岡元次郎

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おかもと じろう
岡元 次郎
本名 岡元 次郎
生年月日 (1965-01-05) 1965年1月5日(52歳)
出生地 日本の旗 日本宮崎県都城市
身長 180 cm
血液型 O型
職業 アクション俳優
ジャンル テレビドラマ
活動期間 1984年 -
活動内容 スーツアクタースタントマン
主な作品
1987年仮面ライダーBLACK』仮面ライダーBLACK役
2005年魔法戦隊マジレンジャー』天空勇者マジシャイン役など

岡元 次郎(おかもと じろう 1965年1月5日[1][2] - )は、日本俳優スタントマン宮崎県都城市出身。ジャパンアクションエンタープライズ所属。スタントマンや特撮番組のスーツアクターとしての活躍で知られている。左利き。

略歴[編集]

中学・高校時代は陸上部に所属。1984年5月に千葉真一主宰のジャパンアクションクラブ(現:ジャパンアクションエンタープライズ)へ14期生として入団[注釈 1]し、1987年に『仮面ライダーBLACK』の主人公・仮面ライダーBLACKのスーツアクターとしてデビューすると、それ以降は劇場版『仮面ライダーJ』まで主演ライダーのスーツアクターを担当する。アトラクションショーのアルバイトから始まり、入門からわずか3年での起用だった。その後も映画での主演俳優の吹き替えや特撮作品のスーツアクターをこなし、現在でも舞台やアクション映画などでは素顔で出演している。

2001年の『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4』で仮面ライダーG4を演じて以降、平成仮面ライダーシリーズでは『仮面ライダーディケイド』までのほとんどの作品に出演する常連として活躍している。主に3号ライダーや4号ライダー、ゲストライダーを演じてきたが、2008年の『仮面ライダーキバ』では、2号ライダーであるイクサにキャスティングされた。2009年の『侍戦隊シンケンジャー』以降はスーパー戦隊シリーズでの活動が中心であり、追加戦士やサポートキャラクター、敵幹部まで幅広く演じている。

エピソード[編集]

自身の指を立てる構えは、ブルース・リーの影響を受けている。松村文雄からは「女の子っぽい」と指摘されたが、自身の意思を曲げずに、撮影時に常に通していた[3]

自分が演じるキャラクターの変身前を演じる俳優の細かい癖まで確認して演技するのはスーツアクターの基本であるが、『仮面ライダーBLACK』と『仮面ライダーBLACK RX』で2年間共演し、公私ともに兄のように岡元を慕っていたという倉田てつをによれば、当時の岡元はそれだけではなく、倉田と髪型まで同じにして(=倉田と視野が同じになる)研究するほどの熱心さだった。2009年の『仮面ライダーディケイド』および同作の劇場版『オールライダー対大ショッカー』では20年ぶりにBLACK及びRXのスーツアクターを担当した。幼い頃から兄と共に『BLACK』を見て育ったという相馬圭祐は、『侍戦隊シンケンジャー』で自分が演じるシンケンゴールド/梅盛源太の変身後を岡元が演じると知ると、真っ先に兄に電話して自分の変身後をBLACKのスーツアクターが演じる事になったと兄に報告したという[4]

後輩の高岩成二は、岡元について「キャラクターの性格設定から、そのキャラクターを特徴づける『記号』を作ることの達人」とコメントしている。

岡元のマッシブな体型は着ぐるみの上からでも見て取ることができる。特に21世紀になってから変身前を演じる俳優に細身の若手が起用されることが増えてくると、『仮面ライダー龍騎』の仮面ライダー王蛇や『仮面ライダー剣』の仮面ライダーレンゲルや『魔法戦隊マジレンジャー』のマジシャイン、『シンケンジャー』のシンケンゴールドに顕著に見られるように、劇中で彼が演じるキャラクターは変身前後で体格が著しく変わってしまうことが多い。この体型をファンは「次郎さん体型」と呼ぶ。関係者でも彼の体格については認知しているものが多く、『仮面ライダー電王』でイマジンのデザインを担当した韮沢靖の話によると、キンタロスのデザインを依頼された際、熊という設定と岡元が演じると聞いて、真っ先に連想した『ロボコップ』のイメージを思い描いてデザインしたという。

レンゲルの変身前・上城睦月を演じた北条隆博によれば、終盤に俳優が着ぐるみを着て演技をするという企画があった際、大量のウレタンを入れた通称「むくむくスーツ」を着用し、岡元との体格差を埋めたという。『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』で岡元は仮面ライダーコーカサスを演じたが、こちらは変身前の役者が格闘家の武蔵であったため、変身前と比べて岡元の方が体格が小さいという珍しい事例となった。

先述の『シャンゼリオン』では、アップ用スーツはその素材と電飾などのために100kg近くの重量があり、当時のJACでも「岡元以外が着たら死ぬ」「首の骨が折れる」と言われていたほどだった。また主演の萩野崇は重量級スーツをまとった岡元の演技に感服していたと語るが、当の岡元は「あのスーツでは軽い男を演じている萩野君の演技とどうしても対照的になってしまった。あわせるのは苦労した」と回想している。なお、2002年には先述のように『龍騎』で仮面ライダー王蛇を演じたが、その変身前・浅倉威を萩野が演じていた。

ファンがプレゼントとしてビール基金を行うほどのビール好き。『仮面ライダーキバ』で仮面ライダーイクサを演じる際は、マネージャーの薦めで大好きなビールを控え、ジョギングで身体を絞ったことをイベントで明らかにしている。[要出典]

演技にあたっては、演じている間は全身で役になりきっているが、作品が終わって次の役に入ると以前演じた役のことは消えていくという[2]

出演作品[編集]

※『JAE NAKED HERO』「LIST OF WORKS 岡元次郎」より[5]

テレビドラマ[編集]

特撮[編集]

バラエティ[編集]

映画[編集]

オリジナルビデオ[編集]

演劇[編集]

  • 1984年
  • 1985年
  • 1986年
    • JAC公演「スタントマン愛の物語・青春の出発」(新宿コマ劇場)
    • 超新星フラッシュマンショー」(後楽園遊園地)怪人 役[28]
  • 1987年
  • 1990年
    • 「幕末純情伝 〜黄金マイクの謎〜」(パルコ劇場)岩倉具視 役
    • 「飛龍伝'90 〜殺戮の秋〜」(銀座セゾン劇場)岡元 役
    • Black JAC公演「TOKYO家族」
  • 1993年
    • 「東映大泉シネファンタジー 93'ルナファンタジー」(東映)仮面ライダーZO 役
  • 1999年
    • JAC Vol.3「HIJIKATA 〜新撰組異聞〜」(東京グローブ座)斎藤一 役
  • 2000年
    • ウリナリ!! ナトゥ LIVE ON STAGE (よこすか芸術劇場)
    • THE TOUR OF Misia 2001 (各地公演)ホワイトドリーマー 役
    • ★☆北区つかこうへい劇団「蒲田行進曲」(近鉄劇場他)
    • ★☆北区つかこうへい劇団「蒲田行進曲完結編 銀ちゃんが逝く」(各地公演)花菱万太(中堅映画男優) 役
    • JAC Vol. 4「TOKYO・2050」(東京グローブ座)岡野ジロー(傭兵) 役
  • 2001年
    • JAE Presents「忍伝 -Tsurugi-」(東京グローブ座)兵 役
    • JAE Presents「神風 -Kamikaze-」(東京グローブ座)中島飛行長 役
  • 2003年
    • 忍風戦隊ハリケンジャー後楽園スカイシアター 烈火 役(Wキャスト:横山一敏
    • ミュージカル 天翔ける風に(東京芸術劇場他)藩士 役
    • ★☆北区つかこうへい劇団 千円劇場「熱海殺人事件 〜蛍が帰って来る日〜」(滝野川会館他)熊田留吉刑事 役
    • ★☆北区つかこうへい劇団 千円劇場「熱海殺人事件 〜平壌から来た女刑事〜」(滝野川会館他)熊田留吉刑事 役
    • つかこうへいダブルス2003「飛龍伝」(青山劇場他)第3機動隊隊長・味沢次郎 役
  • 2010年
    • JAE Presents「白鎧亜 -HAKUGAIA-」(日替わり出演「天と地」及び、トーク)

CM[編集]

  • 「アリナミン EX」(1999年)東山紀之吹き替え
  • 参天製薬「サンテ・アイエッセンス」(1999年)
  • サントリー「マグナムドライ」(1999年)透明人間 役
  • 「DDI セルラー」(1999年)謎の男 役
  • 「ASKUL」(2000年)
  • サントリー「BOSS BLACK」『アイツはB.B編』(2000年)山西道弘、マフィア部下 役
  • アメリカンホームダイレクト「月光仮面プラス保険編」(2001年)サタン 役
  • ジャスコ「イオンフリース」(2001年)
  • NTTDoCoMo2001iモード「ヒーロー篇」(2001年)サイバーレッド 役
  • NTTドコモ「カラバリンシリーズ」(2001年)オーシャンブルー 役
  • 丸美屋「麻婆豆腐の素」(2001年)

CD[編集]

  • 2010年 J-MEN 『限界revolution/Believe 〜君は君のままで〜』

PV[編集]

  • 2000年 BMGジャパン Misia『ESCAPE』Black Dreamer 役
  • 2001年 アリスタ・ジャパン 『関東裸会三羽烏』
  • 2002年 Ki/oon Records POLYSICS『ドモアリガトミスターロボット』ロボット 役
  • 2007年 エイベックス『ClimaxJump Denlierform』キンタロス役
  • 2008年 エイベックス 『Double-Action Climaxform』キンタロス役
  • 2008年 エイベックス『ClimaxJump Ax form』キンタロス役

書籍[編集]

  • 1985年 JAC 『酔いどれ侯爵』写真集
  • 2010年 JAE 『JAE NAKED HERO』

ゲーム[編集]

ネットムービー[編集]

イベント[編集]

  • パワーレンジャーショー in 台湾(1999年)
  • 仮面ライダー世紀の大決戦 スタントアクションショー(1999年、日本ランド)ダークサイバー 役
  • JAC Presents「Good-by 20th/Last X'Mas」(2000年)
  • パチスロ機「トゥームレイダー」(2006年、品川プリンスホテル)ギャング 役
  • 次郎祭(2007年 - )メイン
  • JAE Presents「俺たち参上!!」(2009年)メインキャスト
  • JAE Presents「俺たち参上!!VS ?!!」(2010年)
  • JAE NAKED LIVE「がんばろう 日本!」(2011年)
  • JAE "春"プレミアムイベント ~Jump Up!~(2016年)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 同期には浅利俊博久保田香織砂川真吾澄川真琴堤真一真矢武らがいる。
  2. ^ 冒頭のシーンを担当した[17]

出典[編集]

  1. ^ 仮面俳優列伝 2014, pp. 47-60, 「04 岡元次郎」(東映ヒーローMAX vol.31掲載)
  2. ^ a b c d トッキュウジャー公式完全読本 2015, pp. 53-55, 取材・構成 秋田英夫「TOQGER Suit Actor's TALK_04 岡元次郎×日下秀昭
  3. ^ 『東映ヒーローMAX』Vol.31のインタビューより[要ページ番号]
  4. ^ 宇宙船』2009年7月号のインタビューより[要ページ番号]
  5. ^ 「LIST OF WORKS 岡元次郎」『JAE NAKED HERO』 太田出版2010年3月8日、34頁、35頁。ISBN 978-4-7783-1210-7
  6. ^ 「仮面ライダードライブ スタッフ・キャストリスト」『仮面ライダードライブ超全集小学館てれびくんデラックス 愛蔵版〉、東京、2015年11月11日、第1版、107頁。ISBN 978-4-09-105152-3
  7. ^ a b c 『東映ヒーローMAX』Vol.31、辰巳出版、72頁。
  8. ^ 豪快演義 2012, p. 122.
  9. ^ 「小宮有紗インタビュー」、『東映ヒーローMAX』第40号、辰巳出版、2012年
  10. ^ 『東映ヒーローMAX』Vol.44、辰巳出版、73頁。
  11. ^ a b c 「suits actor CROSS TALK02 日下秀昭×清家利一×村岡弘之×蜂須賀祐一×神尾直子 feat.岡元次郎」『獣電戦隊キョウリュウジャー公式完全読本』 ホビージャパン2014年6月20日、pp.88-91。ISBN 978-4-7986-0828-0
  12. ^ 『東映ヒーローMAX VOL.48』 辰巳出版、2014年2月1日ISBN 978-4777812776
  13. ^ 「HERO VISION VOL.55」東京ニュース通信社 2015, pp. 45-46
  14. ^ 手裏剣戦隊ニンニンジャー 忍びの20 ザ・超絶!ライオンハオー”. 東映. 2015年7月5日閲覧。
  15. ^ 東映HM53 2016, pp. 20-21, 「ZYUOHGER CHARACTER FILE 敵キャラクター編」.
  16. ^ 東映公式サイト, PRE01 宇宙戦隊キュウレンジャー (2017年1月20日閲覧)
  17. ^ a b c d e f 「[インタビュー]岡元次郎」、『宇宙船』VOL.150(2015 autumn)、ホビージャパン2015年10月1日、 pp.80-81、 ISBN 978-4-7986-1099-3
  18. ^ 愛蔵版仮面ライダーZO超全集[要ページ番号]
  19. ^ 仮面ライダーディケイド&平成仮面ライダーシリーズ10周年記念公式読本 (GLIDE MEDEIA MOOK 45)[要ページ番号]
  20. ^ 映画パンフレットより。2012年4月23日検証。
  21. ^ a b 映画パンフレット『倉田てつをインタビュー』より。
  22. ^ a b 『仮面ライダードライブ公式完全読本』Page.51
  23. ^ 東映HM53 2016, p. 24.
  24. ^ 劇場パンフレットに記載
  25. ^ 劇場パンフレットに記載
  26. ^ パンフレット 2016, 「動物戦隊ジュウオウジャーインタビュー この星の仲間たちと 監督 柴貴行」
  27. ^ トッキュウジャー公式完全読本 2015, p. 77, 取材 鴬谷五郎 構成 山崎優「MAIN STAFF INTERVIEW_05 荒川史絵」.
  28. ^ 『東映ヒーローMAX』Vol.39、辰巳出版。[要ページ番号]

参考文献[編集]

外部リンク[編集]