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: [[城北大学]]の学生で、水泳部に所属していた。無愛想で気障な粗暴だが(翔一や氷川など、劇中の男性登場人物には彼に殴られた者が多い)、性根は優しい性格であり、特に真魚には後述の件で恩義を感じており、彼女からの頼みは基本的に聞き入れている。また彼もアンノウンを察知する能力を有している。 |
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: バイク事故を機に不完全な状態で変身能力に覚醒、変身ベルト・メタファクターによって'''不完全なアギト=ギルス'''に変身する。だが、その能力と変身後の「異形の姿」故に水泳のコーチ・両野耕一や恋人の片平真由美に拒絶され、長らく孤独な日々を過ごす。実質第三勢力の一匹狼的存在。 |
: バイク事故を機に不完全な状態で変身能力に覚醒、変身ベルト・メタファクターによって'''不完全なアギト=ギルス'''に変身する。だが、その能力と変身後の「異形の姿」故に水泳のコーチ・両野耕一や恋人の片平真由美に拒絶され、長らく孤独な日々を過ごす。実質第三勢力の一匹狼的存在。 |
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: 覚醒後は翔一=アギトやG3と何度も接触して状況の誤解によって幾度も戦うが、やがて互いの境遇を理解し、次第に共に戦うようになる。 |
: 覚醒後は翔一=アギトやG3と何度も接触して状況の誤解によって幾度も戦うが、やがて互いの境遇を理解し、次第に共に戦うようになる。 |
2013年9月9日 (月) 11:46時点における版
クレジットなどで確認できないスーツアクターの役柄を記載する場合には、必ず信頼可能な情報源からの出典を示してください。出典の無い情報については、Wikipedia:独自研究は載せないに基づき一定期間ののち除去されるおそれがあります(プロジェクト:特撮/スーツアクターの役名記載についてでの議論に基づく) |
平成仮面ライダーシリーズ | ||
第1作 | 仮面ライダークウガ | 2000年1月 - 2001年1月 |
第2作 | 仮面ライダーアギト | 2001年1月 - 2002年1月 |
第3作 | 仮面ライダー龍騎 | 2002年2月 - 2003年1月 |
仮面ライダーアギト | |
---|---|
ジャンル | 特撮テレビドラマ |
原作 | 石ノ森章太郎 |
脚本 | 井上敏樹 他 |
監督 | 田﨑竜太 他 |
出演者 |
賀集利樹 要潤 友井雄亮 秋山莉奈 |
オープニング |
「仮面ライダーAGITO」歌:石原慎一 「仮面ライダーAGITO 24.7 version」歌:石原慎一 |
製作 | |
プロデュース |
松田佐栄子(テレビ朝日) 白倉伸一郎・武部直美・塚田英明(東映) |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2001年1月28日 - 2002年1月27日(全51話) |
放送時間 | 日曜 8:00 - 8:30(30分) |
『仮面ライダーアギト』(かめんライダーアギト)[注 1]は、2001年(平成13年)1月28日[注 2]から2002年(平成14年)1月27日までテレビ朝日系列で毎週日曜8時00分から8時30分に放映された特撮テレビドラマ作品、および作中で主人公が変身するヒーローの名称。「平成仮面ライダーシリーズ」第2作である。キャッチコピーは「目覚めろ、その魂」。
- 関連作品
- テレビスペシャル 仮面ライダーアギトスペシャル 新たなる変身(2001年10月1日放送)
- 劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4(2001年9月22日公開)
概要
平成仮面ライダーシリーズ第2作目で、仮面ライダーシリーズ生誕30周年記念作品であり、平成ライダーシリーズの基礎を固めた作品でもある。生誕30周年を迎えたことを受け、第1話冒頭で「30th Anniversary」と表記された。
本作では3人の仮面ライダーが当初から登場する。以前の作品にも、複数の仮面ライダーが作品中に登場するケースはあったが複数が同時に主役級に扱われた例はなく、この試みは以降のシリーズにも影響を与えている。『クウガ』同様、劇中で仮面ライダーという言葉が登場することはなかった[注 3]。
「アギト」は、日本語の古語で「顎門」を「あぎと」と読んだことに由来する。また、英字表記であるAGITOがラテン語において「覚醒」や「挑戦」を意味することにもちなんだものである。さらにAGITOは、聖書に存在する「Alpha(アルファ)に始まり、Omega(オメガ)に終わる」のフレーズを思わせる文字構成であることから、「最初で最後の作品」との意味合いが込められている。これにちなみ、同作品の欧文表記は「AGITO」ではなく「ΑGITΩ」(頭文字がアルファ、末尾がオメガ)となっている。
石ノ森章太郎の『サイボーグ009』の「神々との戦い編」が原案とされている[1]。
作品中では「謎」という形で多くの伏線が提示され、それらを紐解く鍵を見つけると同時に、再び新たな謎が現れる形でストーリーが展開するスタイルは、以降のシリーズでも継承されていくことになる。一方で、アクション面においても前作よりもその比重が高く、様式美的な要素を取り入れるなど、エンターテイメント性を重視した作品に仕上がっていた。
平成仮面ライダーシリーズ第2作ということで、昭和仮面ライダーシリーズ第2作目である『仮面ライダーV3』のオマージュともいえる描写が存在する[2]。
メインキャストである賀集利樹、要潤、友井雄亮は、本作と同時期に放送された『百獣戦隊ガオレンジャー』の出演者や『ウルトラマンコスモス』で主演した杉浦太陽らと共に、通常では特撮ヒーローを扱わないメディアでの露出の機会を増やすなど、前作の『クウガ』や『未来戦隊タイムレンジャー』に始まったとされる、イケメンヒーローブームの中心的存在とも言われる。[要出典]また、後半で登場する第4の仮面ライダー=アナザーアギトに変身する木野薫を、当時42歳の菊池隆則が演じ、仮面ライダーで育った同世代男性の共感を呼んだ。[要出典]また、第12話から登場した沢木哲也役には、『超光戦士シャンゼリオン』暗黒騎士ガウザー=黒岩省吾役を演じた小川敦史を起用。小川はその後も、仮面ライダーシリーズにもゲスト出演している。また、スタッフも『シャンゼリオン』のメインスタッフであった人物が多く、プロデューサーの白倉は「本作はシャンゼリオンのリベンジである」と2009年発売『仮面ライダーマガジン』のインタビューで語っている。
クリーチャー(アンノウン)デザインに、メカニックデザイナーの出渕裕[注 4]が、『超新星フラッシュマン』以来、15年ぶりに東映作品に登板した。さらに、出渕を補佐する形でイラストレーター・草彅琢仁が参加した。
本作より、バイクなどの車両協力が本田技研工業に変更され、同社は本作以降の平成ライダーシリーズの番組スポンサーを務めている。番組中で流れるCMはすべて、平成仮面ライダーシリーズ限定で放映の二輪車のものである。これは、低年齢層への将来のバイク購入の動機付けの目的のほか、20代以降の層へのPRも兼ねているものとされている。[要出典]
本作以降の作品では、基本的にエンディングテーマが省略されている[注 5]。これにより、出演者やスタッフなどのクレジットはすべてオープニングに集約され、省略によって稼がれた分は、ドラマ部分の放映時間として割り当てられるようになった。なお、戦闘場面など、シーンを盛り上げるためのテーマソングは通常挿入歌として扱われるべきものであるが、スタッフロールなどではエンディングテーマとして表記されている。
初期案の1つに、「主人公とヒロインが九州から出発し、2人で東京を目指すロードムービー」というものがあったが、「ロケ代がかかり過ぎる」という理由で不採用となった。[要出典]なお、この案は2003年の『仮面ライダー555』で取り入れられている。
2011年現在、日本コロムビアが関与した最後の仮面ライダーシリーズの作品である。次作『仮面ライダー龍騎』以降はエイベックスが音楽制作を担当している。
白倉伸一郎がチーフプロデューサーとなり、以降『仮面ライダーディケイド』までTVシリーズに頻繁に関わることになった。
白倉は公式ホームページで第46話が実質的な最終回だと語っており、メインライターである井上敏樹も「最終回のつもりで書いた」としている。
玩具などの関連商品の売上は前作『クウガ』を下回っているが、視聴率は平成仮面ライダーシリーズ中、番組最高視聴率・平均視聴率の最高記録を出した。
前作『仮面ライダークウガ』との関係
本作は未確認生命体4号が未確認生命体を滅ぼしてから2年後を舞台としているが、前作『クウガ』の時間軸と本作品の時間軸は意図的に一致しないように製作されている。また、未確認生命体という名称や仮面ライダーG3の外見以外に前作を連想させる設定なども存在しない(詳しくは外部リンク・「時間軸の矛盾」についてを参照)。
前作におけるクウガの別称「未確認生命体4号」は本作でも使われているが、一方で「クウガ」や「グロンギ」という言葉は登場しない[注 6]。
のちの『仮面ライダーディケイド』においては、主人公・門矢士らが訪れた「アギトの世界」にグロンギが登場し、G3・G3-Xは彼らに対する直接の防衛力として開発されたことが劇中で語られている。
なお、クウガを共演させようというアイディアは企画中に存在していた[3]。
あらすじ
“ 未確認生命体事件 ”の終息から2年の月日が流れたある日、沖縄の孤島海岸に人知を超えた謎の遺物・オーパーツが流れ着いた。
同時に各地において、人間には不可能な殺害方法を用いた猟奇的連続殺人事件が発生する。警視庁はこの事件の犯人を、かつての“未確認生命体”を超える新たなる脅威として「アンノウン」と命名し、未確認生命体対策班 (SAUL - Squad of Anti Unidentified Lifeforms) に専属捜査を命じた。
この物語は、三人の仮面ライダー ── SAULに配属された若き特務刑事・氷川誠=G3、瀕死の重傷を克服した後に変容していく自らの肉体に恐怖を抱く大学生・葦原涼=ギルス、そして記憶喪失でありながらも本能の赴くままにアンノウンを倒していく家事手伝いの青年・津上翔一=アギト ─ ─の物語を交差させ、やがてひとつの巨大な流れへと昇華していく。
主要登場人物
津上 翔一については、アギトの津上 翔一を通常表記、本来の津上 翔一は太文字表記にて示す。
3人の仮面ライダー
- 津上 翔一(つがみ しょういち)/ 仮面ライダーアギト
- 本作の主人公で、「既に仮面ライダーである男」。年齢21歳、4月1日生まれ。
- 2000年9月27日(劇場版より)、記憶を失って倒れていたところを保護され、心理学者・美杉義彦の家に居候している青年。
- 変身ベルト・オルタリングの力によって仮面ライダーアギトに変身し、アンノウンを察知する能力を有している。自身がアギトであることは絶対の秘密にしているつもりはないが、あまりにも浮世離れした言動が多く、またアギトに変身すると基本的に掛け声以外発声せず、変身後は変身前の面影が全くと言っていいほどなくなるため、実際に変身する瞬間や変身が解ける瞬間を目撃されない限り、アギトだと信じてもらえない。
- 穏和で脳天気かつ少々天然ボケ気味でのんびり屋な性格であり、しばしば寒い駄洒落を言って周囲を呆れさせる。そのため、世渡りはあまり上手くない。普段は家庭菜園作りや美杉家の家事に勤しんでいる。[注 7]記憶喪失となる前は調理師学校に通っていたため、料理を特技としているが、周囲の人が食べたがらないような創作料理を作ることも多い。調理師学校時代の恩師である倉本によれば、「生徒の中では一番真面目だったが、発想はかなり奇抜だった」と語っている。しかし、周囲からの料理の評価は「味が薄い」とあまり良くない評価を受けている。また、魚の口に小指を入れるだけで新鮮なものを選ぶ特技を持つ。
- しかし、考えていることがすぐに顔に出てしまうほど正直なので、駆け引きする力を必要とするトランプやオセロといった勝負事には根っから向いていない。また、自分の価値観でしか物事や人を見られないため、他人の自分にはない弱さを理解できず、それが原因で葦原涼に殴られたことがある。また、氷川や北條といった相性の合わない人間のペースを乱す独特の雰囲気を醸し出している。
- ある海難事故で記憶喪失となったため、海岸で発見された際に本人が所持していた「津上翔一」宛ての封筒からそのように名乗るが、のちに「沢木哲也」が本名であることが判明する。だが、結局は「津上翔一」の名前で生き続けることになった。記憶喪失の時点で「津上翔一」の名で運転免許を取得しており、作品中で氷川に免許証を持っているのか聞かれて免許証を見せている[注 8]。また、最初の頃は美杉家の人達とのつながりを失ってしまうのを怖れていたのか、自分の失った記憶を取り戻す事に対して、やや気乗りしない様子だった。
- 終盤でかつての恩師である倉本に再会し、自分の特技を活かして彼のレストランの手伝いをすることとなる。そして一年後にはレストラン「アギト」を開いている。
- 氷川 誠(ひかわ まこと)/ 仮面ライダーG3 / 仮面ライダーG3-X
- 「仮面ライダーになろうとする男」。年齢23歳。
- 香川県警より警視庁に転籍し、未確認生命体対策班SAULに配属された警察官。G3およびG3-Xの装着員として、突如として現れたアンノウンによる猟奇事件の捜査に当たる。
- 香川県警所属時代、翔一が記憶を失った原因である海難事故で、翔一たちが乗っていたフェリーボート・あかつき号に、嵐の中にもかかわらず乗り移り、乗り合わせた乗客・乗員をたった一人で救出している。
- 常に生真面目な性格で、ややもすると無骨で不器用ですらあるが(翔一にそれらを指摘されたときだけカッとなっていり、負けず嫌いな性分から後先を考えないような普段の氷川を知る人間からは想像できない行動に走る。それでも出来ないとなると「何ですか、○○だなんて!!」等と開き直って屁理屈をこねる)、アンノウンを相手に常にひるまず戦い抜く熱血漢としての一面も併せ持つ。また、尊敬する存在を美化しすぎてしまう傾向があり、北條の発言もかなりグレードアップする段階までイヤミであることに気づかず、何度も自分を助けてくれたアギトが翔一であるとは考えもせず(いち早く正体を知った周囲は「なんとなく言いづらい」という理由で明かさなかった)、それを知った際には大きな混乱にさいなまれた。
- 物語序盤は敗戦が続き、歴代最弱のライダーと揶揄されたこともあったが、次第にアンノウンにとどめを決める場面も多少ながら出てきた。最終回では、アギトの最強形態であるシャイニング・フォームですら敗北寸前まで追い込んだ最高位のアンノウンである風のエルロードと地のエルロード2体を相手に戦い、闇の力が横槍を入れなければ、あと一歩というところまで追い込む鬼神の如き強さを見せた。
- 終盤において何らかの原因で視力を一時的に失う症状を起こしたが、検査の結果、異常は見当たらず、闇の力との最初の対決の後は症状も現れなくなり、詳細は不明のままだった。のちに劇中では明言されなかったが、講談社から出版された『テレビマガジン特別編集 仮面ライダーアギト』によると2度目の診察を受けたらしく、『「過度のストレスによる一時的なもの」と診断された』と記載されている。最終決戦から一年後に警視庁捜査一課に転属となりそこで河野とともに働くようになった。
- 葦原 涼(あしはら りょう)/ 仮面ライダーギルス
- 「仮面ライダーになってしまった男」。年齢20歳、1981年1月21日生まれ(「仮面ライダーアギト超全集・上巻」では7月16日)。
- 城北大学の学生で、水泳部に所属していた。無愛想で気障な粗暴だが(翔一や氷川など、劇中の男性登場人物には彼に殴られた者が多い)、性根は優しい性格であり、特に真魚には後述の件で恩義を感じており、彼女からの頼みは基本的に聞き入れている。また彼もアンノウンを察知する能力を有している。
- バイク事故を機に不完全な状態で変身能力に覚醒、変身ベルト・メタファクターによって不完全なアギト=ギルスに変身する。だが、その能力と変身後の「異形の姿」故に水泳のコーチ・両野耕一や恋人の片平真由美に拒絶され、長らく孤独な日々を過ごす。実質第三勢力の一匹狼的存在。
- 覚醒後は翔一=アギトやG3と何度も接触して状況の誤解によって幾度も戦うが、やがて互いの境遇を理解し、次第に共に戦うようになる。
- 相良克彦に襲われて一度は命を失うが、真魚の能力によって蘇生する。その後、アナザーアギト=木野の攻撃を喰らって瀕死の重傷を負うが、真島浩二の中で覚醒しつつあったアギトの力を授けられて復活、ギルスでありながらアギトに匹敵するエクシードギルスとしてさらなる進化を遂げた。
- 幾度も関わった人物と悲しい別れを経験し、蘇生後も死線を彷徨う目に遭うが、苦境から決して逃げなかった。のちに整備してもらっていたバイク屋のバイトを始め、普通の生活を送るようになった。
津上 翔一の関係者
美杉家
- 風谷 真魚(かざや まな)
- 17歳の女子高校生。母親は生後まもなく他界し、父・伸幸と2人で暮らしてきたが、2年前にその父を亡くした後、叔父である美杉の家に身を寄せている。
- 強力なサイコメトリーの持ち主で、のちに沢木の手によって能力を成長させ、一度きりの強い治癒再生能力をも獲得して死亡した涼を蘇生させた。
- 学業は常にサイコメトリー頼みで、能力にムラがあることから成績は科目によって得意・不得意の差が目立つ。
- 翔一のことを「翔一君」と呼んでいる。翔一がアギトであることは序盤で知り、翔一がアギトについて相談できる数少ない人物だった。性格は常識人的な位置づけで、天然ボケ気味な性格の翔一に対して呆れながら突っこみを入れるのが日常。また、活動的であるため、のんびり屋の翔一の言動にイラつく事もしばしば。太一いわく「抱え込む性格」らしいが、その態度や言動には内心が現れてしまうことが多く、周囲に対しては強い口調になってしまうことや拒絶のような態度を取ることすらあった。しかし、重要な場面では常に翔一を応援し、彼の戦いを影で支えて気遣っていた人物である。
- 一時期テニス部に所属していたが、人間関係のもつれから退部している。
- 美杉 義彦(みすぎ よしひこ)
- 年齢45歳。城北大学心理学教授で、真魚の叔父。
- 劇中未登場の妻は海外へ出張中であり、現在は息子の太一のほか、2人の居候と暮らしている。
- 実直な人柄だが、大変酒グセが悪い。翔一がアギトであることはラストまで知らなかったが、実は以前、義理の兄である伸幸[注 9]からアギトの存在を聞かされており、自らの手で超人を生み出そうとしていた彼の危険な考えに否定的な態度をとっていた。そのため、普段は超能力の存在を知りながら存在を否定していた。
- 美杉 太一(みすぎ たいち)
- 年齢10歳。義彦の息子で、真魚とは従姉弟の関係にあるが、本当の姉弟のように仲がいい。母親が家にいないことを寂しがっている様子はないが、榊亜紀のような母親の面影を感じさせる甘えさせてくれる大人の女性には滅法弱い。決して悪ガキではないのだが、生活面ではかなり翔一に依存しているにもかかわらず、呼び捨てなど生意気な態度を取っている(父親に怒られる理由の大半はこれである)。トマトや卵が嫌いなど、偏食が激しい。
沢木 哲也の関係者
- 風谷 伸幸(かざや のぶゆき)
- 真魚の父親で、美杉の義理の兄[注 9]。真魚の生後まもなく妻が他界したため、男手ひとつで真魚を育てた。
- アギトの存在を知り、自らの手で超人を生み出すという野心を抱いていたが、義弟の義彦からは否定的な態度をとられていた。
- 津上翔一=本物の沢木哲也の姉であり、前述の事故に関わった沢木雪菜を実験体にし、アギトに覚醒したものの、力を制御できずに暴走した彼女によってその身を滅ぼすという結末をたどった。そのことで、雪菜や翔一、沢木にも不幸をもたらすことになる。
- 沢木 哲也(さわき てつや)
- 年齢35歳、闇の力と接触する青年。彼から力を与えられ、真魚や榊亜紀らの能力を覚醒させたり、増幅したりしていた。
- 実は翔一が持っていた封筒の宛名「津上翔一」その人であり、もともとは風谷とともにアギトの研究を行っていた研究員だった。恋仲だった雪菜の死後、あと追って自殺したものの、雪菜を殺した(実態は「救えなかった」に等しい)「功績」を闇の力に認められ、その力を受けて蘇った。その後は永遠の命と引き換えに闇の力とともにアギトを人類側から滅ぼす神の使徒として意を受けたが、人類のアギトの力を覚醒させるために力を使う道を選んだ。最期はアギトらに敗れて家にやってきた闇の力の前で「人はアギトを受け入れるだろう」と言い残して人間の未来を夢見ながら闇の力に与えられた命が尽きて死亡した。
- 沢木 雪菜(さわき ゆきな)
- 翔一の夢に出て来た女性。
- 実は翔一こと、本物の沢木哲也の姉で、彼女もアギトの力に覚醒していた(番組の時間軸上では、一瞬とはいえ最初にアギトの姿へ変身したことになっており、闇の力は彼女を「最初のアギト」と認識している)が、力が暴走して風谷を殺してしまい、助けようとした津上翔一の手を振りほどいて自分も直後に自殺してしまった。
- アギトに変身した彼女および、終盤に登場した岡村可奈は公式には仮面ライダーにはカウントされず、次作『仮面ライダー龍騎』に登場する仮面ライダーファムが初の女性ライダーとされている。
警視庁
- 小沢 澄子(おざわ すみこ)
- 年齢25歳、1977年生まれ。ニューヨーク出身。G3の設計者にして、未確認生命体対策班の実働部隊G3運用チーム、通称《G3ユニット》の班長でもある。役職は管理官。
- 12歳でマサチューセッツ工科大学へ入学し、15歳で博士課程をトップで修了。そして日本へ帰国後、城北大学を卒業。
- 氷川の実力と率直な人柄を高く評価し、常に強い信頼を寄せている。
- 良く言えば過ぎた事をいつまでもクヨクヨ考えない前向き、悪く言えば大雑把で唯我独尊、自信家かつ勝気な性格ゆえに、北條透を始めエリートを敵に回してしまうことが多い。何でもズケズケとストレートな物言いをするように見えるが、彼女曰く『人に聞かれるとまずいような話はしない主義』と語っている。彼女の最高傑作といえるG3-XやG4は装着者の負荷を無視した物だったが、装着員の生命を奪うG4は封印した。また、G3-Xの一件で、ライバルでありかつての師でもある高村教授に諭され、次第に他者を思いやる考えを持つようになる。最終決戦から一年後には警察を辞め、ロンドンの大学で教授を務めている。
- 焼肉とビールが好物で、特に勤務中にも関わらずビールを浴びるように飲み、周囲の声がわからなくなるほど酔うこともあったが、G3-Xをその状態で完成させた。
- 劇中で焼肉を食べるシーンが多く描かれ、これに対して放送当時、BSE問題で苦しんでいた全国食肉事業協同組合連合会から、本作が表彰を受けた[4]。
- 尾室 隆弘(おむろ たかひろ)
- 年齢24歳。警視庁未確認生命体対策班の一員で、G3システムの運用に際して小沢のサポートを担当する。
- 周囲からは影が薄いと言われ、実際無視されたり凡人扱いされることが多く、小沢からも「究極の凡人」とまで呼ばれているが、諸所で縁の下から活躍している。
- G3システムの装着員に憧れており、TVSPではG3・MILDの装着員になって氷川と共闘。戦闘ではアンノウンに圧倒されたものの、氷川の窮地を救う根性も見せた。TV版でも直接戦ってはなくとも、警視庁の方針がアンノウンの防衛に転向したことで、修復されたG3の装着員を務めたが、新たな方針には疑問を抱いていた。最終決戦から一年後にはG-5ユニットの教官に就任し、小沢と氷川の意志を後輩に伝えている。
- 気弱な一面もあり、スピード違反した水原リサを追跡中、彼女を匿っていた涼に凄まれ引き下がってしまったこともある。
- 北條 透(ほうじょう とおる)
- 年齢25歳。警視庁捜査一課の警部補で、本庁きってのエリートと言われている。気取り屋な一面があり、食事は河野に屋台ラーメンを誘われても断って高級レストランで同僚をご馳走したり、氷川に缶コーヒーを奢ってもらいそうになってもコーヒーはサイフォンで煎れたものしか飲まない事を理由に断るなど、かなり拘りが強い。
- かつてはG3装着員に真っ先に志願した候補だったが、氷川に敗れた過去を持っており、それらのことや自身の功や体裁に拘り過ぎるため、G3ユニット(特に小沢)を敵視し、同時に溢れる行動力と固い意志もあるため、彼らに対抗してアギト捕獲作戦やG3ユニットの強奪、V1システムの開発などを立案した。彼の言動は普段温厚な氷川も怒り睨みつける程だが、氷川のサポートや(戦闘中に視力喪失した彼の補助なども)身を挺して一般人を守るなど、警察官としての義務を果たしている(河野曰く「ちょっと思い込みが激しいだけさ」)。アンノウンの事件を別角度から暴こうと行動したり、尊敬する上司の犯罪を涙を流しながら暴いたりしたこともあった。これらのことから、彼の警察官としての正義感と魂は本物であることが伺える。なお、結構顔が固いのかアギト捕獲作戦の折の事で、根に持っていた涼に殴られるが殴った涼でさえ手を痛そうにしていた。
- 氷川が昇進する切っ掛けとなったあかつき号の事件をダシにG3装着権を奪った際は、無駄のない動きで一度はアンノウンを撃破するが、それが復活して再戦時にまったく攻撃が効かないことに怯え、独断で武装解除し逃走した。しかし、その後の戦いでは自身が装着員としての立場が危うい状況ながらも、悠長な上層部の判断を待たずにアンノウンから民間人を助けるために小沢や尾室に出動を働きかけ、アンノウン撃破は出来なかったが、民間人を守るためにボロボロになりながらも戦闘不能になるまで戦い抜くなど、斜めに構えた態度に見えて、実には氷川と同じように内心には熱い心を秘めている。
- 氷川としても彼の才覚は認めており、小沢がG3-Xの装着員として津上翔一に目を付けていた際には「北條ならまだわかる」と述べた。しかし、翔一に初めて会った時は氷川同様に彼の雰囲気にペースを乱され、ムキになるなど単純な一面もあり、結論から言えば氷川とは似た者同士である。
- 終盤は人類のアギト化を脅威と考え、アンノウンを守るためにG3ユニットの解散や乗っ取りを謀ったが、警察の考えが間違っていることに薄々気付いており、氷川たちがG3ユニットの奪還に来ると、あっさりとシステムを明け渡してその場を去っていった。一年後には、小沢が教授として赴任したロンドンの大学に、捜査の関係上イギリスに来たついでに訪れている。なお、相変わらず憎まれ口を叩きあう仲だが、そういうやり取りができる事に、一種の充実感を得ているようでもある。
- 河野 浩司(こうの こうじ)
- 警視庁捜査一課のベテラン刑事。
- 北條の上司で、彼が「根は良い奴」であることを理解している数少ない一人。飄々としているが勇敢。北條がG3装着員となっている際、およびG3ユニットが活動していない際は、氷川も彼のもとで事件の捜査にあたっている。風谷伸幸殺害事件を追っており、真魚とは面識がある。氷川と北條を除けば、生身でアンノウンと戦った警官の中で、逃げ腰にならなかったのは彼だけである。
- 警視庁近くのラーメン屋台の常連で、勤務中の食事はほぼその屋台で済ます。たまに妻の弁当を食べる際は「本当はラーメンのほうが良い」と呟いている。
- 司 龍二(つかさ りゅうじ)
- 年齢38歳。アギト捕獲作戦の失敗後、警察庁からG3ユニットに派遣されてきた監査官。北條の元上司であり、彼を最も優秀な部下と絶賛している。有能な人材を好む一方で、G3運用チームといった自身が無能と判断した人間に対しては非常に冷淡な態度をとる。
- 以前、ある事件で北條を助けた「命の恩人」でもあるが、その際に右手に重傷を負い、左利きへの矯正・転向を余儀なくされた。また、その傷を負って入院している間に妹・さおりを殺人事件で失っている。
- 「あらゆる偏見を排除してただ事実を事実として直視する」ことをモットーとしているが、殺された妹の復讐のためそのモットーを破り、容疑者だった花村久志を殺害した上でアンノウンの犯行に見せかけようする。しかし、北條の推理に見破られて彼の優秀さを改めて認め、自首を決めた。
- 高村光介(たかむら こうすけ)
- 城北大学教授。小沢の師にしてライバル関係にある人物で、北条の依頼でV1システムの開発を行った科学者でもある。再会した途端に勝利を宣言した小沢に、面と向かって「私は君が嫌いだ」と返したが、彼女の才能やG3-Xについては認めており、G3-Xの暴走事件の直後、自らの意志でV1システム開発を破棄している。同時に「G3-Xは完璧です」とする小沢に対し、それが欠点となっていることを見抜いており、小沢を諭した後に自らが開発したG3-X用のAI制御チップを渡した。制御チップを搭載したことで、G3-Xは真の完成を迎えた。
あかつき号乗員・乗客
- 木野 薫(きの かおる)/ アナザーアギト
- 年齢32歳。あかつき号の乗客のなかでは中心的な存在。
- 天才的な腕前を持つ外科医だったが、数年前に雪山で遭難し、「助けて兄さん」と言い残した弟を前に自身も気を失い、重度の凍傷によって自身の右腕と弟の雅人を亡くした。死亡した弟の右腕を移植されたが、医学界はもはや手術は不可能と判断し、医師免許を剥奪した(本来は四肢欠損や障害などによって、手術が出来なくなっても医師免許の剥奪理由にはならない)。本来は穏やかで、困っている人間を決して見捨てない好人物だが、弟を救えなかったという自責の念から遭難時の悪夢にうなされ、救いを求める人間は全て自らの手で救わねばならないと決意すると同時に、心に影を落としてしまう。それ以後は非合法で難手術を請け負い法外な報酬を受け取る闇の名医師となる。この時に前述の海難事故に遭い、当時は面識のなかった氷川に救出されている。
- 変身能力とアンノウン察知能力が覚醒した直後は、弟の呪縛から自分の手で人を救うべく、自分以外のアギトの存在を否定し、翔一や涼および、覚醒しかけた真島を襲った。しかも、涼に瀕死の重傷を負わせたあと、「一人で治療する」と偽って殺害を図るが、何故か右腕に激痛が走って機能しなくなり、その隙に涼は逃走して未遂に終わる。その後、翔一にも攻撃をしかけるが、またしても右腕の激痛により撤退、その激痛を弟の諌めと考えて自分は間違っているのかと悩む。さらに、復活した涼=エクシードギルスに敗北したのを機に、最終的に翔一たちと共闘することになった。
- 闇の力によってアギトの力を奪われて変身不能となった状態で、ファルコンロードの攻撃を受けて重傷を負うが、同じくヘッジホッグロードの針を食らった翔一に「自分と同じになってはならない」と諭しながら緊急手術で針を摘出して救った。そして、そのダメージによって肉体の限界を迎え、真島にコーヒーを入れるようにと頼んだあとに息を引き取った。彼が最後の際に見た幻は、あの雪山で倒れずに立ち上がり、弟を支えて下山する自身の姿であり、最大の後悔を満たされたその表情は、とても穏やかなものであった。
- 他のライダー達に大きな影響を与えた人物でもある。
- 三浦 智子(みうら ともこ)
- あかつき号の乗客の一人で、年齢29歳。翔一が記憶を失ってから、最初に再会したあかつき号の乗客のメンバー。
- 佐恵子とは会社の同僚であり、彼女と有給休暇を利用して四国へ旅行に行くためにあかつき号に乗船し、事件に巻き込まれた。それから半年後、偶然にも街中で翔一と再会。彼の正体を教えるべく会う約束をしたが、闇の力に殺害された。
- 篠原 佐恵子(しのはら さえこ)
- あかつき号の乗客の一人。
- 会社の同僚である智子とともに四国へ旅行に行く途中、あかつき号事件に巻き込まれた。そのショックで心を閉ざしていたが、兄がでっち上げた山王湖の伝説の話に夢中になったことから、戦士の像を探して山王湖に潜っていた(これは、あかつき号の事件を忘れるための現実逃避で、兄の計らいだった)。自分の過去を知りたい翔一や父の死の真相を探る涼が接触してきた際にも、真相を語ろうとはせず逃げ回るばかりだった。やがてエクウス・ディエスに致命傷を負わされ、涼の救援も間に合わず湖に沈んでいった。
- 榊 亜紀(さかき あき)
- あかつき号の乗客の一人。年齢24歳。
- 元々、実家を家出同然で飛び出し東京で狭いアパートに住みながら、看護婦を目指していたが、試験に落ちてしまい実家に帰ろうとした時にあかつき号事件に遭遇する。家政婦と偽って美杉家に訪れ、翔一の記憶喪失を利用して恋人だと嘘を付くなど、かなり悪女的な性格の持ち主だが、母親の面影を見た太一には慕われていた。それ故か、あかつき号事件で救出してくれた氷川誠と再会した時は、異様なまでに怯えていた。
- 涼に自分と同様のものを感じ好意を抱くが、北條が指揮する『アギト捕獲作戦』のメンバーによってギルスが撃たれる瞬間を見て彼は殺されたと誤解。復讐心を持ったためか、超能力が覚醒。さらに、それが沢木の手で拡大したことを受けて超能力に溺れ、アンノウンを撃退するだけでなく私怨に走り捕獲メンバーの一部を殺害したうえに北條をも襲ったが、涼の生存を知って自分の行為にうろたえてしまう。しかし、もう後戻り出来ない立場からもなおも北條を襲撃しようとしたが、直後にアンノウンに襲撃されパンテラス・マギストラの襲撃に対処出来ず、翔一の目の前で首の骨を握りつぶされ殺害された。
- 不幸にも、彼女の死で生じた誤解から一時期、アギトとギルスは激しく衝突してしまう。
- 関谷 真澄(せきや ますみ)
- あかつき号の乗客の一人。
- 高飛車な性格で、他人の親切に対しても猜疑心むき出しで拒絶するほどだが、真島いわく「誰かに頼らないと生きていけない性格」。なお、あかつき号事件をきっかけに人が変わってしまった他の乗客と違って、彼女は元々こういう性格である。
- パソコンオタクで、ハッキングを得意としており、亜紀に頼まれて警察のコンピューターからアギト捕獲作戦に関する情報を盗み出している。
- 実はあかつき号事件以来、水のエルに憑依されていた。その後、水のエルが分離する際に、知らないうちに自分が純や高島を殺していたことを知り、謝りながら絶命した。
- 橘 純(たちばな じゅん)
- あかつき号の乗客の一人。真澄の友人だが、真澄とは正反対の気さくな性格。水のエルに憑依された真澄によって、真澄本人が気付かないうちに殺害された。
- 高島 雅英(たかしま まさひで)
- あかつき号の船長。船内での一連の騒動の現場に駆け付けた際、乗客とともに一緒にアギトの光を浴びた。純が殺害されたあと、真澄が彼を頼るべく彼の自宅へ訪れるが、既に純と同じ手口で殺害されていた。
- 相良 克彦(さがら かつひこ)
- あかつき号の乗客の一人。
- 妻がいたが、あかつき号事件の後遺症から、妻には何の説明もせずに転居を繰り返したため、愛想を尽かされて逃げられてしまった。アンノウンに襲われた際、涼に助けられたことから涼を庇っていたが、木野からの命令を受け、沢木の手によって覚醒した力で一度は涼を殺した。その後、偶然その能力を知った真魚を仲間に引き入れようと暴走に近い行動をするが、クルスタータ・パレオから受けた傷が致命傷となり、真魚に謝罪と励ましの言葉を送って息絶えた。
- 真島 浩二(まじま こうじ)
- あかつき号の乗客の一人。
- 医者の家庭の生まれだが、医者になれと強制する両親に反発してテストを白紙で提出したために勘当され、以降は友人の家を転々としていた。それゆえに最初はチンピラのような性格で、あかつき号では翔一に因縁をつけ、居合わせた涼の父・和雄にあしらわれている。
- あかつき号事件がきっかけとなって態度は多少軟化し、当初は無気力だったものの、あかつき号で自分に「後悔しないよう生きる」木野を父親のように慕っており、自身のアギトの力が覚醒の兆候をあらわしてからは、自らもアギトとなって木野とともに戦う決意を示す。しかし、瀕死の重傷を負った涼を復活させようとして、その力を譲り渡し、彼を回復させてエクシードギルスへと導いたため、自らは力を失った。それ以降は命が狙われることもなく、あかつき号メンバーのなかでは翔一を除くと唯一最後まで生き延びている。その後は木野のような医者になるべく勉強している。
- 葦原 和雄(あしはら かずお)
- 涼の父。あかつき号の乗客の一人。
- 喧嘩っ早い涼を育てただけあって、前述の通り、チンピラのような少年の扱いには慣れている。あかつき号事件のあとはその恐怖から姿を消していたが、地方の西青柳駅にて精神衰弱で死亡しているところを発見された。
- 彼の手帳にあった名前と住所を頼りに、涼はあかつき号の乗客らと接触を図ることとなった。
オーヴァーロード
- 闇の力
- オーパーツによって解読されたDNAから誕生した、アンノウンの総主。「オーヴァーロード」の異名も持っている。本編に登場しない「斗真(とうま)」という名前があり、製作者が関連書籍で言及している。誕生当初は赤ん坊だったが徐々に成長し、少年・中間体の青年を経て女性と見紛うばかりの美貌を持つ青年へと成長する。その正体は「闇の力」であり、人類の創造主。神とも言うべき存在。
- 自分の姿に似せて創り出した人類を自分の子供として何よりも愛していたが、自分と対をなす「光の力」が、人類に「知恵」= アギトの力という自分に制御できない能力を与えようとしたことを嫌い、「光の力」と戦い勝利するも、「光の力」が最後の力を振り絞り人類にアギトの力を植え付けたことで、一度世界を滅亡させた。しかし愛する人類を滅ぼすことを躊躇ったため、全人類、全動物種の中からつがいを一組ずつ方舟に乗せて生き残らせる。そして人類が遥か未来に再び繁栄しアギトの力が覚醒した時のため、アギトになるべき人間を抹殺させるべくエルロードを放ち、自分も人間の進化に伴い現世に復活できるよう自らの遺伝子情報をオーパーツに残していた。
- 現代に蘇った「闇の力」はアギトの根絶を企む一方で、人類への愛情も無くしておらず、過労で倒れた涼を自ら介抱し、その攻撃を受け止めている。また、自らの手であかつき号事件生存者・三浦智子を殺害したことに大きな精神的ショックを残し、その後悔から警察に逮捕され精神病患者として警察病院の病室に自ら閉じこもり、配下・アンノウンと沢木哲也(本物の津上翔一)に命じてアギトを滅ぼさせることを選択。しかし最終的には自分の想像以上の成長を遂げた人類自体を見限り自らの手で抹殺しようとしたが、アギトらによってエルロードをすべて倒され敗北。しかし神たる存在であるゆえに滅んではおらず、戦いの最中で人類がアギトの力を排除しようとする兆候を感じ、自分が手を下さずとも人類自らの手でアギトは滅ぼされると判断した。その後、寿命が尽きようとしている沢木の元に現れその旨を告げたが、沢木は「人はアギトを受け入れるだろう」と言い切る。そして、どちらが正しいかを見届けるまで見守ることを決意して姿を消した。
- 光の力
- 「闇の力」と同じ容姿を持つ存在。「光」を具現化した力そのものであり、もう一人の人類の創造主である神とも言うべき存在。 劇中では語られていないが、その正体はエルの1人であるプロメスとされる[5]。風谷真魚の夢で、闇と戦う少年と青年の姿で登場した。
- 人類に「知恵」= アギトの力を授ける。それが原因でアンノウンによる猟奇事件が起こることとなる。「闇の力」との戦いで時空を超えあかつき号に墜落。そこで出会った力が目覚めかかっていた津上翔一(沢木哲也)に最後の力でアギトの力を授け、消滅する。他のあかつき号乗員はその時の光の余波で徐々に覚醒することになる。
その他
- 三雲 咲子(みくも さきこ)
- 海岸に打ち上げられた謎のオーパーツを調べるために組織されたオーパーツ研究機関の女性主任。オーパーツの調査を行った末に、闇の力(オーヴァーロード)の「受肉」に成功し赤ん坊の状態で誕生させた。後に少年の姿へと急速に成長した「闇の力」に付け狙われた末、錯乱状態に陥ったアングィス・フェミネウスによって殺された。アングィス・フェミネウスもその後すぐに「闇の力」の逆鱗に触れたかのように消され、その遺体は「闇の力」によって何らかの形で弔いが行われたのか、[要出典]発見されることはなかった。
- 両野耕一(りょうの こういち)
- 城北大学の水泳部のコーチ。涼も彼のもとで水泳に励み才能を開花させ、彼も涼の将来を嘱望していた。大会での涼の異変に対しては、親身になって接し「家族だと思って何でも相談しろ」とまで言っていたが、涼の正体を知りそれに恐れをなして態度を一変させ、相談を持ちかけてきた涼と会う約束をしながら、居留守を使い他の部員達に門前払いさせている。しかし、その部員達に問い質されると「俺は何も知らない」と答えるばかりだった。
- 片平真由美(かたひら まゆみ)
- 涼の恋人。父親は超能力を秘めていたが、アンノウンに殺害された。血縁である彼女もアンノウンに狙われ、それが切っ掛けで涼の正体を知ることになった。それが原因で彼女もまた涼のもとを離れていったが、その理由は両野とは違い「異質なものへの恐れ」ではなく、「問題が困難過ぎて自分が一緒にいても何もしてやれない」といったものだった。
- 花村久志(はなむら ひさし)
- 亜紀が姿を消した後、翔一がアルバイトをしていた、美杉家の近所のパン屋「花村ベーカリー」の店主。
- 翔一からは「親父さん」と呼ばれているが、本人曰くそんな年齢ではないという。
- 実は司さおりの婚約者だったが、交際のもつれから婚約解消され、その腹いせとして彼女を殺害したらしく、事件の容疑者と疑われたが、証拠不充分のために立件されなかったという過去がある。そして司と再会した直後、彼に殺害された。
- 彼の死後、花村ベーカリーが閉店するまで翔一はバイトを続けていた。
- 屋台の親父
- 警視庁の近くの路上で、ラーメン屋台「天下自慢一味ラーメン」を営んでいる親父。河野の行きつけの屋台で、味は河野のお墨付きである。北條は同行したがらないが、北條がG3装着員となっていて河野の下を離れていた時期に氷川が河野と一緒にここのラーメンを食べている。その後、小沢や尾室、更に翔一も氷川と一緒に食べている。自分が出したラーメンのナルトの渦巻の状態から客の運勢を読む「ナルト占い」が趣味。
- バイク屋のおやっさん
- 涼やリサの行きつけのバイク屋「都洋自動車」の経営者。涼をバイトとして雇う。リウマチの持病があり、よく涼に店を任せていた。
- 国枝 東(くにえだ あずま)
- TVSP版のみ登場。年齢40歳。記憶喪失の翔一を診察した心理学者。美杉教授の友人であり、その縁で翔一は美杉家の居候となった。息子・国枝広樹(くにえだ ひろき)が、自身のアギト化を受け入れられずに飛び降り自殺をしてしまったという過去を持つ。バーニングフォーム暴走で落ち込む翔一の姿に息子の姿を重ね合わせ、息子の二の舞を演じさせないため、翔一を叱咤激励し送り出した。芋羊羹が好物。愛車はホンダ・CB1300。「大雑把に言うと」が口癖。
- 倉本(くらもと)
- レストランのオーナーシェフ。かつては調理師学校の講師で、翔一の恩師にあたり、その縁で翔一は彼のレストランで住み込みのアルバイトとして働いていた。普段は温厚だが、シェフやレストランオーナーとしての仕事に対しては信念とプライドを持っているため、厨房では普段の様子からは考えられないような厳しさを併せ持つ。一緒に働いていた何度もミスを犯す可奈を厳しく叱責し解雇しようとするが、翔一のフォローで撤回、その後の彼女のミスに対しては叱責した後アドバイスを加えるなど、多少配慮するようになった。
- 岡村 可奈(おかむら かな)
- 倉本のレストランでアルバイトとして働く少女。倉本曰く「今どきの若い者にしては根性はあるのだが、無愛想なのが玉に瑕」との事で、最初は打ち解けようとした翔一に対しても、拒絶的な態度を取っていた。仕事ではミスが多く、一時は倉本に解雇されかけたが、翔一のフォローによって引き続き働き続ける。父親もシェフだったがアンノウンによって殺されており、血縁である彼女もまたアギトの力を秘めている。それが覚醒したことに脅え自殺を図るが、そこにかつての雪菜の姿を見た翔一と沢木によって救われ、彼らの励ましとアギト(自分がなりかけたのと同じ姿)に変身しアンノウンに立ち向かっていく翔一の姿を見て思い留まる。
- 水原 リサ(みずはら リサ)
- 誕生日がさそり座のため「スコーピオン」と名乗りバイクで暴走することを趣味としている少女。運転技術は確かで、スピード違反を取り締まっていた尾室の追跡を振り切っている。その愛車の修理のため、涼がバイトしているバイク屋を訪れたことから涼の知り合いになる。ぶっきらぼうな性格で、涼に言わせれば「まだまだ子供」である。かつては前途有望な陸上競技の選手だったが、怪我を機に周囲からぞんざいに扱われたという、涼が味わったのと同様のいきさつがあり、暴走を繰り返すのは走ってる時だけは嫌なことが忘れられるからである。それを涼に打ち明けたことから二人は徐々に親密になり、涼も影で表情を緩めるほどだった。しかし、涼の誕生日に、闇の力の陰謀により、涼の眼前で自ら絶命させられてしまった。
- 白河 尚純(しらかわ なおずみ)
- 物語終盤、アンノウンがアギト(になるべき人間)を抹殺する習性を利用し、「アンノウン以上に危険な存在となりうるアギト」を排除すべく、G3ユニットを「アンノウン保護」の方向に捻じ曲げた人物。
- 詳細は劇中では語られず、後に発売された『仮面ライダーアギトハイブリッドファイル』によって、本名と官僚であることが明かされた。
仮面ライダー
本作の物語の中心となるのは、「既に仮面ライダーである男、アギト」・「仮面ライダーになろうとする男、G3[注 10]」・「仮面ライダーになってしまった男、ギルス」、彼ら3人の仮面ライダーである(このフレーズは番組コンセプトの発表時およびテレビスペシャル『新たなる変身』冒頭でナレーションされた)。
劇中の登場人物は彼らを「仮面ライダー」と呼称することはないが、『新たなる変身』では前述のナレーションのほか、各ライダー変身時にテロップで「仮面ライダー -」 と表記されている。
仮面ライダーアギト(ΑGITΩ)
- 身長:195cm
- 体重:95kg
津上翔一がオルタリング[注 11]を使用して変身する仮面ライダー。モチーフは龍[6]。コンパウンドアイズ(複眼)の色は基本3フォーム・トリニティは赤、バーニング・シャイニングフォームは黄色。頭部の金色の角・クロスホーンはグランド・トリニティフォームの必殺技使用時に展開する。バーニング・シャイニングフォーム時は赤く常時展開しており、形状もやや異なる。
あかつき号で「光」の力を多量に浴びたため他の人間より進化が速く、ストーリーの進行と共に素手・手持ち武器による格闘戦主体の様々なフォームへと変身可能になった。
関連書籍における第1話のストーリー紹介では「謎の戦士」と呼称されていた。
『小説 仮面ライダーアギト』では高位のアンノウンとして登場。超能力者の隠れ里であるあかつき村の村人たちを虐殺したところ、偶然村にやってきた沢木哲也を襲い掛かったが、彼が発展した「他者を光の球と化して自身に取り込む」という謎の力によって取り込まれた。取り込まれたアギトは抵抗したが、哲也が記憶と引き換えに一時的に封印される結果となり、哲也が「津上翔一」という新たな自分・アンノウンであるアギトの姿に変身する能力を手に入れることになった。
翔一が記憶を取り戻すと同時に、体内のアギトも目覚めかけるが、真魚の力を借りて完全に封印し、アギトの能力を全て使用可能になった。
- フォーム
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- グランドフォーム(超越肉体の金)
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- パンチ力:7t
- キック力:15t
- ジャンプ力:ひと跳び30m
- 走力:100mを5秒
- 大地の力を宿したアギトの基本形態。基本カラーは金色。専用武器を使用せず、パンチ・キックを中心としたスピーディーな格闘戦を得意とする。格闘能力は高いものの攻撃力ではギルスに劣るため、ギルスとの一度目の戦闘ではG3との共闘でも押され気味で、二度目の一騎打ちでは敗北を喫している。だが後半では能力が進化したこともあり、ギルスを敗ったアナザーアギトと互角に戦っている。
- ストームフォーム(超越精神の青)
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- パンチ力:3t(右腕)・7t(左腕)
- キック力:5t
- ジャンプ力:ひと跳び50m
- 走力:100mを4.5秒
- 風の力を宿したアギトの俊敏形態。基本カラーは青。左腕が特に強化され、風を操る能力が備わっている。グランドフォームよりやや筋力が弱いものの優れたスピード・ジャンプ力・敏捷性を誇り、武器を持つ敵に対抗するために使用することが多く、専用武器・ストームハルバードを使用する棒術戦を得意とする。基本的にはグランドフォームの状態から変身するが、第28話ではビルの屋上まで飛び上がるために直接変身した。
- フレイムフォーム(超越感覚の赤)
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- パンチ力:10t(右腕)・5t(左腕)
- キック力:7t
- ジャンプ力:ひと跳び20m
- 走力:100mを5.5秒
- 炎の力を宿したアギトの剛力形態。基本カラーは赤。右腕が特に強化され、炎を操る能力が備わっている。パワーの上昇・知覚の鋭敏化を遂げた形態で、高速で動く敵・姿を隠した敵に対抗するために使用することが多い。スピード・ジャンプ力は低いので派手な動きは不可能だが、専用武器・フレイムセイバーを使用する居合に似た剣捌きで的確に敵を斬り伏せる剣術戦を得意とする。バーニングフォーム発現後は、劇場版を除きこのフォームに変身していない。
- トリニティフォーム(三位一体の戦士)
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- パンチ力:10t(右腕)・7t(左腕)
- キック力:15t
- ジャンプ力:ひと跳び50m
- 走力:100mを4.5秒
- 翔一が一時的に記憶を取り戻した時に変身可能になったアギトの三位一体形態。グランドフォームをベースとして左腕にストーム、右腕にフレイムフォームの力を宿している。3種類のフォーム全ての能力を兼ね備えており、ストームハルバード・フレイムセイバーを同時に使用可能。攻撃力・ジャンプ力も強化されており、ギルスとほぼ同等の戦闘能力を誇るが、翔一が再び記憶を喪失した後には封印されてしまった。物語終盤において翔一の記憶は完全に取り戻されたが、既にシャイニングフォームへの変身が可能になっており、以後登場していない。
- バーニングフォーム(燃え盛る業炎の戦士)
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- パンチ力:25t
- キック力:15t
- ジャンプ力:ひと跳び15m
- 走力:100mを6秒
- 翔一が水のエルに対する恐怖を克服したのを機に発現したアギトの強化形態。基本カラーは赤。全身が溶岩の様に赤熱し、爆発的なパワーを発揮する。特に上半身が強化され、全フォーム中最強のパワー・防御力を誇るが、スピード・瞬発力・ジャンプ力は全フォーム中最低である。TVSP版では翔一の意志に反して暴走している。通常はグランドフォームの状態から変身するが、特別な変身ポーズによって直接変身も可能。
- シャイニングフォーム(光輝への目覚め)
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- パンチ力:15t
- キック力:45t
- ジャンプ力:ひと跳び75m
- 走力:100mを4秒
- バーニングフォームが太陽の光を浴び、外皮が割れて誕生するアギトの最強形態。基本カラーは赤・銀色。胸部・腕部以外はバーニングフォームと同型である。パワー・防御力はバーニングフォームに劣るが、それ以外の能力は全フォーム中最強で、アギトの全形態・他のライダーを圧倒する戦闘能力を発揮する。通常はバーニングフォームの状態で太陽の光を浴びる必要があるが、最終話のみ特別な変身ポーズによって直接変身している。劇場版では地底部の崩壊によって漏れたわずかな光で変身した。
- ツール
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- オルタリング
- 一定の構えをとることで出現するアギトの変身ベルト。中央部には賢者の石が埋め込まれている。ベルトの左右にあるスイッチを同時に押すことで変身し、変身した状態で左右どちらかのスイッチを押すことで武器を呼び出すと共にフォームチェンジする。バーニング・シャイニングフォームではドラゴンズネイルと呼ばれる龍の爪の様な装飾が追加されている。
- ストームハルバード
- ベルトの左側のスイッチを押すことで出現する、ストーム・トリニティフォーム専用の薙刀。出現時に両端は収縮しているが、力を込めることで伸長し、切れ味が鋭い刃が展開される。この状態で振り回し続けることで、強風を発生させる事も可能。
- フレイムセイバー
- ベルトの右側のスイッチを押すことで出現する、フレイム・トリニティフォーム専用の刀。一振りで大岩・太い鉄棒を斬り裂く事が可能な程の切れ味を誇る。必殺技発動時には鍔の角が展開する。
- シャイニングカリバー
- 一定の構えをとることで出現するバーニング・シャイニングフォームの専用武器。刃を閉じたエマージュモードの状態で出現し、バーニングフォーム時には薙刀の様に展開するシングルモード、シャイニングフォーム時には2刀に分けたツインモードの状態で使用する。ストームハルバード・フレイムセイバーを遥かに上回り、エルロードにも大ダメージを与えられる程の切れ味・破壊力を誇る。
- 必殺技
- 括弧内は使用フォーム。
- ライダーキック(グランド)
- クロスホーンを展開し、地面に発生した6本角を模したエネルギーを右足に溜めて跳び蹴りを叩き込む。破壊力は30t。
- ライダーブレイク(グランド)
- マシントルネイダー・スライダーモードから飛び出して高速で放つライダーキック。破壊力は50t。
- ライダーパンチ(グランド)
- 右腕から繰り出される強力なパンチの一撃。ライダーキックとは異なり、クロスホーンを展開しない。
- ハルバードスピン(ストーム)
- ストームハルバードの刃を展開して超高速で回転して突風を起こし、すれ違いざまに敵を斬り裂く。
- ハルバードブレイク(ストーム)
- マシントルネイダー・スライダーモードから飛び出して超高速で突撃し、そのままストームハルバードで敵を貫く。
- セイバースラッシュ(フレイム)
- 鍔の角を展開したフレイムセイバーで敵を一刀両断し、発火させる。
- ダブルセイバースラッシュ(フレイム)
- 『てれびくんビデオ』で使用。2本のフレイムセイバーに炎を纏い、連続で敵を一刀両断する。
- セイバーブレイク(フレイム)
- マシントルネイダー・スライダーモードで突撃しつつ、フレイムセイバーで敵を一刀両断する。劇中未使用。
- ライダーシュート(トリニティ)
- クロスホーンを展開し、地面に発生した6本角を模したエネルギーを両足に溜めて両足蹴りを叩き込む。破壊力は45t。
- ファイヤーストームアタック(トリニティ)
- 両端の刃を展開したストームハルバード・鍔の角を展開したフレイムセイバーで敵を一刀両断するか貫く。破壊力は40t。
- バーニングライダーパンチ(バーニング)
- 右拳に炎を纏い、強力なパンチを叩き込む。破壊力は25t。
- バーニングボンバー(バーニング)
- 炎のエネルギーを宿したシャイニングカリバー・シングルモードで敵を一刀両断する。
- シャイニングライダーキック(シャイニング)
- ライダーキックの強化版。空中に発生させた6本角を模したエネルギーを潜り抜けて跳び蹴りを叩き込むパターンと、従来のライダーキック同様に地面に発生したエネルギーを右足に溜めて跳び蹴りを叩き込むパターンの2種類が存在する。破壊力は45t。
- 強化シャイニングライダーキック(シャイニング)
- シャイニングライダーキックの強化版。空中に6本角を模したエネルギーを2つ発生させて放つシャイニングライダーキック。破壊力は90t。
- シャイニングクラッシュ(シャイニング)
- シャイニングカリバー・ツインモードを高速で振るい、連続で敵を斬り刻む。破壊力は55t。
- 専用ビークル
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- マシントルネイダー
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- 全長:2250mm
- 全幅:760mm
- 全高:1210mm
- 最高時速:430km/h
- ベース車種:ホンダVTR1000F・FIRESTORM
- アギトの発する超エネルギー・オルタフォースを受けて翔一の乗る普通のバイクが変化するアギト専用のバイク。あらゆる性能が強化され、車体は敵に体当たりしても傷ひとつ付かず、GM-01の連射を受けても大破しない程の耐久力を誇る。
- マシントルネイダー・スライダーモード
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- 全長:3900mm
- 全幅:1100mm
- 全高:310mm
- 最高時速:720km/h
- ボディを伸ばす様にスライド変形し、タイヤを90°回転させた飛行形態。アギトをサンプルと称して彼の死期を伸ばそうと沢木が提案したことで、闇の力が覚醒させた。G3-Xを同乗させる事も可能。
- 劇場版ではアギトを乗せたまま、スライダーモードの車体を横に向けて体当たりする「ドラゴン・ブレス」も使用した。
Gシリーズ系ライダー
警視庁が未確認生命体による事件の教訓を活かし、今後新たなる未確認生命体の出現を想定して小沢澄子が未確認生命体第4号を元に設計。企業連合体と共同開発した対未確認生命体用強化服(パワードスーツ)。
- 仮面ライダーG3
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- 身長:192cm
- 体重:150kg
- パンチ力:約1t
- キック力:約3t
- 防御力:硬度「8」
- 走力:100mを約10秒
- ジャンプ力:ひと跳び10m
- 第3世代型強化外骨格および強化外筋システムで正式名称GENERATION-3(ジェネレーションスリー)。基本カラーは青。
- 主な装着員は氷川誠。他に北條透、尾室隆弘が装着している。人体への改造および超自然的な力を施さず、所謂変身ではなく武装を装着するライダーで、試作機G1、G2を経て完成した。装着員を限定して作られているため、他者が装着する際には本体を多少改修する必要がある。
- 未だ試作段階の装備であり、アギトやギルスの様な超人的な力はなく、従ってアンノウンに対抗する戦力としては十分なものではない。しかしながら数体のアンノウンを撃破もしくは撃退しており、またアギトの援護に回るなどしてそれなりの戦果を挙げている。また、スペック上の防御力は序盤から登場しているライダーの中ではトップクラスである。
- 一度ギルスによって破壊されたが、後に修復される。警視庁が方針をアンノウンの殲滅から防衛へと転向した際、アギト迎撃のため再投入された。なお、この時は尾室が装着員を務めている。
- 装備一式は、通常は専用サポート車であるGトレーラーに積載されている。装着員は必要に応じてGトレーラーと合流し、専用バイク・ガードチェイサーで出動する。数種の専用武器が用意されており、戦闘時はこれらを用いた銃撃戦が主となる。
- 動力源として背部にバッテリーパックのゼロミッション・フューエルバッテリーを装備しており、活動時間の限界が存在する。バッテリー残量は腰部のGバックルのインジケータで確認できる。このG3を基に改良強化タイプのG3-X や、量産試作タイプのG3・MILDが製作された。
- 仮面ライダーG3-X(GENERATION-3 eXtension)
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- 身長:192cm
- 体重:176kg
- パンチ力:約2.5t
- キック力:約7.5t
- 防御力:硬度「10」
- 走力:100mを約8秒
- ジャンプ力:ひと跳び20m
- G3の強化型。主な装着員は氷川誠。他に北條透、津上翔一が装着している。理想的な動きを装着員に促すAIを搭載しており、当初は完璧さを追求するあまりAIの指示に同調できない者には全く使いこなせなかった。さらにはAI自身が些細なことで過剰な反応や敵意を持つ上、主導権を装着者から奪って暴走し敵以外も攻撃する・装着者が重傷を負うという欠点があり、確実な戦闘を行うには自分自身を「無我の境地」に至らしめる必要があった[注 12]。この欠点は後に城北大学の高村光介教授が開発した制御チップの導入で解消された。以降、その性能を十分に活かせるかどうかは装着員の資質による部分が大きくなった。
- G3にはなかった、装着者の身長と体格に合わせてサイズを補正するオートフィット機能が実装された。装着者が変わる度に改修を行う必要がなくなり、汎用性も改善されている。また、Gバックルはバッテリーの容量増加に伴い、バッテリーメーターのふり幅が調節された。
- 本体の戦闘能力も大幅に向上しており、特に各種重火器を用いた攻撃力は絶大で、GX-05の連射及びGXランチャーによって、多くのアンノウンを倒している。格闘面も強化されており、AIが暴走した際はグランドフォームのアギトと互角の力を発揮している。上級アンノウン相手には止めを刺すほどの攻撃力は無く、アギトやギルスの援護に回る展開が多かったが、最終決戦では2体のエルロードを相手に善戦し、地のエルを驚愕させた。
- 『てれびくんデラックス愛蔵版 仮面ライダーアギト超全集[上巻](小学館)』によると、顔のパーツのうち、複眼部分がレッドアイザー、口もとの部分がパーフェクターと名づけられている[注 13]。
- G3・MILD
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- 身長:185cm
- 体重:125kg
- パンチ力:約1t
- キック力:約2t
- 走力:100mを約13.5秒
- ジャンプ力:ひと跳び5m
- G3の量産試作型。劇中では尾室隆弘が装着しビートルロードと戦闘を行った。G3-X同様オートフィット機能を搭載し「誰にでも扱える」ことを前提に開発された。G3-Xのサポート、現場先行、被害者の保護などを目的にしている。背部のバッテリーはG3-Xと同一のものが搭載されており、G3-Xの補給ユニットとしての運用も可能。量産化に際し各種機能がオミットされているため、戦闘能力はG3に劣る。
装備品
武器の使用に当たっては、上司であり班長である小沢澄子の許可が必要である。G3の段階の武器でも、未確認生命体を一撃で倒すことが可能である(第2話冒頭)。武器を相手に奪われる状況を想定して、オペレーターによって許可コードが送信されるまでは武器を使用できない。ただし39話でアナザーアギトがGM-01を奪った際は、安全装置のロックがアナザーアギトの握力を抑えきれなかったために再ロックがなされなかった。いずれの武器も生身の人間が使用できるデザインだが、反動が強烈なためG3系システムを装着しての使用が前提となっている。
- GM-01 スコーピオン
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- 重量:2.17kg
- 装弾数:72発
- ガードチェイサーの左ハンドル下部分のスペースに搭載されている、対未確認生命体用の突撃銃(実態はサブマシンガン)で高い威力を持つが、アンノウンに対しては主に牽制用として使われる。並列弾倉式。G3-Xは右足に携行している。後に弾薬が強化され、口径は10口径となった(射撃シーンにおいて銃に表記)。
- 北條がG3装着員として戦闘中にアンノウンの攻撃で倒れ取り落とした際に、居合わせていた氷川が拾って使用、アンノウンに隙を生じさせるも発砲の反動によって重傷を負っている。
- GG-02 サラマンダー
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- 重量:3.67kg
- 装弾数:3発
- ガードチェイサーの右ハンドル下部分のスペースに搭載されているグレネードユニットをGM-01と連結して使用するグレネードランチャーで、破壊力は約20t。これによって放たれる「グレネードショット」は一撃で戦車も粉々にする。G3の段階ではこれが最大火力を持つ武器であった。GM-01と共に強化され、下級のアンノウンならば倒すことが可能になった。
- G3-Xが使用したのはTVスペシャルと『てれびくん超バトルビデオ』のみ。
- GS-03 デストロイヤー
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- 重量:6.82kg
- ガードチェイサーの後部左のトランクに搭載されている、右腕に装着して使用する折りたたみ式の超高周波振動ソード。ブレード部を振動させ、鉄骨をも切断できる。パワーを最大にして放つ「スーパーブレード」が必殺技だが、劇中では一度も相手に命中していない。
- GA-04 アンタレス
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- 重量:3.25kg
- ガードチェイサーの後部右のトランクに搭載されている、右腕に装着して使用するアンカー。ワイヤーで敵を捕縛する。初使用はG3-Xになってからだが、玩具「装着変身」ではG3の時点ですでに付属しており、『てれびくん』等の児童向け雑誌では、これを装備したG3の画像が載っている。
- GX-05 ケルベロス
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- 全長:1110mm(バルカンモード時)
- 重量:6.78kg / 装弾数:120発
- G3-X専用のガトリング式機銃。特殊徹甲弾を1秒間に30発発射し、G3用の武器とは段違いの高火力を誇る。携行の際はアタッシュモードをとり、ガードチェイサーの後部上部にセッティングされているが、使用時にガードチェイサーから外し、暗証番号の入力で「解除シマス」の機械音声と共にバルカンモードへとへ変形し、射撃が可能となる。弾倉一つあたりの装弾数は120発で、G3-Xは腰部に予備の弾倉を二つ装備している。
- 飛び道具を一切持たないアギトが捕捉不可能なほど高速なアンノウンと戦った際には、G3-Xがこれで援護・撃破したこともある。
- GK-06 ユニコーン
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- 全長:520mm(携行時:315mm)
- G3-X専用の電磁コンバットナイフ。左腕の二の腕の部分に装着・携行し、使用時は刃を伸長させる。破壊力はGS-03の半分だが、小型で扱いやすい。G3-Xの特性上格闘戦はあまり行われないため、基本的には緊急時のサブウェポンとして運用される。GS-03同様一度も相手に命中しなかったが、最終話ではシャイニングカリバーを叩き折った「敬虔のカンダ」と互角に斬り合った。
- ガードアクセラー
- ガードチェイサーの起動キーを兼ねた左グリップ。引き抜いて電磁警棒としても使用することが可能で、G3-Xの左太股部に装備できる。
専用ビークル / サポートマシン
- ガードチェイサー
- GM-01からGX-05までの装備を搭載している、オンロード型のG3シリーズ用バイク。通常は後述の「Gトレーラー」に搭載されており、任務の際はG3系システムを装着した装着員を載せた状態で降ろされ、これに先行する形で現場へ赴く。アンノウンに体当たりしても傷一つ付かないほど頑強な車体を誇る。
- 白バイという設定から、ナンバープレートが確認できる。また、カウル正面部分にHONDAのロゴがある(ベース車のX4にはカウル共々ロゴが無い)。
- Gトレーラー
- G3ユニットの活動拠点である大型トラックで、アンノウン出現と同時に出動が要請されると、G3ユニットが搭乗し警視庁の専用駐車場から発進する。
- ドイツ製高性能エンジンに、頑強な車体とタイヤを誇り、カーゴ部分内部はG3およびG3-Xとの通信機能を持つバックアップクルーモニターや、G3の保管・メンテナンススペース、ガードチェイサーのハンガーと発進時に外へ降ろすマシンタラップが備わっている。
- 2535型・2540L型どちらもメルセデス・ベンツのエンブレム「スリーポインテッド・スター」の上に警視庁の桜の代紋を配置。また警察車両という設定から、こちらにもナンバープレートが付けられている他、初期輸入モデルのため、キャビン上に速度表示灯を装備。パトランプもブーメランタイプを大型化した特製のものを搭載している。
- 7話で2535型から、ドイツ・シュトゥットガルト本社工場から到着した2540L型に車種が交代し、9話から登場(本編では8話で「改造に出した(北条)」とされている)。その際、G3およびG3-Xの保管だけでなくバッテリー充電も可能となったロッカーが備わるなど、内装の一部をマイナーチェンジした。他にも荷台の製造メーカー(2535型は日本フルハーフ社製、2540L型は日本トレクス製)や、前面警光灯の有無(2540L型にオートカバー式を追加装備)など、細部に違いがある。
客演情報
- 『仮面ライダーディケイド』
- テレビ本編では芦河ショウイチという人物がG3の装着者だったがギルスとなったことで警察を去る。
- 『仮面ライダー電王』とのクロスオーバー作品では仮面ライダーディエンドに召喚される形でG3が登場[注 14]。
- 『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』
- G3-Xが登場。
- 『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』
- アギトとともに登場。
仮面ライダーギルス
- 身長:200cm(2形態共通)
- 体重:100kg(2形態共通)
葦原涼が変身ベルト・メタファクターの力で変身する仮面ライダー。劇中で「ギルス」の呼称を使ったのは、闇の力のみで、涼本人を含めほとんどの人物が「ギルス」の名称を知ることは最後までなかった。モチーフは仮面ライダーZXと同じくカミキリムシ。基本カラーは2形態共通して緑。また、「ギルス(gills)」という名が鰓に由来するように、ピラニアの如く野性的なフォルムが特徴。
- フォーム
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- 通常形態
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- パンチ力:約10t
- キック力:約20t
- 防御力:硬度「5」
- 走力:100mを約5秒
- ジャンプ力:ひと跳び50m
- ギルスの基本形態。頭部の角・ギルスアントラーは、アギトのクロスホーンとは対照的にギルスのパワーが極度に減少すると萎縮する。
- 変身時には、涼の隣に幻影のようなギルスが並び立ち涼の姿が消えてギルスが残る(中盤以降では体が光ってギルスへ変わることも)。アギトと同じ「光」の力を根源とするが、アギトの不完全体である。闇の力からは「アギト、いやギルスか。珍しいな」と言われ、「あかつき号」の生存者と沢木哲也の会話で「彼もまた、アギトの一種だ」と沢木は語っている。
- 設定上打撃・跳躍力ともにアギトのグランドフォームを上回っており、アギトのトリニティフォームとほぼ同等の能力を持つ。防御力は低いが再生能力があり、劇場版では切り落とされた腕が再生している。しかし「ワイズマンモノリス」と呼ばれるパワーコントロール器官が無い不完全態であり、変身する度に肉体へ極度の負担がかかるため、変身が解けるたびに年齢不相応な老化現象が進行し、身体を蝕む後遺症が現れてしまう。そのため、アギトのように連続して変身し続けることは出来ず、後遺症のダメージが抜けきれないまま変身した際にはすぐに変身が解除されてしまう。また、後遺症が相当深刻な際、「立て」「襲え」などの低い男声の幻聴にも襲われる。
- 野獣のような戦術が特徴(氷川たちは「人間の感情が爆発してるみたいだ」と表現している)。ライヴアームズ(両前腕部)には巨大な鉤爪・ギルスクロウと触手状ムチ・ギルスフィーラーを収納し、両踵には伸縮自在の鉤爪・ギルスヒールクロウが備わっており、必要時にはこれらを展開して使用する。また、口の牙デモンズファングクラッシャーで噛み付き攻撃も行う。武器は全て体の一部であり、実質素手のみで戦っている。
- TV本編後半では一度死んだものの、風谷真魚の力を得て蘇った。その際に変身に起因する老化はなくなり、さらには真島浩二の中で目覚めつつあったアギトの力を与えられ、エクシードギルスへのパワーアップ変身が可能となった。TVSPでは、涼は「真魚に借りがある」と発言しているものの、冒頭のナレーションでは「変身のたびに彼の肉体は蝕まれていく」と語られており、真魚の力で老化を克服したという説明はない。劇場版での葦原はギルスの変身解除後に「肉体への負担」が発生して倒れているが、アントロード戦で窮地に陥ったときにエクシードギルスへと変わっている。
- 必殺技はヒールクロウを伸ばした状態で標的に踵落としを決め、クロウを突き立てる「ギルスヒールクロウ(破壊力:30t)」、標的を放り投げ手刀で腹部を貫く「ギルスヘルスタッブ」。
- エクシードギルス
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- パンチ力:約15t
- キック力:約30t
- 防御力:硬度「7」
- 走力:100mを約4.2秒
- ジャンプ力:ひと跳び65m
- アギトの力を与えられたためにアギトの不完全体だったギルスがギルスのままアギトと同等の力を持った姿で、ギルスの最強形態。
- 胸部にはアギト同様にワイズマンモノリスが発生しており、その力を完全に制御できるようになっている。ただし、アギトほどワイズマンモノリスと、額のワイズマン・オーヴ、ベルトの賢者の石が差別化されていないようである。三つ共に同じ色をしており、変身の際に三つが光っている。特徴として余剰エネルギーの結果、体中に複数の鉤爪が出現した戦闘形態を常に保つようになり、戦闘力が大幅に上昇し、アギトのシャイニングフォームに近い戦闘力を有する。通常のギルスのものが強化されたギルスクロウ、ギルスヒールクロウのほか、背中に出現した伸縮自在の触手状ムチ・ギルススティンガーを武器とする。
- 必殺技は強化された脚力でより強力な踵落としを決め、敵にギルスヒールクロウを突き立てる「エクシードヒールクロウ(破壊力:40t)」と、両足で放つ「ダブルエクシードヒールクロウ(破壊力:80t)」、背中からギルススティンガーを伸ばし標的を貫く「貫通攻撃(破壊力:50t)」(正式名称不明)。
専用ビークル(ギルス)
- ギルスレイダー
- ギルスの専用マシン。ギルスの細胞が融合することによって一般のバイクが変化する。機械でありながら生物のような性質を持ち、自立走行能力や自己修復能力を発揮する。またギルスの危機に際しては遠隔地からでも駆けつける。
客演情報
- 『仮面ライダーディケイド』
- テレビ本編ではエクシードギルスが仮面ライダーアギトになる未完成体として登場。芦河ショウイチが変身する。
- 『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』
- 終盤の一場面でCGによる再現という形で僅かながらの登場。
アナザーアギト
- 身長:200cm
- 体重:97kg
- パンチ力:約15t
- キック力:約30t
- 防御力:硬度「7」
- 走力:100mを約5秒
- ジャンプ力:ひと跳び70m
木野薫が変身ベルト・アンクポイントで変身する仮面ライダー。「MASKED RIDER AGITO ART WORKS」によればモチーフは「仮面ライダー1号」。「エル」達の因子を受けているため、歯牙や羽などはアンノウンと共通している。アギトアイズ(複眼)の色は赤。両肩の肩甲骨の辺りから出ているマフラー状のライヴウイングは、仮面ライダーV3(のマフラー)を意識している[9]。 基本は肉弾戦のみで戦うが、仮面ライダー1号のように敵の武器を使うこともあった。作中ではアギトと誤認されたことがあるが、外見の差異は激しい(頭部の角の大きさ等)。
頭部の角・アギトホーンが常に展開しているため、数値上のスペックはシャイニングフォームに等しいが、装備武器やフォームチェンジの能力はない。 必殺技発動時など、さらにパワーを引き出す場合は口元のクラッシャーが開き、歯牙状の器官が露出する。腕と足の爪状のカッター器官・バイオクロウで攻撃補助をする(劇中未使用)。
劇中では「もう1人のアギト」と呼ばれ、アナザーアギトと呼称されたことはない。一部の書籍・雑誌、玩具では「仮面ライダーアナザーアギト」と表記される。番組製作現場においては当初定まった名前がなく「木野アギト」等と呼ばれていたこともある[10]。
必殺技はクラッシャーを展開して足にエネルギーを吸収し、飛び蹴りを叩き込む「アサルトキック(破壊力:40t)」。
専用ビークル(アナザーアギト)
- ダークホッパー
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- 全長:2220mm
- 全幅:890mm
- 全高:1320mm
- 最高時速:390km
- ベースモデル:スズキRMX250S(2ストロークオフロード車、96年式のSJ14A)
- マシントルネイダーやギルスレイダーと同様に、市販のバイクが搭乗者の変身を受けて姿を変える。ギルスレイダーと同様、自立走行能力や自己修復能力を発揮する。木野が変身前に乗っているのはスズキのオフロード車DR250Sで、第1話の交通事故の回想シーンで、涼が乗っていた物と同車種である。
アンノウン
神(闇の力、オーヴァロード、テオス)に仕える天使の如き存在であり、地球上の生物に似た特徴を持つ超越生命体(正確には、彼らを模して地球上の生物がつくられた[5])。「アンノウン」の名は警察が氷川誠からの報告を受けて、未確認生命体を超える新たなる敵、謎の存在として警察が命名した呼称であり、軍事用語で「国籍不明機」を意味する「unknown」が語源(第2話)。正式名称は「ロード怪人」(雑誌などより)であり、種族ごとに「 -(モチーフとなる動物の名前)ロード」と呼称されており、高位の怪人は「エルロード」(後述)と呼ばれる。
その目的は神が恐れるアギトの殲滅であり、主にアギトになる可能性のある人間(超能力者)を血族ごとに殺し回っている(胎児も該当)。殺しや特殊能力を行う際には、左手で右手の甲を“闇の力”の文字の形に辿るという、殺しのサインを切る。殺害方法は、人間を生きたまま木のウロに詰めこんだり、コンクリートの壁に埋め込んだり、高層ビルの屋上から床を通過させて転落死させたり、さらには対象の体組織を別の物体に変えたりなど、人間には実行不可能な犯行から「不可能犯罪」と呼ばれる。同族ならば殺害方法は共通する。一方で、神が人間を愛しているために、アギトの力を持たない人間を殺すことは極力禁じられており、ターゲット及びその殺害を妨害する者(主に護衛している警察官など)以外の人間は襲うことはなく、第34話でエルロードと戦ったG3-X=氷川が圧倒されて追い詰められたが、「アギトではないから」という理由で止めを刺されなかったこともある。禁を破ったアンノウンは“闇の力”から制裁が下される。
どのアンノウンも能力の発動時や、ライダーの技を受けて爆死する直前に天使の輪のような円盤状の発光体が頭上に出現する。また、各自の武器はそこから召喚して装備する。背中には鳥獣系以外のアンノウンにも羽が生えている。彼らには種族的観念とそれに基づいた階級があるらしく、似た容姿で複数のアンノウンが同時に行動する際には、指揮官らしき存在(クイーン)が登場した。
劇中で各アンノウンの名前が呼ばれることはなかった。また、総じて古代神話を意識したデザインがなされている(例としてトータスロードはローマ兵、ジャッカルロードはアヌビス神など)。
エルロード
水・風・地の3体の最高位のアンノウン。中盤以降に登場。『MASKED RIDER AGITO ART WORKS』によれば、アギトに等しい存在である。下位のアンノウンよりも進化が進んでいるため、背の羽はより大型化している。貴族、様式、美意識のような風格、そしてライダーと共通する複眼を持つ[9]。特に水のエルロードについてはあかつき号事件の張本人であり、何度もアギトたちを苦しめた。オープニングで登場したイコン画にはエルロードらしきものが全部で7体描かれている。
キャスト
レギュラー・準レギュラー
- 津上翔一(沢木哲也) / 仮面ライダーアギト(声) - 賀集利樹
- 氷川誠 / 仮面ライダーG3(声) / 仮面ライダーG3-X(声) - 要潤
- 葦原涼 / 仮面ライダーギルス(声) - 友井雄亮
- 風谷真魚 - 秋山莉奈
- 風谷真魚(幼少時の回想) - 谷村聡美
- 美杉義彦 - 升毅
- 美杉太一 - 田辺季正
- 木野薫 / アナザーアギト(声) - 菊池隆則
- 小沢澄子 - 藤田瞳子
- 北條透 - 山崎潤
- 尾室隆弘 - 柴田明良
- 風谷伸幸 - 中根徹
- 沢木雪菜 - 笠間あゆみ
- 沢木哲也(津上翔一) - 小川敦史
- 青年(闇の力・光の力) - 羽緒レイ
- 河野浩司 - 田口主将
- 三雲咲子 - 滝沢涼子
- 警視庁幹部 - 加地健太郎、菅野達也、狩野謙、森下明、野口雅弘
- ラーメン屋の親父 - 諏訪太朗
- バイク屋のおやっさん - 中屋敷哲也
- 榊亜紀 - 佐久間雅子
- 真島浩二 - 小谷嘉一
- 相良克彦 - 田付貴彦
- 関谷真澄 - 平岩紙
声の出演
主なゲスト出演者
- 佐伯安江 - 野沢由香里
- 片平真由美 - 福澄美緒
- 三浦智子 - 森下まひろ
- 松井(葦原涼のおじ) - 山崎猛
- 少年 - 吉武怜朗
- 篠原数樹 - 松嶋健市郎
- 篠原佐恵子 - 中本奈奈
- 魚屋 - ただのいっこ
- ラビットのマスター - 中村文平
- 司龍二 - 寺杣昌紀
- 橘純 - 津嶋麗
- 浅野一輝 - 三觜要介
- 葦原和雄 - 竹本純平
- 高島雅英 - 丸岡奨詞
- 倉本 - 加門良
- 赤ん坊(闇の力) - 八木優希
- 少年(闇の力・光の力) - 神木隆之介
- 少年(闇の力) - 穴井隆文
- 高村光介 - 清水紘治
- 白河尚純 - 広瀬裕
- 両野耕一 - 後藤ひろゆき
- 木野雅人 - 秋山昌徳
- 岡村可奈 - 森脇英理子
- 水原リサ - 水稀未那
スーツアクター
- 仮面ライダーアギト[11][12]、仮面ライダーG3-X(津上装着時)[要出典] - 高岩成二
- 仮面ライダーG3[12]、仮面ライダーG3-X[13] - 伊藤慎
- 仮面ライダーギルス[14][12]、アンノウン[要出典] - 押川善文
- 仮面ライダーギルス(代役)[要出典] - 横山一敏
- アナザーアギト[12] - 白井雅士
- アナザーアギト(35話、36話)[要出典] - 藤榮史哉
- アンノウン[15] - 矢部敬三
- アンノウン[要出典] - 藤榮史哉、塚田知紀
- 風のエル[16]、地のエル[16]、G3・MILD(TVSP)[16] - 岡元次郎
- エル・ロード[要出典] - 藤榮史哉、白井雅士、石垣広文
スタッフ
- 原作 - 石ノ森章太郎
- 連載 - テレビマガジン、てれびくん、幼稚園、めばえ、たのしい幼稚園、おともだち
- スーパーバイザー - 小野寺章(石森プロ)
- プロデュース - 松田佐栄子(テレビ朝日)、白倉伸一郎・武部直美・塚田英明(東映)
- シリーズ構成 - 井上敏樹
- 脚本 - 井上敏樹、小林靖子(第28話のみ)
- 監督 - 田﨑竜太、長石多可男、六車俊治(テレビ朝日)、石田秀範、鈴村展弘、佐藤健光、金田治、渡辺勝也
- 音楽 - 佐橋俊彦
- 撮影 - 松村文雄、いのくままさお
- 助監督 - 鈴村展弘、田澤裕一、黒木浩介、柴崎貴行ほか
- アクション監督 - 山田一善、宮崎剛(ジャパンアクションクラブ)
- キャラクターデザイン - 早瀬マサト
- クリーチャーデザイン - 出渕裕、草彅琢仁
- 制作 - テレビ朝日、東映、ASATSU-DK
主題歌・挿入歌
前述にも取り上げたように本作から基本的に「番組構成上のエンディング」は原則として存在しないので、主題歌はオープニングテーマのみでエンディングテーマがなくなっている。
第1話と最終話(第51話)はオープニングが省略されており、第1話は次回予告がエンディングを兼ねた形式(予告編の映像にスタッフロールが被せられる)で、主題歌は使われていない。最終話は本編のラスト部分がそのままエンディングになっており、主題歌には「仮面ライダーAGITO」が使われた。
また、上記の通りエンディングテーマはないが、各話の終盤(主にバトルシーン)で使われている下記の挿入歌4曲がエンディングテーマ扱いとなっている。この形式は一部の例外[注 5]を除いて、以降のシリーズにも引き継がれる[注 15][注 16]。「Stranger in the dark」「MACHINE TORNADER」は本来挿入歌として制作されたものだが、同様に使われた。なお、本作の挿入歌はすべて、劇中での使用を考慮したTVサイズが制作されていたという。
なお、シングル発売時に「2ndエンディング」と銘打たれた「One & Only」(作詞:藤林聖子、作曲・編曲:三宅一徳、歌:風雅なおと)という曲もあったが、劇中では一度も使われることがなかった。実質の後期エンディングである「DEEP BREATH」は、シングルに「3rdエンディング」と記載されている。
主題歌
- 「仮面ライダーAGITO」(2話‐35話、51話のED)
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 三宅一徳 / 歌 - 石原慎一 / コーラス - 大木理紗
- シリーズで初めて、劇伴音楽の担当者が制作に関わらない主題歌となった(佐橋俊彦によると、当初は三宅が音楽担当者になる予定もあったとのこと)。なお、インストゥルメンタル版は予告編音楽として使われた。また、クレジット表記のフォントが途中で変更されている。
- 「仮面ライダーAGITO 24.7 version」(第36‐50話、TVSP)
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 三宅一徳 / リミックス - 三宅一徳、鈴木浩之、篠笥孝 / 歌 - 石原慎一 / コーラス - 大木理紗
- 「仮面ライダーAGITO」の伴奏をリミックスし、新しい歌詞で歌い直したもので本編では2番の歌詞が使用された。劇場版では挿入歌として使われた。2010年現在、歌詞中で「仮面ライダー」という言葉が使われた最後の主題歌である。なお、「24.7」という数字には「24時間、7日間ずっとアギトと一緒」という意味が込められている(日本コロムビア「百獣戦隊ガオレンジャーVS仮面ライダーアギト」 (COCX-31715/6) での台詞より)。
挿入歌
- 「BELIEVE YOURSELF」(第1話-)
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 三宅一徳 / 歌 - 風雅なおと
- TVSPでも使用された。
- 「Stranger in the dark」(第9話)
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 佐橋俊彦 / 歌 - 坂井紀雄
- G3の戦闘テーマ曲。
- 「MACHINE TORNADER」(第14、40話)
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 三宅一徳 / 歌 - 石原慎一
- マシントルネイダーのテーマ曲。
- 第31話ではインストゥルメンタル版が使用された。
- 「DEEP BREATH」(第26話-)
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - 野村義男 / 編曲 - RIDER CHIPS / 歌 - ROLLY (RIDER CHIPS Featuring ROLLY)
- 歌唱者の名義は映像およびコロムビアのCDでは「ROLLY」だが、エイベックスのCDでは「RIDER CHIPS Featuring ROLLY」の表記になっている。
- 「もうひとつの仮面の戯曲」(第40話、第42話)
- 日本語作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 佐橋俊彦 / 歌 - 白石圭美
放映リスト
各回にはタイトルはなく、ここで明記しているものは、新聞のテレビ番組欄やテレビ番組情報誌、テレビ朝日公式ページにて表記されたものである。第28話は涼の回想であり、本編の時系列とは異なるため、上下に帯がないアスペクト比4:3で放送。各話終了時の演出は最後のワンシーンが四角形に囲まれるという、以降に比べると非常にシンプルなものになっている。四角形の角には「A」「Ω」の文字が置かれ、さらに上部分にはアギトの紋章も表示される。
話数は51話で、平成仮面ライダーシリーズ最長話数である。登場アンノウンには、レギュラーである闇の力以外のアンノウンのみ記述。登場アンノウンの横の数字は登場話数。
10月1日に放送されたテレビスペシャル『仮面ライダーアギトスペシャル 新たなる変身』については、#テレビスペシャルを参照。
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場アンノウン | 監督 | |
---|---|---|---|---|---|
2001年 1月28日 |
1 | 戦士の覚醒 |
|
田﨑竜太 | |
2月4日 | 2 | 青の嵐 | |||
2月11日 | 3 | 俺の変身! |
|
長石多可男 | |
2月18日 | 4 | パズル解読 | |||
2月25日 | 5 | 第3の戦士 | 六車俊治 | ||
3月4日 | 6 | 哀しき妖拳 | |||
3月11日 | 7 | 記憶の一片 |
|
田﨑竜太 | |
3月18日 | 8 | 赤い炎の剣 | |||
3月25日 | 9 | 2人のG3 |
|
長石多可男 | |
4月1日 | 10 | 銀の点と線 | |||
4月8日 | 11 | 繋がる過去 |
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石田秀範 | |
4月15日 | 12 | 湖の激突! | |||
4月22日 | 13 | 父の手掛り |
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田﨑竜太 | |
4月29日 | 14 | 最強キック | |||
5月6日 | 15 | 罠の始まり |
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長石多可男 | |
5月13日 | 16 | 怪しい女… | |||
5月20日 | 17 | 捕獲作戦! | |||
5月27日 | 18 | 新しいボス |
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石田秀範 | |
6月3日 | 19 | 解散決定? | |||
6月10日 | 20 | 或る目覚め |
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鈴村展弘 | |
6月24日 | 21 | 暴走する力 | |||
7月1日 | 22 | 運命の対決 |
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田﨑竜太 | |
7月8日 | 23 | 資格ある者 | |||
7月15日 | 24 | 完璧マシン |
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長石多可男 | |
7月22日 | 25 | 激突再び! | |||
7月29日 | 26 | 甦った記憶 |
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石田秀範 | |
8月5日 | 27 | 涼、死す… | |||
8月12日 | 28 | あの夏の日 |
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佐藤健光 | |
8月19日 | 29 | 数字の謎!? |
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8月26日 | 30 | 隠された力 |
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長石多可男 | |
9月2日 | 31 | 人の居場所 |
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9月9日 | 32 | ギルス復活 |
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9月16日 | 33 | 現れた敵 | 金田治 | ||
9月23日 | 34 | 呼び逢う魂 |
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9月30日 | 35 | 謎の救世主 |
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長石多可男 | |
10月7日 | 36 | 4人目の男 | |||
10月14日 | 37 | 暗闇の戦士 |
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渡辺勝也 | |
10月21日 | 38 | その正体… | |||
10月28日 | 39 | ギルス咆哮 | 鈴村展弘 | ||
11月11日 | 40 | 共同戦線! |
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11月18日 | 41 | 光と闇 |
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田﨑竜太 | |
11月25日 | 42 | あかつき号 | |||
12月2日 | 43 | 動き出す闇 |
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長石多可男 | |
12月9日 | 44 | 父と姉と… |
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12月16日 | 45 | 奪われた力 |
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金田治 | |
12月23日 | 46 | 戦士その絆 | |||
12月30日 | 47 | 天空の怪! |
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石田秀範 | |
2002年 1月6日 |
48 | 星の支配者 | |||
1月13日 | 49 | 絶滅の足音 |
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長石多可男 | |
1月20日 | 50 | 今、戦う時 | |||
1月27日 | 51 | AGITΩ |
視聴率
- 平均視聴率:11.7%(平成仮面ライダーシリーズ歴代最高視聴率)
- 最高視聴率:13.9%(平成仮面ライダーシリーズ歴代最高視聴率)
ビデオリサーチ調べ、関東地区
放映ネット局
- 東京都・関東広域圏 ANB〔現EX〕 テレビ朝日
- 北海道 HTB 北海道テレビ放送
- 青森県 ABA 青森朝日放送
- 岩手県 IAT 岩手朝日テレビ
- 宮城県 KHB 東日本放送
- 秋田県 AAB 秋田朝日放送
- 山形県 YTS 山形テレビ
- 福島県 KFB 福島放送
- 新潟県 NT21〔現:UX〕 新潟テレビ21
- 山梨県 UTY テレビ山梨
- 富山県 未放送(ところによっては北陸朝日放送や新潟テレビ21で視聴することができた)
- 石川県 HAB 北陸朝日放送
- 福井県 FBC 福井放送
- 長野県 ABN 長野朝日放送
- 静岡県 SATV 静岡朝日テレビ
- 愛知県・中京圏 NBN 名古屋テレビ放送
- 近畿広域圏 ABC 朝日放送
- 鳥取県・島根県 BSS 山陰放送
- 岡山県・香川県 KSB 瀬戸内海放送
- 広島県 HOME 広島ホームテレビ
- 山口県 YAB 山口朝日放送
- 徳島県 JRT 四国放送
- 愛媛県 EAT 愛媛朝日テレビ
- 高知県 KUTV テレビ高知
- 福岡県 KBC 九州朝日放送
- 長崎県 NCC 長崎文化放送
- 熊本県 KAB 熊本朝日放送
- 大分県 OAB 大分朝日放送
- 宮崎県 MRT 宮崎放送
- 鹿児島県 KKB 鹿児島放送
- 沖縄県 QAB 琉球朝日放送
映像ソフト化
- ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)は全12巻が東映ビデオよりリリースされている。
- 2001年12月7日 - 2002年11月21日にかけてDVDが東映ビデオより発売された。全12巻で各巻4話(Vol.10 - 12は5話)収録。
- 2008年7月21日発売の「石ノ森章太郎 生誕70周年 DVD-BOX」や2009年11月21日の「仮面ライダーディケイド Vol.5」の初回生産限定の映像特典に第1話が収録されている。
他媒体展開
テレビスペシャル
- 仮面ライダーアギトスペシャル 新たなる変身
- 2001年10月1日放送。翔一が美杉家に引きとられる前、病院で翔一を診ていた国枝東(演 - 京本政樹)が登場。ビートルロード スカラベウス・フォルティス(声 - 宗矢樹頼)との戦いで翔一のシャイニングフォームへの覚醒を描くとともに、国枝東の息子国枝広樹(演 - 堀部寛十)が死の直前にアギト覚醒していた事実が語られている。また、G4の強奪など劇場版へのつながりも示唆されている。
- 監督 - 田﨑竜太
3大ライダー超決戦ビデオ
- 仮面ライダーアギト 3大ライダー超決戦(バトル)ビデオ アギトvsG3-Xvsギルス いま選ばれる最強ライダー
- てれびくんの応募者全員サービスで配布されたVHS。初期編の総集編と新撮映像による3大ライダーとアンノウンとの戦いで構成される。
- 全体的にコミカルな作風になっており、てれっピ(声:伊倉一恵)というオリジナルキャラクターが登場する。
- また、フレイムセイバーを2刀流で使うダブルセイバースラッシュという必殺技や、各ライダーが技名を叫ぶ等といった独自の演出も見られる。
- 音楽 - Ω Project
- 脚本 - 小林靖子
- 監督 - 鈴村展弘
ゲーム版
バンダイより2001年11月29日にプレイステーション用の格闘アクションゲームとして発売。制作はKAZe。
システム的には前年に発売された『仮面ライダークウガ』のゲームに準じている。本作より、仮面ライダーの格闘ゲームでは同キャラ対戦が不可能となった。
ストーリーモードは、メインの3ライダーそれぞれを主役にしたものが1本ずつ用意されている。また、G3の武器をカスタマイズしたり、他のプレイヤーがカスタマイズしたG3と対戦したりといったことができるようになっている。
アナザーアギトは登場しないが、G4は登場する。ただし声を一切発しない。
コミカライズ
小説版
- 小説 仮面ライダーアギト
- 著 - 岡村直宏、監修 - 井上敏樹
- 講談社(講談社キャラクター文庫)刊、2013年1月30日発売。ISBN 978-4063148527
- TV本編をベースに再構築したオリジナル小説で、アギトやアンノウンの設定など細かい部分の相違も多いが、翔一や真魚を始めとする登場人物の人物像は概ね共通している。
- HERO SAGA
- 著 - 早瀬マサト
- MASKED RIDER AGITΩ EDITION -HEAVEN'S DOOR-
- 雑誌掲載時の内容は、『仮面ライダー555』が同一の世界であるかのように描かれていた。
- MASKED RIDER AGITΩ EDITION -PROJECT G1-
- MASKED RIDER GILLS -仮面ライダーになってしまった男-
他の仮面ライダーシリーズとの関連
- 『仮面ライダー龍騎』 - ハイパーバトルビデオに仮面ライダーアギトが登場
- 『仮面ライダーディケイド』 - 芦河ショウイチ/G3/エクシードギルス/仮面ライダーアギトとアンノウンが登場。『仮面ライダー電王』とのクロスオーバー作品にG3が登場。劇場版に津上翔一/仮面ライダーアギトが登場。
- 『仮面ライダーG』 - 仮面ライダーアギトが登場。
- 『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』 - 仮面ライダーアギトとG3-Xとギルスとアンノウンが登場。
- 『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』 - 仮面ライダーアギトとG3とアンノウンが登場。
関連項目
- サイボーグ009 - 『仮面ライダーSPIRITS』第2巻掲載の記事によれば、本作の「神々との戦い編」が原案とされている。
- 商船三井フェリーの さんふらわあ - 「第42話 あかつき号」の撮影が茨城県・大洗―北海道・苫小牧航路で当時就航していた さんふらわあ みと(現:パンスターライン「パンスター サニー」)の船内で行われている。
- ミニ英会話・とっさのひとこと - NHKの語学番組でありながら、スキットの主演が賀集利樹であることから、ストーリーの関連は全く無いものの「Shibuya 友情編」にてアギトをネタにした場面があった。賀集が演じるシュウの家にホームステイしている友人エドが、レンタルビデオ店で選んだビデオがアギトであったことからシュウが喜ぶというもの。その場面のBGMにアギトの主題歌が流れる。
脚注
注釈
- ^ タイトル・ロゴには「仮面ライダーアギト」と「MASKED RIDER AGITΩ」が併記されている。
- ^ この日は原作者である石ノ森章太郎の3回目の命日でもあった。
- ^ PS2ゲーム『仮面ライダー 正義の系譜』では仮面ライダー1号が自らを仮面ライダーと名乗っていることを聞き、アギトも自らを仮面ライダーと名乗るようになった、という設定になっている。
- ^ 出渕はアナザーアギトのデザインも担当している。『平成仮面ライダー英雄伝』内のライダートリビアに記載。
- ^ a b 『仮面ライダー響鬼』1 - 33話は除く。
- ^ 『HERO SAGA』に登場したロードチェイサーは、ビートチェイサー(クウガのバイク)からガードチェイサー(G3のバイク)への発展途中に位置しているマシンと設定されている。
- ^ なお、美杉家の義一、真魚、太一の3人は家事が全く出来ず、それどころか壊滅的な被害を出すため、消去法で翔一がやらざるを得ないということになっている。
- ^ 視聴者から「記憶喪失者が免許を取れるはずがないのにバイクに乗っていることは無免許運転の奨励である」というクレームが来たため、クレーム回避のために入れられた描写である(白倉伸一郎の著書『ヒーローと正義』より)。なお、現実に記憶喪失者が本名と異なる免許証を取得することは可能。健忘#記憶喪失者の法益の保護を参照。
- ^ a b 美杉の姉の配偶者か、美杉の配偶者の兄のどちらかである。
- ^ なお、強化服を着ている普通の人間は氷川誠のみであり、今作の他のライダーは皆、人間の体を失ったことに苦悩している。
- ^ 玩具では「トリプルフラッシュDX変身ベルト」の名称で販売された。
- ^ 実際に氷川は初装着時に装着したまま意識をなくし、改善前のG3-Xを完璧に使いこなしたのは津上翔一のみであった。
- ^ これらは仮面ライダーXが変身時に装着するパーツと名称が同一。
- ^ また、『PROJECT G4』の時点でG3-Xが登場していたため、通常のG3が劇場版に登場するのは、本作で初である。
- ^ ただし『仮面ライダー響鬼』の34話 - 47話はこのような形式が使われていない。
- ^ 『555』以降の作品は全て第1話EDなし。
出典
- ^ 村枝賢一『仮面ライダーSPIRITS』 第2巻、講談社、2001年10月23日。ISBN 4-06-349073-4。
- ^ 『特撮ザテレビジョン「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」公式読本』61頁。
- ^ 『仮面ライダーSPIRITS』第5巻参照。
- ^ 【Topics】 アギトに感謝状!
- ^ a b 『週刊 仮面ライダー オフィシャルデータファイル』第92号。
- ^ 「仮面ライダー OFFICIAL DATA FILE」第6号より。
- ^ 『仮面ライダー変身ベルト大全』アスキー・メディアワークス、2009年9月、p.122。ISBN 978-4-04-868101-8
- ^ a b “仮面ライダーのバイク”. お客様相談センター. 本田技研工業. 2013年8月4日閲覧。
- ^ a b MASKED RIDER AGITO ART WORKS。メディアワークス出版。
- ^ 番組紹介 第36話2012年7月4日閲覧。
- ^ 「LIST OF WORKS 高岩成二」『JAE NAKED HERO』太田出版、2010年3月8日、141頁頁。ISBN 978-7783-1210-7{{ISBN2}}のパラメータエラー: 無効なISBNです。。
- ^ a b c d 東映公式「仮面ライダー龍騎 第8話[1]」より。
- ^ 夏音舎編『仮面ライダー響鬼キャラクターブック「鬼の肖像」』朝日ソノラマ〈HERO Vision特別編集〉、2006年、38頁頁。ISBN 978-4-257-03724-8。
- ^ 「LIST OF WORKS 押川善文」『JAE NAKED HERO』太田出版、2010年3月8日、123頁頁。ISBN 978-7783-1210-7{{ISBN2}}のパラメータエラー: 無効なISBNです。。
- ^ 株式会社レッド・エンタテイメント・デリヴァー「矢部敬三 プロフィール[2]」より。
- ^ a b c 「LIST OF WORKS 岡元次郎」『JAE NAKED HERO』太田出版、2010年3月8日、34頁頁。ISBN 978-7783-1210-7{{ISBN2}}のパラメータエラー: 無効なISBNです。。
外部リンク
- 仮面ライダーアギト(東映公式サイト)
- DVD仮面ライダーアギト特集(東映ビデオ内にあるサイト)
- 「時間軸の矛盾」について(東映公式サイト内)
テレビ朝日系 日曜朝8時台前半 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
仮面ライダークウガ
(2000年1月30日 - 2001年1月21日) |
仮面ライダーアギト
(2001年1月28日 - 2002年1月27日) |
仮面ライダー龍騎
(2002年2月3日 - 2003年1月19日) |