池田雄一 (作家)
プロフィール | |
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別名 | 茶田 才 |
誕生日 | 1937年1月6日 |
出身地 |
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死没日 | 2006年8月30日(69歳没) |
来歴[編集]
東京都出身。早稲田大学文学部卒業後、東映へ入社。1961年に映画『ファンキーハットの快男児』で脚本家デビュー。千葉真一主演、深作欣二監督、近藤照男プロデュースなどの映画・テレビドラマの脚本を執筆した。茶田 才のペンネームで『特捜最前線』や『噂の刑事トミーとマツ』等の脚本も執筆した。本名の池田雄一の名義で『キーハンター』、『バーディ大作戦』を、高久進氏等と執筆し、視聴率の悪化で、『Gメン'75』に改変後も引き続き執筆した。『キーハンター』、『バーディ大作戦』の時は鼻歌交じりにすらすら書けたが、『Gメン'75』では、前作で苦しんで執筆していた高久氏が鼻歌交じりで、自分は苦しんで書いていたと述べて居たが、非常に優れた作品を遺して行った。『Gメン'82』で脚本を執筆した池田一朗氏は別人であり、『Gメン'82』は、執筆した作品は無い。
1981年には初の長編小説である『不帰水道』が、徳間書店主催の「2千万円小説懸賞」に入選。同作は1982年にフジテレビにおける3時間枠のドラマとして映像化。以後は日本推理作家協会所属の小説家として、多くの著書を執筆する。
2006年8月30日に死去[1]。69歳没。
脚本[編集]
映画[編集]
- ファンキーハットの快男児シリーズ (1961年)
- 東京丸の内 (1962年)
- やくざの歌 (1963年)
- 赤いダイヤ (1964年)
- カミカゼ野郎 真昼の決斗 (1966年)
- 太陽に突っ走れ (1966年)
- 子守唄シリーズ
- 可愛いくて凄い女 (1966年)
- 河内遊侠伝 (1967年)
テレビ[編集]
- スパイキャッチャーJ3 (1965 - 1966年、NET)
- ザ・ガードマン (1965 - 1971年、TBS)
- 第191話「真夜中の客」(1968年)
- 第249話「悪党サラリーマン」(1970年)
- 第261話「モロッコの真っ赤な太陽」(1970年) ※放送5周年記念作品
- ローンウルフ 一匹狼 (日本テレビ)
- 第3話「花模様の女」(1967年)
- 第11話「殺意のダイヤル」(1967年)
- キイハンター (1968 - 1973年、TBS) メインライター
- シークレット部隊 (1972年、TBS)
- 必殺仕掛人 (朝日放送)
- 第24話「士農工商大仕掛け」(1973年)
- アイフル大作戦 (1973 - 74年、TBS)
- 事件狩り (1974年、TBS)
- バーディー大作戦 (1974 - 1975年、TBS)
- 夜明けの刑事 (1974 - 1977年、TBS)
- Gメン'75 (1975 - 1982年、TBS)
- 特捜最前線 (1977 - 1987年、テレビ朝日)
- 噂の刑事トミーとマツ (1979 - 1981年、TBS) ※第1シリーズ、茶田 才名義
- 傑作推理劇場 松本清張の駆ける男 (1980年、テレビ朝日)
- 愛のホットライン (1981年、フジテレビ)
- 3時間スペシャルドラマ 不帰水道 (1982年、フジテレビ)
- 土曜ワイド劇場 妖しい傷あとの美女 江戸川乱歩の「陰獣」 (1985年、テレビ朝日)
- Gメン'93春 第一級殺人の女 (1993年、TBS)
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小説[編集]
※年月日は初版
- 不帰水道 (1982年8月15日、徳間書店)
- 幹事長の犯罪 (1984年12月1日、徳間書店)
- カルチャーセンター殺人講座 (1985年7月1日、徳間書店)
- 裏番組連続殺人事件 (1986年4月30日、徳間書店)
- サバイバル殺人事件 (1986年11月1日、双葉社)
- 首には黄色いハンカチを (1987年2月28日、有楽出版社)
- 出雲3号0713の殺意 (1987年10月31日、徳間書店)
- 「北斗星1号」DXロイヤルの殺意 (1988年11月30日、徳間書店)
- 寝台特急 北斗星 あさかぜ 連続殺人 (1989年7月30日、立風書房)
- 「日本海4号」11分の壁 (1989年11月10日、栄光出版社)
- 21時間02分の密室 (1990年4月30日、徳間書店)
- 北陸特急 白山 しらさぎ 連続殺人 (1990年11月30日、立風書房)
- 京都大文字連続殺人 (1991年10月15日、徳間書店)
- 寝台特急 ゆうづる 鳥海 連続殺人 (1991年11月30日、立風書房)
- 瀬戸大橋3.64秒の殺意 (1992年4月30日、徳間書店)
- 京都貴船連続殺人 (1994年12月15日、徳間書店)
脚註[編集]
- ^ 会員・池田雄一氏死去 日本推理作家協会会報 2009年5月号