阿久比町

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あぐいちょう
阿久比町
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 愛知県
知多郡
団体コード 23441-9
面積 23.94km²
総人口 26,245
推計人口、2012年1月1日)
人口密度 1,100人/km²
隣接自治体 半田市常滑市知多市東浦町
町の木 モチノキ
町の花 ウメ
マスコット
キャラクター
アグピー(モチーフは
阿久比町役場
所在地 470-2292
愛知県知多郡阿久比町大字卯坂字殿越50番地
阿久比役場
外部リンク 阿久比町公式サイト

阿久比町位置図(愛知県)

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村
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阿久比町(あぐいちょう)は、愛知県西部、知多郡にあるである。知多郡では唯一、海に面していない内陸の町で、知多半島のほぼ中央部に位置する。

目次

[編集] 地理

阿久比町は海に面しない内陸の町で、丘陵とその間の狭小な盆地からなっている。町の中心の南北には北の東浦町から南の半田市に向かって阿久比川が流れており、阿久比地域全体を指して古くは「英比(あぐい)谷」と呼ばれた。現在も阿久比川に沿って名鉄河和線県道55号が走っており、町の南北軸になっている。

町南部にあって半田市と接する植大地区は、隣接する半田市岩滑地区出身の童話作家、新美南吉の作品の舞台としてたびたび登場する。権現山という名前で呼ばれている小山や、半田市との市境を流れる阿久比川支流の矢勝川は「ごんぎつね」の舞台のモデルとされ、ごんぎつねの「ごん」は権現山の「ごん」から取ったとも言われる。また矢勝川の水源である半田池は、「おじいさんのランプ」に実名で登場する池である。

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町をあげて昭和58年より様々な取組を行い、「自然と人間の共生 ホタルを守ろう」を合言葉に「ホタル飛び交う住みよい環境づくり」を目指し、町民の協力による町内全域にわたる生息分布調査や町内の小学校での人工飼育、「ふれあいの森」内の「ホタル養殖場」での調査研究を行っている。平成6年7月1日に「ほたるサミットあぐい’94」を開催(これを記念し翌年より同日を「あぐいほたるの日」と制定)された。町のキャラクターも蛍がモチーフの『アグピー』である。

[編集] 隣接する自治体

[編集] 人口

Demography23441.svg
阿久比町と全国の年齢別人口分布(2005年) 阿久比町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 阿久比町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
阿久比町(に該当する地域)の人口の推移
1970年 18,499人
1975年 20,867人
1980年 20,880人
1985年 23,341人
1990年 23,932人
1995年 23,890人
2000年 24,028人
2005年 24,577人
2010年 25,460人
総務省統計局 / 国勢調査

[編集] 歴史

「あぐい」の地名が残る最古の記録は、藤原宮跡から出土した甲午年(西暦694年)記年の木簡で、「阿具比里」と記されていた。その後、漢字二字による当て字として「英比」が用いられるようになり、平城京の木簡に実例がある。平安時代以降は知多郡英比郷と呼ばれ、また阿古屋、安古居など様々な用字で書かれた。

中世の後期、阿久比の地の支配者として久松氏という菅原姓を名乗る武士が歴史に登場する。久松氏の系譜によれば、久松氏が阿久比に根付いたのは南北朝時代後醍醐天皇に仕えた菅原定長の子、定範が尾張国知多郡目代に任ぜられて英比郷に土着したのに始まるといい、久松の名字は、定長の先祖である菅原雅規が幼名の久松麿を名乗っていたとき、901年に祖父の菅原道真が失脚したのに連座して流された先が尾張国の英比であったという縁によるとされている。

久松氏は16世紀中頃の織田信秀信長父子の時代には、緒川(現在の東浦町)を本拠地とする水野氏の傘下にあり、当主の久松俊勝は、水野忠政の娘で松平広忠と離縁させられた於大を妻とした。のちに於大と先夫との間の子である徳川家康が織田氏と同盟を結んで独立の大名になった縁から、於大が俊勝との間に生んだ息子たちは徳川氏に仕えて阿久比を離れ、江戸時代には譜代大名になった。一方、阿久比に残った久松俊勝の長男信俊は、1577年に当時、織田信長のもとで尾張南部の諸将を統率していた上司の佐久間信盛の怨みを買って殺され、阿久比の久松氏は断絶している。

江戸時代には、現在の阿久比町域には横松、萩、宮津、板山、福住、白沢、草木、卯之山、坂部、稗之宮、椋原、角岡、矢口、高岡、植、大古根の諸村があった。これを俗に「英比谷(又は阿久比谷)16か村」と呼ぶ。これらは明治の合併により阿久比村となり、またこの時に「あぐい」の用字として「阿久比」が定着する。1889年(明治22年)10月には、阿久比村、上阿久比村、東阿久比村の3か村に分かれていたが、1906年(明治39年)5月に再合併した。人口の増加により、1953年1月1日に阿久比村は町制施行して阿久比町となった。

[編集] 行政

町長:竹内啓二(たけうち けいじ、1954年5月18日 - )

2002年の町長選で当時現職の石川桂を破り初当選し、現在3期目。

[編集] 合併

南の半田市との編入合併を推す意見もあったが、2004年12月26日に、合併特例法に基づく半田市と阿久比町の合併協議会設置の賛否を問う住民投票が実施され、その結果、反対多数となり、協議会は設置されないこととなった。中部国際空港を生かした知多半島10自治体合併構想は、1つも実現しなかった。

[編集] 産業

阿久比川を中心に田園風景が広がるが、名古屋鉄道河和線知多半島道路を通じて名古屋市の中心部に30分程度という好立地のため、工業団地や住宅団地も進出している。また、かつては阿久比スポーツ村にある阿久比球場を中日ドラゴンズの二軍が使用していた。

人口の増加に対して、この地域におけるショッピングの中心は長らく南の半田市にあった。しかし半田市に近い植大地区で、1999年に大型ショッピングモールのアピタ阿久比店が開店。映画館も併設され、新しい地域の中心になっている。

[編集] 本社・工場

[編集] 公共施設

  • オアシスセンター(保健センターと高齢者生きがい活動施設を併設した施設)
  • 勤労福祉センター
  • 子ども総合支援センター(子育て支援センター『あぐぴっぴ』・教育相談センター)
  • 阿久比町立図書館
  • 町立阿久比スポーツ村
  • 草木グラウンド
  • 白沢グラウンド
  • 阿久比町立阿久比スポーツ村野球場(旧名鉄阿久比グラウンド)
  • ふれあいの森(広場・公園・デイキャンプ場・パターゴルフ場・体育室などのある複合レジャー施設)。

・ホタル養殖場(ヘイケボタルの人工飼育や餌となる巻貝類の養殖も行ってる。通年、ホタルの生態観察が可能。幼虫の数が多い年の4月下旬には「ほたるの幼虫観察会」を、毎年6月下旬に2日間「ほたる観察会」を開催(3日間で約6千人の来場者(平成13年))。

・育苗センター(町の行事である「みんなの菊花展」の苗が育てられている)

[編集] 教育

愛知県教育委員会の制度に基づいて行われ、尾張学区に属し、調整区域には属さない。

高等学校

中学校

小学校

幼稚園

  • 阿久比町立ほくぶ幼稚園

[編集] 交通

路線バスは通っていない。

[編集] 鉄道

中心駅は特急停車駅の阿久比駅。

[編集] 道路

町内に国道は通っていない。

オアシス大橋  1989年に開通した、町役場前から東へ、町中心部と宮津団地地区を結ぶ、阿久比川と名鉄河和線を跨ぐように掛かる陸橋(全長560m)。両地区は阿久比川と河和線で分断されており、この橋完成まではかなりの遠回りを強いられた。欄干には(電飾により蛍の尾部が点滅する)と歓喜の歌(第九)の音符のレリーフが配されている。

主要地方道

一般県道

[編集] 有料道路

[編集] 観光

  • 板山長根古窯 - 昭和53年に発掘調査された古窯。平安時代末~鎌倉時代のものと推測。県指定文化財。
  • 坂部城跡 - 久松氏の居城跡。町指定文化財。現在は城山公園となっている。
  • 宮津柳審城跡 - 新海氏の居城跡。現在は秋葉神社が祀られている。
  • 洞雲院 - 徳川家康の母、於大の方の墓所。
  • 二子塚古墳(ふたごづかこふん) - 知多半島唯一の前方後円墳といわれている。阿久比川の沖積地に位置することより、古墳時代中頃(5世紀)のものと推測される。昭和55年7月1日、町指定文化財に指定された。

[編集] 祭礼・民俗信仰

  • 横松の祭礼 - 神明社の祭礼で、4月の第4日曜日と前日の土曜日に行われることが多い。知多型山車が1台ある。
  • の祭礼 - 大山祇神社の祭礼で、毎年4月の第2日曜日と前日の土曜日に行われる。地区には「大山車(おおやまぐるま)」と呼ばれる知多型の山車(地元では「おくるま」と呼ぶ。)が1台あり、狭い地区内の道を曳きまわす。神社が丘の中腹にあり、境内から一気に曳き下ろされるさまは「萩の坂下ろし」と呼ばれ、近隣のみならず、遠くは大阪や静岡からもリピーターがやって来る。また、かつて荷物を荷車などで運搬していた頃には、近隣では坂道を登る際に先に綱をつけて引っ張っている様子を「萩のお祭りみたい」と表現した。
  • 宮津の祭礼 - 熱田社の祭礼で、4月の第3日曜日と前日の土曜日に行われる。南組・北組にそれぞれ知多型の山車(地元では「おくるま」と呼ぶ。)が1台あり、地区内を曳きまわされる。
  • 大古根の祭礼 - 八幡神社の祭礼で、4月の第3日曜日と前日の土曜日に行われることが多い。知多型の山車が1台ある。
  • 虫供養 - 毎年秋の彼岸のお中日(9月23日)に、町内の13の地区を輪番で回る年中行事。愛知県の無形民俗文化財に指定されている。
  • おせんぼ - 洞雲院で毎年3月中旬の日曜日に行われる。正式には「観音懺摩法会」といい、徳川家康の母於大の方が「戦国の女性の哀しみが二度とおきないように」と、洞雲院で祈願したのが始まりだと言われている。

[編集] 出身有名人

[編集] 外部リンク

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