蒙古タンメン中本
蒙古タンメン中本(もうこタンメンなかもと)とは東京都板橋区桜川に本店を構えるラーメンチェーン店である。
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[編集] 沿革
蒙古タンメン中本の前身、中国料理中本(ちゅうごくりょうりなかもと)は1968年9月、板橋区に開店した。創業者は中本正で、屋号は創業者の姓を取ったものである。創業当初から中本は辛い料理を追求し、他店にはあまり見られないメニューを作り上げた。1998年12月に中本の健康上の理由により一旦は閉店となった。
中本の味に惚れ込んで、20年間も通い続けた常連客の白根誠は中国料理中本を継ぐことを熱望し、中本のもとで修行を始めた。そして2000年、中国料理中本は蒙古タンメン中本として再開した。板橋区桜川をはじめ、豊島区西池袋、新宿区西新宿、目黒(品川区上大崎)、武蔵野市吉祥寺、江東区亀戸、御徒町(台東区上野)、渋谷区道玄坂、高円寺(杉並区高円寺南)、町田、さいたま市大宮区、新宿区高田馬場、品川区品川、大田区蒲田を含めると14店舗存在するチェーンとなる。
現在は白根の経営する株式会社誠フードサービスが各店舗を運営している。
2008年頃からセブン&アイ・ホールディングスとの連携を強めており、同年11月に日清食品製造の「蒙古タンメン中本」ブランドのカップラーメンを発売したのを皮切りに[1]、同ブランドのチルド麺・丼弁当などが同社傘下のセブン-イレブン、イトーヨーカドー等の店舗限定で全国発売している。
[編集] 特徴
特徴は一味唐辛子を大量に加えた激辛スープと太い麺、および他店にはあまり見られないメニュー名にある。また、各店舗の内外装は唐辛子の色である赤を基調としてまとめられている。
グルメ雑誌をはじめとする各種雑誌では都内の人気ラーメン店のひとつに数えられている。また、『VVV6』(フジテレビ)などテレビ番組でも度々取り上げられている。同店のファンである漫画家麻宮騎亜は、『週刊プレイボーイ』(集英社)に掲載中の作品『彼女のカレラ My Favorite Carrera』に蒙古タンメン中本を登場させた[2]。
[編集] メニュー
特徴のひとつに、そのメニューがある。他のラーメン店でよく見られる「チャーシューメン」が存在せず、「蒙古タンメン」がメインとなっている。
以下に、全ての店舗で出てくる基本メニューのみを挙げる。これらの基本メニューのほか、期間や店舗を限定して出されているメニューもある。それらの多くは企画ものとして出されるが、期間限定メニューから始まって当該店舗の定番メニューとなっているものもある。
[編集] 温麺系
温麺系では次のようなものがある。
- 味噌タンメン
- 辛味噌味のスープに、スープで煮た野菜と豚肉が加わったタンメンで、蒙古タンメン中本のメニューの中では辛さは比較的抑え目である。中本側ではこれを「基本形」と位置付け、初来店の客に勧めている。
- 蒙古タンメン
- 屋号ともなっている、蒙古タンメン中本の看板メニューである。上記の味噌タンメンに麻婆豆腐がかかっている。ただしこの麻婆豆腐には挽肉は入っておらず、またラーメンにのせることを前提に作られているため片栗粉が通常の麻婆豆腐よりも多く使用されている。この麻婆豆腐が辛いため、辛さは上記の味噌タンメンよりも一段階上がる。
- また、唐辛子などで味付けされた豚肉、ネギ、ゆで卵スライスを加えた豪華版の「五目蒙古タンメン」もあり、こちらは辛子肉によって辛さが更に一段階上がる。
- 五目味噌タンメン
- 五目蒙古タンメンと似た名前だが、こちらは通常の味噌タンメンや蒙古タンメンと異なる独自のスープを使用するため、注文を受けてから作っている。「味噌ラーメンの決定版」という位置づけである。蒙古タンメンよりも野菜が多く盛られ、スープはより辛くなっている。
- 味噌卵麺
- 「みそらんめん」と読む。辛い味噌味のスープに、豚肉とモヤシを唐辛子とネギとスライスニンニクで炒めたもの、ネギ、およびスライスしたゆで卵2.5個分がのっている。他のメニューと異なり注文を受けてからスープを作るため、料理人によって辛さにかなりの差があり、下は蒙古タンメンに近い辛さのものから上は北極ラーメンをしのぐものまである。平均的な辛さでは上記の蒙古タンメンより一段階辛くなる。
- 蒙古卵麺
- 味噌卵麺に麻婆豆腐が加えられた商品。麻婆豆腐が加わる分、辛さは味噌卵麺よりも一段階上がる。
- 北極ラーメン
- 中国料理中本のメニュー書きには「炸醤麺(ジャージャン麺)」と記載されており、「北極」というのはその頃の常連客の間での通称だった。豚肉とニンニクが加わった赤い激辛スープにゆでたもやしがのっており、同店の温麺系の中では最も辛い。あまりに辛いため、この北極ラーメンと後述の冷やし味噌ラーメンに関しては、初来店の客が誤って注文することのないよう、店舗側では張り紙やメニューへの注記などによって注意を呼びかけている。
- なお、もやしの代わりに味噌タンメンや蒙古タンメンの煮野菜、およびゆで卵スライスを加えた「北極やさい」もある。
[編集] つけ麺系
「冷やし○○」という名のメニューはつけ麺系に該当し、温かいスープと冷たい麺が別々に出てくる。以下のようなものがある。
- 冷やし五目味噌タンメン
- 味噌タンメンのつけ麺版。つけ麺系の中では最も辛さが抑え目であるものの、味噌タンメンのスープに下記の冷やし味噌ラーメンのスープが少量足されているため、実際には蒙古タンメンと同等の辛さである。
- 冷やし五目蒙古タンメン
- 蒙古タンメンのつけ麺版。上記の冷やし五目味噌タンメンに麻婆豆腐がかかっており、温麺の蒙古タンメン同様、辛さが一段階上がる。
- 冷やし味噌ラーメン
- 全メニューの中で最も辛い料理。北極ラーメン同様に、豚肉とニンニクが加えられた赤い激辛スープを使用するが、つけ麺用のため北極ラーメンよりも濃厚となっている。なお、上記の冷やし五目味噌タンメンおよび冷やし五目蒙古タンメンにはこの冷やし味噌ラーメンのスープがブレンドされているため、温麺の味噌タンメン・蒙古タンメンにくらべて若干辛くなる。また、この冷やし味噌ラーメンには「半冷やし味噌ラーメン」という小盛版があり、他の麺類または丼物とセットで注文することができる。ただし半冷やし味噌ラーメンを単体で注文することはできない。
[編集] ご飯系
- 定食
- 小盛ライスと小盛麻婆豆腐のセット。麺類のサイドメニューとしてのみ注文可能。
- 蒙古丼
- ライスの上に、蒙古タンメンの煮野菜、唐辛子スープで煮た豚肉、ゆで卵スライス、麻婆豆腐が乗っている。ハーフサイズの「半蒙古丼」もある。
[編集] 辛くないメニュー
辛い物が苦手な同伴者などのために、以下のような辛くないメニューも用意されている。
- 湯麺
- 通常の塩味のタンメン。
- 冷やしラーメン
- 醤油ベースのつけ麺で、野菜が多く入っている。
- スタミナラーメン(本店・亀戸店のみ)
- しょうゆベースのスープに中華餡がかかったもの。
- 醤油ラーメン(本店のみ)
- タンメンのしょうゆ味バージョン
- 冷やし醤油(池袋店のみ)
- 冷やしラーメンとは異なった生姜が効いた醤油ベースのスープのつけ麺で具はシナチクと豚肉が入っている。
[編集] モンゴルとの関係
2011年2月13日の東京新聞の記事では、白根誠が「寒い土地では辛いものを食べるんじゃないかというイメージで先代がつけた名前。モンゴルとは全然関係ないよ!」と回答し、蒙古タンメン中本とモンゴルとの関係を完全に否定している[3]。 なお、丼メニューでは中華餡と麻婆がかかった中国丼(本店のみ)、純粋な麻婆豆腐丼に該当する樺太丼といったメニューもある。
[編集] 脚注
- ^ -セブン&アイ・ホールディングス限定商品- たて型カップめん「蒙古タンメン 中本」新発売のご案内 - 日清食品・2008年11月18日
- ^ [1]
- ^ 2011.02.02,東京新聞 朝刊,p.24.
[編集] 外部リンク
- 蒙古タンメン中本 - 公式サイト。