スティーブ・カールトン

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スティーブ・カールトン
Steve Carlton
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
出身地 アメリカ合衆国 フロリダ州マイアミ
生年月日 1944年12月22日(64歳)
選手情報
投球・打席 左投左打
守備位置 投手
プロ入り 1963年
初出場 1965年4月12日
最終出場 1988年4月23日
経歴(括弧内は在籍年)
殿堂表彰者
選出年 1994年
得票率 95.82%
選出方法 全米野球担当記者協会選出

スティーブ・ノーマン・カールトンSteve Norman Carlton, 1944年12月22日 - )は、元メジャーリーグの投手。フロリダ州マイアミ出身。左投げ左打ち。

目次

[編集] 略歴

1965年セントルイス・カージナルスから20歳でメジャーデビュー。1967年までに先発投手としての地位を確立する。6フィート4インチ(193センチ)の長身から繰り出す速球とスライダーを武器として、1967年と1968年に2年連続で最多勝のタイトルを獲得し、ワールドシリーズ進出を果たす。1968年にはカージナルスの一員として日米野球に参加したが、この時対戦相手となった江夏豊の投球フォームなどを見て、後年の躍進のきっかけを掴んだともいわれている。

1972年のシーズン前にリック・ワイズとの交換でフィラデルフィア・フィリーズへ移籍し、同年のチーム59勝(97敗)のうち27勝を稼ぎ出す。同年に「最高のスポーツ選手」としてヒコック・ベルトも獲得。

チームの勝利のうち46%を一人の投手が占めるというのは前代未聞であり、現在もなおこの記録は破られていない。トレーニングに東洋武術を取り入れるなど、ユニークな肉体管理法も確立する。

1973年に20敗を記録し、不調に陥る。その際にメディアから「奇妙な」トレーニング法について詰問され、その後メディアの取材を拒否することとなる。

サイ・ヤング賞を1972年、1977年1980年1982年に獲得し、当時としては史上初の同賞4度受賞の記録を達成する(その後、数人の投手がこの記録を達成)。1980年にはフィリーズ史上初のワールドシリーズ制覇に貢献、自身も同シリーズ最終戦の勝利投手となる。1981年にゴールドグラブ賞も受賞。

1986年に、通算4,000奪三振まであと18と迫りながらフィリーズから放出され、以後はサンフランシスコ・ジャイアンツシカゴ・ホワイトソックスクリーブランド・インディアンスミネソタ・ツインズにそれぞれ短期間所属する。

ジャイアンツ移籍後6試合の登板でシンシナティ・レッズ戦でエリック・デービスからメジャー史上2人目の4,000奪三振を達成し、その夜引退を発表し、ジャイアンツもウェーバーの手続きをとるが、すぐに撤回してホワイトソックスに移籍。

1987年に42歳でインディアンスに移籍し、当時48歳の先発投手フィル・ニークロの後をリリーフし、史上初の「300勝投手リレー」となる。この試合で20年ぶりにセーブを記録するが、同時に1968年以来19年間、600試合以上続けていた連続先発のメジャー記録が途切れることとなった。同年途中ツインズに移籍。この年ツインズはワールドシリーズ制覇を果たすが、カールトンはプレイオフのロスター(登録選手)から外れ、登板の機会はなかった。翌1988年途中にツインズを解雇。現役続行を試みたが契約する球団はなく、1989年に正式に現役を引退した。

オールスター10回出場を果たし、左腕投手としては当時最高の通算4136奪三振を記録(現在はランディ・ジョンソンに抜かれている)。通算329勝は歴代9位で、左腕投手としては、ウォーレン・スパーンに次ぐ2位。 

1994年に95.8%という高い支持率を得て、野球殿堂入りを果たす。

先述のように、マスコミを極端に嫌い、1978年に「(自分の)方針は方針」というわずかなコメントを残したのを最後に、1986年にサンフランシスコ・ジャイアンツとの契約記者会見まで8年にわたって一言もマスコミの前で話さなかった。これについては親しい知人には、「自分の批判をするだけならいいが、家族のことまで悪く書かれて嫌になった」と語っていたという。8年ぶりに記者の前で話したときには、質問のほとんどは「なぜ記者会見に応じたのか」といったことになったという。その間、1981年にはドジャースフェルナンド・バレンズエラメキシカンリーグからドジャースに入団し、メジャー昇格当時「Food」、「Drink」、「Beer」しか英語を話せなかった)が活躍し、新人王を獲得。この年にはある記者が「ナショナルリーグのベストピッチャー2人は英語を話さない。フェルナンド・バレンズエラとスティーブ・カールトンだ」と語ったという。

[編集] 年度別投手成績








































W
H
I
P
1965 STL 15 2 0 0 0 0 0 0 -- ---- 104 25.0 27 3 8 1 1 21 5 0 7 7 2.52 1.40
1966 9 9 2 1 0 3 3 0 -- .500 223 52.0 56 2 18 1 0 25 2 1 22 18 3.12 1.42
1967 30 28 11 2 1 14 9 1 -- .609 802 193.0 173 10 62 1 2 168 6 0 71 64 2.98 1.22
1968 34 33 10 5 0 13 11 0 -- .542 954 231.2 214 11 61 4 3 162 6 0 87 77 2.99 1.19
1969 31 31 12 2 1 17 11 0 -- .607 968 236.1 185 15 93 6 4 210 7 0 66 57 2.17 1.18
1970 34 33 13 2 0 10 19 0 -- .345 1086 253.2 239 25 109 16 2 193 14 1 123 105 3.73 1.37
1971 37 36 18 4 0 20 9 0 -- .690 1171 273.1 275 23 98 11 5 172 12 0 120 108 3.56 1.36
1972 PHI 41 41 30 8 3 27 10 0 -- .730 1351 346.1 257 17 87 8 1 310 8 2 84 76 1.97 0.99
1973 40 40 18 3 0 13 20 0 -- .394 1262 293.1 293 29 113 12 3 223 7 0 146 127 3.90 1.38
1974 39 39 17 1 0 16 13 0 -- .552 1227 291.0 249 21 136 8 5 240 11 4 118 104 3.22 1.32
1975 37 37 14 3 0 15 14 0 -- .517 1063 255.1 217 24 104 5 2 192 5 7 116 101 3.56 1.26
1976 35 35 13 2 0 20 7 0 -- .741 1031 252.2 224 19 72 4 1 195 8 3 94 88 3.13 1.17
1977 36 36 17 2 1 23 10 0 -- .697 1135 283.0 229 25 89 5 4 198 3 7 99 83 2.64 1.12
1978 34 34 12 3 1 16 13 0 -- .552 1006 247.1 228 30 63 7 3 161 3 7 91 78 2.84 1.18
1979 35 35 13 4 2 18 11 0 -- .621 1029 251.0 202 25 89 11 5 213 10 11 112 101 3.62 1.16
1980 38 38 13 3 1 24 9 0 -- .727 1228 304.0 243 15 90 12 2 286 17 7 87 79 2.34 1.10
1981 24 24 10 1 0 13 4 0 -- .765 763 190.0 152 9 62 3 1 179 9 4 59 51 2.42 1.13
1982 38 38 19 6 2 23 11 0 -- .676 1193 295.2 253 17 86 5 1 286 9 9 114 102 3.10 1.15
1983 37 37 8 3 0 15 16 0 -- .484 1183 283.2 277 20 84 10 3 275 13 9 117 98 3.11 1.27
1984 33 33 1 0 1 13 7 0 -- .650 964 229.0 214 14 79 7 0 163 11 7 104 91 3.58 1.28
1985 16 16 13 2 0 1 8 0 -- .111 401 92.0 84 6 53 4 0 48 3 2 43 34 3.33 1.49
1986 16 16 0 0 0 4 8 0 -- .333 393 83.0 102 15 45 4 0 62 3 0 70 57 6.18 1.77
SF 6 6 0 0 0 1 3 0 -- .250 140 30.0 36 4 16 0 1 18 2 1 20 17 5.10 1.73
CWS 10 10 0 0 0 4 3 0 -- .571 259 63.1 58 6 25 0 0 40 2 1 30 26 3.69 1.31
'86計 32 32 0 0 0 9 14 0 -- .391 792 176.1 196 25 86 4 1 120 7 2 120 100 5.10 1.60
1987 CLE 23 14 3 0 0 5 9 1 -- .357 493 109.0 111 17 63 3 2 71 5 4 76 65 5.37 1.60
MIN 9 7 0 0 0 1 5 0 -- .167 200 43.0 54 7 23 1 2 20 2 1 35 32 6.70 1.79
'87計 32 21 3 0 0 6 14 1 -- .300 693 152.0 165 24 86 4 4 91 7 5 111 97 5.74 1.65
1988 4 1 0 0 0 0 1 0 -- .000 54 9.2 20 5 5 1 0 5 0 2 19 18 16.76 2.59
通算:24年 741 709 254 55 13 329 244 2 -- .574 21683 5217.1 4672 414 1833 150 53 4136 183 90 2130 1864 3.22 1.25
  • 各年度の太字はリーグ最高、赤太字はMLB歴代最高

[編集] 獲得タイトル・記録

[編集] 外部リンク