フランク・ロビンソン

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フランク・ロビンソン
Frank Robinson
Flickr - Rubenstein - Frank Robinson.jpg
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 テキサス州
生年月日 1935年8月31日(79歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
180 lb =約81.6 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 1953年
初出場 1956年
最終出場 1976年
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
監督歴
Empty Star.svg Empty Star.svg Empty Star.svg 殿堂表彰者Empty Star.svg Empty Star.svg Empty Star.svg
選出年 1982年
得票率 89.16%
選出方法 BBWAA[2]による選出

フランク・ロビンソンFrank Robinson , 1935年8月31日 - )はMLBの元選手(外野手)・監督である。

史上初めてMLB両リーグでMVPに選出され、アフリカ系アメリカ人初のMLB監督となった。

来歴[編集]

1956年、20歳でメジャーデビュー。152試合出場で38本塁打を記録し、新人王に選出された。また、新人最多となる20死球を受けている。以降もチームを代表する強打者として活躍し、1961年にはリーグ優勝に貢献してMVPを受賞した。

1966年、オリオールズに移籍。ブルックス・ロビンソンと「ロビンソン・コンビ」として活躍し、打率3割1分6厘、49本塁打、122打点で三冠王に輝く。この三冠タイトルがロビンソン唯一の打撃タイトルである。黒人選手として史上初めての三冠王獲得で、現在でも史上唯一である。チームもリーグ優勝を果たし、ワールドシリーズでもドジャースを下し世界一。ロビンソンはシーズンMVPとワールドシリーズMVPの両方に選出された。また、両リーグでシーズンMVPとなるのはMLB史上初の快挙だった。その後も1969年1971年のリーグ三連覇、1970年のワールドシリーズ制覇に貢献した。

1976年に引退するまでの通算成績は2808試合出場(歴代22位)、打率2割9分4厘、586本塁打(歴代9位)、1812打点(歴代20位)。

1975年にクリーブランド・インディアンスで選手兼任で黒人初のメジャーリーグ監督となる。監督としてクリーブランド・インディアンス(1975年 - 1977年)、サンフランシスコ・ジャイアンツ1981年 - 1984年)、ボルチモア・オリオールズ(1988年 - 1991年)、そして2002年から2006年までモントリオール・エクスポズ(2005年よりワシントン・ナショナルズ)を率いた。オリオールズ時代の1989年には前年54勝101敗で21連敗を喫したチームを87勝75敗に導き、最優秀監督賞を受賞した。

1982年アメリカ野球殿堂入り。

ドジャース時代の1972年には、後にアメリカ野球殿堂入りするエース、ドン・サットン背番号20をつけていたため36を着けたが、それ以外は現役、監督を通じて一貫して20をつけていた。1971年に現役中ながらオリオールズで、1998年にはレッズで、ロビンソンの背番号20がそれぞれ永久欠番に指定されている。

エピソード[編集]

  • 1965年、ロビンソンは当時のレッズの会長に「この30のロートル野郎が」と罵られ、これに激怒して翌1966年にオリオールズに移籍し、同年に三冠王を獲得したのもこれが遠因ともされる。
  • インディアンス監督時代、主力投手で後に野球殿堂入りするゲイロード・ペリーに「あの黒人監督以上のサラリーが貰えなかったら俺はこのチームを出る」と言われ、本当に移籍されたことがある。
  • 短気なことで有名で、監督時代には気に入らない選手には半ば陰湿な嫌がらせとも取れる懲罰的な起用(投手に代走を命じるなど)を強いることもあった。大家友和に対しても、投手交代で対立が起こり、後日代走起用をし、その後トレードで放出した。

獲得個人タイトル・記録[編集]

個人タイトル[編集]

その他記録[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
1956 CIN 152 668 572 122 166 27 6 38 319 83 8 4 8 4 64 7 20 95 14 .290 .379 .558 .937
1957 150 677 611 97 197 29 5 29 323 75 10 2 5 5 44 5 12 92 13 .322 .376 .529 .905
1958 148 623 554 90 149 25 6 31 279 83 10 1 0 0 62 5 7 80 13 .269 .350 .504 .854
1959 146 626 540 106 168 31 4 36 315 125 18 8 0 9 69 9 8 93 16 .311 .391 .583 .974
1960 139 562 464 86 138 33 6 31 276 83 13 6 0 7 82 6 9 67 18 .297 .407 .595 1.002
1961 153 636 545 117 176 32 7 37 333 124 22 3 0 10 71 23 10 64 15 .323 .404 .611 1.015
1962 162 701 609 134 208 51 2 39 380 136 18 9 0 5 76 16 11 62 13 .342 .421 .624 1.045
1963 140 580 482 79 125 19 3 21 213 91 26 10 0 3 81 20 14 69 7 .259 .379 .442 .821
1964 156 662 568 103 174 38 6 29 311 96 23 5 0 6 79 20 9 67 13 .306 .396 .548 .944
1965 156 674 582 109 172 33 5 33 314 113 13 9 0 4 70 18 18 100 14 .296 .386 .540 .926
1966 BAL 155 680 576 122 182 34 2 49 367 122 8 5 0 7 87 11 10 90 24 .316 .410 .637 1.047
1967 129 563 479 83 149 23 7 30 276 94 2 3 0 6 71 14 7 84 10 .311 .403 .576 .979
1968 130 508 421 69 113 27 1 15 187 52 11 2 0 2 73 4 12 84 15 .268 .390 .444 .834
1969 148 643 539 111 166 19 5 32 291 100 9 3 0 3 88 11 13 62 12 .308 .415 .540 .955
1970 132 553 471 88 144 24 1 25 245 78 2 1 0 6 69 9 7 70 13 .306 .398 .520 .918
1971 133 545 455 82 128 16 2 28 232 99 3 0 1 8 72 11 9 62 22 .281 .384 .510 .894
1972 LAD 103 405 342 41 86 6 1 19 151 59 2 3 0 6 55 0 2 76 9 .251 .353 .442 .795
1973 CAL 147 630 534 85 142 29 0 30 261 97 1 1 1 3 82 12 10 93 13 .266 .372 .489 .861
1974 129 518 427 75 107 26 2 20 197 63 5 1 1 5 75 14 10 85 10 .251 .371 .461 .833
CLE 15 61 50 6 10 1 1 2 19 5 0 1 0 1 10 0 0 10 1 .200 .328 .380 .708
'74計 144 579 477 81 117 27 3 22 216 68 5 2 1 6 85 14 10 95 11 .245 .367 .453 .820
1975 49 149 118 19 28 5 0 9 60 24 0 0 1 1 29 3 0 15 2 .237 .385 .508 .893
1976 36 79 67 5 15 0 0 3 24 10 0 0 0 1 11 0 0 12 3 .224 .329 .358 .687
通算:21年 2808 11743 10006 1829 2943 528 72 586 5373 1812 204 77 17 102 1420 218 198 1532 270 .294 .389 .537 .926
  • 各年度の太字はリーグ最高

脚注[編集]

  1. ^ [1] MLB.com 2009年4月6日付

外部リンク[編集]