ジョーイ・ボット

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ジョーイ・ボット
Joey Votto
シンシナティ・レッズ #19
Joey Votto on June 25, 2011 (1).jpg
基本情報
国籍 カナダの旗 カナダ
出身地 オンタリオ州トロント
生年月日 1983年9月10日(30歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
225 lb =約102.1 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 一塁手
プロ入り 2002年 ドラフト2巡目
初出場 2007年9月4日
年俸 $11,410,655(2012年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム カナダの旗 カナダ
WBC 2009年2013年

ジョゼフ・ダニエル・ボット(Joseph Daniel Votto, 1983年9月10日 - )は、カナダオンタリオ州トロント出身の野球選手。メジャーリーグナショナルリーグ中地区・シンシナティ・レッズ所属。ポジションは一塁手外野手左翼手)。右投げ左打ち。資料によってはヴォットボトーボットーと表記されることもある。

経歴[編集]

少年時代から野球に夢中になる一方で、カナダ人アスリートとしては珍しく、アイスホッケーには全く関心を示さなかった[2]2002年ドラフトシンシナティ・レッズから2巡目の指名を受け、入団。2006年に2Aのチャタヌーガ・ルックアウツ打率.319・22本塁打・79打点を記録し、サザンリーグ最優秀選手に選出された[3]

2007年は3Aのルイビル・バッツでプレイし、インターナショナルリーグ最優秀新人に選出され[3]、9月4日のメッツ戦でメジャーデビュー。24試合の出場で、打率.321・4本塁打・17打点を記録。OPSが.908と優秀な数値を残した。そして守備では、一塁手として17試合に出場し、エラーなしと堅実な守備を披露した。また、左翼手としても6試合でプレーした。

2008年開幕当初はスコット・ハッテバーグと一塁で併用されていたが、4月半ばからはレギュラーに定着。5月7日のカブス戦では1試合3本塁打を記録。9月には打率.309・9本塁打・20打点で月間最優秀新人に選出された。最終的に打率.297・24本塁打はナ・リーグ新人選手として1位、84打点はジオバニー・ソトの86打点に次ぐ2位となった[4]。新人王の投票ではソトに次ぐ2位に終わった。同年8月に父が52歳で急死している[2]

2009年ワールド・ベースボール・クラシックカナダ代表として出場。ジェイソン・ベイジャスティン・モルノーと共に強力クリーンナップを形成した。シーズンでは、父の死をきっかけに発症したうつ病故障者リスト入り[5]。合計30試合以上を欠場したものの、終わってみれば打率.322(リーグ5位)、出塁率.414(4位)、長打率.567(5位)、OPS.981(3位)という好成績を残し、レッズの中心打者としての地位を確固たるものにした。

2010年は長期間の離脱を経験することもなく、一時はアルバート・プホルスカルロス・ゴンザレス三冠王争いを繰り広げた。8月にはレッズの選手としてはケン・グリフィー・ジュニア以来6年ぶりに「スポーツ・イラストレイテッド」誌の表紙を飾り、全米で知名度を高めた。最終的には無冠に終わったものの、打率、本塁打、打点の全てでリーグ3位以内に入る好成績を残し、レッズの15年ぶり地区優勝に貢献。出塁率長打率OPSはリーグトップだった。シーズン終了後、ナ・リーグハンク・アーロン賞及びMVPに選ばれた。MVPの投票では、投票権を持つ32人の記者のうち31人から1位票を獲得し、球団史上12人目、カナダ人選手としては3人目の栄冠に輝いた[5]

2011年は自己最高の185安打を記録。出塁率、二塁打、四球の数字はリーグ最高だった。 さらにシーズン終了後にはゴールドグラブ賞を受賞し、守備も優れていることを証明した。

2012年は4月2日に現在の契約に加えて2014年から10年間、2024年まで総額225万$でレッズと契約を交わした。シーズン序盤から好調を維持し、カウフマン・スタジアムで開催されたオールスターゲームにも出場した。しかし、7月16日に膝の故障で離脱すると、9月5日に復帰するまで約2カ月戦線を離脱した。そのため111試合の出場にとどまり、打率こそ.337と高い数値を叩き出したが、本塁打は14本に終わり、特に怪我から復帰してからは1本も打てなかった。しかし、規定打席不足ながら94個の四球を選び、出塁率は.474を記録した。

2013年Twitterを使った投票でジョー・マウアーホセ・バティスタデレク・ジーターアンドリュー・マカッチェンマット・ケンプを破り「MLBの顔」に選ばれた。 また、ワールド・ベースボール・クラシックにも前回大会に引き続きカナダ代表として出場した。怪我なくシーズン全試合に出場し、打率.305 24本塁打 73打点 135四球を記録。例年通り安定した選球眼を発揮し、2年連続で最多四球となった。チームもワイルドカードでプレーオフに進出したが、ピッツバーグ・パイレーツに敗れた。打点が73と少なかったため、オフには地元メディアから「彼ほど給料をもらっている選手なら四球を選ぶべきではなく、ランナーを還す努力をするべき」と批判を受けた。

選手としての特徴[編集]

MLB屈指の選球眼の持ち主で、2009年から5年連続で出塁率4割以上を記録しており、2010年から4年連続最高出塁率を記録している。 ラインドライブを量産する中距離打者であり、本塁打も毎年30本前後を打てるだけのパワーを備えている。 逆方向への本塁打が多い選手で2013年は24本の内13本を左翼へ飛ばしている[6]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2007 CIN 24 89 84 11 27 7 0 4 46 17 1 0 2 0 5 1 0 15 0 .321 .360 .548 .908
2008 151 589 526 69 156 32 3 24 266 84 7 5 0 2 59 9 2 102 7 .297 .368 .506 .874
2009 131 544 469 82 151 38 1 25 266 84 4 1 0 1 70 10 4 106 8 .322 .414 .567 .981
2010 150 648 547 106 177 36 2 37 328 113 16 5 0 3 91 8 7 125 11 .324 .424 .600 1.024
2011 161 719 599 101 185 40 3 29 318 103 8 6 0 6 110 15 4 129 20 .309 .416 .531 .947
2012 111 475 374 59 126 44 0 14 212 56 5 3 0 2 94 18 5 85 8 .337 .474 .567 1.041
2013 162 726 581 101 177 30 3 24 285 73 6 3 0 6 135 19 4 138 15 .305 .435 .491 .926
通算:7年 890 3790 3180 529 999 227 12 157 1721 530 47 23 0 20 564 80 26 700 69 .314 .419 .541 .960
  • 2013年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

獲得タイトル・表彰[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Joey Votto Stats, News, Pictures, Bio, Videos” (英語). ESPN.com. 2012年12月3日閲覧。
  2. ^ a b L.Jon Wertheim(2010-08-30), Professional, polite, eager to please—could Joey Votto be, SI.com(英語), 2010年11月23日閲覧
  3. ^ a b Joey Votto Awards” (英語). The Baseball Cube. 2009年2月23日閲覧。
  4. ^ Sheldon, Mark (2008年10月6日). “Votto nabs NL Rookie of Month honors Reds infielder scorches through September to earn Award” (英語). MLB.com. 2009年2月23日閲覧。
  5. ^ a b Mark Sheldon(2010-11-22), Votto wins NL MVP by overwhelming margin, MLB.com(英語), 2010年11月23日閲覧
  6. ^ http://www.fangraphs.com/statsplits.aspx?playerid=4314&position=1B&season=2013

外部リンク[編集]