シェーン・ビクトリーノ

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シェーン・ビクトリーノ
Shane Victorino
ボストン・レッドソックス #18
Shane Victorino on July 28, 2013.jpg
2013年7月28日
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ハワイ州マウイ島ワイルク
生年月日 1980年11月30日(33歳)
身長
体重
5' 9" =約175.3 cm
190 lb =約86.2 kg
選手情報
投球・打席 右投両打
ポジション 外野手
プロ入り 1999年 MLBドラフト6巡目(全体194位)
初出場 2003年4月2日
年俸 $13,000,000(2013年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
WBC 2009年2013年

シェーン・パトリック・ビクトリーノShane Patrick Victorino , 1980年11月30日 - )は、ハワイ州マウイ島ワイルク出身のプロ野球選手外野手)。現在は、MLBボストン・レッドソックスに所属。

祖父は日本人、祖母は中国人、父はポルトガル人。母の旧姓はナカハシ[1]

経歴[編集]

1999年MLBドラフトロサンゼルス・ドジャースから6巡目(全体194位)で指名され、入団。2002年にドジャース傘下最多の45盗塁を記録[2]

2002年のシーズンオフに、ルール・ファイブ・ドラフトサンディエゴ・パドレスからの指名を受け、移籍した。

2003年4月2日ジャイアンツ戦でメジャーデビューを果たしたが、5月23日にパドレスはゲイリー・マシューズ・ジュニアウェーバーで獲得したため、ビクトリーノは25人ロースターから外れた[2]。打率は.151だったが、7盗塁は5月22日時点でチーム最多だった[2]

ドジャース復帰[編集]

パドレスの25人枠から外れたため、2003年5月28日にドジャースへ復帰した。

2004年はドジャース傘下のAA級のジャクソンビルとAAA級のラスベガスでプレイ。

フィリーズ時代[編集]

2004年12月13日のルール・ファイブ・ドラフトでフィラデルフィア・フィリーズから指名され移籍[3]

2005年はAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レッドバロンズで打率.310・18本塁打・70打点を記録し、インターナショナルリーグの最優秀選手に選出された。セプテンバーコールアップでメジャー昇格を果たし[4]マウイ島出身者では80年ぶり2人目のメジャーリーガーとなる。[1]同年はメジャーで21試合に出場。

フィリーズ時代(2007年)

2006年は5番目の外野手として開幕を迎えた[5]アーロン・ローワンド故障者リスト入りした5月は中堅手として先発出場し[6]ボビー・アブレイユ7月31日ニューヨーク・ヤンキースへトレード移籍以降、ビクトリーノはその後釜として先発出場した[5][7]

2007年は、右翼手のレギュラーに定着して131試合に出場し、自身初となる規定打席到達を達成。打撃面では打率.281・12本塁打・46打点・37盗塁という成績を残した。5月3日から5日にかけて1997年オマー・ビスケル以来となる3試合連続複数盗塁を記録している[8]

2008年ワールドシリーズ優勝パレードにて

アーロン・ローワンドの移籍とジェフ・ジェンキンスの加入に伴い、2008年中堅手として出場[9]。同年は146に出場して、打率.293・14本塁打・58打点・36盗塁を記録。守備面では自身初のゴールドグラブ賞を獲得した。ミルウォーキー・ブルワーズとのNLDSでは.357という打率を記録。ドジャースとのリーグチャンピオンシップシリーズ(NLCS)では打率.222に終わったものの、4安打のうち本塁打と三塁打をそれぞれ1本ずつ放ち、6打点を記録した。タンパベイ・レイズとのワールドシリーズ(WS)では、打率.250、2打点を記録した。プレイオフ通算では14試合に出場して打率.269、2本塁打、13打点、3盗塁という数字を残した。

2009年は、打率.292、10本塁打、62打点、25盗塁を記録。自身初のオールスター出場を果たし、MVP投票でも18位にランクインしたほか、2年連続でゴールドグラブ賞に選出された。WSでは、ニューヨーク・ヤンキースに敗れはしたものの、ビクトリーノ自身はプレイオフを通じて、前年を上回る打率.293、3本塁打という数字を残した。シーズン終了後、ビクトリーノは、2010年の年俸として580万ドルを要求。これに対して球団側は475万ドルを提示したが、年俸調停を避け、3年総額2,200万ドルで契約延長した[10]

2010年は2年連続での2ケタ三塁打、自己ベストの18本塁打・69打点を記録したが、一方で打率はメジャーデビュー年の2003年に記録した数値(.151)に次ぐ低さ(.259)となった。これは、長打志向が強まった事に加え、胸の斜筋を痛めていた事が原因である[11]

2011年は自己最多を更新する16三塁打を記録。2年ぶりのオールスター選出も果たした。

ドジャース復帰[編集]

2012年7月31日ジョシュ・リンドブロムイーサン・マーティンとの2対1のトレードで、ロサンゼルス・ドジャースへ移籍した[12]。オフの10月29日にFAとなった。

レッドソックス時代[編集]

2012年12月13日に3年総額3,900万ドルの契約でボストン・レッドソックスに入団した[13][14]

2013年5月12日のトロント・ブルージェイズ戦で左ハムストリングを痛め、その後も5試合に出場していたが、5月21日に戦列を離れ、5月24日に故障者リスト入りした[15]。6月8日に復帰[16]。8月5日には7月5週目の「American League Player of the Week」に選出された[17]。ポストシーズンではチャンピオンシップシリーズ第6試合の7回裏にマックス・シャーザーからグリーン・モンスターを越える逆転満塁本塁打を放ち[18]、チームのワールドシリーズ進出を決めた。10月29日にローリングス・ゴールドグラブ賞を受賞した[19]。10月30日にレッドソックスはセントルイス・カージナルスとのワールドシリーズを制覇し、ビクトリーノは自身2度目のチャンピオンリングを勝ち取った。

2014年3月31日に右ハムストリングの故障で、15日間の故障者リスト入りした[20]。4月24日に復帰し[21]、復帰後は21試合に出場したが、5月24日にに再び15日間の故障者リスト入りした[22]。7月19日に復帰し[23]、9試合に出場したが、8月1日に腰の故障で15日間の故障者リスト入りした[24]。以降はメジャーに復帰することなく、この年は30試合の出場にとどまった。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2003 SD 36 83 73 8 11 2 0 0 13 4 7 2 1 1 7 0 1 17 5 .151 .232 .178 .410
2005 PHI 21 19 17 5 5 0 0 2 11 8 0 0 0 2 0 0 0 3 0 .294 .263 .647 .910
2006 153 462 415 70 119 19 8 6 172 46 4 3 8 1 24 0 14 54 5 .287 .346 .414 760
2007 131 510 456 78 128 23 3 12 193 46 37 4 5 2 37 1 10 62 10 .281 .347 .423 .770
2008 146 627 570 102 167 30 8 14 255 58 36 11 5 0 45 2 7 69 8 .293 .352 .447 .799
2009 156 694 620 102 181 39 13 10 276 62 25 8 4 4 60 1 6 71 5 .292 .358 .445 .803
2010 147 648 587 84 152 26 10 18 252 69 34 6 0 1 53 5 7 79 6 .259 .327 .429 .756
2011 132 586 519 95 145 27 16 17 255 61 19 3 6 0 55 1 6 63 4 .279 .355 .491 .847
2012 101 431 387 46 101 17 5 9 155 40 24 4 5 2 35 1 2 49 4 .261 .324 .401 .724
LAD 53 235 208 26 51 12 2 2 73 15 15 2 4 1 18 0 4 31 1 .245 .316 .351 .667
'12計 154 666 595 72 152 29 7 11 228 55 39 6 9 3 53 1 6 80 5 .255 .321 .383 .704
2013 BOS 122 532 477 82 140 26 2 15 215 61 21 3 10 2 25 0 18 75 5 .294 .351 .451 .801
2014 30 133 123 14 33 6 1 2 47 12 2 0 1 2 6 0 1 21 3 .268 .303 .382 .685
通算:11年 1228 4960 4452 712 1233 227 68 107 1917 482 224 46 49 18 365 11 76 594 56 .277 .341 .431 .771
  • 2014年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

タイトル・表彰[編集]

背番号[編集]

  • 3 (2003年)
  • 8 (2005年、2007年 - 2012年)
  • 18 (2006年、2013年 - )

脚注[編集]

  1. ^ a b 打球に飛びつく姿に栄冠 シェーン・ビクトリノ(フィリーズ)” (日本語). asahi.com (2011年5月12日). 2011年5月25日閲覧。
  2. ^ a b c Padres claim Matthews off waivers” (英語). MLB.com (2003年5月23日). 2010年2月9日閲覧。
  3. ^ Phillies select outfielder in Rule 5 Draft”. MLB.com Phillies Press Release (2004年12月13日). 2014年1月11日閲覧。
  4. ^ Mandel, Ken (2005年9月1日). “Notes: Victorino arrives in Majors” (英語). MLB.com. 2010年2月9日閲覧。
  5. ^ a b 友成那智村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2007』 廣済堂出版2007年、269頁。ISBN 978-4-331-51213-5
  6. ^ MLB injury report - May 12” (英語). COVERS.com (2006年5月12日). 2010年2月9日閲覧。
  7. ^ Levinel, Zachary (2006年8月16日). “Notes: Victorino, you're in” (英語). MLB.com. 2010年2月9日閲覧。
  8. ^ Associated Press (2007年5月5日). “Bonds hits No. 744 to get Giants started in win vs. Phillies” (英語). ESPN.com. 2009年2月9日閲覧。
  9. ^ Livingstone, Seth (2008年1月23日). “Solid fielding, power in place as Phils defend division title” (英語). USA Today. 2010年2月9日閲覧。
  10. ^ Zolecki, Todd (2010年1月22日). “Victorino, Phillies agree to three-year deal” (英語). MLB.com. 2010年2月9日閲覧。
  11. ^ 友成那智村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2011』 廣済堂出版、2011年、261頁。ISBN 978-4-331-51518-1
  12. ^ Dodgers acquire Victorino from Phillies”. MLB.com Dodgers Press Release (2012年1月31日). 2014年1月11日閲覧。
  13. ^ Outfielder Shane Victorino Agrees To Three-Year Pact With Red Sox”. MLB.com Red Sox Press Release (2012年12月13日). 2014年1月11日閲覧。
  14. ^ Red Sox Sign Shane Victorino MLBtradeRumors.com
  15. ^ Red Sox Announce Roster Moves”. MLB.com Red Sox Press Release (2013年5月24日). 2014年1月11日閲覧。
  16. ^ Red Sox activate outfielder Shane Victorino from disabled list”. MLB.com Red Sox Press Release (2013年6月8日). 2014年1月11日閲覧。
  17. ^ Shane Victorino of the Boston Red Sox named the American League Player of the Week”. MLB.com Red Sox Press Release (2013年8月5日). 2014年1月11日閲覧。
  18. ^ Victorino's grand slam”. MLB.com (2013年10月20日). 2014年1月11日閲覧。
  19. ^ Dustin Pedroia and Shane Victorino receive 2013 Rawlings Gold Glove Awards”. MLB.com Red Sox Press Release (2013年10月29日). 2014年1月11日閲覧。
  20. ^ Red Sox place outfielder Shane Victorino on disabled list”. MLB.com Red Sox Press Release (2014年3月31日). 2014年5月25日閲覧。
  21. ^ Red Sox activate outfielder Shane Victorino from 15-day disabled list”. MLB.com Red Sox Press Release (2014年4月24日). 2014年5月25日閲覧。
  22. ^ Red Sox Place Outfielder Shane Victorino on Disabled List”. MLB.com Red Sox Press Release (2014年5月24日). 2014年5月25日閲覧。
  23. ^ Red Sox activate outfielder Shane Victorino from disabled list”. MLB.com Red Sox Press Release (2014年7月19日). 2014年8月3日閲覧。
  24. ^ Red Sox announce roster moves”. MLB.com Red Sox Press Release (2014年8月1日). 2014年8月3日閲覧。

外部リンク[編集]