スガキコシステムズ

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スガキコシステムズ株式会社
Sugakico Systems Co., Ltd.
Sugakico Systems headquarters (2013.09.21) 1.jpg
本社
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
460-0002
名古屋市中区丸の内1丁目16-2
北緯35度10分25.3秒
東経136度53分41.7秒
座標: 北緯35度10分25.3秒 東経136度53分41.7秒
設立 1958年昭和33年)5月(創業1946年3月
業種 サービス業
事業内容 ファストフードチェーン
代表者 代表取締役社長 菅木伸一
資本金 3億1194万円
売上高 126億6,854万円(2014年3月)[1]
従業員数 2,993名(2014年3月31日現在)
決算期 3月
主要子会社 寿がきや食品株式会社
株式会社ファイブレシピ
外部リンク http://www.sugakico.co.jp/
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スガキコシステムズ株式会社: Sugakico Systems Co., Ltd.)は、日本ファーストフードチェーンの一つ。愛知県名古屋市に本社を持つスガキコグループの中核を担う企業であり、ラーメン甘味などを扱うチェーン店「スガキヤ」を主に展開する(本項では主として、このチェーン店についても扱う)。旧社名・株式会社寿がきや(すがきや)。

概要[編集]

大阪府門真市に出店していたロードサイド型店舗2038古川橋寿町店

1946年昭和21年)に名古屋市中心部のにて「甘党の店」として創業[1]1948年(昭和23年)にラーメンを出すようになり、店名を「寿がきや」と改めた[1]。これは創業者の菅木 周一すがき しゅういち、1927年 - 1989年[2])の名に由来し[3]、縁起担ぎに「寿」の文字が入れられた。

1958年(昭和33年)に株式会社化[1]1963年(昭和38年)には関連会社としてインスタント麺などを製造する寿がきや食品を設立している[1]1969年(昭和44年)に「寿がきや」(現・スガキヤ)としてチェーン展開を開始して以降[1]中部地方にあるアピタピアゴイオンバローなど、大規模ショッピングセンター内のフードコートを中心として店舗展開をしており、近年はうどん専門店など「スガキヤ」以外の業態での事業も行なっている。

店舗数は2015年平成27年)1月現在で東海地区(愛知・岐阜・三重・静岡・長野)に304店舗、関西地区(大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀)に47店舗、北陸地区(石川・福井)に12店舗の363店を数えるが[4]、いずれも直営店舗でフランチャイズによる展開は行なっていない[5]

1990年代後半までは関東地方甲信越地方にも出店、首都圏では主に忠実屋のテナントとなっていたが、忠実屋がダイエーに吸収合併されるなどしたため、一時東日本からは撤退していた。2005年平成17年)に東京都新宿区に「Sugakiya 高田馬場店」をオープンし、再度東日本への進出を図るも、2006年(平成18年)9月30日を以て同店は閉鎖撤退している。[要出典]

沿革[編集]

  • 1946年 - 愛知県名古屋市栄に「甘党の店」を開店。
  • 1948年 - ラーメンの提供を開始して、店名を「寿がきや」に改める。
  • 1958年 - 「株式会社寿がきや」を設立。マスコットキャラクター「スーちゃん」誕生。
  • 1963年 - 即席ラーメンやうどんなどの製造・販売を手掛ける系列会社「寿がきや食品株式会社」を設立。
  • 1978年 - ラーメンフォーク導入開始。
  • 1994年 - 社名を「スガキコシステムズ株式会社」に変更。台湾に合弁会社・陸仕寿賀喜屋股分有限公司を設立。
  • 2006年 - 創立60周年を記念し、3月4日・3月5日の2日間全メニュー半額を実施(以降、毎年3月に行われる(後述))。
  • 2008年 - 割り箸を全廃し、プラスチック箸に切り替え。
  • 2010年 - 名古屋市中区丸の内の中部大阪商品取引所本部ビルを取得し、大須にある川本ポンプビルから本社機能を移転した。

グループ会社[編集]

  • 寿がきや食品株式会社
  • 株式会社ミセスハート
1983年(昭和58年)1月に創業したババロア専門店。2014年(平成26年)には名古屋市中区のセントラルパークパンケーキなどを扱うカフェを開店している。
  • 株式会社ファイブレシピ
1998年(平成10年)に設立。点心と中華を扱うレストラン「上海湯包小館」を展開している。
  • 陸仕寿賀喜屋股分有限公司
台湾で「壽賀喜屋」を展開する(後述)。

マスコットキャラクター[編集]

ナゴヤドームの天井付近にある広告ポイントに設置されている看板広告に描かれたスーちゃん

スガキヤのマスコットキャラクターは、1958年(昭和33年)の株式会社寿がきや設立と同じ時期に誕生した「スーちゃん」という女の子で、スガキヤの主力商品であるラーメンとソフトクリームを手にしている。イラストのベースは名古屋市在住の男性のもので、同年に中日新聞の広告でキャラクターを公募して決められた[6]。当初はおかっぱ頭の中国風デザインだったが、創業者の菅木周一の発案で現在の三つ編みと水玉模様の衣装になった[7]。スーちゃんがラーメンとソフトクリームを持っているのは1946年(昭和21年)に第1号店が甘味の店としてオープンした時の名残という[3]。なお、スーちゃんには他に「ラーパパ、メンママ、プーちゃん(弟)、ウーちゃん(犬)、ミャーちゃん(猫)」といった家族がおり、全員合わせると名古屋弁で「ラーメンスープうみゃー(ラーメンスープ旨い / 美味しい)」になる[8]

一時期、漫画家「さくらももこ」デザインのものに変更されたが不評であったようで、一年程で元のデザインに戻された[8]

ラーメンフォーク[編集]

60周年記念事業の一環として配布されたラーメンフォーク

スガキヤではラーメンを注文すると、レンゲの代わりに根本が大きく膨らんだフォーク「ラーメンフォーク」というものが一緒に出される。

このラーメンフォークは割り箸の大量消費による環境問題に配慮しノリタケと共同開発した食器で、割り箸がなくてもラーメンが食べられるような工夫がされており、1978年(昭和53年)よりスガキヤの各店頭で使われ始めた[9]。2006年(平成18年)秋より、フォーク部分が根本部分の正中に位置した形状へとリニューアルされたが「厚手の金属製の為、熱くて口に入れ辛い」「フォーク部分で麺を食べようとすると根本部分に溜まったスープがこぼれる」等の理由からやはり箸の方がいいと言う来客のため、2008年(平成20年)春の割り箸全廃以降はプラスチックの箸が用意されている。

ラーメンフォークはそのデザインが評価され、2008年からニューヨーク近代美術館ミュージアムショップ「MoMA Design Store」の商品として販売されている[10]

主なメニュー[編集]

創業の経緯から甘味とラーメンを主体としており、ソフトクリームぜんざいなどの甘味メニューは200円前後、ベーシックなラーメンについては300円(2015年2月現在)と価格が抑えられている[11]。ラーメンのスープは豚骨をベースにしているが、これは創業当時に周辺の飲食店で豚骨味のラーメンが多く出されており、これに合わせたものだという[12]。ラーメンについてはトッピングや麺の大盛などにも対応しており[11]、他に五目ご飯やサラダなども単品のほかセットメニューとして扱っているほか、期間限定メニューや夏季限定メニューも実施される。

チェーン展開[編集]

スガキヤ[編集]

1969年(昭和44年)、11号店を名古屋市東区のユニー大曽根店(後のピアゴ大曽根店。2010年2月閉鎖、出店当時は「ほていや」)の4階に出店したのがチェーン展開の始まりである[1]

レディース店[編集]

入店者を女性のみに限定した店舗で、1958年(昭和33年)に3号店を「女性センター」としてオープンしたのが始まり[1]1990年代中頃まで存在し、最大8店舗運営されていた[13]。これは当時、初出店となった名駅界隈の治安がよくなかったこと[13]やラーメン店に1人で入る行為にためらいを感じるという女性からの声を参考にし、導入したものと言われる。男性客は入店することができず、店外に設置されたカウンターで食事をしなければならなかった。

大学構内への出店[編集]

公共施設内への出店[編集]

海外展開[編集]

  • 合弁会社の陸仕寿賀喜屋股分有限公司を通じて台湾で店舗を展開しているが、甘味は扱っていない[14][15]

寿がきや[編集]

主にパチンコホールなどで展開している店舗「寿がきや」では、取り扱うメニューも店構えも他の「Sugakiya」とは全く異なっている。この寿がきやでは「白ラーメン」「赤ラーメン」「暁(あかつき)ラーメン」という独自のラーメンメニューが用意されている。1946年(昭和21年)創業の第1号店「寿がきや」を再現したものだと言われている。

中華厨房 寿がきや[編集]

2013年(平成25年)に名古屋駅エスカ地下街に1号店を開店した新業態の店舗。ラーメン以外に中華の一品料理を提供する[16]

博多うどん 木村屋[編集]

2010年(平成22年)から展開している博多うどんの専門店[17]

撤退した地区[編集]

国内未出店地区[編集]


スーパーバイジングの実施[編集]

均一で安全な商品・サービスを提供するため、スーパーバイザーによる臨店チェック、OJTや巡回指導が定期的に行われている。

半額キャンペーン[編集]

当初は創立60周年記念の記念企画であったが、好評であった為、顧客に感謝する意味で3月最初の土曜日、日曜日に実施する。1日が日曜日の場合は、第2日曜日になる。3月に行われているのは、同社の創業が3月であるためと、3月が桃の節句の時期なので女性客に多く来てほしいため。それまでも一時期、前述のレディース店でひな祭りに合わせてラーメンを無料にしたりプレゼントを贈呈していたことがあり、それが今日行われているキャンペーンに繋がっている[13]

なお、休日は顧客の少ない大学内店舗の一部では実施しない。またこのキャンペーンが行われている2日間は以下のようになっている。

  • 注文後に席へ座ること(先に座席をとることは禁止)
  • ラーメンと甘味が両方欲しい場合は同時に注文しなければならない(後から頼む場合は並び直すことになる)
  • 氷の提供なし(作業の効率化のため。なお、出されるコップも紙製になる)
  • 持ち帰り包装なし
  • 割り箸使用(作業の効率化のため)
  • 割引券使用不可
  • 注文できるメニューは限られる(2009年以降。スガキヤにおけるラーメンの場合はラーメン・肉入り・特製の3種類のみ。寿がきやは店舗ごとに異なる)

半額キャンペーンの歴史[編集]

2年先の開催予定日まで記載

キャンペーン名 開催日 概要
1 2006年 スーちゃん 60周年キャンペーン 3月4日
3月5日
創業60周年イベントの第1弾として企画。
キャンペーン2日目の午後には食材が尽きる店舗が相次ぎながらも、通常の3倍の食数を記録する。
2 2007年 3月3日
3月4日
創業60周年イベントの締めくくりとして企画。
食数は1回目より下回ったものの、客数は大幅に増える。
3 2008年 スーちゃん 桃のキャンペーン 3月1日
3月2日
キャンペーン限定のオリジナルメニュー(かきあげラーメン・コーンバターラーメン)が登場した。
食数・客数共に伸長したため、以後3月の定番行事とすることを決めるきっかけになる。
4 2009年 3月7日
3月8日
初めて3月第2週に開催。また初めてラーメンの種類が4品目に絞りこまれる。2日間で100万食達成。
5 2010年 3月6日
3月7日
ラーメンの種類が3品目に絞りこまれる。
6 2011年 3月5日
3月6日
レジ客数6年連続増加を達成。
7 2012年 春のスーちゃん祭 3月3日
3月4日
キャンペーン名を半額キャンペーンの枠を超えてお客に喜んでもらえる企画にしたいということで変更。
8 2013年 スーちゃん祭 3月2日
3月3日
9 2014年 3月1日
3月2日
10 2015年 3月7日
3月8日
3月第2週に開催。
11 2016年 スーちゃん 70周年キャンペーン(仮) 3月5日
3月6日
創業70周年記念(予定)。
12 2017年 3月4日
3月5日

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[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 会社概要”. スガキコシステムズ (2015年2月26日). 2015年2月26日閲覧。
  2. ^ 『スガキコシステムズ(株)公式web・グループの歩み・沿革』http://www.sugakico.com/document/enkaku.htm
  3. ^ a b 名古屋人のソウルフード! 庶民派ラーメン「スガキヤ」を徹底解剖”. ニュースウォーカー (2010年2月21日). 2015年2月26日閲覧。
  4. ^ 名古屋で愛されてきたラーメンと甘党の店「スガキヤ」から全国規模の一大チェーンへ”. マイナビ (2015年2月26日). 2015年2月27日閲覧。
  5. ^ よくある質問”. スガキコシステムズ. 2015年2月27日閲覧。
  6. ^ 「モノメトロスガキヤのマスコットキャラクター「スーちゃん」の生誕50年記念キャンペーン
  7. ^ スガキヤのマスコット「スーちゃん」が生誕50周年”. サカエ経済新聞 (2008年7月29日). 2015年2月27日閲覧。
  8. ^ a b 第16回 名古屋名物を名乗らないワケ”. トッピー・ネット (2004年3月13日). 2015年2月26日閲覧。
  9. ^ MoMAスガキヤラーメンフォーク”. MoMA STORE. 2015年2月26日閲覧。
  10. ^ スガキヤのラーメンフォーク、NY近代美術館で人気爆発 - ウェイバックマシン(2009年6月30日アーカイブ分)
  11. ^ a b メニューのご紹介”. スガキコシステムズ. 2015年2月26日閲覧。
  12. ^ 一杯290円! 愛知県名古屋でラーメン・甘味の「スガキヤ」が愛される理由”. マイナビニュース (2013年7月28日). 2015年2月26日閲覧。
  13. ^ a b c スガキヤ 半額キャンペーンより。
  14. ^ 飛行機に乗ってスガキヤに食べに行く!台湾の壽賀喜屋”. トッピー・ネット (2013年6月15日). 2015年2月27日閲覧。
  15. ^ 産品介紹”. 壽賀喜屋. 2015年2月27日閲覧。
  16. ^ 地下街エスカに「スガキヤ」の新業態-ラーメンと新開発の中華一品料理”. 名駅経済新聞 (2014年2月3日). 2015年2月27日閲覧。
  17. ^ 1946年に誕生して以来、名古屋で愛されてきたラーメンと甘党の店「スガキヤ」を経営。現在は東海地区に留まらず、380店舗以上の直営店をもつ一大チェーンへ(2013.1現在)”. マイナビ (2015年1月7日). 2015年2月27日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]