
  • 平和的共存 A.ロスシユタイン 岩波書店 1955 (時代の窓)
  • わが母マリー・キュリーの思い出 イレーヌ・キュリー 筑摩書房 1956
  • 長い歩み 中国の発見 シモーヌ・ボーヴォワール 大岡信共訳 紀伊国屋書店 1959
  • 古代アフリカの発見 バズル・デヴィッドソン 紀伊国屋書店 1960
  • ナチスの時代 ドイツ現代史 H.マウ、H.クラウスニック 1961 (岩波新書)
  • 60年代のソ連 未来を約束する東方の国 W.G.バーチェット 1962 (岩波新書)
  • ブラックマザー アフリカ/試練の時代 バズル・デヴィドソン 理論社 1963
  • 誰がケネディを殺したか トーマス・ブキャナン 文芸春秋新社 1964 (ポケット文春)
  • ドゴール裁判 アルフレッド・ファブル=リュス 文芸春秋新社 1964
  • アフリカ史案内 バズル・デヴィドソン 1964 (岩波新書)
  • 政治家の終り ジャン・バレー 竹内書店 1965
  • アンナ・ルイズ・ストロング自叙伝 東邦出版社 1966
  • ダラスの紅いバラ(ネリン・E.ガン 現代世界ノンフィクション全集 筑摩書房 1967
  • 世紀の大行進 ジョン・ガンサー 集英社 1967 「天皇・FDR・マッカーサー」集英社文庫
  • ドゴール アレクサンダー・ワース 紀伊国屋書店 1967 (二十世紀の大政治家)
  • 毛沢東の中国 K.S.カロル 読売新聞社 1967
  • ふたたび朝鮮で W.G.バーチェット 紀伊国屋書店 1968
  • 現代史の目撃者 デーヴィド・ブラウン、W.リチャード・ブルナー 読売新聞社 1968
  • ホー・チミン語録 民族解放のために ベルナール・B・ファル編 河出書房新社 1968 (ワールド・ブックス)
  • アンコールの廃墟 R.J.ケーシー 大陸書房 1968
  • 解放戦線はなぜ強い W.G.バーチェット 読売新聞社 1968
  • 都市の内幕 ジョン・ガンサー タイムライフインターナショナル 1969
  • プラハの春 パーベル・ティグリット 読売新聞社 1969
  • 21世紀の社会主義 ロジェ・ガローディ 読売新聞社 1970
  • ラスプーチン コーリン・ウイルソン 読売新聞社 1970
  • ロシア 希望と懸念 アレクザンダー・ワース 紀伊国屋書店 1970
  • 犠牲者たち ベトナム192高地虐殺事件 ダニエル・ラング 草思社 1970 改題「戦争の犠牲者たち」
  • 海運王オナシス イエステン 筑摩書房 1978.4

参考[編集]


[編集]

  1. ^ 『文藝年鑑』1965年
  2. ^ 本多「わが青春の唯物論体験」『社会科学の方法』1980年9月。
  3. ^ 宮田昇『図書館に通う』102p
  4. ^ 「読売「山内基金」 東京・葛飾盲学校へ」「読売新聞」1987年11月29日