クレイトン・カーショウ

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クレイトン・カーショウ
Clayton Kershaw
ロサンゼルス・ドジャース #22
Clayton Kershaw (8664742364).jpg
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 テキサス州ダラス
生年月日 1988年3月19日(26歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
225 lb =約102.1 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2006年 MLBドラフト1巡目(全体7位)
初出場 2008年5月25日
年俸 $22,000,000(2014年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

クレイトン・エドワード・カーショウClayton Edward Kershaw , 1988年3月19日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身のプロ野球選手投手)。現在は、MLBロサンゼルス・ドジャース所属。

若手ながら、2011年には最多勝利最優秀防御率最多奪三振の投手三冠を獲得、2度サイ・ヤング賞を受賞するなど、リーグを代表する投手である。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

高校3年生の2006年に64イニングを投げ、13勝無敗 139奪三振 防御率0.77を記録し、USAトゥデイの選ぶ最優秀高校選手、および、ゲータレード・ナショナル・ベースボール・プレイヤー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。高校時代のチームメイトには、後にNFLデトロイト・ライオンズから全体1位指名を受けるマシュー・スタッフォードがいた。

2006年のMLBドラフトにおいて最高の高卒投手として期待され、1巡目(全体7位)でロサンゼルス・ドジャースから指名された[2]

マイナーリーグ時代[編集]

2006年6月20日にドジャースと契約。ルーキーリーグのガルフ・コーストリーグで10試合に登板して8試合で先発を務め、2勝0敗、防御率1.95という成績を残した。計37イニングで失点10(自責点8)、54奪三振、5与四球という投球内容でベースボールアメリカ誌によってガルフコーストでナンバー1、ドジャース配下選手でナンバー2の有望選手に選定された。7月23日8月3日の2回の先発では11イニングで21奪三振という驚異的な成績を残している。

2007年にはA級グレートレイクス・ルーンズに昇格し、7月までに20試合に先発し7勝5敗、防御率2.77で134奪三振という成績を残し、ミッドウェストリーグの1Aオールスターに出場した。さらに全米から選手が集められるオールスター・フューチャーズゲームにもアメリカ出身選手として選出された。8月にはAA級ジャクソンビル・サンズに昇格し、5試合に先発して1勝2敗、防御率3.65を記録した。

2008年にはベースボールアメリカ誌によって有望選手としてドジャース配下選手では1位、メジャー全体を含めても7位と高い評価を得た。[3]メジャー招待選手として春季キャンプに参加。オープン戦に登板し、開幕直前の試合において猛打で知られるボストン・レッドソックスを4回1安打に抑えるなどして首脳陣を驚かせた。

ドジャースは打者天国として知られているキャッシュマン・フィールドを本拠地とするAAA級ラスベガス・フィフティワンズではなく、この年もAA級ジャクソンビルで育成することを選択した。5月までに10試合に登板、9試合に先発。43回1/3で防御率2.28、奪三振47、与四球15という成績を残した。

メジャーリーグ時代[編集]

2008年、ドジャースはジェイソン・シュミットエステバン・ロアイザら主力投手の故障や不振により不足していた先発5番手要員として5月24日にカーショウをメジャー初昇格させ、その翌日にメジャーデビューを果たした。デビュー戦となった5月25日セントルイス・カージナルス戦は6回を投げ5安打7三振2失点で勝敗はつかなかった。途中、調整のために短期のマイナー落ちをするものの、メジャーで20試合に先発して5勝5敗 防御率4.26、そして100奪三振と二十歳の新人にしてはそれなりの成績を収めた。

2009年はシーズン当初からローテーションの柱として投球を重ねた。しかし、カーショウの登板日に限ってドジャースの打線が火を吹かず、またカーショウの投球自体も好不調の波が激しかったために勝ち星を重ねられなかった。7月24日以降、11回も先発登板したにも関わらず、1勝すら挙げることができなかったほどである。9月の上旬には利き腕ではない右肩に痛みを覚えて戦列離脱。下旬には復帰したが、結局8勝8敗という成績に終わった。それでも個人成績は防御率は2.79(リーグ5位)、WHIP1.23(リーグ13位)、奪三振185(リーグ11位)であり、特に被安打率.200はリーグ1位と際だったものがある。その一方で与四球数は91個(リーグ3位)と不安定さを象徴する結果となった。

2010年は32試合に登板し、チームトップの13勝(10敗)、防御率は2.91だった。

2011年は33試合に登板。ナ・リーグの最多勝利となる21勝(5敗)を挙げ、防御率は2.28を記録し、ナ・リーグの最優秀防御率のタイトルを獲得。11月17日にはサイ・ヤング賞を受賞した[4]

2012年2月7日に2年総額1900万ドルの契約延長に合意した[5]。リーグ最多となる33試合に先発し、14勝9敗だった。防御率では2.53を記録し、2年連続で最優秀防御率のタイトルを獲得した。

2013年は最多勝にはならなかったものの、リーグ3位の16勝、同1位の奪三振232、3年連続で最優秀防御率となる両リーグトップの防御率1.83、また、両リーグトップとなるWHIP0.92という圧倒的な投球を披露し、2年ぶりのナ・リーグのサイヤング賞を受賞した[6]

2014年1月17日にMLBの投手史上最高となる7年総額2億1500万ドルの契約延長に合意した[7][8]。3月30日に左の肩甲骨付近の筋肉の張りを訴え、15日間の故障者リスト入りし[9]、5月6日に復帰した[10]6月18日の対コロラド・ロッキーズ戦で、9回を1失策のみの無安打、無四球、15奪三振、無失点で自身初のノーヒッターを達成した[11]。6月は6試合に登板し、6連勝、44イニングで防御率0.82、61奪三振と素晴らしい結果を残し、自身3度目のピッチャー・オブ・ザ・マンスを獲得した。

投球スタイル[編集]

メジャーの投手としては平均的な身長ながら、真上から振り下ろすオーバースローからフォーシームスライダーが投球の8割超を占めており、そこにカーブを織り交ぜる。また右打者に対しては、3%程度のチェンジアップ(サークルチェンジ)も投げる。2度めのサイヤング賞を受賞した2013年でも、フォーシームの平均球速は92.6mph(約149km/h)と際立って速いわけではないが[12]、80mph台中盤で切れ味鋭いスライダー、縦に大きく曲がる70mph台のカーブ(いわゆる12-6カーブ。打者から見て時計の短針の12時から6時の方向に落ちるとされる「ドロップ」に近い)を駆使して緩急をつけるスタイルである。サウスポーであることを活かした牽制の名手としても知られ、またフィールディングにも優れるなど総合力の高い投手である。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2008 LAD 22 21 0 0 0 5 5 0 1 .500 470 107.2 109 11 52 3 1 100 7 0 51 51 4.26 1.50
2009 31 30 0 0 0 8 8 0 0 .500 701 171.0 119 7 91 4 1 185 11 2 55 53 2.79 1.23
2010 32 32 1 1 1 13 10 0 0 .565 848 204.1 160 13 81 9 7 212 5 2 73 66 2.91 1.18
2011 33 33 5 2 2 21 5 0 0 .808 912 233.1 174 15 54 2 3 248 5 1 66 59 2.28 0.98
2012 33 33 2 2 2 14 9 0 0 .609 901 227.2 170 16 63 5 5 229 6 2 70 64 2.53 1.02
2013 33 33 3 2 2 16 9 0 0 .640 908 236.0 164 11 52 2 3 232 12 2 55 48 1.83 0.92
通算:6年 184 182 11 7 7 77 46 0 1 .626 4740 1180.0 896 73 393 25 20 1206 46 9 370 341 2.60 1.09
  • 2013年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

獲得タイトル・記録[編集]

背番号[編集]

  • 54 (2008年)
  • 22 (2008年 - )

脚注[編集]

  1. ^ "Los Angeles Dodgers 2012 Player Salaries and Team Payroll," ESPN.com. 2012年6月27日閲覧。
  2. ^ Dodgers make high school lefty Kershaw first pick in First-Year Player Draft”. MLB.com Dodgers Press Release (2006年6月6日). 2014年1月19日閲覧。
  3. ^ 2008 Top 100 Prospects
  4. ^ Clayton Kershaw wins National League Cy Young Award”. MLB.com Dodgers Press Release (2011年11月17日). 2014年1月19日閲覧。
  5. ^ Ken Gurnick (2011年2月7日). “Kershaw, Dodgers agree on two-year deal”. MLB.com. 2014年1月19日閲覧。
  6. ^ Clayton Kershaw wins second Cy Young Award”. MLB.com Dodgers Press Release (2013年11月13日). 2014年1月19日閲覧。
  7. ^ Dodgers sign Clayton Kershaw to seven-year contract”. MLB.com Dodgers Press Release (2014年1月17日). 2014年1月19日閲覧。
  8. ^ Ken Gurnick (2014年1月18日). “Kershaw's value goes beyond record deal”. MLB.com. 2014年1月19日閲覧。
  9. ^ Dodgers announce 25-man roster”. MLB.com Dodgers Press Release (2014年3月30日). 2014年3月31日閲覧。
  10. ^ Dodgers reinstate Clayton Kershaw from DL; option Pedro Baez”. MLB.com Dodgers Press Release (2014年5月6日). 2014年5月7日閲覧。
  11. ^ またド軍!7年219億円左腕カーショー、ノーヒッタースポーツニッポン2014年6月20日配信
  12. ^ PITCHf/xVelocity”. fangraphs.com (2013年11月13日). 2014年1月29日閲覧。

外部リンク[編集]