八丁味噌

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八丁味噌(はっちょうみそ)とは、愛知県で生産されている豆味噌の一種。

特徴[編集]

米麹麦麹を用いず大豆のみから作られる豆味噌の一種であり、赤褐色の味噌である。名古屋圏では「味噌汁」といえば八丁味噌を用いた赤い汁のものが一般的であり、米味噌を用いた味噌汁のことは「白味噌汁」と言って区別している[要出典]

二年を越えて天然醸造され、独特の渋みとうまみが特徴。全国的には赤味噌(赤だし)というと塩辛いイメージがあり、八丁味噌も塩辛いイメージが定着しているが、八丁味噌は塩分が少ない。

由来[編集]

岡崎の矢作川地域で収穫される矢作大豆と、知多の成岩(ならわ - 半田市)や饗庭(あえば - 吉良町)でつくられる塩を用いて、主に八丁村で作られていたことから、八丁味噌と呼ばれた[1]。八丁村は岡崎城より西へ8離れていたことが村名の由来とされ、現在の愛知県岡崎市八帖にあたる。八丁味噌は「三河味噌」や「三州味噌」とも呼ばれ、江戸時代は江戸へも出荷されていた。

名称について[編集]

2006年に地域団体商標制度がスタートしたのに伴い、岡崎市内の2社からなる八丁味噌協同組合が同年4月に「八丁味噌」を商標出願した。しかし、愛知県内には同じ製法で豆味噌を製造していると主張する業者が存在しているため、商標登録については設定に至っていない。なお、「八丁味噌」という名称は裁判所の判断により普通名称とされている(東京高等裁判所 平成元年(行ケ)112号)。

備考[編集]

戦時中、贅沢品として製造禁止の危機があった。

岡崎市八帖で作られる「八丁味噌」と同じ製法で作られている味噌や、愛知県、三河地域で作られる赤味噌を「八丁味噌」と呼ぶ人もいるが、正しくは岡崎市八帖で作られる味噌が「八丁味噌」である。

2006年4月から同年9月まで放送されたNHK朝の連続ドラマ純情きらり』の舞台が八丁味噌の蔵元であったため、近年ではより全国的にその名が知られるようになった。これと連動して名古屋めしブームが起こり、今まで名古屋圏以外では敬遠されがちであった赤味噌料理を求めて名古屋に訪れる観光客も増加傾向にある。

近年の欧米における日本食ブームの影響で、「カシュルート」(いわゆるユダヤ教の食のタブー)を持つユダヤ人達からタブーに抵触しないか、という声があり、ユダヤ教のラビ(祭司)が八丁味噌の製造工場を視察・検査に来るようになった。ユダヤ教のラビのお墨付きをもらった食品は、製造過程で甲殻類が一切使用されていないため、甲殻類アレルギーの人達にもありがたがられている。[要出典]

脚注[編集]

  1. ^ 森原 章 『郷土史事典愛知県』 昌平社、1980年

関連項目[編集]

外部リンク[編集]