石神井公園
| 東京都立石神井公園 Shakujii Park | |
|---|---|
|
三宝寺池の景観 | |
| 分類 | 都立公園・天然記念物 |
| 所在地 | |
| 座標 | 北緯35度44分20秒 東経139度35分51秒 / 北緯35.73889度 東経139.59750度座標: 北緯35度44分20秒 東経139度35分51秒 / 北緯35.73889度 東経139.59750度 |
| 面積 | 201,374.83m2 |
| 運営者 |
東京都公園協会 2011〜2015年度指定管理者 |
| 現況 | 年中開園 |
| 設備・遊具 | 野球場、小野球場、野外ステージ、ボート場 |
| 駐車場 | 70台 |
| アクセス |
西武池袋線石神井公園駅徒歩7分 西武新宿線上井草駅より長久保行きバス「三宝寺池」下車、石神井公園駅行きバス「石神井公園」下車 |
| 告示 | 1959年3月11日開園 |
| 事務所 | 石神井公園管理所 |
| 事務所所在地 | 練馬区石神井台一丁目26-1 |
| 公式サイト | 公式サイト |
東京都立石神井公園(とうきょうとりつしゃくじいこうえん)は、東京都練馬区にある都立公園である。
園内[編集]
園内には、石神井池、三宝寺池がある。井の頭池、善福寺池と並び、武蔵野三大湧水池として知られている。
三宝寺池は古来より、武蔵野台地からの地下水が湧き出る池として存在していた。それを1959年に市民が散策できる公園として整備し、自然や野鳥と共存できるように造られた。園内には、沼沢植物群や雑木林が見られ、23区内とは思えないほど緑豊かな武蔵野の面影を残している。但し、年々水量が減少し、景観維持のため、池の水も人工的に地下水から揚水している。
そのほかの園内の施設としては、野球場(合計3つ)、野外ステージ、ボート場、売店もある。
三宝寺池[編集]
三宝寺池の一部は、国の天然記念物である三宝寺池沼沢植物群落がある。1935年に指定された。
中ノ島を中心に、カキツバタをはじめ、シャクジイタヌキモ[注 1]やジュンサイなどが生い茂っていた。しかし、1950年代後半から、周辺は都市化が進んだこと、ヨシなどの植物を周辺の人が利用しなくなったため、植生が大きく変わった。その後、貴重な水生植物を保護するために、保護活動が行なわれている。一時期、日本初の100mプールとして使われ、その後に釣り堀となっていた部分は、1989年に水辺観察園として整備されている。
三宝寺池は石神井川の水源とされる。流域の豪族であった豊島氏も、この水の支配の為、この池の南の台地に石神井城を築城した、とされている。1996年に、「三宝寺池の鳥と水と樹々の音」が、環境庁選定の「残したい日本の音風景100選」に選ばれている。
また、1993年8月、三宝池で巨大ワニの目撃証言があいついだため、マスコミが連日報道し、罠をしかけるなどの大騒動になったが、結局発見されなかった[4]。
石神井池[編集]
石神井池(通称ボート池)は、三宝寺池一帯が風致地区に指定された際、三宝寺池とともに武蔵野の景観を保護する目的で人工的に作られたものである。もともと三宝寺池から周辺の田んぼに水を引いていた水路であったが、それを人工的にせき止めて池とした。1933年に作られた。
南側は木立が多く、傾斜地となっているが、北側は開放的な遊歩道となっている。すぐ脇に道路もある。池の中には三澤憲司作のモニュメントがある。
公園周辺[編集]
当地付近は、元々武蔵野を支配した豊島氏の居城(石神井城)があり、同氏が室町時代に滅ぶまで在った。公園内に空堀の一部が残る。近辺には、豊島氏や豊島氏を滅ぼした太田道灌にまつわる遺跡や神社がある。
三宝寺池には石神井城落城の際に豊島氏の姫、照姫が身を投げたと言う伝説があり、練馬区では照姫を偲んだ照姫まつりを1988年(昭和63年)より毎年4月-5月に開催している。
公園の脇には旧早稲田通りが、石神井公園駅からこの公園にかけては石神井公園通りがある。園の南には石神井川が流れている。
当地を含む石神井町一帯は石神井公園駅、練馬区役所石神井庁舎もあるため、石神井地区の中心的な存在となっている。また近隣は多くが高級住宅街として知られる。
公園を舞台とした作品[編集]
石神井公園から生まれた作品も多い。
- Mr.Childrenの桜井和寿はここをジョギングしている時に、ダブルミリオンを記録した曲『Tomorrow never knows』の歌詞を思いついた、というエピソードがある。
- アニメ・漫画「めぞん一刻」の舞台の一刻館は練馬区にあり、登場人物が石神井公園のボートに乗るシーンがある。
- 漫画「島耕作シリーズ」の作中には、ボートに乗るなど数多く石神井公園でのシーンが登場する。
- 新井素子の「いつか猫になる日まで」では、舞台として石神井公園が使われている。
- 漫画「孤独のグルメ」には、石神井公園の売店を舞台にした一編がある。
- 漫画「ど根性ガエル」の舞台は石神井公園付近がモデルになっている。
- 漫画「湾岸ミッドナイト」には石神井公園をモデルとしたシーンが描かれている。
- 小説「石神井橋」に登場する「石神井橋」は三宝寺池の橋がモデルである。また主人公は石神井中学校の卒業生ということになっている。
- 映画「ずっと前から好きでした。〜告白実行委員会〜」には、石神井公園及び周辺が舞台となっている。
- 映画「Wの悲劇の冒頭、早朝の石神井公園の野外舞台で主人公浩子(薬師丸ひろ子)が昭夫(世良公則)と出会う。
交通[編集]
- 西武池袋線 石神井公園駅南口から徒歩5分
- 西武バスと関東バス 〔荻14(西武バスのみ)〕・〔荻11 (関東バス・西武バス)〕・〔阿50 (関東バスのみ)〕石神井公園バス停下車
- 西武バス 〔荻15〕・〔荻16〕三宝寺池下車
- 西武バス 〔吉60〕石神井中学校下車徒歩5分
イベント[編集]
隣接地[編集]
- 練馬区立石神井公園ふるさと文化館
- 東京海上日動体育館
- 三井住友銀行運動場
- 池淵史跡公園
- 石神井プール
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 学名: Utricularia siakujiiensis Nakaj. ex H.Hara。『東京緑地計画調査彙報』9: 90, t. 2 (1937) で記載されたが、イヌタヌキモ(学名: U. australis)[1][2]やオオタヌキモ(学名: U. macrorhiza)[3]のシノニムと考えられている。
出典[編集]
- ^ Hassler M. (2018). World Plants: Synonymic Checklists of the Vascular Plants of the World (version Apr 2018). In: Roskov Y., Ower G., Orrell T., Nicolson D., Bailly N., Kirk P.M., Bourgoin T., DeWalt R.E., Decock W., Nieukerken E. van, Zarucchi J., Penev L., eds. (2018). Species 2000 & ITIS Catalogue of Life, 30th October 2018. Digital resource at www.catalogueoflife.org/col. Species 2000: Naturalis, Leiden, the Netherlands. ISSN 2405-8858.
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-).「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList),http://ylist.info (2018年11月12日).
- ^ 角野康郎、田中純子 (2005).「シャクジイタヌキモ(タヌキモ科)の再検討」 The Journal of Japanese Botany 90(6): 399-403. 2018年11月12日閲覧。
- ^ 1993年10月22日 産経新聞 東京朝刊 27頁など
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 石神井公園 - 東京都公園協会HP
- 練馬区役所による紹介サイト
- 地図
- 東京風景 練馬区石神井公園
- 照姫まつりホームページ
- 石神井新聞
- 武蔵野台地・三宝寺池の湧水復活を考える