スコット・リッチモンド

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スコット・リッチモンド
Scott Richmond
テキサス・レンジャーズ(マイナー)
Scott Richmond 2012.jpg
ブルージェイズ時代(2012年)
基本情報
国籍 カナダの旗 カナダ
出身地 ブリティッシュコロンビア州ノースバンクーバー
生年月日 1979年8月30日(34歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2007年 ドラフト外でトロント・ブルージェイズと契約
初出場 2008年7月30日,タンパベイ・レイズ
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム カナダの旗 カナダ
WBC 2009年2013年(予選のみ)

スコット・ダニエル・リッチモンドScott Daniel Richmond , 1979年8月30日 - )は、カナダブリティッシュコロンビア州ノースバンクーバー出身のプロ野球選手投手)。右投げ右打ち。MLBテキサス・レンジャーズ傘下所属。

経歴[編集]

アマチュア・独立リーグ時代[編集]

カナダブリティッシュコロンビア州ノースバンクーバーニュージーランド移民2世として生まれたリッチモンドは、投手の経験がある継父から投球術を教わった[1]。高校時代は学校に野球チームが無かったため、地域のアマチュアリーグに参加して野球をプレーしていた。高校卒業後はバンクーバー造船所で3年間働いた後、野球選手を目指すことを決意[2]ミズーリ・バレー・カレッジで1年間、ボージュアー・パリッシュ・コミュニティー・カレッジで1年間プレーしたのち、オクラホマ州立大学へと移り、25歳で卒業。しかし、MLBドラフトにはかからなかった。2005年から2007年にかけては独立リーグノーザンリーグエドモントン・クラッカー・キャッツ)でプレー。その間もMLB数球団の入団テストを受けるが、いずれも不合格に終わる。

ブルージェイズ時代[編集]

2007年10月20日にトロント・ブルージェイズの入団テストに合格し、マイナー契約を結んだ[2]

2008年7月30日タンパベイ・レイズ戦でメジャーデビュー。同年8月の北京五輪カナダ代表にも選ばれていたが、直前にメジャー昇格を果たしたため、五輪メンバーからは外れた[3]。この年は全て先発で5試合に登板し、最終登板となった9月26日ボルティモア・オリオールズ戦でメジャー初勝利を挙げた。

2009年ワールド・ベースボール・クラシックカナダ代表に先発要員として選ばれたが、カナダ代表は2連敗で1次ラウンド敗退に終わり、リッチモンドの登板機会は無かった。シーズンではダスティン・マゴワンショーン・マーカムらの故障により開幕から先発ローテーションに抜擢される[4]。4月に3勝0敗、防御率2.70の成績でア・リーグ月間最優秀新人に選ばれた[5]。その後は打ち込まれることが増え、一時はリリーフに降格した。7月4日には右肩の炎症で故障者リスト入りしたが[6]、同月末に復帰した。復帰後も一発病に苦しみ、長らく勝ち星から見放されたが、9月24日のオリオールズ戦で3ヵ月ぶりの勝利を挙げた[7]。最終的にチーム3位の8勝をマークしたが、防御率は5.52に終わった。

2010年は肩の故障のためメジャーでの登板はなく、アドバンスドA級ダニーデンとAA級ニューハンプシャー、AAA級ラスベガスでの計9試合の登板に終わる。

2011年は7月23日にロースターから外れた。シーズン終了後には、パナマで行われたIBAFワールドカップにカナダ代表として出場し、銅メダルを獲得している。また、メキシコグアダラハラで行われたパンアメリカン競技大会にもカナダ代表として出場し、金メダルを獲得した。

2012年にはドイツレーゲンスブルクで行われた第3回WBC予選のカナダ代表に選ばれた[8]が、試合に出場していない。なお、本大会のカナダ代表にも選ばれたが、膝の故障でエントリーから外れた。10月4日にFAとなった。12月17日、韓国プロ野球ロッテ・ジャイアンツと契約した[9]が、2013年2月、海外キャンプ中に膝の故障で離脱。一度も実戦登板のないまま3月に解雇された。

レンジャーズ傘下時代[編集]

2013年5月15日にテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結んだ。同年はレンジャーズ傘下AAA級マイナーチームのみで、メジャーリーグでの登板はなかった。11月5日にFAとなった。

2014年2月19日にレンジャーズとマイナー契約で再契約した。

選手としての特徴[編集]

スライダーカーブチェンジアップを駆使して好調時は三振の山を築くが、球威がある方ではないため、長打を浴びやすい[10]。2009年の被弾数はチーム最多の27本であり、左打者に17本塁打を被弾している。また、ア・リーグの100イニング以上投げた投手では被長打率(.495)が5番目に悪かった[11]

対右打者と比べて対左打者での被打率、被本塁打数が極端に悪化しており、対左打者の克服が課題とされている[12]。キャリア通算では対右打者が被打率.214、被OPS.621と優秀なのに対し、対左打者では被打率.313、被OPS.967と大きく成績を落としている[13]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2008 TOR 5 5 1 1 0 1 3 0 0 0.250 113 27.0 32 2 2 0 2 20 0 0 12 12 4.00 1.26
2009 27 24 1 0 0 8 11 0 0 0.421 610 138.2 147 27 59 1 0 117 5 1 90 85 5.52 1.49
2011 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 1 0.1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0.00 0.00
2012 3 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 15 3.0 5 1 0 0 0 2 1 0 2 2 6.00 1.67
通算:4年 36 29 2 1 0 9 14 0 0 0.391 749 169.0 184 30 61 1 2 139 6 1 104 99 5.27 1.45
  • 2012年度シーズン終了時

記録・表彰[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Richmond has support of two fathers,bluejays.com(英語),2009年8月27日閲覧
  2. ^ a b Journeyman Richmond helping lead Blue Jays out of the woods,CBSSports.com(英語),2009年8月27日閲覧
  3. ^ What dreams may come,CBCsports.ca(英語),2009年8月27日閲覧
  4. ^ Jays name Richmond No. 5 starter,The Canadian Press(英語),2009年8月27日閲覧
  5. ^ Richmond wins AL Rookie of Month,bluejays.com(英語),2009年8月27日閲覧
  6. ^ Jays put Richmond on disabled list with shoulder tendinitis,The Canadian Press(英語),2009年8月27日閲覧
  7. ^ Richmond finds win column; Jays sweep
  8. ^ http://web.worldbaseballclassic.com/wbc/2013/teams/index.jsp?team=can&team_id=784 CANADA ROSTER
  9. ^ http://www.mlbtraderumors.com/2012/12/kbo-teams-to-sign-eveland-richmond-.html?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter KBO Teams To Sign Eveland, Richmond
  10. ^ 田口有史 「Unexpected Surprise 2009春 驚きのスタートを切った男たち」 『月刊スラッガー』2009年7月号、日本スポーツ企画出版社、雑誌15509-7、64頁。
  11. ^ MLB Player Pitching Stats - 2009
  12. ^ Richmond no holiday for Phillies in second loss to Blue Jays,Philadelphia Daily News(英語),2009年8月27日閲覧
  13. ^ Scott Richmond Career Pitching Splits - Baseball-Reference.com

外部リンク[編集]