愛知県

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あいちけん ウィキデータを編集
愛知県
愛知県の旗 愛知県章
愛知県旗 愛知県章
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
団体コード 23000-6
ISO 3166-2:JP JP-23
面積 5,173.19km2
(境界未定部分あり)
総人口 7,460,648[編集]
推計人口、2024年4月1日)
人口密度 1,442人/km2
隣接都道府県 長野県岐阜県静岡県三重県
県の木 ハナノキ
県の花 カキツバタ
県の鳥 コノハズク
他のシンボル 県の魚:クルマエビ
県民歌:われらが愛知
愛知県庁
知事 大村秀章
法人番号 1000020230006 ウィキデータを編集
所在地 460-8501
愛知県名古屋市中区三の丸3丁目1番2号
北緯35度10分48.6秒 東経136度54分23.1秒 / 北緯35.180167度 東経136.906417度 / 35.180167; 136.906417座標: 北緯35度10分48.6秒 東経136度54分23.1秒 / 北緯35.180167度 東経136.906417度 / 35.180167; 136.906417
愛知県庁
外部リンク 愛知県 公式サイト
愛知県の位置

愛知県行政区画図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

ウィキポータル 日本の都道府県/愛知県
ウィキプロジェクト

愛知県(あいちけん)は、太平洋に面する日本の一つ。県庁所在地名古屋市

概要

日本列島の中部に位置し、中部地方の県では最も人口が多く、県庁所在地の名古屋市は中部地方で最大の人口を擁する都市である。三大都市圏の一角である中京大都市圏の中心となる県であり、日本経済を大きく支えている地域である。

大きく分けて、尾張地方西三河地方東三河地方の3地域で構成されている。面積比はほぼ 1:1:1、人口比はほぼ 7:2:1。

名が県名にされた県の一つで、現在の名古屋市の中心部が所属していた愛知郡に由来している。

万葉集』の「あゆち」に由来し、それが律令制下で愛知郡という郡名に採用されたといわれている。他に、あゆち(年魚市)潟説・あゆちの(湧水)説・あゆち村説などがある[1]

地理・地域

位置

地形

西部は概ね平坦であり、人口が集中している。東部は山岳が多くなっているが、南部海側の平地は東海道に沿って都市化している。

河川
半島

気候

太平洋側気候を呈しており、は高温多湿で非常に蒸し暑い。は乾燥した晴天の日が多く、伊吹おろしという乾燥した冷たい風が吹き、体感温度が北日本並みに一気に低下する日もある。北西の季節風の影響があるため強い冬型の気圧配置になると雪雲が、岐阜県関ヶ原付近から流入し愛知県西部などで局地的な大雪に見舞われることがある。また、東三河北部や西三河北東部の山間部では中央高地式気候の影響も多少みられる。

愛知の気候(気象庁・気象統計情報より)
尾張西部 尾張
東部
知多地域 西三河 東三河
南部 北西部 北東部 北部 南部
愛西 一宮 蟹江 名古屋 東海 南知多 岡崎 一色 豊田市 新城市
作手
蒲郡 田原市
雁ケ根 小原 稲武 田原町 伊良湖
平均
気温
(°C)
最暖月 27.1
(8月)
27.3
(8月)
27.5
(8月)
26.3
(8月)
26.8
(8月)
26.4
(8月)
23.0
(8月)
26.9
(8月)
26.7
(8月)
最寒月 3.8
(1月)
4.3
(1月)
4.8
(1月)
4.4
(1月)
3.8
(1月)
3.1
(1月)
−0.1
(1月)
5.3
(1月)
5.6
(1月)
降水量
(mm)
最多月 252.3
(9月)
240.8
(6月)
223.4
(9月)
249.8
(9月)
258.4
(9月)
263.6
(9月)
238.8
(9月)
230.9
(9月)
231.9
(9月)
238.2
(9月)
318.7
(9月)
372.9
(9月)
257.2
(9月)
249.3
(9月)
254.6
(9月)
最少月 38.8
(12月)
39.4
(12月)
34.8
(12月)
36.8
(12月)
32.3
(12月)
35.2
(12月)
36.0
(12月)
35.4
(12月)
34.5
(12月)
39.9
(12月)
52.4
(12月)
57.5
(12月)
38.9
(12月)
38.8
(12月)
42.1
(12月)
降水
日数
(日)
最多月 13.3
(6・7月)
13.0
(6月)
13.1
(6月)
12.2
(6月)
12.5
(6月)
12.6
(6月)
12.0
(6月)
12.0
(6月)
12.3
(7月)
13.2
(6・7月)
15.3
(7月)
13.3
(6・7月)
11.8
(6月)
11.9
(6月)
11.3
(6月)
最少月 6.6
(12月)
7.1
(12月)
5.8
(12月)
5.0
(12月)
5.7
(12月)
5.5
(12月)
5.2
(12月)
5.6
(12月)
5.5
(1月)
6.6
(12月)
7.2
(12月)
6.8
(12月)
5.1
(12月)
5.1
(12月)
4.8
(12月)

地域区分

前述の通り、大きく分けて尾張地方西三河地方・東三河地方の3地域に分けられる。

自治体は、以下の387142がある。「町」の読み方は全て「ちょう」。「村」の読み方は2村とも「むら」。

尾張地方

(面積1,686.53km²、人口5,131,811人 2024年4月1日現在)

政令指定都市
特例市
その他の市
愛知郡
海部郡
西春日井郡
丹羽郡
知多郡

西三河地方

(面積1,756.60km²、人口1,597,724人 2024年4月1日現在)

中核市
その他の市
額田郡

東三河地方

(面積1,662.55km²、人口731,113人 2024年4月1日現在)

中核市
その他の市
北設楽郡

広袤(こうぼう)

節内の全座標を示した地図 - OSM
節内の全座標を出力 - KML

国土地理院の全国都道府県市区町村別面積調によると、愛知県の面積は5173.19平方キロメートルである[2]

愛知県の東西南北それぞれの端と、都道府県界の未確定部分に仮の境界線を入れて求めた重心は以下の位置である[3][4]。北端は坂祝町役場から西南西にある木曽川の中央部、南端は伊良湖岬の東にある湾曲した海岸線、東端は小和田駅付近、西端は長良川大橋の南にある、長良川の中央部。また統計局の平成22年国勢調査によると、人口重心は名古屋市緑区徳重4丁目付近にある[5]

重心
北緯35度02分16秒 東経137度12分43秒 / 北緯35.03778度 東経137.21194度 / 35.03778; 137.21194 (愛知県重心)

北端
北緯35度25分30秒 東経136度59分24秒 / 北緯35.42500度 東経136.99000度 / 35.42500; 136.99000 (愛知県最北端)
人口重心
北緯35度05分10.87秒 東経137度00分06.18秒 / 北緯35.0863528度 東経137.0017167度 / 35.0863528; 137.0017167 (愛知県人口重心)
西端
北緯35度08分31秒 東経136度40分15秒 / 北緯35.14194度 東経136.67083度 / 35.14194; 136.67083 (愛知県最西端)
愛知県庁舎所在地
北緯35度10分49秒 東経136度54分24秒 / 北緯35.18028度 東経136.90667度 / 35.18028; 136.90667 (愛知県庁)
東端
北緯35度12分45秒 東経137度50分17秒 / 北緯35.21250度 東経137.83806度 / 35.21250; 137.83806 (愛知県最東端)

南端
北緯34度34分41秒 東経137度02分11秒 / 北緯34.57806度 東経137.03639度 / 34.57806; 137.03639 (愛知県最南端)

隣接都道府県

陸地で隣接

歴史

焼失前の名古屋城天守
および本丸御殿

愛知県は、令制国では尾張国三河国に当たる。愛知県は、支配者氏族と関係している地域である。源頼朝が生まれた地域(名古屋市熱田区)との説もある。室町幕府を開いた足利氏は、初代足利義康正室の出身である藤原南家が開発した岡崎を拠点とし、13世紀から鎌倉幕府の三河守護を代々務めており、西三河地方に細川氏仁木氏一色氏吉良氏今川氏など一族が多かった[6][7]戦国時代には、織田信長豊臣秀吉徳川家康など三英傑を始め多くの武将を輩出し中央政局に大きな影響を及ぼした。江戸大名はこの三人の配下から出た者が多く、徳川一族や譜代大名(井伊氏などごく一部の他国出身者もいる)などの三河出身者のほか、前田家浅野家池田家山内家蜂須賀家などの尾張出身者が各地で大藩を幕末まで支配した(全国の大名の約7割が愛知県(尾張・三河)出身とも言われている[8])。大名家だけでなく家臣団や一部庶民も封地へ移り住んでおり、近世日本の大部分は三河武士や尾張出身武士団の支配を受けた形となる。[9][10]特に、江戸の開府に際しては多くの三河人が移住し、江戸っ子基質の形成にも大きく影響した。また、江戸時代に華咲いた日本的建築や日本的文化は愛知出身者による貢献とも言える。

江戸時代以降、尾張は徳川御三家の一つ尾張徳川家の領域となり、三河は譜代大名旗本領・寺社領・天領と分割支配された。明治以降、三河国内の旗本・寺社・幕府領を総括する三河裁判所が設置され、のち三河県とされ、さらに伊那県に編入され、伊那県足助庁が所轄した。その後、廃藩置県に伴い、三河に10県、尾張に2県が設置され、三河10県および伊那県足助庁および尾張国知多郡を統合して、額田県を設置。明治4年(1871年11月22日の第1次府県統合で名古屋県(旧尾張藩)と犬山県(尾張徳川家御附家老成瀬氏が維新直前に独立し立藩)が統合して設置された名古屋県は、明治5年(1872年4月2日に改称して愛知県になった。そして、同年11月27日、第2次府県統合により額田県を編入(太政官布告372号)して、ほぼ現在の県域が確定する。名古屋県令であった井関盛艮権令(県令)となった。県の下には大区小区制により、15大区15小区がおかれ、翌年3月には、第一大区は区長1人、権区長2人、小区に戸長1人、副戸長2人、各町に副戸長2人ずつを置くことになった。これらは藩の統治とは違う中央集権国家の末端統治機構であった。明治4年11月(1872年1月)の県治条例で、県令は管内の立法・行政・司法を専決する権限が与えられ、「天皇の牧民官」と称された[誰?]

人口

愛知県市町村人口増減率分布図(2005年度と2010年度国勢調査から算出)

愛知県の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

政治・行政

愛知県庁本庁舎

歴代県知事(公選)

  1. 青柳秀夫昭和22年4月12日 - 昭和26年4月4日(1期)
  2. 桑原幹根昭和26年5月11日 - 昭和50年2月14日(6期)
  3. 仲谷義明昭和50年2月15日 - 昭和58年2月14日(2期)
  4. 鈴木礼治昭和58年2月15日 - 平成11年2月14日(4期)
  5. 神田真秋平成11年2月15日 - 平成23年2月14日(3期)
  6. 大村秀章平成23年2月15日 - 現職(2期)

愛知県議会

財政

平成19年度:財政力指数 1.02 - 地方交付税の不交付団体となる
平成18年度:財政力指数 0.94(Iグループ 1位/16自治体中)
平成17年度:財政力指数 0.89(Iグループ 1位/16自治体中)
平成16年度:財政力指数 0.88(Iグループ 1位/16自治体中)

※ Iグループ:財政力指数 0.5以上 1.0未満

経済・産業

名古屋証券取引所

愛知県は、トヨタ自動車を筆頭に自動車関連企業が数多く存在することで有名。トヨタ自動車の設立は1937年だが、自動車産業が本格的に発展したのは高度経済成長期以降のことで、比較的最近になって発達した産業である。自動車産業が発展する前は、一宮市を中心とした繊維産業や、名古屋市の三菱重工業愛知航空機、半田市の中島飛行機等の航空機産業等が盛んだった。また、自動車産業に隠れているものの、がいし生産世界一の日本碍子INAX日本特殊陶業などをはじめとするセラミックス産業も盛んである。また、碧南市高浜市などで生産されている三州瓦は、島根県石州瓦兵庫県淡路瓦と並んで日本三大瓦であり、全国的に有名である。

中京工業地帯の中心として工業は全般に活発で、製造品出荷額(2013年)は約42兆18億円で37年連続全国1位である(2位は神奈川県で約17兆2261億円のため2倍以上の差)[11] (なお、京浜工業地帯は2006年には製造品出荷額で(30兆5099億円)となり阪神工業地帯(31兆1028億円)に逆転され3位になった。工業統計2007年発表)

2005年に愛・地球博中部国際空港開港という二大事業があり、東海環状自動車道伊勢湾岸自動車道愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)などインフラの整備が急速に進んだ。 しかしその一方で愛知県道511号武豊大府自転車道線(知多半島サイクリングロード)等の自転車道の建設、整備が放棄されており多くの要望が寄せられている。

戦後、自動車産業が発展し、比較的道路整備も行き届いていたことなどの理由から、モータリゼーションが日本で最も発達した地域であり、自家用車の保有台数も日本有数の高さを誇っている。反面、鉄道網の発達具合や輸送力は東京圏・近畿圏と比較した場合低くなっている。 なお、愛知県の交通事故死亡者数は平成15年以降10年連続でワースト1で、自動車事故の多さはこの地域の自動車中心のライフスタイルを物語っている。

産業

平成19年度の県内総生産は37兆1719億円である[12]。これはサウジアラビア国内総生産にほぼ匹敵しており、世界で25位以内の国に相当する経済規模を有している[13]

県内に本社を置く主な企業

第二次産業
第三次産業

経済界

かつての五摂家

五摂家とは、愛知県名古屋市に本拠地を置く中部圏財界の名門企業の一群で、旧伊藤財閥系企業の東海銀行松坂屋、インフラ企業の名古屋鉄道(名鉄)・中部電力(中電)・東邦ガスの5社で構成された。かつては中部経済連合会(中経連)や名古屋商工会議所(名商)等の経済団体代表職を独占し、名古屋観光ホテル名古屋ボストン美術館等の開設を主導する役割を担ってきた(この他に、名門企業として興和グループ・森村グループ中日新聞社を挙げる人もいた)。

1990年代より、東海銀行の消滅(2002年に三和銀行と合併、のち三菱東京UFJ銀行)、松坂屋・名古屋鉄道の経営不振(松坂屋は2007年に大丸と経営統合、名古屋鉄道は1999年から2008年にかけて赤字線区を随時廃線)、規制緩和による電力自由化オール電化住宅などによる中部電力と東邦ガスの利害対立などが生じるようになり、五摂家としてのまとまりは無くなりつつある。これに反比例し、これまで「西三河モンロー主義」と呼ばれ、財界活動と距離を置いていたトヨタグループの路線転換や、国鉄分割民営化により東海旅客鉄道(JR東海)が発足すると、これらの存在感が増大している。最近は五摂家という表現に代わり、海陽学園開設で中心となったトヨタ自動車・JR東海・中部電力の3社で、御三家と呼ぶ表現もある。

現在のトヨタグループ

トヨタ自動車本社

経済界では近年、豊田市・刈谷市といった西三河地方を本拠地とするトヨタグループの存在感が群を抜いている。例えば連結売上高では中部電力(約3兆1000億円)と東海旅客鉄道(約2兆円)は、トヨタ自動車本体はおろかグループ企業の一つであるアイシン精機(約2兆9600億円)と同程度で、両社の連結売上高を合算してもグループ筆頭企業であるデンソー(4兆3000億円)を超える程度。財界活動でも、2015年現在、トヨタグループは中経連(豊田自動織機名誉会長)・名商(トヨタ自動車副会長)は前会頭を輩出し、また中部財界が中心となった中部国際空港開業や愛知万博の開催では同社社長(元関東自動車工業社長)・博覧会協会会長(豊田章一郎トヨタ自動車名誉会長)を務めている。

農林水産業

一方で自然環境にも恵まれており、農林水産業も東三河を中心に盛んである。農業産出額(2007年)は全国5位[14]花きの産出額は昭和37年以来全国1位である[15]

農産物では、キャベツ大葉(青じそ)が作付面積・生産量・産出額とも全国1位であるほか、ふきは生産量・産出額が全国1位、カリフラワーは作付面積・生産量が全国1位、ブロッコリーは生産量が全国1位、イチジクは生産額が全国1位などとなっている。また花卉の生産も盛んで、きくばらシクラメン洋らんは作付面積・生産量・産出額とも全国1位である、名古屋市豊田市中心部などの工業地域を除くと愛知県の平野部は農業に適した肥沃な土地が多く、野菜の自給率もそれなりに高い。(菊については電照菊の項も参照)。そのほか、西尾市碾茶の産地として知られる。

畜産ではウズラの飼養数・産出額が全国1位である。 水産物ではあさりがざみ(甲殻類)の漁獲量が全国1位であるほか、一色町の養殖うなぎはよく知られており、「三河一色産うなぎ」というブランドを偽装した産地偽装事件が起きたことがあるほどである。また弥富市周辺は金魚の産地として知られ(弥富金魚)、スペースシャトル内において宇宙酔い実験の被験者となった「宇宙金魚」も弥富金魚である。

都市圏

総務省が定義する大都市圏では、名古屋市を中心とする中京圏を有する。 国土交通省が定義する都市雇用圏では、以下の都市圏を有する。

生活・交通

警察

交通

鉄道・軌道

東海旅客鉄道
東海旅客鉄道
名古屋鉄道
名古屋鉄道
名古屋市交通局
近畿日本鉄道
近畿日本鉄道

空港

  • 中部国際空港:国際線(定期便週300便世界約30か国と空路で結ばれている。)国内線(国内主要空港との間で頻繁に定期便が有り、特に国際線との乗り換え利便性の高さは国際的に評価されている。)

2015年には権威ある空港格付け機関であるイギリスのスカイトラックス社が発表した国際空港ランキングで「世界第6位の国際空港」という栄誉に輝いた。

中部地方の空の玄関口として定着しており、B787型機の製造とも航空貨物輸送を通して深い関わりを持っている。

  • 県営名古屋空港:国内線を中心に定期便9路線が運航されていて、FDAの実質的拠点空港でもある。なお県営名古屋空港に隣接した敷地に立地する小牧南工場では三菱航空機製で初の国産ジェット旅客機であるMRJを製造している。航空自衛隊小牧基地と滑走路を共有する軍民共用空港である。

道路

高速自動車国道(NEXCO中日本の高速道路)
自動車専用道路(NEXCO以外の高速道路)
一般有料道路
料金徴収を終えた元有料道路
一般国道

自動車登録番号標

名古屋ナンバー
  • 名古屋市、東海市、知多市、大府市、半田市、常滑市、津島市、愛西市、大治町、蟹江町、飛島村、豊明市、日進市、弥富市、あま市、長久手市、東郷町、阿久比町、東浦町、武豊町、美浜町、南知多町
尾張小牧ナンバー
  • 小牧市、瀬戸市、尾張旭市、岩倉市、江南市、犬山市、扶桑町、大口町、稲沢市、清須市、北名古屋市、豊山町
一宮ナンバー
  • 一宮市
春日井ナンバー
  • 春日井市
三河ナンバー
  • 安城市、刈谷市、西尾市、碧南市、みよし市、知立市、高浜市
豊田ナンバー
  • 豊田市
岡崎ナンバー
  • 岡崎市・幸田町
豊橋ナンバー
  • 豊橋市、豊川市、蒲郡市、田原市、新城市、東栄町、設楽町、豊根村

医療・福祉

災害拠点病院
保育所

教育

専修学校
特別支援学校
高等学校
中学校
小学校
幼稚園

マスメディア

テレビ放送局

地上波テレビ局

いずれも名古屋市に所在する。

放送対象地域は、NHK名古屋総合・テレビ愛知は県域放送、他は当県を含む中京広域圏としている。

ケーブルテレビ局

ラジオ放送局

AMラジオ局
FM放送局

放送対象地域外の三重エフエム放送[16]エフエム岐阜[17]が県内の広い範囲で、静岡エフエム放送豊橋市新城市の各一部[18]で受信可能エリアになっている。

※かつてはMegaNet系列の外国語FM局「愛知国際放送 (RADIO-i)」もあった。しかし同局は開局当初からCM収入が伸び悩んでいたため慢性的赤字が今日まで解消できず(単年度黒字化を一度も果たせず)経営破綻。会社更生法民事再生法適用を申請しての経営再建や他社への経営譲渡は行われず、2010年9月30日24時をもって(2000年4月1日の開局以来10年半にわたった)放送を完全終了。日本の県域地上波民放局としては史上初の「閉局(廃業・廃局)」に追い込まれた。免許は同年10月7日付で総務大臣へ返上。法人としての「愛知国際放送」は清算され消滅した。

コミュニティFM局

新聞社

全国紙
全国スポーツ紙
  • スポーツニッポン新聞社名古屋総局
    大阪本社で発行する紙面が名古屋市の毎日新聞中部本社工場で印刷されている(公営競技、テレビ欄のみ差し替え)。
  • 日刊スポーツ新聞名古屋本社
    株式会社日刊スポーツ新聞西日本の傘下。紙面の大半は大阪本社(日刊スポーツ新聞西日本)版と共有している(公営競技とテレビ面は差し替え)。
  • スポーツ報知
    読売新聞中部支社が発行。同支社が中部読売新聞社だった時代に「報知スポーツ」の題号で創刊され、1996年に東京・大阪と同じく「スポーツ報知」に改題した。

支局・支社などは設置されていないものの、次の2紙が販売されている。

  • サンケイスポーツ
    大阪本社発行の早版(11版)が、名古屋駅や金山駅など名古屋市内の主要ターミナル売店で販売されている(以前は最終版の12版が名古屋駅にて販売)。名古屋市内の産経新聞直売所でも取り扱っている。テレビ面と公営競技面は差し替えられていない。
  • デイリースポーツ
    名古屋鉄道名鉄名古屋駅金山駅神宮前駅の売店などで販売(テレビ面と公営競技面は差し替えられていない)。以前は同紙の中京版が存在していた。
ローカル紙

豊橋市など東三河では静岡新聞も購読できる。

名古屋タイムズは、2008年10月31日の発行分をもって休刊した(事実上の廃刊)。当時は近年東海地方の新聞社で休刊するところがなかったため、他のマスコミで取り上げられた。

文化・スポーツ

  • 愛知県=名古屋文化というイメージが強いが、尾張三河では方言・文化・風習も異なる。
  • 寺院数は約4600で日本一(2位は大阪府の3300)。
  • 文化芸能など形のないものに関して手厳しいファンが多く存在するとされている[21]。同様に値段や品物に関しても評価が厳しい。

方言

アクセントは知多半島を除く尾張地方が内輪型東京式、知多半島と西三河地方が中輪型東京式、東三河地方が外輪型東京式であり、文法語彙等も地方によってそれぞれ異なっている。東三河地方では遠州弁との共通点も多々見受けられる。 名古屋市内など県西部には、三重県からの通勤通学者も多い。そのため、京阪式アクセントの方言もよく聞かれる。

食文化

郷土料理

名産

名古屋
一宮
知多半島
南知多
岡崎
知立
刈谷
安城
西尾
一色
幸田
豊橋
蒲郡
豊川
田原

伝統工芸

経済産業大臣指定伝統的工芸品
伝統工芸品

祭事

愛知県内には40市町に154の山車まつり、418の山車が存在しており、県はその魅力を全国に発信するため「あいち山車まつり日本一協議会」を設立して「山車日本一あいち」宣言を行った[22][23]。特に山車にからくり人形がのる「山車からくり」は、尾張の熱田新宮天王祭や津島天王祭から始まったとされ[24]、現在でも全国の山車からくりの6割が愛知県に集中しているとされる[25]

スポーツ

観光

有形文化財建造物

国宝

寺院
城郭
建築
  • 如庵 - 茶室 (犬山市)

重要伝統的建造物群保存地区

大規模テーマパーク

(ラグーナテンボス)
(愛・地球博記念公園)
(日本国内初の屋外レゴランドテーマパーク、世界で8カ所目のレゴランドとなる。(2015年4月に着工し、名古屋市港区金城ふ頭に建設中、2017年春頃オープン予定)

愛知県を舞台とした作品

愛知県出身の人物

国際関係

姉妹自治体・提携自治体

友好州省

あいちフレンドシップ交流事業

2005年に開催された愛知万博で、愛知県内の市町村(名古屋市を除く。)が120の万博公式参加国をそれぞれ「一市町村一国フレンドシップ事業」のフレンドシップ相手国として迎え入れた。万博後にも盛んに交流や様々な国際化事業など行われ、万博でのおもてなしから一歩進んだ相互理解と地域の国際化につながっている。「一市町村一国フレンドシップ事業」により高まった県民の国際交流や異文化理解への関心を原動力の1つとして更なる国際化を進めている[26]

脚注

  1. ^ 「愛知県誕生のなぞをさぐる」県公文書館発行パンフレット。
  2. ^ 全国都道府県市区町村別面積調 国土地理院 2013年11月28日閲覧
  3. ^ 中部地方の東西南北端点と重心の経度緯度 国土地理院 2013年3月19日閲覧
  4. ^ 愛知県 市区町村の役所・役場及び東西南北端点の経度緯度(世界測地系) 国土地理院 2013年3月19日閲覧
  5. ^ 我が国の人口重心 -平成22年国勢調査結果から- 統計局 2013年3月19日閲覧
  6. ^ 『張州雑志』巻三十四所収「大宮司系譜」
  7. ^ 「愛知県のできごと」浜島書店
  8. ^ 愛知県を楽しもう!
  9. ^ 『47都道府県うんちく事典』著者八幡和郎112頁
  10. ^ 江戸時代の殿様=藩主の三分の二は愛知県出身の家柄である。
  11. ^ 平成25年度都道府県別製造出荷額
  12. ^ 平成19年度県民経済計算
  13. ^ World Economic Outlook Database
  14. ^ 以下、農林水産業に関する数値データの出典は知っていますか?あいちを代表する農林水産物(愛知県公式HP内)
  15. ^ あいちの花き
  16. ^ FM三重会社案内
  17. ^ エリアガイド”. エフエム岐阜. 2015年3月28日閲覧。
  18. ^ 宣伝・販促担当のみなさまへ(k-mix)
  19. ^ 夕刊東海3県では未発行であるが、静岡県向け夕刊は本県清須市の中部支社工場にて印刷(発行元・東京本社)している
  20. ^ 名古屋駅や一部名古屋市営地下鉄の売店及び名古屋市内の産経の直売所では、それ以前より、13版が販売されている。テレビ欄は三重県版(「東海・三重」と表記。伊賀地域以外の地区)と同じものを掲載している(同じく6版で発行される岐阜県でも岐阜市のごく一部で13版が発売されている)。
  21. ^ 特に「芸どころ名古屋」と呼ばれるほどの芝居に関しては、徳川宗春の時代に、芝居が上方江戸もダメだって言われるようになって名古屋に芝居が全部集まり、結果として日本で一番いいものを見られるようになった人々の目が肥えていき、役者などのクオリティーも高くなっていったという。このためか、現代でも「名古屋の人達は芝居中は反応が薄くて静かだが、最後には割れんばかりの拍手が湧き出る」と役者が語るほどである(この意見は芝居以外の芸能でも聞かれることがある)〔NGサロンFile1内の長谷川栄胤(御園座代表取締役)と藤井英明(ゲイン代表取締役)との対談より〕。
  22. ^ 「あいち山車(だし)まつり日本一(にっぽんいち)協議会」を設立します。
  23. ^ あいち山車図鑑
  24. ^ からくり人形の歴史
  25. ^ 日本で唯一!からくり人形師、九代目・玉屋庄兵衛さん
  26. ^ 「あいちフレンドシップ交流アルバム」(あいちフレンドシップ交流アルバム)

関連項目

外部リンク

行政
観光
先代
名古屋藩
犬山県
額田県
行政区の変遷
1871年 -
(名古屋県→愛知県)
次代
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