服部半蔵 影の軍団

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影の軍団シリーズ
Shadow Warriors
ジャンル 時代劇
放送国 日本の旗 日本
制作局 関西テレビ
出演者 千葉真一
樹木希林
音声 アナログ放送
時代設定 江戸時代
服部半蔵 影の軍団
放送時間 火曜 22:00 - 22:54(54分)
放送期間 1980年4月1日 - 9月30日(27回)
プロデューサー スタッフ参照
出演者 三林京子高岡健二長谷直美火野正平春田純一栗田洋子菅貫太郎石橋蓮司山村聰西郷輝彦
ナレーター 小池朝雄
オープニング スペクトラム
『服部半蔵 影の軍団 メインテーマ』
エンディング 岡林信康Gの祈り
影の軍団II
放送時間 火曜 22:00 - 22:54(54分)
放送期間 1981年10月6日 - 1982年3月30日(26回)
プロデューサー スタッフ (II) 参照
出演者 真田広之江藤潤朝加真由美星正人黒崎輝崎津隆介志穂美悦子成田三樹夫長門勇山村聰
ナレーター 小池朝雄
オープニング スペクトラム
『影の軍団 メインテーマ』
エンディング 泉洋次光と影のバラード
影の軍団III
放送時間 火曜 22:00 - 22:54(54分)
放送期間 1982年4月6日 - 9月28日(26回)
プロデューサー スタッフ (III) 参照
出演者 志穂美悦子真田広之蟹江敬三立川光貴黒崎輝誠吾大志崎津隆介中村晃子河原崎建三小沢栄太郎岸田今日子
ナレーター 橋爪功
オープニング 真田広之
『誓い (JACのテーマ)』
エンディング 真田広之 『砂漠の都会に
影の軍団IV
放送時間 火曜 22:00 - 22:54(54分)
放送期間 1985年4月2日 - 10月1日(27回)
プロデューサー スタッフ (IV) 参照
出演者 池上季実子美保純橋爪功石田純一大葉健二伊原剛澄川真琴志穂美悦子黒崎輝千原麻里MIE亀石征一郎成田三樹夫真田広之
ナレーター 久米明
オープニング 『影の軍団IV メインテーマ』
エンディング 千葉真一 『
影の軍団 幕末編
放送時間 月曜 22:00 - 22:54(54分)
放送期間 1985年10月7日 - 12月30日(13回)
プロデューサー スタッフ(幕末編)参照
出演者 MIE黒崎輝橋爪功大葉健二伊原剛千原麻里岩戸隼人志穂美悦子浅野ゆう子亀石征一郎夏八木勲真田広之
オープニング 『影の軍団 幕末編 メインテーマ』
エンディング 千葉真一 『影』

特記事項:
制作 : 関西テレビ東映、制作協力 : サニ千葉エンタープライズ
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服部半蔵 影の軍団』(はっとりはんぞう かげのぐんだん)は、日本テレビ時代劇主演千葉真一制作関西テレビ東映。『影の軍団シリーズ』の第1作である。フジテレビ系列にて1980年4月1日 - 9月30日の毎週火曜日22時から22時54分に全27話が放送された。田中角栄鉄の軍団にヒントを得て製作された番組である[1]

影の軍団シリーズ[編集]

『服部半蔵 影の軍団』を皮切りに、1981年の『影の軍団II』(全26話)、1982年の『影の軍団III』(全26話)、1985年の『影の軍団IV』(全27話)、1985年の『影の軍団 幕末編』(全13話)とシリーズ化されたテレビ時代劇である。千葉真一を主演に迎えた全シリーズは、千葉と彼が率いるジャパンアクションクラブ (JAC) の躍動感あふれるダイナミックなアクションと質の高いドラマ構成により、社会現象を巻き起こすほどの熱狂的な人気を誇った[2]

作品ごとに時代・舞台設定や登場人物は異なるが、千葉演じる伊賀忍者の頭領(おかしら)率いる影の軍団が御庭番甲賀組や様々な敵と戦い、権力にへつらわない影の軍団というモチーフは共通している。忍者を演じる必要上、JAC俳優が多く配役された。千葉と同様に樹木希林はシリーズ通して登場し、一貫してお人好しの下ネタ好きで、千葉扮する主人公に片思いという役どころとなっている。

1987年には大阪府中座で『千葉真一奮闘公演・影の軍団』として演劇化、2003年には千葉が初代服部半蔵を演じた映画『新・影の軍団』シリーズも封切り公開され、『服部半蔵 影の軍団』、『影の軍団II』のDVDボックスも販売された。衛星放送などで繰り返し再放送されており、2010年10月から時代劇専門チャンネルでシリーズ全作が再放送された。

国内ではプロゴルファー尾崎将司[3]海外ではクエンティン・タランティーノ[2]アメリカの新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストの孫娘でパトリシア・ハーストの妹であるビクトリア・ハーストが熱狂的なファンでいる。ハーストは『影の軍団IV』、『影の軍団 幕末編』に出演。タランティーノは2003年の映画『キル・ビル』に半蔵役の千葉真一とがま八役の大葉健二をキャスティングしている。


服部半蔵 影の軍団[編集]

解説[編集]

ストーリー[編集]

時は慶安4年(西暦1651年)、3代将軍徳川家光が死去。嫡子の徳川家綱が4代将軍となるものの、いまだ11歳でとても政務に携われなかった。会津藩主で家光の異母弟である保科正之が補佐役に任じられる。一方、幕閣の重鎮たち、特に大老酒井雅楽頭忠清は、何とかして保科を追い落して自らの手に政治の実権を握ろうと画策し始め、ここに保科との暗闘が勃発する。そんな折、老中堀田正盛が暗殺され、その首が半蔵門に掲げられるという事件が起こり、御庭番衆の頭領水口鬼三太は、先頃不行跡を理由に改易された伊賀者二代目服部半蔵の息子である三代目服部半蔵の仕業と断定する。

その頃、三代目服部半蔵はいつか服部家を再興することを夢見つつも、江戸神田界隈で湯屋の主人として平和な毎日を送っていたが、濡れ衣を着せられた挙句、配下の伊賀者たちが襲われて殺されるのを目の当たりにし、自ら冤罪を晴らすべく立ち上がり、見事これを成功させる。そして、公儀隠密たる甲賀者との抗争のかたわら、保科と手を組み、時に保科と対立しながらも、この世の悪を倒してゆくことになる。

登場人物[編集]

影の軍団
3代目 服部半蔵千葉真一
全国に散らばる伊賀衆の頭領にして軍団のリーダー。2代目半蔵が改易されたことから、幕府を信用していない。子飼いの配下と共に影の軍団を結成し、甲賀組やこの世の悪と戦う。地毛は短髪。保科の屋敷へ訪れるときは忍装束のほか、黒い袈裟を身に纏う僧侶にもなり、仕込み杖を持つ。旅に出るときは主に僧侶となるが、街中や旅先では編み笠を被る侍へ変わるなど、使い分けている。忍装束では唯一三連星の鉢金付き頭巾を被り、六尺手拭で鼻と口を覆い、大刀と脇差の柄を併せ持った二刀流と蹴り技を駆使して戦う。表の顔は、湯屋「雉の湯」の主人「半さん」として、後頭頂部に髷を結った鬘を被り、将棋好きなお人よしを装っている。
瓢六:高岡健二(第21話を除く)
京之介が軍団と別行動が多いため、軍団の中だと実質サブリーダー的存在。変装の名人(第1話、第4話、第12話、第23話)で忍びの掟を頑なに守るあまり、自分に厳しい一面を持つ。 表の顔は雉の湯の釜炊きで雑務を担当。おりんから「ひょうろく玉」と揶揄されることがある。お夕という年上の幼馴染がおり、第5話で再会。彼女から好かれ、自身もその思いに応えるが、お夕の死で悲恋に終わる。この時、お甲に亡骸を預けるが、彼女に「くの一と言えども女。何故、抱いてあげなかったの?」と後に諭されている。最終話で「雉の湯」の女中である、お梅を妻に迎える。
大八:火野正平(第6話、第24話 - 第26話を除く)
軍団のムードメーカー。小頭で特技は火薬の術。戦闘の時はその作った火薬で敵を倒す。表の顔はガマの油売りをする香具師。女のことにかけての腕は軍団一。雉の湯を手伝っている時に女湯を覗き見したこともある。しかし女を追いかけ回し、敵の罠にはまり、瀕死の重傷を負うこともあった。
お霧:長谷直美(第24話まで)
軍団の紅一点。普段は髪結いとしておりんの店で働く。潜入捜査のため、髪結いの霧吉(第8話)、遊び人の霧太郎(第24話)と称して男装をすることもあった。第24話で武家の娘と下働きの男を助けるため、爆死する。
喜平次:春田純一
表の顔は大工。最終話、甲賀との死闘で湯屋を爆発させまいとして、体をはって爆弾と心中して戦死。
津々美京之介:西郷輝彦(第1話、第2話、第8話、第9話、第18話、第19話)
軍団の参謀役で半蔵と同じ上忍で、半蔵不在時は軍団の指揮を取る。半蔵が人情家であるのに対してクールな人柄だが、半蔵とは「半さん」「京さん」と呼び合う仲。忍装束では半蔵とは別タイプ鉢金無しの頭巾を被っている。表の顔は医者で、長崎で学んだ医学を江戸の庶民の医療に尽くしている。
幕府
保科正之山村聰(第6話、第10話~第13話、第16話、第18話、第21話、第23話を除く)
幼君家綱の補佐役。堀田の暗殺事件がきっかけで三代目服部半蔵と出会う。その後、事ある毎に半蔵を屋敷に呼び出し、様々な敵の殲滅を依頼する。半蔵の味方ではあるが、老獪な政治家でもあり侮れない存在。
生駒春緒:犬塚弘(第1話、第6話、第7話、第16話、第27話)
保科の家来。保科の命で半蔵に連絡をする。
酒井忠清金子信雄(第1話、第3話、第7話、第9話、第25話)
:大老。家光亡き後、自らの手に政治の実権を握ろうと画策する。
阿部重次神田隆(第1話)
老中
堀田正盛永井秀明(第1話)
老中筆頭。
牧野佐渡守川合伸旺(第4話)
京都所司代
大奥
御台所孝子三浦真弓(第8話、第14話、第15話)
前将軍家光の正室。家光に顧みられなかった憎悪から、幼君家綱をいじめぬく。
お楽ノ方岩井友見(第14話、第15話)
前将軍家光の側室。家綱の生母。
お夏の方渡辺やよい(第19話)
前将軍家光の側室。長松の生母。
お玉の方茜ゆう子(第19話)
前将軍家光の側室。徳松の生母。
徳川御三家
紀州頼宣成田三樹夫(第1話、第14話、第15話)
御三家紀州藩の藩主。家光亡き後、幼君家綱に取って代わり将軍職に就こうと企む。
尾張光友林彰太郎(第1話)
御三家尾張藩の藩主。
水戸光圀久米明(第1話)
御三家水戸藩の藩主。
甲賀衆
お甲:三林京子(第1話 - 第6話、第8話 - 第10話、第20話、第21話、第25話)
甲賀のくノ一。鬼三太の命で半蔵を探る一方で、父親である多羅尾弥平次の仇として半蔵を付け狙っていたが、第10話で鬼三太と共に半蔵と戦うも敗れ、その人柄に触れるにつれ「忍び」としての自分と「女」としての自分に葛藤していくようになり、最終的に半蔵を慕うようになる。そのため、後に鬼四郎と対立して抜け忍となるが、第25話でからくり天井の犠牲になって最期を遂げる。
お菊:島田歌穂(第8話、第10話、第20話)
お甲の盲目の妹。第20話で2万5000石の姫君であることが判明する。
水口鬼三太:菅貫太郎(第1話 - 第3話、第5話 - 第10話)
公儀御庭番甲賀組頭領。今の地位を守るために伊賀衆殲滅を図る。水口は「みなぐち」と読ませる。第9話で半蔵に右腕を斬られ、義手を装着してお甲と共に半蔵に決闘を挑むが、半蔵を慕う様になったお甲に後に裏切られる。度重なる失敗により弟の鬼四郎に斬られ、敢え無い最期を遂げる。
水口鬼四郎:石橋蓮司(第10話から)
鬼三太の弟で、兄以上の残忍さと狡猾さを併せ持つ。半蔵に敗れた鬼三太を殺し、代わって甲賀衆の頭領になる。最終話で半蔵と対決し、落命。
市井の人々
おりん:樹木希林
雉の湯近所の髪結い屋の女主人で、基本的に半さんに片思いしているが、京之介に対しても同様。お霧の髪結いの師匠でもある。大工の兄がいる。
お梅:栗田洋子(第6話を除く)
雉の湯の女中。主人である半さんに惚れているため、おりんとよく喧嘩になる。仕事そっちのけで将棋に夢中になっている半さんに困っている第23話では姉が殺されてしまう。最終話で瓢六と結婚する。

作品リスト[編集]

話数 放送日 サブタイトル 脚本 監督 ゲスト
第1話 1980年4月1日 虎は嵐に爪をとぐ 山田隆之
中里峰行
黒田義之 久米明、神田隆水原麻記橘麻紀林彰太郎宮口二郎岩尾正隆永井秀明志乃原良子
第2話 1980年4月8日 闇に潜む牝豹 野上龍雄
石川孝人
倉田保昭、宮口二郎、木村満則、志乃原良子、中村勇
第3話 1980年4月15日 悪魔が呼んだ奥州路 志村正浩 工藤栄一 河合絃司五十嵐義弘鈴木瑞穂本郷直樹御木本伸介
第4話 1980年4月22日 京の春・お歯黒の罠 中村努 松尾昭典 川合伸旺伊達三郎頭師佳孝仁和令子石濱朗
第5話 1980年4月29日 柔肌は渦に沈んだ 石川孝人 牧口雄二 浜田晃西田良宮井えりな小舟秋夫亀山達也矢野もと子永井佐都子
第6話 1980年5月6日 夜霧の港に消えた女 田上雄 松尾昭典 田中春男戸部夕子鮎川いづみ、犬塚弘、長門勇
第7話 1980年5月13日 標的は謎の女 大津一郎 牧口雄二 浅野真弓森次晃嗣守屋俊志広瀬義宣清島智子
第8話 1980年5月20日 潜入! 大奥の昼と夜 山田隆之 太田昭和 北林早苗三浦真弓野平ゆき野口貴史藤山浩二田畑猛雄溝田繁島田歌穂結城マミ
第9話 1980年5月27日 女忍びの五月闇 石川孝人 井上昭文村松克巳高並功城春樹平河正雄志穂美悦子
第10話 1980年6月3日 黒髪は恨みに燃えた 関本郁夫 吉沢健大矢敬典
第11話 1980年6月10日 花嫁と暗殺の鬼 芦沢俊郎 船戸順岩尾正隆清水健祐有明祥子長谷川哲夫
第12話 1980年6月17日 夜の蜘蛛は親でも殺せ 下飯坂菊馬 黒田義之 川辺久造黒部進コメディNo.1秋山勝俊坂本和子睦五郎内藤武敏
第13話 1980年6月24日 真夜中の美女 芦沢俊郎 コメディNo.1、佐藤京一堀田真三、五十嵐義弘、山地美貴五十嵐正子西田治子
第14話 1980年7月1日 将軍蒸発! 女狐の陰謀 山田隆之 牧口雄二 三浦真弓、奈三恭子、田中綾原田二美田中浩松橋登岩井友見
第15話 1980年7月8日 地獄を招く妖僧 三浦真弓、奈三恭子、山本昌平佐藤蛾次郎、田中綾、きくち英一岡嶋艶子豊田琴美、松橋登、岩井友見
第16話 1980年7月15日 ヤバイ女に手を出すな 松本功 太田昭和 村地弘美水島彩子北原義郎かわいのどか明日香和泉広京子永野辰弥五味龍太郎片岡五郎
第17話 1980年7月22日 生きていた闇将軍 中村努 横森久蟹江敬三明石勤原あけみ北村英三山村弘三、溝田繁、多賀勝山口朱美
第18話 1980年7月29日 瞳の中の殺人者 芦沢俊郎 関本郁夫 井澤明子亀石征一郎今井健二大江光田中真理
第19話 1980年8月5日 吸血! 女の館 下飯坂菊馬 渡辺やよい飛鳥裕子遠藤征慈茜ゆう子林家珍平岡田美佐子
第20話 1980年8月12日 私は殺される! 芦沢俊郎 中島貞夫 河合絃司、泉春子
第21話 1980年8月19日 潜伏! 蛇の穴 石川孝人 橘麻紀、牧れいうえだ峻小田部通麿有川正治、大江光、西村晃
第22話 1980年8月26日 恐怖の仕掛人 国弘威雄 太田昭和 藤沢薫白川浩一郎妹尾和夫玉川伊佐男日向明子
第23話 1980年9月2日 赤い蛇の目は死の宣告 村尾昭 関本郁夫 久富惟晴、水原麻記、汐路章人見ゆかり水上保広タンクロー和田昌也
第24話 1980年9月9日 戦慄! 処女のいけにえ 石川孝人 小林稔侍名和宏吉田豊明大木正司鈴木康弘三浦リカ
第25話 1980年9月16日 悲恋からくり天井 中村努 太田昭和 田中綾、山口幸生石倉英彦森源太郎、西田治子
第26話 1980年9月23日 魔境・呪いの横笛 松本功 阿波地大輔小柳圭子堀北幸夫草薙幸二郎早乙女愛
第27話 1980年9月30日 乱入! 女湯の24時間 中村努 石田久美丸平峯子工藤英夫

スタッフ[編集]

音楽・主題歌[編集]

  • OP:『影の軍団メインテーマ』(作曲:渡辺茂樹)
  • ED:『Gの祈り』(作詞・作曲・歌:岡林信康

挿入歌[編集]

放映データ[編集]

影の軍団II[編集]

解説 (II)[編集]

主演千葉真一制作関西テレビ東映。『#影の軍団シリーズ』の第2作である。フジテレビ系列にて1981年10月6日 - 1982年3月30日の毎週火曜日22時から22時54分に全26話が放送された。

ストーリー (II)[編集]

時は9代将軍徳川家重の時代。宝暦8年、8代将軍吉宗が没し後継問題が生じた(本作設定)。嫡男家重は言葉が不自由であり、その言動を理解できるのが側用人大岡忠光のみだったため、自然と忠光が権力を握る構図になっていた。そのため、幕閣の重鎮たちは、英明の誉れの高い次男の吉晴を立てようと画策していた。その頃、服部半蔵の末裔・柘植新八と伊賀衆は八王子の山奥でひっそりと暮していた。新八の父は公儀隠密の長として幕府に仕えていたが、十年前に解任された。父は新八や伊賀衆を引き連れ、世の交わりをたち、八王子の山奥に仲間と隠れ住んでいたが、父は既に亡くなっていた。

ある日、新八は日課である狩猟をしていたが、知らぬ男から26人の手形とオランダ語で書かれた巻物を託される。これがそれまで平穏に暮していた新八と伊賀衆を、望まない戦いに巻き込まれることとなった。巻物を手にしたことで、身に覚えのない罪をなすりつけられた新八と伊賀衆。新八は影の軍団を結成して、時に平賀源内やはやて小僧の助力を得て、忠光とその配下の26人衆、甲賀流椎名組との果てしなき戦いに挑んでゆく。

登場人物 (II)[編集]

影の軍団
柘植新八:千葉真一
伊賀衆の頭領で服部半蔵の末裔。忍装束では唯一三連星の鉢金付き頭巾を被り、六尺手拭で鼻と口を覆うときとそうでないときがある。腰の大刀を背後に隠し、左右どちらからも抜ける「変異抜刀霞斬り」の使い手。これは千葉真一自身のアイデアである[4]。表の顔はももんじ屋「やまびこ」の食料調達である猟師。店にいるときは板前にもなる。
鶴三:江藤潤(第7話、第9話、第11話、第13話 - 第16話、第19話を除く)
新八と共に八王子の山奥で暮していた。江戸に出てきてからは、遊び人としての表の顔を持ち、「やまびこ」に出入りしている。歌之助・小六・竜吉の兄貴分で「兄ぃ」と呼ばれている
お朱鷺:朝加真由美(第19話を除く)
軍団の紅一点で、新八と共に八王子の山奥で暮していた。江戸に住み始めてからは街頭で軽業師をし、「やまびこ」を手伝う。色恋沙汰には縁がないが、第15話では若侍に惚れるも悲恋に終わってしまう。
歌之助:星正人(第13話まで)
情報収集と手榴弾の名手。新八と共に八王子の山奥で暮していた。江戸に出てきてからの表の顔は髪結い。女にもて、色事にも長けている。第13話で一目惚れした商家の妻女を救おうと単身、敵地に乗り込んでいくが、無数の槍で刺され死亡。
小六:黒崎輝(第8話、第11話、第17話、第18話、第22話を除く)
鉄甲を使って戦う。新八と共に八王子の山奥で暮していた。表の顔は庭師でだんごが好物。
竜吉:崎津隆介
小刀の逆手2刀流の使い手。表の顔は「やまびこ」の店員で、元から江戸に住んでいた。
吾平:長門勇(第1話 - 第4話、第6話 - 第13話、第15話、第24話、第25話)
表の顔は飄々とした「やまびこ」の主人。新八率いる軍団の参謀格で、仕込みの使い手。鉢金付き頭巾を被る。伊賀衆が江戸から撤退した際に竜吉と共に残り、密かに動向をうかがっていた。
大岡方
椎名美里:志穂美悦子(第1話、第2話、第5話 - 第7話、第13話、第17話、第19話、第22話)
甲賀流椎名組頭領。新八を父親の仇と思い込み、忠光の命のもと影の軍団の殲滅を図る。第17話で、実は忠光によって殺されたことを知るも目を斬られて失明し、新八たちに救われた後、手形を残して旅立っていく。
大岡忠光:成田三樹夫(第1話 - 第3話、第6話 - 第8話、第14話、第16話、第17話、第26話)
将軍家側用人にして闇将軍の異名を持つ、大岡二十六人衆の総帥。衆望のある吉晴を暗殺して、家重を将軍職に就ける事に成功する。備前守(本作設定)。
黒岩幻斎:佐藤京一(第25話まで)
椎名美里の配下、鎖鎌を使う。
穴吹左門:林彰太郎(第25話まで)
椎名美里の配下。幻斎と共に美里に仕えていたが、第17話で椎名組頭領の地位に目が眩み、美里を裏切る。
幕府
徳川家重:石橋蓮司(第1話、第2話、第14話、第26話)
9代将軍。忠光の傀儡と化している。
市井の人々
平賀源内:山村聰(第8話、第15話、第19話を除く)
医学・語学・芸術・発明に該博な人物。さまざまな発明品で新八らを側面からフォローする。
はやて小僧:真田広之(第1話 - 第3話、第7話、第11話、第12話、第14話、第20話、第22話、第26話)
盗んだ金を貧しい人に分け与える義賊だが、根来忍者の出。ひょんなことから、新八たちと知り合い、協力する。幼い頃に家族を殺され、天涯孤独の身。武器は鳶口
おりん:樹木希林(第4話、第18話を除く)
湯屋「鶴の湯」の女主人。近所の「やまびこ」に苦情を訴えにきたところ、その場にいた新八に一目惚れしてしまい、その後は積極的にアプローチをかける。
お春:高橋晶子(第25話まで)
「やまびこ」の看板娘。吾平の娘で伊賀の血を引いているが、忍びの術は心得ていないため軍団員ではない。
おけい:徳永まゆみ(第2話から)
おりんの営む風呂屋の奉公人。
正太:谷村隆之(第4話、第6話 - 第8話、第10話、第16話)
新八が狩りをしていた時に出会った少年。「やまびこ」に引き取られる。松代藩真田家当主の落胤で、第16話にて藩を存続させるべく藩主世子となった。

作品リスト (II)[編集]

話数 放送日 サブタイトル 脚本 監督 ゲスト
第1話 1981年10月6日 眼には眼を 芦沢俊郎
深作欣二
深作欣二 松坂慶子原口剛稲葉義男北村英三河合絃司相馬剛三伊庭剛栗原敏笑福亭鶴志
第2話 1981年10月13日 姿なき吸血鬼 下飯坂菊馬 関本郁夫 峰岸徹佳那晃子谷口香近江輝子飛鳥裕子有明祥子三崎奈美
第3話 1981年10月20日 恐怖! いけにえの館 石川孝人 佐藤万理南原宏治ハル・ゴールト小松政夫鈴木瑞穂
第4話 1981年10月27日 白蛇の罠 芦沢俊郎 太田昭和 根岸季衣内田稔遠藤征慈加藤和夫八名信夫中島俊一
第5話 1981年11月3日 お歯黒の秘図 中村努 芦屋雁之助谷崎弘一大月正太郎
第6話 1981年11月10日 魔界に消えた女 芦沢俊郎 黒田義之 野際陽子にしきのあきら服部妙子賀田裕子志乃原良子松村康世鳳八千代草薙幸二郎
第7話 1981年11月17日 幻術! さそりの襲撃 牧口雄二 石橋雅史矢吹二朗笹木俊志武井三二、田中綾
第8話 1981年11月24日 戦慄! 尼僧の赤い唇 中村努 太田昭和 桜町弘子菅貫太郎松岡明美汐路章高橋美樹
第9話 1981年12月1日 呪われた抱擁 下飯坂菊馬 関本郁夫 マキノ佐代子蟹江敬三一柳みる梅津栄福山象三福本清三
第10話 1981年12月8日 幽霊が残した赤い椿 芦沢俊郎 森次晃嗣土田早苗深江章喜、河合絃司、笑福亭鶴志
第11話 1981年12月15日 真夜中に上る死の煙 池上金男 太田昭和 竹井みどり宮内洋田口計船戸順野口貴史
第12話 1981年12月22日 あの女を逃がすな! 志村正浩 牧口雄二 浜田晃五十嵐知子、田中浩、井上真由美大葉健二、鈴木康弘
第13話 1981年12月29日 人妻は影におびえる! 田中利世 太田昭和 島村佳江、久富惟晴、江幡高志江角英井上博一
第14話 1982年1月5日 闇にきらめく美女 高田宏治 関本郁夫 高瀬春奈北川恵小沢象明日香和泉山口朱美岩尾正隆関根大学木谷邦臣西田健
第15話 1982年1月12日 黒衣に汚された恋 飛鳥ひろし 荒木しげる、三浦真弓、松山照夫冨田浩太郎大竹修造織本順吉
第16話 1982年1月19日 牝蜂は二度刺す! 下飯坂菊馬 太田昭和 李麗仙中井啓輔、原口剛、浜田雄史朝比奈順子
第17話 1982年1月26日 伊賀忍法 火の鳥 芦沢俊郎 小野田嘉幹 穂高稔島英臣高谷舜二小谷浩三
第18話 1982年2月2日 夜霧に啼く黒い狼 中村努 織田あきら、栗田洋子、大木正司田中弘史垂水悟郎
第19話 1982年2月9日 大追跡! 雪は知っていた 山田隆之 牧口雄二 阿藤海松岡真由誠吾大志鈴木弘道星野美恵子
第20話 1982年2月16日 女風呂異変・謎の手形 石川孝人 太田昭和 伊吹剛黒部進矢野宣、関根大学
第21話 1982年2月23日 妖拳! 蛇皮線の女 高田宏治 本阿弥周子、亀石征一郎、伊達三郎
第22話 1982年3月2日 甲賀忍法・必殺の賭け 下飯坂菊馬 亀岡正人 睦五郎、汐路章、赤松由佳子、八名信夫、石倉英彦、岩尾正隆、佐藤浩紳助・竜介
第23話 1982年3月9日 魔の振袖御殿 山田隆之 牧口雄二 大信田礼子、松村康世、一柳みる、山口朱美、田中綾、森永奈緒美
第24話 1982年3月16日 くノ一秘法“双面の術” 飛鳥ひろし 風間舞子、内田稔、千野弘美中田博久
第25話 1982年3月23日 伊賀対甲賀・最大の激突! 芦沢俊郎
関本郁夫
関本郁夫 成瀬正北原将光白井滋郎細川純一
第26話 1982年3月30日 二十六人最後の首 芦沢俊郎 南原宏治、鹿内孝、栗原敏、岡本美登大城泰

スタッフ (II)[編集]

  • 企画:巻幡展男、翁長孝雄
  • プロデューサー:岩崎義、松平乘道、奈村協、佐藤公彦
  • ナレーター:小池朝雄
  • 音楽:渡辺茂樹(演奏:スペクトラム
  • 音楽協力:菌音楽事務所
  • 制作協力:サニ千葉エンタープライズ

主題歌 (II)[編集]

放映データ (II)[編集]

影の軍団III[編集]

解説 (III)[編集]

主演千葉真一制作関西テレビ東映。『#影の軍団シリーズ』の第3作である。フジテレビ系列にて1982年4月6日 - 9月28日の毎週火曜日22時から22時54分に全26話が放送された。

ストーリー (III)[編集]

時は明暦3年。世に言う明暦の大火で江戸城本丸は消失。世間は混乱の渦に巻き込まれた。紀州藩主徳川光貞はこの機に乗じて現将軍徳川家綱に取って代わろうと野望を巡らし始める。一方、その火事に巻き込まれて死んだとされる前将軍家光の正室、本理院孝子は実は生きていた。孝子は光貞の野望に気づきそれを打ち砕かんとしたが、光貞に気づかれて命の危険を感じたため、死を偽装して逃れた。

名を千愁尼と改めた孝子は自ら動くことができなくなったため、光貞の野望を打ち砕くよう、伊賀の上忍である多羅尾半蔵を千両で専属に雇おうとする。半蔵はその時々の依頼内容によっては断ることを条件に承諾し、自ら影の軍団を率いて、光貞の野望を打ち砕こうと戦っていく。

登場人物 (III)[編集]

影の軍団
多羅尾半蔵:千葉真一
軍団の頭領。忍装束では唯一三連星の鉢金付き頭巾を被り、刀の鞘には刃や目潰しが仕込まれており、敵に応じて太刀体術を使い分けて戦う。千愁尼の元を訪れたり、旅に出る際は僧侶の姿で短い錫杖を武器にする。普段は「鶴の湯」の釜炊き。釜炊き以外にも、三助や按摩の腕が良いため、女性客からは評判が良い。本作では毎回の敵の首魁に対するとき「我が身既に鉄なり。我が心既に空なり。天魔伏滅」という決め台詞を言う[注釈 1]
手妻のお蝶:志穂美悦子(第1話 - 第14話、第26話)
鳥追いや壷振り、花魁、公家女中、腰元などさまざまな変装をする。女盗賊でもあり、隼太からは「姉御」と呼ばれている。公儀に仕える忍びの家系だったが、内情を知り過ぎたがために家族を公儀によって殺された辛い過去を持つ。スカーフの色は赤。普段は居酒屋の女将。第14話で負傷し、竜軒に治療してもらい江戸を離れ、最終話に復帰する。
暴れ独楽の佐助:真田広之(第1話 - 第8話、第13話、第14話、第16話、第25話、第26話)
二連星の鉢金付き頭巾を被り、六尺手拭で鼻と口を覆っていたが、第7話から他の軍団員と同じようになる。スカーフの色は白。表の顔は身軽な独楽芸人で、独楽を手裏剣代わりに投げるが、時には刃や火薬を仕込んだ独楽も使用。
竹林虎麻呂:蟹江敬三(第10話、第12話 - 第14話、第20話 - 第23話除く)
半蔵の片腕的存在。お蝶からは「虎さん」、隼太、雉子郎、竜軒からは「アニキ」と呼ばれている。スカーフの色は黒。表の顔はインチキ祈祷占い師で、からくり長屋の住んでいる。最終話で公家に変装して様子を窺っていたが、半蔵が強敵に苦戦していた為、強敵を押さえ込み、身を挺して、半蔵に刺される覚悟を決め、強敵と一緒に死亡。
むささびの隼太:黒崎輝(第1話 - 第4話、第14話 - 第25話)
類まれな脚力、跳躍力を持つ。軍団員で唯一、刀を逆手持ちで戦う。お蝶の子分でもある。スカーフの色は青。普段は飛脚。25話で死亡。
ビードロの猪之吉:立川三貴(第13話まで)
長崎仕込みの南蛮技術で主に医療からくり担当。潜望鏡を設置したり、笛の音で居場所を特定する探知機を開発したりと誰もが一目置く技術を誇る。また、外科手術や薬品の分析もそつなくこなす程である。オランダ人と日本人のハーフ。母親は里を離れ、長崎で遊女をしていたところカピタンの父親と出会った後に生まれた。スカーフの色はグレー。表の顔は細工師で、からくり長屋の住人で虎麻呂の隣人。茶髪の月代の鬘を被り、地毛も茶髪。13話で女主人を助けるために単身乗り込んで死亡。
つむじの大六:誠吾大志(第1話、第2話、第4話 - 第14話、第26話)
遠目、遠耳でカンがきく。お蝶の相棒である。スカーフの色はこげ茶。普段は居酒屋を手伝い、月代の鬘を被っている。最終回お蝶と一緒復帰したが、敵を食い止めるために死亡。
霞の雉子郎:崎津隆介(第3話、第4話、第14話 - )
小太刀2刀流(右手は順手、左手は逆手)の使い手。第3話で半蔵に呼ばれ、軍団に加わる。スカーフの色は青緑。表の顔は左官屋。職業柄、高所が得意。
ギヤマンの竜軒:河原崎建三(第14話から)
南蛮技術を学んで長崎から帰ってきた、医療からくり担当。猪之吉の後釜として半蔵に呼び出された。表の顔は辻講釈師で、猪之吉の部屋にそのまま住み着く。手八丁口八丁な人柄で、猪之吉と比べると技術者より医者に近い存在。スカーフの色はグレー。最終話で死亡。
十六夜のお鈴:中村晃子(第6話、第15話 - 第23話)
スカーフの色は赤紫。普段は半蔵と同じ風呂屋のお茶汲み係。からくり長屋の住人。シングルマザーに憧れている(第22話)。第23話で、半蔵が倒した梵天丸(第9話)の弟である次兄と末弟から梵天丸の妻を助け出す為、僧の扮装で単身乗り込み、手下達に刺され死亡。
千愁尼とその配下
千愁尼(本理院孝子):岸田今日子
家光の正室。自らが紀州藩主・徳川光貞に命を狙われたことから自分の死を偽装し、落飾。尼僧寺「千愁庵」の庵主となり、大火で死んだ霊を慰めながら半蔵と手を組み光貞に立ち向かう。半蔵からは「尼御前(あまごぜ)」と呼ばれている。
小笛:司瑠美子(第9話 - 第11話、第17話、第18話、第22話を除く)
侍女。尼僧の姿をしている。
陽炎:秋野暢子(第17話 - 第25話)
半蔵ら影の軍団とも接点を持つ。戸田一族出身。武器は弓矢。
深雪:小川知子(第4話まで)
火事による本丸消失の責めを負って切腹した、牧野兵部の妻。
由布:岡まゆみ(第7話 - 第10話)
琉球一族の娘。幼少の頃、目の前で父親を殺され、攫われた母を探しに江戸に来たが、護衛の者を全員殺されてしまい千愁尼を頼る。
お仙:松尾嘉代(第11話、第12話)
千愁尼の配下。商人の両親を殺され、財産を奪われて以来、心の中で徳川の世を憎む。
幕府関係者
小野次郎右衛門:青木義朗(第1話)
土井大炊頭伊沢一郎(第1話)
板倉周防守:佐竹明夫(第1話)
紀州藩関係者
徳川光貞小沢栄太郎(第1話、第6話、第14話、第26話)
徳川御三家の一つ、紀州藩主。幕府から政権奪取を企む。
久世大和守:菅貫太郎(第4話まで)
光貞の配下。
市井の人々
おりん(第1話 - 第12話、第15話 - 第20話、第23話 - 第25話):樹木希林
「鶴の湯」の女主人。半蔵の雇い主だが、半蔵に惚れている。半蔵を「半ちゃん・半公」と呼ぶ。
お君:栗田陽子(第25話まで)
従業員。半蔵によく金を貸しているらしい。
 師匠:高橋利樹(第1話 - 第8話、第15話 - 第17話)
上方の女形の師匠。「鶴の湯」の常連。

作品リスト (III)[編集]

話数 放送日 サブタイトル 脚本 監督 ゲスト
第1話 1982年4月6日 二つの顔の男 高田宏治 松尾昭典 伊吹吾郎、佐竹明夫、江幡高志、伊沢一郎、飛鳥裕子、青木義朗、若山富三郎
第2話 1982年4月13日 闇からの依頼人 和崎俊哉、神田隆、飛鳥裕子、有川正治森章二近藤洋介
第3話 1982年4月20日 忍びの虫は掃除虫 原田雄一 砂塚英夫浜田晃中島葵村田みゆき、飛鳥裕子、福本清三
第4話 1982年4月27日 尾張に消えた赤い影法師 石川孝人 久富惟晴、大下哲矢峰祐介大村由希子夏木勲
第5話 1982年5月4日 影なき男の影 宮川一郎 関本郁夫 一柳みる北町嘉朗中田博久丘路千川上茜天知茂
第6話 1982年5月11日 夜光る顔 中村努 藤木敬士宮口二郎本郷直樹里見和香富永佳代子的野真衣あべ静江
第7話 1982年5月18日 南から来た女間者 佐藤繁子 原田雄一 千野弘美江並隆白川浩二郎出水憲司岡本美登
第8話 1982年5月25日 おんな牢に潜入せよ 石川孝人 遠藤真理子、竹井みどり、藤江リカ北原義郎安岡真智子長谷川明男
第9話 1982年6月1日 仮面と毒薬 村尾昭 関本郁夫 松橋登武見潤水島美奈子丘路千益田哲夫星野美恵子デヴィット・パトナム
第10話 1982年6月8日 死を呼ぶ子守唄 佐藤繁子 佐藤允谷口香外山高士大木正司剣持伴紀タンクロー
第11話 1982年6月15日 謎の牝豹 星川清司 小野田嘉幹 河原崎次郎きくち英一栗原敏綿引勝彦
第12話 1982年6月22日 標的は魔性の肌 中村努 織田あきら、神田隆、内田勝正田崎潤
第13話 1982年6月29日 女相続人の秘密 宮川一郎 牧口雄二 甲にしき香山武彦江角英小沢象津山栄一須永克彦
第14話 1982年7月6日 大奥魔女狩り 山田隆之 本阿弥周子、佐藤万理、里見和香、安岡真智子、松村康世、富永佳代子、尾崎俊子石橋蓮司
第15話 1982年7月13日 拾った女は夜を恐れる! 芦沢俊郎 麻生えりか山本昌平松本朝生、松村康世、丸山千絵子一の瀬玲奈
第16話 1982年7月20日 容疑者は三度消える 飛鳥ひろし 京春上、田中浩、成瀬正、岩尾正隆、藤山律子野口貴史黒川弥太郎
第17話 1982年7月27日 満月の夜に鬼女が笑う 林宏樹 松本留美長谷川待子遠藤征慈、有川正治、牧野恵美小峰隆司土屋嘉男
第18話 1982年8月3日 生きていた怨霊 松本功 明日香いづみ北九州男中村錦司、福本清三
第19話 1982年8月10日 真夜中の復讐鬼 石川孝人 太田昭和 坂東正之助佐原健二、石橋雅史、清水めぐみ
第20話 1982年8月17日 尼僧は俳句で殺せ! 松本功
芦沢俊郎
内田稔高野真二堀田真三
第21話 1982年8月24日 忍者を狩る美女 飛鳥ひろし 鷹森立一 遠藤真理子、水原麻記、曽根晴美中村孝雄河合絃司
第22話 1982年8月31日 地獄から来た赤ん坊 芦沢俊郎 南原宏治木村弓美南城竜也、黒部進、白井滋郎
第23話 1982年9月7日 くノ一最後の挑戦 村尾昭 岡林可典 岡本麗山岡徹也、中田博久、川浪公次郎平沢彰
第24話 1982年9月14日 影武者の罠 志村正浩 亀岡正人 和崎俊哉、西沢利明、原口剛、大下哲矢、野口貴史、鈴木康弘
第25話 1982年9月21日 尼御前の陰謀 山田隆之
関本郁夫
関本郁夫 太田あや子深江章喜船戸順
第26話 1982年9月28日 さらば! 影の軍団 高田宏治
小野竜之助
北町嘉朗、小沢象、大前均林彰太郎湖条千秋

スタッフ (III)[編集]

  • 企画:巻幡展男、翁長孝雄
  • プロデューサー:栢原幹、岩崎義、松平乘道、奈村協
  • ナレーター:橋爪功
  • 音楽:渡辺茂樹
  • 音楽協力:菌音楽事務所
  • 制作協力:サニ千葉エンタープライズ

主題歌 (III)[編集]

  • OP:『誓い (JACのテーマ)』(歌:真田広之)
オープニング映像の一部に、映画『戦国自衛隊』での爆破・落馬シーンが使われている。

放映データ (III)[編集]

影の軍団IV[編集]

解説 (IV)[編集]

主演千葉真一制作関西テレビ東映。『#影の軍団シリーズ』の第4作である。フジテレビ系列にて1985年4月2日 - 10月1日の毎週火曜日22時から22時54分に全27話構成で、第1話と第27話は90分スペシャルで放送された[注釈 2]

3年ぶりの本作は当初『影の軍団 完結編』と制作発表された。本作から軍団の忍装束(夜間用)には襟・袖のラインに複数の小さな円の金が連なり、頭領(おかしら)の15代目服部半蔵には肩・袴・脛にも施されて手甲を加えた装束となっている。これは千葉真一ニューヨークで観たバンドファッションをヒントにアイデアとして出したもの[5]。実際の忍装束には反しているデザインだが、暗闇での戦闘が多い本シリーズには絵的にいいということで取り入れられた[5]

ストーリー (IV)[編集]

登場人物 (IV)[編集]

影の軍団
15代目服部半蔵:千葉真一
全国の伊賀衆を束ねる頭領。市井の人々を苦しめる悪を倒すべく、影の軍団を率いる。また、倒幕に関わる事件にも影として関与していく。忍者装束では唯一三連星の鉢金付き頭巾を被り、六尺手拭で鼻と口を覆い、両腕に手甲をはめている。敵に応じて太刀・兜割り(鎧通し)・体術を使い分けて戦う。表の顔は柳橋のよろず屋「べんり屋」で少しドジな人足の半助。いつも白ポニーの五郎が引く馬車に乗りながら、「べんり屋」を宣伝している。語尾に「ござんすよ」をつけて話すのが特徴。孤児になった弥一を引き取り、ゆくゆくは後継者にしようと第11話から育てていく。本作及び幕末編で敵の首魁と対峙するときのキメ台詞は「名もなく地位無く姿無し。 されど、この世を照らす光あらば、この世を斬る影もあると知れ。天魔伏滅・・・」。
お蓮:志穂美悦子(第1話、第6話、第11話、第12話、第21話)
半蔵に次ぐ副頭領で紺色の戦闘服を着用。スカーフの色は青。主に激動の京(京都)駐在で、べんり屋京都支店にも出入りする、そのために単独行動が多い。鳥追い姿で活動し、仕込み三味線・リボルバー・分銅の付いた赤い組紐などを使用。
さつき:池上季実子(第1話 - 第4話、第7話 - 第10話、第12話、第15話、第16話)
半蔵の妹。刀や先端に鈴の付いた赤い組紐を使用。表の顔は芸者勝麟太郎とは相思相愛に近く、お才と張り合う。スカーフの色は水色(第1話のみ)紫(第2話以降)。第16話で里に帰っていった。これは、演じていた池上が妊娠し降板したため。
あやめ:美保純(第1、3 - 5、7 - 9、13、14、17、18、24 - 26話)
さつきの妹分。さつきと同じ芸者だが、口やかましく言動・行動が男勝り。精神的にまだ未熟で喜怒哀楽が激しく、やや冷静さに欠ける面がある。戦法は針で急所を刺す、スカーフで首を絞めるなど多種多様。スカーフの色は赤。
瓢斎:橋爪功(第1 - 3、5 - 10、13、14、17、18、21 - )
参謀格でや電流手袋を使用。スカーフの色はグレー。表の顔は「べんり屋」の按摩師兼手相占い師。
菊次:石田純一(第1、2、4、5、7、10 - 12、15、16、19、20、23、24、26話)
爆弾・薬物のエキスパート。写真を撮るなど、時代の先進的な物にも詳しい。スカーフの色は緑。女にモテル優男で撫で付け髪でいることが多いが、ムシリの町人髷になることもある(第2話、第23話、第26話)。表の顔は「べんり屋」の行商人。
がま八:大葉健二(第1 - - 、6 - 12、15、16、19、20、23 - )
スキンヘッドに十字手裏剣を付けた鉢金をつけ、携帯している仕込み槍で戦う。体術も優れている。スカーフの色は黒。表の顔は「べんり屋」の船頭。月代の鬘を被る(第20話以降)。
善九:伊原剛(第1、3 - 10、13、14、17、18、21、22、25 - )
戦闘では2刀の鎌を使用。スカーフの色は白。表の顔は「べんり屋」の飛脚。 たまに月代の鬘を被っている(第1話、第7話など)。
お松:澄川真琴(第13話、第14話、第17話、第18話、第21話、第22話、第25話を除く)
スカーフの色は薄い橙色。表の顔は「べんり屋」の女中。最終話で井伊の屋敷に潜入するが、見つかってしまい大勢の配下に斬られて力尽き死亡。
弥一:岩戸隼人
祖父と暮らしていたが、事件を目撃した祖父が邪忍衆に殺されて孤児となり、半蔵が引き取る(第1話)。半蔵はゆくゆく後継者に育てようと考え、忍者としても修行をしていき、髪も短くなった(第11話)。敵に捕捉され囚われて拷問されるも、縄抜けの術で脱出する(第13話)。半蔵と同様の忍装束で敵を撹乱した(第21話)。
隼太:黒崎輝(第13話、第14話、第21話、第22話、第27話)
元々は隠れ里に住んでいたが、隠れ里を襲われ、義妹のトキと江戸へ逃げてきた後、軍団へ加入。表の顔は「べんり屋」の飛脚。常に刃のついた鎖分銅を携帯している。スカーフの色は赤紫。
トキ:千原麻里(第13話、第14話、第17話、第18話、第21話、第22話、第26話、第27話)
隼太の義妹で、一緒に江戸へ逃げてきた後、軍団加入する。スカーフの色は水色。表の顔は「べんり屋」の飛脚で、男勝りの韋駄天を見せる。
お蝶:MIE(第19話、第20話、第22話、第23話、第26話、第27話)
通称はオランダお蝶。うんすんカルタを手裏剣の様に使い、極秘任務を主とする。「べんり屋」に来る時は髪結いで現れ、それ以外は飛脚に変装したり、路地でカルタの占いをしている。スカーフの色はピンク。
幕府関係者
勝麟太郎:真田広之(第1 - 6、8、9、11、12、14、15、18、20、21、24、27話)
幕府の海軍奉行。長い歴史の中で、密かに語り継がれてきた軍団の存在を信じ続け、現れる日を待ち望んでいた。開国し新しい時代をつくるため、事ある毎に柳橋の「べんり屋」に現れ、半蔵に協力を依頼する。志しの大きな青年だが、常に無一文に近い状態で方々に借金をしていて取立てに追われている(第3話)。
井伊直弼:成田三樹夫(第1話、第3話、第7話、第8話、第12話、第14話、第20話、第26話、第27話)
幕府最高の権力者。掃部頭。堀田と熾烈な争いにより大老職に就任。開国した張本人であるが、実は再び鎖国を目論んでいる。権力を自らの手中に収めるべくさまざまな陰謀を企て、甲賀衆を配下に使い、半蔵ら伊賀衆に立ちはだかる。江戸市中では井伊の赤鬼と恐れられた。
堀田正睦(第1話、第3話、第7話、第11話、第14話):山本學
井伊直弼と大老職を争った麟太郎の師匠。備中守。第14話で井伊が放ったニセ軍団の襲撃により死亡。
村山大蔵:菅貫太郎(第1話、第5話、第7話、第8話、第12話、第14話)
国事監察目付で井伊の配下。第14話で堀田の暗殺に成功するも束の間、半蔵に首を刎ねられて井伊の祝いの席に送られた。
鬼源:ストロング金剛(第1話、第2話、第8話、第14話、第18話)
本名は鬼頭源太夫。村山の配下で、怪力の同心。第14話で失態を犯し、村山に見限られてクビになる。その後は髷を落としてスキンヘッドになり、「べんり屋」の人足に転職する。
土井宗清:綿引勝彦(第2話)
書院番頭。旗本4千石。勝たち開明派を狙う。
滝川:奈月ひろ子(第4話、第18話)
大奥の将軍付御年寄。勝麟太郎の叔母。
篤姫賀田ゆう子(第4話)
徳川家定御台所。第14代将軍争いに関わる。
幕末関係者
近藤勇天知茂(第10話)
浪人時代に半蔵と知り合う。
坂本竜馬世良公則(第11話、第12話)
土佐の脱藩浪士で勝麟太郎の弟子で、倒幕に関わる。蜘蛛が苦手。
高野長英中野誠也(第19話、第20話)
入牢していたが、牢に放火して脱獄する。すぐに要注意人物として幕府に指名手配されるも、お蝶に匿われていた。第20話で顔を焼き、名を変えて外科医に成り済ますが、命を狙う蜘蛛太夫に首を刎ねられる。
徳川斉昭中山昭二(第27話)
御三家水戸藩藩主。水戸中納言。井伊の政敵。
島津斉彬西沢利明(第27話)
薩摩藩藩主。薩摩中将。水戸斉昭の同志。
甲賀組
楯岡道雪:亀石征一郎(第4話、第13話、第17話、第25話 - )
公儀お庭番・甲賀衆頭領。半蔵の宿敵。私利私欲の為に甲賀衆を使い、時の幕府の支配者である井伊直弼の指示を受けながら、半蔵ら伊賀衆に立ちはだかる。
市井の人々
牡丹:樹木希林(第16話 - 第23話、第26話を除く)
柳橋のよろず屋「べんり屋」の店長で元祇園の芸者。お狸様を信仰し、信楽焼きの狸を置いている。半蔵を「半公」と虐げているが、実は片思いしている。
お才:范文雀(第1話、第3話、第15話 - 第23話)
かつて柳橋で芸者をしており、当時は井伊の馴染みだった。劇中時点では小料理屋「大福」を営んでいる。狐様を信仰し、そのことで牡丹とやりあうことも。第15話で牡丹が長崎の整形手術に行った時、代わりに「べんり屋」の店長を引き受けた。勝麟太郎に好意を抱き、さつきと張り合う。
お梅:藤沢ふゆき
「べんり屋」の女中。
ツル:田村奈美
「べんり屋」の女飛脚。
ローラ・ウィップル:ビクトリア・ハースト(第22話)
神奈川在中アメリカ領事の娘。親日派の好奇心旺盛なお嬢様。ひょんなことから「べんり屋」の面々と仲良くなる。基本的に英語で話すが、日本語も少し話せる。
おみね:加藤由美
「大福」の女中。

作品リスト (IV)[編集]

話数 放送日 サブタイトル 脚本 監督 ゲスト
第1話 1985年4月2日 春一番! 燃えて半蔵いま発進 高田宏治
松本功
牧口雄二 小沢象遠藤憲一中村錦司岩城力也伊庭剛、誠吾大志
第2話 1985年4月9日 女の顔が夜光る 本田英郎 原田雄一 山本みどり南城竜也内田勝正小沢寿美恵石山律
第3話 1985年4月16日 微笑みが殺意を呼ぶ 佐藤繁子 磯部勉宮城健太郎稲健二益田哲夫、福本清三
第4話 1985年4月23日 大奥からの依頼人 中村努 太田昭和 浜田晃、若尾哲平山田スミ子奈月ひろ子賀田裕子
第5話 1985年4月30日 妖精は三度殺られる 本田英郎 大洲斉 鹿内孝苅谷俊介、岩尾正隆、栗原敏、きくち英一タンクロールーク・ジョンソン、福本清三
第6話 1985年5月7日 京の夜は血の香り 中村努 石橋蓮司、結木恵美堀光昭高並功小林芳宏大月正太郎
第7話 1985年5月14日 黒髪の処刑台 高田宏治
山本英明
松尾昭典 神保美喜風間舞子、田中浩、加納みゆき丸平峯子、宮口二郎、汐路章、伊吹剛
第8話 1985年5月21日 闇にきらめく遊女の群れ 志村正浩 牧口雄二 峰岸徹、芦川よしみ、石橋雅史、武藤裕子島村美妃有栖川淑子松村直美鈴川法子
第9話 1985年5月28日 拾った女に手を出すな 本田英郎 牧口雄二 奈良富士子、曽根晴美、川合伸旺、川崎公明森源太郎三星東美山本弘松田明、有川正治
第10話 1985年6月4日 葬式は俺がやる 飛鳥ひろし 太田昭和 佐藤万理長谷川明男、黒部進、酒井努、川浪公次郎北町嘉朗
第11話 1985年6月11日 龍馬、麟太郎を襲う 中村努 鷹森立一 和崎俊哉、草薙幸二郎市川好郎宮川珠季小船秋夫富永佳代子世利ゆかり
第12話 1985年6月18日 地中にうごめく夜の蜘蛛 立川光貴、佐藤京一、白川浩二郎有園文香
第13話 1985年6月25日 女の呪いは悪魔の業 本田英郎 太田昭和 金沢碧、久富惟晴、小池雄介小山みゆき田中行雄
第14話 1985年7月2日 くの一、殺しの罠 志村正浩 永野辰弥牧冬吉近藤宏原口剛水原まき北村明男
第15話 1985年7月9日 狸と狐の嫁入り合戦 佐藤繁子 原田雄一 小沢象、片岡五郎、加藤由美、水清舞子清水美紀、堀田真三
第16話 1985年7月16日 女忍者、最後の涙 本田英郎 高松英郎有川博成瀬正大下哲矢藤堂新二木村弓美杉欣也壱岐愛香江原政一谷口孝史、鈴川法子
第17話 1985年7月23日 魔女三人江戸を裂く 和久田正明 牧口雄二 三原じゅん子、近藤洋介、水島幸稲田弘子諏訪裕子
第18話 1985年7月30日 半蔵の尻に火がついた 本田英郎 睦五郎林佳子松村康世伊藤高五十嵐義弘東山茂幸
第19話 1985年8月6日 凄い女がやって来た 山田隆之
中村努
大洲斉 本阿弥周子、内田勝正、宮本充徳田興人、世利ゆかり、富永佳代子、誠吾大志
第20話 1985年8月13日 悪女の首が笑う 本阿弥周子、誠吾大志、石川一行
第21話 1985年8月20日 穴の向うの黄金仮面 志村正浩 太田昭和 内田稔山口美也子長谷川弘片桐竜次笹木俊志伴勇太郎
第22話 1985年8月27日 金髪娘は拳銃で勝負 本田英郎 大場順岡本舞勝部演之河合絃司、出水憲司、鈴川法子
第23話 1985年9月3日 男の中に女が棲む 志村正浩 松尾昭典 大出俊阿井美千子森章二藤間紋蔵湖条千秋、加藤由美
第24話 1985年9月10日 長崎帰りの整形美人 本田英郎 二宮さよ子小林勝彦大木正司明日香尚神藤一弘小柳圭子
第25話 1985年9月17日 幻の少女・私を殺さないで 志村正浩 原田雄一 中村明美織本順吉藤木孝遠藤征慈竹井みどり舞小雪
第26話 1985年9月24日 消えた十三人の水夫 本田英郎 綿引勝彦、小野進也北原佐和子、福本清三、伊吹剛
第27話 1985年10月1日 大老暗殺! 桜田門の女たち 山田隆之 太田昭和 野際陽子、平泉成西沢利明沖田駿一郎樋浦勉剣持伴紀

スタッフ (IV)[編集]

  • 企画:巻幡展男、泊懋
  • プロデューサー:栢原幹(関西テレビ)、岡林可典(同・最終話のみ)、松平乘道、清水敬三(東映)、亀岡正人(同・途中までは…補)、佐藤公彦
  • アクション・セッティング:JACコマンド
  • ナレーター:久米明
  • 音楽:渡辺茂樹(アンクルf)
  • 音楽協力:菌音楽事務所
  • 制作協力:サニ千葉エンタープライズ

主題歌 (IV)[編集]

  • OP:『影の軍団IV メインテーマ』(作曲:渡辺茂樹)
  • ED:『影』(唄:千葉真一、作詞:亀石征一郎、作曲・編曲:青木望

挿入歌 (IV)[編集]

  • 曠野』(作曲・唄:千葉真一、作詞:亀石征一郎、編曲:青木望)

放映データ (IV)[編集]

影の軍団 幕末編[編集]

解説 (幕末編)[編集]

主演千葉真一制作関西テレビ東映。『#影の軍団シリーズ』の第5作である。フジテレビ系列にて1985年10月7日 - 12月30日の毎週月曜日22時から22時54分に全13話で放送された。前作から登場人物が継続しているシリーズ唯一の作品で、軍団の忍装束(夜間用)は前作を踏襲している。

ストーリー (幕末編)[編集]

登場人物 (幕末編)[編集]

影の軍団
15代目服部半蔵:千葉真一
全国の伊賀衆を束ねる頭領。市井の人々を苦しめる悪を倒すべく、影の軍団を率いる。また、倒幕に関わる事件にも影として関与していく。忍者の扮装では唯一三連星の鉢金付き頭巾を被り、六尺手拭で鼻と口を覆い、敵に応じて太刀・兜割り(鎧通し)・体術を使い分けて戦う。表の顔は「べんり屋」の少しドジな人足。いつも白いポニーの馬車を引き、語尾に「ござんすよ」をつけて話す。孤児になった弥一を引き取り、実の子のように育てている、ゆくゆくは後継者にしようと考えている。
お蓮:志穂美悦子(第7話、第9話)
半蔵に次ぐ副頭領。主に京都駐在で、べんり屋京都支店にも出入りする。そのために単独行動が多い。鳥追い姿で活動し、仕込み三味線やリボルバーを使用。紺色の戦闘服着用。スカーフの色は青。
お蝶:MIE
通称はオランダお蝶。うんすんカルタを手裏剣の様に使い、極秘任務を主とする。「べんり屋」に来る時は髪結いで現れ、それ以外は飛脚に変装したり、路地でカルタの占いをしている。湯舟の里の出身(第2話)。スカーフの色はピンク。
隼太:黒崎輝(第3話、第4話、第8話、第12話)
刃のついた鎖分銅を携帯しており、トキの義兄。スカーフの色は茶。表の顔は「べんり屋」の飛脚。第12話で絶命する。
瓢斎:橋爪功
参謀格でや電流手袋を使用。スカーフの色はグレー。表の顔は「べんり屋」の按摩師兼手相占い師。
がま八:大葉健二
スキンヘッドで、十字手裏剣を付けた鉢金をつけ、携帯している仕込み槍で戦い、体術も優れた忍び。スカーフの色は黒。表の顔は「べんり屋」の船頭で、旅に出るときは月代の鬘を被ることもある。
善九:伊原剛
戦闘では2刀の鎌を使用。スカーフの色は白。表の顔は「べんり屋」の飛脚。最終話で甲賀衆との死闘で弥一を庇って炎の中で死亡。
トキ:千原麻里
隼太の義妹。スカーフの色は水色。表の顔は「べんり屋」の飛脚で、男勝りの韋駄天を見せる。
弥一:岩戸隼人
半蔵が後継者として育てている子供で忍者としても活躍する。
おりょう:浅野ゆう子(第11話、第13話)
坂本龍馬を助ける軍団員。後に龍馬と夫婦となったが、甲賀に龍馬を惨殺され、後追い自決を図ったが半蔵が止め、甲賀との最終決戦を終えた後、半蔵直々に影の軍団を抜けろと許しを得て、坂本龍馬の妻として余生を送った。スカーフの色は紺色。
幕府関係者
勝麟太郎:真田広之(第3話、第12話、第13話)
幕府の海軍奉行として半蔵に協力を依頼するが、その時々で半蔵と対立する。
小栗上野介夏八木勲(第1話、第5話、第9話、第12話)
勘定奉行兼陸軍奉行。幕府復興のためには手段を選ばぬ果断な人物。甲賀衆を率いる楯岡道雪の野心を見抜きながらも逆にその力を利用して、斜陽の徳川幕府を立て直すため軍制改革を推し進める。半蔵および伊賀衆とは敵対関係にあるものの、私利私欲で悪だくみをする奸物ではない。第12話で上意により蟄居の身となるが、武士の意地をかけて半蔵と対決する。
安藤対馬守鈴木智(第1話、第7話、第11話) 
幕府老中。井伊直弼亡き後の幕府の実力者。楯岡道雪および甲賀衆を使って幕府の威信を堅持しようとする。小栗とは違って、道雪の野望には気づいていない。
井上河内守柳川清(第5話) 
幕府老中。
佐々木信濃守:(第5話) 
南町奉行
徳川慶喜佐古雅誉(第12話)
徳川幕府第15代将軍。大政奉還を画策。それに反対論を唱え諌言に及んだ小栗上野介の全ての役職を罷免、蟄居させる。
幕末関係者
坂本竜馬:世良公則(第11話、第13話)
土佐の脱藩浪士で勝麟太郎の弟子で、倒幕に関わる。
岡田以蔵江藤潤(第6話)
人斬りと恐れられた暗殺者。
清川八郎寺田農(第7話)
半蔵、お蓮と接点を持つ。
島津斉彬:西沢利明(第1話)
芹沢鴨木村元(第3話)
高杉晋作本田博太郎(第4話)
佐々木只三郎宮内洋(第7話)
桂小五郎大橋吾郎(第10話)
幾松三浦リカ(第10話)
西郷隆盛江夏豊(第13話)
甲賀組
楯岡道雪:亀石征一郎(第1話、第2話、第8話、第11話 - )
公儀お庭番・甲賀衆頭領。半蔵の宿敵。私利私欲のために甲賀衆を使い、時の幕府の実力者である安藤対馬守や小栗上野介の指示を受けながら、半蔵ら伊賀衆に立ちはだかる。最終話で半蔵との一騎討ちの末、額を兜割りで突かれ死亡。
お桐:芦川よしみ(第2話)
甲賀組配下となった「闇の中の主」剣一族のくの一。お蝶の実妹。伊賀湯舟の里の出身。「影」の補充のため湯舟の里を訪れた半蔵を慕う。半蔵に拒まれたため半蔵を憎悪。公儀御庭番成り上がりを企む剣一族の万玄馬に従い、道雪に与する。
市井の人々
牡丹:樹木希林
江戸のべんり屋の店長で元祇園の芸者。お狸様を信仰している。半蔵を「半公」と虐げているが、実は半さんに片思いしている。
お梅:藤沢ふゆき
べんり屋の女中。
ツル:田村奈美
べんり屋の女飛脚。
ローラ・ウィップル:ビクトリア・ハースト(第1話)
神奈川在中アメリカ領事の娘。親日派で、好奇心旺盛なお嬢様。べんり屋の面々と仲良くなる。

作品リスト (幕末編)[編集]

話数 放送日 サブタイトル 脚本 監督 ゲスト
第1話 1985年10月7日 ヤンキー娘の大冒険 本田英郎 関本郁夫 名和宏西沢利明、宮口二郎、野口貴史、永野辰弥、テリー・オブライエン
第2話 1985年10月14日 影なきおんなに御用心 関本郁夫 芦川よしみ、和崎俊哉、佐藤京一、汐路章、井上清和長田知子
第3話 1985年10月21日 女は二度燃える 下飯坂菊馬 原田雄一 岸田今日子、木村元堀光昭岡幸恵、川浪公次郎、岩尾正隆、木谷邦臣木下通博
第4話 1985年10月28日 私が愛したカゲキ派 和久田正明 本田博太郎宮下順子藤岡重慶野口早苗堀内正美、富永佳代子
第5話 1985年11月4日 江戸城を爆破せよ 本田英郎 関本郁夫 仁和令子、久富惟晴、戸浦六宏勝山純子春藤真澄、堀田真三、柳川清
第6話 1985年11月11日 右も左もぶっ殺せ 鈴木生朗 江藤潤吉田豊明、田中浩、杉本こず江三原世司奈衣麻遼子入江慎也白井滋郎
第7話 1985年11月18日 危険な男の恋文 松本功 大洲斉 寺田農宮内洋、原口剛、秋間登美松艶子
第8話 1985年11月25日 殺しの鈴は闇に鳴る 中村努 安奈淳、遠藤征慈、北村総一朗重久剛一、福本清三
第9話 1985年12月2日 哀しき宿命女戦士たち 本田英郎 太田昭和 三好鉄生村田雄浩、浜田晃、長谷川真砂美
第10話 1985年12月9日 逃がし屋は鬼の棲み家 鈴木生朗 大橋吾郎、三浦リカ、松橋登、卯木浩二、東山茂幸、村上潤、白井滋郎、川浪公次郎
第11話 1985年12月16日 密偵の愛・らあぶ・ゆう 中村努 関本郁夫 原田美枝子、曽根晴美、崎津隆介、諸角憲一芝本正荻原郁三深水三章
第12話 1985年12月23日 サムライ、荒野の落日 本田英郎 蜷川有紀風祭ゆき、八名信夫、蓑和田良太、中田博久
第13話 1985年12月30日 影は永遠に! 鈴木生朗 太田昭和 江夏豊西田良、鈴川法子、関根大学、村上潤、野口貴史

スタッフ (幕末編)[編集]

  • 企画:巻幡展男、泊懋
  • プロデューサー:岡林可典(関西テレビ)、松平乘道、清水敬三、亀岡正人(東映)、佐藤公彦
  • アクション・セッティング:JACコマンド
  • ナレーター:久米明
  • 音楽:渡辺茂樹(アンクルf)
  • 音楽協力:菌音楽事務所
  • 制作協力:サニ千葉エンタープライズ

主題歌 (幕末編)[編集]

  • OP:『影の軍団 幕末編 メインテーマ』(曲:渡辺茂樹)
  • ED:『影』(唄:千葉真一、作詞:亀石征一郎、作曲・編曲:青木望)

挿入歌 (幕末編)[編集]

  • 『曠野』(作曲・唄:千葉真一、作詞:亀石征一郎、編曲:青木望)

放映データ (幕末編)[編集]

放映ネット局[編集]

系列は放送終了時点のもの。
放送対象地域 放送局 系列 ネット形態 備考
近畿広域圏 関西テレビ フジテレビ系列 制作局
関東広域圏 フジテレビ 同時ネット
北海道 北海道文化放送
青森県 青森テレビ TBS系列 遅れネット
岩手県 テレビ岩手 日本テレビ系列
宮城県 仙台放送 フジテレビ系列 同時ネット
秋田県 秋田テレビ フジテレビ系列
テレビ朝日系列
遅れネット 1981年3月まではフジテレビ系単独加盟局
山形県 山形テレビ フジテレビ
系列
同時ネット
福島県 福島テレビ 1983年3月まではTBS系列とのクロスネット局
新潟県 新潟放送 TBS系列 遅れネット 『服部半蔵 影の軍団』のみ
新潟総合テレビ フジテレビ系列 遅れネット
→同時ネット
1981年3月までは日本テレビ系列とのトリプルネット局
1983年9月まではテレビ朝日系列とのクロスネット局
『影の軍団II』・『…III』は遅れネット、『…IV』、『… 幕末編』は同時ネット
長野県 長野放送 同時ネット
山梨県 テレビ山梨 TBS系列 遅れネット
静岡県 テレビ静岡 フジテレビ系列 同時ネット
富山県 富山テレビ
石川県 石川テレビ
福井県 福井テレビ 同時ネット
→遅れネット
月曜22時に放送時間が移行された『… 幕末編』は、毎日放送制作の
世界まるごとHOWマッチ』の遅れネットのため遅れネットとなった。
中京広域圏 東海テレビ 同時ネット
島根県
鳥取県
山陰中央テレビ
岡山県
香川県
岡山放送
広島県 テレビ新広島
山口県 テレビ山口 TBS系列
フジテレビ系列
徳島県 四国放送 日本テレビ系列 遅れネット
愛媛県 テレビ愛媛 フジテレビ系列 同時ネット
高知県 テレビ高知 TBS系列 遅れネット
福岡県 テレビ西日本 フジテレビ系列 同時ネット
佐賀県 サガテレビ
長崎県 テレビ長崎 フジテレビ系列
日本テレビ系列
遅れネット
熊本県 テレビ熊本 フジテレビ系列
テレビ朝日系列
同時ネット 1982年3月までは日本テレビ系列とのトリプルネット局
大分県 テレビ大分 フジテレビ系列
日本テレビ系列
テレビ朝日系列
遅れネット
宮崎県 テレビ宮崎
鹿児島県 鹿児島テレビ フジテレビ系列
日本テレビ系列
1982年9月まではテレビ朝日とのトリプルネット局
沖縄県 沖縄テレビ フジテレビ系列

上記のほか、90年代初めに長崎放送でも放送されていた。

DVD[編集]

2006年12月8日に『服部半蔵 影の軍団』全27話を完全収録したDVDボックスが発売、同商品のテレビCMでは歴代の服部半蔵を演じた千葉真一のナレーションが新規に録音された。『影の軍団II』は1巻が2008年11月21日、2巻が2009年2月21日にそれぞれ発売された。オンラインDVDレンタルのTSUTAYA DISCASにて、『服部半蔵 影の軍団』が2009年10月9日からレンタル開始された。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ プロゴルファー尾崎将司パターを打つ直前に「天魔覆滅」と唱えている[3]。本シリーズをよく見ている尾崎は「天魔覆滅」を“無”と解釈し、パター打つ直前に唱えるようになった[3]。「リズムが出ていい」と尾崎は語っている[3]
  2. ^ 再放送では60分枠に編集されたものが放送されている。

出典[編集]

  1. ^ あかんやつら 春日太一著 370~371ページ
  2. ^ a b 影の軍団”. ハイビジョンで甦る名作時代劇. 時代劇専門チャンネル. 2010年10月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年10月13日閲覧。
  3. ^ a b c d 「ジャンボも唱える影の軍団「天魔覆滅」」、『週刊ゴルフダイジェスト』第36巻9月24号、ゴルフダイジェスト社2013年9月24日、 126頁。
  4. ^ 「特集 影の軍団」、『テレビジョンドラマ』第3巻第3号、放送映画出版1985年5月1日、 36頁。
  5. ^ a b 特集 影の軍団、14頁。

関連項目[編集]

  • 仮面ライダー響鬼 - 本作と同じく和風特撮作品で、オープニングがインストゥルメンタル、エンディングがバラード調[1]という共通点がある。
  • 直撃! 地獄拳 - 千葉真一主演の忍者の末裔を主人公にした1974年の日本映画

外部リンク[編集]

フジテレビ 関西テレビ制作火曜22時枠時代劇(1980.4 - 9、一部地域を除く)
前番組 番組名 次番組
服部半蔵 影の軍団
フジテレビ系 関西テレビ制作火曜22時枠時代劇(1981.10 - 1982.9、一部地域を除く)
影の軍団II 影の軍団III
フジテレビ系 火曜22時台(関西テレビ制作枠。一部地域を除く。1985.4-10)
影の軍団IV
三枝の愛ラブ!爆笑クリニック
(月曜22時台から移行)
フジテレビ系 月曜22時台(関西テレビ制作枠。一部地域を除く。1985.10-12)
三枝の愛ラブ!爆笑クリニック
影の軍団 幕末編
夏樹静子サスペンス
(ここからサスペンスドラマ枠
  1. ^ 初期のみではあるが・・・。