名古屋駅

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名古屋駅
JRセントラルタワーズ
(JR名古屋駅ビル、桜通口)
なごや
Nagoya
所在地 名古屋市中村区名駅
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海・駅詳細
日本貨物鉄道(JR貨物)
名古屋臨海高速鉄道駅詳細
名古屋市交通局駅詳細
乗換 名鉄名古屋駅名鉄名古屋本線
近鉄名古屋駅近鉄名古屋線
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夜のセントラルタワーズ(桜通口)

名古屋駅(なごやえき)は、愛知県名古屋市中村区名駅にある、東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)・名古屋臨海高速鉄道名古屋市交通局名古屋市営地下鉄)のである。

概要

JRセントラルタワーズと名古屋城天守。両者を対比すると駅ビルの巨大さがわかる。(2012年7月)

中部地方最大のターミナル駅であり、広域輸送の拠点となっている。JRは東海道新幹線の全列車が停車し、在来線は当駅を中心に各方面へ特急列車が発着している。市内各所を結ぶあおなみ線、名古屋市営地下鉄も乗り入れており、近接する名鉄名古屋駅近鉄名古屋駅とあわせ、中部地方最大の鉄道ターミナルとして機能している。駅長駅員配置駅(直営駅)であり、管理駅として、尾頭橋駅枇杷島駅の2駅を管理している。

略称の「名駅(めいえき)」は当駅周辺の地名となっている。乗り換えや地下街との連絡の悪さなどから、この名称をもじって「迷駅(めいえき)」という呼び名が地元で定着している[1][2]

JR東海本社が入居する駅ビルJRセントラルタワーズ」は都市再開発によって1999年に竣工し、2010年現在、 世界一売り場面積の広い駅ビルとしてギネス・ワールド・レコーズに申請されている。名古屋のランドマークとなり、利便性を生かして多大な集客力を誇っている。このビルを発端として駅周辺は数多くの再開発が進められている。2015年現在、名古屋ターミナルビル名古屋中央郵便局名古屋駅前分室でも再開発計画が進行中である。

第2回中部の駅百選に選定されている。

乗り入れ・接続路線

JR東海は、東海道新幹線東海道本線中央本線関西本線の各線が乗り入れている。このほか、東海道本線経由で武豊線に直通する列車や、高山本線北陸本線紀勢本線方面へ直通する特急列車も設定されている。

在来線における当駅の所属線は東海道本線である[3]。中央本線は当駅が終点であり、関西本線は当駅が起点となっている。なお、先に挙げた在来線の3路線については、いずれもJR貨物が第二種鉄道事業者免許を有している。JRの特定都区市内制度における「名古屋市内」の駅であり、運賃計算の中心駅となる。

名古屋臨海高速鉄道および名古屋市営地下鉄は次の路線が発着している。これらの駅には駅番号が設定されているため、それも合わせて記す。

あおなみ線(西名古屋港線)は当駅が起点であるが、2004年に旅客化される前はJR東海が第一種鉄道事業者免許を持つ東海道本線支線であった。なおJR貨物は旅客化前から現在に至るまで同線の第二種鉄道事業者免許を持つ。

また名古屋駅は、以下の私鉄2社の駅と近接しており、乗り換えが可能となっている。

列車ダイヤ

JR東海

東海道新幹線は、ほとんどの列車が当駅を跨いで運転されるが、一部当駅を始発・終着とする列車がある。早朝には東京行き、新大阪方面行きとなる「のぞみ」が、深夜には新大阪方面から当駅終着となる「のぞみ」が運行される。東京方面から1時間に2本運行される「こだま」のうち1本が当駅で折り返し、1時間に2本ある「ひかり」のうち1本は当駅から各駅停車になる。当駅で「こだま」が「のぞみ」を待避し、緩急接続する事例は朝の下りと深夜の上りに限られる。なお、日中の1時間当たり2本の「ひかり」は停車駅の違いから、当駅では7 - 8分の間をおいて連続的に発車するダイヤになっている。新幹線の17番線には夜間滞泊の設定もある[4]

東海道本線は、早朝・深夜以外は当駅で快速系統と普通列車が緩急接続を行うダイヤになっている。中央本線はほとんどが当駅が始発・終着であるが、平日朝に2本、当駅を跨いで岐阜駅まで直通する列車がある。関西本線はすべての列車が当駅始発・終着である[5]

歴史

初代駅舎
明治時代の名古屋駅
大正3年に描かれた駅周辺
1937年頃、明治橋側から見る取り壊された名古屋駅。左奥は新駅舎。
戦時体制下の3代目駅舎
1945年3月19日の大空襲で炎上する駅舎
進駐軍専用待合室

日本の東西両京を結ぶ鉄道路線計画は、東海道経由と中山道経由のいずれにするかが、明治10年代後半まで決定されていなかった。1884年(明治17年)に中山道ルートの採用が決定し(中山道幹線を参照)たが、その建設資材を搬入するため、太平洋側と中山道を結ぶ鉄道路線が同時に計画された。

中山道の加納宿(現在の岐阜市)より三河湾に面した知多半島武豊港までを結ぶ路線(現在の東海道本線の一部及び武豊線)がそれで、1886年(明治19年)4月1日に加納(翌年に岐阜と改称) - 熱田間がまず開業し、その翌月の5月1日名護屋駅が当時の広井村笹島地内に開設された。場所は現在の駅より200mほど南方、今日では笹島交差点のある辺りであり、当時は葦が茫々と繁る湿地帯であった。低湿地帯が広がる盛土のため、金山台地を切り取るという大工事を要し、それは加納 - 熱田間開業の翌月へ名護屋駅の開設がずれ込んだ理由とされている[6]

開設の翌年には名古屋駅と改称されるが、当時は「笹島ステンション」と広く呼ばれていた[7]

その後、東西両京を結ぶ幹線鉄道は碓氷峠など山岳地帯の工事が予想以上に難航するとみられたこと、さらに当時の名古屋区長(現在の市長格)である吉田禄在が中山道幹線では名古屋を通過しないことになり、名古屋の衰退を招くと、東海道経由への計画変更を政府へ働きかけたこともあり[8]、岐阜以西の幹線鉄道ルートは美濃路・東海道経由に変更され、名古屋は東海道幹線上の駅とされることとなった。またこの吉田により、名古屋駅の近くを通り、名古屋駅と市街地を結ぶ道となる広小路通も拡幅され、後の1898年(明治31年)には京都電気鉄道に次いで日本で2番目の路面電車となる名古屋電気鉄道(→名古屋市電)がこの通り上へ開通している(笹島 - 県庁前間)。

1892年(明治25年)には、前年の濃尾地震で倒壊した初代駅舎に代わって、2代目の駅舎が竣工。そして1895年(明治28年)には関西本線の前身となる私鉄の関西鉄道が当駅まで乗り入れ、1900年(明治33年)には現在の中央本線となる官営鉄道線が名古屋駅を起点に多治見まで開業し、複数路線が乗り入れるターミナル駅へと成長した。

なお、関西鉄道は後に名阪間輸送で官営鉄道と競うことを見込み、名古屋乗り入れ翌年の1896年(明治29年)には名古屋駅のすぐ南方、現在では名古屋車両区がある辺りに独自ターミナルの愛知駅を開設しているが、鉄道国有法に基づき関西鉄道が国有化されたことにより、国有化2年後の1909年(明治42年)に廃止されている。

1889年(明治22年)には日本の鉄道総延長1,000マイル (1,609km) 達成記念、1906年(明治39年)には5,000マイル (8,046km) 達成記念の祝賀行事がそれぞれ名古屋で開催された[9]

1937年(昭和12年)には高架化工事が竣工し、駅は北へ200mほど移転し、駅舎は地上5階(一部6階)・地下1階の鉄筋コンクリート製の堂々たる建物に改められた。この駅舎は、セントラルタワーズの建設工事が始まる1993年(平成5年)10月まで使用された。

名古屋市営地下鉄東山線は、建設当初、国鉄との相互直通運転を行う計画があり、国鉄のホームの東側に地上のホームを設置する計画があったが、断念。結局、東口の地下にホームが建設された。

将来は、リニア中央新幹線の駅が併設される[10]。JR東海は、将来の関西圏延伸までに大多数の乗客が行う既存新幹線との相互乗り換えに配慮し、名古屋駅新幹線ホーム直下の大深度に新駅を建設した場合に乗り換えにかかる移動時間が3分 - 9分であると試算報告し、既存の名古屋駅を拡張する計画である[11]

年表

JR東海

名古屋臨海高速鉄道

  • 2004年(平成16年)10月6日 - JR東海の西名古屋港支線を旅客化し、名古屋臨海高速鉄道西名古屋港線(あおなみ線)として開業(開業時よりトランパスを導入)。
  • 2008年(平成20年)10月23日 - あおなみ線名古屋駅で初発列車の手歯止め取り外し忘れにより脱線事故発生[28]
  • 2011年(平成23年)2月11日 - あおなみ線でmanacaの供用を開始。

名古屋市営地下鉄

  • 1957年(昭和32年)11月15日 - 名古屋市営地下鉄1号線(後の東山線)名古屋駅開業。
  • 1968年(昭和43年)9月1日 - 1号線名古屋駅のホーム延長、乗車・降車区分使用開始[29]
  • 1969年(昭和44年)
  • 1989年(平成元年)9月10日 - 名古屋市営地下鉄桜通線名古屋駅開業。
  • 2011年(平成23年)
    • 2月5日 - 桜通線ホームにて可動式ホーム柵使用開始。
    • 2月11日 - 名古屋市営地下鉄でmanacaの供用を開始。
  • 2014年(平成26年)9月25日 - 未明の大雨により、隣接のJPタワー名古屋工事現場から東山線駅構内へ浸水。9時間15分にわたり運転見合わせ[30]
  • 2015年(平成27年)10月25日 - 東山線ホームにて可動式ホーム柵使用開始[31]

その他

駅構造

JR東海

JR 名古屋駅*
新幹線ホーム
なごや
Nagoya
所在地 名古屋市中村区名駅一丁目1-4
北緯35度10分14.498秒 東経136度52分53.893秒 / 北緯35.17069389度 東経136.88163694度 / 35.17069389; 136.88163694
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
電報略号 ナコ
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線(新幹線)
6面12線(在来線)
乗車人員
-統計年度-
198,504人/日(降車客含まず)
-2014年-
開業年月日 1886年明治19年)5月1日
乗入路線 4 路線
所属路線 東海道新幹線
キロ程 366.0 km(東京起点)
三河安城 (29.7 km)
(30.3 km) 岐阜羽島
所属路線 東海道本線
キロ程 366.0 km(東京起点)
尾頭橋 (2.4 km)
(4.0 km) 枇杷島
所属路線 中央本線
キロ程 396.9 km(東京起点)
◄**金山 (3.3km)
所属路線 関西本線
キロ程 0.0 km(名古屋起点)
(3.8km) 八田***►
備考 駅長配置駅管理駅
みどりの窓口
名 名古屋市内駅(中心駅)
* 1887年に名護屋駅から改称。
** この間に山王信号場有り(当駅から1.8km先)。
*** この間に笹島信号場有り(当駅から1.8km先)。
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在来線・新幹線ともに高架ホームとなっている。

新幹線は構内西側の島式ホーム2面4線(14番線 - 17番線)を使用する。このうち外側の14・17番線が本線、内側の15・16番線が副本線であり、副本線からは新大阪方の名古屋車両所へ繋がる支線が分岐している。全列車が停車するため、東京駅などと同様に以前は固定式の安全柵が設置されていたが、2016年(平成28年)2月9日に可動式安全柵の設置を完了した[27]

在来線は島式ホーム6面12線を使用する。9番線はホームのない中線[32][33]である。 東海道本線は2・6番線、中央本線は7・8番線、関西本線は11・12番線が本線となっている。12・13番線ホームは他のホームに比較して短く、エスカレーターが設置されていない(エレベーターは設置されている)ほか、階段の設置数も他のホームより少ない[34]。JRセントラルタワーズ建設に伴い、直下に位置する1・2番線ホームが造り直された。

在来線13番線と新幹線14番線の間には、13番線側から名古屋車両区出庫線・入庫線[35][36]稲沢線本線[37]がある[33]。構内には折り返し用の留置線が設けられているほか、分岐器も多数あり、各路線間の転線が可能な配線になっている。ただし、1・2番線は東海道本線上りの発着以外には使用できない。また13番線から東海道本線(上下とも)への発車など、配線上は可能でも信号上の進路が構成されていない組み合わせも一部ある。なお当駅構内の在来線で立体交差になっているのは駅南西側の西名古屋港線(あおなみ線)と関西本線および名古屋車両区出入庫線の交差のみである[33]

のりば

以下は2016年3月26日改正時の内容[5][4]

番線 路線 方向 行先 備考
在来線ホーム
1・2 東海道本線 上り 豊橋武豊方面[38]  
3・4 豊橋・武豊方面 武豊線直通の大部分はこのホーム
下り 岐阜大垣方面[38] 特急「しらさぎ」とホームライナーはすべてこのホーム(しらさぎは4番線)
5・6 岐阜・大垣方面 初発の上り普通列車豊橋行も5番線
7・8 中央本線 - 多治見中津川方面[38] 普通・快速は主にこのホーム
10 - 多治見・中津川方面 特急「しなの」はすべてこのホーム、ホームライナーも大半が使用
11 東海道本線 下り 岐阜・大垣方面 特急「ひだ」のみ
中央本線 - 多治見・中津川方面 一部の列車
関西本線 - 四日市松阪方面[38] 一部の列車
12・13 - 四日市・松阪方面 特急「南紀」は12番線
新幹線ホーム
14・15 ■ 東海道新幹線 上り 静岡新横浜東京方面  
16・17 下り 京都新大阪博多方面  

新幹線配線図

名古屋駅付近の東海道新幹線 配線略図

新横浜東京 方面
名古屋駅付近の東海道新幹線 配線略図
京都新大阪方面
凡例
出典:以下を参考に作成
*「特集 : 東海道新幹線各駅停車」、『鉄道ファン』 第43巻 第6号(通巻第506号)2003年6月号、交友社、2003年、33頁。

※細線は保線用側線、画像右上は名古屋車両所と名古屋保線所基地


改札口・出入口

駅東側に桜通口、広小路口の2か所、西側に太閤通口、太閤通南口の2か所が設けられ、桜通口と太閤通口の間は自由通路の中央コンコースで結ばれている。また、北・中央・南通路が構内を東西に結んでいる。北通路は、桜通口・中央北口[25]に通じ、南通路は広小路口・太閤通南口に通じる。中央通路は中央口につながり、駅西側で南通路と連絡している。近鉄との連絡改札は広小路口の手前に、あおなみ線との連絡改札は太閤通南口にある。新幹線改札口は中央コンコースを挟んで南北両側にあり、在来線(または近鉄・あおなみ線)との連絡改札口は北通路と中央通路にある。

特記事項

  • 2006年3月末、自動体外式除細動器 (AED) が在来線ホーム・新幹線ホームに各1箇所、中央口・新幹線口・北口(新幹線側)に各1箇所設置された。
  • 在来線・新幹線ホーム共に名古屋名物のきしめんを販売する飲食店がある。
  • かつて新幹線南口の精算所の横にはJR6社で唯一、入場券専用の自動券売機が1台設置されていた。ホームの飲食店できしめんなどを食べる客の需要が多いためであり、2014年時点で撤去の見込みは無いとしていた[39]が、新幹線南口の自動改札機の増設工事により、2015年9月27日に営業を終了した。

名古屋臨海高速鉄道(あおなみ線)

あおなみ線 名古屋駅
なごや
Nagoya
ささしまライブ AN02►
(0.8km)
所在地 名古屋市中村区名駅一丁目1015-1
駅番号 AN01
所属事業者 名古屋臨海高速鉄道
所属路線 西名古屋港線(あおなみ線)
キロ程 0.0 km(名古屋起点)
駅構造 高架駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
14,298人/日(降車客含まず)
-2014年-
開業年月日 2004年平成16年)10月6日
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あおなみ線のプラットホームはJR在来線の西側に位置する稲沢線の本線上に置かれている。島式ホーム1面2線を有し、可動式ホーム柵が設置されている。改札口はJR太閤通南口付近に設置され、JRとの連絡改札口も設けられている。名鉄、近鉄や駅東側へはJR構内を通り抜ける必要がある。終日駅員が配置され、隣のささしまライブ駅を巡回駅として管理している。

のりば

番線 路線 行先
1・2 あおなみ線 荒子金城ふ頭方面


名古屋市営地下鉄

名古屋市営地下鉄 名古屋駅
なごや
Nagoya
所在地 名古屋市中村区名駅三丁目14-15
所属事業者 名古屋市交通局
名古屋市営地下鉄
駅構造 地下駅
ホーム 各1面2線(計2面4線)
乗車人員
-統計年度-
180,068人/日(降車客含まず)
-2014年-
開業年月日 1957年昭和32年)11月15日
乗入路線 2 路線
所属路線 東山線
駅番号  H08 
キロ程 6.6 km(高畑起点)
H07 亀島 (1.1 km)
(1.4 km) 伏見 H09
所属路線 桜通線
駅番号 S02
キロ程 0.9 km(中村区役所起点)
S01 中村区役所 (0.9 km)
(0.7 km) 国際センター S03
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改札口は桜通線側と東山線側に3ヶ所ずつある。地下鉄の駅名サインがある出入口は桜通線側に3ヶ所、東山線側に10ヶ所ある。桜通線への出入り口はJR名古屋駅コンコースにも3か所(桜通口付近、太閤通口付近、うまいもん通り付近)ある。桜通線と東山線との乗り換えは連絡通路を経由することで可能である。

名古屋市営地下鉄では最も利用客の多い駅であり、東山線のみで乗車人員は11万人を超えている。東山線は当駅と伏見駅の間が最も混雑率が高く、桜通線が開業するまでは混雑率が250%に至ったこともあった。

名古屋市営地下鉄で唯一駅長室が2つある駅であり、東山線側と桜通線側にそれぞれ設けられている。東山線西部駅務区名古屋管区駅が管轄する駅であり、八田駅、中村公園駅 - 当駅間の各駅を管理している。

のりば

ホーム 路線 行先
1 東山線 東山公園藤が丘方面
2 中村公園高畑方面
3 桜通線 今池新瑞橋野並徳重方面
4 中村区役所ゆき

桜通線ホーム

JR名古屋駅中央コンコースの真下地下4階に位置し東西に延びている。島式ホーム1面2線で可動式ホーム柵が設置されている。ホームの有効長は8両分あるが、列車は全て6両編成であるため電車が停車しない部分は柵で遮断されている。桜通線の各駅は、2011(平成23)年度のホームドア設置以降順次「駅アクセントカラー」が設定されており、当駅のアクセントカラーはセピアである。

東山線ホーム

駅東側の名駅地下街(メイチカ)の真下地下2階に位置し、近鉄名古屋駅名鉄名古屋駅と平行している。島式ホーム1面2線で12両分の有効長を持ち、南側半分を藤が丘方面行きホーム(6両分)、北側半分を高畑方面行きホーム(6両分)が使用する。列車が停車しない部分は柵等で遮断されている。2015年10月25日より可動式ホーム柵の使用を開始した[31]

亀島寄りに片渡り線がある。1976年までは名古屋駅での夜間滞泊があり、藤ヶ丘駅(現・藤が丘駅)行の初発電車と星ヶ丘駅発の最終電車が名古屋駅始発・終着であった[40]

東山線配線図
名古屋市営地下鉄 名古屋駅(東山線) 構内配線略図

高畑方面
名古屋市営地下鉄 名古屋駅(東山線) 構内配線略図
藤が丘方面
凡例
出典:[41]
※ 中央付近で桜通線がアンダークロスしている。


駅ビル(JRセントラルタワーズ)

1999年(平成11年)に完成したJR東海名古屋駅の駅ビル「JRセントラルタワーズ」は54階建てで、245mの高さを誇り、完成からの数年間は「世界一背の高い駅ビル」としてギネスブックに登録されていた。また、名古屋のランドマークとして人気スポットになっている。

貨物・荷物取扱

臨時車扱貨物取り扱い駅である。貨物列車の発着は無く、荷役設備や当駅に接続する専用線も存在しない。かつては荷役設備があったが、1937年(昭和12年)に独立し笹島駅となった。その笹島駅が廃止された翌年の1987年(昭和62年)3月31日JR発足前日)に、貨物の取り扱いが書類上復活した[42]

荷物営業も、小荷物や旅客手荷物を中心に取り扱っていたが、1986年(昭和61年)11月1日の荷物営業縮小に伴い小荷物の一部を除き廃止された。残ったブルートレインを使用する「ブルートレイン便」も2005年(平成17年)3月1日に、東海道新幹線を使用する「レールゴー・サービス」も2006年(平成18年)3月18日に廃止され、現在は新聞紙のみ取り扱っている。

駅弁

当駅は、複数の業者が激しい競争を繰り広げている駅弁激戦区である。また、リニューアルも激しく、新製品で登場しても半年後には消滅する例も珍しくない。かつては幕の内や寿司弁当が人気であったが、近年は「みそかつ」「名古屋コーチン」「ひつまぶし」など名古屋独自の食文化をストレートに弁当化したものが人気である。

駅弁業者は松浦商店・名古屋だるま・ジェイアール東海パッセンジャーズの3社、主な駅弁は下記の通り[43]

  • 復刻弁当
  • 花ことば
  • こだま
  • からあげ弁当
  • 小町娘
  • コーチンわっぱめし
  • 海鮮わっぱめし
  • 尾張
  • 名古屋トップ3
  • みそかつ丼
  • 松浦のみそカツ
  • ひつまぶし
  • 名代 鶏めし
  • なごや
  • 牛すき煮
  • 名古屋満載
  • 特製とり御飯
  • お料理弁当
  • なごや三昧

また、駅弁ではないが、前述のように新幹線・在来線ホームともきしめんの店が古くから営業され、人気である。

利用状況

利用客数は、名古屋市および愛知県のみならず、首都圏地域と大阪駅を除いた全国のJRの駅の中で最も多い。また、名鉄交通広告の公式サイトによると、乗換駅である名鉄名古屋駅近鉄名古屋駅を含めた名古屋駅全体の利用者数は、2010年現在一日平均1,124,077人である(オリコムサーキュレーションデータ2010より)。

  • 2012年度の1日平均乗降者数[44] 
    • JR東海 - 385,465人
    • 名古屋市営地下鉄 - 346,458人
    • 名古屋鉄道 - 272,981人
    • 近畿日本鉄道 - 121,452人
  • 2013年度の年間乗車人員(括弧内は一日平均)[45]
    • JR東海 - 72,678,284人(199,119人)
    • 名古屋臨海高速鉄道 - 5,021,865人(13,759人)
    • 名古屋市交通局 - 65,608,109人(179,748人)
      • 東山線 - 47,130,251人(129,124人)
      • 桜通線 - 18,477,858人(50,624人)

上記の数字はいずれも、各社局内の駅の中で第1位である[46]

  • 国鉄時代の1日平均乗車人員[47]
    • 1913年度 - 4,191人
    • 1960年度 - 43,181人
    • 1971年度 - 66,078人
    • 1984年度 - 75,233人

「名古屋市統計年鑑」によると、当駅の一日平均乗車人員は以下の通り推移している。

年度 一日平均乗車人員推移
JR東海 あおなみ線 地下鉄
1991年(平成03年) 147,221[48] - 167,943[49]
1992年(平成04年) 152,269[48] - 165,109[49]
1993年(平成05年) 152,662[48] - 161,484[49]
1994年(平成06年) 150,847[48] - 157,724[49]
1995年(平成07年) 155,015[50] - 158,798[51]
1996年(平成08年) 160,955[50] - 156,846[51]
1997年(平成09年) 158,802[50] - 152,598[51]
1998年(平成10年) 159,103[50] - 155,081[51]
1999年(平成11年) 160,255[50] - 151,262[51]
2000年(平成12年) 167,642[52] - 169,594[53]
2001年(平成13年) 171,222[52] - 170,730[53]
2002年(平成14年) 171,665[52] - 173,104[53]
2003年(平成15年) 173,789[52] - 163,840[53]
2004年(平成16年) 176,993[52] 3,852[54] 162,280[53]
2005年(平成17年) 188,312[55] 10,565[56] 166,899[57]
2006年(平成18年) 184,491[55] 9,925[56] 165,233[57]
2007年(平成19年) 190,942[55] 10,969[56] 168,127[57]
2008年(平成20年) 191,558[55] 11,504[56] 168,152[57]
2009年(平成21年) 185,387[55] 11,839[56] 163,915[57]
2010年(平成22年) 187,624[58] 12,300[59] 165,298[60]
2011年(平成23年) 189,123[58] 13,119[59] 168,719[60]
2012年(平成24年) 193,260[61] 13,377[62] 173,704[63]
2013年(平成25年) 199,119[64] 13,759[65] 179,748[66]

駅周辺

2005年の内閣府の調査では、名古屋駅は放置自転車が3194台と全国最多だった。そのため、名古屋市は有料駐輪スペースを増加させるなどの対策を行っている。2008年5月1日から、それまで無料であった名古屋駅周辺の自転車駐輪場がいっせいに有料化された。

待ち合わせスポット

金の時計
銀の時計
ナナちゃん人形(通路改装前)
金の時計
桜通口側(東側)の待ち合わせスポット。タワーズ1階中央コンコースのエスカレーター前に立つ時計とその周辺エリアのこと。
かつて旧駅ビル時代はステンドグラスの下の大時計と発着列車案内(1967年にブラウン管式を設置[67]、1981年に反転フラップ式案内表示機に更新[68])や名古屋城模型があったが、今は細長い金色の時計が立っている。その両側(南北)はJR名古屋高島屋の出入り口になっており、東側にもJR高島屋の2Fやタワーズ上層階エレベーターへつながるエスカレーターがあることから、「高島屋エスカレーター前」とも呼ばれる。
銀の時計
太閤通口側(西側)の待ち合わせスポット。JR名古屋駅の2つの新幹線改札口の間に置かれたモニュメント風のセイコー社製の銀色の時計を中心とした広場を指す。
以前そのエリアの壁面に複数のモニタTVで構成された広告・情報パネルがありJR東海から「メディア1(ワン)」と命名されていたことや、メディア1が設置される以前には待ち合わせスポットとして有名な壁画があり永く「壁画前」として親しまれたことから、今でも1970年代以降生まれ世代には「メディアワン」、1960年代以前生まれ世代には「壁画前」が名称として"通り"が良い[要出典]
なおその「壁画」は地下鉄桜通線工事に伴うものとして復旧を前提に「一時的に」解体されたが、JR東海が復旧の約束を反故にしたため名古屋市港区の倉庫で今も眠っている[要出典]。壁画の作者は岡本太郎と間違われることがあるが、それは名古屋市中区オリエンタル中村百貨店(現・三越名古屋栄店)の外壁に岡本太郎作の壁画が存在したことと、名古屋駅太閤通口に繋がる地下街エスカのシンボルゾーン「幻想の広場」の構成を岡本太郎が行なったことによる誤謬である[要出典]
また「メディア1」に関しては、JR東海が2005年万博(「愛・地球博」)と中部国際空港連携事業に関連して推し進めている「名古屋駅エレベーター等整備計画図」に「撤去」と明記されている。
ナナちゃん人形
ヤマダ電機LABI名古屋(旧:名鉄百貨店ヤング館)前にあるナナちゃん人形付近も名古屋駅での有名な待ち合わせスポットの一つ。ナナちゃんはかつてセブン館と呼ばれていたヤング館のマスコットとして設置された、スイス製のマネキンである[要出典]。さまざまなパブリシティに使われており、水着や浴衣はもちろんのこと、優勝時の中日ドラゴンズユニフォーム等いろいろな衣装をまとう。
銀の柱
ナナちゃん人形が待ち合わせスポットとして定着する以前は、JR名古屋駅1階の東口・西口の2箇所にあった円筒状の柱(通称「金の柱」、「銀の柱」)が主な待ち合わせ場所として使われていた[要出典]。厳密には通常の柱の上部に金、銀の装飾を施したものであった。現在は、どちらの柱も駅ビル改装に伴い撤去されている。
盲導犬サーブ
かつて桜通口側の松坂屋ナゴヤエキ店前に、交通事故から主人を守った代わりに左前足を失ってしまった盲導犬サーブを讃える像があり、待ち合わせ場所として使われていた[要出典]
サーブ像はJR東海によるセントラルタワーズの建設により、有志達の手によって2003年に中区栄地区の久屋大通公園(地下鉄栄駅14番出口の横)に移設された。
ホテルアソシア名古屋ターミナル1F ロビー
JR東海名古屋駅に隣接するホテルのロビー。2010年9月30日にビル建替えのため、ホテルの営業は終了した。

名駅(めいえき)

中村区名駅の番地表示

名古屋駅の略称である名駅は、名古屋市中村区、西区の町名となっている。

住所としての名駅

名古屋市中村区と西区に置かれている。中村区名駅は1丁目から5丁目まであり、西区は1丁目から3丁目までとなっている。なお中村区と西区とで同じ町名の地は隣接している。

ちなみに、名古屋駅の住所は中村区名駅1丁目と西区名駅1丁目に跨って存在している(ただし、駅ビル(セントラルタワーズ)など駅建築施設の大半は中村区側に存在しており、西区が住所になる部分は駅構内のホーム下り側(岐阜方面)半分のみである)。

名駅周辺は、と並ぶ名古屋市の繁華街である。広義の「名駅」地域には、椿町・太閤・則武・丸の内などその周辺界隈も含まれる[要出典]

方面別の概要

東側(桜通口・広小路口)

ミッドランドスクエア
モード学園スパイラルタワーズ
太閤通口駅前広場
太閤通口(2010年2月)
太閤通口周辺
ビックカメラ名古屋駅西店

旧来から名古屋の玄関口で都心の一つであり、各種バスと地下鉄・近鉄・名鉄やJR間の乗り換え客などで人通りが多く商業施設も多い。

高島屋三省堂書店東急ハンズなどを商業テナントの核とするJRセントラルタワーズの完成(2000年)は、駅前再開発の大成功を収めた。これが呼び水となり2006年には旧豊田ビル・毎日ビルの跡地にトヨタ自動車毎日新聞社東和不動産の共同ビル「豊田・毎日ビルディングミッドランドスクエア)」が建設され、2007年にはトヨタ自動車中部電力名鉄などを中心とした牛島市街地再開発組合により、名駅地区の北側に位置する変電所及びバス車庫の跡地に市内でオフィス面積の最も大きい名古屋ルーセントタワーが建設された。

また、名鉄百貨店などに近接する旧三井ビルディング南館・東館跡地には、専門学校を主体とする超高層ビルモード学園スパイラルタワーズが完成(2008年)するなど若者の街としても更なる発展を遂げた。さらに2009年には名古屋市交通局旧那古野営業所跡地においてオフィスビルと分譲マンションの複合再開発が行われ名駅地区では初となる東京建物丸紅による超高層マンション・ブリリアタワー名古屋グランスイートが完成した。この時期はリーマン・ショック直後の未曾有の不景気の真っ只中であったが、最上階の一部を除いてほぼ売約済みとなるなど注目を集めた。

2008年3月、東和不動産を中心に三菱地所三井不動産郵便局会社・名鉄・近鉄など多数の企業で構成される「名古屋駅地区街づくり協議会」が設立された[69]。これは名古屋駅の拠点性を生かし、名古屋駅前の将来性について幅広い観点から検討するもので検討の対象となる地域は名古屋駅の東側が中心となっている。

2006年公示地価の商業地上昇率では桜通口を含む「名古屋市中村区名駅」が1・2位他トップ10の内6つ(他4つ中2つは中区栄)を占め、栄地区に圧倒的な差をつけた。

桜通口や広小路口周辺にある主な大型商業施設はジェイアール名古屋高島屋や東急ハンズ名古屋店などが入るJRセントラルタワーズを筆頭に、近鉄パッセ (K'ntetsu Pass'e)名鉄百貨店本店(本館・メンズ館(旧MELSA))ヤマダ電機LABI名古屋ミッドランドスクエア商業棟・名鉄レジャックなどがある。また市バスターミナルの他、日本最古の多層型で市内最大のバスターミナル「名鉄バスセンター」などもある。地下には広大な地下街が延々と広がり、サンロードメイチカテルミナユニモールミヤコ地下街と複雑に形成されている。

西側(太閤通口)

太閤通口は東海道新幹線の改札口があることや、その位置関係などから「新幹線口」「西口」「駅西」とも呼ばれる。また「駅裏」と呼ばれることもある。これは戦後、太閤通口周辺に闇市が建ち並び、また江戸時代から売春防止法施行までは、いわゆる赤線地帯だったこともあって、あまり治安の良い地域とは思われていなかったためである。

太閤通口側には「エスカ地下街」がある。駅北西には河合塾をはじめとする大手予備校学習塾が進出し学生街や若者街として発展している。2000年以降はビックカメラソフマップの進出、丸の内地区からの大洋薬品(現・テバ製薬)本社の移転新築などによりさらに活気が出てきている。付近にはアニメイトメロンブックスコミックとらのあならしんばんなどのアニメショップ同人ショップが林立しオタク街としての一面も持つ。ここで東海ラジオの番組『松原・坂口の土曜はど〜よ!?』のコーナー中継が行われていた時期があった。また、名古屋地区を発着する会員制ツアーバスジェイアール東海バスのバスターミナル[70]の発着光景を見ることができる。駅前広場は各種テレビ番組の名古屋駅前でのロケで桜通口以上によく使用されている。

桜通口や広小路口側に比べると開発が大幅に遅れていることから、ビックカメラや予備校街から少し入ると昔ながらの商店が数多く残っており、気軽に名古屋の下町が体験できる。花街として栄えた中村大門やアジアシネマ中心の映画館シネマスコーレなども徒歩圏内である。

駅前地区の将来像(今後の再開発計画)

2012年現在、名古屋駅の東側一帯では新たな再開発計画が進行している。まずJR東海は、かつて松坂屋名古屋駅店(2010年8月閉店)やホテルアソシア名古屋ターミナルなどが入居していた名古屋ターミナルビル跡地に地上46階・高さ約220mのJRゲートタワーを建設中であり、日本郵政名工建設は、名古屋中央郵便局名古屋駅前分室跡地に地上40階・高さ約200mのJPタワー名古屋を建設中である。両ビルはJRセントラルタワーズ2階から延伸予定の歩行者用デッキを挟んで千鳥状に配置される予定で、両ビルを合わせた延べ床面積は約44万平方メートルとなり、JRセントラルタワーズ(約41万平方メートル)を上回る規模となる。

また名鉄は2008年9月、本社ビルの建替えを検討することを明らかにし翌年6月26日に行われた株主総会で名古屋駅前の再開発について名鉄百貨店名鉄グランドホテルの方向性など、本社建替えも含め今後3年間(2009 - 2011年度の中期経営計画内)で検討することを表明した。その後2010年12月6日の中日新聞の取材に対し、山本社長は名鉄レジャック一帯も含めた再開発になるとの見通しを示し、工事箇所を複数のブロックに分けた上で段階的に整備していくと答えた。さらに2011年2月3日に行われた記者会見において、自社ビルの建て替えを含めた名古屋駅前地区再開発について2012年にも構想をまとめる考えを示し、他社線との乗り換えの利便性を高めるため近鉄JR東海、名古屋市などと協議を開始することを発表した。また、ささしまライブ地区の再開発との連携も視野に入れるとしている。(後述の地下通路建設計画を参照)

さらに日刊工業新聞が2009年1月に報じたところによると、東和不動産は第二豊田ビル(東館・西館)の建替えについて2009年度から計画に着手し、地上20階か地上40階建て以上の超高層ビルに建替える方針を示した。当初、同ビルの完成時期を2019 - 2020年ごろを目処としていたが、2011年8月2日に東和不動産が発表したところでは、2013年度の着工、完成時期を2016年度とする計画に改められている。同時に、規模を地上25階・地下4階・高さ115mとすることも発表され、地上5階までを商業施設、地上6階 - 17階をオフィス、地上18階 - 25階をホテルとするフロア構成の全容も明らかになった。また、現ビルの東館・西館に挟まれた市道は、建替えに伴い西館敷地内の西端に付け替えられ、新たな市道沿いには公開空地や緑地帯・駐輪場が設けられる予定である。商業スペースのうち、地上2階 - 5階はシネマコンプレックスが入居し、ホテルは「(仮称)三井ガーデンホテル名古屋」が進出する予定である[71]

その他三菱地所は2009年12月、自社が保有する大名古屋ビルヂングを地上38階・高さ190mの超高層ビルに建替える方針を発表した。同ビルに入居していた三菱UFJモルガン・スタンレー証券など、既に建替えに向けた主要テナントの移転が本格化しており、同ビル屋上にてチタカ・インターナショナル・フーズ株式会社が営業を続けてきたビアガーデン「マイアミ」も、50年目のシーズンとなる2012年9月16日をもって営業を終了した。なお、新ビルの屋上は法令により避難設備用のスペースとなるため、同店の再出店はできない見込み。 2014年2月24日には地下1階 - 地上2階に三越伊勢丹ホールディングスの店舗が出店する計画を発表した。[72]

仮に前述のすべての計画が実現した場合、桜通口周辺には既存のJRセントラルタワーズミッドランドスクエア名古屋ルーセントタワーモード学園スパイラルタワーズと合わせて、同規模の超高層ビルが10棟前後立ち並ぶことになる。

駅周辺にはビックカメラ(太閤通口)・ソフマップ(太閤通口、ビックカメラ内に移転)といった複数の家電量販店などが立地しているが、桜通口の大規模再開発に併せてヤマダ電機 LABI名古屋が名鉄百貨店ヤング館跡に出店している。また、JRゲートタワーにヨドバシカメラが出店を計画していたが、建設工事の遅れにより出店を撤回し、ビックカメラが入居すると報道された[73]

2010年12月10日付の建設通信新聞中部版によれば、名古屋市住宅都市局はささしまライブ地区の再開発に合わせ、名鉄レジャックや名鉄百貨店が立地する笹島交差点から下広井町交差点にかけ、歩行者用地下通路(延長は300メートル程度、幅員は6メートルを想定)の建設を計画しているとしている。これは名古屋駅前からささしまライブ地区にかけての歩行者動線の増強を目的としたものであり、地下通路案・デッキ案・歩道拡幅案の3案から決定された。これに先がけ、2011年度に笹島交差点と下広井町交差点の横断歩道などの拡幅を進め、その後地下通路の整備(行政主体)と笹島交差点西側の南北横断用施設の整備(民間主体)を段階的に進めていく予定である。なお、南北横断用施設は名鉄レジャックと旧・名鉄百貨店ヤング館の敷地を結ぶものと見られる。なおこの計画内容は、2011年6月1日付の読売新聞においても報道され、笹島交差点-下広井町交差点間の地下通路の着工時期を2013年度、完成時期を2016年度とすることも明らかになった。総工費は数十億円で、通路の両端にはテナントを入れて地下街とする予定である。また同紙によると、名鉄・近鉄両社は百貨店の地下通路(約300メートル)を再整備する方針も打ち出しているとのことである。

同じく2011年6月1日付の読売新聞では、2010年に日本通運やNTTなど5社と地元住民らで構成される「名駅南地区まちづくり研究会」が発足したと伝えている。同研究会は開発業者に計画策定を委託しており、2011年度中にも基本計画をまとめる予定である。研究会の参加企業からは、「一等地の駅前には手が出ない地元企業などを受け入れる」「都市型マンションと入居者向けの商業・医療施設を造る」「大学や国際交流拠点を持つささしま地区と連動した文化・芸術・商業・研究施設の建設」などが提案されている。

一方で、新幹線口(太閤通口)に面した西側の地域(通称「駅西」地区)では地権者が複雑であることやかねてから東側の発展とは一線を画して時代を過ごしてきたことといった特殊な土地事情から、このような大規模再開発計画は今のところないが、リニア名古屋市ターミナル駅(仮称)の上部空間については、土地の有効活用を図るべくリニア駅周辺街区の面的整備が検討されている[74]

主な施設

太閤通口方面

桜通口方面

広小路口方面

路線バス

名古屋駅太閤通口

JRハイウェイバスのりば

2010年12月9日に移築されたJRハイウェイバスのりば

桜通口にあったバスターミナル(名古屋ターミナルビル)の取り壊しに伴い移転し、2010年12月9日より使用開始した。JR東海バスなど運行会社では「名古屋駅(新幹線口)」と呼称している。

その他事業者

旧ツアーバス事業者

太閤通口には、いわゆるツアーバスなど貸切バスや団体バス用の乗降スペースが2箇所ある(愛知県バス協会が管理)が、2013年7月31日から新高速バス制度施行に伴い、高速ツアーバスから移行した事業者が新たに停留所を設置した。なお、一部の便はささしまライブ駅近くの名古屋南バス停から発車する。

  • 名古屋駅西口
    22時 - 1時に出発するバス限定の停留所で、大半の事業者はこのバス停を使用する。バス停自体は河合塾18号館向かいにあるが待合スペースがないため、西口の「ゆりの噴水」前に乗客を集合させ、バス停まで誘導する形態をとるが、9時 - 15時に出発する湯快リゾートの送迎バスは日本海庄や前で乗車する。
  • 名古屋駅(則武一丁目)
    NTTネオメイトサービス東海の前。WILLER EXPRESSの一部の便が使用する。
  • 名古屋VIPラウンジ
    平成エンタープライズが使用。

名古屋駅桜通口

ミッドランドスクエア前

名鉄バスセンター

名鉄バスセンターは名鉄百貨店メンズ館3階・4階に所在し、名鉄バス三重交通などの高速バス、路線バス、深夜・長距離バスなどが発着している。

無料シャトルバス(無料送迎バス)

名古屋駅桜通口付近

  • CBC自動車学校行き(大名古屋ビルヂング前)
  • 庄内橋自動車学校行き(名古屋駅前モンブランホテル前・名古屋モード学園前)
  • 城北自動車学校行き(名駅北やぎや前(降車のみ)・ユニモール4番出口前)
  • 東横イン名古屋丸の内行き(ユニモール4番出口前)

太閤通口付近

広小路口付近

ミッドランドスクエア前

笹島付近

  • 大治自動車学校行き(名鉄レジャック前)

隣の駅

※新幹線各列車と、在来線の特急列車については各列車記事を参照のこと。

東海旅客鉄道(JR東海)
東海道新幹線
三河安城駅 - 名古屋駅 - 岐阜羽島駅
東海道本線
特別快速・新快速・区間快速
金山駅 - 名古屋駅 - 尾張一宮駅
快速
金山駅 - 名古屋駅 - (一部稲沢駅) - 尾張一宮駅
普通
尾頭橋駅 - 名古屋駅 - 枇杷島駅
中央本線
快速・普通
金山駅 - (山王信号場) - 名古屋駅
※一部の列車は東海道本線枇杷島方に直通する。
関西本線
  • 特急「南紀」始発・終着駅
快速「みえ」・快速
名古屋駅 - 桑名駅
区間快速
名古屋駅 - 蟹江駅
普通
名古屋駅 - (笹島信号場) - 八田駅
名古屋臨海高速鉄道
西名古屋港線(あおなみ線)
名古屋駅 (AN01) - ささしまライブ駅 (AN02)
  • 括弧内は駅番号を示す。
名古屋市営地下鉄
東山線
亀島駅 (H07) - 名古屋駅 (H08) - 伏見駅 (H09)
桜通線
中村区役所駅 (S01) - 名古屋駅 (S02) - 国際センター駅 (S03)
  • 括弧内は駅番号を示す。

廃止区間

東海旅客鉄道(JR東海)
名古屋港線
名古屋駅 - (山王信号場) - ナゴヤ球場正門前駅(臨時駅)

脚注

  1. ^ 行き先・乗り場…上野東京ラインより複雑 名古屋「迷駅」 日本経済新聞 2015年5月28日
  2. ^ リニア認可1年 迷駅改造、見えぬ絵 負担巡り様子見 朝日新聞 2015年10月17日
  3. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  4. ^ a b 『JR時刻表』(編集・発行 交通新聞社)2016年4月号2 - 28頁(東海道・山陽新幹線の時刻)
  5. ^ a b 『JR時刻表』(編集・発行 交通新聞社)2016年4月号154 - 181頁、196 - 203頁、212 - 220頁(名古屋駅を発着する東海道本線・中央本線・関西本線の時刻)
  6. ^ 『名古屋の駅の物語』(中日新聞社)
  7. ^ 徳田耕一『名古屋近郊電車のある風景 今昔』(JTBキャンブックス)
  8. ^ 『名古屋駅八十年史』(名古屋駅、1967年)
  9. ^ 原口隆行『鉄道唱歌の旅 東海道線今昔』(JTBキャンブックス)
  10. ^ 第154回国会 予算委員会第八分科会 第2号 - 衆議院会議録情報(2002年3月4日)
  11. ^ 中央新幹線と東海道新幹線との乗換 (PDF) - 国土交通省交通政策審議会第11回中央新幹線小委員会 配布資料(2010年11月12日)
  12. ^ 名駅改築発表1919年2月17日付新愛知(神戸大学附属図書館新聞記事文庫)
  13. ^ 『鉄道と街・名古屋駅』(著者 大野一英・林鍵治)、大正出版、1986年、138頁
  14. ^ 同様に北通路は降車用通路として使用されていた。 - 『鉄道と街・名古屋駅』(著者 大野一英・林鍵治)、大正出版、1986年、108頁および140頁
  15. ^ a b 『鉄道と街・名古屋駅』(著者 大野一英・林鍵治)、大正出版、1986年、140頁
  16. ^ 『鉄道と街・名古屋駅』(著者 大野一英・林鍵治)、大正出版、1986年、141頁
  17. ^ 『まるごと名古屋の電車 激動の40年』(著者 徳田耕一)河出書房新社、2014年、68頁
  18. ^ 『JR編集時刻表』(編集・発行 弘済出版社)1987年12月号29頁と1988年3月号33頁(いずれも名古屋駅構内案内図)の比較。
  19. ^ 『JR編集時刻表』(編集・発行 弘済出版社)1989年1月号、JRニュース5頁
  20. ^ 中日新聞』(中日新聞社)、1989年7月13日付朝刊20面(市民版)
  21. ^ 『名古屋近郊電車のある風景今昔II』(著者 徳田耕一)、JTB、2004年、21頁
  22. ^ ただし、同年4月10日までは準備工事のため3・4番線ホームを使用停止。 - 『JR時刻表』(編集・発行 弘済出版社)1993年3月号33頁(名古屋駅構内案内図)
  23. ^ 『まるごと名古屋の電車 激動の40年』(著者 徳田耕一)河出書房新社、2014年、97頁
  24. ^ 『JR時刻表』(編集・発行 弘済出版社)1998年12月号、JRニュース4頁
  25. ^ a b c “JR東海名古屋駅 「中央北口」使用開始”. 交通新聞 (交通新聞社). (2016年1月19日) 
  26. ^ 名古屋駅の在来線改札口の移転について (PDF) 、東海旅客鉄道ニュースリリース、2015年5月14日、2015年8月22日閲覧。なお、新改札口と同じ位置には、1960年代まで西出口が設置されていた。 - 『名古屋駅八十年史』(発行 名古屋駅)、1967年、180頁。
  27. ^ a b “JR東海 東海道新幹線可動柵の設置完了”. 交通新聞 (交通新聞社). (2016年3月9日) 
  28. ^ 鉄道事故調査報告書(名古屋臨海高速鉄道株式会社西名古屋港線(あおなみ線)名古屋駅構内列車脱線事故) (PDF) 、運輸安全委員会、2009年5月29日公表、2015年8月21日閲覧
  29. ^ a b c 『開業30周年 地下鉄資料集』(編集・発行 名古屋市交通局営業本部電車部)、1987年11月、164頁
  30. ^ 地下鉄東山線名古屋駅の浸水事故に伴う被害金額について (PDF) - 名古屋市交通局報道発表資料、2015年3月27日発表、2015年8月21日閲覧。
  31. ^ a b 地下鉄東山線に可動式ホーム柵を設置します (PDF) - 名古屋市交通局、2015年6月12日。
  32. ^ 部内的には「臨港本線」と呼称されている。JRセントラルタワーズ建設前は、2・3番線間にもホームのない線路があった。
  33. ^ a b c 『鉄道と街・名古屋駅』(著者 大野一英・林鍵治)、大正出版、1986年、108頁
  34. ^ 『JR時刻表』(編集・発行 交通新聞社)2015年7月号24頁(名古屋駅構内案内図)
  35. ^ 入庫線は2016年2月現在、使用停止中。 - 『鉄道ジャーナル』(編集・発行 鉄道ジャーナル社)、2016年4月号、19頁
  36. ^ 従って名古屋車両区の出入庫線は通常の路線と異なり右側通行になっている。
  37. ^ 稲沢線の南側は2本に分かれて西名古屋港線(あおなみ線)の名古屋駅に通じる。なお稲沢線は名古屋駅構内のみ単線になっている。
  38. ^ a b c d 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2015年1月現在)。
  39. ^ 立松大和 (2014年1月22日). “入場券なぜか売れる名古屋駅 専用券売機まで設置”. 朝日新聞. 2014年8月15日閲覧。
  40. ^ 『市バス・地下鉄ご案内』、名古屋市交通局発行のリーフレット、1974年7月
  41. ^ 井上孝司 『配線略図で広がる鉄の世界 - 路線を読み解く&作る本』 ISBN 978-4-7980-2200-0秀和システム、2009、221p.
  42. ^ JR貨物による貨物輸送となる、JR東海管轄外の地域にある鉄道車両メーカなどと、当駅に近接する名古屋車両区との車両輸送(甲種輸送)が想定されているものと見られる。類似例ではJR東日本の田町車両センターに接続する品川駅などがある。
  43. ^ JR時刻表2010年8月号(交通新聞社刊)178ページ
  44. ^ JR TOKAI MEDIA GUIDE 2015 JR東海 新幹線・在来線メディア総合案内ジェイアール東海エージェンシー、42頁
  45. ^ 平成26年版名古屋市統計年鑑 11. 運輸・通信、名古屋市
  46. ^ ただしJRについては在来線の数字を含めると、東京駅京都駅が上回る。
  47. ^ 日本交通公社『日本国有鉄道 停車場一覧』、1985年
  48. ^ a b c d 平成8年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-5.JR東海各駅の乗車人員 総数を365および366で除した人数。
  49. ^ a b c d 平成8年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-4.市営地下鉄各駅の乗車人員 総数を365および366で除した人数。
  50. ^ a b c d e 平成12年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-5.JR東海各駅の乗車人員 総数を365および366で除した人数。
  51. ^ a b c d e 平成12年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-4.市営地下鉄各駅の乗車人員 総数を365および366で除した人数。
  52. ^ a b c d e 平成17年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-7.JR東海各駅の乗車人員 総数を365および366で除した人数。
  53. ^ a b c d e 平成17年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-4.市営地下鉄各駅の乗車人員 総数を365および366で除した人数。
  54. ^ 平成17年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-6.西名古屋港線(あおなみ線)各駅の乗車人員 総数を365および366で除した人数。
  55. ^ a b c d e 平成22年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-7.JR東海各駅の乗車人員 総数を365および366で除した人数。
  56. ^ a b c d e 平成22年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-6.西名古屋港線(あおなみ線)各駅の乗車人員 総数を365および366で除した人数。
  57. ^ a b c d e 平成22年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-4.市営地下鉄各駅の乗車人員 総数を365および366で除した人数。
  58. ^ a b 平成24年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-7.JR東海各駅の乗車人員 総数を365および366で除した人数。
  59. ^ a b 平成24年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-6.西名古屋港線(あおなみ線)各駅の乗車人員 総数を365および366で除した人数。
  60. ^ a b 平成24年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-4.市営地下鉄各駅の乗車人員 総数を365および366で除した人数。
  61. ^ 平成25年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-7.JR東海各駅の乗車人員 総数を365で除した人数。
  62. ^ 平成25年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-6.西名古屋港線(あおなみ線)各駅の乗車人員 総数を365で除した人数。
  63. ^ 平成25年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-4.市営地下鉄各駅の乗車人員 総数を365で除した人数。
  64. ^ 平成26年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-7.JR東海各駅の乗車人員 総数を365で除した人数。
  65. ^ 平成26年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-6.西名古屋港線(あおなみ線)各駅の乗車人員 総数を365で除した人数。
  66. ^ 交通局事業概要(平成26年度)地下鉄:営業線のあらまし
  67. ^ 『鉄道と街・名古屋駅』(著者 大野一英・林鍵治)、大正出版、1986年、140頁。また、『名古屋近郊電車のある風景今昔II』(著者 徳田耕一)、JTB、2004年の17頁にブラウン管式発車標を含めた写真がある。なお後にみられるコンピューター制御の発車標ではなく、係員が手書きした内容をそのまま画面に表示していた。 - 『鉄道ジャーナル』1980年7月号(通巻161号)51頁に表示例の写真あり。
  68. ^ 『鉄道と街・名古屋駅』(著者 大野一英・林鍵治)、大正出版、1986年、141頁
  69. ^ 名古屋駅地区 街づくり協議会の設立について (PDF) - 名古屋駅地区街づくり協議会(2008年3月21日付、2013年5月22日閲覧)
  70. ^ 2010年12月9日に名古屋ターミナルビルから移転している。
  71. ^ http://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2012/0313/index.html 新規大規模再開発が進む「名古屋」駅前 (仮称)三井ガーデンホテル名古屋(客室数約300室)東海地方初出店決定(平成29年春開業予定)
  72. ^ 三越伊勢丹、名古屋駅前に出店 三菱地所開発の高層ビル - 47NEWS(よんななニュース)2014年2月24日(2014年2月25日閲覧)
  73. ^ ビックカメラ、名古屋駅前JR高層ビルに出店 ヨドバシが断念、日本経済新聞、2015年5月14日
  74. ^ 名古屋駅周辺まちづくり構想(概要版)、名古屋市、2014年9月

関連項目

登場作品など

外部リンク

座標: 北緯35度10分14.78秒 東経136度52分53.77秒 / 北緯35.1707722度 東経136.8816028度 / 35.1707722; 136.8816028