塩尻市

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しおじりし
塩尻市
Shiojiri montage.JPG
1段目左: 塩尻峠, 右: 奈良井宿, 2段目左: 木曽平沢, 右: 奈良井川, 3段目左: 善知鳥峠, 右: 信州塩尻農業公園チロルの森, 4段目左: 塩尻駅, 右: レザンホール
Flag of Shiojiri Nagano.svg
塩尻市旗
Symbol of Shiojiri Nagano.svg
塩尻市章
1959年5月10日制定
日本の旗 日本
地方 中部地方甲信越地方
都道府県 長野県
団体コード 20215-1
面積 290.13km²
(境界未定部分あり)
総人口 67,079
推計人口、2014年5月1日)
人口密度 231人/km²
隣接自治体 松本市岡谷市伊那市
上伊那郡辰野町南箕輪村
木曽郡木曽町木祖村
東筑摩郡朝日村
市の木 イチイ
市の花 キキョウ
市制施行 1959年4月1日
塩尻市役所
所在地 399-0786
長野県塩尻市大門七番町3番3号
北緯36度6分53.9秒東経137度57分12.4秒
塩尻市役所
外部リンク 塩尻市ホームページ

塩尻市位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

特記事項 面積は岡谷市との間に境界未定部分があるため
公式サイト掲載の参考値
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塩尻市中心部周辺の空中写真。1975年撮影の2枚を合成作成。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

塩尻市(しおじりし)は、長野県中部(中信地方)のである。県央部における交通の要衝となっている。

地理[編集]

松本盆地の南端、長野県のほぼ中央に位置し、県内随一の交通の要衝となっている。地形は扇状地形で、東西約18km、南北約38km、面積290.18km²の地域を有する。塩尻峠善知鳥峠、そして鳥居峠は太平洋と日本海への分水嶺。

河川:奈良井川田川小野川

歴史[編集]

信州には海がないためを生産することができず、かつては日本海から塩売りがやってきていた。各地を回って売り歩いていると、ちょうどこの近辺で品切れになるため、塩尻という名前がついたと言われている。 また、日本海側と太平洋側からそれぞれ塩が運ばれてくると、この辺りで両者が合流することから塩の道の終点=塩尻という説もある。この説に沿う地名として小県郡塩尻村(現、上田市)がある。なお、塩尻市の見解は、定説はないとしつつも上杉氏武田氏に塩を送った義塩伝説、食塩を由来とする説、地質地形からなる説の三つを挙げている[1]

江戸時代は塩尻宿洗馬宿などが中山道北国西街道の宿場町として栄えた、明治時代、塩尻宿から約2km西方の大門地区に塩尻駅が建設されて以降、塩尻駅を中心として中央東線・中央西線篠ノ井線が集約する分岐点となり、国道19号国道20号国道153号などの主要な幹線が交わる交通の要衝となっている。

行政区画の変遷[編集]

人口[編集]

Demography20215.svg
塩尻市と全国の年齢別人口分布(2005年) 塩尻市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 塩尻市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
塩尻市(に該当する地域)の人口の推移
1970年 47,113人
1975年 52,291人
1980年 57,417人
1985年 60,329人
1990年 61,420人
1995年 64,236人
2000年 67,747人
2005年 68,346人
2010年 67,638人
総務省統計局 国勢調査より

行政[編集]

歴代市長

広域連合[編集]

警察・消防[編集]

所轄警察署[編集]

所轄消防署[編集]

立法[編集]

国政[編集]

衆議院小選挙区長野4区(塩尻市、岡谷市、諏訪市、茅野市、諏訪郡、木曽郡)

県政[編集]

長野県議会の選挙区は塩尻市選挙区(定数2人)

市政[編集]

  • 市議会議長:永田公由
  • 議員定数 24人(在籍議員 24人 任期 2015年4月まで)

地域[編集]

郵便[編集]

地区[編集]

  • 大門地区(大字大門及び大門田川町以外は住居表示実施地区)
    • 大門一番町、大門二番町、大門三番町、大門四番町、大門五番町、大門六番町、大門七番町、大門八番町
      大門泉町、大門幸町、大門並木町、大門桔梗町、大門田川町、大字大門
  • 塩尻東地区
    • 大字旧塩尻、大字柿沢、大字金井、大字上西条、大字上西条、大字中西条、大字下西条、大字堀ノ内、大字大小屋、大字長畝、大字桟敷、大字塩尻町、大字峰原
  • 片丘地区
    • 大字片丘
  • 広丘地区
    • 大字広丘原新田、大字広丘堅石、大字広丘郷原、大字広丘野村
  • 吉田地区
    • 大字広丘吉田
  • 高出地区
    • 大字広丘高出
  • 洗馬地区
    • 大字洗馬
  • 宗賀地区
    • 大字宗賀
  • 北小野地区
    • 大字北小野
  • 楢川地区
    • 大字贄川、大字木曽平沢、大字奈良井

教育[編集]

大学[編集]

高校[編集]

小中学校[編集]

小学校
  • 塩尻市立片丘小学校
  • 塩尻市立桔梗小学校
  • 塩尻市立塩尻西小学校
  • 塩尻市立塩尻東小学校
  • 塩尻市立洗馬小学校
  • 塩尻市立宗賀小学校
  • 塩尻市立広丘小学校
  • 塩尻市立吉田小学校
  • 塩尻市立木曽楢川小学校(楢川・贄川の2小学校統合)
  • 辰野町塩尻市小学校組合立両小野小学校(辰野町)
中学校

経済[編集]

就業人口割合は第一次産業第二次産業第三次産業=8.4%:32.6%:59.0% となっている(2010年国勢調査)。

農業[編集]

都市近郊型農業
  • 野菜と果樹の生産団地を形成。
    • レタスなど高原野菜を中心に、豊富な種類の野菜を栽培。また、果樹は、ブドウリンゴ等が栽培されている。

工業[編集]

飲料・たばこ・飼料製造業
  • 果実酒製造業(主にワイン)が集積。アルプスワイン、イヅツワイン、五一ワイン(林農園)、信濃ワイン、サントリーメルシャンJAなど多数のメーカーが存在。
    • ワインの醸造は、明治時代から行われており、市内の醸造所が海外のワインコンテストで賞を受賞するなど、脚光を浴びている。
    • ナイヤガラ、コンコードが主力品種だが、近年はメルローシャルドネなどのヨーロッパ系品種の生産も増加している。
    • 「ワイン(vin)」と「20(vingt)」をかけて、2013年度から、毎月20日を「塩尻ワインの日」に制定する。
木材・木製品製造業
精密機械工業
  • 昭和39年、松本・諏訪地区新産業都市に指定される。(2001年3月30日に廃止)
  • 精密機械、電気機械、一般機械製造などの工場が立地している。

拠点を置く主な企業[編集]

商業[編集]

ドーナツ化現象により国道19号沿線の郊外にロードサイド店舗の集積が顕著に見られ、JR塩尻駅周辺の中心市街地空洞化しつつある。そのため中心市街地活性化基本計画2008年11月11日承認)を策定し、活性化事業に取り組んでいる。

物流[編集]

交通の要衝としての立地を生かし、多くの物流・運輸企業が拠点を置いている。

姉妹都市・提携都市[編集]

友好都市提携

交通[編集]

太平洋側と日本海側の交通が交差する交通の要衝である。

空港[編集]

松本空港 -福岡空港便、新千歳空港便

鉄道[編集]

路線バス[編集]

道路[編集]

名所・旧跡・文化財・観光スポット・祭事・催事[編集]

観光[編集]

わがまち塩尻30選
『塩尻市誌』より
  1. 相吉溜池とシダレグリ自生地
  2. 阿禮神社と夏祭り
  3. 言成地蔵と滝社
  4. 池生神社社叢と奈良井川清流
  5. えびの子水苑と建部社の森
  6. 小野・矢彦神社とその社叢
  7. 小野家
  8. 小坂田公園とその周辺
  9. 崖の湯と山あいの池
  10. 興龍寺
  11. 小松家と常光寺
  12. 郷原宿と緑の街道
  13. 西福寺
  14. 島崎家
  15. シャクナゲアジサイの常光寺
  16. 高ボッチ高原
  17. 短歌のふるさと歌碑公園
  18. 大門の並木通り
  19. 中央スポーツ公園
  20. 長興寺の庭園とその周辺
  21. 長者原公園
  22. 堂平公園と道祖神の里、小曽部
  23. 中山道塩尻峠
  24. 21世紀の森とアルプス展望道路
  25. 平出遺跡
  26. ブドウワインの里、桔梗ヶ原
  27. 堀内家
  28. 三嶽の森と姥ヶ池
  29. みどり湖とその周辺
  30. 本山宿
  • 信州塩尻農業公園チロルの森
    オーストリアチロル地方の町並みを再現し、「自然との共生」をテーマにした農業公園。
    パンソーセージチーズバターなど、市内の新鮮な農畜産物を加工した食品に加え、地ビールや園内のワイナリーで醸造したワインなどを販売している。また、蕎麦打ちなどの体験教室も開催している。塩尻市で唯一のマスコットキャラクター「チロリス」がいる。
    4月から11月の間は、塩尻市地域振興バスの勝弦線を利用してアクセスすることが可能。塩尻駅前から30分程度でチロルの森に到着する[4]
  • 平出歴史博物館
    日本三大遺跡に数えられる平出遺跡の保存・展示を目的に作られた博物館
    平出遺跡は縄文時代から平安時代の長期間にわたる集落跡が見られる複合遺跡。
    博物館では、石器土偶など約2万点の出土品が展示されている。付近には平出の泉がある。
  • 塩尻短歌館
    塩尻生まれの歌人、太田水穂若山喜志子潮みどり、フランス文学者吉江喬松、ゆかりの深い島木赤彦若山牧水らの資料を展示公開。
  • 釜井庵
    中世豪族の陶庵で江戸時代には菅江真澄も滞在した
  • 高ボッチ高原(八ヶ岳中信高原国定公園
    長野県の中央にある筑摩山地の南端、塩尻市の東に位置する。八ヶ岳中信高原国定公園の一部。
    高ボッチ山(標高1,664.9m)と四沢山(標高1,617.3m)の平坦地が高ボッチ高原。
    高ボッチ高原一帯の尾根筋が日本海側と太平洋側の分水嶺となり、西斜面は日本海に注ぐ犀川信濃川水系、東斜面は太平洋に注ぐ天竜川水系となっている。
    例年8月第1土曜日には高ボッチ高原の競馬場草競馬大会が開催される。
    からにかけレンゲツツジを始め多くの種類の高原の植物の花が咲く。
    眺望もすばらしく、松本盆地、諏訪盆地、飛騨山脈木曽山脈赤石山脈を始めとする多くの山々、天候が良ければ富士山まで見渡すことができる。
    ただし、徒歩で登るための登山道はあるが、公共の交通機関を使って高ボッチに行くことはできず、タクシーかチャーターした超小型のパスまたは自家用車の利用による。
奈良井宿
木曽平沢
堰堤左岸道路より見たみどり湖
チロルの森
平出遺跡
  • 宿場町
    塩尻宿-洗馬宿-本山宿-贄川宿-奈良井宿の中山道5宿と北国西街道郷原宿があった。
    塩尻宿は旅籠の数が75軒で県内の中山道宿場では最多であった。(1843年現在)
    洗馬宿は歌川広重浮世絵木曽海道六拾九次」の中でも最高傑作の評がある。
    本山宿は「そばきり」発祥の地として名高い
    奈良井宿は江戸時代の宿場の街並みを今に残し、木曽漆器の産地としても有名な木曽平沢地区とともに重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。
  • みどり湖
    農業灌漑用として造成された人造湖。釣り場を整備してへらぶな幼魚を放流しているため、近くの田川浦湖と共にへらぶな釣の湖として人気がある。
    以前はへらぶなの他に鯉、フナ、わかさぎ、にじますの魚影が濃く、時にはウナギや鯰が釣れたこともあったが、一時違法に放流されたブラックバスによって漁獲が激減してしまった。
    現在はブラックバスを駆除して水質の浄化など環境改善にも取り組んでいるため、春から晩秋まで釣り人の人気を博している。
    また、湖畔には旅館跡地(旧 市営みどり湖会館跡地)を利用した花公園が整備されている。
  • 塩尻市小坂田公園(道の駅小坂田公園、小坂田わくわく園、の博物館)
  • 日本の音風景100選塩嶺の小鳥のさえずり
  • 塩嶺御野立公園
    塩尻峠の東山橋南付近にある。
レザンホール
  • レザンホール(塩尻市文化会館)
    市役所近くにある会館。レザン(raisin)とはフランス語でブドウの実という意味。
  • 塩尻市役所
    市役所庁舎敷地内には、D51が置いてある。

文化財[編集]

国指定・選定・登録の文化財

  • 重要文化財
    • 小野家住宅
    • 島崎家住宅
    • 小松家住宅
    • 堀内家住宅
    • 深澤家住宅
    • 手塚家住宅

県指定の文化財は長野県指定文化財一覧を参照。

祭り[編集]

  • 塩嶺御野立記念祭(年2回)
    • 日本一短い祭りと言われる。
  • 阿礼神社例大祭(7月)
    • 上町、室町、中町、宮本町、堀の内、長畝、桟敷の7町会から豪壮な山車が繰り出す。
  • 高ボッチ高原観光草競馬大会(8月)
    • 競走馬、農耕馬、ポニーが参加する草競馬大会。
  • 玄蕃まつり(8月)
    • 大門商店街一帯が歩行者天国となり、キツネをイメージした音楽と踊りで商店街を練り歩く。
  • 小坂田公園納涼花火大会(8月)
    • 水上スターマインやナイアガラなどが楽しめる。
  • 全国短歌フォーラム(10月)
  • ハッピー ハロウィン in しおじり(10月)
    • 1997年より毎年開催。玄蕃まつり同様、大門商店街一帯が歩行者天国となり、仮装した人々が商店街一帯を埋め尽くす。
  • 全国短歌フォーラム in 塩尻(9月、12月)
  • ヌーボーワインと新そばフェスティバル(11月)

神社・寺院[編集]

特産品[編集]

塩尻市出身の著名人[編集]

五十音順

脚注[編集]

  1. ^ “しおじり声の広場 塩尻の名の由来”. 塩尻市ホームページ (塩尻市). http://info.city.shiojiri.nagano.jp/koe/quest/quest_130.jsp?faq=55158323 2014年6月4日閲覧。 
  2. ^ 図典 日本の市町村章 p118
  3. ^ 高砂は日本史上初の共産党員市長だった。
  4. ^ 地域振興バス「勝弦線」の運行ダイヤ一部改正について”. 塩尻市 (2008年12月11日). 2009年1月10日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]