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「松本市」の版間の差分

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|特記事項 = 市庁舎位置の標高:592.21m
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'''松本市'''(まつもとし)は、[[長野県]][[中信地方]]に位置する[[市町村|市]]。[[国際会議観光都市]]に指定されている。[[特例市]]制度廃止に伴う[[2021年]]の[[中核市]]移行を予定している。
'''松本市'''(まつもとし)は、[[長野県]][[中信地方]]に位置する[[市町村|市]]。[[国際会議観光都市]]に指定されている。[[特例市]]制度廃止に伴う2021年の[[中核市]]移行を予定している。


==概要==
==概要==
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日本で最も古い小学校のひとつ[[開智学校]]の開校、改正[[高等学校令]]に基づく全国9番目の官立旧制高等学校である[[松本高等学校 (旧制)|松本高等学校]]の招致など、教育に熱心な面があった。[[国立大学法人]]が1県1学の県に於いて本部が県庁所在地以外に置かれているのは、[[信州大学]]の他は[[弘前大学]]([[青森県]][[弘前市]])・[[滋賀大学]]([[滋賀県]][[彦根市]])・[[広島大学]]([[広島県]][[東広島市]])・[[琉球大学]]([[沖縄県]][[西原町]])のみである。
日本で最も古い小学校のひとつ[[開智学校]]の開校、改正[[高等学校令]]に基づく全国9番目の官立旧制高等学校である[[松本高等学校 (旧制)|松本高等学校]]の招致など、教育に熱心な面があった。[[国立大学法人]]が1県1学の県に於いて本部が県庁所在地以外に置かれているのは、[[信州大学]]の他は[[弘前大学]]([[青森県]][[弘前市]])・[[滋賀大学]]([[滋賀県]][[彦根市]])・[[広島大学]]([[広島県]][[東広島市]])・[[琉球大学]]([[沖縄県]][[西原町]])のみである。


また、[[小沢征爾]]ら一流の音楽家が一斉に集う夏の[[セイジ・オザワ 松本フェスティバル]]の開催、全国に(一部海外にも)広がる[[スズキ・メソード]]や[[花いっぱい運動]]の発祥、[[映画]]や[[テレビドラマ]]などのロケ支援を市が行うなど、文化を尊重する気風は今も健在である。[[食品ロス]]削減の取組み「残さず食べよう!30・10(さんまる いちまる)運動」の発祥の地で、「第1回食品ロス削減全国大会」を2017年10月開催予定である<ref>[https://www.city.matsumoto.nagano.jp/shisei/kankyojoho/haikibutu/syokuhin_loss/3010unndou.html 残さず食べよう!30・10(さんまる いちまる)運動] - 松本市(2017年4月12日)</ref><ref>[http://www.city.matsumoto.nagano.jp/shisei/sityo/20170105aisatsu.html 松本市市制施行110周年記念式典 市長あいさつ] - 松本市(2017年5月10日)</ref>。
また、[[小沢征爾]]ら一流の音楽家が一斉に集う夏の[[セイジ・オザワ 松本フェスティバル]]の開催、全国に(一部海外にも)広がる[[スズキ・メソード]]や[[花いっぱい運動]]の発祥、[[映画]]や[[テレビドラマ]]などのロケ支援を市が行うなど、文化を尊重する気風は今も健在である。[[食品ロス]]削減の取組み「残さず食べよう!30・10(さんまる いちまる)運動」の発祥の地で、「第1回食品ロス削減全国大会」を2017年10月開催予定である<ref>[https://www.city.matsumoto.nagano.jp/shisei/kankyojoho/haikibutu/syokuhin_loss/3010unndou.html 残さず食べよう!30・10(さんまる いちまる)運動] - 松本市(2017年4月12日)</ref><ref>[http://www.city.matsumoto.nagano.jp/shisei/sityo/20170105aisatsu.html 松本市市制施行110周年記念式典 市長あいさつ] - 松本市(2017年5月10日)</ref>。


商業販売額は長野市に次いで県内2位である。県内で工業生産額は[[安曇野市]]、[[上田市]]に次いで県内で3位であり、県内工業の拠点の1つである。
商業販売額は長野市に次いで県内2位である。県内で工業生産額は[[安曇野市]]、[[上田市]]に次いで県内で3位であり、県内工業の拠点の1つである。


近年いかに[[城下町]]としての景観を守るかが課題になっている。松本市においては[[2008年]]4月から「市都市景観条例」が改正され、[[松本城]]周辺の建築物の高さ規制が厳しくなることから、マンション建設を前倒しする動きが見られた。これに対し周辺住民の反対意識は強く、既に完成した[[縄手通り商店街|縄手通り]]のマンション建設には建設反対運動が起こった。
近年いかに[[城下町]]としての景観を守るかが課題になっている。松本市においては2008年4月から「市都市景観条例」が改正され、松本城周辺の建築物の高さ規制が厳しくなることから、マンション建設を前倒しする動きが見られた。これに対し周辺住民の反対意識は強く、既に完成した[[縄手通り商店街|縄手通り]]のマンション建設には建設反対運動が起こった。


近代的な駅中心部から市の外側に進むにつれ、昔ながらの田園、果樹園の風景に変わっていく。東側の[[里山辺]]を越えると、[[ワイナリー]]や[[温泉街]]などの観光地が広がり、[[美ヶ原高原]]へと続く。
近代的な駅中心部から市の外側に進むにつれ、昔ながらの田園、果樹園の風景に変わっていく。東側の[[里山辺]]を越えると、[[ワイナリー]]や[[温泉街]]などの観光地が広がり、[[美ヶ原高原]]へと続く。

===地名の由来===
===地名の由来===
[[ファイル:Matsumoto city center area Aerial photograph.1975.jpg|thumb|270px|松本市中心部周辺の空中写真。1975年撮影の6枚を合成作成。{{国土航空写真}}。]]
[[ファイル:Matsumoto city center area Aerial photograph.1975.jpg|thumb|270px|松本市中心部周辺の空中写真。1975年撮影の6枚を合成作成。{{国土航空写真}}。]]
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また松本市周辺や[[松本地域]]は[[松本盆地|松本平]]、[[筑摩]](つかま/ちくま)(筑摩野(つかまの/ちくまの)とも)などと呼ばれる。旧県名の[[筑摩県]]は、前身の松本町が[[筑摩郡]](1879年以降は[[東筑摩郡]])に属していたことに由来する。
また松本市周辺や[[松本地域]]は[[松本盆地|松本平]]、[[筑摩]](つかま/ちくま)(筑摩野(つかまの/ちくまの)とも)などと呼ばれる。旧県名の[[筑摩県]]は、前身の松本町が[[筑摩郡]](1879年以降は[[東筑摩郡]])に属していたことに由来する。

=== 古称 ===
=== 古称 ===
中心市街地は古くは深瀬郷(深志郷)、捧庄(ささげのしょう)または庄内、信濃府中または信府などと呼ばれていた。捧庄、庄内の由来は国衙比定地とされる市東部にあった[[八条院領]]の荘園で、現在市内にある本庄、庄内という地名はこの名残であると考えられる。「信府」は[[国府]]が置かれたことに由来する「信濃府中」の略称である。<!--「信陽」は信濃国全体の雅称で松本のみに限らない。佐久岩村田藩の学者による「信陽雑志」など--> 現在、最も知られているのが[[深志 (松本市)|深志]]で、太古の松本盆地が湿地帯であったことを示すとされる「深瀬郷」が転訛したものであり、現在でも社名、校名などに使われている。女鳥羽川を挟んで北側が北深志、南側が南深志となる。
中心市街地は古くは深瀬郷(深志郷)、捧庄(ささげのしょう)または庄内、信濃府中または信府などと呼ばれていた。捧庄、庄内の由来は国衙比定地とされる市東部にあった[[八条院領]]の荘園で、現在市内にある本庄、庄内という地名はこの名残であると考えられる。「信府」は[[国府]]が置かれたことに由来する「信濃府中」の略称である。<!--「信陽」は信濃国全体の雅称で松本のみに限らない。佐久岩村田藩の学者による「信陽雑志」など--> 現在、最も知られているのが[[深志 (松本市)|深志]]で、太古の松本盆地が湿地帯であったことを示すとされる「深瀬郷」が転訛したものであり、現在でも社名、校名などに使われている。女鳥羽川を挟んで北側が北深志、南側が南深志となる。

=== 外部地域との関係 ===
=== 外部地域との関係 ===
[[水系|日本海側水系]]の地域であるが、大都市への志向は総じて[[太平洋]]側の[[名古屋市|名古屋]]や[[東京都|東京]]の両都市への傾斜が大きく、[[中京圏]]、[[首都圏 (日本)|首都圏]]との繋がりが見られる。鉄道でも、[[中央本線]]を通じて、両地域からの特急列車が乗入れしている。又、[[東海3県]]の私立大学も、松本で地方入試を行うものが多い。
[[水系|日本海側水系]]の地域であるが、大都市への志向は総じて[[太平洋]]側の[[名古屋市|名古屋]]や[[東京都|東京]]の両都市への傾斜が大きく、[[中京圏]]、[[首都圏 (日本)|首都圏]]との繋がりが見られる。鉄道でも、[[中央本線]]を通じて、両地域からの特急列車が乗入れしている。又、[[東海3県]]の私立大学も、松本で地方入試を行うものが多い。
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松本市は、[[長野県]]の中央からやや西の所にあり、[[都道府県庁所在地|県庁所在地]]の[[長野市]]から南西へ75km、[[名古屋市]]から北東に190km、[[東京特別区]]から西北へ240kmに位置している。2005年の合併後の市域は、西の[[飛騨山脈]](北アルプス、西山、3000m級)から、東の[[筑摩山地]]([[美ヶ原]]、東山、2000m級)までと広大であり、長野県内では最も広い(全国の市では20位)。松本市街地([[松本駅]]周辺など)は、2つの山脈(山地)の間にある松本盆地の中央部、複合扇状地上に位置する(標高約600m)。市域は5000万年前は海底にあった。
松本市は、[[長野県]]の中央からやや西の所にあり、[[都道府県庁所在地|県庁所在地]]の[[長野市]]から南西へ75km、[[名古屋市]]から北東に190km、[[東京特別区]]から西北へ240kmに位置している。2005年の合併後の市域は、西の[[飛騨山脈]](北アルプス、西山、3000m級)から、東の[[筑摩山地]]([[美ヶ原]]、東山、2000m級)までと広大であり、長野県内では最も広い(全国の市では20位)。松本市街地([[松本駅]]周辺など)は、2つの山脈(山地)の間にある松本盆地の中央部、複合扇状地上に位置する(標高約600m)。市域は5000万年前は海底にあった。


[[河川]]では、[[上高地]]方面から流れ出す[[梓川]]が市の西部を流れ、[[奈良井川]]が市を二分するように横断している。また、市街地には清流である[[女鳥羽川]]が横断している。女鳥羽川はもとは現在の[[大門沢川]]のルートを流れていたと考えられるが、[[江戸時代]]はじめに人工的に流路が変えられ今の姿になった。山では、合併に伴い日本百名山の山が多数松本市に編入され、岳都(学都、楽都とならび松本市のキーワードとなっている)の側面が強くなった。松本市には標高第3位の[[穂高岳]]や第5位の[[槍ヶ岳]]があるが、市街地からは手前の常念山脈に隠れて見えないため、市民には[[常念岳]]や[[美ヶ原]]のほうが親しまれている。[[中部山岳国立公園]]、[[八ヶ岳中信高原国定公園]]が市内にあり、前者には[[特別天然記念物]]の[[ライチョウ]]が生息する。また、景勝地の[[上高地]]も市内にある。
[[河川]]では、[[上高地]]方面から流れ出す[[梓川]]が市の西部を流れ、[[奈良井川]]が市を二分するように横断している。また、市街地には清流である女鳥羽川が横断している。女鳥羽川はもとは現在の[[大門沢川]]のルートを流れていたと考えられるが、江戸時代はじめに人工的に流路が変えられ今の姿になった。山では、合併に伴い日本百名山の山が多数松本市に編入され、岳都(学都、楽都とならび松本市のキーワードとなっている)の側面が強くなった。松本市には標高第3位の[[穂高岳]]や第5位の[[槍ヶ岳]]があるが、市街地からは手前の常念山脈に隠れて見えないため、市民には[[常念岳]]や[[美ヶ原]]のほうが親しまれている。[[中部山岳国立公園]]、[[八ヶ岳中信高原国定公園]]が市内にあり、前者には[[特別天然記念物]]の[[ライチョウ]]が生息する。また、景勝地の上高地も市内にある。


市内には多数の[[扇状地]]が形成されている。また、松本市は[[フォッサマグナ]]の上にあり、松本盆地東縁に沿う[[糸魚川静岡構造線]]が旧市街地の西側を通っている。市内南部の[[牛伏寺断層]]も糸魚川静岡構造線を構成する[[断層]]の1つとされ、30年以内のマグニチュード6.5以上の地震発生確率が25.21%と全国で最も高い[[活断層]]として地震関連のテレビ番組などでもよく紹介されている。[[2011年]][[6月30日]]午前8時16分頃、長野県中部を中心とする[[長野県中部地震|強い地震]]が発生し、同市で震度5強を、[[山形村]]で震度4を観測した。また、国宝松本城に小さなひびが入るなどの被害が出た。
市内には多数の[[扇状地]]が形成されている。また、松本市は[[フォッサマグナ]]の上にあり、松本盆地東縁に沿う[[糸魚川静岡構造線]]が旧市街地の西側を通っている。市内南部の[[牛伏寺断層]]も糸魚川静岡構造線を構成する[[断層]]の1つとされ、30年以内のマグニチュード6.5以上の地震発生確率が25.21%と全国で最も高い[[活断層]]として地震関連のテレビ番組などでもよく紹介されている。2011年6月30日午前8時16分頃、長野県中部を中心とする[[長野県中部地震|強い地震]]が発生し、同市で震度5強を、[[山形村]]で震度4を観測した。また、国宝松本城に小さなひびが入るなどの被害が出た。


森林面積は74,000haで、市域全体の約81%を占める。
森林面積は74,000haで、市域全体の約81%を占める。

===地形===
===地形===
代表的な山には標高を掲載した
代表的な山には標高を掲載した
* [[山]]: [[穂高岳]] (3190m=全国3位)、[[槍ヶ岳]] (3180m) 、[[乗鞍岳]] (3026m)、[[大天井岳]] (2922m)、[[常念岳]] (2857m)、[[大滝山 (飛騨山脈)|大滝山]]、[[焼岳]]、[[霞沢岳]]、[[美ヶ原]]、[[三才山]]
* [[山]]: [[穂高岳]] (3190m=全国3位)、[[槍ヶ岳]] (3180m)、[[乗鞍岳]] (3026m)、[[大天井岳]] (2922m)、[[常念岳]] (2857m)、[[大滝山 (飛騨山脈)|大滝山]]、[[焼岳]]、[[霞沢岳]]、[[美ヶ原]]、[[三才山]]
* [[川]]: [[梓川]]、[[犀川 (長野県)|犀川]]、[[女鳥羽川]]、[[奈良井川]]、[[田川 (長野県)|田川]]、[[薄川]]、[[牛伏川]]、[[鎖川]]、[[大門沢川]]、[[湯川 (美ヶ原温泉)|湯川]]、宮入川、保福寺川
* [[川]]: [[梓川]]、[[犀川 (長野県)|犀川]]、[[女鳥羽川]]、[[奈良井川]]、[[田川 (長野県)|田川]]、[[薄川]]、[[牛伏川]]、[[鎖川]]、[[大門沢川]]、[[湯川 (美ヶ原温泉)|湯川]]、宮入川、保福寺川
* [[湖]]: [[大正池 (松本市)|大正池]]、[[美鈴湖]]
* [[湖]]: [[大正池 (松本市)|大正池]]、[[美鈴湖]]
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;冬季
;冬季
[[冬]]の寒さは厳しく、稀ではあるが早朝は市街地でも零下10度以下まで冷え込むこともあり、[[冬日]]が多い。天気は晴れの日が多いため日中は5度程度まで上昇する。冬型の気圧配置の時、風上の[[飛騨山脈]]が雪雲を遮るため豪雪地帯の安曇地区を除いて[[]]はほとんど降らず、積雪したとしても数センチ程度である。[[南岸低気圧|日本の南岸を低気圧が通過]]し、当市を含む長野県中南部で積雪を見るとき、普段から降雪の多い北部では逆に降雪が少ないこともあり、これを「上雪(かみゆき)」と呼ぶ。松本での積雪は大部分がこの上雪によるもので、10cm以上の降雪は年に3回程度である。
[[冬]]の寒さは厳しく、稀ではあるが早朝は市街地でも零下10度以下まで冷え込むこともあり、[[冬日]]が多い。天気は晴れの日が多いため日中は5度程度まで上昇する。冬型の気圧配置の時、風上の[[飛騨山脈]]が雪雲を遮るため豪雪地帯の安曇地区を除いて雪はほとんど降らず、積雪したとしても数センチ程度である。[[南岸低気圧|日本の南岸を低気圧が通過]]し、当市を含む長野県中南部で積雪を見るとき、普段から降雪の多い北部では逆に降雪が少ないこともあり、これを「上雪(かみゆき)」と呼ぶ。松本での積雪は大部分がこの上雪によるもので、10cm以上の降雪は年に3回程度である。
;夏季
;夏季
[[夏]]は日中は暑いが、これは即太陽的な要素、すなわち直射熱、輻射熱が強いためで、朝夕は温度が下がり[[熱帯夜]]はほとんどない。残暑も短く秋の訪れは早い。全体的に年較差(冬と夏)、日較差([[]][[]])とも寒暖の差が大きいのが特徴である。また、晴れる日が多く日照時間は全国でもトップレベルである(全国の観測点で4位)。その反対に、雨は少なく全体的に乾燥している。梅雨の影響も少ない。松本盆地は山に囲まれているので日中でも風速7 - 8m/sの強い風が吹くことが多く、このうち[[飛騨山脈]](北アルプス)から吹いてくる風をアルプス颪(おろし)と呼ぶ。半面台風は中部山岳を避けることが多く、あるいは中部山岳に当たると勢力が弱まるので、台風の風による被害は少ない。
[[夏]]は日中は暑いが、これは即太陽的な要素、すなわち直射熱、輻射熱が強いためで、朝夕は温度が下がり[[熱帯夜]]はほとんどない。残暑も短く秋の訪れは早い。全体的に年較差(冬と夏)、日較差(昼と夜)とも寒暖の差が大きいのが特徴である。また、晴れる日が多く日照時間は全国でもトップレベルである(全国の観測点で4位)。その反対に、雨は少なく全体的に乾燥している。梅雨の影響も少ない。松本盆地は山に囲まれているので日中でも風速7 - 8m/sの強い風が吹くことが多く、このうち[[飛騨山脈]](北アルプス)から吹いてくる風をアルプス颪(おろし)と呼ぶ。半面台風は中部山岳を避けることが多く、あるいは中部山岳に当たると勢力が弱まるので、台風の風による被害は少ない。

市中心部を流れる女鳥羽川、[[薄川]]は有史以来たびたび氾濫し、市内を幾度も浸水させている。中でも1959年の[[台風]]7号は大きな被害をもたらした 。
{{main|女鳥羽川}}

松本市で観測した極値は、最高気温が38.5℃ (1942年8月2日)、最低気温が-24.8℃ (1900年1月27日)、最大の1日の降水量が155.9mm (1911年8月4日)、最深積雪が78cm (1946年3月3日)。


市中心部を流れる[[女鳥羽川]]、[[薄川]]は有史以来たびたび氾濫し、市内を幾度も浸水させている。中でも[[1959年]]の[[台風]]7号は大きな被害をもたらした (''詳しくは[[女鳥羽川]]を参照'')。松本市で観測した極値は、最高気温が38.5℃ ([[1942年]][[8月2日]])、最低気温が-24.8℃ ([[1900年]][[1月27日]])、最大の1日の降水量が155.9mm ([[1911年]][[8月4日]])、最深積雪が78cm ([[1946年]][[3月3日]])
===地域===
===地域===
市の[[中心市街地活性化]]基本計画において[[松本駅]]を中心とした商業地約190haが[[中心市街地]]として捉えられている。
市の[[中心市街地活性化]]基本計画において松本駅を中心とした商業地約190haが[[中心市街地]]として捉えられている。


代表的なエリアは、松本パルコ、花時計公園を核に若者向けの店や飲食店の立ち並ぶ中央一丁目(伊勢町など)、大型店を中心に同じく若者向けのスポットの集まる深志一丁目(松本駅前)、縄手通りがあり銀行支店などのオフィスが集まる大手三丁目(大名町など)、再開発により近代的な商店街の立ち並ぶ中央二丁目(本町など)、[[松本城]]や市役所のある丸の内等が該当する。
代表的なエリアは、松本パルコ、花時計公園を核に若者向けの店や飲食店の立ち並ぶ中央一丁目(伊勢町など)、大型店を中心に同じく若者向けのスポットの集まる深志一丁目(松本駅前)、縄手通りがあり銀行支店などのオフィスが集まる大手三丁目(大名町など)、再開発により近代的な商店街の立ち並ぶ中央二丁目(本町など)、松本城や市役所のある丸の内等が該当する。
;町丁名および大字名
;町丁名および大字名
{|class="wikitable" align="center" style="font-size:small;"
{|class="wikitable" align="center" style="font-size:small;"
|colspan="8"|本庁管内([[昭和の大合併]]以前の市域で、旧市とも呼称される)
|colspan="8"|本庁管内([[昭和の大合併]]以前の市域で、旧市とも呼称される)
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*[[県 (松本市)|県]]
*[[県 (松本市)|県]]
*[[旭 (松本市)|旭]]
*[[旭 (松本市)|旭]]
394行目: 402行目:
*[[鎌田 (松本市)|鎌田]]
*[[鎌田 (松本市)|鎌田]]
*[[神田 (松本市)|神田]]
*[[神田 (松本市)|神田]]
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*[[北深志]]
*[[北深志]]
*[[桐 (松本市)|桐]]
*[[桐 (松本市)|桐]]
408行目: 416行目:
*[[征矢野 (松本市)|征矢野]]
*[[征矢野 (松本市)|征矢野]]
*[[高宮 (松本市)#高宮北|高宮北]]
*[[高宮 (松本市)#高宮北|高宮北]]
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*[[高宮 (松本市)#高宮中|高宮中]]
*[[高宮 (松本市)#高宮中|高宮中]]
*[[高宮 (松本市)#高宮西|高宮西]]
*[[高宮 (松本市)#高宮西|高宮西]]
422行目: 430行目:
*[[双葉 (松本市)|双葉]]
*[[双葉 (松本市)|双葉]]
*[[本庄 (松本市)|本庄]]
*[[本庄 (松本市)|本庄]]
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*[[丸の内 (松本市)|丸の内]]
*[[丸の内 (松本市)|丸の内]]
*[[美須々 (松本市)|美須々]]
*[[美須々 (松本市)|美須々]]
439行目: 447行目:
|colspan="8"|14出張所管内(昭和の大合併によって編入された市域)
|colspan="8"|14出張所管内(昭和の大合併によって編入された市域)
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*[[中山 (松本市)|中山台]]
*[[中山 (松本市)|中山台]]
*[[野溝 (松本市)#野溝木工|野溝木工]]
*[[野溝 (松本市)#野溝木工|野溝木工]]
449行目: 457行目:
*[[村井町 (松本市)#村井町北|村井町北]]
*[[村井町 (松本市)#村井町北|村井町北]]
*[[村井町 (松本市)#村井町南|村井町南]]
*[[村井町 (松本市)#村井町南|村井町南]]
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*[[村井町 (松本市)#村井町西|村井町西]]
*[[村井町 (松本市)#村井町西|村井町西]]
*[[小屋 (松本市)#小屋南|小屋南]]
*[[小屋 (松本市)#小屋南|小屋南]]
459行目: 467行目:
*大字[[島内 (松本市)|島内]]
*大字[[島内 (松本市)|島内]]
*大字[[中山 (松本市)|中山]]
*大字[[中山 (松本市)|中山]]
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*大字[[島立 (松本市)|島立]]
*大字[[島立 (松本市)|島立]]
*大字[[新村 (松本市)|新村]]
*大字[[新村 (松本市)|新村]]
469行目: 477行目:
*大字[[寿 (松本市)|寿白瀬淵]]
*大字[[寿 (松本市)|寿白瀬淵]]
*大字[[寿 (松本市)|寿豊丘]]
*大字[[寿 (松本市)|寿豊丘]]
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*大字[[寿 (松本市)|松原]]
*大字[[寿 (松本市)|松原]]
*大字[[岡田村 (長野県)|岡田]]町
*大字[[岡田村 (長野県)|岡田]]町
482行目: 490行目:
|colspan="8"|[[本郷村 (長野県東筑摩郡)|本郷]]支所管内
|colspan="8"|[[本郷村 (長野県東筑摩郡)|本郷]]支所管内
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*[[浅間温泉]]
*[[浅間温泉]]
*横田
*横田
*大字[[浅間温泉]]
*大字[[浅間温泉]]
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*大字[[三才山]]
*大字[[三才山]]
*大字稲倉
*大字稲倉
*大字洞
*大字洞
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*大字原
*大字原
*大字水汲
*大字水汲
*大字大村
*大字大村
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*大字南浅間
*大字南浅間
*大字惣社
*大字惣社
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|colspan="8"|[[四賀村 (長野県東筑摩郡)|四賀]]支所管内
|colspan="8"|[[四賀村 (長野県東筑摩郡)|四賀]]支所管内
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*反町
*反町
*刈谷原町
*刈谷原町
*七嵐
*七嵐
*[[錦部村|赤怒田]]
*[[錦部村|赤怒田]]
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*殿野入
*殿野入
*金山町
*金山町
*保福寺町
*保福寺町
*[[中川村 (長野県東筑摩郡)|中川]]
*[[中川村 (長野県東筑摩郡)|中川]]
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*穴沢
*穴沢
*取出
*取出
*板場
*板場
*[[会田村|会田]]
*[[会田村|会田]]
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*[[五常村|五常]]
*[[五常村|五常]]
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|colspan="8"|[[安曇村|安曇]]支所管内
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*安曇
*安曇
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|colspan="8"|[[奈川村|奈川]]支所管内
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*奈川
*奈川
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|colspan="8"|[[梓川村|梓川]]支所管内
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*梓川上野
*梓川上野
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*梓川[[梓村|梓]]
*梓川[[梓村|梓]]
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*梓川[[倭村 (長野県南安曇郡)|倭]]
*梓川[[倭村 (長野県南安曇郡)|倭]]
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|colspan="8"|[[波田町|波田]]支所管内
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*波田
*波田
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四賀・梓川・安曇・奈川・波田地区以外で'''大字'''がつかない[[町丁]]は全て住居表示地区。
四賀・梓川・安曇・奈川・波田地区以外で'''大字'''がつかない[[町丁]]は全て住居表示地区。
===人口===
===人口===
* 平成の大合併により山間の[[村]]と合併したため、人口密度が大幅に低下した(合併前:県内2位→合併後:県内21位)
* 平成の大合併により山間の[[村]]と合併したため、人口密度が大幅に低下した(合併前:県内2位→合併後:県内21位)。
* [[人口集中地区|DID]]人口比は59.7%。
* [[人口集中地区|DID]]人口比は59.7%。
;年齢構成
;年齢構成
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|{{bar|b|2|0}} 2万弱(町人:12,000、武家人:7,000超)
|{{bar|b|2|0}} 2万弱(町人:12,000、武家人:7,000超)
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|'''[[1898年]]'''
|'''1898年'''
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|'''[[1900年]]'''
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|{{bar|b|3|7}} 37,593
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|'''[[1905年]]'''
|'''1905年'''
|{{bar|b|3|4}} 34,121
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|[[1907年]]
|1907年
|{{bar|b|3|1}} 31,866(市制施行)
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|'''[[1910年]]'''
|'''1910年'''
|{{bar|b|3|5}} 35,225
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|'''[[1915年]]'''
|'''1915年'''
|{{bar|b|4|1}} 41,233
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|'''[[1920年]]'''
|'''1920年'''
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|'''[[1925年]]'''
|'''1925年'''
|{{bar|b|6|3}} 63,427(松本村を編入)
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|'''[[1930年]]'''
|'''1930年'''
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|'''[[1935年]]'''
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|'''[[1940年]]'''
|'''1940年'''
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|[[1943年]]
|1943年
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|{{bar|b|7|4}} 74,010(中山村神田区を編入)
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|'''[[1945年]]'''
|'''1945年'''
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|'''[[1950年]]'''
|'''1950年'''
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|[[1954年]]
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|{{bar|b|0|1}}{{bar|b|9|9}}{{bar|b|4|1}} 141,734(島内村他12か村を編入)
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|'''[[1955年]]'''
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|'''[[1960年]]'''
|'''1960年'''
|{{bar|b|0|1}}{{bar|b|9|9}}{{bar|b|4|9}} 148,709([[塩尻市]]内田、同市崖の湯を編入)
|{{bar|b|0|1}}{{bar|b|9|9}}{{bar|b|4|9}} 148,709([[塩尻市]]内田、同市崖の湯を編入)
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|'''[[1965年]]'''
|'''1965年'''
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|'''[[1970年]]'''
|'''1970年'''
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|[[1974年]]
|1974年
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|'''[[1975年]]'''
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|'''[[1980年]]'''
|'''1980年'''
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|[[1982年]]
|1982年
|{{bar|b|0|1}}{{bar|b|9|9}}{{bar|b|9|4}} 194,204(塩尻市洗馬の一部を編入)
|{{bar|b|0|1}}{{bar|b|9|9}}{{bar|b|9|4}} 194,204(塩尻市洗馬の一部を編入)
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|'''[[1985年]]'''
|'''1985年'''
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|'''[[1990年]]'''
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|'''[[1995年]]'''
|'''1995年'''
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|'''[[2000年]]'''
|'''2000年'''
|{{bar|b|0|1}}{{bar|b|9|9}}{{bar|b|9|9}}{{bar|b|1|0}} 208,970
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|'''[[2005年]]'''
|'''2005年'''
|{{bar|b|0|1}}{{bar|b|9|9}}{{bar|b|9|9}}{{bar|b|3|0}} 228,805([[梓川村]]他3か村を編入)
|{{bar|b|0|1}}{{bar|b|9|9}}{{bar|b|9|9}}{{bar|b|3|0}} 228,805([[梓川村]]他3か村を編入)
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|'''[[2010年]]'''
|'''2010年'''
|{{bar|b|0|1}}{{bar|b|9|9}}{{bar|b|9|9}}{{bar|b|5|0}} 242,541([[波田町]]を編入)
|{{bar|b|0|1}}{{bar|b|9|9}}{{bar|b|9|9}}{{bar|b|5|0}} 242,541([[波田町]]を編入)
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* [[塩尻市]]、[[安曇野市]]、[[山形村]]、[[朝日村]]とは平地続きになっているため、非常に密接な関係にある。
* [[塩尻市]]、[[安曇野市]]、[[山形村]]、[[朝日村]]とは平地続きになっているため、非常に密接な関係にある。
* 山を隔てて隣接している[[岡谷市]]、[[下諏訪町]]を含む[[諏訪地域]]とは平地続きではないが塩尻市を経由する形で国道や電車が通っているため、松本市内に住み諏訪地域の学校や企業に通勤、通学する人もおり、やや密接な関係にある。
* 山を隔てて隣接している[[岡谷市]]、[[下諏訪町]]を含む[[諏訪地域]]とは平地続きではないが塩尻市を経由する形で国道や電車が通っているため、松本市内に住み諏訪地域の学校や企業に通勤、通学する人もおり、やや密接な関係にある。
* [[大町市]]、新[[高山市]]、[[上田市]]、[[筑北村]]、[[長和町]]、[[青木村]]とは山を隔てて境界の端同士で隣接しているが、これらの自治体と隣接していることは、市民の間で認知度がさほど高くない。大町市については一部が松本盆地にあり、平地続きになっている。そのため地理的に近く、安曇野市などを経由して往来しやすいために密接な関係にある。上田市とは三才山トンネル有料道路を介して接続しており、[[上小地域|上小]]・[[佐久地域]]と[[松本地域]]の重要な交通網となっている。
* [[大町市]]、新[[高山市]]、上田市、[[筑北村]]、[[長和町]]、[[青木村]]とは山を隔てて境界の端同士で隣接しているが、これらの自治体と隣接していることは、市民の間で認知度がさほど高くない。大町市については一部が松本盆地にあり、平地続きになっている。そのため地理的に近く、安曇野市などを経由して往来しやすいために密接な関係にある。上田市とは三才山トンネル有料道路を介して接続しており、[[上小地域|上小]]・[[佐久地域]]と[[松本地域]]の重要な交通網となっている。
* [[木祖村]]、[[木曽町]]と山を隔てて隣接しているため、あまり密接な関係ではないが、塩尻市を経由する形で国道や電車が通っているため、木祖村、木曽町の人々は松本市内へ買い物へ訪れることも多い。
* [[木祖村]]、[[木曽町]]と山を隔てて隣接しているため、あまり密接な関係ではないが、塩尻市を経由する形で国道や電車が通っているため、木祖村、木曽町の人々は松本市内へ買い物へ訪れることも多い。
;隣接自治体との位置関係
;隣接自治体との位置関係
{| width="75%" border="2" cellpadding="4" cellspacing="0" style="margin: 1em 1em 1em 0; background: #f9f9f9; border: 1px #aaa solid; border-collapse: collapse; font-size: 95%;" align="center"
{| width="75%" border="2" cellpadding="4" cellspacing="0" style="margin: 1em 1em 1em 0; background: #f9f9f9; border: 1px #aaa solid; border-collapse: collapse; font-size: 95%;" align="center"
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== 歴史 ==
== 歴史 ==
{{リンクのみの節|date=2017年7月10日 (月) 06:46 (UTC)}}
{{リンクのみの節|date=2017年7月10日 (月) 06:46 (UTC)}}
* [[松本市の歴史]]を参照
{{main|松本市の歴史}}

=== 松本と長野との対立関係 ===
=== 松本と長野との対立関係 ===


松本が長野に対してアドバンテージを持っていた時代(政治的には明治維新まで、経済的には大正時代まで)には長野側も対抗意識を持っていたが、政経両面で長野が松本を追い抜いたころから次第に長野側の対抗心は薄れていった。しかしながら、{{要出典範囲|かつて長野市のアンケート調査によれば、県内で移住したい都市の中で松本を挙げる長野市民がもっとも多かったという記録がある(二位は[[上田市]])|date=2012年3月}}。
松本が長野に対してアドバンテージを持っていた時代(政治的には明治維新まで、経済的には大正時代まで)には長野側も対抗意識を持っていたが、政経両面で長野が松本を追い抜いたころから次第に長野側の対抗心は薄れていった。しかしながら、{{要出典範囲|かつて長野市のアンケート調査によれば、県内で移住したい都市の中で松本を挙げる長野市民がもっとも多かったという記録がある(二位は上田市)|date=2012年3月}}。


松本と長野は、対[[東京都|東京]]の有様も対照的である。長野からは[[北陸新幹線]](以前は[[信越本線]])で[[上野駅]]や[[東京駅]]へ、松本からは[[中央本線]]で[[新宿駅]]へアクセスしているため、東京都区内での宿泊地や居住地でも異なる様相を呈している。
松本と長野は、対[[東京都|東京]]の有様も対照的である。長野からは[[北陸新幹線]](以前は[[信越本線]])で[[上野駅]]や[[東京駅]]へ、松本からは[[中央本線]]で[[新宿駅]]へアクセスしているため、東京都区内での宿泊地や居住地でも異なる様相を呈している。
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元長野県知事の[[田中康夫]](長野県松本深志高等学校の卒業生)は、「長野県」ではなく「信州」と呼称するが、長野県より信州の方がイメージがよいためとしている。
元長野県知事の[[田中康夫]](長野県松本深志高等学校の卒業生)は、「長野県」ではなく「信州」と呼称するが、長野県より信州の方がイメージがよいためとしている。

==== 筑摩県の廃止と対立の始まり ====
==== 筑摩県の廃止と対立の始まり ====
[[1871年]][[12月31日]]([[明治]]4年[[11月20日 (旧暦)|旧暦11月20日]])から[[1876年]](明治9年)[[8月20日]]の間、[[筑摩県]]が設置され、松本にはその[[県庁]]が置かれた。
[[1871年]][[12月31日]](明治4年[[11月20日 (旧暦)|旧暦11月20日]])から1876年(明治9年)8月20日の間、国策による合併策(町村分合)によって<ref>井戸庄三、「[https://doi.org/10.4200/jjhg1948.18.364 明治初期町村分合に関する二,三の問題 長野・山梨両県を中心として]」 人文地理 1966年 18巻 4号 p.364-384, {{doi|10.4200/jjhg1948.18.364}}</ref>[[筑摩県]]が設置され<ref>関島久雄、「[https://doi.org/10.20624/sehs.15.2_140 維新直後の地方行政-一資料の紹介-]」 社会経済史学 1948年 15巻 2号 p.140-154, {{doi|10.20624/sehs.15.2_140}}</ref>、松本にはその県庁が置かれた。その後内務省により再編が行われ、[[信濃国|信州]]は1県となる事になった。
その後内務省により再編が行われ、[[信濃国|信州]]は1県となる事になった。
<!--出典皆無、大幅Wikify必要などから保留 地理的に長野県庁は信州の北部辺境([[新潟県]]寄り)に位置しているため、信州[[中央]]に位置する筑摩県庁が有力とされていた。
<!--出典皆無、大幅Wikify必要などから保留 地理的に長野県庁は信州の北部辺境([[新潟県]]寄り)に位置しているため、信州[[中央]]に位置する筑摩県庁が有力とされていた。


しかし筑摩県・[[長野県]]のどちらを県庁にするべきか揉める中、長野人による[[放火]]により筑摩県庁([[松本城]]二の丸)が消失し、[[松本]]など筑摩県の信濃国部分は[[長野]](当時は上水内郡長野町)を県庁所在地とする長野県に強引に編入された。
しかし筑摩県・[[長野県]]のどちらを県庁にするべきか揉める中、長野人による[[放火]]により筑摩県庁(松本城二の丸)が消失し、松本など筑摩県の信濃国部分は長野(当時は上水内郡長野町)を県庁所在地とする長野県に強引に編入された。
([[中野県]]庁、現中野市も放火により焼失し、長野に移転している。)
([[中野県]]庁、現中野市も放火により焼失し、長野に移転している。)


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長野県に編入以降も、改めて分県を目指す動きがあったが長野側が分県反対運動を起こし、賛成派多数であった[[県議会]][[投票]]においても、議長の[[欠席]]、そして白紙票を入れて過半数割れを画策し意見書を[[採択]]させないなど激しく[[抵抗]]し続けたため、分県する県がいくつかある中([[廃藩置県#廃藩置県の実行|廃藩置県の実行]])唯一分県がされなかったまま[[現在]]に至っている。
長野県に編入以降も、改めて分県を目指す動きがあったが長野側が分県反対運動を起こし、賛成派多数であった[[県議会]][[投票]]においても、議長の[[欠席]]、そして白紙票を入れて過半数割れを画策し意見書を[[採択]]させないなど激しく[[抵抗]]し続けたため、分県する県がいくつかある中([[廃藩置県#廃藩置県の実行|廃藩置県の実行]])唯一分県がされなかったまま[[現在]]に至っている。

==== 市制の申請から実現までの過程 ====
==== 市制の申請から実現までの過程 ====
[[東筑摩郡]][[松本町 (長野県)|松本町]]が長野県では2番目となる市制を施行し、松本市となったのは[[1907年]](明治40年)の事だが、松本町 が市制施行申請を[[内務省 (日本)|内務省]](戦後解体されて自治庁→自治省。現[[総務省]])に提出したのは13年も前の[[1894年]](明治27年)。13年もの歳月を経て市制施行に至ったのには長野県内のいわゆる「南北戦争」が関係している。
[[東筑摩郡]][[松本町 (長野県)|松本町]]が長野県では2番目となる市制を施行し、松本市となったのは1907年(明治40年)の事だが、松本町 が市制施行申請を[[内務省 (日本)|内務省]](戦後解体されて自治庁→自治省。現[[総務省]])に提出したのは13年も前の1894年(明治27年)。13年もの歳月を経て市制施行に至ったのには長野県内のいわゆる「南北戦争」が関係している。


前述の通り、県庁を失った松本町は、「人口3万人以上」という市制施行要件を満たしたことから、[[1889年]]の[[市町村制]]施行以来、長野県下のどの自治体も実現していなかった[[市制|市]]への昇格を目指し、内務省に申請した。ところが、長野町など東北信の町村から「県庁所在地の長野町が県内初の市制施行をするべきであって、松本町が先というのは不可解である」というクレームを付けた。松本町民の県税の滞納など、過去の事例を盛んに掲げ申請を却下させた。
前述の通り、県庁を失った松本町は、「人口3万人以上」という市制施行要件を満たしたことから、1889年の[[市町村制]]施行以来、長野県下のどの自治体も実現していなかった[[市制|市]]への昇格を目指し、内務省に申請した。ところが、長野町など東北信の町村から「県庁所在地の長野町が県内初の市制施行をするべきであって、松本町が先というのは不可解である」というクレームを付けた。松本町民の県税の滞納など、過去の事例を盛んに掲げ申請を却下させた。


3年後の[[1897年]](明治30年)には長野町が内務省に市制施行申請をし、問題なく認可され市制施行(全国43番目)となったため県内初という目標は絶たれた。その後も松本町は粘り強く申請をし続け、10年後にようやく市制施行が認可され(全国61番目)、松本市となったのである。
3年後の1897年(明治30年)には長野町が内務省に市制施行申請をし、問題なく認可され市制施行(全国43番目)となったため県内初という目標は絶たれた。その後も松本町は粘り強く申請をし続け、10年後にようやく市制施行が認可され(全国61番目)、松本市となったのである。


全国に目を向ければ、県庁所在地よりも先に市制施行を実現した例として、[[青森県]][[弘前市]]、[[福島県]][[会津若松市]]、[[埼玉県]][[川越市]]・[[熊谷市]]・[[川口市]]、[[山口県]][[下関市]]・[[宇部市]]などが挙げられる。
全国に目を向ければ、県庁所在地よりも先に市制施行を実現した例として、[[青森県]][[弘前市]]、[[福島県]][[会津若松市]]、[[埼玉県]][[川越市]]・[[熊谷市]]・[[川口市]]、[[山口県]][[下関市]]・[[宇部市]]などが挙げられる。
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;姉妹・友好都市
;姉妹・友好都市
*{{Flagicon|USA}} [[ソルトレイクシティ]]([[アメリカ合衆国]][[ユタ州]])
*{{Flagicon|USA}} [[ソルトレイクシティ]]([[アメリカ合衆国]][[ユタ州]])
*:[[1958年]](昭和33年) - 姉妹都市提携。
*:1958年(昭和33年) - 姉妹都市提携。
*{{Flagicon|NEP}} [[カトマンズ]]市([[ネパール|ネパール連邦民主共和国]])
*{{Flagicon|NEP}} [[カトマンズ]]市([[ネパール|ネパール連邦民主共和国]])
*:[[1989年]](平成元年)[[11月17日]] - 姉妹都市提携。
*:1989年(平成元年)11月17日 - 姉妹都市提携。
*{{Flagicon|CHN}} [[廊坊市]]([[中華人民共和国]][[河北省]])
*{{Flagicon|CHN}} [[廊坊市]]([[中華人民共和国]][[河北省]])
*:[[1995年]](平成7年)[[3月21日]] - 友好都市提携。
*:1995年(平成7年)3月21日 - 友好都市提携。
*{{Flagicon|SUI}} [[グリンデルワルト]]村([[スイス|スイス連邦]][[ベルン州]])
*{{Flagicon|SUI}} [[グリンデルワルト]]村([[スイス|スイス連邦]][[ベルン州]])
*:[[1972年]][[4月20日]] - 姉妹村提携([[2005]][[4月1日]]編入された安曇村より継承)
*:1972年4月20日 - 姉妹村提携(2005年4月1日編入された安曇村より継承)
;交流都市
;交流都市
*{{Flagicon|TWN}} [[高雄市]]([[台湾]])
*{{Flagicon|TWN}} [[高雄市]]([[台湾]])
*:[[2015]][[7月14日]] - 「健康・福祉・教育分野の交流に関する覚書」を締結。
*:2015年7月14日 - 「健康・福祉・教育分野の交流に関する覚書」を締結。

====国内====
====国内====
;姉妹都市
;姉妹都市
*{{Flagicon|神奈川県}}[[藤沢市]]([[神奈川県]])
*{{Flagicon|神奈川県}}[[藤沢市]]([[神奈川県]])
*:[[1961年]](昭和36年)[[7月29日]] - 姉妹都市提携
*:1961年(昭和36年)7月29日 - 姉妹都市提携
*{{Flagicon|兵庫県}}[[姫路市]]([[兵庫県]])
*{{Flagicon|兵庫県}}[[姫路市]]([[兵庫県]])
*:[[1966年]](昭和41年)[[11月17日]] - 姉妹都市提携
*:1966年(昭和41年)11月17日 - 姉妹都市提携
*{{Flagicon|岐阜県}}[[高山市]]([[岐阜県]])
*{{Flagicon|岐阜県}}[[高山市]]([[岐阜県]])
*:[[1971年]](昭和46年)[[11月1日]] - 姉妹都市提携
*:1971年(昭和46年)11月1日 - 姉妹都市提携
;交流都市
;交流都市
*{{Flagicon|石川県}}[[金沢市]]([[石川県]])
*{{Flagicon|石川県}}[[金沢市]]([[石川県]])
*:[[2008年]](平成20年)- 文化・観光交流都市提携
*:2008年(平成20年)- 文化・観光交流都市提携
*{{Flagicon|北海道}}[[札幌市]]([[北海道]])
*{{Flagicon|北海道}}[[札幌市]]([[北海道]])
*:[[2010年]](平成22年)- 文化・観光交流都市提携
*:2010年(平成22年)- 文化・観光交流都市提携
*{{Flagicon|鹿児島県}}[[鹿児島市]]([[鹿児島県]])
*{{Flagicon|鹿児島県}}[[鹿児島市]]([[鹿児島県]])
*:[[2012年]](平成24年)- 文化・観光交流都市提携
*:2012年(平成24年)- 文化・観光交流都市提携


==経済==
==経済==
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* [[桜田電気工業]](松本支店)
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* [[TDK]](松本営業所)
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* [[シモンズ (寝具企業)|シモンズ]] (長野営業所)
* [[シモンズ (寝具企業)|シモンズ]] (長野営業所)
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<!--編集方針:際限なく社名の列挙が続くおそれがあるため、wikipediaにページのあるものに限定します。[[ノート:松本市]]での議論も参照してください-->
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* [[長野放送]]中南信支社
* [[長野放送]]中南信支社
* [[長野朝日放送]]中南信支社
* [[長野朝日放送]]中南信支社
* [[テレビ信州]]松本総局 (旧・テレビ信州本社)
* [[テレビ信州]]松本総局 (旧・テレビ信州本社)
* [[テレビ松本ケーブルビジョン]]本社
* [[テレビ松本ケーブルビジョン]]本社
===ラジオ局===
===ラジオ局===
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* [[長野県寿台養護学校]]
* [[長野県寿台養護学校]]
* 長野県松本養護学校
* 長野県松本養護学校

===インターナショナルスクール===
===インターナショナルスクール===
* [[朝鮮学校]]:[[長野朝鮮初中級学校]]
* [[朝鮮学校]]:[[長野朝鮮初中級学校]]

===公共職業能力開発施設===
===公共職業能力開発施設===
* 独立行政法人[[高齢・障害・求職者雇用支援機構]]長野支部長野[[職業能力開発促進センター]]松本訓練センター(愛称:ポリテクセンター松本)
* 独立行政法人[[高齢・障害・求職者雇用支援機構]]長野支部長野[[職業能力開発促進センター]]松本訓練センター(愛称:ポリテクセンター松本)
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== 交通 ==
== 交通 ==
[[ファイル:Matsumoto-ap-tb 20050521.jpg|thumb|200px|[[松本空港]]]]
[[ファイル:Matsumoto-ap-tb 20050521.jpg|thumb|200px|[[松本空港]]]]
[[ファイル:松本駅 - panoramio (19).jpg|thumb|200px|[[松本駅]]]]
[[ファイル:松本駅 - panoramio (19).jpg|thumb|200px|松本駅]]
[[ファイル:松本駅前 2017 (2).jpg|thumb|200px|[[松本駅]]前の様子]]
[[ファイル:松本駅前 2017 (2).jpg|thumb|200px|松本駅前の様子]]
[[ファイル:MatsumotoIC.JPG|thumb|200px|[[松本インターチェンジ|松本IC]]]]
[[ファイル:MatsumotoIC.JPG|thumb|200px|[[松本インターチェンジ|松本IC]]]]

=== 空港 ===
=== 空港 ===
;[[松本空港]]
;[[松本空港]]
*[[ファイル:Fuji Dream Airlines logo (2008, FDA).svg|50px]][[フジドリームエアラインズ]](FDA) - 日本航空(JAL)とコードシェア
* [[ファイル:Fuji Dream Airlines logo (2008, FDA).svg|50px]][[フジドリームエアラインズ]](FDA) - 日本航空(JAL)とコードシェア
**[[新千歳空港|札幌/新千歳]]
** [[新千歳空港|札幌/新千歳]]
**[[福岡空港|福岡]]
** [[福岡空港|福岡]]
*[[ファイル:Japan Airlines ”JAL" Wordmark (2011).svg|50px]][[日本航空]](JAL) - [[ジェイエア]]による運航
* [[ファイル:Japan Airlines ”JAL" Wordmark (2011).svg|50px]][[日本航空]](JAL) - [[ジェイエア]]による運航
**[[大阪国際空港|大阪/伊丹]](毎年8月のみ運航)
** [[大阪国際空港|大阪/伊丹]](毎年8月のみ運航)

===鉄道===
===鉄道===
中心駅:[[東日本旅客鉄道|JR東日本]]'''[[松本駅]]'''
中心駅:[[東日本旅客鉄道|JR東日本]]'''松本駅'''
[[公立]]・[[私立]]高校や[[信州大学]]、様々な[[企業]]オフィスが、松本駅前を中心とする松本市街内や市街地付近に位置する為、大糸線・篠ノ井線では通勤通学ラッシュのみならず、帰宅ラッシュ時にも6両または5両編成での運行が行われている。
[[公立]]・[[私立]]高校や[[信州大学]]、様々な[[企業]]オフィスが、松本駅前を中心とする松本市街内や市街地付近に位置する為、大糸線・篠ノ井線では通勤通学ラッシュのみならず、帰宅ラッシュ時にも6両または5両編成での運行が行われている。


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* {{color|darkblue|■}}[[アルピコ交通上高地線|上高地線]] (松本駅-[[西松本駅]]-[[渚駅 (長野県)|渚駅]]-[[信濃荒井駅]]-[[大庭駅]]-[[下新駅]]-[[北新・松本大学前駅]]-[[新村駅 (長野県)|新村駅]]-[[三溝駅]]-[[森口駅]]-[[下島駅 (長野県松本市)|下島駅]]-[[波田駅]]-[[渕東駅]]-[[新島々駅]])
* {{color|darkblue|■}}[[アルピコ交通上高地線|上高地線]] (松本駅-[[西松本駅]]-[[渚駅 (長野県)|渚駅]]-[[信濃荒井駅]]-[[大庭駅]]-[[下新駅]]-[[北新・松本大学前駅]]-[[新村駅 (長野県)|新村駅]]-[[三溝駅]]-[[森口駅]]-[[下島駅 (長野県松本市)|下島駅]]-[[波田駅]]-[[渕東駅]]-[[新島々駅]])
※1983年9月までは新島々駅より1駅先の[[島々駅]]まで運行されていたが、台風による被害で不通となり、そのまま1985年に廃止されている。
※1983年9月までは新島々駅より1駅先の[[島々駅]]まで運行されていたが、台風による被害で不通となり、そのまま1985年に廃止されている。
※[[1924]] - [[1964年]]には、松本駅前から[[浅間温泉]]へ至る松本市東郊の全長5.3kmの[[路面電車]]の[[松本電気鉄道浅間線]]が存在した。
※1924年 - 1964年には、松本駅前から[[浅間温泉]]へ至る松本市東郊の全長5.3kmの[[路面電車]]の[[松本電気鉄道浅間線]]が存在した。

=== 道路 ===
=== 道路 ===
; [[高速道路]]
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===名所・旧跡===
===名所・旧跡===
* [[松本城]]
* [[松本城]]
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* [[赤怒田福寿草公園]]
* [[赤怒田福寿草公園]]
* 梓川ふるさと公園
* 梓川ふるさと公園

=== 主な宿泊施設 ===
=== 主な宿泊施設 ===
'''主に松本駅前にあるものを挙げる'''
'''主に松本駅前にあるものを挙げる'''
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* [[川島芳子]] - 清朝皇族(青年期を過ごす、墓がある)
* [[川島芳子]] - 清朝皇族(青年期を過ごす、墓がある)
* [[川田龍平]] - 参議院議員、人権活動家(元松本大学講師)
* [[川田龍平]] - 参議院議員、人権活動家(元松本大学講師)
* [[北杜夫]] - [[作家]] 、[[旧制松本高校]]卒業、[[どくとるマンボウ青春記]]は松本が主な舞台
* [[北杜夫]] - [[作家]]、[[旧制松本高校]]卒業、[[どくとるマンボウ青春記]]は松本が主な舞台
* [[河野義行]] - 作家(松本に在住)
* [[河野義行]] - 作家(松本に在住)
* [[五島慶太]] - 実業家、東急グループ創始者(旧制松本中学校卒業)
* [[五島慶太]] - 実業家、東急グループ創始者(旧制松本中学校卒業)
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* [[村井仁]] - 政治家(松本が支持基盤)
* [[村井仁]] - 政治家(松本が支持基盤)
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===名誉市民===
===名誉市民===
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* 寺沢国子(日刊邦字新聞ユタ日報社長)
* 寺沢国子(日刊邦字新聞ユタ日報社長)
* 金子小一郎([[藤沢市]]長歴任)
* 金子小一郎([[藤沢市]]長歴任)
* 戸田康英([[松本城]]主戸田家の直系)
* 戸田康英(松本城主戸田家の直系)
* 吉田豊信([[姫路市]]長歴任)
* 吉田豊信(姫路市長歴任)
* E・ジャコブ・ガーン(ソルトレイクシティ市長)
* E・ジャコブ・ガーン(ソルトレイクシティ市長)
* [[鈴木雅次]]([[日本大学]]名誉教授)
* [[鈴木雅次]]([[日本大学]]名誉教授)
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* パルマー・A・デポーリス(ソルトレイクシティ市長)
* パルマー・A・デポーリス(ソルトレイクシティ市長)
* [[降旗徳弥]](松本市長歴任)
* [[降旗徳弥]](松本市長歴任)
* 元仲辰郎([[高山市]]長歴任)
* 元仲辰郎(高山市長歴任)
* 葉山峻(藤沢市長歴任)
* 葉山峻(藤沢市長歴任)
* [[鈴木鎮一]](市に才能教育研究会を創立)
* [[鈴木鎮一]](市に才能教育研究会を創立)
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; テレビドラマ
; テレビドラマ
* [[白線流し]]
* [[白線流し]]
* [[水色の時]]([[1975]]の[[連続テレビ小説|NHK連続テレビ小説]])
* [[水色の時]](1975年の[[連続テレビ小説|NHK連続テレビ小説]])
* [[おひさま (テレビドラマ)|おひさま]]([[2011]]の連続テレビ小説)
* [[おひさま (テレビドラマ)|おひさま]](2011年の連続テレビ小説)
* [[はるちゃん]]5
* [[はるちゃん]]5
* [[いのちの器]]
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* [[ミスター味っ子]](第81・82話で毛利とカモンが旗揚げしたインチキ料理団体「味皇料理同盟」の所在地)
* [[ミスター味っ子]](第81・82話で毛利とカモンが旗揚げしたインチキ料理団体「味皇料理同盟」の所在地)
* [[極黒のブリュンヒルデ]](松本深志高校を中心に松本市が舞台)
* [[極黒のブリュンヒルデ]](松本深志高校を中心に松本市が舞台)
* [[orange (漫画)|orange]](実写映画化もした同原作のTVアニメ版 2016年7月〜)
* [[orange (漫画)|orange]](実写映画化もした同原作のTVアニメ版 2016年7月〜)
=== 漫画 ===
=== 漫画 ===
* 神様がうそをつく。(尾崎かおり)
* 神様がうそをつく。(尾崎かおり)
* [[orange (漫画)|orange]] (高野苺)
* [[orange (漫画)|orange]] (高野苺)
=== 小説 ===
=== 小説 ===
* [[追想五断章]](父の小説探しを依頼された主人公が依頼人の住む松本市を訪れる)
* [[追想五断章]](父の小説探しを依頼された主人公が依頼人の住む松本市を訪れる)
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== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
{{Commons&cat|松本市|Matsumoto, Nagano}}
{{Wikisource|市町の廃置分合 (平成22年総務省告示第11号)|波田町を廃し、松本市に編入する件}}
{{Wikisource|市町の廃置分合 (平成22年総務省告示第11号)|波田町を廃し、松本市に編入する件}}
* [[全国市町村一覧]]
* [[全国市町村一覧]]
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== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
{{Commons&cat|松本市|Matsumoto, Nagano}}
; 行政
; 行政
* {{Official website|name=松本市}}
* {{Official website|name=松本市}}

2019年1月21日 (月) 05:03時点における版

まつもとし ウィキデータを編集
松本市
松本市旗
日本の旗 日本
地方 中部地方甲信越地方
都道府県 長野県
市町村コード 20202-9
法人番号 2000020202029 ウィキデータを編集
面積 978.47km2
総人口 237,634[編集]
推計人口、2024年5月1日)
人口密度 243人/km2
隣接自治体 塩尻市安曇野市大町市岡谷市上田市諏訪郡下諏訪町東筑摩郡山形村朝日村筑北村小県郡長和町青木村木曽郡木曽町木祖村
岐阜県高山市
市の木 あかまつ
市の花 れんげつつじ
市制施行 1907年5月1日
松本市役所
市長 臥雲義尚
所在地 390-8620
長野県松本市丸の内3番7号
北緯36度14分16.8秒 東経137度58分19.1秒 / 北緯36.238000度 東経137.971972度 / 36.238000; 137.971972
外部リンク 公式ウェブサイト

松本市位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

特記事項 市庁舎位置の標高:592.21m
ウィキプロジェクト

松本市(まつもとし)は、長野県中信地方に位置する国際会議観光都市に指定されている。特例市制度廃止に伴う2021年の中核市移行を予定している。

概要

松本城(国宝・国の史跡)

国宝松本城を中心とする旧城下町である。幸いにも戦災を免れた[1]ことから、旧開智学校重要文化財)などの歴史的建造物が多く残る。他に戦災を免れた中規模の旧城下町としては、金沢市川越市などがある。

キャッチフレーズは「文化香るアルプスの城下町」、「三ガク都(楽都、岳都、学都の三つのガク都。音楽、山岳、学問で有名なため)」などがある。市のマスコットはアルプちゃん

日本で最も古い小学校のひとつ開智学校の開校、改正高等学校令に基づく全国9番目の官立旧制高等学校である松本高等学校の招致など、教育に熱心な面があった。国立大学法人が1県1学の県に於いて本部が県庁所在地以外に置かれているのは、信州大学の他は弘前大学青森県弘前市)・滋賀大学滋賀県彦根市)・広島大学広島県東広島市)・琉球大学沖縄県西原町)のみである。

また、小沢征爾ら一流の音楽家が一斉に集う夏のセイジ・オザワ 松本フェスティバルの開催、全国に(一部海外にも)広がるスズキ・メソード花いっぱい運動の発祥、映画テレビドラマなどのロケ支援を市が行うなど、文化を尊重する気風は今も健在である。食品ロス削減の取組み「残さず食べよう!30・10(さんまる いちまる)運動」の発祥の地で、「第1回食品ロス削減全国大会」を2017年10月開催予定である[2][3]

商業販売額は長野市に次いで県内2位である。県内で工業生産額は安曇野市上田市に次いで県内で3位であり、県内工業の拠点の1つである。

近年いかに城下町としての景観を守るかが課題になっている。松本市においては2008年4月から「市都市景観条例」が改正され、松本城周辺の建築物の高さ規制が厳しくなることから、マンション建設を前倒しする動きが見られた。これに対し周辺住民の反対意識は強く、既に完成した縄手通りのマンション建設には建設反対運動が起こった。

近代的な駅中心部から市の外側に進むにつれ、昔ながらの田園、果樹園の風景に変わっていく。東側の里山辺を越えると、ワイナリー温泉街などの観光地が広がり、美ヶ原高原へと続く。

地名の由来

松本市中心部周辺の空中写真。1975年撮影の6枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

現在の市名である松本の由来は諸説あるが、通説では武田氏の侵攻により落ち延びたかつての信濃守護職・小笠原長時の三男小笠原貞慶が1582年に旧領を回復した際に「待つ事久しくして本懐を遂ぐ」と述懐し改名したとされる(小笠原氏は長らく信濃府中奪還という本懐を抱いており、それが叶ったことから、待つ本懐を→松本懐→松本 と略され松本となった)。他に、小笠原宗家(府中)が分家(松尾)とのお家騒動に勝利したことを記念したとする説があるが、内訌は約50年前に片付いており、この説は時代的に合わない。「松本」という氏姓は松本市の「松本」地名よりも遥か昔から存在するが相関はなく、松本市に松本氏が多いということはない。市役所等によって「広報まつもと」のようにひらがなで表記されることもある。

また松本市周辺や松本地域松本平筑摩(つかま/ちくま)(筑摩野(つかまの/ちくまの)とも)などと呼ばれる。旧県名の筑摩県は、前身の松本町が筑摩郡(1879年以降は東筑摩郡)に属していたことに由来する。

古称

中心市街地は古くは深瀬郷(深志郷)、捧庄(ささげのしょう)または庄内、信濃府中または信府などと呼ばれていた。捧庄、庄内の由来は国衙比定地とされる市東部にあった八条院領の荘園で、現在市内にある本庄、庄内という地名はこの名残であると考えられる。「信府」は国府が置かれたことに由来する「信濃府中」の略称である。 現在、最も知られているのが深志で、太古の松本盆地が湿地帯であったことを示すとされる「深瀬郷」が転訛したものであり、現在でも社名、校名などに使われている。女鳥羽川を挟んで北側が北深志、南側が南深志となる。

外部地域との関係

日本海側水系の地域であるが、大都市への志向は総じて太平洋側の名古屋東京の両都市への傾斜が大きく、中京圏首都圏との繋がりが見られる。鉄道でも、中央本線を通じて、両地域からの特急列車が乗入れしている。又、東海3県の私立大学も、松本で地方入試を行うものが多い。

一方で、しなの鉄道線(旧信越本線)沿線や、日本海側との繋がりはさほど強くない。特に、県庁所在地の長野は日本海側とのつながりが深く、風土も同じ県内にある松本よりも日本海側に近い部分が多いため、後述の通りで事あるたびに対立して来た。

地理

日本で三番目の高さの穂高岳
梓川と焼岳(上高地)

松本市は、長野県の中央からやや西の所にあり、県庁所在地長野市から南西へ75km、名古屋市から北東に190km、東京特別区から西北へ240kmに位置している。2005年の合併後の市域は、西の飛騨山脈(北アルプス、西山、3000m級)から、東の筑摩山地美ヶ原、東山、2000m級)までと広大であり、長野県内では最も広い(全国の市では20位)。松本市街地(松本駅周辺など)は、2つの山脈(山地)の間にある松本盆地の中央部、複合扇状地上に位置する(標高約600m)。市域は5000万年前は海底にあった。

河川では、上高地方面から流れ出す梓川が市の西部を流れ、奈良井川が市を二分するように横断している。また、市街地には清流である女鳥羽川が横断している。女鳥羽川はもとは現在の大門沢川のルートを流れていたと考えられるが、江戸時代はじめに人工的に流路が変えられ今の姿になった。山では、合併に伴い日本百名山の山が多数松本市に編入され、岳都(学都、楽都とならび松本市のキーワードとなっている)の側面が強くなった。松本市には標高第3位の穂高岳や第5位の槍ヶ岳があるが、市街地からは手前の常念山脈に隠れて見えないため、市民には常念岳美ヶ原のほうが親しまれている。中部山岳国立公園八ヶ岳中信高原国定公園が市内にあり、前者には特別天然記念物ライチョウが生息する。また、景勝地の上高地も市内にある。

市内には多数の扇状地が形成されている。また、松本市はフォッサマグナの上にあり、松本盆地東縁に沿う糸魚川静岡構造線が旧市街地の西側を通っている。市内南部の牛伏寺断層も糸魚川静岡構造線を構成する断層の1つとされ、30年以内のマグニチュード6.5以上の地震発生確率が25.21%と全国で最も高い活断層として地震関連のテレビ番組などでもよく紹介されている。2011年6月30日午前8時16分頃、長野県中部を中心とする強い地震が発生し、同市で震度5強を、山形村で震度4を観測した。また、国宝松本城に小さなひびが入るなどの被害が出た。

森林面積は74,000haで、市域全体の約81%を占める。

地形

代表的な山には標高を掲載した

ダム

気候

ケッペンの気候区分では温暖湿潤気候 (Cfa)と亜寒帯湿潤気候 (Df)に分かれる。日本式の気候区分では安曇地区を除いて、中央高原型 (5d) の内陸性気候中央高地式気候が顕著に現れる所にあり、大半の学校教育用の地図帳で、中央高原型気候の都市の例として扱われている。そのため、かつて存在した松本測候所は、中央高原型の代表として直達日射観測も行っていた。基本的には平野部は降水量が少なく日照時間が多い。上高地乗鞍高原美ヶ原などの山岳地帯は若干降水量が多く日照時間は少なくなる。上高地などの安曇地区は松本盆地とは異なる日本海側気候で冬季は雪が多く、豪雪地帯に指定されている。

松本市
雨温図説明
123456789101112
 
 
31
 
5
-6
 
 
42
 
6
-5
 
 
73
 
10
-2
 
 
86
 
18
4
 
 
92
 
23
9
 
 
135
 
26
15
 
 
132
 
29
19
 
 
95
 
31
20
 
 
162
 
25
15
 
 
89
 
19
8
 
 
52
 
13
2
 
 
23
 
8
-3
気温(°C
総降水量(mm)
出典:[1]
インペリアル換算
123456789101112
 
 
1.2
 
41
22
 
 
1.7
 
42
22
 
 
2.9
 
50
28
 
 
3.4
 
64
39
 
 
3.6
 
73
49
 
 
5.3
 
78
59
 
 
5.2
 
84
66
 
 
3.7
 
87
68
 
 
6.4
 
77
60
 
 
3.5
 
66
46
 
 
2
 
56
35
 
 
0.9
 
46
26
気温(°F
総降水量(in)
天気予報区分

市全体が長野県中部(単に中部と呼ばれる)に入り、その下位区分においては旧松本市・四賀・梓川地区は松本地域に、安曇・奈川地区は乗鞍・上高地地域に属する。

松本市(中央高原型 (5d) )の月平均気温・降水量(1981年 - 2010年)
  • 標高 610m(松本特別地域気象観測所:松本市沢村)
  • 北緯36度15分 東経137度58分
松本の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 18.8
(65.8)
21.1
(70)
25.9
(78.6)
30.9
(87.6)
32.3
(90.1)
35.9
(96.6)
37.9
(100.2)
38.5
(101.3)
36.1
(97)
31.8
(89.2)
25.6
(78.1)
21.5
(70.7)
38.5
(101.3)
平均最高気温 °C°F 5.0
(41)
6.0
(42.8)
10.5
(50.9)
17.8
(64)
22.9
(73.2)
26.0
(78.8)
29.4
(84.9)
31.1
(88)
25.7
(78.3)
19.3
(66.7)
13.6
(56.5)
8.0
(46.4)
17.9
(64.2)
日平均気温 °C°F −0.4
(31.3)
0.2
(32.4)
3.9
(39)
10.6
(51.1)
16.0
(60.8)
19.9
(67.8)
23.6
(74.5)
24.7
(76.5)
20.0
(68)
13.2
(55.8)
7.4
(45.3)
2.3
(36.1)
11.8
(53.2)
平均最低気温 °C°F −5.2
(22.6)
−4.8
(23.4)
−1.5
(29.3)
4.1
(39.4)
9.9
(49.8)
14.9
(58.8)
19.2
(66.6)
20.2
(68.4)
15.9
(60.6)
8.4
(47.1)
2.1
(35.8)
−2.7
(27.1)
6.7
(44.1)
最低気温記録 °C°F −24.8
(−12.6)
−20.4
(−4.7)
−17.9
(−0.2)
−10.1
(13.8)
−2.7
(27.1)
2.3
(36.1)
10.2
(50.4)
8.0
(46.4)
3.0
(37.4)
−3.6
(25.5)
−8.4
(16.9)
−19.2
(−2.6)
−24.8
(−12.6)
降水量 mm (inch) 35.9
(1.413)
43.5
(1.713)
79.6
(3.134)
75.3
(2.965)
100.0
(3.937)
125.7
(4.949)
138.4
(5.449)
92.1
(3.626)
155.6
(6.126)
101.9
(4.012)
54.9
(2.161)
28.1
(1.106)
1,031
(40.591)
降雪量 cm (inch) 28
(11)
24
(9.4)
17
(6.7)
1
(0.4)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
9
(3.5)
80
(31.5)
平均月間日照時間 170.7 163.5 185.0 202.1 209.0 163.6 171.3 205.4 141.8 159.9 159.2 166.0 2,097.5
出典1:気象庁[4]
出典2:気象庁[5]
松本(旧松本測候所)1961 - 1990年平均の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C°F 4.6
(40.3)
5.4
(41.7)
9.6
(49.3)
17.6
(63.7)
22.7
(72.9)
25.1
(77.2)
28.8
(83.8)
30.4
(86.7)
24.9
(76.8)
18.6
(65.5)
13.2
(55.8)
7.6
(45.7)
17.4
(63.3)
日平均気温 °C°F −1.0
(30.2)
−0.5
(31.1)
3.0
(37.4)
10.4
(50.7)
15.6
(60.1)
19.3
(66.7)
23.1
(73.6)
24.1
(75.4)
19.3
(66.7)
12.3
(54.1)
6.8
(44.2)
1.8
(35.2)
11.2
(52.2)
平均最低気温 °C°F −6.1
(21)
−5.7
(21.7)
−2.6
(27.3)
4.0
(39.2)
9.2
(48.6)
14.4
(57.9)
18.8
(65.8)
19.5
(67.1)
15.1
(59.2)
7.4
(45.3)
1.3
(34.3)
−3.4
(25.9)
6.0
(42.8)
出典:理科年表
松本今井(松本空港)月平均気温・降水量(2003年 - 2010年平均)
  • 標高 658m(松本市大字空港東)
  • 北緯36度10.0分 東経137度55.3分
松本今井(松本空港)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C°F 4.0
(39.2)
6.1
(43)
9.7
(49.5)
16.7
(62.1)
21.8
(71.2)
25.8
(78.4)
28.1
(82.6)
30.3
(86.5)
25.7
(78.3)
18.7
(65.7)
13.0
(55.4)
7.2
(45)
17.2
(63)
日平均気温 °C°F −1.4
(29.5)
0.4
(32.7)
3.5
(38.3)
9.7
(49.5)
15.3
(59.5)
19.7
(67.5)
22.8
(73)
24.1
(75.4)
20.2
(68.4)
13.1
(55.6)
7.0
(44.6)
1.7
(35.1)
11.3
(52.3)
平均最低気温 °C°F −7.3
(18.9)
−5.5
(22.1)
−2.7
(27.1)
2.7
(36.9)
8.8
(47.8)
14.1
(57.4)
18.4
(65.1)
19.3
(66.7)
15.7
(60.3)
8.0
(46.4)
1.3
(34.3)
−3.8
(25.2)
5.8
(42.4)
降水量 mm (inch) 33.8
(1.331)
49.4
(1.945)
82.5
(3.248)
82.8
(3.26)
116.1
(4.571)
115.1
(4.531)
157.4
(6.197)
83.3
(3.28)
123.7
(4.87)
148.4
(5.843)
71.8
(2.827)
42.6
(1.677)
1,106.8
(43.575)
出典:気象庁[6]
冬季

の寒さは厳しく、稀ではあるが早朝は市街地でも零下10度以下まで冷え込むこともあり、冬日が多い。天気は晴れの日が多いため日中は5度程度まで上昇する。冬型の気圧配置の時、風上の飛騨山脈が雪雲を遮るため豪雪地帯の安曇地区を除いて雪はほとんど降らず、積雪したとしても数センチ程度である。日本の南岸を低気圧が通過し、当市を含む長野県中南部で積雪を見るとき、普段から降雪の多い北部では逆に降雪が少ないこともあり、これを「上雪(かみゆき)」と呼ぶ。松本での積雪は大部分がこの上雪によるもので、10cm以上の降雪は年に3回程度である。

夏季

は日中は暑いが、これは即太陽的な要素、すなわち直射熱、輻射熱が強いためで、朝夕は温度が下がり熱帯夜はほとんどない。残暑も短く秋の訪れは早い。全体的に年較差(冬と夏)、日較差(昼と夜)とも寒暖の差が大きいのが特徴である。また、晴れる日が多く日照時間は全国でもトップレベルである(全国の観測点で4位)。その反対に、雨は少なく全体的に乾燥している。梅雨の影響も少ない。松本盆地は山に囲まれているので日中でも風速7 - 8m/sの強い風が吹くことが多く、このうち飛騨山脈(北アルプス)から吹いてくる風をアルプス颪(おろし)と呼ぶ。半面台風は中部山岳を避けることが多く、あるいは中部山岳に当たると勢力が弱まるので、台風の風による被害は少ない。

市中心部を流れる女鳥羽川、薄川は有史以来たびたび氾濫し、市内を幾度も浸水させている。中でも1959年の台風7号は大きな被害をもたらした 。

松本市で観測した極値は、最高気温が38.5℃ (1942年8月2日)、最低気温が-24.8℃ (1900年1月27日)、最大の1日の降水量が155.9mm (1911年8月4日)、最深積雪が78cm (1946年3月3日)。

地域

市の中心市街地活性化基本計画において松本駅を中心とした商業地約190haが中心市街地として捉えられている。

代表的なエリアは、松本パルコ、花時計公園を核に若者向けの店や飲食店の立ち並ぶ中央一丁目(伊勢町など)、大型店を中心に同じく若者向けのスポットの集まる深志一丁目(松本駅前)、縄手通りがあり銀行支店などのオフィスが集まる大手三丁目(大名町など)、再開発により近代的な商店街の立ち並ぶ中央二丁目(本町など)、松本城や市役所のある丸の内等が該当する。

町丁名および大字名
本庁管内(昭和の大合併以前の市域で、旧市とも呼称される)
14出張所管内(昭和の大合併によって編入された市域)
本郷支所管内
  • 大字原
  • 大字水汲
  • 大字大村
  • 大字南浅間
  • 大字惣社
四賀支所管内
  • 殿野入
  • 金山町
  • 保福寺町
  • 中川
安曇支所管内
  • 安曇
奈川支所管内
  • 奈川
梓川支所管内
  • 梓川上野
波田支所管内
  • 波田

住居表示などで公称からは廃止された旧町名や小字が、現在も便宜的に使用されているが、小字名の一部や不動産地番は今でも不動産登記本籍などにおいては正式な住所である。

四賀・梓川・安曇・奈川・波田地区以外で大字がつかない町丁は全て住居表示地区。

人口

  • 平成の大合併により山間のと合併したため、人口密度が大幅に低下した(合併前:県内2位→合併後:県内21位)。
  • DID人口比は59.7%。
年齢構成

松本市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

松本市の年齢5歳階級別人口
2006年2月1日現在推計人口
総計(単位:人)

年齢 人口
0 - 4歳 11,211
5 - 9 11,362
10 - 14 10,957
15 - 19 11,055
20 - 24 12,530
25 - 29 15,260
30 - 34 18,628
35 - 39 16,733
40 - 44 14,577
45 - 49 13,202
50 - 54 13,677
55 - 59 16,838
60 - 64 13,894
65 - 69 12,574
70 - 74 12,035
75 - 79 10,599
80歳以上 13,619

松本市の年齢5歳階級別人口
平成18年2月1日現在推計人口
男女別(単位:人)

年齢
5,805 0 - 4歳 5,406
5,788 5 - 9 5,574
5,658 10 - 14 5,299
5,702 15 - 19 5,353
6,591 20 - 24 5,939
7,873 25 - 29 7,387
9,747 30 - 34 8,881
8,531 35 - 39 8,202
7,451 40 - 44 7,126
6,687 45 - 49 6,515
6,909 50 - 54 6,768
8,330 55 - 59 8,508
6,716 60 - 64 7,178
5,924 65 - 69 6,650
5,428 70 - 74 6,607
4,519 75 - 79 6,080
4630 80歳以上 8974
人口推移

松本市の人口推移
(単位:人)5年おきの人口は太字になっている(近代の人口のはじめである1898年についても同様)。

人口
江戸時代 2万弱(町人:12,000、武家人:7,000超)
1898年 30,743
1900年 37,593
1905年 34,121
1907年 31,866(市制施行)
1910年 35,225
1915年 41,233
1920年 49,607
1925年 63,427(松本村を編入)
1930年 72,165
1935年 73,353
1940年 72,793
1943年 74,010(中山村神田区を編入)
1945年 76,532
1950年 86,005
1954年 141,734(島内村他12か村を編入)
1955年 145,228
1960年 148,709(塩尻市内田、同市崖の湯を編入)
1965年 154,131
1970年 162,931
1974年 183,761(本郷村を編入)
1975年 185,577
1980年 190,056
1982年 194,204(塩尻市洗馬の一部を編入)
1985年 194,204
1990年 199,453
1995年 205,523
2000年 208,970
2005年 228,805(梓川村他3か村を編入)
2010年 242,541(波田町を編入)

隣接自治体

新松本市は、市域が広いため14市町村が隣接している。

  • 塩尻市安曇野市山形村朝日村とは平地続きになっているため、非常に密接な関係にある。
  • 山を隔てて隣接している岡谷市下諏訪町を含む諏訪地域とは平地続きではないが塩尻市を経由する形で国道や電車が通っているため、松本市内に住み諏訪地域の学校や企業に通勤、通学する人もおり、やや密接な関係にある。
  • 大町市、新高山市、上田市、筑北村長和町青木村とは山を隔てて境界の端同士で隣接しているが、これらの自治体と隣接していることは、市民の間で認知度がさほど高くない。大町市については一部が松本盆地にあり、平地続きになっている。そのため地理的に近く、安曇野市などを経由して往来しやすいために密接な関係にある。上田市とは三才山トンネル有料道路を介して接続しており、上小佐久地域松本地域の重要な交通網となっている。
  • 木祖村木曽町とは山を隔てて隣接しているため、あまり密接な関係ではないが、塩尻市を経由する形で国道や電車が通っているため、木祖村、木曽町の人々は松本市内へ買い物へ訪れることも多い。
隣接自治体との位置関係
北西: 安曇野市大町市 北: 東筑摩郡筑北村 北東: 上田市小県郡青木村
西: 東筑摩郡山形村岐阜県高山市 松本市(中心部) 東: 小県郡長和町
南西: 東筑摩郡朝日村木曽郡木祖村木曽町 南: 塩尻市岡谷市 南東: 諏訪郡下諏訪町

都市圏

2015年国勢調査での昼夜間人口比率は106.6%で、周辺自治体から流入超過となっている。

松本市の都市圏はさまざまな定義があるが、主だったものとしては松本都市雇用圏都市雇用圏)、松本市都市圏(国土交通省)、松本地域松本地域振興局)などがある。圏内には上高地安曇野など 全国的に有名な観光地があり、果樹栽培などの農業のほか精密機器などの工業も非常に発達している。


歴史

松本と長野との対立関係

松本が長野に対してアドバンテージを持っていた時代(政治的には明治維新まで、経済的には大正時代まで)には長野側も対抗意識を持っていたが、政経両面で長野が松本を追い抜いたころから次第に長野側の対抗心は薄れていった。しかしながら、かつて長野市のアンケート調査によれば、県内で移住したい都市の中で松本を挙げる長野市民がもっとも多かったという記録がある(二位は上田市)[要出典]

松本と長野は、対東京の有様も対照的である。長野からは北陸新幹線(以前は信越本線)で上野駅東京駅へ、松本からは中央本線新宿駅へアクセスしているため、東京都区内での宿泊地や居住地でも異なる様相を呈している。

このような地域間の対立はサッカーにおいても反映され、松本市を本拠地とする松本山雅FCと長野市を本拠地とするAC長野パルセイロの対戦は信州ダービーとして大きな盛り上がりを見せる。

元長野県知事の田中康夫(長野県松本深志高等学校の卒業生)は、「長野県」ではなく「信州」と呼称するが、長野県より信州の方がイメージがよいためとしている。

筑摩県の廃止と対立の始まり

1871年12月31日(明治4年旧暦11月20日)から1876年(明治9年)8月20日の間、国策による合併策(町村分合)によって[7]筑摩県が設置され[8]、松本にはその県庁が置かれた。その後内務省により再編が行われ、信州は1県となる事になった。

政治

行政

広域行政

松本市は松本広域連合の構成員のひとつであり、救急・消防業務、地域開発などの業務を周辺市町村と共同で行っている。現時点では歴代広域連合長をいずれも当時の松本市長が務めている。

松本市、山形村で構成する松本西部広域施設組合では松本市島内にあるゴミ処理場や併設された温水プール・ラーラ松本を、また松本市山形村朝日村中学校組合では、朝日村内にある鉢盛中学校を、それぞれ共同で運営している。

財政

機構

二役
部局
  • 総務部
  • 政策部
  • 財政部
  • 危機管理部
  • 地域づくり部
  • 文化スポーツ部
  • 環境部
  • 健康福祉部
  • こども部
  • 農林部
  • 商工観光部
  • 建設部
  • 教育部
  • 会計管理者
  • 上下水道局(地方公営企業
  • 病院局(地方公営企業)
行政委員会

庁舎

現市役所庁舎の老朽化により、2025年度の供用開始を目標として、本庁舎 (昭和34年)と東庁舎 (昭和44年)の建て替えを発表している。[9]

  • 松本市役所
    • 本郷支所
    • 四賀支所
    • 安曇支所
    • 奈川支所
    • 梓川支所
    • 波田支所

環境への取組み

第6回持続可能な地域社会をつくる日本の環境首都コンテストに参加。

議会

松本市議会

  • 市議会
    • 議長:犬飼信雄
      在籍議員 31人(任期:2019年4月30日)
    • 市議会事務局
  • 財産区議会 - 寿財産区、岡田財産区、入山辺里山辺財産区、今井財産区、本郷財産区
会派名 議員数
新風会 6
政友会 6
みんなの未来 5
志誠会 4
日本共産党松本市議団 4
公明党 3
無所属 3

長野県議会

  • 定数:6名
  • 任期:2015年(平成27年)6月15日〜2019年(平成31年)6月14日
議員名 会派名 備考
百瀬智之 グリーンライト
本郷一彦 自由民主党県議団
中川宏昌 新ながの・公明
萩原清 自由民主党県議団
両角友成 日本共産党県議団
下沢順一郎 信州・新風・みらい 党籍は国民民主党

衆議院

選挙区 議員名 党派名 当選回数 備考
長野県第2区(松本市、大町市安曇野市長野市の一部、東筑摩郡北安曇郡上水内郡 下条みつ 国民民主党 4 選挙区
務台俊介 自由民主党 3 比例復活


国家機関

独立行政法人等

裁判所

施設

警察

警察署
交番
  • 北部交番
  • 東部交番
  • 大手交番
  • 松本駅前交番
  • 島立交番
  • 高宮交番
  • 庄内交番
  • 惣社交番
  • 浅間温泉交番
  • 村井・寿交番
  • 空港北交番
  • 波田交番

消防

松本広域消防局 - 丸の内消防署、芳川消防署、渚消防署、本郷消防署(松本地区)、梓川消防署(梓川・安曇・奈川地区)、明科消防署(四賀地区)、山形消防署(波田地区)
丸の内と芳川の2消防署時代は其々、北署・南署と称した(改築前の芳川消防署の備品には、南署と書かれた物も残る)。

医療

医療圏別医師数

長野県人口10万人当たりの医師数を2次医療圏別(県の地方事務所の管轄に同じ)に見ると松本が298.6、長野が162.2、上田小県が141.9、佐久204.2などとなっている。長野県内では松本以外いずれも全国平均の206.3を下回っており、松本医療圏が充実していることがうかがわれる。[10]ただし医師数が多いのは松本地区と梓川地区に集中しており、安曇地区、四賀地区、奈川地区ではそれぞれわずか1 - 2人しかいない。

主な病院

太字は三次救急指定医療機関

福祉施設

介護保険等事業所
  • 特定施設入居者生活介護(有料老人ホーム等)
    • ウイズ村井
    • エリシオン開智
    • エールコート咲楽
    • セントラル・ビオス
    • てまりケアハウスメディタウン
    • ケアハウスメディタウンアベニュー
    • 安寿の里のりくら
  • 地域密着型特定施設入居者生活介護(有料老人ホーム等)
    • サングリーン藤ヶ原
    • エリシオン開智
    • 里山辺の杜
  • 軽費老人ホーム・ケアハウス
    • ケアハウス今井
    • ケアハウスローズガーデン
    • ケアハウスなごみ松本
    • ケア・あずさ
  • 介護老人保健施設
    • 老人保健施設ローズガーデン
    • 介護老人保健施設寿の里
    • 介護老人保健施設山望苑
    • 介護老人保健施設つかまの里
    • 介護老人保健施設のむぎ
    • 介護老人保健施設ハーモニー
    • 介護老人保健施設びおら
    • 城山介護老人保健施設
  • 介護老人福祉施設
    • うつくしの里
    • 特別養護老人ホームヴァルデス・ルー
    • 真寿園
    • 特別養護老人ホーム岡田の里
    • ゆめの里和田
    • 四賀福寿荘
    • 介護老人福祉施設サルビア
    • ちくまの
    • やまびこの里
  • 認知症対応型共同生活介護指定事業者(グループホーム)
    • グループホームおかだ
    • グループホームサンライズ里山辺
    • グループホームなごみ
    • グループホームハーモニー
    • グループホーム波田の家
    • グループホームやすら木の家
    • グループホームりんごの樹
    • グループホームローズガーデン
    • ツクイ松本西ふれあいの家
    • つりがね草
    • ニチイのほほえみ松本寿
    • ニチイのほほえみ松本筑摩
    • ひだまりの里ささが
    • 夢ハウスおおくぼ
    • グループホームすみか
    • グループホームあずさ小町
    • グループホーム稲穂
    • グループホームサルビア

交流施設

公民館
その他の主な会館

文化施設

図書館

  • 松本市図書館 (中央図書館)
    • 南部図書館
    • あがたの森図書館
    • 西部図書館
    • 寿台図書館
    • 本郷図書館
    • 中山文庫
    • 島内図書館
    • 空港図書館
    • 波田図書館
    • 梓川図書館
  • 松本市文書館

郵便局

主な郵便局

体育施設

その他テニスコート10箇所、運動広場17箇所、市民プール2箇所などが充実している。

対外関係

姉妹都市・提携都市

海外

姉妹・友好都市
交流都市
  • 中華民国の旗 高雄市台湾
  • :2015年7月14日 - 「健康・福祉・教育分野の交流に関する覚書」を締結。

国内

姉妹都市
交流都市

経済

就業人口割合は第一次産業第二次産業第三次産業= 6.0% : 23.7% : 70.3% となっている。(2010年国勢調査

地方卸売市場

第一次産業

農業

農業産出額 154億2000万円 (農林水産省「平成17年生産農業所得統計」)

第二次産業

工業
  • 製造品出荷額等 5,113億1000万円 (経済産業省経済産業政策局調査統計部「平成17年工業統計表」)
  • エレキギター生産量は日本一である。
工場を置く主な企業

第三次産業

商業
  • 卸売業年間販売額 9237億700万円 (経済産業省経済産業政策局調査統計部「平成16年商業統計表」)
  • 小売業年間販売額 3133億0600万円 (同上)
  • 卸売販売額の占めるウェイトが大きい。
主な商業施設

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主なスーパーマーケット
  • デリシア
    • デリシア 神林店、寿豊丘店、寿店、石芝店、梓川店、桐店、庄内店、惣社店、元町店、波田駅前店、宮渕店
    • ユーパレット松本店
家電量販店
ホームセンター、家具店
スポーツ用品店
主な商店街
  • 松本駅前通り商店街
  • 大名町商店街
  • 中町商店街
  • 縄手通り商店街(大手)
  • 本町商店街(中央)
  • 六九商店街(大手)
  • 伊勢町商店街(中央)
  • 緑町商店街(大手)
  • 上土町商店街(大手)
  • 石芝商店街(石芝)
  • 寿台中央商店街(寿台)
  • 西堀商店街(大手)
  • 東町商店街(大手)
  • 裏町商店街(大手)
  • 神明町商店街(中央)
  • 新伊勢町商店街(中央)
  • 松原ショッピングモール(松原)

市内に本社を置く主な企業

市内に拠点を置く主な企業

金融機関

中央銀行

郵便貯金銀行

政策金融機関

都市銀行

地方銀行

第二地方銀行

信用金庫

信用協同組合

労働金庫

信連

証券

マスメディア

放送局

ラジオ局

新聞社

教育

大学

国立
私立
  • 松本大学(総合経営学部、人間健康学部、教育学部)

短期大学

専修学校

  • 松本調理師製菓師専門学校
  • 松本理容美容専門学校
  • 国際コンピュータビジネス専門学校
  • 松本医療福祉専門学校(国際福祉専門学校)
  • 松本国際工科専門学校
  • いずみ商業専門学校
  • 松本経理ビジネス専門学校
  • 丸の内ビジネス専門学校
  • 松本衣デザイン専門学校
  • リバティー洋裁専門学校
  • 国際スズキメソード音楽院
  • 松本蟻ヶ崎学園
  • 学校法人大原学園松本校
    • 大原簿記情報ビジネス医療福祉専門学校松本校
    • 大原スポーツ公務員専門学校松本校

高等学校

公立

県立高校の通学区は第4通学区

私立

中学校

市立
学校組合立
国立大学法人立
私立

小学校

市立
国立大学法人立
私立

保育園

特別支援教育学校

インターナショナルスクール

公共職業能力開発施設

交通

松本空港
松本駅
松本駅前の様子
松本IC

空港

松本空港

鉄道

中心駅:JR東日本松本駅 公立私立高校や信州大学、様々な企業オフィスが、松本駅前を中心とする松本市街内や市街地付近に位置する為、大糸線・篠ノ井線では通勤通学ラッシュのみならず、帰宅ラッシュ時にも6両または5両編成での運行が行われている。

特急「しなの」(名古屋方面、長野方面)や特急「スーパーあずさ・あずさ」(甲府東京方面)が乗入れする。

いずれも太平洋側の東京名古屋を結ぶ要衝でもあるので、東京と名古屋の両都市への傾斜も目立つ。「あずさ」のうち、大糸線へ直通するものを除くすべての列車は松本駅が始終点となっている。

東京(新宿駅)まであずさで2時間半ほどかかるので、沿線自治体が中心となって、中央東線超高速化実現期成同盟会が結成されている。松本 - 新宿間を2時間以内で結ぶことを目標にしているが、今のところ進展はなく、物理的な見地[11]からも実現可能性に対する懐疑がある。

東日本旅客鉄道

※一部時刻の中央線特急が、大糸線・南小谷駅まで乗り入れている

アルピコ交通

※1983年9月までは新島々駅より1駅先の島々駅まで運行されていたが、台風による被害で不通となり、そのまま1985年に廃止されている。 ※1924年 - 1964年には、松本駅前から浅間温泉へ至る松本市東郊の全長5.3kmの路面電車松本電気鉄道浅間線が存在した。

道路

高速道路
一般国道

※403号線は松本市内においては全区間19号線と重複しているため、単独区間はない

県道
有料道路
道の駅
その他の主要道路
賑わっている街路
橋梁


バス

  • 松本市内および市近郊の民営バスは、アルピコ交通のみであり、ほとんどの路線が松本バスターミナルもしくは新島々営業所に発着する。
    • アルピコ交通
    • 松本市営バス(奈川地区と四賀地区のみの運行であり、松本バスターミナルへは乗り入れていない。)
    • 松本市西部では、現在松本市西部地域コミュニティバスの試験運行が行われている。
    • ごく一部の区間のみであるが、塩尻市地域振興バス朝日村営バスも松本市内を運行している。
    • 平成22年5月28 - 30日にクラフトフェアが開催され、慢性的な渋滞対策および公共交通を見直す機会として"バスDAY(で)まつもと"と名づけられた。この対策は松本市と工芸の五月実行委員会が資金を出し合い実現したものである。この期間中、アルピコ交通バスの観光路線や特急バス、高速バスを除く全路線が一乗車100円となった。運行形態も本来の土休日ダイヤではなく、平日ダイヤでの運行となった。回数券は期間中は利用不可能となったが、定期券は券面記載の区間のみ適用だった。その後も毎年のようにクラフトフェアと"バスDAY(で)まつもと"は実施され、平成26年は5月25・26日に実施された。

観光

文化財

番号 種別 名称 所在地 所有者または管理者 指定年月日 時代区分
1 城郭建築 松本城天守 5棟 丸の内4-1 国(管理団体:松本市) 1952年3月29日 江戸時代
番号 種別 名称 所在地 所有者または管理者 指定年月日 備考
1 洋風建築 旧開智学校校舎 開智2-4-12 松本市 1961年3月23日 明治時代
2 金工 孔雀文磬 丸の内4-1 松本市 1959年12月18日 鎌倉時代
3 書跡 宋版漢書 中央4-2-22 松本市(松本市美術館) 1980年6月6日 宋時代
4 神社建築 筑摩神社本殿 筑摩2-6 筑摩神社 1930年5月23日 室町時代
5 民家建築 馬場家住宅 内田エリ穴357-6 松本市 1996年12月10日 江戸時代
6 彫刻 木造釈迦如来および両脇侍像 内田2573 牛伏寺 1914年8月25日 平安時代
7 彫刻 木造十一面観音および両脇侍立像 内田2573 牛伏寺 1914年8月25日 平安時代
8 彫刻 木造大威徳明王像 内田2573 牛伏寺 1914年8月25日 平安時代
9 彫刻 木造薬師如来坐像 内田2573 牛伏寺 1914年8月25日 平安時代
10 神社建築 若宮八幡社本殿 筑摩3-6-2 若宮八幡社 1953年8月29日 安土桃山時代
11 神社建築 大宮熱田神社本殿 梓川梓4419 大宮熱田神社 1949年2月18日 室町時代
12 神社建築 大宮熱田神社 若宮八幡宮本殿 梓川梓4419 大宮熱田神社 1949年2月18日 室町時代
13 彫刻 木造阿弥陀如来および両脇侍像 梓川上野1918 真光寺 1937年8月25日 鎌倉時代
14 洋風建築 旧松本高等学校本館および講堂 県3-1-1 松本市 2007年6月18日 大正時代
15 寺院建築 田村堂 波田上波田 松本市 1953年8月29日 室町時代
16 産業・交通・土木 牛伏川階段工 内田内田山6114-261 長野県 2012年7月9日 大正時代
番号 種別 名称 所在地 所有者または管理者 登録年月日 時代区分
1 住宅 塩原家住宅主屋 今井上耕地5990 個人 2004年3月29日 大正時代
2 住宅 塩原家住宅米蔵 今井上耕地5990 個人 2004年3月29日 明治時代
3 産業一次 塩原家住宅蚕屋 今井上耕地5990 個人 2004年3月29日 大正時代
4 住宅 塩原家住宅門 今井上耕地5990 個人 2004年3月29日 大正時代
5 住宅 原田家住宅主屋 入山辺南方582 個人 1999年10月28日 明治時代
6 産業三次 松本館旧館 丸の内7-39 松本館 2004年3月29日 昭和時代
7 産業三次 松本館便所棟 丸の内7-39 松本館 2004年3月29日 昭和時代
8 学校 松本深志高等学校管理普通教室棟 蟻ケ崎3-8-1 長野県 2003年4月8日 昭和時代
9 学校 松本深志高等学校講堂 蟻ケ崎3-8-1 長野県 2003年4月8日 昭和時代
10 住宅 山崎歯科医院 丸の内3-12 個人 1996年12月26日 明治時代
11 寺院建築 無量寺本堂 会田岩井堂3111 無量寺 2005年11月10日 江戸時代
12 寺院建築 無量寺鐘楼堂 会田岩井堂3111 無量寺 2005年11月10日 江戸時代
13 寺院建築 無量寺宝物殿 会田岩井堂3111 無量寺 2005年11月10日 江戸時代
14 寺院建築 無量寺土蔵 会田岩井堂3111 無量寺 2005年11月10日 江戸時代
15 寺院建築 無量寺衆寮 会田岩井堂3111 無量寺 2005年11月10日 江戸時代
16 治山治水 釜ヶ渕堰堤 安曇4460付近 国(国土交通省) 2002年9月3日 昭和時代
17 産業三次 第一勧業銀行松本支店 大手3-5-15 法人 2007年10月2日 昭和時代
18 住宅 波多腰家住宅主屋 波田6492 個人 2000年4月28日 江戸時代
19 住宅 波多腰家住宅米蔵 波田6492 個人 2000年4月28日 江戸時代
20 住宅 波多腰家住宅味噌蔵 波田6492 個人 2000年4月28日 江戸時代
21 住宅 波多腰家住宅納屋 波田6492 個人 2000年4月28日 江戸時代
22 住宅 波多腰家住宅灰屋 波田6492 個人 2000年4月28日 江戸時代
23 住宅 波多腰家住宅蔵 波田6492 個人 2000年4月28日 江戸時代
24 住宅 波多腰家住宅文庫蔵 波田6492 個人 2000年4月28日 江戸時代
25 住宅 波多腰家住宅表門 波田6492 個人 2000年4月28日 江戸時代
26 住宅 波多腰家住宅門 波田6492 個人 2000年4月28日 江戸時代
27 住宅 波多腰家住宅中門 波田6492 個人 2000年4月28日 江戸時代
28 住宅 波多腰家住宅南門 波田6492 個人 2000年4月28日 江戸時代
  • 市内の史跡(国指定)一覧
番号 種別 名称 所在地 所有者または管理者 指定年月日 時代区分
1 城跡 松本城 丸の内4-1 国(文部科学省) 1930年11月19日 戦国時代
2 古墳 弘法山古墳 並柳2丁目1000 松本市 1976年2月20日 古墳時代

名所・旧跡

主な城郭・砦・屋敷
寺院
神社

観光スポット

自然景勝地
温泉地
主な公園

主な宿泊施設

主に松本駅前にあるものを挙げる

文化・名物

松本山雅FCのホームであるアルウィン

祭事・催事

名産物

スポーツチーム

プロスポーツ
社会人スポーツ

出身・関連著名人

(五十音順、wikipediaに項目のある人物

学界・教育界

政財界(市町村長を除く)・法曹

旧軍人

宗教界

芸術

音楽(ポピュラー音楽を除く)

美術

作家・小説家

映画

スポーツ

野球

その他のスポーツ

芸能

報道・出版

ポピュラー音楽

俳優・タレント

その他

ゆかりのある有名人

(五十音順)

名誉市民

  • J・ブラッケン・リー(ソルトレイクシティ市長歴任)
  • アルバート・R・オルピン(ソルトレイクシティ姉妹都市提携委員長)
  • アール・J・グレート(ソルトレイクシティ市長歴任)
  • 笠井喜彦(ソルトレイクシティ在留邦人)
  • 寺沢国子(日刊邦字新聞ユタ日報社長)
  • 金子小一郎(藤沢市長歴任)
  • 戸田康英(松本城主戸田家の直系)
  • 吉田豊信(姫路市長歴任)
  • E・ジャコブ・ガーン(ソルトレイクシティ市長)
  • 鈴木雅次日本大学名誉教授)
  • テッド・L・ウィルソン(ソルトレイクシティ市長)
  • パルマー・A・デポーリス(ソルトレイクシティ市長)
  • 降旗徳弥(松本市長歴任)
  • 元仲辰郎(高山市長歴任)
  • 葉山峻(藤沢市長歴任)
  • 鈴木鎮一(市に才能教育研究会を創立)
  • 戸谷松司(姫路市長)
  • 平田吉郎(高山市長歴任)
  • 和合正治(松本市長歴任)
  • ディーディー・コラディーニ(ソルトレイクシティ市長)
  • P・L・ジン(カトマンズ市長)
  • 日下部尚(高山市長)
  • 堀川和洋(姫路市長)
  • 上條信山(書道家)
  • 小澤征爾(指揮者)
  • 田村一男洋画家
  • 山本捷雄(藤沢市長)
  • 有賀正(前松本市長)
  • 草間彌生(芸術家)
  • 十八世中村勘三郎(歌舞伎役者)

松本市を舞台とした作品

映像作品

テレビドラマ
映画
アニメ

漫画

  • 神様がうそをつく。(尾崎かおり)
  • orange (高野苺)

小説

  • 追想五断章(父の小説探しを依頼された主人公が依頼人の住む松本市を訪れる)

民話

その他

電話

  • 市外局番:松本MA 0263
  • 収容局:松本東館局、村井局、浅間局、信濃今井局、西松本局、入山辺局、南松本局、四賀局、梓川局、奈川局、乗鞍高原局、上高地局、島々局

脚注

  1. ^ ただし、NHKの連続テレビ小説おひさま」では、松本の主人公宅やその周辺の人が、空襲警報のサイレンの後、防空壕に避難中に空爆の爆音が鳴り響いた場面があった。
  2. ^ 残さず食べよう!30・10(さんまる いちまる)運動 - 松本市(2017年4月12日)
  3. ^ 松本市市制施行110周年記念式典 市長あいさつ - 松本市(2017年5月10日)
  4. ^ 松本 1981-2010年”. 気象庁. 2013年3月16日閲覧。
  5. ^ 松本 観測史上1 - 10位の値”. 気象庁. 2013年3月16日閲覧。
  6. ^ 松本今井(松本空港)2003-2010年”. 気象庁. 2011年10月18日閲覧。
  7. ^ 井戸庄三、「明治初期町村分合に関する二,三の問題 長野・山梨両県を中心として」 人文地理 1966年 18巻 4号 p.364-384, doi:10.4200/jjhg1948.18.364
  8. ^ 関島久雄、「維新直後の地方行政-一資料の紹介-」 社会経済史学 1948年 15巻 2号 p.140-154, doi:10.20624/sehs.15.2_140
  9. ^ 新庁舎建設について (松本市公式ホームページ)
  10. ^ 地域医療情報システム 長野県松本医療圏 (比較データ:全国平均)
  11. ^ 現在のルートでは山間部を走行するため、速度向上が期待出来ない
  12. ^ 信州の高速バス・特急バス

関連項目

外部リンク

行政
観光