ポール・ゴールドシュミット

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ポール・ゴールドシュミット
Paul Goldschmidt
アリゾナ・ダイヤモンドバックス #44
Paulgoldschmidt1.jpg
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アメリカ合衆国の旗 デラウェア州ウィルミントン
生年月日 1987年9月10日(25歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
245 lb =約111.1 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 一塁手
プロ入り 2009年 MLBドラフト8巡目(全体246位)でアリゾナ・ダイヤモンドバックスから指名
初出場 2011年8月1日 ジャイアンツ
年俸 $500,000(2013年)[1]
経歴(括弧内は在籍年)
  • アリゾナ・ダイヤモンドバックス(2011年 - )

ポール・エドワード・ゴールドシュミット(Paul Edward Goldschmidt, 1987年9月10日 - )は、アメリカ合衆国デラウェア州ウィルミントン出身の野球選手一塁手、右投右打。MLBアリゾナ・ダイヤモンドバックスに所属している。

ゴールドシュミットという姓はユダヤ系によくみられる姓であるが、彼はユダヤ系ではない[2]

目次

経歴 [編集]

アマチュア、マイナー時代 [編集]

テキサス州ウッドランズウッドランズ高校ではカイル・ドレイベックとチームメイトだった。同校を卒業する2006年ドラフトでは、ドレイベックがフィラデルフィア・フィリーズからの1巡目(全体18位)指名でプロ入りしたのに対し、ゴールドシュミットはロサンゼルス・ドジャースから49巡目(全体1,453位)という低い順位での指名となり、契約せずテキサス州立大学サンマルコス校へ進学する[3]。大学1年目の2007年は37試合で本塁打は1本のみであったが、翌2008年から長打力が開花し、同年は57試合で17本塁打、2009年も同じ試合数で18本塁打を放つ。また、相手チームが彼と無理に勝負しないようになったため四球数も増えた[4]。この結果、3年間での通算36本塁打・110四球はいずれもチーム記録を更新、さらに二塁打打点でも新記録を打ち立てた[5]野球だけでなく学業でも金融を専攻して優秀な成績を残しており、入学以来全セメスター優等生名簿に名前が掲載されている[4]

2009年6月のドラフトで、ダイヤモンドバックスから8巡目(全体246位)指名を受けプロ入り。大学時代の好成績にもかかわらず指名順位が8巡目と低くなったのは、バットスウィングの大きさや守備での動きのぎこちなさから、他球団スカウトが彼を数字ほどは評価しなかったことによる[6]。ただその中で唯一、彼に高校のころから注目していたダイヤモンドバックスのスカウトのトリップ・カウチは「もっと高い順位で指名されてもおかしくない」と考えていた[3]。当のゴールドシュミット本人は「8巡目ってかなり高順位だからね、ダイヤモンドバックスが僕に期待してくれてて嬉しいよ」と話している[6]。契約後にマイナーリーグのルーキー級ミズーラでプロデビューし、74試合で打率.334・18本塁打・62打点・OPS 1.045という好成績を残した。

2010年はAdv-A級バイセイリアで1シーズンを過ごし、138試合で打率.314・35本塁打・108打点・OPS.990を記録、シーズン終了後にはカリフォルニアリーグのMVPと新人王を受賞した[7]。ただ同リーグは打者有利な球場が多いため数字が高めになったのではという懐疑的な声も一部にあり、ジャロッド・パーカーら球団内の他の有望株と比べると注目度は低かった[6]2011年、AA級モービルへ昇格したゴールドシュミットは、開幕戦での2本塁打を皮切りにここでも長打力を発揮。6月8日には20本塁打に[8]、7月26日には30本塁打に[9]、それぞれマイナーリーグ全体を通じて最速で到達する。同月10日に開催されたマイナーリーグのオールスター "フューチャーズゲーム" にも選出された。ダイヤモンドバックスGMケビン・タワーズは「人々も彼はまぐれなんかじゃないと考えるようになってきた」と述べている[6]

アリゾナ・ダイヤモンドバックス [編集]

AA級モービルで7月終了まで103試合に出場し打率.306・30本塁打・94打点・OPS 1.061という成績を挙げたゴールドシュミットは、8月1日にAAA級リノを飛ばしてメジャーへの昇格を果たす。ダイヤモンドバックスはこの時点で59勝49敗のナショナルリーグ西地区2位につけていたが、一塁手は固定できていなかった。フアン・ミランダゼイビア・ネイディらは期待外れの成績に終始し、7月中旬から起用し始めたブランドン・アレン救援投手陣強化のため31日にブラッド・ジーグラーとのトレードで放出している[10]

この状況でメジャーへ昇格したゴールドシュミットはその日から早速、同地区首位ジャイアンツとの直接対決に7番・一塁で先発出場。翌日の試合でティム・リンスカムからメジャー第1号となる2点本塁打を放つと、これが決勝点となってダイヤモンドバックスはジャイアンツに勝利し、同率の地区首位に浮上した[11]。チームはその後一旦は2位に戻るも、8月10日に再び地区首位となると以降はその座を譲らず。ゴールドシュミットは一塁に定着し、17日にはクリフ・リー[12]、25日にはタイラー・クリッパード[13]、9月3日には再びリンスカム[14]、とこの年のオールスターに選出された投手たちに本塁打を浴びせていった。そして23日のジャイアンツ戦で、同点の8回裏にゴールドシュミットが決勝の2点三塁打を放ち、この試合に勝ったチームは4年ぶりの地区優勝・ポストシーズン進出を決めた[15]。メジャー1年目の成績は打率.250・8本塁打・26打点・OPS.808で、打率をマイナー時代の3割台から落としたものの、本塁打は年間27本ペースだった。

ポストシーズンでダイヤモンドバックスは、ブルワーズ地区シリーズで対戦。第1戦ではチームが経験を考慮してベテランのライル・オーバーベイを一塁手に起用したため[16]、ゴールドシュミットは欠場した。この試合を1-4で落とし、オーバーベイが3打数無安打と抑えこまれると、第2戦からはゴールドシュミットが先発することに。すると、第2戦ではザック・グレインキーから初打席でソロ本塁打[17]、第3戦ではショーン・マーカムから適時打と満塁本塁打で5打点[18]、第4戦では5打席4出塁で2得点[19]、とチームの期待に応える活躍を見せた。しかし2勝2敗で迎えた最終第5戦では、自身は2安打を放ったが得点にはつながらず[20]、チームは2-3で敗れて敗退が決まり、シーズン終了となった。

年度別打撃成績 [編集]

















































O
P
S
2011 ARI 48 177 156 28 39 9 1 8 74 26 4 0 0 1 20 0 0 53 4 .250 .333 .474 .808
2012 145 587 514 82 147 43 1 20 252 82 18 3 0 9 60 4 4 130 9 .286 .359 .490 .850
通算:2年 193 764 670 110 186 52 2 28 326 108 22 3 0 10 80 4 4 183 13 .278 .353 .487 .840
  • 2012年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

脚注 [編集]

  1. ^ Paul Goldschmidt Contract, Salaries, and Transactions” (英語). Spotrac.com. 2013年4月2日閲覧。
  2. ^ Irwin Cohen, "THE MARLINS' COMING NEW STADIUM AND MORE," The Jewish Press, July 7, 2011. 2011年9月25日閲覧。
  3. ^ a b Seth Livingstone, USA TODAY, "validates scout's hunch," USATODAY.com, August 30, 2011. 2011年9月25日閲覧。
  4. ^ a b David King, University Marketing, "Rising Star - Paul Goldschmidt," Texas State University. 2011年9月25日閲覧。
  5. ^ "Goldschmidt Named USA Today Minor League Player Of The Year," Texas State University, September 2, 2011. 2011年9月25日閲覧。
  6. ^ a b c d Nick Piecoro, "Diamondbacks slugger Paul Goldschmidt nearing a big-league promotion," azcentral.com, May 19, 2011. 2011年9月25日閲覧。
  7. ^ Daren Smith / MLB.com, "Goldschmidt named MVP, top rookie / Ports, Mavs each place three on Postseason All-Star Team," The Official Site of Minor League Baseball, August 27, 2010. 2011年9月25日閲覧。
  8. ^ Danny Wild / MLB.com, "Goldschmidt first to reach 20 homers / D-backs slugger plates four same day he's named All-Star," The Official Site of Minor League Baseball, June 8, 2011. 2011年9月25日閲覧。
  9. ^ David Heck / Special to MLB.com, "Goldschmidt smacks 30th home run / D-backs prospect regains sole possession of Minors lead," The Official Site of Minor League Baseball, July 27, 2011. 2011年9月25日閲覧。
  10. ^ Jim Callis and Jim Shonerd, "D-backs Add Reliever Ziegler In Trade With Athletics," BaseballAmerica.com, July 31, 2011. 2011年9月25日閲覧。
  11. ^ "Aug 2, 2011, Diamondbacks at Giants Play by Play and Box Score," Baseball-Reference.com. 2011年9月25日閲覧。
  12. ^ "Aug 17, 2011, Diamondbacks at Phillies Play by Play and Box Score," Baseball-Reference.com. 2011年9月25日閲覧。
  13. ^ "Aug 25, 2011, Diamondbacks at Nationals Play by Play and Box Score," Baseball-Reference.com. 2011年9月25日閲覧。
  14. ^ "Sep 3, 2011, Diamondbacks at Giants Play by Play and Box Score," Baseball-Reference.com. 2011年9月25日閲覧。
  15. ^ Associated Press, "Worst to first: D-backs capture NL West crown on Paul Goldschmidt's triple," ESPN.com, September 23, 2011. 2011年9月25日閲覧。
  16. ^ Steve Gilbert and John Schlegel / MLB.com, "Collmenter, Saunders tabbed for NLDS starts," dbacks.com, October 1, 2011. 2011年10月10日閲覧。
  17. ^ "Oct 2, 2011, Diamondbacks at Brewers Play by Play and Box Score," Baseball-Reference.com. 2011年10月10日閲覧。
  18. ^ "Oct 4, 2011, Brewers at Diamondbacks Play by Play and Box Score," Baseball-Reference.com. 2011年10月10日閲覧。
  19. ^ "Oct 5, 2011, Brewers at Diamondbacks Play by Play and Box Score," Baseball-Reference.com. 2011年10月10日閲覧。
  20. ^ "Oct 7, 2011, Diamondbacks at Brewers Play by Play and Box Score," Baseball-Reference.com. 2011年10月10日閲覧。

外部リンク [編集]