J.A.ハップ

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J.A.ハップ
J. A. Happ
トロント・ブルージェイズ #48
J.A. Happ 2013.jpg
2013年
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 イリノイ州スプリング・バレー
生年月日 1982年10月19日(31歳)
身長
体重
6' 6" =約198.1 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2004年 MLBドラフト3巡目(全体92位)でフィラデルフィア・フィリーズから指名
初出場 2007年6月30日
年俸 $5,200,000(2014年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ジェームズ・アンソニー・ハップJames Anthony Happ, 1982年10月19日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州スプリング・バレー出身のプロ野球選手投手)。左投左打。MLBトロント・ブルージェイズに所属している。「J.A.」はジェイと発音する。

経歴[編集]

2004年のMLBドラフトフィラデルフィア・フィリーズから3巡目(全体92位)で指名され入団。2007年開幕をAAA級オタワ・リンクスで迎え、6月30日メッツ戦で先発投手としてメジャーデビュー。4イニングを5失点(5自責点)で負け投手となり、翌7月1日にAAA級オタワへ降格[2]。その後はメジャーに昇格することなくAAA級でプレイし続けた。

2008年もAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスで迎え、7月3日にメジャー昇格[3]。リーハイバレーに降格したブレット・マイヤーズに代わりメジャー先発ローテーション入りを果たした[4]。登板した7月4日のメッツ戦、7月9日カージナルス戦は勝ち投手にならなかったもののチームは勝利。7月10日にリーハイバレーへ降格したが、7月29日アダム・イートンの代わりとしてメジャー昇格[3]チャーリー・マニエル監督はハップを「6番手の先発投手」とし、リリーフとして起用することに[5]8月5日にリリーフとして1試合に登板したのみでAAA級リーハイバレーへ降格。AAA級リーハイバレーでは8勝7敗・防御率3.60、151三振(リーグ2位)を記録。セプテンバーコールアップで再昇格を果たした後は先発と中継ぎで併用され、メジャー初勝利を遂げるなど活躍。ポストシーズンでもロースター入りし、ワールドチャンピオンの一員となった。

2009年はローテーションの一角を担うものと期待されていたが、スプリングトレーニングで好投した朴賛浩に先発5番手の座を奪われ、ブルペン要員としてシーズンを迎えた。しかし、シーズン開幕後の朴は先発として通用せず、中継ぎで好投を続けていたハップを先発にと望む声が日に日に大きくなっていった。そして、5月23日からは先発5番手として登板。その後はローテーションに定着し、23試合に先発登板し、12勝4敗(うち先発勝利10勝。完投3、完封2)、防御率2.93・WHIP1.23という成績を残し、チームの地区優勝に大きく貢献した。ただし、投球内容から本来あるべき防御率を示すxFIPは4.43であり、ハップの防御率は運や守備に大きく助けられていたと言える[6]。ポストシーズンでは優勝チームとしては脆弱な中継ぎ陣を補強するためにブルペンに廻り、7試合に登板した。新人賞の有力候補であったが、フロリダ・マーリンズのクリス・コグランに破れ、2位であった[7]

2010年は4月に2試合を投げたものの、利き手前腕に違和感を覚えて22日には故障者リスト入り。リハビリを経て7月末には復帰したが、フィリーズのフラッグディールでアンソニー・ゴースジョナサン・ビラーとともに、ロイ・オズワルトとトレードされ、ヒューストン・アストロズへ移籍した。

2011年は序盤から負けが込み、最終的に15敗を喫した。

2012年7月21日、計10人が絡む大型トレードでトロント・ブルージェイズへ移籍した。移籍後は一旦ブルペンに回ったが、しばらくして先発に戻った。8月29日にベースカバーに入った際に右足を痛め、9月7日に骨折が判明。そのまま手術を受け、シーズンを終えた[8]

2014年3月26日に背中の痛みを訴え、15日間の故障者リスト入りした。4月5日にリハビリのため、A+級ダニーデン・ブルージェイズへ異動した。

投球スタイル[編集]

速球は時速90マイルにぎりぎり達するていどだが、スライダー・カーブ・チェンジアップといった多彩な変化球を巧みに操る技巧派。三振よりもフライを打たせて取るタイプ。結果、球数を少なめに抑えることができるために完投、完封が多い。しかし、2012年は投球回数とほぼ同数の三振を奪い、投球内容が進化した。

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2007 PHI 1 1 0 0 0 0 1 0 0 .000 21 4.0 7 3 2 0 0 5 0 0 5 5 11.25 2.25
2008 8 4 0 0 0 1 0 0 1 1.000 138 31.2 28 3 14 1 1 26 1 0 13 13 3.69 1.33
2009 35 23 3 2 1 12 4 0 0 .750 685 166.0 149 20 56 2 5 119 2 0 55 54 2.93 1.23
2010 3 3 0 0 0 1 0 0 0 1.000 70 15.1 13 1 12 0 0 9 1 0 4 3 1.76 1.63
HOU 13 13 1 1 0 5 4 0 0 .556 304 72.0 60 7 35 1 1 61 3 0 33 30 3.75 1.32
'10計 16 16 1 1 0 6 4 0 0 .600 374 87.1 73 8 47 1 1 70 4 0 37 33 3.40 1.37
2011 28 28 0 0 0 6 15 0 0 .286 698 156.1 157 21 83 5 2 134 3 2 103 93 5.35 1.54
2012 18 18 0 0 0 7 9 0 0 .476 457 104.1 112 17 39 0 1 98 5 0 58 56 4.83 1.45
TOR 10 6 0 0 0 3 2 0 1 .600 170 40.1 35 2 17 1 1 46 2 0 21 21 4.69 1.29
'12計 28 24 0 0 0 10 11 0 1 .476 627 144.2 147 19 56 1 2 144 7 0 79 77 4.79 1.40
2013 18 18 0 0 0 5 7 0 0 .417 415 92.2 91 10 45 0 2 77 5 0 53 47 4.56 1.47
通算:7年 134 114 4 3 1 40 42 0 2 .488 2958 682.2 652 84 303 10 13 575 22 2 345 322 4.25 1.40
  • 2013年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

脚注[編集]

  1. ^ J.A. Happ Contracts, Salaries, Cap Hits, & Transactions” (英語). Spotrac.com. 2014年1月6日閲覧。
  2. ^ Fastenau, Stephen (2007年7月1日). “Kendrick distinguishes himself nicely” (英語). MLB.com. 2009年9月20日閲覧。
  3. ^ a b Philadelphia Phillies Transactions July 2008” (英語). MLB.com. 2009年9月20日閲覧。
  4. ^ Horan, Kevin (2008年7月5日). “Happ fills in admirably in second start” (英語). MLB.com. 2009年9月20日閲覧。
  5. ^ Mandel, Ken (2008年8月1日). “Happ playing waiting game in 'pen” (英語). MLB.com. 2009年9月20日閲覧。
  6. ^ J.A. Happ » Statistics » Pitching | FanGraphs Baseball
  7. ^ http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009111701000128.html
  8. ^ Surgery on foot to end Happ's season bluejays.com

外部リンク[編集]