火宅の人

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火宅の人』(かたくのひと)は、檀一雄長編小説で遺作で、『新潮1955年11月号より20年にわたり断続的に連載[1]された。1975年新潮社で単行本が刊行(現:新潮文庫(上下)、改版2003年)。没後に第27回読売文学賞(小説部門)と、第8回日本文学大賞を受賞した。

1979年テレビドラマ化、1986年東映で映画化された。1987年4月6日放送の『NHK特集 命もえつきる時 作家檀一雄の最期』(語り草野大悟)では、作品完成に向け苦闘する作者の姿が口述筆記の録音テープと共に紹介された。

「火宅」とは、仏教説話(正確には「法華経 譬喩品」より)の用語で、「燃え盛る家のように危うさと苦悩に包まれつつも、少しも気づかずに遊びにのめりこんでいる状態」を指す。

あらすじ[編集]

作家・桂一雄は、妻のほか、日本脳炎による麻痺を持つ息子のほか4人の子を持ちながら、女優を愛人として、通俗小説を量産しながら、自宅をよそに放浪を続けている。

テレビドラマ[編集]

放送時間[編集]

  • 火曜22:00~22:54

スタッフ[編集]

  • 脚本:山田信夫
  • プロデューサー:山本時雄
  • 演出:島村正敏

キャスト[編集]

日本テレビ 火曜劇場
前番組 番組名 次番組
火宅の人

映画[編集]

火宅の人
House On Fire
監督 深作欣二
脚本 深作欣二
神波史男
製作 豊島泉
中山正久
製作総指揮 高岩淡
佐藤雅夫
出演者 緒形拳
いしだあゆみ
原田美枝子
真田広之
岡田裕介
檀ふみ
松坂慶子
音楽 井上堯之
撮影 木村大作
編集 市田勇
製作会社 東映京都
配給 東映
公開 日本の旗 1986年4月12日
上映時間 132分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 10.1億円(配給収入[2]
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1986年4月12日公開の日本映画。企画の高岩淡は檀一雄の異父弟、「桂一雄の母親」を演じている檀ふみは檀一雄の実の娘という一族総出の作品となった[要出典]

製作経緯[編集]

檀一雄が断続的に小説連載中の1960年代半ば、当時の東映京都撮影所所長・岡田茂(のち、同社社長)が高岩淡に「これは東宝向けやから、うちは映画にせんとこうよ」と言い、高岩も「いいですよ」という話で終わっていたが[3]、それから20年近くたった1983年、深作が『人生劇場』を正月跨ぎで京都で撮影していた時、「おせち料理が食べたい」と深作が言うので高岩が自宅に深作と松坂慶子を一緒に招待した[3]。すると深作が「檀一雄の資料を見せてくれ」と言うので高岩が「何で?」と聞くと「『火宅の人』をやりたい」と言うから、高岩が社長になっていた岡田に聞いたら「やれ」と製作OKが出た[3]

スタッフ[編集]

キャスト[編集]

受賞歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 編集担当者による回想記に小島千加子『三島由紀夫と檀一雄』(構想社、1980年)がある。
  2. ^ 1986年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
  3. ^ a b c 立松和平 『映画主義者 深作欣二』 文藝春秋2003年、127頁。ISBN 4-89036-181-2

外部リンク[編集]