太田和彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

太田 和彦(おおた かずひこ、1946年3月3日 - )は、日本のグラフィックデザイナー居酒屋探訪家である。

略歴[編集]

1946年昭和21年)、北京に生まれる。教師だった親の転勤に伴い長野県木曽郡松本市で育つ。中学・高校時代に美術に関心を深める。長野県松本深志高等学校を経て東京教育大学(現・筑波大学)教育学部芸術学科構成専攻に進学し、グラフィックデザインを学ぶ。

1968年(昭和43年)、東京教育大学卒業後、デザイナーとして資生堂宣伝制作室に入社。アートディレクターを務めた。写真家の十文字美信と組んでつくった広告は前衛的すぎ、社内で賛否両論を招いた。

1989年平成元年)、独立して「アマゾンデザイン」を設立。1991年(平成3年)、椎名誠が監督した映画『うみ・そら・さんごのいいつたえ』で美術監督を務めた。

2001年(平成13年)からは東北芸術工科大学教授も務めた。

資生堂在籍時より、居酒屋巡りに目覚め、以来日本各地の昔ながらの居酒屋を探訪し、研究会を発足。そのエッセンスを集めた「完本・居酒屋大全」で注目される。また、戦後の映画・歌謡曲などにも造詣が深い。

1999年平成11年)、旅チャンネル「全国居酒屋紀行」がスタート。シリーズ化して、「太田和彦の日本百名居酒屋」まで、11年ものロングランとなり、後発の居酒屋探訪番組への礎となる。

日本グラフィックデザイナー協会東京アートディレクターズクラブ所属。

著書[編集]

デザイン関係[編集]

  • 「資生堂のクリエイティブワーク」  
  • 「異端の資生堂広告/太田和彦の作品」求龍堂 2004.2

居酒屋関係[編集]

  • 「居酒屋大全」講談社 1990.5(のち、角川文庫。のち「完本・居酒屋大全」として小学館文庫)
  • 「精選東京の居酒屋」草思社 1993.4(のち、「新精選東京の居酒屋」)
  • 「ニッポン居酒屋放浪記」新潮社 1997.1(のち、「ニッポン居酒屋放浪記 立志編」として新潮文庫)
  • 「日本の居酒屋をゆく 疾風篇」新潮社 1998.5(のち、「ニッポン居酒屋放浪記 疾風篇」として新潮文庫)
  • 「日本の居酒屋をゆく 望郷篇」新潮社 1998.6(のち、「ニッポン居酒屋放浪記 望郷篇」として新潮文庫)
  • 「居酒屋の流儀 The new fifties」講談社 1998.11(のち、「超・居酒屋入門」として新潮文庫)
  • 「居酒屋かもめ唄」小学館 2000.12(のち、小学館文庫)
  • 「太田和彦の全国居酒屋巡礼」(監修)河出書房新社 2000.11
  • 「東海道居酒屋膝栗毛」小学館 2003.11(のち、「東海道居酒屋五十三次」と改題して小学館文庫)
  • 「日本酒ベストセレクション350」(監修) 日本文芸社, 2004.8
  • 「太田和彦の居酒屋味酒覧精選172」新潮社, 2004.9(のち、「太田和彦の居酒屋味酒覧精選173」)
  • 「日本酒スペシャル・セレクション488 全国の蔵元が誇る、珠玉の銘酒たち。」(監修) 日本文芸社, 2004.11
  • 「東京・居酒屋の四季」新潮社, 2005.7
  • 「焼酎居酒屋&バー エクセレント50」(監修) 日本経済新聞社 2005.11
  • 「ひとりで、居酒屋の旅へ」晶文社, 2006.2
  • 「居酒屋道楽」新潮社, 2006.6
  • 「ひとり旅 ひとり酒」京阪神エルマガジン社, 2009.11
  • 「みんな酒場で大きくなった」京阪神エルマガジン社, 2013.10

その他[編集]

  • 「シネマ大吟醸」角川書店 1994.12(のち、小学館文庫)
  • 「黄金座の物語」小学館 2001.3

出演[編集]

  • 「椎名誠と怪しい探検隊」(日本テレビ
  • 「居酒屋紀行シリーズ」(旅チャンネル
    • DVD「太田和彦のニッポン居酒屋紀行 全5巻」「太田和彦の百名居酒屋 1~5」
    • 「太田和彦の日本百名居酒屋」(旅チャンネル)(サンテレビ)※BS日テレでは2013年1月6日から放送
  • 「太田和彦のバーのある街へ」(旅チャンネル)
  • 「旅ちゃんガイド」-第18話、47話ゲスト出演 (旅チャンネル)
  • 「ぼくはロックで大人になった〜忌野清志郎が描いた500枚の絵画〜」(NHK BS-hi、2010年 古くからのファンとして登場)
  • ふらり旅 いい酒いい肴」(BS11、2013年4月2日-)

受賞歴[編集]

外部リンク[編集]