ジェイソン・ジアンビ

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ジェイソン・ジアンビ
Jason Giambi
コロラド・ロッキーズ #23
Jason Giambi.JPG
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アメリカ合衆国の旗 カリフォルニア州ウェストコビーナ
生年月日 1971年1月8日(41歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5cm
235 lb =約106.6kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 一塁手指名打者
プロ入り 1992年 ドラフト2巡目
初出場 1995年5月8日 レンジャーズ
年俸 $850,000(2011年)[1]
経歴(括弧内は在籍年)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
五輪 1992年

ジェイソン・ギルバート・ジアンビ(Jason Gilbert Giambi, 1971年1月8日 - )はカリフォルニア州ウェストコビーナ出身のアメリカメジャーリーグ内野手一塁手)。イタリア系アメリカ人。現在はコロラド・ロッキーズに所属している。弟のジェレミー・ジアンビもメジャーリーグの選手。2000年から2004年にかけて、5年連続オールスターゲームに選出された。

目次

[編集] 経歴

高校時代に1989年MLBドラフトサンディエゴ・パドレスからドラフト43位指名を受けるがこれを辞退。カリフォルニア州立大学ロングビーチ校に進学した後、バルセロナオリンピック野球代表にも選ばれている!

[編集] アスレチックス時代

1992年、ドラフト2位指名でオークランド・アスレチックスに入団。1995年5月8日にメジャーデビューしたが、5月15日にマイナーへ降格した[2]7月7日にメジャー昇格を果たし、8月14日から16日にかけて3試合連続で本塁打を放っている[2]。メジャー1年目は54試合に出場して打率.256、6本塁打、25打点だった。

1996年に140試合出場でメジャー定着を果たした。4月は怪我で離脱しているマーク・マグワイアの守備位置である一塁を守り、19試合連続安打を記録し打率.344の好成績を残した[3]。5月からは三塁に就き、5月17日には1968年にオークランド移転後以降の球団4000本目の本塁打をティム・ウェイクフィールドから放っている[3]オールスター開催までに.323の高打率をマークしていたが、オールスター以後は.245と低迷し、シーズントータルで打率.291・20本塁打・79打点の成績を残した[3]。球団がオークランド移転後以降で最多となる40二塁打を記録した[3]

一塁手三塁手外野手を併用されたが、1997年7月31日、一塁手のマーク・マグワイアカージナルスへ移籍し、一塁手のレギュラーに定着した。昨年を上回る41二塁打を記録し、球団史上4人目となる2年連続で40二塁打を達成した[4]

1998年は打率.295・27本塁打・110打点を記録し打撃3部門でチーム1位となり[5]、その後2000年2001年にも打撃3部門でチーム1位となった[6][7]

1999年は四球(リーグ2位)・打点(リーグ6位タイ)・出塁率(リーグ7位タイ)・得点(リーグ9位)・長打(リーグ10位タイ)とリーグ10位以内に入った。これを達成したのはマニー・ラミレス1人しかいない[8]。MVP票で8位に入った。

2000年には自己最高の打率.333・43本塁打・137打点を記録した。137四球はエディ・ジューストが1949年に記録した149四球に次ぐ球団史上2位で、出塁率.476はジミー・フォックスが1932年に記録した.469を上回る歴代1位となった[9]。チームの地区優勝に貢献し、MVPに輝いた。

2001年は打率.342・38本塁打・120打点を記録し、打率は1968年以降の球団史上最高となった[10]。リーグ1位の47二塁打を記録し、チームも2年連続でポストシーズンに進出した。MVPの投票ではメジャーデビューしたばかりのイチローが獲得し、ジアンビは2位だった[11]

[編集] ヤンキース時代

2001年12月13日、7年総額1億2,000万ドルでニューヨーク・ヤンキースへ移籍。1年目の2002年、開幕10試合で打率.211と不振に陥っていたが、5月17日に本拠地で迎えたミネソタ・ツインズ戦で逆転サヨナラ満塁ホームランを放つなど[12]、徐々に成績を上げ、終わってみれば打率.314、本塁打はヤンキース1年目の選手としてはベーブ・ルースの54本塁打(1920年)に次ぐ41本塁打をマークし、122打点を記録した[13]シルバースラッガー賞を前年に続き獲得した。

2003年、前半戦は好調を維持したものの、シーズン途中に薬物疑惑が浮上すると、成績が下降。最終的にチーム1位の41本塁打、107打点は記録したが、打率は.250とレギュラー定着後初めて平均を下回った[14]

2004年は不振に陥り、シーズン中盤には9年ぶりにマイナーへ降格した。9月14日にメジャーに復帰したが、復帰後も打率.121と低迷。ポストシーズンはロースターから外れた。同年オフにはバリー・ボンズのトレーナーが、かつてボンズだけでなくジアンビにも筋肉増強剤を提供したと証言。ジアンビ本人も議会で証言し、ステロイドの使用を認め、ファンに謝罪した[15]。ヤンキースは契約違反としてジアンビを解雇しようとしたが、法律上不可能だった[16][17]

(2007年)

薬物の使用歴を明らかにして迎えた2005年シーズンは、前半を打率1割台、ホームラン1桁台と低迷したまま折り返したが、後半からは復調。7月にはミッキー・マントル(1961年7月)に並ぶ球団最多の月間14本塁打を記録し、7月31日には通算300本塁打を達成した[18]。最終的に32本の本塁打を放ち、アメリカンリーグの最高出塁率(.440)を記録、カムバック賞を受賞した。

2006年4月、22試合で打率.344、9本塁打、27打点を記録し、月間MVPに選出された。シーズンでは打率.253、37本塁打、最終的に3年ぶりに100打点を上回る113打点を記録し、メジャー史上マーク・マグワイアに次ぎ史上2人目となる安打が打点以下という珍記録を達成した[19]

2007年5月30日の試合で本塁打を打った際、走っている最中にかかとの怪我(筋膜炎と部分断裂)に見舞われ、2カ月以上のDL入りを余儀なくされた[20]。その結果として83試合の出場数に留まり、打撃成績も打率.236、14本塁打、39打点という結果に終わった。

2008年5・6月に3割を上回る打率を記録し、地元ニューヨークで開催されたオールスターでは5人の候補の中から「32人目の選手」を選ぶファン投票(Final Vote)にノミネートされた。しかし、エバン・ロンゴリアが選出されオールスター出場はならなかった[21]。打率は.247止まりだったものの32本塁打、96打点を記録した。

[編集] 古巣復帰

2009年1月6日、1年400万ドルと1年650万ドルの球団オプションの契約でオークランド・アスレチックスへ入団[22]。5月24日のダイヤモンドバックス戦でダン・ヘイレンから本塁打を放ち通算400本塁打を達成した[23]。7月20日からは大腿四頭筋の損傷で故障者リスト入り。その後は試合に出場せず、8月7日にアスレチックスから不振を理由に契約解除された[24]

[編集] ロッキーズ時代

2009年8月23日コロラド・ロッキーズとマイナー契約を結んだ。

[編集] プレースタイル

ボールを打ち上げるジアンビ

抜群の選球眼と2000年に43本塁打をマークしたパワーが魅力。ポジションはファーストだが、近年はヒザの故障などの理由からDHとの併用が多い。ファースト以外に、サードレフトとしてのプレー経験がある。

極端な引っ張り屋で、外角低めの球ですら強力な腕力にものを言わせて強引にライトスタンドへ放り込むため、ジアンビが打席に立つとサードがショート、ショートがセカンド、セカンドとファーストが前後で一塁線を守る、通称「ジアンビ・シフト」が取られる。ただし、2005年はジアンビがなりふり構わず、三塁側にセーフティーバントをして出塁したり、左方向への流し打ちも行っているため極端な「ジアンビ・シフト」は取られなくなってきている。

1996年まで同じアスレチックスに所属していたマーク・マグワイアを師匠と仰ぐ。打席の左右こそ違うが、ジアンビの打撃フォームや打席内での動作はマグワイアのモノマネのような箇所がいくつか見られる。2001年オフの移籍の際も、マグワイアから彼が所属していたカージナルスへの入団を勧められて迷う時期があったという[1]

[編集] タイトル・記録

[編集] 年度別打撃成績

















































O
P
S
1995 OAK 54 210 176 27 45 7 0 6 70 25 2 1 1 2 28 0 3 31 4 .256 .364 .398 .762
1996 140 598 536 84 156 40 1 20 258 79 0 1 1 5 51 3 5 95 15 .291 .355 .481 .836
1997 142 588 519 66 152 41 2 20 257 81 0 1 0 8 55 3 6 89 11 .293 .362 .495 .857
1998 153 657 562 92 166 28 0 27 275 110 2 2 0 9 81 7 5 102 16 .295 .384 .489 .873
1999 158 695 575 115 181 36 1 33 318 123 1 1 0 8 105 6 7 106 11 .315 .422 .553 .975
2000 152 664 510 108 170 29 1 43 330 137 2 0 0 8 137 6 9 96 9 .333 .476 .645 1.123
2001 154 671 520 109 178 47 2 38 343 120 2 0 0 9 129 24 13 83 17 .342 .447 .660 1.137
2002 NYY 155 689 560 120 176 34 1 41 335 122 2 2 0 5 109 4 18 112 15 .314 .435 .598 1.034
2003 156 690 535 97 134 25 0 41 282 107 2 1 0 5 129 9 21 140 9 .250 .412 .527 .939
2004 80 322 264 33 55 9 0 12 100 40 0 1 0 3 47 1 8 62 5 .208 .342 .379 .721
2005 139 545 417 74 113 14 0 32 223 87 0 0 0 5 108 1 19 109 7 .271 .440 .535 .975
2006 139 579 446 92 113 25 0 37 249 113 2 0 0 7 110 12 16 106 10 .253 .413 .558 .971
2007 83 303 254 31 60 8 0 14 110 39 1 0 0 1 40 2 8 66 1 .236 .356 .433 .789
2008 145 565 458 68 113 19 1 32 230 96 2 1 0 9 76 5 22 111 6 .247 .373 .502 .875
2009 OAK 83 328 269 39 52 13 0 11 98 40 0 0 0 2 50 1 7 72 6 .193 .332 .364 .696
COL 19 31 29 4 7 1 0 2 14 11 0 0 0 0 7 0 0 8 0 .292 .452 .583 1.035
'09計 102 359 293 43 59 14 0 13 112 51 0 0 0 2 57 1 7 80 6 .201 .343 .382 .725
2010 87 222 176 17 43 9 0 6 70 35 2 0 0 5 25 5 6 47 5 .244 .378 .398 .776
2011 64 152 131 20 34 6 0 13 79 32 0 0 0 1 17 0 3 45 1 .260 .355 .603 .958
通算:17年 2103 8509 6932 1196 1948 391 9 428 3641 1397 20 11 2 88 1314 93 173 1480 151 .281 .404 .525 .929
  • 2011年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

[編集] 脚注

  1. ^ Jason Giambi Stats, News, Pictures, Bio, Videos” (英語). ESPN.com. 2011年10月12日閲覧。
  2. ^ a b Jason Giambi 1995 Career Highlights” (英語). 2008年5月9日閲覧。
  3. ^ a b c d Jason Giambi 1996 Career Highlights” (英語). 2008年5月9日閲覧。
  4. ^ Jason Giambi 1997 Career Highlights” (英語). 2008年5月9日閲覧。
  5. ^ 1998 Oakland Athletics Statistics and Roster - Baseball-Reference.com 2008年1月22日閲覧.
  6. ^ 2000 Oakland Athletics Statistics and Roster - Baseball-Reference.com 2008年1月22日閲覧.
  7. ^ 2001 Oakland Athletics Statistics and Roster - Baseball-Reference.com 2008年1月22日閲覧.
  8. ^ Jason Giambi 1999 Career Highlights” (英語). 2008年5月9日閲覧。
  9. ^ Jason Giambi 2000 Career Highlights” (英語). 2008年5月9日閲覧。
  10. ^ Jason Giambi 2001 Career Highlights” (英語). 2008年5月9日閲覧。
  11. ^ Baseball Awards Voting for 2001 - Baseball-Reference.com 2008年1月22日閲覧.
  12. ^ May 17, 2002 Minnesota Twins at New York Yankees Play by Play and Box Score - Baseball-Reference.com 2008年1月22日閲覧.
  13. ^ Jason Giambi 2002 Career Highlights” (英語). 2008年5月9日閲覧。
  14. ^ 2003 New York Yankees Statistics and Roster - Baseball-Reference.com 2008年1月22日閲覧.
  15. ^ http://number.bunshun.jp/articles/-/46978
  16. ^ 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2005』 廣済堂出版、2005年、51頁。ISBN 978-4-331-51093-3
  17. ^ 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2006』 廣済堂出版、2006年、35頁。ISBN 978-4-331-51146-6
  18. ^ Jason Giambi 2005 Career Highlights” (英語). 2008年5月9日閲覧。
  19. ^ Jason Giambi 2006 Career Highlights” (英語). 2008年5月9日閲覧。
  20. ^ Hoch, Bryan (2007年6月1日). “Giambi's return in question” (英語). MLB.com. 2009年8月10日閲覧。
  21. ^ George, Von Benko (2008年7月10日). “Giambi falls short in AL Final Vote” (英語). MLB.com. 2009年8月10日閲覧。
  22. ^ Urban, Mychael (2009年1月7日). “Giambi 'excited to be home' with A's” (英語). MLB.com. 2009年8月10日閲覧。
  23. ^ Urban, Mychael (2009年5月24日). “Giambi notches 400th as A's lose in extras” (英語). MLB.com. 2009年8月10日閲覧。
  24. ^ Urban, Mychael (2009年8月7日). “A's release Giambi” (英語). MLB.com. 2009年8月10日閲覧。

[編集] 外部リンク

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