愛・地球博記念公園

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愛・地球博記念公園
モリコロパーク1.JPG
所在地
愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1
北緯35度10分37秒 東経137度5分19秒 / 北緯35.17694度 東経137.08861度 / 35.17694; 137.08861座標: 北緯35度10分37秒 東経137度5分19秒 / 北緯35.17694度 東経137.08861度 / 35.17694; 137.08861
分類 広域公園
面積 194.2ha
前身 愛知青少年公園
開園 2007年3月25日
運営者 愛知県
アクセス リニモ愛・地球博記念公園駅
公式サイト 愛・地球博記念公園
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愛・地球博記念公園(あい・ちきゅうはくきねんこうえん)は、愛知県長久手市にある愛知県営公園である。

愛知青少年公園(あいちせいしょうねんこうえん)の敷地を利用して開催された2005年日本国際博覧会(愛知万博/愛・地球博)長久手会場の跡地に開設された公園である。本項目では愛知青少年公園についても記述する。

概要[編集]

愛・地球博記念公園[編集]

愛・地球博記念公園は、愛知万博長久手会場跡地を活用するためと、万博の事績を残すために開設されることになった公園である。愛称は万博公式キャラクターのモリゾー・キッコロにちなんだ「モリコロパーク」。この名称及び愛称は、2006年1月12日にどちらも「21世紀にふさわしい公園づくり委員会」による公募によって決定された。

愛・地球博記念公園は、かつての一般県営公園児童厚生施設の「愛知青少年公園(1970年開園、2002年閉園)」の敷地を利用して建設された、愛知万博長久手会場の跡地に建設され、現在も愛知万博の一部施設が取り壊されずに残されている。これらの施設は再整備の上で一部再開され、また今後再開されるものもある。

愛・地球博記念公園正門
愛・地球博記念公園石碑
サツキとメイの家
モリゾーとキッコロ像
  • 具体的には万博で使用された施設のうち、下記の施設が継続利用されている。(最後の()内は現在の施設名称)。
  • グローバルハウス温水プールアイススケート場=万博会期中は使用不可)」
  • 地球市民村センターハウス(愛知国際児童年記念館 2011年3月21日閉館)」
  • わんパク宝島・ロボットステーション(愛知県児童総合センター)」
  • グローバル・ループ(グローバルコモン3と4の間のみ保存)(同名)」
  • 観覧車(同名)」
  • サツキとメイの家となりのトトロ(同名)」
  • グローイングヴィレッジ(森の広場)」
  • 自然体感遊具(同名)」
  • 森林体感ゾーン(同名)」
  • 森のビジターセンター(フィールドセンター)」
  • 日本庭園・茶室(同名)」
  • 迎賓館・レセプションホール(愛・地球博記念館)」
  • レストラン棟(グローバルコモン6)(花の広場休憩所)」
  • 長久手愛知県館・長久手会場愛知県管理棟(西口休憩所)」

また、愛知青少年公園時代にあった設備で会期中は整地され別のパビリオンが建っていた「キャンプ場」・「球技場(野球場・サッカー場等)」も再度整備される予定。

公園の所有と整備・管理は引き続き愛知県が行うが、公園の種別が一般県営公園から都市計画公園(広域公園)に変更されたことから、総合的な整備と管理を(財)愛知県都市整備協会が請け負い、公園内の施設の一部の管理をかつての公園整備・管理請負者である(財)愛知公園協会(旧愛知青少年公園協会)が行っている。

なお、本公園とは別施設ではあるが、長久手会場の東ゲートおよび東ターミナルの跡地は、愛知県と科学技術交流財団が共同で愛・地球博の剰余金を活用し、愛・地球博の理念と科学技術を継承・発展させる施設「愛知県科学技術交流センター(「知の拠点中核施設」)(仮称)」として整備する計画で、現在、施設を建設中である(開設は、2012年1月ごろの予定)。

愛知青少年公園[編集]

1970年(昭和45年)11月に、明治100年を記念し、青少年の健全育成と勤労青少年の総合レクリエーションための総合施設・公園・児童厚生施設(児童遊園・大型児童館)として愛知青少年公園(県営公園)が開設された。総面積は約200万平方メートル。

  • 温水プールアイススケート場・キャンプ場・サイクリング場・愛知県児童総合センター・愛知国際児童年記念館・ベビーゴルフ場・文化施設・宿泊研修施設・野球場などが敷地内に設けられていた。
  • 1979年8月には国際児童年集中記念行事「世界と日本のこども展」が開催され、当時の大平正芳総理大臣も来賓として訪れている。
  • また、1993年までは日本万国博覧会(大阪万博)に出展された手塚治虫プロデュースのパビリオン「フジパンロボット館」が移設されて置かれていた。そのロボットは、ロボット館が老朽化により解体された際に、同じ公園内の愛知県児童総合センターに移設・展示され、愛知万博の際は同施設で展開されたパビリオン「わんパク宝島・ロボットステーション」で同時展示された。万博閉幕後に再開された同施設でも、展示は続けられている。

2000年9月に2005年日本国際博覧会(愛知万博、愛・地球博)の主会場が瀬戸会場(海上の森)から、本公園(長久手会場)へ変更され、その工事を開始するために2002年3月31日をもって、閉園となり、2002年4月1日より2005年日本国際博覧会協会へ公園管理を移管。一部の施設は万博のパビリオンに活用するため、改装・改築工事が実施され、もしくは、取り壊されて敷地が万博施設の建設地に流用されるなどした。

  • 管理棟・研修宿泊棟などは取り壊され、入場ゲートやパビリオンなどの用地に活用された。
  • 万博会期中は、「温水プールアイススケート場」は、「グローバルハウス」として、「愛知国際児童年記念館」は、「地球市民村センターハウス」として、「愛知県児童総合センター」は「わんパク宝島・ロボットステーション」に、「球技場の照明」は「グローバルコモン3」の照明としてそれぞれ活用された。また、園内の「こいの池」は「夜間イベント(こいの池のイブニング)」の会場として、「給水塔」は雲の柄に塗り替えられた上で万博の給水設備として利用された。

施設[編集]

愛知万博長久手会場[編集]

愛知万博の施設#長久手会場を参照のこと。

愛・地球博記念公園[編集]

総合案内所

第1期開園[編集]

万博閉幕後、2006年7月15日に都市計画公園「愛・地球博記念公園」として、旧遊びと参加ゾーンの部分が再開園した。

《開園箇所》
  • 公園正門・ロータリー(旧北ゲート)
  • 駐車場(旧企業パビリオンゾーンA:有料)
  • サツキとメイの家(会期中と同じ・内部の観覧の「抽選制」も継続:有料)
  • 観覧車(旧モリゾー・キッコロメッセ前広場:有料)
    東海一の高さを誇る全高88mの大観覧車
  • ファミリー愛ランド(旧モリゾー・キッコロメッセ前広場:有料)
    • ファミリースインガー
    • ドルフィンパラダイス
    • あそびの広場 ファンタジア
  • こどもの広場(旧モリゾー・キッコロメッセ前広場)
  • 屋根つき休憩所(会期中と同じ 旧 遊びと参加ゾーン屋根つき休憩所)
  • モスバーガー(旧 遊びと参加ゾーン屋根つき休憩所の飲食店を改装)
  • 愛知県児童総合センター(旧わんパク宝島・ロボットステーション:中学生以下無料)
    大阪万博の「フジパンロボット館」のロボットも継続展示
  • こどもの広場「自然体感遊具・散策の森」(会期中と同じ)
    (「森の広場(旧グローイングヴィレッジ)」「水の広場」「風の広場」「散策の森」など)
  • 愛知国際児童年記念館(旧地球市民村センターハウス:一部有料)
    2011年3月21日施設の老朽化で閉館。
    万博で展示したロボットを展示していた(閉館後は、一部は愛・地球博記念館に移設し、公開展示中)。
    童話館(メルヘンプロムナード)も併設していた。
  • 日本庭園(会期中と同じ。茶室は第2期開園時に再開予定)
愛・地球博記念館

第2期開園(1次)[編集]

2007年3月25日に開園

  • 愛知万博の理念と成果を継承するメインスペースである「イデアの広場」とその関連施設、「グラウンド」、「球技場」、「キャンプ場」以外の施設が開園。
  • 日本庭園内の「茶室」、アイススケート場・温水プール(旧グローバルハウス)内のレストランも再開。
  • 万博会期中「森林体感ゾーン・森の自然学校」として開設されていた区域が再開。中核施設として万博の「森のビジターセンター」が「フィールドセンター“もりの学舎(まなびや)”」として再開。インタープリター(自然案内人)による自然体感教室も再開された。
  • おもな開園箇所
  • 愛・地球博記念館(旧:迎賓館・レセプションホール)
万博会期中のビデオ、資料、アメリカ館のフランクリン像、アテンダントのユニフォームなど
  • 大芝生広場(旧:愛・地球広場)
  • 茶室「香流亭」
  • アイススケート場(大人1400円/小人800円)
30m×60mリンク(中央部にモリコロがプリントされている)、外周リンク(一周200mトラック)
  • 温水プール(有料:大人1000円/小人400円)
25m×5コース、スライダー、造波、流水等、モリコロ像
  • 林床花園(旧:森林体感ゾーン北の森)
  • 親林楽園(旧:森林体感ゾーン南の森)
「フィールドセンター“もりの学舎(まなびや)”」に加え「葉っぱのドーム」「水のあずまや」「森のかくれが」も再開
  • 西エントランス・西駐車場、こいの池(旧日本ゾーン)
からくり人形が内蔵された時計モニュメント「日本の塔・月」も復活。「長久手愛知県館・長久手会場愛知県管理棟」を再利用して「西口休憩所」を開設。

第2期開園(2次)[編集]

2008年4月1日に開園

  • 多目的広場
愛知青少年公園時代には野球場であった場所であり、万博会期中はドイツ館・フランス館・イタリア館などがあったグローバルコモン3の跡地が再整備される。ナイター照明塔は愛知青少年公園から会期中にも活用されたもの。

第2期開園(3次)[編集]

2009年

  • 4月に南駐車場、7月に野球場(グローバル・コモン4(ヨーロッパ)、EXPOドーム跡地)がそれぞれオープンした。

第3期開園[編集]

2012年ごろの予定。

  • 残りの施設がすべて整備・開設される予定。その際に「イデアの広場」が開設され、そこの中心施設として屋上緑化のドーム型の施設「地球市民交流センター」を開設。内部は、瀬戸会場の市民パビリオンの「対話劇場」を受け継ぐ「ダイアローグ(対話)広場」や「フレンドシップ広場」、体育館などで構成される予定で、瀬戸日本館が採用した自然換気の煙突ソーラーチムニーや、森の冷気を引き込むクールチューブを設置。壁面には、バイオ・ラングを設置する予定である。また、リニモの駅とイデアの広場を連絡する「グローバルループに類似した遊歩道」も設置される予定。
  • 地球市民交流センターは、万博の理念継承プロジェクトとして誘致した、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の市民参加行事の会場としても、活用された。

その他[編集]

  • あいち産業科学技術総合センター
  • 公園の北東隣接地「愛・地球博 長久手会場 東ゲート」跡地に愛知県が先端技術開発施設「知の拠点 先導的中核施設(あいち産業科学技術総合センター)」および「物質の計測分析施設(シンクロトロン光利用施設」の建設が2009年度末から始まっている。あいち産業科学技術総合センターは、2012年2月14日に竣工。同年4月から本格運営を開始している。この施設は、愛知県科学技術交流センター(仮称)として、2001年度頃に構想され、愛知万博を経て、跡地利用計画として2007年度に「知の拠点」として建設計画された施設で、先導的中核施設は2011年度内に完成済み、物質の計測分析施設は2012年度内の完成を目指している。独立行政法人科学技術振興機構(JST)経由で国から最大30億円程度の助成を受けて建設、運営中である。
  • 「知の拠点」公式ポータルページ
  • 関連記事
財団法人科学技術交流財団 科学技術交流センター構想第2期愛知県科学技術基本計画「具体的取組」(4つの知の戦略)2010年3月6日 中日新聞(愛知県)朝刊[リンク切れ]「知の拠点」基本計画 概要資料建通新聞ウェブサイト①[リンク切れ]建通新聞ウェブサイト②[リンク切れ]愛知県、先端技術開発施設「知の拠点」年度内着工へ(日経新聞)[リンク切れ]

歴史[編集]

愛知青少年公園[編集]

愛・地球博長久手会場[編集]

愛・地球博記念公園[編集]

  • 2006年7月15日 都市計画公園「愛・地球博記念公園」として、旧遊びと参加ゾーンの部分が再開園。
  • 2007年3月25日 第2期開園
  • 2011年ごろ 第3期開園の予定

愛・地球博記念行事[編集]

  • 毎年開幕・閉幕周年事業として、イベント、観覧車のライトアップなどを行うこととなっている。
  • 毎年12月は、本公園内をコースとして「愛知万博メモリアル 愛知県市町村対抗駅伝競走大会」が実施される。
    • 略称は「愛知駅伝」。愛知駅伝実行委員会が主催。
    • 愛知万博をメモリアルイベントを通じ次世代へ語り継ぐと同時に、愛知県内各市町村の交流、市町村合併後の一体化の促進、県民意識の高揚、県民スポーツの振興を主目的として実施される。
    • 第1回は2006年12月2日(土)に実施された。当日は「サツキとメイの家」の観覧は中止となった。

交通アクセス[編集]

脚注[編集]


関連項目[編集]

外部リンク[編集]