侍戦隊シンケンジャー
クレジットなどで確認できないスーツアクターの役柄を記載する場合には、必ず信頼可能な情報源からの出典を示してください。出典の無い情報については、Wikipedia:独自研究は載せないに基づき一定期間ののち除去されるおそれがあります(プロジェクト:特撮/スーツアクターの役名記載についてでの議論に基づく) |
スーパー戦隊シリーズ | ||
第32作 | 炎神戦隊 ゴーオンジャー |
2008年2月 - 2009年2月 |
第33作 | 侍戦隊 シンケンジャー |
2009年2月 - 2010年2月 |
第34作 | 天装戦隊 ゴセイジャー |
2010年2月 - 2011年2月 |
侍戦隊シンケンジャー | |
---|---|
ジャンル | 特撮テレビドラマ |
原作 | 八手三郎 |
脚本 | 小林靖子 他 |
監督 | 中澤祥次郎 他 |
出演者 |
松坂桃李 相葉弘樹 高梨臨 鈴木勝吾 森田涼花 相馬圭祐 伊吹吾郎 唐橋充 他 |
オープニング |
「侍戦隊シンケンジャー」 歌:サイキックラバー (Project.R) |
エンディング |
「四六時夢中シンケンジャー」 歌:高取ヒデアキ (Project.R) |
製作 | |
プロデューサー |
佐々木基(テレビ朝日) 宇都宮孝明・大森敬仁(東映) 矢田晃一・深田明宏(東映AG) |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2009年2月15日 - 2010年2月7日 |
放送時間 | 日曜 7時30分 - 8時00分 |
放送分 | 30分 |
回数 | 全49 |
公式サイト(テレビ朝日) | |
特記事項: 「スーパー戦隊シリーズ」 第33作 |
『侍戦隊シンケンジャー』(さむらいせんたいシンケンジャー)は、2009年2月15日から翌2010年2月7日までテレビ朝日系列で毎週日曜7時30分 - 8時00分 (JST) に放送された東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。「スーパー戦隊シリーズ」第33作目にあたる。ハイビジョン制作。
キャッチコピーは「天下御免!!」[1]。
あらすじ
この世とあの世の狭間を流れる三途の川に棲む妖怪・外道衆。外道衆は遥かな昔から人間たちを襲い苦しめてきたが、300年前より外道衆と戦い続けてきた者たちがいた。
彼らの名は侍戦隊シンケンジャー。志葉家の当主とその家臣で構成された“侍”たちである。彼らはモヂカラと呼ばれる不思議な力を操りながら戦い、先代当主の時代には、外道衆の大将・血祭ドウコクの封印に成功した。
時は流れ2009年。志葉家の現当主を務める志葉丈瑠は、当初はシンケンレッドとして一人で外道衆と戦っていたが、外道衆の本格的な攻勢が始まることを察知した後見役の日下部彦馬は、いずれ一人での戦いに限界が来ることを危惧し、家臣の子孫である4人の若者を招集した。
概要
本作品のモチーフは、戦隊シリーズとしては初となる「侍」である[2]。本作品の戦隊メンバーはレッドが「殿」(もしくは、「姫」)、他の4名がそれに対する「家臣」という設定になっており、メンバーの中に明確な上下関係が存在する。この「上下関係」と「武士道」が本作のストーリーと人間関係を構成する基本軸となる[3]。
侍がモチーフであることから、和の意匠がふんだんに取り入れられた「和風の戦隊」となっている。基本装備は刀、変身アイテムは携帯電話が変形した筆であり、その筆で書かれた漢字に宿る力「モヂカラ」(言霊をモチーフとしている)で変身や技の使用を行う。戦隊スーツは着物、変身バンクは袴姿、そしてマスクは漢字をあしらった大胆なデザインと、和風色の強い造形となっており[4]、アクションはチャンバラが主体の時代劇風の味付けが施されていた[5]。「折神」と呼ばれるロボは、折り紙をモチーフとした式神であり、メインの5体はエンブレム型・動物型・巨大ロボへの合体と3形態の変形を行う[6]。また、合体ロボも和風を意識し、追加パーツの合体は鎧兜を装着するイメージで開発されている[7]。
プロデューサーの宇都宮孝明が意図した本作の世界観の基礎は、「真面目に馬鹿なことをやろうとする」である[3]。レッドの性格設定もそれに合わせて「冷静沈着で、クールな青年」となっており、世界観に合わせて名乗りも動きを抑えた近年にない静かな型となっている。なお、冷静沈着なリーダータイプのレッドは『轟轟戦隊ボウケンジャー』以来3作品ぶり[3]。また、作品中に2人以上のレッドが登場したのは『太陽戦隊サンバルカン』『未来戦隊タイムレンジャー』以来3度目である。雅貴・烈堂を併せると計4人のレッドが本編中に登場しており、これは史上最多である[注 1]。また、戦隊名が三文字なのは、大戦隊、光戦隊以来3度目[注 2]だが、戦隊を除く一文字の音が4音なのは今作が初。
なお、『恐竜戦隊ジュウレンジャー』以降、この「スーパー戦隊シリーズ」はアメリカ合衆国で『パワーレンジャーシリーズ』としてリメイクされて続けていたが、前作『炎神戦隊ゴーオンジャー』に当たる『パワーレンジャー・RPM』をもって一旦シリーズは休止し、次回作としては上記のジュウレンジャーのリメイク版の『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』のリマスター版が放送された。2010年5月に、ハイム・サバンとバンダイアメリカはディズニーからパワーレンジャーの権利を買い戻したと発表し[8]、2011年2月から『パワーレンジャー・サムライ』として放送されている[9]。
特徴
本作品の大きなトピックの1つとして、戦隊シリーズの伝統となっていた「フィルム撮影」「オールアフレコ」という2つの撮影方式が廃止されたことが挙げられる[10]。シリーズで長年使われた16mmフィルムカメラに代わり、最新のデジタルシネマカメラ「レッド・ワン」を本作品で初めて採用。これによりフィルム時代の撮影機材やノウハウをそのまま流用しながら、ビデオ撮影に転換することに成功する(これにより事実上、フィルム撮影を主とするレギュラーテレビ番組は、フジテレビ系の『サザエさん』のみとなった)。また、従来の戦隊シリーズでは、撮影の際に一切音声を録音せず、全ての音声をアフレコで収録していたが、本作品では役者が顔出しで演じる場面のみ、現在の一般的なドラマと同じ撮影同時録音方式となる。
アクションは時代劇を意識したチャンバラであり、これは本作の最大のコンセプトの1つとされる。そのため従来のシリーズと異なり、殺陣も斬られたら死ぬというリアリティを意識し、「攻撃は受けるか、かわす」を基本として組み立てられる[3]。また、従来のスーパー戦隊シリーズの多くは、巨大化してロボットと戦う敵はゲスト怪人だけだが[注 3]、本作品はゲスト怪人だけでなく巨大な戦闘員が登場する場合もあり、斬られ役となる戦闘員多数を相手にシンケンジャーが操る侍巨人が立ち回りをする時代劇のクライマックスシーンと同様の展開も見られる。戦隊の本拠地となる志葉家の屋敷の撮影には、国の重要文化財である和風建築「旧堀田邸」が使用され[11]、一風変わった印象を与える赤い壁の室内(奥座敷)のセットは、「アメリカ人が考えた日本」をイメージして作成されている[12]。
『救急戦隊ゴーゴーファイブ』以降は、アパレル商品を展開するため、戦隊メンバーは揃いの制服やジャケットを着ることが慣例になっていたが、本作品ではその慣例を排し久々にメンバーが常時私服を着用する[13]。他方、私服の中にシンケンジャーに関係するデザインがワンポイントとして入るなど、より「普段着」に近い形でアパレル商品の展開は継続される[14]。
演出
近年の戦隊では半ば慣例化していたエンディングでのダンスやラストに挿入されるミニコーナーも廃され、次回予告と提供のエンドクレジットがエンディング映像に組み込まれる方式に変更された。具体的には、エンディングテーマをBGMに次回予告とエンドクレジットが流れ、最後に制作会社のクレジットが表示されてエンディング終了、という構成である[注 4](一部遅れネット局では、次回予告とエンドクレジットでBGM差し替え)。今作のみ、オープニング演出を手掛けた中澤祥次郎の意向により、オープニング内でこれまで一定の時間を割いていた戦隊メンバー個々の各戦士ごとの個別紹介映像とともに各戦士のキャスト紹介のテロップが画面に現れるというキャスト紹介がなくなっている。
『仮面ライダーディケイド』との共演
『仮面ライダーディケイド』とのコラボレーション企画として同番組への出演もしている。現役の「戦隊」と「ライダー」のテレビ版本編における競演[注 5]。これはスーパー戦隊シリーズおよび仮面ライダーシリーズの国内放送においては両シリーズともに初の出来事となる[15][注 6]。
第20幕と第21幕では本編の最後に「CMのあと、おどろきのてんかい!?」というテロップが表示され第20幕では翌週、第21幕では直後に放送される『仮面ライダーディケイド』にリンクするCパートがEDの前に挿入されている。このCパートの終了シーンは『ディケイド』の本編終了時と同じディケイドライバーのバックルが閉じる描写であり、その後にED(この時は「四六時夢中 シンケンジャー 〜銀幕版〜」)が流れる構成となっていた。
ストーリー上は第20幕「海老折神大変化」エピローグより『ディケイド』第24話「見参侍戦隊」→『侍戦隊シンケンジャー』第21幕「親子熊」→『ディケイド』第25話「外道ライダー、参る!」の順になる。富山県と高知県においては『ディケイド』が放送されていなかったため、予備知識がないと意味の分からないものになってしまった。また、第20幕のシーンは一部アングルが違うが『ディケイド』第24話のアバンとしても使われている。DVDでもTV放映版をほぼ完全収録している。
評価
平均視聴率は5.92%と前作のゴーオンジャーの5.06%を若干上回り、最高視聴率も前作の6%から7%まで回復した。しかし、玩具の売り上げは前作120億円を下回る105億円という結果になっている。
2010年2月7日開催された「日本オタク大賞2009 ガールズサイド」では、大賞を受賞した。
登場人物
シンケンジャーの装備・戦力
共通装備(ゴールドを除く)
スーパー戦隊では銃と剣が全員の共通装備である場合が多いが、本作では侍戦隊ということで共通装備としての銃は持っていない。
- ショドウフォン
- シンケンジャーが持つ変身アイテム。通信などに使用する「携帯モード」と、文字を書くことでモヂカラを発動させる「筆モード」の2形態に変形できる。「一筆奏上(いっぴつそうじょう)!」という掛け声とともに、「筆モード」で受け継いだモヂカラを宙に書き、それを身に纏うことにより変身する。普通の筆として使用できるが、変身の際のように、空中に書くことも可能。だが、書きかけでしばらく経つと空中に書いた文字は消滅する。「携帯モード」では、一般の携帯電話と同様の機能(写メール、ワンセグ、アプリケーションゲームなど)が使える。変身後は、右腰のホルダーに収納されている。
- 300年前のものは本体が木製[注 7]であるなど、現代のものとはデザインが少し異なり、日下部彦馬は木製で筆先が朱色のショドウフォンを使う。
- シンケンマル
- シンケンジャー全員が左腰に帯びている鞘のない刀。秘伝ディスクの力によりモヂカラで強化して使用できる他、折神の操縦桿にもなる。5人全員が技ディスクを使うことにより、連続攻撃をする「螺旋の太刀」や同時に攻撃する「五重の太刀」といった技を使用できる。また、また、4人以下、あるいはゴールドとの合体技も発動できる。「刀」の文字や召喚の意思により、変身前でも出現・使用が可能。
- 鍔の部分はプラキシノスコープになっており、秘伝ディスクを回転させることにより、ディスクに描かれた模様がアニメーションとなる。『銀幕版』では初代秘伝ディスクにのこされたメッセージを虚空に再生している。
- 外道衆との戦いで何回か刃を折られたこともある。
- 鍔にスーパーディスクをセットし、刀部分にインロウマルをセットすることで「スーパーシンケンマル」へとパワーアップする。この状態ではインロウマルにディスクをセットすることで技が発動する。
- 『海賊戦隊ゴーカイジャー』第11話にゲスト出演した薫はシンケンジャーの力を失っていたが、生身でこの刀を用いてマーベラスやジョー、ザンギャックに戦いを挑んだ。
- インロウマル
- 印籠型のパワーアップツール。歴代のシンケンジャーが全ての折神の力をひとつに集めるために制作していたもので、天幻寺に保管されていた。源太の技術と「真」のモヂカラ、そして全ての折神の力を結集することにより完成する。秘伝ディスクを解析することもでき、セットしたディスクの種類を音声で知らせてくれる。武器の仕様上、ゴールド以外の6人が使用可能であり、使用者は後述のスーパーシンケンジャーになる。劇中ではゴールドを除く全てのシンケンジャーが使用した。特製DVDではナナシも使用し、スーパーナナシとなった。
- スーパーシンケンジャー
- インロウマルを用いて全ての折神の力を纏った強化形態。源太曰く「真の侍」。この時使用者は襟に金の縁取りが成された白い陣羽織をまとう。劇中での呼び方は「スーパーシンケン○○(各自の色が入る)」。飛躍的に戦闘能力が増し、単独でアヤカシを圧倒することもできる。「真・火炎の舞」「真・猿回し」のように各自の技の頭に「真」が付いた強化技を使用できる。インロウマルは1個しかないために、スーパーモードになれるのは使用者のみ[注 8]である。基本的にレッドが、レッドが戦闘に参加できない場合はブルーがスーパー化するため他の3人がスーパー化した回数は非常に少なく、『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』を含めるとピンクとイエローはそれぞれ3回、グリーンは2回しかスーパー化していない。ゴールドはこの時のみスーパー化している。
- キョウリュウマル
- シンケンマル・サカナマルが恐竜ディスクによって変化した生ける刀。詳細は侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦を参照。
- ハイパーシンケンジャー
- キョウリュウマルを用いて恐竜ディスクの力をまとったもう一つの強化形態。使用者は襟に金の縁取りが成された赤い陣羽織(スーパーシンケンジャーの色違い、背中に「真」などの文字はなし)を纏う。呼び名は「ハイパーシンケン○○」。キョウリュウマルは使えるが、インロウマルのような独自の強化必殺技はない。必殺技は刀身が伸びたキョウリュウマルで切断するもしくはキョウリュウマル自身が敵を貫くキョウリュウマル・天地一閃。ゴールドの場合の名称はキョウリュウマル・黄金一閃。
- おもにクサレ外道衆との戦いに使用され、本編ではレッドとグリーンが実際に使用。また、特製DVDではゴールド、『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』ではゴーオンレッドも使用している。スーパーシンケンジャーとは完全に別で、併用が可能。
- スキマセンサー
- 志葉当家に設置してある「受」のモヂカラが宿った鈴とおみくじでできているセンサー。
- 外道衆が隙間から現れると外に仕掛けられた「諜」の端末から電波を受けて本家の物が激しく鳴り、出てきたおみくじ棒の番号から居場所を地図で特定してシンケンジャーがそこへ向かう。外道衆がシンケンジャーをおびき寄せる目的で意図的に反応させたことや、隙間から逃げる外道衆に手近の端末を投げつけ付着させることで発信機代わりに使ったこともある。
モヂカラ
300年以上前、角笛の山で発見された文字を具現化させる力。シンケンジャーの力の源である。
モヂカラの研究をする中で、牛折神が偶然にも作られたが、その力から封印される。その後、外道衆に対抗するためモヂカラを使いこなす志葉家、その家臣となる池波家、白石家、谷家、花織家が組織を作った。それが「侍戦隊シンケンジャー」である。また榊原家のように侍の一族でなくてもモヂカラを使いこなす家はある。
モヂカラは、ショドウフォンで字を書く(榊原家は普通の筆に似たもの)ことで発動するが、漢字の書き順を間違えたり書く者の気持ちが弱いと効果が発揮できないが、文字を組み合わせることによってパワーアップさせることもできる[注 9]。メンバーはそれぞれ自分の受け継いだモヂカラに関連する属性の文字を得意とする[注 10]。また短期間での連続の使用、高度な文字の使用(「夢」のモヂカラで眠っている相手の夢に第三者を送り込むなど)は体力を消耗する。また、そのモヂカラが込められた秘伝ディスクを用いることでも発動できる。
モヂカラを戦力、具現化する以外に発展的に使用したものはたくさんおり、特に源太が用いるものは「電子モヂカラ」と呼ばれ、彼が独自に開発したもの。効果は普通のモヂカラとほぼ同じだが、具現化したものは機械のような能力を得る。が、電子モヂカラも自身の体力を使用するため、インロウマル制作の際は源太もかなりの体力を使った。『海賊戦隊ゴーカイジャー』では、レジェンド大戦の影響によってシンケンジャーは変身能力と一緒にその力を失ってしまっていた。
以下、作中で使われたモヂカラを記載する。ただし、変身に使用する文字は省略する。
発動文字 | 効果 | |
---|---|---|
馬 | 「白馬」を召喚する。 | |
大 | 初期折神の上に書くことで、「折神大変化」を発動させる。インロウマル完成後はあまり用いられていない。またダイゴヨウの巨大化、モウギュウバズーカの巨大化などにも使われる。 | |
沫 | 「沫」を具現化する。ただし使用者にかえってくるので注意が必要。 | |
石 | 「石」を具現化する。第二幕では大きめの石に変化し、そのまま地面に落ちたが、第六幕では小さめの複数の石に変わり、ズボシメシの口をふさいだ。 | |
風 | 「風」を具現化する。作中ではそよ風が吹いた。 | |
草 | 作中では千明の書き順間違いで発動しなかったためどのようなものかは不明。 | |
合 | 「侍合体」のモヂカラを発動させ、折神をシンケンオー、ダイテンクウ、サムライハオー(『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー』のみ)に合体させる。侍合体ディスク登場後は、ほとんど登場していない。 | |
斬 | シンケンオーの必殺技「ダイシンケン・侍斬り」を発動させる。詳しくは#秘伝ディスクの項を参照。 | |
葉 | 「葉」を具現化する。作中では多くの木の葉に変化した。 | |
思 | 対象人物の「思い出」を一時的に具現化する。 | |
竿 | 「竿」状の物体を具現化する。作中では舵木折神を釣り上げるために釣り竿を具現化させた。 | |
捕 | 「捕獲」のモヂカラを発動させる。詳しくは#秘伝ディスクの項を参照。 | |
旨 | 「旨味」のモヂカラを発動させる。舵木折神を釣り上げるため、木札に込め、餌の代わりに使用した。 | |
影 | 自身の「影武者」を具現化する。作中では茉子以外の4人の変身後の姿が具現化された。 | |
反 | 相手の攻撃を「跳ね返す」。そのほか、ヒトミダマの呪縛から対象物を解放させる効果を持つ。虎折神の解放にも使われた。詳しくは#秘伝ディスクの項を参照。モヂカラとしては相当のパワーがあるようで対象人物が死ぬ可能性もある。 | |
紙 | 折紙ほどの大きさの、「和紙」を具現化する。 | |
超 | 「超侍合体」のモヂカラを発動させ、折神をテンクウシンケンオーを合体させる。発動にはゴールド以外の5人がそろっている必要がある。「合」の文字同様、超侍合体ディスク登場後はほとんど登場していない。 | |
嵐 | 風が土煙を巻き上げる「嵐」を具現化する。ピンク、イエローがそれぞれ「山」、「風」の文字を合体させることで発動する。 | |
岩 | 「岩石」を具現化する。前述の「石」のモヂカラの強化版。効果はほぼ同じだが、1つの「岩」にした場合は「石」より大型になる。また「枝」と組み合わせることで、壁を作ることができる。 | |
枝 | 「木枝」を具現化する。また「岩」と組み合わせることで、壁を作ることができる。 | |
波 | 「波浪」を具現化する。前述の「沫」のモヂカラの強化版で、「沫」より大きなものを発動できる。 | |
守 | 対象物を「守護」する。志葉家の屋敷に結界状に張られており、これによって志葉家の隙間から外道衆が入ってくることはできない。 | |
刀 | 「シンケンマル」を具現化する。自身の意思でも召喚できるため、使用されたケースはごく一部。 | |
煙 | 「濃煙」を具現化する。目くらましや逃亡に使用する。 | |
海老 | 「海老折神」を具現化する。ただ、具現化するのは折神の器自体で、完成には後述の「活」のモヂカラが必要。 | |
活 | 対象物に「活動」エネルギーを与え、巨大化させる。作中では海老折神を完成させるために源太が一人で海老折神にこのモヂカラを与えていたが、ウサカタネの力の前に完成が急がれ、ことはを除く5人の力で海老折神に与えられた。 | |
変 | 「侍変形」のモヂカラを発動し、海老折神をダイカイオーに変形させる。 | |
竹 | 長い「竹竿」を具現化する。竿先から密室への突入に使われる。 | |
真 | 「真の侍(スーパーシンケンジャー)」を発動するためのインロウマルの制作に使われる。 | |
滅 | 敵を「滅する」ためのターゲットをロックし、ダイカイシンケンオーの必殺技「折神大開砲」を発動させる。 | |
夢 | 対象人物の夢の中に侵入するための入り口を作る。高度な文字であるため、使用者には大きなモヂカラが要求される。 | |
侍 | 対象物に「侍」の力を込める。寿司恐怖症で変身できなくなった源太が、ダイゴヨウ制作のために使用した。 | |
穴 | 地面に書くことで「抜け穴」を具現化する。また2つの穴を作るとそれらは地下でつながる。 | |
開 | 対象物を封印から「開放」する。作中では牛折神の封印を解く際、祠の「开」と榊原ヒロの「門」のモヂカラを組み合わせ、発動した。 | |
王 | 牛折神を制御するためのモヂカラ。榊原家に代々伝わり、これを祠に打ち込むことによって、牛折紙を操れる。牛ディスクにも込められており、牛折神をモウギュウダイオーに侍変形させる。 | |
砕 | 対象物を「玉砕」する。ディスク(詳しくは#秘伝ディスクの項を参照)に込められ、榊原藤次が所持していたが、実際使われなかったので具体的な効果は不明。 | |
壁 | レンガの「壁」を具現化する。 | |
封印の文字[注 11] | 血祭ドウコクを「封印」できる最強のモヂカラ。本来ならば使用後、ドウコクはバラバラに爆散する。人間には通用しないため、はぐれ外道の薄皮太夫を取り込んだドウコクに使用した際は吹き飛ばす程度で封印はできなかった。『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー』においてはスーパーシンケンジャーとなった5人が1部首づつに分けてやっと書けたものであり書ききるには術者にも相当の負担がかかる模様。薫は本編中で1人で書き切っていたが負担が大きくかなりの時間をかけており、その際は他の5人が時間を稼いでいた。 | |
火人火 | 志葉家の「火」のモヂカラでそれはとても破壊的。ディスク(#秘伝ディスクの項を参照)に込めた場合、1度使用しただけで破壊してしまう。 | |
双 | 対象となった烈火大斬刀を「双刃」にする。丹波が得意とするモヂカラで、彼がこのモヂカラを込めたディスク(詳しくは#秘伝ディスクの項を参照)を丈瑠に渡した。 | |
縛 | 対象物を「金縛り」にする。一部首ずつに分けレッド以外の5人が使用した。 | |
防 | 『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー』で登場。「守」のモヂカラに似ているが、こちらは直接の攻撃を防ぐ。 | |
車 | 『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー』で登場。「自動車」を具現化する。作中では赤のオープンスポーツカーが具現化された。 | |
蔦 | 『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー』で登場。長い「蔦」を具現化する。 | |
護 | 『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー』で登場。敵の攻撃から対象者を護る。一部首ずつに分け4人が使用。 |
秘伝ディスク
秘伝の技により特殊な力が折り込まれたディスク型のアイテム。おもにシンケンマルにセットし回転させることにより能力を発揮する。使用時以外はシンケンジャーのベルトのバックルに収納される。志葉家には多くの秘伝ディスクが受け継がれていたが、そのほとんどが散逸し行方不明になっていた。
- 共通ディスク
- 全員が持つ黒いディスク。普段はシンケンマルにセットして鍔として機能し、シンケンマルを専用武器に変化させることもできる。
- 技ディスク
- 折神の力やモヂカラのエネルギーが折り込まれたディスク。それぞれ色やデザインと発動させる能力が異なる。各々のモヂカラで武器を強化することができ、折神の力が折り込まれたものは下記の技の使用時以外、後述の専用武器にセットして使用する。
- 獅子ディスク:レッド専用。獅子折神の「火」の力が折り込まれている。「火炎の舞」という技を発動させることができる。
- 龍ディスク:ブルー専用。龍折神の「水」の力が折り込まれている。「水流の舞」という攻撃技や、「水の幕」という視界遮断および緊急脱出用の技を発動させることができる。
- 亀ディスク:ピンク専用。亀折神の「天」の力が折り込まれている。「天空の舞」という技を発動させることができる。
- 熊ディスク:グリーン専用。熊折神の「木」の力が折り込まれている。「木枯らしの舞」や「木の字斬り」といった技を発動させることができる。
- 猿ディスク:イエロー専用。猿折神の「土」の力が折り込まれている。「土煙りの舞」や「土の字斬り」「猿回し」といった技を発動させることができる。
- 雷撃ディスク:「雷」の力が折り込まれている。「雷電の舞」という技を発動させることができる。レッドが所持しているが、誰でも使用できる。
- 寿司ディスク:ゴールド専用。「光」の力が折り込まれている。「百枚下ろし」や「千枚下ろし」という技を発動させるために使用。
- シールドディスク(盾ディスク)
- 折神や侍巨人の操縦に使用される。ダイシンケンに「斬」のモヂカラを込めることもできる。
- 折神が収納されたディスク
- 使いこなすには他のディスクを使用する際の2倍以上のモヂカラを必要とする。収納された折神を呼び出して操縦することや、その折神をシンケンオーに侍武装させて操縦すること、烈火大斬刀を大筒モードに変形させることなどに使用される。
- 兜ディスク:兜折神が収納されている。折神が収納されたディスクのうち、唯一現在の志葉家に残され受け継がれてきた。当初は丈瑠が所持しており、一時は茉子に渡されるが、紆余曲折を経て千明が所持することになる。
- 舵木ディスク:舵木折神が収納されている。舵木折神を釣り上げた流ノ介が所持する。ウォーターアローにセットしてヤミオロロの毒を浄化する雨を降らせることもできる。
- 虎ディスク:虎折神が収納されている。虎折神の呪縛を解き放った丈瑠が所持する。
- 烏賊ディスク:烏賊折神が収納されていたが、現在は収納されておらず後述のように烏賊折神は小さくなってゴールド寿司の屋台の水槽の中にいる。幼少の頃、丈瑠が約束と友情の証として源太に授けたもので、烏賊折神を召喚する際に使用される。
- 恐竜ディスク:恐竜折神の力が折り込まれたディスク。「夏の陣」(『銀幕版』)で入手したものであり、その後もシンケンジャーが所持している。
- 牛ディスク[注 12]:牛折神の力を制御するためのディスク。「王」のモヂカラが折り込まれており、牛折神をモウギュウダイオーに変形させることもできる。
- スーパーディスク
- シンケンジャーをスーパーシンケンジャーにパワーアップさせるためのディスク。スーパーシンケンマルの鍔として機能する。
- 侍合体ディスク
- 「合」のモヂカラが込められたディスク。「折神大変化」による折神の巨大化などの手順を踏まずに、シンケンオーへの合体を可能にする。
- 超侍合体ディスク
- 「超」のモヂカラが込められたディスク。折神の収納された秘伝ディスクがない場合でも、その折神を呼び出すことが可能で、テンクウシンケンオーへの合体に用いられる。
- 真侍合体ディスク
- 真侍合体をさせるためのディスク。ダイカイシンケンオーの操縦にも用いられる。折神の収納された秘伝ディスクがない場合でも、その折神を呼び出すことが可能。
- 全侍合体ディスク
- 「全」のモヂカラが込められており全侍合体を行うことができる[注 13]。牛ディスクとともに牛折神の車輪を構成しており、双方のディスクに込められたモヂカラおよび見た目が良く似ている(王という字と全という字)。
- 最終奥義ディスク
- スーパーモウギュウバズーカにセットして使用するディスク。「外道覆滅」などの技を使用可能にする。
- 白ディスク
- 白地の何も記されていないディスクで、逆文字を書き込むことによりシンケンマルでの再生が可能となる。再生すると書き込まれたモヂカラが増幅されて発動する。
- 捕ディスク:野生化した舵木折神を釣り上げるために「捕」のモヂカラを込めたディスクを釣竿のリールに取り付けて流ノ介が使用した。捕獲に成功した後は舵木折神を宿らせて舵木ディスクとなった。
- 反ディスク:ヒトミダマに操られた流ノ介を解放するために丈瑠が使った「反」のモヂカラを込めたディスク。虎折神にも使用して呪縛を解き、虎ディスクになった。
- 活ディスク:「活」のモヂカラを込めたディスク。海老折神にモヂカラを与えるために使った。ことはと源太以外の4人が使用。
- 王ディスク:牛折神の力を制御するために作られたディスク。「王」のモヂカラがこめられており、榊原ヒロ自身が作ったものとヒロにモヂカラに合わせて彼の父が作ったものの2種類がある。ヒロが作ったものは牛折神の制御に失敗、ヒロの父親が作ったものは牛折神の制御に成功し、牛ディスクとなった。
- 砕ディスク:「砕」のモヂカラを込めたディスク。榊原藤次が暴走した牛折神を破壊するために用意したものだが使用されることはなかった。
- 双ディスク:最終幕で丈瑠に託された丹波の得意とする「双」のモヂカラをこめたディスク。同じものをもう1つ作り上げる力を持ち、烈火大斬刀をもう一振り出現させた。
- 2011年放送の『海賊戦隊ゴーカイジャー』第12話にも登場。薫と丹波からジョー(ゴーカイブルー)に託され、シンケンブルーに豪快チェンジしたゴーカイブルーが使用し、シンケンマルをもう一振り出現させた。
- 志葉家のモヂカラ(火人火[注 14])ディスク
- 赤いディスクに志葉家の家紋が記されており、その上に文字が書かれたディスク。第48幕・最終幕で薫が渾身の力で作成した。そのモヂカラは破壊的であり、威力にディスクが耐えられないため、使用できるのは一度きりである。
- 2枚作成され、1枚目は丈瑠が使用しダメージを与えたものの、ドウコクを倒しきれずディスクが全壊。
- 2枚目は流ノ介が使用し、ドウコクの一の目に止めを刺した。
- なお、『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー』ではこのディスクと同様の方法で作られたゴセイカードが存在する。
専用武器
- 烈火大斬刀(れっか だいざんとう)
- シンケンマルが変化したレッド専用の巨大な刀。烈火の刃で敵を斬る「百火繚乱(百花繚乱)」という技を使用できる(劇中で技名を呼んだことはない[注 15])。大筒モード時は5枚の技ディスク[注 16]をセットすることにより、変形時に使用したディスクに収納された折神を模したエネルギー弾を打ち出す必殺技(兜ディスクは「兜・五輪弾」、舵木ディスクは「舵木・五輪弾」、虎ディスクは「虎・五輪弾」、烏賊ディスクは「烏賊・五輪弾」、海老ディスクは「海老・六輪弾[注 17]」)を使用することができる。基本的にレッド一人(まれにその回の中心となったメンバーと2人)で撃つという、この手の武器では珍しい撃ち方になっている[注 18]。ちなみにブルーがゲストキャラのリチャード・ブラウン(演:ジョン・カミナリ)と2人で使用したことやゴールドが中心でレッド以外の5人で使用したこともある。また、『仮面ライダーディケイド』にゲスト出演した際には、仮面ライダーディケイドも使用した。ただし、ディケイドは大筒モードではなく、刀として使用している。
- レッド専用武器が単体で必殺バズーカを兼ねるという、シリーズでも珍しいタイプの武器である。
- 常人では振り回すのが困難なほどの大きさであり[16]、その大きさから敵の飛び道具に対する盾として使用することもしばしばである。
- 最終幕では、双ディスクの力による二刀流を披露した。
- ウォーターアロー
- シンケンマルが変化したブルー専用の弓。水の矢を連射する「明鏡止水(めいきょうしすい)」という技を使用できる。
- ヘブンファン
- シンケンマルが変化したピンク専用の扇。無数の風の刃で敵を切り裂く「迫力満天(はくりょくまんてん)」という技を使用できる。
- ウッドスピア
- シンケンマルが変化したグリーン専用の長槍。モヂカラを込めることで柄の長さを変えることができる。「木の葉隠し」や木の葉を纏って槍を回転させながら敵を薙ぎ払う「大木晩成(たいきばんせい)」という技を使用できる。
- ランドスライサー
- シンケンマルが変化したイエロー専用の大型手裏剣。土煙を帯びたスライサーを投げて敵を吹き飛ばす「奮闘土力(ふんとうどりょく)」という技を使用できる。
- モウギュウバズーカ
- 第38幕から登場した牛折神の力を秘めたバズーカ砲。榊原家によって作られたもので、主にスーパーシンケンレッドが使用する(第四十一幕ではスーパーシンケンイエローが使用した)。使用時には最終奥義ディスクをセットしその威力を高めている。またスーパーシンケンマルをセットし、最終奥義ディスクをインロウマルにセットすることで「スーパーモウギュウバズーカ」へとパワーアップし、「外道覆滅(げどうふくめつ)」という必殺技を放つことが可能。さらに「大」のモヂカラを込めることで巨大化し、モウギュウダイオーの武器となる。
シンケンゴールド専用装備
- スシチェンジャー
- 源太がモヂカラの研究の末に独力で生み出した、折りたたみ式携帯電話型の変身ツール。寿司のシャリを模していて、待受画面にも「寿司」の文字が書かれている。表示画面の裏側にディスクをはめ込むためのブロックがある。電子メールを打つ要領で電子モヂカラを発動させる。他のシンケンジャーがショドウフォンで文字を書いて変身するのに対し、シンケンゴールドはこれに「光」ボタンを押してから寿司ディスクを寿司を握る要領でセットして「一貫献上(いっかんけんじょう)!」の掛け声とともに前後に動かして変身する[注 19]。「999」+「通話」ボタンを押して烏賊ディスクをセットすることで烏賊折神の、「000」+「通話」ボタンを押して海老ディスクをセットすることで海老折神の召喚にも使われる。ショドウフォン同様、通話やメールの通信機能やGPS機能、録音・録画機能なども装備しており、着信音やボタン確認音には三味線の音色が使われている。モヂカラのプログラミングツールとしての機能もあり、海老折神・ダイゴヨウ・インロウマルの作成にも用いられた。
- 通常、源太は左手で扱う。変身後は、ショドウフォン同様右腰のホルダーに収納されている。
- 寿司ディスク
- シンケンゴールドが変身時に使用するディスク。曲線部分を折りたたんで寿司ネタのようにしてスシチェンジャーにセットする。サカナマルの鍔としても機能する。
- サカナマル
- シンケンゴールドの専用剣で秋刀魚[注 20]のような鞘と柄、反りがなくやや短めの刀身を持ち、腰の後ろ側に水平に携帯する。ゴールドはこれを居合術や逆手持ちでの攻撃に使用する。鞘は頑丈に造られていて、防御や打撃武器として使用できる。また、寿司ディスクをセットして連続斬撃で敵を切り刻む「百枚おろし」という必殺技を繰り出す。シンケンマル同様、折神や侍巨人の操縦桿にもなる。
- 海老ディスク
- 海老折神およびダイカイオーを操るためのディスク。これまで登場した秘伝ディスクと異なり、海老の描かれた海老折神面とダイカイオーの顔が描かれたダイカイオー面のリバーシブルになっている。
- ダイゴヨウ
- 詳しくは侍巨人の項目を参照。
- 助太刀ディスク・攻撃ディスク
- ともにダイゴヨウの攻撃用のディスクで、それぞれ「光」と「回転」の属性を持っている。
折神(おりがみ)
本来ならば池波家以下侍4家がそれぞれ各一体ずつ、志葉家が残る折神を所有していたが、長い戦いの間に行方不明・譲渡などを繰り返し、主軸折神の他には1体しか残っていなかった。
いつどこでどのように誕生したのか明らかにされていないが、第十九幕で源太が折神を「文字のプログラムみたいなもの」と解釈していることから、数多い文字の組み合わせを具現化することで生成されると思われ、過去に解析に成功した者が何人かいることが明言されている。
操縦席は折神を象徴する文字の掛軸(後述の侍巨人ではシンボルマーク)が左右に貼られた金の屏風を背後に置き、兜を模した台座が各配色で前方に設置されている。操縦は台座にシンケンマルを刺し込んで起動し、必殺技或いは離脱時に抜く。
ほとんどは人間の言葉を話すことが不可能(もしくは人前で発言していない)だが、各自明確な意思を持つ。
- 主軸折神
- 初期メンバー5人がそれぞれ襲名とともに所持。
- 普段は小さなエンブレムの形で携帯され、「大」のモヂカラを注ぎ込むことにより「折神大変化」して巨大な動物の姿に変わる。また、巨大時でも任意に姿を切り替えることにより、臨機応変に攻撃・回避を行う。
- なおこの形態でも手乗りサイズの動物形態に変形が可能で、探査・追跡・牽制として使用可能。基本的に常日頃仕舞われているわけではなく、劇中では折神同士縁側などで戯れたりする姿が見られる。
- 獅子折神(しし おりがみ) / 火のエンブレム
-
- 全長:26.5m
- 全幅:19.3m
- 全高:20.1m
- 重量:800t
- 最高速度:500km/h
- 出力:600万馬力(データは全て大変化後のアニマルモード)
- レッドが所有するライオン型の折神。エンブレム状態の形状は将棋の駒の形に近い五角形。猛スピードと口から吐く炎で戦う。必殺技は秘伝ディスクを使用し、炎を纏い突撃する「五角大火炎」。シンケンオーの頭と体を構成する。
- 龍折神(りゅう おりがみ) / 水のエンブレム
-
- 全長:52.3m
- 全幅:8.5m
- 全高:19.3m
- 重量:420t
- 最高速度:600km/h
- 出力:300万馬力(データは全て大変化後のアニマルモード)
- ブルーが所有する龍型の折神。エンブレム状態の形状は正六角形。空を飛び水のように自由自在に長さを変える。口から水流を吐く「龍瀑布(りゅうばくふ)」という技を使用可能。シンケンオーの兜が収容されており、本体はシンケンオー、またはシンケンダイゴヨウの左足を構成する。
- 亀折神(かめ おりがみ) / 天のエンブレム
-
- 全長:14.6m
- 全幅:17.2m
- 全高:7m
- 重量:130t
- 最高速度:200km/h
- 出力:100万馬力(データは大変化後のアニマルモード)
- ピンクが所有するウミガメ型の折神。エンブレム状態の形状は円形。カッターのようなひれで攻撃するほか、高速回転することで台風や竜巻を発生させる。シンケンオー、またはシンケンダイゴヨウの右腕を構成する。
- 熊折神(くま おりがみ) / 木のエンブレム
-
- 全長:27.5m
- 全幅:11.6m
- 全高:19.1m
- 重量:420t
- 最高速度:400km/h
- 出力:300万馬力(データは全て大変化後のアニマルモード)
- グリーンが所有するクマ型の折神。エンブレム状態の形状は正方形。大木のような頑丈さで打たれ強く、突進攻撃が得意。シンケンオー、またはシンケンダイゴヨウの右足を構成する。
- 猿折神(さる おりがみ) / 土のエンブレム
-
- 全長:12.5m
- 全幅:18m
- 全高:15.7m
- 重量:130t
- 最高速度:300km/h
- 出力:100万馬力(データは全て大変化後のアニマルモード)
- イエローが所有するサル型の折神。エンブレム状態の形状は正三角形。重力を無視した身軽さとパンチ攻撃が得意。シンケンオー、またはシンケンダイゴヨウの左腕を構成する。
- 途中参戦折神
- 普段は秘伝ディスクに格納されている。上記のようなエンブレム変形機能はなく、小型化もしない。共通して巨大な歯車を中心にボディが構成されたような外見をしており、その歯車に連動して様々なギミックが稼動する。
- 兜折神(かぶと おりがみ)
-
- 全長:44.3m
- 全幅:27.9m
- 全高:16.1m
- 重量:900t
- 最高速度:600km/h
- 出力:700万馬力
- カブトムシ(ヘラクレスオオカブト)型の折神。メインカラーは橙色。主要折神以外では唯一志葉家に残されていた。角のある頭部を回転させながら突進して攻撃したり、角の間の砲門からビームを発射可能。
- 舵木折神(かじき おりがみ)
-
- 全長:47.8m
- 全幅:22m
- 全高:24.4m
- 重量:900t
- 航行速度:120ノット
- 出力:700万馬力
- カジキ型の折神。メインカラーは水色。先代たちの戦いで行方不明になり海を彷徨っていたところを発見され、流ノ介により捕獲された。直剣状の吻(ふん)を突進攻撃に使用でき、頬からは舵木魚雷という弾丸を打ち出す。
- 虎折神(とら おりがみ)
-
- 全長:50.8m
- 全幅:25.6m
- 全高:24.3m
- 重量:1100t
- 最高速度:650km/h
- 出力:850万馬力
- 虎(白虎)型の折神。メインカラーは白。先代たちがドウコクを封印した際、隙間の地割れに挟まれ動けなくなったところをヒトミダマの術に取り込まれ傀儡となっていたが、丈瑠により「反」のモヂカラで解放された。四肢がドリルになっており、腹部のディスク型車輪で走行する。ドリルによる地中移動や突進攻撃のほか、高速走行により地割れを起こせる。
- 恐竜折神(きょうりゅう おりがみ)
-
- 全長:88.5m
- 全幅:27.5m
- 全高:19m
- 重量:1000t
- 最高速度:600km/h
- 出力:800万馬力
- 恐竜(竜脚類)型の折神。メインカラーは濃い赤。初代シンケンレッド / 志葉列堂が残した初代秘伝ディスクに収納されていた。鋭い牙の噛み付き攻撃が武器。詳細は侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦を参照。
- 牛折神(うし おりがみ)
-
- 全長:87.9m
- 全幅:42.6m
- 全高:45.9m
- 重量:10000t
- 最高速度:630km/h
- 出力:6000万馬力
- 牛(と牛車)型の折神。メインカラーは赤。300年以上前、初代シンケンジャーの誕生よりも昔に作られた元祖折神。モヂカラ発祥当時の研究による偶然の産物であり、後方のディスク型の車輪が回転すればするほどパワーを増して暴走してしまうため、「角笛の山」に封印されていた。ヒロによりその封印が解かれたが、ヒロのディスクが不完全だったせいか敵味方関係なく暴走し、大ナナシ連中・シンケンオー・ダイカイオーを圧倒した。外道衆とシンケンジャーの争奪戦の末、シンケンジャーの新たな仲間となった。シンケンオーを牛車上に乗せて走行でき、後述のモウギュウダイオーへ侍変形する機能も持つ。
- シンケンゴールドが所持する折神
- 途中参戦折神の「烏賊折神」とこれを解析して新しく作られた「海老折神」の2体を所有。
- 源太が新規に作った海老折神は先代以前から使用していた他の折神と違い、烏賊折神のプログラムを解析したうえで作られているため、烏賊折神の固有能力(手乗りサイズから巨大ロボット形態での伸縮機能など)を受け継いでいる。電子モヂカラを使用しているので古典的デザインの他の折神と違い現代に見合う立体的なデザインで、どの折神とも違う意図の内部構造で構成され、使用用途は幅広い。
- 普段は「ゴールド寿司」の観賞用水槽にて待機している。
- 烏賊折神(いか おりがみ)
-
- 全高:42.6m
- 全幅:13.6m(左右の足先まで62.2m)
- 全厚:14.4m(前後の足先まで33.9m)
- 重量:900t
- 飛行速度:650km/h
- 出力:650万馬力(データは巨大時)
- 烏賊型の折神。メインカラーは白と藤色。源太が幼少時に丈瑠から貰ったもの。途中参戦の折神と同じテーマの内部構造をしており、歯車をデザインの基本としている。
- 水中移動は確認されていないが飛行能力を有し、「烏賊墨砲」で姿を隠した敵を着色して炙り出したり、張り付いた敵を足で締め上げたり殴りつけたりするほか、冷気による攻撃も可能。志葉家を離れスシチェンジャーによって召喚されるようになってからは手乗りサイズでゴールド寿司の水槽にて漂い、源太から「イカちゃん」と呼ばれている。
- 『ディケイド』とのクロスオーバーでは海東大樹(仮面ライダーディエンド)に盗まれてしまうトラブルが起こったが、チノマナコに奪われたディエンドライバーを取り返す条件によって、無事に源太の元へ戻った。
- 海老折神(えびおりがみ)
-
- 全長:80.7m
- 全幅:43.4m
- 全高:39.4m
- 重量:2000t
- 最高速度:650km/h
- 出力:1500万馬力(データは巨大時)
- ロブスター型の折神。メインカラーは金色と藍色。基本構造は完成していたが、当初は活動用のモヂカラが不足して動くことさえできず、丈瑠・流ノ介・茉子・千明・源太の「活」のモヂカラを受けたことで他の折神のように戦闘に参加することが可能となった。当日はことはの誕生日であったため、平成21年の同じ日が誕生日となっている。
- 得意技は両手から強力なパンチを繰り出したり、挟み込んだ敵を投げ飛ばす「海老ばさみ」と円盤型の斬撃を飛ばす「太巻き光輪」。ちなみに海老折神の鳴き声は、やはりウルトラマンの「科学特捜隊」の通信音に酷似している。
- また「変」のモヂカラで後述のダイカイオーに侍変形が可能。
- 源太は「エビゾウ」と命名したが流ノ介に「由緒正しい歌舞伎役者の名前を使うな!」と激怒された。なお、千明からは「エビちゃん」と呼ばれている。
- ダイカイシンケンオーに合体する際は上半身の大半を占める。
侍巨人
- シンケンオー
-
- 全高:52.3m
- 全幅:35.6m
- 全厚:16.9m(通常時)、24.1m(シールド装備時)
- 重量:1900t
- 最高速度:500km/h
- 出力:1400万馬力
- 獅子・龍・亀・熊・猿の5体の折神が「合」のモヂカラを受けて侍合体した侍巨人。いわゆるマシン・メカの類ではなく人工生命体と呼べるものに該当する。武装は鉄も斬れる特殊合金製の巨大な日本刀・ダイシンケンと特殊合金製の円盾・秘伝シールド。合体を一時的に解いたり合体したまま折神を変形させることで柔軟な攻撃もでき、獅子折神の口から炎を吐く「獅子・火炎哮」・龍折神を収縮させてジャンプする「龍・昇り脚」・亀折神を分離させて攻撃する「亀・天空拳」・猿折神を分離して熊折神で蹴飛ばす「熊・三角蹴り」といった技を使用する。また、両腕をエンブレムに戻した文字からビームを撃つことも可能。
- 必殺技は操縦者がシンケンマルを振りかざし、これと連動して「斬」のモヂカラを込めたダイシンケンで斬り付ける「ダイシンケン・侍斬り」。発動には必ず5人そろっている必要はなく、第13幕では茉子とことはのみで発動した。
- のちに「合」と書かれたディスクをインロウマルにセットすることでも運用可能になり、最終幕では6人が生身で発動した。『百獣戦隊ガオレンジャー』のガオキング以降の初期合体ロボは敗れることが多かったが、シンケンオーの状態から(苦戦する事はあっても)敗れたことは一度もない[注 21]。
- 2011年公開の『海賊戦隊ゴーカイジャー』の劇場作品、『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』にも登場。直接描写は無いものの、人々の思いが込められた玩具が実体化するかたちで出現し、他のスーパー戦隊の巨大戦力と共闘した。
- カブトシンケンオー
-
- 全高:57.2m
- 全幅:51.4m
- 全厚:45.1m
- 重量:2800t
- 最高速度:600km/h
- 出力:2100万馬力
- シンケンオーが兜折神を侍武装した侍巨人。武装は兜折神の角を吹返し[注 22]として展開した部分の砲門とダイシンケンで、砲門からビームを連射する「兜砲」という技を使用可能。
- 必殺技は頭部の角を閉じて回転させ、そこから集約させたエネルギー弾を打ち出す「兜大回転砲」。
- カジキシンケンオー
-
- 全高:63.1m(通常時)、90m(ダイシンケン頭部装備時)
- 全幅:36m
- 全厚:31.5m
- 重量:2800t
- 最高速度:120ノット
- 出力:2100万馬力
- シンケンオーが舵木折神を侍武装した侍巨人。武装はナギナタモードに変化させたダイシンケン(反対側にも刀身があるS字型の形状)と舵木魚雷。
- 必殺技は頭部に合体させたダイシンケンに「斬」のモヂカラを込め、体ごと振り下ろして斬り付ける「舵木一刀両断」。
- トラシンケンオー
-
- 全高:67.3m
- 全幅:43m
- 全厚:25m
- 重量:3000t
- 最高速度:650km/h
- 出力:2250万馬力
- シンケンオーが虎折神を侍武装した侍巨人。合体時に尻尾のパーツが前立て[注 23]になる。武装はダイシンケンと背中にある4本のドリル。
- 必殺技は突進して敵をドリルで破砕する「虎ドリル突撃」。
- イカシンケンオー
-
- 全高:52.3m
- 全幅:60.3m
- 全厚:16.9m
- 重量:2800t
- 最高速度:550km/h
- 出力:2050万馬力
- シンケンオーが烏賊折神を侍武装した侍巨人。武装は烏賊折神の頭部が変形して右腕に接続した槍と、足の一部が変形して左手に持つシールド。残りの足パーツは背中に接続されるため、これまでの侍武装の中では唯一シンケンオーの兜を外さず、烏賊折神の持ち主であるゴールドも含めた6人で操縦する。連続刺突で攻撃する「烏賊槍ぶすま」やシールド中央部から発射する冷気で敵を凍らせる「烏賊冷凍」という技を使う。
- 必殺技は背部パーツから雷を集めて穂先を伸ばした槍に「斬」のモヂカラを込め、上から斬り付ける「槍烏賊一閃」。
- キョウリュウシンケンオー
-
- 全高:53.6m
- 全幅:35.6m
- 全厚:16.9m
- 重量:2900t
- 最高速度:500km/h
- 出力:2200万馬力
- シンケンオーが恐竜折神を侍武装した侍巨人。詳細は侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦を参照。
- ダイテンクウ
-
- 全長:73.5m
- 全幅:77.7m
- 全高:25m
- 重量:2900t
- 最高速度:800km/h
- 出力:2250万馬力
- 兜・舵木・虎の3体の折神が「合」のモヂカラを受けて侍合体した鳥型の式神[注 24]。武器は両翼の兜折神と舵木折神から放つビーム。空中戦だけでなく、地上支援攻撃もこなす戦闘攻撃機的存在。
- 必殺技は高速で体当たりする「ダイテンクウ大激突」。
- このダイテンクウを1つの巨大ロボとした場合、シリーズでも珍しい、「合体しても人型にならない」ロボである[注 25]。シンケンオーの背中にドッキングする形式で後述のテンクウシンケンオーとなるが、シリーズ上類を見ない「敵怪人との合体」も可能。一度、流ノ介の機転(勘違い?)により、これを活用した作戦が勝機となったことがある。
- テンクウシンケンオー
-
- 全高:70.1m
- 全幅:77.7m
- 全厚:41.7m
- 重量:4800t
- 最高速度:850km/h
- 出力:3650万馬力
- 流ノ介の発案(この完成により、流ノ介は“初めて”丈瑠から見直された)によるぶっつけ本番で、シンケンオーとダイテンクウが「超」のモヂカラを受けて超侍合体した侍巨人。シンケンオー単体ではできなかった飛行を可能とている。武装はダイシンケンのみで、秘伝シールドは使用しない。左右の翼を敵にぶつけての攻撃も可能[注 26]。
- 必殺技は空高く飛翔し、ダイシンケンに「斬」のモヂカラを込めて急降下しながら斬り付ける「ダイシンケン・天空唐竹割り」。後述のようにチャンバラを意識した作品であるためか、強化合体しても剣術を必殺技とする珍しいケースとなっている。
- 当初はゴールド以外の5人がいないと運用不可能だったが、のちに、「超」と書かれたディスクをインロウマルにセットすることでも運用可能になった。
- ダイカイオー
- 海老折神が「変」の電子モヂカラを受けて侍変形した侍巨人。ゴールドが単独操縦する。操縦席の海老ディスクを回転させることで東・西・南・北の電子モヂカラを持つ4形態に変形(正確にはフェイスチェンジ)が可能[注 27]。 変形後、それぞれの形態にちなんだセリフを発する。
- ダイカイオーヒガシ
-
- 全高:56.7m
- 全幅:48.9m
- 全厚:25.4m
- 重量:2000t
- 最高速度:650km/h
- 出力:1500万馬力
- 海老ディスクが「東」を示し、「光」を電子モヂカラに変換した形態。セリフは「とぉー(東、トウ)とぉー!ヒガシ!!」。武器を用いず、格闘戦を得意とするダイカイオーの基本形態。
- 必殺技は海老ばさみを武装して連続パンチを繰り出す「海老ばさみ本手返し」。
- ダイカイオーニシ
- 海老ディスクが「西」を示し、「風」を電子モヂカラに変換した形態。セリフは「おっしゃー(西、シャー[注 28])!ニシ!!」。海老折神の尾ひれと腰パーツが分離した扇で竜巻を発生させ、相手の攻撃を受け流す回避形態。必殺技を持たないため、作中で使用したのは2回のみ。
- ダイカイオーミナミ
- 海老ディスクが「南」を示し、「熱気」を電子モヂカラに変換した形態。セリフは「なん(南、ナン)と!ミナミ!!」。海老折神の触覚部分が分離した「海老刀」の二刀流による隙のない攻撃を得意とする。
- 必殺技は二本の刀を振り下ろして斬り付ける「海老刀大名おろし」。
- イカダイカイオー
-
- 全高:56.7m
- 全幅:48.9m
- 全厚:29.2m
- 重量:2900t
- 最高速度:650km/h
- 出力:2150万馬力
- 海老ディスクが「北」を示し、烏賊折神を侍武装した形態。セリフは「キタ(北)キタキタキター!」。烏賊折神の頭部と足の一部で構成された長槍を武器にし、残りの足パーツは追加装甲として胸部に接続される。
- 必殺技は「突」の電子モヂカラを込めた長槍で標的を貫く「槍烏賊突貫」。
- ダイカイシンケンオー
-
- 全高:82.4m
- 全幅:48.9m
- 全厚:29.4m
- 重量:2000t
- 最高速度:600km/h
- 出力:2900万馬力
- シンケンオーとダイカイオーが真侍合体した侍巨人。武器は2刀の海老刀で、二刀流で敵を斬り付ける必殺技「二天一流乱れ斬り」だけでもアヤカシを倒すのに充分な威力を持つ(第27幕で千明とことはだけで戦った際にはアベコンベを[注 29]、『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー』ではマダコダマを倒している)。
- 必殺技は兜・舵木・虎・烏賊折神の合体した巨大バズーカ砲イカテンクウバスターから、「滅」のモヂカラを込めて全ての折神のオーラを纏った砲弾を放つ「折神大開砲」。発動には必ず6人揃っている必要もないが、大量のモヂカラを消費するため連続では使用できず、操縦者が少ない場合は体への負担がその分だけ大きくなるのが欠点(第25幕で丈瑠と源太の二人だけで使用したこともあるが、二人は大幅に体力を消耗してしまった)。
- 頭部と上半身はダイカイオーがベースになっており、二号ロボの頭部がベースになるのは稀なほか、全員揃っていなくても合体可能な点も珍しい。ただし合体には必ずスーパーシンケンジャーがいなくてはならない(スーパーモードになるのは誰でも可)。最強ロボのサムライハオーが登場してからも全員揃っていない時に度々使用されていた。
- ダイゴヨウ
-
- 全高:52.5m
- 全幅:41.5m
- 全厚:26.9m
- 重量:1500t
- 最高速度:500km/h
- 出力:1200万馬力(データは全て大変化後)
- 第27幕の一件から一時的に寿司恐怖症で変身できなくなった源太が、自分の代わりに戦う存在としてゴールド寿司の提灯に「侍」の電子モヂカラを込めて製作した小型の侍巨人(折神と誕生経歴は同じだが微妙に製造意図が異なる)[注 30]。提灯や十手といった岡っ引き[注 31]をイメージして作られ、分割して手持ち装備として使用可能。装備時の技は十手に力を集中して繰り出す「ダイゴヨウ十手打ち」。海老折神同様に烏賊折神解析の発展形であるため、烏賊折神の飛行能力を持つ(大変化後は未確認)。伸縮については「大」のモヂカラを込めた外部入力コマンド「ダイゴヨウ大変化」によって通常サイズの侍巨人として機能する。
- 他の折神とは別にあらかじめ多くの言語を喋るようにプログラミングされ、侍たちのセリフから誕生から時間が経つにつれボキャブラリーも増えている(他の面々も自我を持つが基本的に音声を発しない)。作成者の源太以上に江戸訛りが強い。源太のことを「親分」と呼び慕い、彼と寿司を馬鹿にした者には強い怒りを見せる。また、ことは同様、丈瑠のことは「殿様」と呼ぶ。
- 手刀による格闘戦を主体とし、内部に秘伝ディスクを収納できるが、ディスクが詰まると動けなくなる。身体を発光させて敵の目を眩ませる「ダイゴヨウ大点灯」、全身を回転させて攻撃する「ダイゴヨウ大回転」といった技を持ち、蛇腹状の腹部を縮めて回避も可能。
- 必殺技は腹部から秘伝ディスクを乱射する「秘伝ディスク乱れ撃ち」。
- シンケンダイゴヨウ
-
- 全高:39.4m
- 全幅:43.4m
- 重量:2000t
- 最高速度:650km/h
- 出力:1500万馬力
- 獅子以外の主軸折神と侍合体した巨人。ことはがシンケンオーへの侍合体の最中にダイゴヨウ大変化を掛けてしまい、おまけに間違えて「侍合体」と言ってしまったことでダイゴヨウが獅子折神を弾き飛ばしてしまい、本来獅子折神が入るべき部分にダイゴヨウが入ってしまったことで偶然誕生した[注 32]。シンケンオーに比べるとダイゴヨウがベースのためか軽快に動いている。
- のちに一度だけ、千明の「なんか、よう分かんねえ合体!」という掛け声で家臣4人とダイゴヨウの合意での合体が行われた。
- ダイシンケンは装備していないが本来両腕になるはずの十手が武装となり、シンケンオー同様に各折神の技も使用可能。
- 必殺技は十手を敵に向かって投げる「十手一直線」。
- モウギュウダイオー
-
- 全高:87.9m
- 全幅:53.1m
- 全厚:33.4m
- 重量:10000t
- 最高速度:630km/h
- 出力:6000万馬力
- 牛折神が侍変形した侍巨人。おもにレッドが操縦する(第四十幕ではゴールドが操縦した)。牛折神のパワーをそのまま引き継いでおり、装甲や腕力もこれまでの侍巨人を上回る。武器は両肩の9連装砲・猛牛砲と右腕に持つバルカン砲で、牛ディスクによって操縦される。「大」のモヂカラを込めて巨大化させたモウギュウバズーカを使用することもある。
- 必殺技は脚部から蹴り上げて頭部にセットされた牛ディスクと右腕のバルカン砲から「猛」のモヂカラを込めて放つ「猛牛大回転砲」。
- サムライハオー
-
- 全高:93.2m
- 全幅:78.3m
- 全厚:57.8m
- 重量:17700t
- 最高速度:700km/h
- 出力:11800万馬力
- 恐竜折神を除く11体の折神が全侍合体した最大にして最強の侍巨人。頭部を収納し両腕部と胸部エンブレムを分離、脚部前方を展開したモウギュウダイオーの背部に変形したダイテンクウ・烏賊折神(頭部、イカテンクウバスターと同様)、脚部前方に烏賊折神(上足)、脚部両側面(車輪部)にエンブレム状態の猿折神・亀折神、胴体上部に牛ディスク(必殺技発動時と同様)、胴体両側面に海老ばさみが合体することで立仏像の光背のような巨大な台座を形成し、展開した脚部の上に頭部に海老刀(ダイカイオーヒガシと同様)、台座後背部の牛ディスクと直結するように背部に全侍合体ディスクを装着したバルカン砲、胸部に烏賊折神(下足、イカダイカイオーと同様)・モウギュウダイオーの胸部エンブレム、腕部に虎ドリルを装着したモウギュウダイオーの腕を合体させたダイカイシンケンオーが搭乗することで完成する。その際、モウギュウダイオーの胸部エンブレムの文字(V字に「王」)が上下逆に装着されることで、「全」の文字に変化する[注 33]。人型を形成する部分よりも、それを載せる台座と後背部の方が巨大という合体ロボットとしては非常に珍しい形状をしている。この奇異なデザインは元のモチーフが「二人羽織」であることに由来しており[注 34]、他のどの合体形態をも凌駕するほどのかなりの巨体であるため歩行はせず、さながら移動要塞のように台座ごと滑って移動する[注 35]。
- 命名は流ノ介による。両腕の虎ドリルによる突撃、背部の海老ばさみによる攻撃、ダイシンケンによる「ダイシンケン・覇王斬り」など様々な攻撃手段を持つ。
- 必殺技は11体の折神のモヂカラを凝縮し、後背部の頂点(ロボの後頭部)の牛ディスクからオーラを放つ「モヂカラ大弾円」。
- なお、かなりの大きさのため当初はあまり活発な動きはしなかったが、第41幕でCGによるものとは言え初めて素早い動きと飛行シーンが登場した。この時、縦に回転しながらダイシンケンを振り下ろす「ダイシンケン・大回転斬り」という技を使用した。
- 基本的には6人全員で操縦しており、全員揃っていない場合にはダイカイシンケンオーで戦っていたが、終盤薫がメンバーに合流して丈瑠と源太が一時退いた時には5人で操縦していた。4人以下でも操縦できるかは不明。
- キョウリュウサムライハオー
- 源太の発案により誕生した、サムライハオーが恐竜折神を侍武装した全ての折神が合体した究極の侍巨人。名称は劇中未呼称。全ての折神が合体しているため、サムライハオーでも苦戦していたアクマロの攻撃を丸々跳ね返した。
- 必殺技は恐竜刀に獅子から恐竜の全ての折神のモヂカラを収束して放つ「12折神・大侍斬り」。その威力は半端な物ではなく、二の目となりモヂカラ大弾円も効かなかったアクマロを一撃で倒した。
キャスト
主要キャスト6名は、志葉丈瑠役の松坂桃李や谷千明役の鈴木勝吾は本作が本格的なドラマ・TVデビューとなる一方[10]、池波流ノ介役の相葉弘樹(ミュージカル『テニスの王子様』など)、白石茉子役の高梨臨(映画『GOTH』)、花織ことは役の森田涼花(アイドリング!!!およびHOP CLUBのメンバー)、梅盛源太役の相馬圭祐(映画『フレフレ少女』など)といったすでに多方面で活躍していた若手も加わった配役となっている。
戦隊をまとめる日下部彦馬役には、「和」を志向する作風に合わせ時代劇の名優である伊吹吾郎を起用。ダイゴヨウの声には過去に本シリーズでの怪人役を演じた経験がある遠近孝一が配された。
個々の個性や特技も役に反映されており、森田が京都出身であることから役の話言葉も標準語から京都弁に変更され、書道5段の腕前を持つ高梨は作中でも達者な筆使いを披露している[17]。また、フラメンコギターを得意とする伊吹は、ED映像でギターを披露している。
敵組織側では、首領である血祭ドウコクの声に『五星戦隊ダイレンジャー』でシャダム中佐として顔出しの幹部を演じた西凜太朗、腑破十臓の声および人間体に『仮面ライダー555』や『Sh15uya』で印象深いキャラクターを演じた唐橋充がそれぞれ配され、筋殻アクマロの声には80年代から90年代の人気アニメキャラクターを多く演じたベテラン声優の堀川りょうを起用した。
上記の西も含め、放映当初からのレギュラー幹部を演じる声優陣は、俳優として「顔出し」でも活動しており、近年の作品に多くみられた「声優(スーツアクター)の顔出しでのカメオ出演」を逆手に取ったキャスティングといえる。作中では薄皮太夫の声を演じる朴璐美は薄皮太夫の人間態・薄雪を自ら演じており、Vシネマ版ではドウコクを演じた西と骨のシタリを演じたチョーが顔出しで出演している。近年の戦隊は、「女性幹部のみが顔出しで、その他男性幹部が着ぐるみ」というパターンが多かったが、本作では、男性である十臓のみが顔出しで、その他は着ぐるみという珍しいパターンになっている。
前作『炎神戦隊ゴーオンジャー』では専属のナレーションはなかったが、シリアス感、重厚感を出すためナレーションを導入。ナレーションを務める宮田浩徳は、同シリーズ3作目のナレーション担当となる。
世襲の戦隊ゆえゲストでしばしば登場する「先代のシンケンジャー」にはスーパー戦隊OB・OGも何人か起用されている。初代シンケンレッドは『超力戦隊オーレンジャー』の三田裕司 / オーブルー役を演じた合田雅吏、17代目シンケンレッドは『電磁戦隊メガレンジャー』の並樹瞬 / メガブルー役を演じた松風雅也、先代シンケンピンクは『獣拳戦隊ゲキレンジャー』の真咲美希を演じた伊藤かずえがそれぞれ演じた。また、丈瑠の父役には『仮面ライダー龍騎』で大久保大介役を演じた津田寛治が起用されており、津田は『百獣戦隊ガオレンジャー』を見て諸田敏の演出を気に入り、同作への出演を熱望していたが叶わず、今回ようやくシリーズへの出演が実現した。
この他、第12幕のゲストキャラクターの香奈は『救急戦隊ゴーゴーファイブ』の巽祭(マツリ) / ゴーピンク役を演じた柴田かよこが、第32幕および第33幕の榊原藤次は『電磁戦隊メガレンジャー』にて敵の最高幹部・Dr.ヒネラーを演じた森下哲夫がそれぞれ演じている。
レギュラー・準レギュラー
- 志葉丈瑠 / シンケンレッド(声):松坂桃李
- 池波流ノ介 / シンケンブルー(声):相葉弘樹
- 白石茉子 / シンケンピンク(声):高梨臨
- 谷千明 / シンケングリーン(声):鈴木勝吾
- 花織ことは / シンケンイエロー(声):森田涼花(アイドリング!!!)
- 梅盛源太 / シンケンゴールド(声):相馬圭祐
- 志葉薫 / シンケンレッド(声):夏居瑠奈
- 日下部彦馬:伊吹吾郎
- 丹波歳三:松澤一之
- 薄雪 / 薄皮太夫(声):朴璐美
- 腑破十臓(声・人間):唐橋充
声の出演
ゲスト
括弧内は出演話数。
- 丈瑠の父:津田寛治 (1・12・33・46)
- 池波流三郎:加門良 (1)
- コージ:大川雅大 (3)
- マサト:萩原達也 (3)
- 良太:宮城孔明 (4)
- 花織みつば:重廣礼香 (6・41)
- 小松朔太郎:綱島郷太郎 (7・47)
- 先代シンケングリーン(声):丹野宜政[18] (11) - クレジットなし
- 香奈:柴田かよこ (12)
- 広樹:秋山悠介 (12)
- リチャード・ブラウン:ジョン・カミナリ (14)
- 海東大樹(仮面ライダーディエンド):戸谷公人 (20) - 『仮面ライダーディケイド』より登場
- 谷蔵人:菊池健一郎 (21)
- 門矢士(仮面ライダーディケイド):井上正大 (21) - 『仮面ライダーディケイド』より登場
- 光夏海:森カンナ (21) - 同上
- 鳴滝:奥田達士 (21) - 同上
- 光栄次郎:石橋蓮司 (21) - 同上
- 籠城犯 サノ:並樹史郎 (21)
- 松宮義久:永嶋柊吾 (22)
- 浄寛:高橋元太郎 (23・24)
- 志葉烈堂:合田雅吏 (23)
- 新左:河野安郎 (25)
- 高橋恵里:松尾寧夏 (30)
- 男子生徒:藤村直樹 (30)
- 山崎彩:内田もも香 (31)
- 坂井竜也:仲條友彪 (31)
- 榊原ヒロ:佐藤勇輝 (32・33)
- 榊原藤次:森下哲夫 (32・33)
- 白石衛:冨家規政 (34)
- 白石響子:伊藤かずえ (34)
- 松川新太郎:鯨井康介 (35)
- 東勘助:村上雄太 (35)
- 怪しいブローカー:阪田マサノブ(36)
- リポーター:秦みずほ(36)
- 沢田晃一:横江泰宣 (38)
- 沢田香:河村舞子 (38)
- 沢田陽菜:春日香音 (38)
- 十臓の妻:押元奈緒子 (42・43・47)
- 志葉雅貴 / 17代目シンケンレッド(声):松風雅也 (45)
スーツアクター
- シンケンレッド[19]、ナナシ連中[19]:福沢博文
- シンケンブルー[19][20]、:押川善文
- シンケンピンク[19]、ナナシ連中[21]、薄皮太夫(代役)[19]:人見早苗
- シンケングリーン[19]モウギュウダイオー,:竹内康博
- シンケンイエロー[19]:橋口未和
- シンケンゴールド[19][22]、ダイカイオー(代役)[19]:岡元次郎
- シンケンレッド(薫)[19]、薄皮太夫[19]:蜂須賀祐一
- 血祭ドウコク[19]、シンケンオー[19]、ダイカイオー[19]、サムライハオー[19]:日下秀昭
- 骨のシタリ[19]、アヤカシ[23]:大林勝
- 腑破十臓[19](人間態を演じた唐橋のスタント吹き替えも担当[24])、筋殻アクマロ[19]、シンケンブルー(代役)[25]:清家利一
- ダイゴヨウ[19]:田中宏幸
- アヤカシ、ナナシ連中:中川素州[26][27]、的場耕二[19]、佐藤太輔[23]
- 黒子[18]、ナナシ[18] - 丹野宜政
- その他:神尾直子
スタッフ
プロデューサーには、本シリーズに長らくサブプロデューサーとして携わった宇都宮孝明が初めてメインに昇格。脚本家は前作『炎神戦隊ゴーオンジャー』からは一新された。脇を固めるスタッフはメインライターに小林靖子、メイン監督に中澤祥次郎、キャラクターデザインに篠原保といった主力級の面々が揃えられた。他に演出陣では、第34幕より長石多可男が『救急戦隊ゴーゴーファイブ』から10年ぶりに監督として復帰したり、終盤にはこれまでライダーシリーズでの活躍が主だった柴崎貴行が参加するなど前作『炎神戦隊ゴーオンジャー』とは違ったメンバーも起用されている。劇伴音楽は、高木洋が戦隊シリーズを初担当[28][注 36]。
- 原作:八手三郎
- 連載:テレビマガジン、てれびくん
- プロデュース:佐々木基(テレビ朝日)、宇都宮孝明・大森敬仁(東映)、矢田晃一・深田明宏(東映エージエンシー)
- 脚本:小林靖子、大和屋暁、石橋大助
- 音楽プロデュース:Project.R
- 音楽:高木洋
- 監督:中澤祥次郎、諸田敏、竹本昇、渡辺勝也、加藤弘之、長石多可男、柴崎貴行
- 撮影:松村文雄、大沢信吾
- 美術:大谷和正
- キャラクターデザイン:篠原保
- 監督補:渡辺勝也(第34・35幕のみ)
- 助監督:加藤弘之、安養寺工、荒川史絵、須上和泰
- MA・選曲:宮葉勝行
- MAオペレータ:小林喬、錦織真里
- 音響効果:阿部作二(大泉音映)、小川広美(東洋音響)(第20幕 - )
- プロデューサー補:郷田龍一( - 第2幕)、石川啓(第15幕 - )
- ラインプロデューサー:谷口正洋
- ラインプロデューサー補:青柳夕子
- アクション監督:石垣広文、竹田道弘(ジャパンアクションエンタープライズ)
- 技術協力:東映ラボ・テック、アップサイド、西華産業
- 特撮研究所
- 撮影:鈴木啓造、岡本純平
- 照明:安藤和也、関澤陽介
- 美術:松浦芳、長谷川俊介
- 操演:中山亨、田村卓海
- VFXスーパーバイザー:山本達也
- 特撮監督:佛田洋
- 制作:テレビ朝日、東映、東映エージエンシー
音楽
主題歌
オープニングテーマは『特捜戦隊デカレンジャー』などで主題歌を手掛けたサイキックラバーが務める。本作が戦隊主題歌2度目となり、『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の佐藤健太以来17年ぶり史上5組目となる[29]。オープニングテーマとエンディングテーマを収録した主題歌CDは、2009年3月18日に付録のついた限定版(COCC-16236 定価1,575円)と通常版(COCC-16237 定価1,260円)が発売された[30]。オリコンのディリーランキングでは初登場4位、2009年3月30日付週間ランキングでは初登場6位となった[31][32]。
オープニングテーマ
- 「侍戦隊シンケンジャー」
- 正式なオープニング映像は第2幕から使用され、第1幕は劇中シークエンスに組み込まれている。
- 音楽ゲーム・太鼓の達人シリーズの『12増量版』、pop'n musicシリーズの『18 せんごく列伝』にもカバーバージョンが収録されている。
- レコチョクの「燃えるスーパー戦隊主題歌名曲ランキング」では第1位を飾っている[33]。
エンディングテーマ
- 「四六時夢中シンケンジャー」
- 数え歌。通常のエンディング映像では第2幕から歌詞テロップが表示され、第8幕などの前後編の前編や、「一件落着」しないわだかまりが残った回は、2番の歌詞が使用される[注 37]。最終幕では使用されず、劇伴BGMとともにスタッフロールが流れ番組は終了した[注 38]。
- 「四六時夢中シンケンジャー 〜銀幕版〜」(第21 - 27話)
- 第21幕から第27幕で使用された劇場公開版のエンディングテーマ。第23幕および第25幕では2番の歌詞が使用された。
- 上記の『四六時夢中シンケンジャー』を、主演俳優陣と高取ヒデアキで歌う。なお、DVDでは通常版の映像に差し替えられているため、未収録である。『35大スーパー戦隊主題歌全集1975~2011』では映像特典の劇場版主題歌集に収録されている。
挿入歌
この節の加筆が望まれています。 |
- 「斗え! シンケンジャー」(第6・27・37話)
-
- 作詞:高取ヒデアキ / 作曲:IMAJO / 編曲:Project.R / 歌:高取ヒデアキ (Project.R)
- 「侍合体! シンケンオー」(第4・5・6・14・19・42話)
-
- 作詞:桑原永江 / 作曲:高木洋 / 編曲:Project.R(大石憲一郎) / 歌:串田アキラ
- 「モヂカラ大行進」
- 「どこまでもシンケンジャー」
-
- 作詞、作曲:高取ヒデアキ / 編曲:籠島裕昌 / 歌:高取ヒデアキ (Project.R)
- 「つらぬけ武士道」
-
- 作詞、作曲:高取ヒデアキ / 編曲:籠島裕昌 / 歌:小野田浩二
- 第38話ではインストゥルメンタル版が使用された。
- 「シンケン祭り」
-
- 作詞:藤林聖子 / 作曲、編曲:ジャック・伝ヨール / 歌:Sister MAYO (Project.R)
- 未使用[34]。
- 「一貫献上! シンケンゴールド」(第17話)
-
- 作詞:YOFFY / 作曲:高木洋 / 編曲:Project.R(大石憲一郎) / 歌:YOFFY (Project.R)
- 第17話ではインストゥルメンタル版と併用して使用された。
- 「侍変形! ダイカイオー」(第20・22話)
- 第20話ではインストゥルメンタル版と併用して使用された。
- 「六人の侍」(第29話)
- 「究極 サムライハオー 降臨!」(第35・36・37話)
- 第35・36話では2番が、第37話では1番がそれぞれ使用された。
キャラクターソング
- 「シンケンレッド 一筆奏上」
-
- 作詞:藤林聖子 / 作曲、編曲:高木洋 / 歌:ヤング・フレッシュ、志葉丈瑠(松坂桃李)
- 「青浪(あおなみ)世直し」
-
- 作詞:藤林聖子 / 作曲:高取ヒデアキ / 編曲:真崎修 / 歌:池波流ノ介(相葉弘樹)
- 「ナデシコ真剣 花吹雪」
- 「シンケンデイズ Never give up 道中」
-
- 作詞:藤林聖子 / 作曲、編曲:籠島裕昌 / 歌:谷千明(鈴木勝吾)
- 「はんなり めっちゃ武士道ガール」
-
- 作詞:藤林聖子 / 作曲:IMAJO / 編曲:川瀬智 / 歌:花織ことは(森田涼花)
- 「ゴールド人情 一本締め」
-
- 作詞:藤林聖子 / 作曲、編曲:岩崎貴文 / 歌:梅盛源太(相馬圭祐)
放映リスト
本作品では話数を「第○幕」と漢表記で表す。サブタイトルは全て漢字で、作中では1文字だけ赤文字(リスト内の太文字部分)で表記される。フォーマットとしては最初に赤字の文字が登場し、続いて残りの文字がそれに続く形で現れて主要表記を完了する。スーパー戦隊シリーズとしては珍しく、縦テロップ(漢字になっているところ)と横テロップ(ふりがな)が一緒になっている。カッコ内は読み。
全てのサブタイトルに感嘆符(!)や疑問符(?)がつかないのは『轟轟戦隊ボウケンジャー』以来3年ぶり。
登場怪人のリンク先は、モチーフとなった妖怪である[35]。
6月21日は全米オープンゴルフ、7月12日は全米女子オープンゴルフ、12月27日は小学生クラス対抗30人31脚全国大会2009年完全版スペシャルのため休止。
前作『炎神戦隊ゴーオンジャー』の話数は50話だったが、再び50話を下回り49話となった。
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪人 | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|
2009年 2月15日 |
第一幕 | 伊達姿五侍 (だてすがた ごさむらい) |
小林靖子 | 中澤祥次郎 | |
2月22日 | 第二幕 | 極付粋合体 (きわめつき いきな がったい) |
|||
3月1日 | 第三幕 | 腕退治腕比 (うでたいじ うでくらべ) |
諸田敏 | ||
3月8日 | 第四幕 | 夜話情涙川 (よわなさけ なみだがわ) |
|||
3月15日 | 第五幕 | 兜折神 (かぶと おりがみ) |
竹本昇 | ||
3月22日 | 第六幕 | 悪口王 (わるぐちおう) |
|||
3月29日 | 第七幕 | 舵木一本釣 (かじき いっぽんつり) |
中澤祥次郎 | ||
4月5日 | 第八幕 | 花嫁神隠 (はなよめ かみかくし) |
- | ||
4月12日 | 第九幕 | 虎反抗期 (とらの はんこうき) |
渡辺勝也 | ||
4月19日 | 第十幕 | 大天空合体 (だいてんくうがったい) |
|||
4月26日 | 第十一幕 | 三巴大騒動 (みつどもえ おおそうどう) |
諸田敏 | ||
5月3日 | 第十二幕 | 史上初超侍合体 (しじょうはつ ちょう さむらいがったい) | |||
5月10日 | 第十三幕 | 重泣声 (おもい なきごえ) |
竹本昇 | ||
5月17日 | 第十四幕 | 異国侍 (いこくの さむらい) |
大和屋暁 | ||
5月24日 | 第十五幕 | 偽物本物大捕物 (にせもの ほんもの おおとりもの) |
石橋大助 | 渡辺勝也 | |
5月31日 | 第十六幕 | 黒子力 (くろこの ちから) |
大和屋暁 | ||
6月7日 | 第十七幕 | 寿司侍 (すし さむらい) |
小林靖子 | 諸田敏 | |
6月14日 | 第十八幕 | 侍襲名 (さむらい しゅうめい) |
|||
6月28日 | 第十九幕 | 侍心手習中 (さむらいごころ てならいちゅう) |
竹本昇 | ||
7月5日 | 第二十幕 | 海老折神変化 (えびおりがみ へんげ) |
|||
7月19日 | 第二十一幕 | 親子熊 (おやこ ぐま) |
加藤弘之 | ||
7月26日 | 第二十二幕 | 殿執事 (との しつじ) |
|||
8月2日 | 第二十三幕 | 暴走外道衆 (ぼうそう げどうしゅう) |
渡辺勝也 | ||
8月9日 | 第二十四幕 | 真侍合体 (しん さむらいがったい) | |||
8月16日 | 第二十五幕 | 夢世界 (ゆめ せかい) |
中澤祥次郎 | ||
8月23日 | 第二十六幕 | 決戦大一番 (けっせん おおいちばん) | |||
8月30日 | 第二十七幕 | 入替人生 (いれかえ じんせい) |
竹本昇 | ||
9月6日 | 第二十八幕 | 提灯侍 (ちょうちん さむらい) |
- | ||
9月13日 | 第二十九幕 | 家出提灯 (いえで ちょうちん) |
大和屋暁 | 加藤弘之 | |
9月20日 | 第三十幕 | 操学園 (あやつり がくえん) |
石橋大助 | ||
9月27日 | 第三十一幕 | 恐竜折神 (きょうりゅう おりがみ) |
小林靖子 | 中澤祥次郎 | |
10月4日 | 第三十二幕 | 牛折神 (うし おりがみ) |
|||
10月11日 | 第三十三幕 | 猛牛大王 (もうぎゅう だいおう) | |||
10月18日 | 第三十四幕 | 親心娘心 (おやごころ むすめごころ) |
- | 長石多可男 | |
10月25日 | 第三十五幕 | 十一折神全合体 (じゅういちおりがみ ぜんがったい) |
|||
11月1日 | 第三十六幕 | 加哩侍 (かれー さむらい) |
大和屋暁 | 竹本昇 | |
11月8日 | 第三十七幕 | 接着大作戦 (せっちゃく だいさくせん) |
石橋大助 | ||
11月15日 | 第三十八幕 | 対決鉄砲隊 (たいけつ てっぽうたい) |
小林靖子 | 加藤弘之 | |
11月22日 | 第三十九幕 | 救急緊急大至急 (きゅうきゅう きんきゅう だいしきゅう) |
- | ||
11月29日 | 第四十幕 | 御大将出陣 (おんたいしょう しゅつじん) |
- | 渡辺勝也 | |
12月6日 | 第四十一幕 | 贈言葉 (おくる ことば) |
|||
12月13日 | 第四十二幕 | 二百年野望 (にひゃくねんの やぼう) |
竹本昇 | ||
12月20日 | 第四十三幕 | 最後一太刀 (さいごの ひとたち) |
| ||
2010年 1月3日 |
第四十四幕 | 志葉家十八代目当主 (しばけ じゅうはちだいめ とうしゅ) |
加藤弘之 | ||
1月10日 | 第四十五幕 | 影武者 (かげむしゃ) |
- | ||
1月17日 | 第四十六幕 | 激突大勝負 (げきとつ おおしょうぶ) |
柴崎貴行 | ||
1月24日 | 第四十七幕 | 絆 (きずな) |
|
中澤祥次郎 | |
1月31日 | 第四十八幕 | 最後大決戦 (さいごの だいけっせん) |
| ||
2月7日 | 最終幕 | 侍戦隊永遠 (さむらいせんたい えいえんに) |
|
放映ネット局
対象地域 | 放送局 | 備考 |
---|---|---|
関東広域圏 | テレビ朝日 | 製作局 |
北海道 | 北海道テレビ | |
青森県 | 青森朝日放送 | |
岩手県 | 岩手朝日テレビ | |
宮城県 | 東日本放送 | |
秋田県 | 秋田朝日放送 | |
山形県 | 山形テレビ | |
福島県 | 福島放送 | |
新潟県 | 新潟テレビ21 | |
富山県 | 北日本放送 | 日本テレビ系列・遅れネット・火曜15:55 - 16:22 |
石川県 | 北陸朝日放送 | |
福井県 | 福井テレビ | フジテレビ系列・遅れネット・火曜16:00 - 16:27 |
山梨県 | 山梨放送 | 日本テレビ系列・遅れネット・土曜5:58 - 6:28 |
長野県 | 長野朝日放送 | |
静岡県 | 静岡朝日テレビ | 第七幕までは土曜7:30 - 8:00に遅れネット[注 41]、第八幕以降は同時ネット[注 42]。 |
中京広域圏 | メ〜テレ | |
近畿広域圏 | 朝日放送 | |
島根・鳥取県 | 山陰中央テレビ | フジテレビ系列・遅れネット・金曜16:23-16:53 |
広島県 | 広島ホームテレビ | |
山口県 | 山口朝日放送 | |
徳島県 | 四国放送 | 日本テレビ系列・遅れネット・金曜16:00 - 16:30 |
香川・岡山県 | 瀬戸内海放送 | |
愛媛県 | 愛媛朝日テレビ | |
高知県 | テレビ高知 | TBS系列・遅れネット・水曜16:24 - 16:54 |
福岡・佐賀県 | 九州朝日放送 | |
長崎県 | 長崎文化放送 | |
熊本県 | 熊本朝日放送 | |
大分県 | 大分朝日放送 | |
宮崎県 | 宮崎放送 | TBS系列・遅れネット・水曜15:30 - 16:00 |
鹿児島県 | 鹿児島放送 | |
沖縄県 | 琉球朝日放送 |
DVD
テレビシリーズ
- 『侍戦隊シンケンジャー』
- テレビシリーズのDVD。各4話(Vol.11のみ5話)収録、全12巻。定価6,090円(税込)。各巻に映像特典としてメインキャラたちが見所をコメントする短編映像『次巻見所絵巻』を収録。
- 東映ビデオより2009年7月21日から2010年6月21日まで発売。最終巻には限定生産品として全巻収納BOXが付属。
- なお、第1話と第2話の未公開シーンなどを追加し再編集を加えた特別編が2010年8月6日に発売。
- (このDVDは戦隊シリーズ初のスーツアクターのインタビューが入っている)
- 『HERO CLUB 侍戦隊シンケンジャー』
- テレビシリーズを再編集したDVD。各35分、定価2,940円(税込)。
- Vol.1は第1話と第2話、Vol.2は第3話と第5話の再編集版。東映ビデオよりそれぞれ2009年5月、6月に発売。
その他
- 『侍戦隊シンケンジャー スペシャルDVD 光侍驚変身(ひかりのさむらい おどろきへんしん)』
- テレビマガジン応募者全員サービスDVD。脚本は下山健人、監督は渡辺勝也。シンケンレッド、シンケンゴールド、ダイゴヨウ、黒子以外のシンケンジャー側のキャラクターは何故か志葉家の屋敷のシーンにも一切登場しない、
- DVDオリジナルで、恐竜ディスクを用いてパワーアップした「ハイパーシンケンゴールド」が登場、シンケンレッドとともにスーパーナナシと戦う。必殺技は「キョウリュウマル・黄金一閃」。
他媒体展開
劇場版
- 『侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦』
- 8月8日公開の劇場オリジナル作品。スーパー戦隊映画としては初となる3D映画として制作・上映(2D版も上映)。
- 『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』
- 2010年1月30日公開。
- 『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』
- 2011年1月22日公開。
Vシネマ
- 『帰ってきた侍戦隊シンケンジャー 特別幕』
- 2010年6月21日リリース。
- 今回以降、Vシネマ作品はTVシリーズ放送終了後に単独作品としてリリースされている。
なりきりムービー
- 『なりきりムービー 侍戦隊シンケンジャー -特別幕- 新侍英雄伝』
- バンダイが運営する子供写真館「キッズフォトバンダイスタジオ」の撮影サービス用DVD。監督は加藤弘之。
- オリジナルストーリーに子供が登場する映像を撮影できるサービス。定価16,800円(税込)、撮影料3,150円。特典として非売品秘伝ディスクがプレゼントされた。
吉本新喜劇
- キャスト
- 民宿花月・主人:池乃めだか
- 民宿花月・おかみ:浅香あき恵
- 民宿花月・番頭:清水けんじ
- 民宿花月・仲居:未知やすえ
- みやげもの屋・主人:島田一の介
- みやげもの屋の娘:山田花子
- 借金取り立て屋:島木譲二
- シンケンジャー(スーツアクターのみの出演)
- アヤカシ・カゲカムロ
- ナナシ
- カゲツレンジャー - 町内会のヒーローショー。シンケンジャーと一緒に外道衆と戦うことに。
コミカライズ
一式まさと作、テレまんがヒーローズ4,5号に第一幕、第十七幕、銀幕版を掲載、スーパーヒーローズ4侍戦隊シンケンジャー&ゴーオンジャー編として単行本化。
トピックス
- 今回から、東京ドームシティで行われるヒーローショーは、シアターGロッソで行われる屋内公演となる。
- 最終回の提供クレジットでは、恒例(6回目)の新旧レッド同士の引継ぎが行われた。今回は、シンケンレッドが剣を廻した際に次作『天装戦隊ゴセイジャー』のゴセイレッドが写り、ゴセイレッドと握手するという演出。なお、最終回はエンディングがなく、この回だけ従来の作品と同様の提供クレジットが行われ、番組の放送が終了した。
- 2012年5月9日よりCS専門チャンネル・テレ朝チャンネルにて放送されている。
脚注
注釈
- ^ ただしそれぞれスタンスは異なっており、『サンバルカン』ではキャストの都合でレッドが交代、『タイムレンジャー』は追加戦士もレッドだったのに対し、本作はシンケンジャーの役目が世代間で受け継がれていくという設定となっており、人数が最多なのもこのため。
- ^ 戦隊を含まない超電子、超新星は除く。
- ^ 例外としてイレギュラーであるが『百獣戦隊ガオレンジャー』と『轟轟戦隊ボウケンジャー』の2作で巨大化した戦闘員が出てくる。また、『救急戦隊ゴーゴーファイブ』には若干異なった姿をした戦闘員が巨大化、『電磁戦隊メガレンジャー』では戦闘員が合体しロボと戦う回がある。
- ^ これは同局で近年放送されている1時間以上の時間帯のドラマのおもな製作スタイルであり、同局での時代劇の昨今の放送形態(「必殺仕事人2009」など)ともほぼ一致する。
- ^ 本編以外では、短編映画『モモタロスのなつやすみ』で、『仮面ライダー電王』のモモタロス、ウラタロス、キンタロス、リュウタロスと『獣拳戦隊ゲキレンジャー』のマスター・シャーフーがすでに共演している。
『ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー』でのカメオ出演などについては、スーパー戦隊シリーズ登場戦士一覧を参照。また、スーパーヒーロータイム・ニチアサキッズタイムでのOP・EDなどでのコラボについては、当該項目を参照。 - ^ それ以前に海外作品の『パワーレンジャーシリーズ』や『マスクド・ライダー』が競演している。
- ^ ミニプラでの呼称は「アンティークカラーver.」となっている。
- ^ ただし、『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』ではゴセイジャーの力を借りることでハイパー化していたレッド以外のゴールドを含めた5人が同時にスーパーシンケンジャーに変身している。
- ^ 劇中ではヒロイン2人の属性に沿った「山」と「風」を組み合わせて「嵐」にする、最終決戦でドウコクの動きを止めるためにレッド以外のメンバーで「糸」・「十」・「田」・「寸」・「`」を組み合わせて「縛」にするなど。
- ^ 最終幕で流ノ介が火のモヂカラを使ったように他の属性のモヂカラを使用することは可能。
- ^ 「門」の中に「惡(悪の異字体)」(亞(亜の異字体・作中では下の横棒の真ん中が切れている)+㣺(したごころ・作中では心の変形であるしたごころをさらに変形させたものになっている))と「炎(作中では上の火がしたごころの間に入っている)」が入ったもの。
- ^ 玩具版では折神獣ディスクと表記されており、インロウマルの認識音も「折神獣」である。
- ^ 『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』では、このディスクを使わず、「合」のモヂカラで合体した。
- ^ 「火」の左右の点が「火」の文字になっている。
- ^ ただし第一幕のカットされた映像に技名を呼ぶシーンが存在し、DVD『侍戦隊シンケンジャー 第一・二幕 特別版』で見ることができる。また『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー』では外道シンケンレッドとして、『海賊戦隊ゴーカイジャー』ではゴーカイレッドの豪快チェンジではあるが、技名を呼んでいる。
- ^ 『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー』では技ディスク1枚をセット。
- ^ 5人が使用するディスクに加え、ゴールドの烏賊ディスクも使用するため、この技のみ六輪弾となっている。ただし、この技は『帰ってきた侍戦隊シンケンジャー』でのみ使用。
- ^ 他のメンバーは基本的に、レッドの横で控えるポーズをとっている。
- ^ 「光」ボタンを押すと「へい、いらっしゃい!」の電子音が鳴る。
- ^ 「サンマ」の漢字表記が「秋刀魚」であることによるものと思われる。
- ^ ただし、最終幕では大破寸前に追い込まれ、ドウコク共々爆発した。
- ^ 侍兜の縁が折り曲がった顔面防御用の飾り部分。
- ^ 侍兜上部の飾り。有名な例として伊達政宗の三日月や直江兼続の「愛」などがある。シンケンオーの兜のV字状角パーツもこれにあたる。
- ^ 劇中の過去の文献では、猛鳥類のような姿で描かれていた。
- ^ 公式サイトでは「侍巨人」に分類されている。
- ^ 流ノ介の書いたマニュアルではこの技をウイングカッター(仮)としているが、劇中でこの呼称は登場しない。
- ^ ただし「北」の面はイカダイカイオーであるため、劇中には「ダイカイオーキタ」という形態は登場しない。
- ^ シャーは「西」の中国語読み。
- ^ この時は2人だけということもあってか、それぞれが一振りずつだったが、『帰ってきた』では6人がそれぞれ同じ物を2つ用意しての二刀流での切り込みであった
- ^ 誕生日は2009年9月6日と履歴書に表記。現住所はゴールド寿司になっている。
- ^ 作中で説明されているとおり岡っ引きは侍ではないが、源太は流ノ介に指摘されるまでそれに気付かなかった。
- ^ 第30幕の様子より、製作者の源太でさえこのような合体ができるとは想像していなかったことがうかがえる。また、この時丈瑠は第2幕同様に置いてけぼりを食ってしまい「また俺余ってるだろ!!」とボヤいた。その戦闘の際にシンケンダイゴヨウの勝利ポーズの背後でエンブレム状態の獅子折神が飛行していた。
- ^ 文字のデザイン上、「ハ王(ハオー)」と読むこともできる。
- ^ ただし、のちにこれは後付けであることが言及されており、デザインするうえで各部のパーツ配置に手こずったことが明言されている。
- ^ 後部車輪の回転に連動して、エンブレム状態の猿折神・亀折神もコロコロと回転する。
- ^ 羽田健太郎の弟子たちで構成された作曲家集団「Healthy Wings」の一員として、『爆竜戦隊アバレンジャー』に参加している。
- ^ 1番の歌詞に「一件落着」とあるため。ただし、薫の登場した第44幕以降シビアな展開が続いたため4週連続で2番の歌詞となったこともあり、この曲の最終使用となった第48幕では、次週に続く展開にもかかわらず例外的に1番の歌詞が使用された。
- ^ 最終回のエンディングがBGMのみとなった例としては、過去には『超新星フラッシュマン』(本放送のみ)がある。
- ^ 放送から約1年後の2010年1月17日に急性心不全で死去。事実上、当作品シリーズへの出演はこの回が最後となった。
- ^ 正確には「チノマナコ」の姿としては登場せず、『仮面ライダーディケイド』第24話で、このアヤカシが変身した後の姿である仮面ライダー「チノマナコ・ディエンド変身態」が登場した。
- ^ これは本来なら直後に放送されるはずの『仮面ライダーディケイド』が、地元スポンサー(エンチョー)の関係でローカル番組『エンジョイDIY』をそちらの枠で放送しており、本来ならば本作品が放送される枠で『仮面ライダーディケイド』が週遅れネットとなっていたため。しかし2009年4月改編で『エンジョイDIY』が枠移動したため、その変則編成は完全に解消された。
- ^ これを以って、ANNフルネット24局はスーパー戦隊シリーズを含む『ニチアサキッズタイム』4枠全ての同時ネット化を完了した。
出典
- ^ 東映公式サイトより。
- ^ 『宇宙船Vol.124』ホビージャパン、2009、p.24 - 25
- ^ a b c d 中澤祥次郎(インタビュー)『特撮ニュータイプ』角川書店、2009年5月号(通号42)、p.48
- ^ 『フィギュア王』No.132、株式会社ワールドフォトプレス、2009、p.58
- ^ 『朝日新聞』2009年2月15日朝刊14面
- ^ 東映公式サイト 第一幕 伊達姿五侍[1](最終更新確認:2009年4月18日)
- ^ バンダイボーイズトイ事業部 開発担当(インタビュー)『宇宙船Vol.124』ホビージャパン、2009、p.29
- ^ バンダイアメリカ、TV番組「Power Rangers」新シリーズでワールドワイドのマスタートイライセンスを取得 バンダイプレスリリース(PDFファイル)
- ^ Haim Saban Buys Back ‘Power Rangers’ Empire from Disney Kung Fu Cinema
- ^ a b 『東映公式』第二幕 極付粋合体(最終更新確認:2009年4月12日)
- ^ 『千葉県佐倉市ホームページ』2009年3月10日「一筆奏上!」シンケンジャー勢揃い!(最終更新確認:2009年4月12日)
- ^ 宇都宮孝明(発言者)『朝日新聞』2009年2月15日朝刊14面
- ^ 『日経トレンディネット』2009年4月3日『侍戦隊シンケンジャー』袴で遊園地を走り回る伊吹吾郎はホントの侍です(最終更新確認:2009年4月12日)
- ^ 『バンダイファッションネット通信』2009年4月8日侍戦隊シンケンジャー シンケンレッド フード付中綿ジャケット(最終更新確認:2009年4月12日)
- ^ 仮面ライダーディケイド(東映公式サイト)第24話『見参侍戦隊』あらすじより。
- ^ 東映公式サイト内記事 第一幕「みどころ」より。
- ^ メインキャスト5人(インタビュー)『東映ヒーローMAX Vol.28』辰巳出版、2009、p.4 - 15, ISBN 978-4777806232
- ^ a b c “-Profile- 丹野宜政”. 「殺陣師がゆく。」(大野剣友会公式ブログ) (2010年6月5日). 2011年5月4日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 『侍戦隊シンケンジャー公式読本 真剣勝負!』グライドメディア、2010年。ISBN 978-4813080626。
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- ^ “飲み過ぎ(笑)”. 人見早苗オフィシャルブログ「瞳の中のひとみ」 (2009年5月1日). 2011年4月28日閲覧。
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- ^ a b 『東映ヒーローMAXスペシャル 侍戦隊シンケンジャー INTERVIEW BOOK』辰巳出版、2009年。ISBN 978-4-7778-0690-4。
- ^ “侍戦隊シンケンジャー 第四十八幕 最期大決戦”. 東映. 2011年4月28日閲覧。
- ^ “シンケンジャー”. 「りーちのブログ」(清家利一公式ブログ) (2010年2月7日). 2011年4月28日閲覧。
- ^ “バンキ&アヤカシ!”. 「motoブログ」(中川素州公式ブログ) (2009年12月5日). 2011年4月29日閲覧。
- ^ “面の芝居・・・?”. 「motoブログ」(中川素州公式ブログ) (2009年10月12日). 2011年4月28日閲覧。
- ^ 「Project.R第2期始動!」『特撮ニュータイプ』角川書店、2009年3月号(通号41)、p.20
- ^ PSYCHIC LOVER(インタビュー)『東映ヒーローMAX Vol.28』辰巳出版、2009、p.87 - 89, ISBN 978-4777806232
- ^ 『コロムビアミュージックエンタテインメント』「侍戦隊シンケンジャー」主題歌シングル2009年3月18日発売!(最終更新確認:2009年4月17日)(ウェブ魚拓)
- ^ 『ORICON STYLE』『侍戦隊シンケンジャー』主題歌が初登場4位(最終更新確認:2009年4月17日)
- ^ 『ORICON STYLE』邦楽シングルランキング情報(最終更新確認:2009年4月17日)
- ^ BARKS ニュース / レコチョクが「スーパー戦隊主題歌名曲ランキング」を発表
- ^ “Sister MAYO×谷本貴義「Sister MAYO 1号」リリース記念対談”. エキサイト. 2012年3月28日閲覧。
- ^ テレビ朝日内公式サイトの記述より。
外部リンク
- テレビ朝日内公式サイト
- 東映内公式サイト
- 真剣日誌 - メインキャストによるブログ
- DVD 侍戦隊シンケンジャー特集(東映ビデオ内にあるサイト)
- 主題歌公式サイト(コロムビアミュージックエンタテインメント内にあるサイト)
テレビ朝日系列 日曜7時台後半 (スーパーヒーロータイム第1枠 / ニチアサキッズタイム第2枠) |
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
炎神戦隊ゴーオンジャー
(2008年2月17日 - 2009年2月8日) |
侍戦隊シンケンジャー
(2009年2月15日 - 2010年2月7日) |
天装戦隊ゴセイジャー
(2010年2月14日 - 2011年2月6日) |