パット・ギリック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
パット・ギリック
Pat Gillick
Pat Gillick holds up 2008 WS trophy CROP.jpg
フィラデルフィア・フィリーズのワールドシリーズ優勝パレード(2008年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カナダの旗 カナダ
二重国籍[1]
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州チコ
生年月日 1937年8月22日(76歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
185 lb =約83.9 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 1958年
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
Empty Star.svg Empty Star.svg Empty Star.svg 殿堂表彰者Empty Star.svg Empty Star.svg Empty Star.svg
選出年 1997年
Empty Star.svg Empty Star.svg Empty Star.svg 殿堂表彰者Empty Star.svg Empty Star.svg Empty Star.svg
選出年 2011年
得票率 81.25%
選出方法 ベテランズ委員会選出

ローレンス・パトリック・デビッド・ギリックLawrence Patrick "Pat" David Gillick , 1937年8月22日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州チコ出身の元プロ野球選手投手)、元ゼネラルマネージャー。左投げ左打ち。

敏腕ゼネラルマネージャーとして1992年1993年トロント・ブルージェイズで、2008年にはフィラデルフィア・フィリーズで計3度のワールドシリーズ制覇を実現させ、2011年アメリカ野球殿堂入りを果たした[2]

経歴[編集]

南カリフォルニア大学に在学、1958年カレッジ・ワールドシリーズで活躍して優勝に貢献した。

大学卒業後はボルチモア・オリオールズピッツバーグ・パイレーツ傘下AAA級のマイナーリーグチームで1959年から1963年まで5シーズンプレー。MLBには一度も昇格することが出来ずに現役を引退した。

現役引退後はヒューストン・アストロズで営業部門のキャリアを開始した。アストロズでは最終的にスカウト部長にまで昇進した。1974年ニューヨーク・ヤンキースへ移籍して選手育成部門スタッフとなる。

1976年トロント・ブルージェイズへ移籍、人事副部長に就任した。1977年ゼネラルマネージャー(GM)補佐、1978年にGMに就任した。ブルージェイズは拡張球団であったにも関わらず、球団創立8年目の1985年に初の地区優勝を飾った。先陣を切ってドミニカ共和国に球団直属のアカデミーを設立、契約を交わしたドミニカ人の若者が多くがレギュラーになるまでに成長した。1989年1991年にもブルージェイズは地区優勝。そして1992年1993年に2年連続のワールドシリーズ制覇を達成した。1994年に球団との対立からGMを退任すると、ブルージェイズは高年俸の主力選手を相次いで放出し、2006年まで一度も地区2位以内に入ることが出来ない低迷期に入った。

1996年から1998年まで3年契約でボルチモア・オリオールズのGMを務め、ブルージェイズからロベルト・アロマーを補強するなどして、オリオールズは1996年と1997年に2年連続でプレーオフに進出した。

2000年シアトル・マリナーズのGMに就任。2000年と翌2001年にマリナーズはプレーオフに進出した。2001年のシーズン116勝は1906年シカゴ・カブスと並び、MLBの歴代最多記録となっている。ケン・グリフィー・ジュニアアレックス・ロドリゲスフリーエージェント(FA)で放出する一方で、イチローブレット・ブーンらを獲得した。2003年にGMを退任すると、マリナーズは投打の主力選手の成績が落ち込み、翌2004年から3年連続で地区最下位に沈んだ。

2005年フィラデルフィア・フィリーズのGMに就任。若手の育成に励み、フィリーズは2007年にプレーオフに進出、2008年にはワールドシリーズ制覇を達成。同年にGMを退任した。

卓越した先見性と決断力が評価され、1997年にカナダ野球殿堂入りを果たしている。2011年7月24日にはベテランズ委員会の選考により、アメリカ野球殿堂入りを果たした。

脚注[編集]

  1. ^ Roberto Alomar: MLB's best-ever 2nd baseman?” (英語). CBC.ca. 2013年7月29日閲覧。
  2. ^ Pat Gillick Elected to the National Baseball Hall of Fame by Expansion Era Committee” (英語). BaseballHall.org. 2013年7月29日閲覧。

外部リンク[編集]