丸栄
| 種類 | 株式会社 | ||||
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| 市場情報 |
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| 略称 | マルエイ、MARUEI | ||||
| 本社所在地 | 〒460-8674 愛知県名古屋市中区栄三丁目3番1号 |
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| 設立 | 1943年(昭和18年)8月27日 | ||||
| 業種 | 小売業 | ||||
| 事業内容 | 百貨店 | ||||
| 代表者 | 取締役社長 江﨑美治洋 | ||||
| 資本金 | 64億62百万円 | ||||
| 発行済株式総数 | 5661万8887株 | ||||
| 売上高 | 単体300億円、連結416億円 (2010年2月期) |
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| 純資産 | 単体170億円、連結179億円 (2010年2月) |
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| 総資産 | 単体492億円、連結570億円 (2010年2月) |
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| 決算期 | 2月末日 | ||||
| 主要株主 | 興和(株) 53.36% (株)ドン・キホーテ 3.84% (2011年5月31日現在) |
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| 外部リンク | http://www.maruei.ne.jp/ | ||||
| 特記事項:2015年(平成27年)に創業4世紀を迎える(創業年は本文参照)。 | |||||
株式会社丸榮(まるえい、英: MARUEI DEPARTMENT STORE COMPANY, LIMITED)は、名古屋市中区栄に所在する百貨店。「マルエイ」「丸栄」と表記されることもある。
松坂屋名古屋店・名鉄百貨店本店・名古屋三越栄店とともに「4M」と呼ばれている名古屋の老舗百貨店。関連会社であった豊橋市の豊橋丸栄は、投資ファンド「長期産業投資」(東京都千代田区)に売却して資本関係は無くなった。
目次 |
[編集] 概要
1615年(元和元年)に創業した十一屋呉服店を母体とする老舗百貨店である。しかし、松坂屋が圧倒的な存在を持つ名古屋の百貨店業界にあって、差別化という観点からカジュアル路線を採っている。
近年ではその差別化傾向を更に推し進め、10代前半~20代の女性に人気が高いギャル系ブランドに注力したテナント構成となっており、黒く日焼けした派手な黒ギャルのショップ店員も数多く存在する。そうした路線からギャルたちには勿論のこと、派手さを好む名古屋嬢等の女性たちからも高い支持を集めている。
高島屋とは資本・商品面で交流が深く、高島屋が幹事社のハイランドグループに属してはいる。しかし、2000年(平成12年)のJR東海との合弁によるジェイアール名古屋タカシマヤ開店に伴う高島屋の名古屋進出後は、ハイランドグループに属していた京王百貨店との関係を強化している[1]。
また、地下の食品売り場は「栄市場」としてリニューアルされ、集客しているミセス層向けの売り場強化を図っている。その一環として成城石井がテナントとして出店している。
現社長は江﨑美治洋。興和が筆頭株主(発行済株式の5割強を保有)だが、創業家である中林家・川崎家も大株主として名を連ねている。また、元々の中林資本だった丸物が近鉄百貨店などに吸収された現在では、最後に残った中林資本の百貨店となっている。
[編集] 沿革
創業は1615年(元和元年)。小出庄兵衛が摂州音羽村(現在の大阪府茨木市)より移転し、十一屋呉服店を名古屋の玉屋町で開いたことにさかのぼる。幕末ころには、小出家は尾張藩御用達商人七家の一つに数えられていた。
1915年(大正4年)、木造2階建の店舗を新築して栄町へ進出。その後、1919年(大正8年)には、店舗を木造4階建ての洋風建築に改築した。さらに、1921年(大正10年)には、鉄筋コンクリート5階建てに再改築。翌1922年(大正11年)11月11日には、十一屋呉服店を株式会社十一屋に改組。1936年(昭和11年)10月1日に店舗を地上7階、地下2階の鉄筋コンクリート造りに改築。これにより売り場面積は3,000坪となった。
1939年(昭和14年)5月20日、十一屋と広小路通を挟んだ向い側に、京都の丸物の創始者中林仁一郎が三星(みつぼし)を開店させた。三星は、地上3階、地下2階の鉄筋コンクリート造りで、売場面積が8,000坪にも及ぶ規模を擁しており、十一屋とは熾烈な販売合戦を繰り広げた。しかし、第二次大戦が開戦し、その後の戦況悪化から企業整備令に基づく百貨店整理統合要項が発せられ、その統合の第一号として、1943年(昭和18年)8月27日、十一屋と三星は合併し丸栄となった。この合併により旧十一屋の店舗のみを売り場とし、旧三星の建物は逓信省名古屋貯金局に賃貸した。ただし、両建物とも1945年(昭和20年)3月に空襲により焼失。
戦後は焼け残った建物を整備し、旧十一屋店舗の一階部分にて進駐軍向け土産品売場等により復活。1945年(昭和20年)12月30日には、旧十一屋店舗の北側部分に映画館等のホールを併設した丸栄会館を建設した。翌1946年(昭和21年)8月に旧三星店舗の西側に2階建て400坪の南館を新築。さらに翌1947年(昭和22年)6月、旧三星店舗を改装し本館とした。旧十一屋店舗は観光ホテル丸栄と映画館丸栄ピカデリー劇場として整備された。
本館は1952年(昭和27年)9月28日、村野藤吾の設計により、地上8階、地下2階の鉄筋コンクリート造りに増築され完成し、翌1953年(昭和28年)10月1日、新装開店。この本館は、名古屋において戦後初エスカレーターが設置された建物となった。当時は旧・十一屋と旧・三星の中林家が経営に関与していたが、経営体質改善のため1955年(昭和30年)からは医薬品販売や放送機器販売を手掛ける興和より川崎音三を迎えて経営再建を行った。
1956年(昭和31年)には本館の増築を行った。1964年(昭和39年)、旧十一屋店舗西側に栄町ビルを新築[2]。1984年(昭和59年)に立体駐車場を備えた新館を増築し売り場を拡大。それまでは本館の横にタワーパーキングが設置されていた。
2010年(平成22年)8月には興和が本格的に参画し、同社の傘下に収めた。豊橋丸栄を売却したり大規模なリストラ策や店舗規模の縮小を施したものの、52億の純損失になり2年連続の赤字になったため、興和出身の社長が2011年(平成23年)5月に就任した[3]。
2011年(平成23年)5月13日には、親会社の興和社長が、将来的に百貨店業種から撤退することを示唆する発言をしている。興和社長は将来的に本館ビルを建て替え、栄地区の再開発事業に則り、小売業にこだわらない集客力の高い事業施設に転換するとしている。先述のように売却・リストラ・規模縮小を行い、収益改善はしてきた[4]ものの、折からの消費不況や成長戦略が見いだせない[5]ことが、興和主導の再建策を促した原因ともなった。丸栄の業態転換は2010年(平成22年)から興和側から打診されていたものの、丸栄側が「丸栄独自の考え方が優先」としたため、断った経緯がある[3][6]。
[編集] 年表
- 1615年(元和元年) - 十一屋呉服店創業。
- 1915年(大正4年) - 十一屋呉服店、栄町へ進出。
- 1922年(大正11年)11月11日 - 十一屋呉服店、株式会社十一屋に改組。
- 1937年(昭和12年)9月26日 - 株式会社三星設立。
- 1939年(昭和14年)5月20日 - 三星開業
- 1943年(昭和18年)8月27日 - 十一屋と三星との対等合併により資本金3,100千円で株式会社丸栄を設立
- 1949年(昭和24年) - 名古屋証券取引所(5月)及び大阪証券取引所(7月)に上場。
- 1953年(昭和28年)10月1日 - 本館新装開店。
- 1955年(昭和30年)- 興和より社長を迎える。この頃から興和との関係が深まる。
- 1961年(昭和36年)1月 - 栄町ビル株式会社を設立。
- 1961年(昭和36年)10月 - 東京証券取引所に上場。
- 1961年(昭和36年)11月 - 株式会社国際フードサービスを設立。
- 1962年(昭和37年)2月 - 株式会社観光ホテル丸栄を吸収合併。
- 1964年(昭和39年)11月 - 株式会社栄工社を設立。
- 1970年(昭和45年)6月 - マルエイハウジングセンターと丸栄柳原集配センターが完成。
- 1973年(昭和48年)6月 - ニューサカエビル株式会社を設立
- 1973年(昭和48年)12月 - マルエイスカイル完成。
- 1982年(昭和57年)9月 - 株式会社豊橋丸栄を設立。
- 1989年(平成元年)3月 - 株式会社栄エンジニアリングを設立。
- 1991年(平成3年)6月 - 株式会社丸栄友の会を設立。
- 1998年(平成10年)2月 - 株式会社フリーナを設立。
- 2000年(平成12年)2月 - ニューサカエビル株式会社が株式会社栄和ストアを吸収合併
- 2000年(平成12年)9月 - 栄町ビル株式会社が株式会社スマックを吸収合併。
- 2001年(平成13年)12月 - ニューサカエビル株式会社が株式会社栄エンジニアリングを吸収合併。
- 2002年(平成14年)2月 - 栄町ビル株式会社がニューサカエビル株式会社を吸収合併。
- 2003年(平成15年)5月 - 栄町ビル株式会社を吸収合併。大阪証券取引所上場廃止。
- 2010年(平成22年)8月 - 興和の傘下になる。
- 2010年(平成22年)9月 - 豊橋丸栄を長期産業投資に売却(その後豊橋丸栄は再売却される)。
- 2010年(平成22年)11月 - スカイルから撤退し本館1館体制に。
- 2011年(平成23年)5月 - 親会社の興和社長が百貨店業からの撤退を示唆。
[編集] 隣接する施設
[編集] スカイル
スカイル(SKYLE)[1]は、1973年(昭和48年)に当初は5階 - 8階を借りて丸栄が運営する若者向けの別館的な役割を担うスカイル館として丸栄が中心となって、本館の東隣のビル「栄開発ビル」の一部として開業した。ネーミングは「SKY」(空)と「SMILE」(笑顔)を組み合わせた造語。
「栄開発ビル」は元々多数の地権者が入り組んでいた為、現在も下層階にその名残として地下1階から4階は名鉄グループ系のメルサ、三菱東京UFJ銀行(旧東海銀行)、みずほ銀行(旧富士銀行)等が旧地権者として自社所有不動産として並行活用しており、所有権の関係などから、丸栄の思い通りに特に導入部として重要な役割を担う下層階を中心にビル全体のテナントミックスや動線が作り出せない問題が当初から存在し、イメージ面でもデパートらしい華やかさを打ち出すことに失敗し続けた。
その後、ジェイアール名古屋高島屋開業に伴う競争激化で収益が悪化したため、丸栄は自社所有分の8階のみ催事場・宝飾売り場として運営していたが、2010年(平成22年)11月末をもってスカイルから撤退し、宝飾売り場は丸栄本館へ移転した。丸栄本館とも連絡通路で接続されているが、旧丸栄のスカイル館売場の大半とマルエイスカイル専門店街部分は現在は別会社の運営による専門店街となっている。なお、連絡通路に耐震性の問題があり撤去する方針であることを、丸栄親会社の興和社長が2011年(平成23年)11月の記者会見で明らかにした。
地上11階・地下3階建てのビルで、フロア構成は下記のとおりとなっている。
- 地下3階:駐車場
- 地下2階:無印良品・SHOP INなど
- 地下1階~4階:メルサ栄本店(地下1階と1階に三菱東京UFJ銀行が、1階丸栄本館寄りにみずほ銀行が入居)
- 5階:ユニクロ(以前は6階に入居していたが2011年(平成23年)9月15日をもって閉店し、翌9月16日に5階のあおい書店(3月31日撤退)跡地に移転し大型店にリニューアル[7])
- 6階:g.u.(旧ユニクロ跡地に2011年10月28日オープン[8])・ABCマート・ユザワヤ(2011年8月12日オープン)など
- 7階:リビング ダイソー
- 8階:ブックオフ スーパーバザー(2011年4月21日オープン)
- 9階:レストラン街など
- 10階:朝日カルチャーセンター
- 11階:皮膚科などのクリニック
- 屋上:テニスラウンジ(テニススクール)
[編集] SAKAE NOVA
SAKAE NOVA(サカエノバ)は、スカイルの南隣に位置する専門館で、所有者が同じ栄開発のため各フロアの高さや外観が統一されているだけでなくスカイルとは連絡通路で接続されている。
若い女性向けのファッションの専門店を多く構えており、その他には地下1階にHMV(2011年(平成23年)8月に3・4階から移転)、3階にしまむらLadies、4階にAvail(それぞれ2011年(平成23年)9月15日オープン)、6階には英会話のNOVAも入居している(NOVAはかつてはSAKAE NOVAの隣の鏡栄ビルに開設していたが、SAKAE NOVAに移転した)。
[編集] 栄町ビル
栄町ビル(さかえまちびる)は1964年(昭和39年)、広小路通を挟んで本館北側に建設された商業ビル。前述の通り「国際ホテル丸栄」跡地にあり、栄町ビル株式会社が運営していたが、2003年(平成15年)に丸栄と合併し運営を一元化した。本館と西館から構成され、名古屋国際ホテルや各地の民間放送局支社などが入居。地元では「えいちょうビル」と呼ばれることが多い。
[編集] 関連会社
- ワシントンホテル株式会社
- 株式会社栄工社
- 株式会社丸栄エイセイクリーン - 栄工社の清掃部門を分社化。
- 株式会社丸栄友の会
- 栄インベストメント有限会社
- 栄インベストメント有限責任中間法人
- 栄地下センター株式会社
- 株式会社新田中 - 2009年(平成21年)2月27日完全子会社化。
[編集] 過去の関連会社
(名古屋市瑞穂区の弥富通3丁目交差点角にあった店舗は現在はスギ薬局に変更となっている)
- 株式会社国際フードサービス - 株式会社ハーベストに株式譲渡。
[編集] 閉店した店舗
出店予定だった店舗も含む。
- 名鉄丸栄百貨店(一宮市) - 名古屋鉄道との合弁で東一宮駅(現在は廃止)前に設立。後に名鉄単独資本の「一宮名鉄百貨店」となったが、名鉄一宮駅の駅ビル新設にともない2000年(平成12年)に閉店。
- 四日市店(四日市市) - 計画したが出店を断念。同地には駅前オカダヤ(その後のジャスコ四日市店)が出店。
- 金山店(名古屋市) - 計画したが出店を断念。同地(金山駅前)にはのちにアスナル金山が出店。
[編集] 脚注
- ^ 両社とも、それぞれの本店と競合する形で高島屋の進出を許したという共通点を有している。
- ^ 旧十一屋店舗跡地は、名古屋国際ホテルとなっている。
- ^ a b 「自分たちでやる発想ない」 丸栄、百貨店業撤退も2011年5月14日 CHUNICHI Web(中日新聞)より。
- ^ 2011年(平成23年)2月期決算では、2年ぶりの営業黒字に転換していた。
- ^ 売上高が4年連続で減少している点が主な理由として挙げられる。
- ^ 2011年5月14日 中日新聞朝刊10面(地域経済欄)「丸栄 百貨店路線に限界 再建政策打ち出せず」より。
- ^ ユニクロ 栄スカイル店(9/15 閉店)
- ^ http://www.gu-japan.com/pdf/110906_sakaesukairu.pdf
[編集] 関連項目
- 丸物
- 近鉄百貨店 - 現在の近鉄百貨店は、形式的には京都近鉄百貨店(旧丸物)が近鉄百貨店を吸収、大阪に本社移転したものである。
- パルコ - 旧丸物の系列会社である旧東京丸物が西武クレジット(緑屋(元丸紅系列)から社名変更)ほかセゾングループ各社が買収して系列化。現社名への商号変更および、ファッション専門店ビルへ業態変更した。
- 東郷青児 - 本館エレベータードア表面に描かれている絵画を制作。(参考:[2])
- 興和 - 丸栄の筆頭株主。
- 松菱 - 丸物創業者の1人が設立した会社。
- ドン・キホーテ - 2009年(平成21年)2月28日現在、第二位の株主。
- 4M1T
[編集] 外部リンク
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