スコット・エアー

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スコット・エアー
Scott Eyre
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アメリカ合衆国 カリフォルニア州イングルウッド
生年月日 1972年5月30日(42歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
220 lb =約99.8 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 1991年 ドラフト9巡目
初出場 1997年8月1日
最終出場 2009年10月4日
年俸 $2,000,000(2009年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

スコット・エアーScott Alan Eyre , 1972年5月30日 - )は、メジャーリーグベースボールで活躍したの左投左打の投手アメリカ合衆国カリフォルニア州イングルウッド出身。テキサス・レンジャーズのマイナーに弟のウィリー・エアーが所属している。ウィリーのポジションは兄スコットと同じく、投手である。

略歴[編集]

1991年に、ドラフト9巡目でテキサス・レンジャーズから指名を受け、プロ入り。メジャーデビューまでの道のりは決して平坦なものではなく、マイナーリーグで移籍した後、1997年シカゴ・ホワイトソックスでメジャーデビューを果たした。1997年は5.00台の防御率だったものの、11試合に先発投手として登板し、4勝(4敗)を挙げた。1998年先発で17試合、リリーフで16試合に登板。しかし、勝ち星は3勝(8敗)止まりで防御率も1997年より悪化してしまった。1999年はリリーフ専門で21試合に登板したが、防御率は7.00台に乗ってしまい、全く結果を残せない状態が続いた。

2000年は先発での1試合を含む13試合に登板。改善の兆しが少し見えたとは言え、防御率は6.00台とメジャーに定着するには苦しい成績だった。2001年からはトロント・ブルージェイズでプレイする事になったが、これまでの成績が悪かった為、登板は17試合に終わった。しかし、防御率3.45、2セーブを記録し、メジャー定着のきっかけを掴んだ。2002年はブルージェイズでリリーフ投手としてフル回転。49試合に登板した後、シーズン途中でサンフランシスコ・ジャイアンツに移籍。ここでも21試合に登板し、ジャイアンツ移籍後は1.00台の防御率を記録するなど、今までのエアーからは考えられないような大車輪の活躍を見せた。

2003年は、年間通じてジャイアンツでプレイし、自己ベストの74試合に登板。3.00台の防御率を記録し、左のワンポイントとしてジャイアンツに欠かせない存在となった。2004年は2003年を上回る83試合に登板。防御率こそ4.00台だったものの、対左打率.200(対左打率.240)を記録。前の投手から引き継いだランナー45人のうち、35人の生還を防いだ(生還阻止率約77.8%)。2005年からは、左右に関係なく登板する機会が増え、登板試合数は5年連続で自己ベストを更新。防御率も2.00台に下降し、リーグはおろかメジャーを代表するリリーフ投手となった。2006年からはシカゴ・カブスに移ってプレイする事になったが、新天地でも74試合に登板し、防御率3.38ときっちり結果を残した。

しかしながら、2008年は自身の故障に悩まされたことに加え、若手の台頭や同じリリーフ左腕としてニール・コッツが登板機会を増やしていたこともあり、登板機会が減少。8月5日ケリー・ウッド故障者リストから復帰してくるため、同日付けで40人ロースターから外れることが決まり、実質的な戦力外通告を受けた。2日後の8月7日にブライアン・シュリッターとの交換トレードでフィラデルフィア・フィリーズへ移籍した[2]。移籍後は防御率1.88と好投、フィリーズのワールドシリーズ制覇に貢献した。

2010年1月7日、現役引退を表明した[3]

選手としての特徴[編集]

フォーシームスライダーを中心としたピッチングで三振をどんどん奪うピッチングを見せる。右打者にはチェンジアップが有効に機能している。また、ジャイアンツで防御率が大幅に改善された最大の理由は、フライでアウトを稼ぐピッチングが持ち味だからである(ジャイアンツの本拠地であるAT&Tパーク:当時はSBCパーク:は球場面積が広く、海からの風で本塁打が出にくい。その証拠に、カブスでプレイした2006年には被本塁打が11本と、突然2ケタに増えている。カブスの本拠地リグレー・フィールドは風向きの関係で打者に有利)。

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
1997 CWS 11 11 0 0 0 4 4 0 -- .500 267 60.2 62 11 31 1 1 36 2 0 36 34 5.04 1.53
1998 33 17 0 0 0 3 8 0 -- .273 491 107.0 114 24 64 0 2 73 7 0 78 64 5.38 1.66
1999 21 0 0 0 0 1 1 0 1 .500 129 25.0 38 6 15 2 1 17 1 0 22 21 7.56 2.12
2000 13 1 0 0 0 1 1 0 0 .500 93 19.0 29 3 12 0 1 16 0 0 15 14 6.63 2.16
2001 TOR 17 0 0 0 0 1 2 2 3 .333 66 15.2 15 1 7 2 1 16 2 0 6 6 3.45 1.40
2002 49 3 0 0 0 2 4 0 12 .333 283 63.1 69 4 29 7 0 51 4 0 37 35 4.97 1.55
SF 21 0 0 0 0 0 0 0 6 ---- 50 11.1 11 0 7 1 0 7 1 0 4 2 1.59 1.59
'02計 70 3 0 0 0 2 4 0 18 .333 333 74.2 80 4 36 8 0 58 5 0 41 37 4.46 1.55
2003 74 0 0 0 0 2 1 1 20 .667 256 57.0 60 4 26 0 1 35 6 0 23 21 3.32 1.51
2004 83 0 0 0 0 2 2 1 23 .500 229 52.2 43 8 27 3 0 49 3 0 26 24 4.10 1.33
2005 86 0 0 0 0 2 2 0 32 .500 277 68.1 48 3 26 0 4 65 3 0 21 20 2.63 1.08
2006 CHC 74 0 0 0 0 1 3 0 18 .250 266 61.1 61 11 30 4 0 73 6 0 25 23 3.38 1.48
2007 55 0 0 0 0 2 1 0 5 .667 240 52.1 59 3 35 5 1 45 3 0 26 24 4.13 1.80
2008 19 0 0 0 0 2 0 0 4 1.000 53 11.1 15 1 4 1 1 14 1 0 9 9 7.15 1.68
PHI 19 0 0 0 0 3 0 0 4 1.000 53 14.1 8 1 3 1 1 18 0 0 3 3 1.88 0.77
'08計 38 0 0 0 0 5 0 0 8 1.000 106 25.2 23 2 7 2 2 32 1 0 12 12 4.21 1.17
2009 42 0 0 0 0 2 1 0 13 .667 128 30.0 22 3 16 0 1 22 2 0 6 5 1.50 1.27
通算:13年 617 32 0 0 0 28 30 4 141 .483 2881 649.1 654 83 332 27 15 537 41 0 337 305 4.23 1.52
  • 2009年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

脚注[編集]

外部リンク[編集]