天下一品

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天下一品江坂店

天下一品(てんかいっぴん)は京都府京都市が発祥のラーメンチェーン店である。天一(てんいち)と省略して呼ばれることも多いが、「天一」と言う名前のラーメン店もある。京都のラーメンの一つである。創業者は木村勉。1971年頃に屋台を開業したのがはじまりで、試行錯誤の末作られた独特のラーメンが京都の学生に愛され人気店に成長していった。現在では全国に店舗が広がった。滋賀には自社工場をもつ。

本店は京都市左京区一乗寺築田町94にある。(35°02′22″N 135°47′30″E / 35.039401°N 135.791542°E / 35.039401; 135.791542) 叡山電鉄茶山駅から徒歩10分ほど。観光ガイドにも掲載され全国各地からファンが訪れている。

目次

[編集] メニュー

[編集] 独特のラーメン

木村が当初屋台で始めたラーメンは、京都では珍しくない鶏ガラ白湯ラーメン(京都で言うところのこってり系ラーメン)であったが、屋台仲間からスープを教わったり、自らの家財を次々と質に入れ[1]費用を捻出して研究を重ね、それまでに無いスープを作り出した。 通常は注文時にニンニクの有無を聞かれる。店舗によっては特にニンニク無しを希望しない場合に自動的にニンニク入りが提供されることがある。また、ラーメンの注文自体も、特に指定しないと後述の「こってり」が出てくる場合もあるので注意が必要。ここで言う、「ニンニク」は、いわゆる「ニントン」(ニンニク唐辛子)のことであり、「おろしニンニク」のことではない(「おろしニンニク」は置いている店舗もあるが、通常は置いてない)。

[編集] 「こってり」と「あっさり」

基本的には天下一品のラーメンスープは「こってり」(名古屋等「スタミナ」と呼ぶ店もあり)と「あっさり」の二種類から選ぶことができる。(その他のメニューについては後述。)野菜から作ったこってりのスープはコラーゲンでドロドロでポタージュのようなスープと称される。「ドロドロ」の正体については、コラーゲンだけでなく、持ち帰り用のスープパックの成分表記から米粉ではないかといわれているが、定かではない。店内には鍋に入ったスープと「健康食品」と描かれたポスターが貼られている。

鶏ガラ清湯スープ(いわゆる「中華そば」)である「あっさり」は、「こってり」に合わない人には普通のラーメンとして楽しむことができる。また、「こってり」は、敬遠する者も多く、『天一はラーメンとは別種の麺類である』と認識する者もいる。「あっさり」と言う名は天一基準であり、店舗によっては一般的な京都ラーメン並に油が浮いている。ここでの「油」はこってりしたラーメンとしてよくイメージされる固形の背脂(ラード)ではない。

初期は「こってり」のみの商品構成であった。

[編集] その他のメニュー

  • 2004年1月に新メニューとして、「味がさね」という自分で濃度を調整できる野菜入り味噌ラーメンが加わった。それまで存在した「4号」と呼ばれる味噌ラーメンは、味がさねの登場により販売終了となった)。なお、「味がさね」は定食に組み込むことが出来ない店舗がほとんどである。
  • また、「こってり」と「あっさり」のスープを半々に混ぜた「2号」(別名「屋台ラーメン」、「こっさり」あるいは「マイルド」)というのもある。もともとは、"裏メニュー"だったが(「こってり」が「1号」、「あっさり」が「3号」という厨房の符丁が有り、そこから来ている)、最近、多くの店でメニューに記載されるようになった。メニューに記載がない店でも、「中間」あるいは「二番」と言えば、大抵は作ってくれる。
  • 店によっては裏メニューとして「超こってり」を出す店もある。「天下一品に「超こってり」があった!」製法はこってり用のスープを小鍋に取り煮詰める、というもの。ただ、これは天下一品本部未公認であり、数店舗しか対応していないようだ。

[編集] サービスとその変遷

  • カウンターにはスープのタレが置かれており、味の微調整をすることができる(置いてない店舗もあり)。また、前述の唐辛子入りのおろしニンニクや、発酵した芳香のあるからし味噌(唐辛子入りの味噌)が備えられているのも特徴である。
  • 1985年頃までは基本的に各店舗でスープを仕込んでいたため、チェーンといえども各店舗ごとに、および同じ店舗でも日により、さらに同じ日でも時間帯により味のばらつきがあった。仕込鍋の中のスープにはスープを煮出す材料がふんだんに投入されており、そのまま丼に入れると、元が何かわからない細かいものが浮いていたが、後に、丼投入時には笊で漉すようになった。現在のスープは関連会社「株式会社タック・フーズ」のセントラルキッチンで仕込んだスープを真空パックで各店舗に配送し、各店舗ではこの真空パックのスープを元に濃度や味の調整を行った上で提供している。セントラルキッチン方式にも関わらず店舗によって(以前に比べれば統一されているとは言え)味にバラつきがあるのは、この調整(具体的には元ダレの量や、加温方法など)について店の裁量に任されている部分が大きい為である。現在は経営が大きく分けて直営店・フランチャイズ店の2系統の店舗があり、価格設定が異なる場合がある。提供されるメニューもフランチャイズ店などにおいては、サブメニューが多かったり、またランチバイキングを行っている店舗もある。
  • 当初、北白川総本店をはじめとした直営店においては青ネギは青いプラスチック製のザルに入れて供され、自由に入れることができた。最近は北白川総本店においてもこのネギの入ったザルは姿を消し、一部の直営店でしか見ることはできない。また、ゆで卵を食べ放題とする店舗もある。
  • 2007年より約1年間、従来のストレート麺の他に、縮れ麺が選択できるようになっていた。また、2009年現在は細麺が選択できるようになっている(これらは数量限定であったり、置いていない店舗もあったりする)。なお、味がさねおよび冷麺は専用麺のため、細麺は注文できないことになっている。


[編集] CM

テレビCMには、過去に河内家菊水丸筒井康隆が出演しており、現在はベッキー(「味がさね」のイメージキャラクターだったが、以降も継続してCMに出演)が出演したバージョンが放送されている。CMには、しばしば、創業社長の木村勉も出演している。またハワイで放送されているローカルCMには、元横綱の武蔵丸光洋が出演している。

[編集] 天一の日

毎年10月1日天一の日として各店舗でキャンペーンが行われる。麺類や麺類を含む定食を注文すると、1ヶ月間有効のラーメン1杯無料券が貰えるというもの。翌日からの1週間はスピードくじが配布される。2005年はストラップや100円割引券などが景品だった。過去には店のを模した小型の丼などの景品もあった。

[編集] 外部リンク

[編集] 脚注

  1. ^ 木村は最後には自らが使っていた布団をも質屋に持ち込んだが、流石に質屋はそれを担保にとらず、信用で金を貸してくれた。