アイフル大作戦

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アイフル大作戦』(アイフルだいさくせん)は、1973年4月14日 - 1974年5月4日TBS系で毎週土曜日21:00 - 21:55に放送されたアクションドラマ。全56話。

タイトルロゴでは「EYEFUL」と表記。

番組概要[編集]

アイフル探偵学校の校長・岸 涼子(小川真由美)とその生徒らが探偵に関する授業を受けつつも、毎回様々な事件現場に立会い実際に事件を解決するまでを描いた作品。前作『キイハンター』よりもコメディー色がやや強い内容で展開された。

アイフルの校長、生徒らを中心に校長と相思相愛役の元刑事、南条京太郎(杉浦直樹)が度々登場し警視庁の捜査課、桜田警部(丹波哲郎)、追出刑事(藤木悠)らと共に事件解決へと導く。

軽いコミカルなエピソードが主流であったが、ハードボイルド色の強いものや、重いテーマを扱ったものもあり、バラエティに富む内容であった。

オープニング[編集]

モンタージュ作成の過程から小川真由美の顔写真が出来上がり、口元から赤字で「eyeful」という文字が出る。最初期は、「eyeful」が一単語だけだったものが、途中から「eyeful...eyeful...」と二単語分表示されるようになった。

西田健の紹介シーンでは、鼻の下を伸ばしながら背面ヌードの女性の写真を見、次いでその正面を見ようと写真の裏面を見る、という演出だったが、8話前後から、女性の背面ヌードが出る直前にストップモーションになり、そこでクレジットが出る形に変更され、これは最終回まで続いた。

登場人物[編集]

アイフル探偵学校[編集]

岸 涼子
演:小川真由美
アイフル探偵学校長。勝気で男嫌い、金にはうるさいが熱いハートの持ち主。お色気を意識した衣装を着たり、長煙管を使用する。また、盗みなど潜入行動を行う際には黒のレザースーツ(?)を着用し、アクションも行う。警視庁の追出(おいで)刑事を「ド刑事(どでか)」と呼ぶが、桜田警部には一定の敬意を払っている。祖先は伊賀の忍者であることから、身軽な動きを得意とする。探偵学校を開く前は、投資学校を開いていたが、これが原因でとんだ事件に巻き込まれたことがある。金のうるささには尋常ではなく、高額の金銭が手に入ると聞いただけで気分が舞い上がり、一方で多額の出費を強いられる、もしくはその可能性が出てくると、めまい、立ちくらみに始まり、心臓が痛くなったり、ひどい場合は失神する、軽くても熱を出して倒れこむなど、お金による心身への影響が非常に大きい。最初のころは頻繁にカツラを使用しており、ボブショートやパーマネントなどが多かった。しかし途中から使うのをやめている。
伊吹裕二
演:谷隼人
秘書兼講師。父親は沖縄で戦死したとされる。ある日、ひったくり現場に出くわした伊吹が犯人を追うも、ひったくり犯は車に引かれて死んでしまう展開に。その際、犯人が息絶え絶えに伊吹に渡した盗品には日章旗とともに連署がなされ、そこに伊吹の父親の名前があったことから、沖縄に単独で、父親の戦争下でのことについてを調査しに出かけたことがある。
井口マリ
演:松岡きっこ
生徒。校長からは「お目目がパッチリの人」や「その目でいったいどこを見ているの」と言われたり、原田や丘などからは「目がはれている」などと散々揶揄されているが、とにかく目がチャームポイント。非常に純潔を好む性格で、南条が女性といちゃいちゃしていただけで汚らわしい、と一蹴した事もある。
丘大介
演:西田健
生徒。妹が一人おり、それが唯一の肉親。三平と一緒に行動する事が多い。知的な印象を与えるが、実はおっちょこちょいな所も多い。
原田三平
演:川口厚
生徒。高卒で働きに出るも、のちにアイフル探偵学校へ入学。半ばパシリとして扱われることが多く、番組終盤では、探偵学校の資材物資調達係になっていたことが明らかになった。

その他[編集]

南条京太郎
演:杉浦直樹
涼子らに協力する元刑事で切れ者の私立探偵。普段は、珍々亭(ちんちんてい)というラーメン屋の二階に下宿している。第一話での出会いをきっかけとして、アイフル探偵学校に顧問として就任。とある事情から男としてダメになってしまったが、携わる事件がことごとく美女であるため、その女性と熱い恋に落ちるなど、プレイボーイな一面も持っている。一度だけ、校長と一緒に、おそろいの黒のレザースーツで潜入したことがある。
桜田正三郎
演:丹波哲郎
警視庁の警部。岸涼子とタッグを組んで事件を解決すると、なぜか頻繁にキスをすることが多い。
追出大五郎(おいで だいごろう)
演:藤木悠
桜田の忠実な部下。アイフルメンバーの邪魔をしたり、助け合ったりという役回りで、コメディリリーフとして貴重な存在であった。高卒のたたき上げの刑事で、特に自身が所属する捜査一課のことを、頻繁に「名だたる捜査一課」と誇っている。だが一方で、シリーズ中盤以降は、ことあるごとにアイフルメンバーを犯人扱いし逮捕するなど、ほぼ毎週誤認逮捕という、ある意味捜査一課の看板に泥を塗るようなへまを犯し続けている。また、ある時はその捜査一課内で西洋人のヌード写真を見たり、探偵学校で生徒に対する逮捕状を見せつけようと出した紙切れを生徒に突き付けたところ、未亡人サロンの請求書だった、など、人間味あふれる部分も多い。時折、「じっと我慢の子」という言葉を口にする。初期頃には妻子持ちの40歳と自ら言っていたこともあった。

桜田警部と南条探偵はセミレギュラー的な位置付けで登場しない回が多い。特に南条については、シリーズの最初期に1~3回出演した程度で、以降ほとんど出ることがなく、終盤に至って、2~3話に一回は出演するといった偏りが見られた。また、桜田と南条が共演したのは、初回だけである。

番組のおよそ半分がロケであり、全国各地、そして一度だけハワイに飛んだ。そうした地方の事件では様々な名前の刑事がおり、床内(ゆかない、バーディー大作戦では同じ読みで行内刑事がレギュラー出演)、飛田(とんだ)、カンジョウ(たまたま南条と居合わせた、追出よりも厳しい鬼刑事。漢字は不明だが、そのこわもての姿から、「ああ、勘定取りだったの」とマリに皮肉られている)各刑事が登場した。すべて、一回のみの登場。

「アイフル」とは[編集]

芥川隆行によるオープニングナレーションでは「アイフル(EYEFUL)」は、「すごい美人、または目を瞠るほどイカす奴」と説明している。(辞書には『「イカした」「カッコいい」「素敵な美人」』といった意味の俗語と出ている)。

また、「愛がいっぱい(愛FULL)」「目いっぱい(目FULL)」「ばっちり」というような意味を持たせたTBSの和製英語である』、と言う説もある(日本コロムビア株式会社のCD「懐かしの東映TV映画主題歌テーマ集」解説書より)。

音楽・主題歌[編集]

スタッフ[編集]

放映リスト[編集]

各話 放映日 サブタイトル  監督 脚本 ゲスト
第1話 1973年
4月14日
特訓開始! 美女の殺し方 佐藤純弥 小山内美江子 岡崎二朗川崎あかね小松方正
深江章喜なべおさみ十勝花子
第2話 4月21日 男性飼育必敗法 山内柏 池田雄一 小林千登勢財津一郎ピーター
楠トシエ横山あきお大泉滉
穂積隆信、青柳三枝子、久里千春山崎唯
第3話 4月28日 ハラ! ハラ! 殺人ドライブ 竹本弘一 高久進 木村夏江、平泉征佐藤博小島三児田辺進三
第4話 5月5日 仮面の女 小西通雄 小山内美江子 安田道代、斎藤美和、村井国夫小林稔侍
第5話 5月12日 奇々怪々!鬼刑事初恋事件 小松範任 小山内美江子 水原麻記戸浦六宏梅津栄
堀田真三杉義一高品正広
第6話 5月19日 キャーッ!空から死体と札束が 佐藤肇 高久進
佐藤肇
稲垣光穂子藤木孝和崎俊哉
三谷昇加藤和夫三角八郎
小野川公三郎浜田晃江波多寛児
第7話 5月26日 今晩わ!悪魔のノック 村山新治 池田雄一 渥美マリ寺田農渥美国泰
北島マヤ安岡力也宮口二朗
第8話 6月2日 泣くな赤ちゃん!新婚珍道中 山内柏 池田雄一 ハナ肇高松しげお山本豊三
中尾ミエ木村元瀬良明
第9話 6月9日 死を招く目のない人形 小西通雄 池田雄一 岩本多代田口計曽根晴美
小笠原良知太刀川寛人見きよし
司美智子
第10話 6月16日 危機一発!アイフル大混戦 村山新治 小山内美江子 宮本信子石井富子中井啓輔団巌
第11話 6月23日 電話で死体が転がり込んできた 小西通雄 池田雄一 夏八木勲山本耕一真山知子
第12話 6月30日 美女と散歩するガイ骨 山内柏 池田雄一 井上孝雄、青柳三枝子、原良子西恵子
富田仲次郎上田忠好藤原釜足
第13話 7月7日 逃亡と追跡!赤い唇100万$ 佐藤肇   高久進
佐藤肇
岡田英次江夏夕子高橋長英
大門正明、田口計、曽根晴美、森秋子
第14話 7月14日 真夏に死人はスキーする! 竹本弘一 高久進 渡辺文雄桜井浩子中田博久
立原博河合絃司
第15話 7月21日 夏の夜の大はずれガールハント 村山新治 小山内美江子 村松英子横山リエ、北原義郎
新井和夫奥野匡、小林稔侍
岡部征純、山田甲一、五野上力
第16話 7月28日 美女占い!金儲けの殺し方 山内柏   小山内美江子 加茂さくら東郷晴子福田豊土原口剛
第17話 8月4日 美女の顔紛失事件 村山新治 近藤正
小山内美江子
入川保則旭輝子高毬子
風間千代子、柴田英子、相馬剛三
第18話 8月11日 キャーッ!夏休みキャンプお化け大会 佐藤肇 高久進
佐藤肇
夏純子楠田薫戸部夕子
室田日出男村上冬樹
第19話 8月18日 東京-網走 同棲時代コンテスト 小西通雄    池田雄一 川崎あかね、小野川公三郎、角梨枝子
佐々木功竜崎一郎、人見きよし
千波丈太郎、中井啓輔、松山照夫
第20話 8月25日 死体とチリ紙交換しま~す?! 佐藤肇   池田雄一 犬塚弘三原葉子松原光二
司美智子、柳谷寛
第21話 9月1日 覗き盗聴大作戦?!  竹本弘一  佐藤純弥 杉江広太郎中田博久、岡部正純
第22話 9月8日 ゲタゲタ笑う墓の下のガイ骨 小西通雄  佐藤純弥 北林早苗南利明、藤木敬土
宗方奈美伊藤るり子ホーン・ユキ
東晃声、河合絃司
第23話 9月15日 純金のポンコツ自動車レース!      山内柏  池田雄一 江崎英子、千秋じゅん、林ゆたか
富田仲次郎、立原博、江幡高志
第24話 9月22日 霊柩車たくさん呼ンドイテ!! 村山新治    近藤正
小山内美江子
北川美佳、原良子、梅津栄
田口計伊藤高、浜田晃
第25話 9月29日 逃げろ!わんぱく小僧生き埋め殺人 小西通雄 近藤正
小山内美江子
梅地徳彦、睦五郎、風間千代子
頭師孝雄有馬昌彦佐藤晟也
第26話 10月6日 東京-ホノルル ビキニの女王大作戦 佐藤肇  池田雄一 仲谷昇加茂さくら
小池朝雄大川栄子
第27話 10月13日 ブルーハワイ!愛と死の接吻
第28話 10月20日 死刑実験 マンション空室あり! 村山新治  近藤正
小山内美江子
泉晶子藤村有弘三遊亭圓歌
上田忠好、山本緑、山浦栄
第29話 10月27日 グラマーにせ札株式会社 山内柏 小山内美江子 土井かつえ、川地民夫楠トシエ
司美智子、渥美国泰、藤岡重慶
小林稔侍
第30話 11月3日 銀行のお金盗む方法教えます! 小西通雄  池田雄一 井上孝雄本阿弥周子、笠原玲子
木村元、川辺久造、小林稔侍、笠原玲子
第31話 11月10日 メロメロ!お色気大作戦 深作欣二  小山内美江子 中原早苗藤木敬士、曽根晴美
山本耕一、高松しげお
第32話 11月17日 ドヒャーッ!仕掛けて仕損じなし 山内柏 池田悦子 森次晃嗣清水紘治北川美佳
早川雄三坂本長利、奥野匡
伊達弘、山浦栄、片桐陽子
第33話 11月24日 美女を盗め!ズッコケ捜査網 小西通雄  高久進 金田龍之介麻田ルミ山下洵一郎
角梨枝子、小倉雄三
第34話 12月1日 接吻で始まった出来事 鷹森立一 小山内美江子 岡田裕介幸田宗丸、松原光二
きくち英一、河合絃司、伊藤慶子
第35話 12月8日 東京-沖縄 華やかな大追跡 山内柏  佐藤純弥
小山内美江子
光川環世南原宏治勝部演之
平泉征、杉江広太郎、中田博久
原泉三重街恒二
第36話 12月15日 100万$ヤキモチ深夜便 村山新治 小山内美江子 根上淳河津清三郎伊藤るり子
中井啓輔、木川哲也、渡辺千世
第37話 12月22日 乾杯!恋人に捧げる死体 佐藤肇  高久進 佐々木剛奈美悦子誠直也
浜田晃、叶絵無、相馬剛三
山田甲一、ユセフ・オスマン
第38話 12月29日 バラン・ドロン殺人事件 鷹森立一 小山内美江子
近藤正
戸浦六宏、原良子、綾川香
太刀川寛、穂積隆信、東晃声
梅津栄、曾我廼家一二三、水上竜子
太古八郎、田川恒夫、山浦栄、五野上力
第39話 1974年
1月5日
新春テニス曲線美杯争奪戦 山内柏  池田雄一 宇佐美淳也、サリー・メイ、司美智子
木村元、太宰久雄岡田京子
第40話 1月12日 暑い南の島のストーブリーグ戦 小西通雄 小山内美江子 光川環世、南原宏治、勝部演之
中田博久、宗方奈美丸岡将一郎
杉江広太郎、滝良子池田孝一郎
河合絃司、打越正八、西本良治郎
第41話 1月19日 地震・雷・火事・亭主!日本沈没 佐藤肇  池田雄一 中原早苗、小林さち子、松原光二
沢田浩二、青空千夜・一夜大泉滉
第42話 1月26日 今晩わ!私たち人殺しなの 村山新治 小山内美江子 太田美鈴、楠トシエ八名信夫
木原正二郎、守山竜二、山田甲一
伊藤慶子
第43話 2月2日 スリル満点!ガイ骨のスキー大会 小西通雄 高久進 今井健二泉晶子、田口計
小林稔侍、相馬剛三、岩上瑛
中村孝雄、西本良治郎、比良元高
第44話 2月9日 新婚ホヤホヤ団体旅行 佐藤肇 池田雄一 犬塚弘、山下洵一郎、藤村有弘
高林由紀子、森みつる、紅理子
夏川圭、相馬剛三
第45話 2月16日 試験地獄!裏口入学大作戦 小西通雄 高久進 市地洋子北原義郎、伊藤高
団巌、立原博、石井富子、白石奈緒美
きくち英一、山浦栄、木村修
第46話 2月23日 スキーで婚約殺人旅行 村山新治 池田雄一 鈴木瑞穂、山本豊三、清水絋治
柴田悦子、佐藤博、小林さち子
桜井浩子、伊達弘、山口暁
第47話 3月2日 危機一髪!恋の追跡 鷹森立一 小山内美江子 神鳥ひろ子瞳麗子小坂一也
見明凡太朗、司美智子、三角八郎
大杉雄二、仲原新二
第48話 3月9日 パトカーのガソリン盗難事件 佐藤肇 高久進 三谷昇、水原麻記、伊佐山ひろ子
酒井修、小野進也、加藤和夫
第49話 3月16日 真夜中のアリバイ!個人授業 山口和彦 小山内美江子 珠めぐみ山内絵美子、和崎俊哉、佐々木功
第50話 3月23日 殺人鬼と棲む女 鷹森立一 小山内美江子
近藤正
中島ゆたか上原ゆかり、角梨枝子
陶隆松川勉神谷政浩
第51話 3月30日 005宝石強盗団 山内柏 小山内美江子
近藤正
藤木孝、司美智子、細川俊夫
来栖あんな、滝川潤、小林稔侍、辻萬長
第52話 4月6日 SOS殺しのラブレター 村山新治 小山内美江子
近藤正
岡田真澄、勝部演之、有吉ひとみ、中井啓輔
第53話 4月13日 ストッキングをかぶった男 鷹森立一 小山内美江子
近藤正
緑魔子松橋登山下則夫
第54話 4月20日 仁義ある戦い 小西通雄 高久進 花沢徳衛服部妙子、高毬子、黒部進
中田博久、梅津栄、河合絃司、木村修
山本緑、五野上力、佐川二郎、高野隆志
相馬剛三、清水照夫、亀山達也、山田甲一
第55話 4月27日 探偵専科 愛と死のたわむれ 佐藤肇 佐藤純弥 北林早苗、麻田ルミ、ケン・サンダース
浜田ゆう子、浜田晃、轟謙二
奥野匡、河合絃司、田川恒夫、木村修
第56話 5月4日 卒業式・サヨナラ涼子という女 佐藤純弥 小山内美江子 中尾彬北川めぐみ、水上竜子
清川新吾、大泉滉、佐藤由美
森みつる、中村孝雄、松坂雅治、山本緑
河合絃司、五野上力
  • 第26話と第27話は、ハワイロケによる前後編。

解説[編集]

  • 5年間続いた『キイハンター』と同じスタッフによるTBS土曜9時アクションドラマシリーズの新作。前作のライトでコミカルな部分を前面に打ち出した、華やかな探偵アクションドラマであった。
  • 主人公のアイフル探偵学校長・岸涼子にはフジテレビ系『女ねずみ小僧』シリーズ等で人気を得ていた小川真由美を抜擢。勝気で男嫌い、金にはうるさいが熱いハートの持ち主という現代的な独立した女性像で、主題歌『VIVA!アイフル』も歌うなど、新たな看板スターとして打ち出された。
  • 前作キイハンターからは丹波哲郎と谷隼人。丹波は本作では脇に回り、警視庁の桜田警部として涼子らを助けるポジションとなった(しかし実際には丹波は『キイハンター』でも初期を除けば登場しない回も多く、自分が中心になるエピソードも少なかったので、ほぼ同様のポジションだったといえる)。谷は講師役で準主役。
  • 追出刑事がアイフル探偵学校を訪れる際は、たいてい足蹴りでドアを開くことが多く、これはごく初期からの定番である。
  • 岸涼子はたびたび捜査一課を訪れており、事件以外の関係ではおろしたてのトップコートが、警邏中のパトカーによって泥水を浴びせられたため、「お宅の自家用車でしょ」と殴り込みに行ったり、小判を盗まれたため、それを探してほしいと懇願にいったりだった。また、捜査一課内で、追出刑事と争うこともしばしばであり、追出刑事のネクタイを引っ張って首を絞めるなど、ともすれば逮捕されかねないハチャメチャ振りを展開していた。第47話「危機一髪!恋の追跡」では、熱海の警察署で桜田警部にとびかかり、警部の首を痛めるという事態も引き起こした。
  • ハワイロケでは、松岡きっこと杉浦直樹以外のすべてのメンバーが登場した。これに加え、ゲストに大川栄子、仲谷昇といったキイハンターのキャストも登場した。
  • 探偵学校という設定なので、初期は上記3人以外にも生徒はいた。しかしこの設定はすぐに有名無実化し、涼子をリーダーとする5人のアイフル探偵チームが様々な事件を解決していくスタイルとなった。それでも、番組終盤まで、生徒こそ現れないものの、一応授業は続けられていた。
    • 全員が捜査の解決に挑むというのはそうめったになく、必ず誰かが学校で連絡係(たいていは、愚痴ったり油を売っていることが多かったが)を担っていた。
    • 初期は校長自らが事件解決に乗り出すためあちこちに飛んで行ったが、中盤ころまでに、講師と生徒、もしくは生徒同士のコンビで事件に挑むケースが多くなる。終盤に至っては、原田三平の単独捜査も多くなる一方で、校長は時にアドバイスをしたり、時に直接乗り込んで生徒を救出するなど、裏に回ることが多くなった。
  • 丹波哲郎扮する「桜田正三郎」の名は警視庁=桜田門の桜田と丹波自身の本名:丹波正三郎を掛けたものである。
  • 最終回、エンドクレジットが流れる中で、小川真由美が自分の探偵学校のあるビル群を眺めるシーンがあるが、そこからの眺めは、バーディー大作戦のオープニングで、ビルが花札にかわるという演出に用いられたのと同じ位置とみられる。
  • 学校が入っている設定になっている「京王プラザビル」は、新宿京王プラザホテルのことである。この建物は1971年と、番組開始の二年前に建てられたものである。初期のころは、比較的このビルの正面道路でのシーンが多く挿入され、また、近くには大きな「EYEFUL」という電飾看板もたっている。これは、緊急時に光るように設定されており、実際一度だけ使用された。
  • 小山内美江子が初回と最終回の脚本を務めたほか、各回で一人一人のキャラクターを生かし、非常にコミカルな作品に仕上げていた。そうした中でも、時に重いテーマを扱い、普段とは違った作風にすることもあった。また、初回が非常にコミカルであったのに対し、最終回はブラックユーモアを多分に盛り込んでいた。
  • ゲストが非常に多種多様で、頻繁に出演する人がいる一方、小林幸子(小林さち子名義)(2回出演)や中尾ミエ(1回)、ささきいさお(2回)などの歌手もゲスト出演していた。
  • 沖縄ロケで収録した二話分は、同時期に撮影されたものらしいが、しかし実際に放送されたのは、そのストーリーの都合もあって、やや間をおいている。そして、沖縄ロケ作品の初回で登場した善玉悪玉のほとんどが、その立場を入れ替える形で二回目にも登場していた。つまり、沖縄ロケにおいては、ゲストのキャストにほとんど変更が加えられなかった。
  • 第39話「新春テニス曲線美杯争奪戦」に出演した木村元は、劇中自己紹介をする場面で、そのまま「キムラゲン」と名乗っていた。(実際に木村元自身の趣味はテニスでありプロ並みの腕前である)第48話「パトカーのガソリン盗難事件」に出演した伊佐山ひろ子は、加藤和夫演じる頭取の愛人役だったのだが、その頭取の名前が「イサヤマ」だった。
  • 第一話では、アイフル探偵学校卒業試験と称し、銀行の貸金庫内にある、卒業証書の記録されたマイクロフィルムを校長が盗めなかったら、卒業認定、というところからストーリーが開始された。結局このときは校長がフィルムを盗むことに成功したので、卒業者は出なかった。最終回ではアイフル探偵学校一周年記念、と称してパーティーを開くなど、若干設定にずれがあったものの、三人の生徒に対して第一期生として卒業証書を手渡しており、これが最初で最後のアイフル探偵学校卒業生となった。
  • 「金色夜叉」で高利貸に転じた男が残した財産を巡って、骨肉の争いを繰り広げるという幻想的なストーリーがあった。
  • お金にうるさい校長ゆえ、資金管理は厳しいのだが、一方で顧客に好印象を抱かせることで仕事を手に入れるという考えから、部屋の内装からお酒から、高級なものばかり取り揃えている。そして、当時では珍しい高層ビルに居を構えているため、資金繰りは常に火の車であり、一時は預金残高が3万3千円だったこともあった。
  • 構成を担当している深作欣二の妻、中原早苗は二度ゲスト出演している。うち、一度目のゲスト出演だった第31話「メロメロ!お色気大作戦」では、深作自らがメガホンをとっており、そしてこの番組では、唯一の監督作品でもあった。
  • 時事的な話題や皮肉がセリフの中に多く取り込まれていた。
    • 金を払わずに出国しようとした外人顧客から取り上げたドルを、日本円に換金しようとした矢先に円が急騰。その際、三平は校長に対し「ニクソンに交渉してもだめですか」
    • 校長が追出を非難する際、「そんなことだからどっかの国の大統領候補が誘拐されるような事件を招くのよ」(金大中事件)
    • 校長が追出を非難する際、「公害をまき散らす企業の肩を持ったりして!!」
    • 校長が追出を非難する際、「権力を笠にして」
    • 伊吹がとある事情で無線を通じて追出らに、警視庁幹部のふりをしてある行動をけしかけた際、「なお、君たちの身に危険が生じても、当局は一切関知しない」(スパイ大作戦)
    • ある放送回のエンディングで追出が口にした「じっと我慢の子であった」並びに、そののちに放送された別の回での「なにいってんだ、じっと我慢の子じゃねぇか」(1973年に流行した、ボンカレーのCMのセリフ)
    • 南条が「美しい空」、と言ったとき、校長が空を見上げて「今の世の中に、いったいどこに美しい空なんてあるの」
    • 校長が追出に一杯食わされた際、腹いせに、路上に駐車してあった無人のパトカーの後部座席に乗せてあった「駐車禁止」の張り紙をパトカーに張り付けたことがある。
    • 当時の大ベストセラー小説小松左京原作の日本沈没のパロディー「大松右京」原作「東京沈没」という小説の話が第41話「地震・雷・火事・亭主!日本沈没」の中に登場した。

外部リンク[編集]