ナンドロロン

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ナンドロロン
IUPAC命名法による物質名
17β-Hydroxyestra-4-en-3-one
臨床データ
胎児危険度分類 X (アメリカ合衆国)
X (オーストラリア)
法的規制 スケジュールIII薬物 (アメリカ合衆国)
処方薬 (イギリス)
投与方法 筋肉注射
薬物動態的データ
生物学的利用能 2.24% (経口)
100% (筋肉内)
代謝 肝臓
半減期 6日
排泄 21日程度
識別
CAS登録番号 434-22-0 チェック
ATCコード A14AB01
PubChem CID 9904
DrugBank DB00984
ChemSpider 9520 チェック
UNII 6PG9VR430D チェック
ChEBI CHEBI:7466 チェック
ChEMBL CHEMBL757 チェック
化学的データ
化学式 C18H26O2 
分子量 274.40
デカ・デュラボリン300

ナンドロロン (Nandrolone) は、僅かに人間の体内に自然に存在するアナボリックステロイドである。正式には19-ノルアンドロステロンという名称を持つ。デカン酸エステルデカ・デュラボリン)やフェニルプロパン酸エステル(デュラボリン)として商業的に販売されている。

代謝[編集]

アナボリックステロイドの中では副作用が少なく、かつ強力な効果が得られるとして一般的に使用されている。 肯定的な効果としては、筋肉の成長、食欲の増進、骨密度の上昇、赤血球の増加が挙げられる[1]。1983年にアメリカ食品医薬品局(FDA)に認可された。

3週間おきに1回25~50mgの用量で使用される。強力な筋肉増加効果があるが、アナボリックステロイドに共通して見られる男性化作用はあまり強く出ない[2]

検出方法[編集]

国際オリンピック委員会(IOC)は尿検査において、尿に含まれる19-ノルアンドロステロンの上限値を2.0 μg/Lと設定している[3]。それを超えるスポーツ選手はドーピングを疑われる。

使用疑惑が浮上した主なスポーツ選手[編集]

関連項目[編集]

出典[編集]

  1. ^ Nandrolone” (英語). Drugs.com. 2013年11月22日閲覧。
  2. ^ 星恵子. ポケット版臨床医薬品集 2010. 薬事日報社. p. 501. 
  3. ^ Clarification about Nandrolone Testing” (英語). World Anti-Doping Agency. 2013年11月22日閲覧。