1980年の映画
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1980年の映画(1980ねんのえいが)では、1980年(昭和55年)の映画分野の動向についてまとめる。
目次
できごと[編集]
- 6月3日 - ウォルト・ディズニー・プロダクションの新代表取締役社長にウォルト・ディズニーの長女でダイアン・ディズニー・ミラーの夫・ロナルド・W・ミラーが就任。これに伴いドン・B・テータムが経営執行委員会議長に、E・カードン・ウォーカーが代表取締役会長に退く。
- ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門が再開される。
日本の映画興行[編集]
- 入場料金(大人)
- 1,400円[1][2]
- 映画館・映画別
- 1,500円(日本ヘラルド、2月公開『地獄の黙示録』)[3]
- 1,500円(コロンビア映画、3月公開『1941』)[3]
- 1,500円(20世紀フォックス、6月公開『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』)[3]
- 1,500円(東宝、4月公開『影武者』)[4]
- 1,500円(東宝、6月公開『復活の日』)[4]
- 1,400円(松竹、正月映画『男はつらいよ 寅次郎春の夢』)[5]
- 1,400円(松竹、3月公開『遙かなる山の呼び声』)[4]
- 1,400円(松竹、8月公開『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』)[6]
- 1,400円(東映、1月公開『動乱』)[4]
- 1,300円(有楽座、正月映画『戦国自衛隊』)[7]
- 1,300円(丸の内ピカデリー、正月映画『メーン・イベント』)[8]
- 1,300円(渋谷パンテオン、正月映画『エアポート'80』)[9]
- 1,357円(統計局『小売物価統計調査(動向編) 調査結果』[10] 銘柄符号 9341「映画観覧料」) [11]
- 入場者数 1億6442万人[12]
- 興行収入 1659億1800万円[12]
| 配給会社 | 配給本数 | 年間配給収入 | 前年対比 | 概要 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 新作 | 再映 | 洋画 | ||||
| 松竹 | 14 | 55億4768万円 | 86.3% | 1980年は松竹不振の年だった。正月『神様のくれた赤ん坊』、夏『思えば遠くへ来たもんだ』の併映効果もあって、『男はつらいよ 寅次郎春の夢』(12.2億円[注 1])と『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』(12.5億円[注 2])はハイアベレージとなった。『遙かなる山の呼び声』(6.1億円)と『わるいやつら』(5.4億円)は成功。『父よ母よ!』(5.1億円)は平凡な成績。『遥かなる走路』と『震える舌』は極端な不振。『五番町夕霧楼』は惨敗。 | ||
| 12 | 2 | 0 | ||||
| 東宝 | 22 | 132億3531万円 | 168.0% | 1980年の邦画製作界の話題の中心は東宝だった。配給収入10億円の大台を突破したのは5番組。黒澤明が9年ぶりに監督した『影武者』(27億円)の大ヒット。好稼動だったが国内では製作費32億円を回収できなかった角川映画『復活の日』(24億円)。テレビとの連動で幼児の観客を多く集め大ヒットした『ドラえもん のび太の恐竜』(15.5億円)(併映は『モスラ対ゴジラ』)。角川映画『戦国自衛隊』(13.5億円)。1本立て映画の中では『天平の甍』(11.5億円)は日中友好ムードが動員に結びついたが、『地震列島』と『ルパン三世 カリオストロの城』はヒットしなかった。 | ||
| 18 | 2 | 2 | ||||
| 東映 | 27 | 77億9284万円 | 97.1% | 1980年は東宝にトップを奪われた。配給収入10億円の大台を突破したのは2番組。全社員が前売券を熱心に販売したことやさだまさしの主題歌の効果で『二百三高地』(18億円[13][注 3])が『柳生一族の陰謀』を抜いて東映の新記録を樹立する。東映洋画部扱いの『ヤマトよ永遠に』(13.5億円)。1本立て映画の中では『動乱』(9.5億円)はハイアベレージとなったが、時代劇『影の軍団 服部半蔵』と『徳川一族の崩壊』は完全に沈黙。『森は生きている』を含む春のまんがまつり(8億円)は歴代まんがまつりのトップとなった。凋落傾向にあった「トラック野郎」シリーズが併映作『夢一族 ザ・らいばる』に足を引っ張られ、正月の『トラック野郎・故郷特急便』(7億円)で打ち切りとなった。 | ||
| 20 | 4 | 3 | ||||
| にっかつ | 76 | 34億0851万円 | 96.0% | ロマンポルノは安定しているが、一般映画2番組がブレーキとなった。一般映画『桃尻娘 プロポーズ大作戦』/『おさな妻』(1億6500万円)は従来のロマンポルノファンを逃し不発。『元祖大四畳半大物語』は人気の松本零士原作でもSFでなければヒットしないことを証明した。(併映は『鉄騎兵、跳んだ』)。畑中葉子初主演の『愛の白昼夢』(1億9900万円)はロマンポルノの中でトップ5に入るヒットとなった。経営面では7億6000万円の赤字を計上した。 | ||
| 70 | 6 | 0 | ||||
各国ランキング[編集]
日本配給収入ランキング[編集]
| 順位 | 題名 | 製作国 | 配給 | 配給収入 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | スター・ウォーズ 帝国の逆襲 | 20世紀FOX | 32.0億円 | |
| 2 | 影武者 | 東宝 | 27.0億円 | |
| 3 | 復活の日 | 東宝 | 24.0億円 | |
| 4 | 007 ムーンレイカー | ユナイテッド・アーティスツ | 23.0億円 | |
| 5 | 地獄の黙示録 | ヘラルド | 22.5億円 | |
| 6 | 二百三高地 | 東映 | 18.0億円 | |
| 7 | クレイマー、クレイマー | コロムビア | 16.0億円 | |
| 8 | ドラえもん のび太の恐竜 モスラ対ゴジラ |
東宝 | 15.5億円 | |
| 9 | ヤマトよ永遠に | 東映洋画 | 13.5億円 | |
| 9 | 戦国自衛隊 | 東宝 | 13.5億円 |
北米興行収入ランキング[編集]
| 順位 | 題名 | スタジオ | 興行収入 |
|---|---|---|---|
| 1. | スター・ウォーズ 帝国の逆襲 | 20世紀FOX | $209,398,025 |
| 2. | 9時から5時まで | 20世紀FOX | $103,290,500 |
| 3. | スター・クレイジー | コロムビア | $101,300,000 |
| 4. | フライングハイ | パラマウント | $83,453,539 |
| 5. | ダーティファイター 燃えよ鉄拳 | ワーナー・ブラザース | $70,687,344 |
| 6. | プライベート・ベンジャミン | ワーナー・ブラザース | $69,847,348 |
| 7. | 歌え!ロレッタ愛のために | ユニバーサル | $67,182,787 |
| 8. | トランザム7000VS激突パトカー軍団 | ユニバーサル | $66,132,626 |
| 9. | 青い珊瑚礁 | コロムビア | $58,853,106 |
| 10. | ブルース・ブラザース | ユニバーサル | $57,229,890 |
- 出典: “1980 Domestic Yearly Box Office Results”. Box Office Mojo. 2015年12月23日閲覧。
日本公開映画[編集]
1980年の日本公開映画を参照。
受賞[編集]
- 第53回アカデミー賞
- 作品賞 - 『普通の人々』
- 監督賞 - ロバート・レッドフォード(『普通の人々』)
- 主演男優賞 - ロバート・デ・ニーロ(『レイジング・ブル』)
- 主演女優賞 - シシー・スペイセク(『歌え!ロレッタ愛のために』)
- 第38回ゴールデングローブ賞
- 作品賞 (ドラマ部門) - 『普通の人々』
- 主演女優賞 (ドラマ部門) - メアリ・タイラー・ムーア(『普通の人々』)
- 主演男優賞 (ドラマ部門) - ロバート・デ・ニーロ(『レイジング・ブル』)
- 作品賞 (ミュージカル・コメディ部門) -『 歌え!ロレッタ愛のために』
- 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) - シシー・スペイセク(『歌え!ロレッタ 愛のために』)
- 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門) - レイ・シャーキー(『The Idolmaker』)
- 監督賞 - ロバート・レッドフォード(『普通の人々』)
- 第46回ニューヨーク映画批評家協会賞 - 『普通の人々』
- 第37回ヴェネツィア国際映画祭
- 金獅子賞 - 『グロリア』(ジョン・カサヴェテス
)、『アトランティック・シティ』 (ルイ・マル
)
- 金獅子賞 - 『グロリア』(ジョン・カサヴェテス
- 第30回ベルリン国際映画祭
- 金熊賞 - 『Heartland』 (リチャード・ピアース
)、『Palermo or Wolfsburg』 (ヴェルナー・シュレーター
)
- 金熊賞 - 『Heartland』 (リチャード・ピアース
- 第4回日本アカデミー賞
- 最優秀作品賞 - 『ツィゴイネルワイゼン』(鈴木清順)
- 最優秀主演男優賞 - 高倉健(『動乱』『遙かなる山の呼び声』)
- 最優秀主演女優賞 - 倍賞千恵子(『遥かなる山の呼び声』『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』)
- 第54回キネマ旬報ベスト・テン
- 外国映画第1位 - 『クレイマー、クレイマー』

- 日本映画第1位 - 『ツィゴイネルワイゼン』
- 外国映画第1位 - 『クレイマー、クレイマー』
- 第35回毎日映画コンクール
- 日本映画大賞 - 『影武者』
誕生[編集]
- 1月14日 - 玉木宏、日本の俳優
- 2月7日 - イ・ジョンヒョン、韓国の歌手・女優
- 2月12日 - クリスティーナ・リッチ、アメリカの女優
- 2月14日 - 山口紗弥加、日本の女優
- 2月27日 - 佐藤隆太、日本の俳優
- 4月1日 - 竹内結子、日本の女優
- 4月7日 - 玉山鉄二、日本の俳優
- 5月13日 - 野波麻帆、日本の女優
- 5月22日 - 田中麗奈、日本の女優
- 7月18日 - 広末涼子、日本の女優
- 7月19日 - 小嶺麗奈、日本の女優
- 11月20日 - 小池栄子、日本のタレント・女優
- 12月13日 - 妻夫木聡、日本の俳優
- 12月21日 - イ・ウンジュ、韓国の女優(+2005年)
死去[編集]
| 日付 | 名前 | 国籍 | 年齢 | 職業 | |
| 1月 | 1日 | アドルフ・ドイチュ | 82 | 作曲家 | |
| 18日 | 岩田祐吉 | 92 | 俳優 | ||
| 18日 | セシル・ビートン | 76 | 写真家・デザイナー | ||
| 29日 | ジミー・デュランテ | 86 | 俳優 | ||
| 2月 | 13日 | デヴィッド・ジャンセン | 48 | 俳優 | |
| 3月 | 11日 | 伊藤雄之助 | 60 | 俳優 | |
| 4月 | 4日 | アレクサンデル・フォルト | 71 | 映画監督 | |
| 16日 | アルフ・シェーベルイ | 76 | 映画監督 | ||
| 25日 | マリオ・バーヴァ | 65 | 映画監督・撮影監督 | ||
| 29日 | アルフレッド・ヒッチコック | 80 | 映画監督 | ||
| 5月 | 2日 | ジョージ・パル | 72 | アニメーター | |
| 8日 | 東山千栄子 | 89 | 女優 | ||
| 14日 | ヒュー・グリフィス | 67 | 俳優 | ||
| 21日 | 稲垣浩 | 74 | 映画監督 | ||
| 6月 | 18日 | テレンス・フィッシャー | 76 | 映画監督 | |
| 24日 | ボリス・カウフマン | 82 | 撮影監督 | ||
| 7月 | 24日 | ピーター・セラーズ | 54 | 俳優 | |
| 25日 | ヴラジーミル・ヴィソツキー | 42 | 詩人・歌手・俳優 | ||
| 30日 | チャールズ・マッグロー | 66 | 俳優 | ||
| 8月 | 1日 | ストローザー・マーティン | 61 | 俳優 | |
| 14日 | ドロシー・ストラットン | 20 | プレイメイト・女優 | ||
| 21日 | 大日方伝 | 73 | 俳優 | ||
| 26日 | テックス・アヴェリー | 72 | アニメーター | ||
| 9月 | 25日 | ルイス・マイルストン | 84 | 映画監督 | |
| 10月 | 6日 | 北原文枝 | 60 | 女優 | |
| 17日 | 三城輝子 | 63 | 女優 | ||
| 21日 | 嵐寛寿郎 | 77 | 俳優 | ||
| 11月 | 7日 | 越路吹雪 | 56 | 歌手・女優 | |
| スティーブ・マックイーン | 50 | 俳優 | |||
| 22日 | メイ・ウエスト | 87 | 女優 | ||
| 24日 | ジョージ・ラフト | 85 | 俳優 | ||
| 26日 | レイチェル・ロバーツ | 53 | 女優 | ||
| 高尾光子 | 65 | 女優・子役 | |||
| 12月 | 6日 | エーヴ・フランシス | 94 | 女優 | |
| 20日 | 渋谷実 | 73 | 映画監督 | ||
| ベン・シャープスティーン | 85 | 映画監督、プロデューサー | |||
| 31日 | ラオール・ウォルシュ | 93 | 映画監督 | ||
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ 斉藤 2009, p. 96.
- ^ 『戦後値段史年表』 週刊朝日、朝日新聞出版〈朝日文庫〉、1995年、23頁。ISBN 4-02-261108-1。
- ^ a b c 「1979年度日本映画・外国映画業界総決算 日本映画」、『キネマ旬報』1980年(昭和55年)2月下旬号、キネマ旬報社、1980年、 125頁。
- ^ a b c d 「1979年度日本映画・外国映画業界総決算 日本映画」、『キネマ旬報』1980年(昭和55年)2月下旬号、キネマ旬報社、1980年、 120頁。
- ^ “第24作 男はつらいよ 寅次郎春の夢”. 『男はつらいよ』公式サイト. 松竹映画. 2016年12月27日閲覧。
- ^ “第25作 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花”. 『男はつらいよ』公式サイト. 松竹映画. 2016年8月4日閲覧。
- ^ 斉藤 2009, pp. 84 - 85.
- ^ 斉藤 2009, pp. 85 - 86.
- ^ 斉藤 2009, pp. 86 - 87.
- ^ “小売物価統計調査(動向編) 調査結果”. 統計局. 2016年8月3日閲覧。
- ^ “主要品目の東京都区部小売価格:昭和25年(1950年)〜平成22年(2010年) (Excel)”. 統計局. 2016年8月3日閲覧。
- ^ a b “過去データ一覧”. 一般社団法人日本映画製作者連盟. 2016年8月2日閲覧。
- ^ a b c 1980年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
- ^ 「1980年邦画四社<封切配収ベスト作品>」、『キネマ旬報』1981年(昭和56年)2月下旬号、キネマ旬報社、1981年、 118頁。
参考文献[編集]
- 斉藤守彦 『映画館の入場料金は、なぜ1800円なのか?』 ダイヤモンド社、2009年11月27日。ISBN 978-4-478-01134-8。
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