大阪シティエアターミナル
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JR難波駅現駅舎が入居している「OCAT」(2008年11月撮影)
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大阪シティエアターミナル(おおさかシティエアターミナル)は、大阪府大阪市浪速区湊町一丁目にある交通ターミナル施設である。愛称はOCAT(オーキャット)。JR難波駅再開発計画(通称:ルネッサなんば)の一環として1996年に開業した。経営母体は大阪市が出資する第三セクターMDC(湊町開発センター)である。
目次 |
[編集] 概要・歴史
1994年9月4日に開港した関西国際空港への交通手段を充実させる目的で建設されたもので、地下2階、地上6階建て。当初はここから直接関空に乗り入れている航空旅客の搭乗手続きを行えるようにしていたが、利用が低迷し現在は事実上廃止された。JR難波駅からは2008年まで関空快速が昼間時のみ1時間間隔で発着していたが廃止された。現在も関西国際空港へは30分間隔でリムジンバスが運行されているが、OCATから関西国際空港へ行く利用客はあまり多くない。
現在はショッピングセンターとオフィス、長距離バスターミナルという形で存続している。ミナミの繁華街から離れていることもあり利用客は伸びていなかったが、2004年度決算で1996年のビル開業以来初めて、当期損益で1億6300万円の黒字を達成した。入居店舗やバスターミナルなどの収入が好調だったためで、当初、2011年度を目標にしていた債務超過の解消も前倒しで実現した。近年は、周辺開発が順調に進んでいることや関東・四国方面への高速バスが充実したことで、利用客も増えており、2005年度以降も黒字を計上する見通しという。MDCの累積赤字は約307億円だったが、その後、資本金と資本準備金合計約307億円を減らして累積赤字を補填したため累積赤字がなくなった。 バスターミナルは阪神高速1号環状線の湊町出口とつながっており(正確には入口とは直接つながっていないが、すぐ近くに環状線への入り口がある。)、梅田発着のバスが比較的短時間で難波に立ち寄れるため経由するバスが急増した。また、日本交通系は梅田・新大阪発着(但し現在も少数残存する)を難波発着に変更した。但し、なんば近辺でも幾らかのリムジンバスの乗り場が存在するためOCATから空港へ行く客はあまり多くなく、どちらかというと各地(首都圏・四国方面は増加傾向にある)への高速バスのターミナルとして機能している。
[編集] 各階層ごとの施設紹介
[編集] 地上
- 地上1階 エントランス、ファッションモール、郵便局、大阪宝くじドリーム館、ダイソー
- 地上2階 長距離バスターミナル(関西国際空港と大阪国際空港に直通するバスもある)、卓球場、ユニセフ事務所
- 地上3階 インテリア、ワイン、ファッションモール
- 地上4階 難波市民学習センター、なんば市税事務所、各国政府観光局、航空会社の事務所、占い
- 地上5階 なんば市税事務所、書籍・丸善、レストラン街
- 地上6階は事務所のため関係者以外立入禁止
- 屋上 屋上ガーデン(12月~3月は閉鎖)入場料金100円/人(中央エレベーターで上がる。)
エレベーターは正面玄関横の3台は地下1階~6階(2階通過)、奥の2台は1階~屋上。従ってバスターミナル~JR難波駅はエレベーターで直接行くことができない。
[編集] 地下
[編集] ダンススポット
地下1階のポンテ広場は、ストリートダンスの練習のために多く若者が集まる人気スポットと化している。
元々そのように使われることは念頭になかった場所だが、OCATオープン当初から、難波界隈でダンスの練習が堂々とできる場所として密かに人気となっていた。ちなみにここで最初にダンスを始めたのは、関西のヒップホップチーム「Colors」。それを見たOCAT側も気をきかせて、練習に活用してもらおうと壁面に大型鏡を設置したところ、たちまち多くの若者が集まるようになった。
特に休日の昼間は、JR難波駅となんばウォーク連絡通路の間にあるこのポンテ広場は多くの若者たちでごった返しており、広場で所狭しと若者がダンスの練習に明け暮れる光景が見受けられる。
[編集] バスターミナル
バス停留所としての名称はバス会社によってまちまちである。 近鉄バス系の路線は「近鉄なんば駅西口(OCATビル)」、南海バス系の路線は「湊町バスターミナル(OCAT)」、西日本JRバス、JRバス関東は「JR難波駅(OCAT)」、JR四国バス、JR九州バス、阪急バス、四国高速バスの路線は「JRなんば駅」、日本交通系は「なんば(OCAT)」などで、ひとつのバスターミナルにこれだけ複数の呼称がつくのは珍しい例であろう。また共同運行路線の場合、運行会社によって名称が違うという事例もある。ただいずれの場合も「OCAT」が付与されており同一地点にあることが推測可能。
しかし「なんば高速バスターミナル」(こちらは南海難波駅)と間違う人が多いためか、バス出発案内の電光掲示板にテロップにて注意喚起がなされている。
とはいえ、JR・阪急・阪神で別々のバスターミナルに分かれている梅田と違い、各社のターミナルを集約できたことで利便性が増したことは確かである。ちなみにOCATに立ち寄らない難波発着便の高速バス路線はなんば~徳島線(南海バス・徳島バスなど)のみである。
[編集] 主要設備
- 発券カウンター(リムジンバス以外)
- 営業時間 06:30〜21:30
- 日本交通系2バース・近鉄バス系1バース・南海バス系1バース・JRバス系1バース
- 日本交通系は直営で、日本交通の旅行業法上の営業所である。
- 近鉄バス系・南海バス系・JRバス系は発券業務をMDC(湊町開発センター)に委託している。
- ここでいうJRバス系は阪急バスを含む。
- 自動券売機(リムジンバス用)
- 待合室
[編集] 各乗場案内
- 4乗り場(西側)
- 大阪国際空港(大阪空港交通)
- 若狭和田駅・若狭高浜駅・小浜駅(わかさライナー、近鉄バス・福井鉄道)
- 東京駅八重洲通り・東雲車庫(フライングスニーカー大阪号、近鉄バス・東北急行バス)
- 新富士駅・御殿場駅・富士吉田駅(フジヤマライナー、近鉄バス・富士急山梨バス)
- 韮崎駅・甲府駅南口(クリスタルライナー、近鉄バス・山梨交通)
- 新宿駅新南口(中央ドリーム大阪号・青春中央ドリーム大阪号、西日本JRバス・JRバス関東)
- 岡山・倉敷(18時05分発のみ)
- 徳島駅(阿波エクスプレス大阪号、西日本JRバス・本四海峡バス・JR四国バス)(35分発の便)
- 小倉南IC・博多駅(山陽道昼特急博多号、西日本JRバス・JR九州バス)
- 鹿児島中央駅・鹿児島本港高速船ターミナル(トロピカル号、近鉄バス[1])
- 5乗り場(西側)
- 関西国際空港(OCATシャトル880、日本交通 (大阪)・関西空港交通[2])
- 徳島(35分発以外の便)
- 徳島大学・徳島文理大学西口・小松島・阿南駅(阿南エクスプレス大阪号、西日本JRバス・本四海峡バス・JR四国バス)
- 高知駅・須崎駅(昼行便、高知エクスプレス号、西日本JRバス・JR四国バス)
- 郡上八幡・高山駅前(ウエストライナー、近鉄バス・濃飛乗合自動車)
- 笠岡・井原・神辺(カブトガニ号、井笠鉄道[3])
- 広島バスセンター・広島駅(サザンクロス号・ヴィーナス号、昼行便・11時30分発)
- 西条駅・広島大学・黒瀬・広島国際大学・呉駅(呉ドリーム大阪号、中国JRバス)
- 東京駅日本橋口・新木場駅(ドリーム大阪号・青春ドリーム大阪号、西日本JRバス・JRバス関東)
- 新宿駅新南口・東京駅日本橋口(ドリームなんば・堺号、南海バス)
- 横浜駅西口・東京駅八重洲通り・東雲車庫(フライングライナー号、近鉄バス・東北急行バス)
- 6乗り場(西側)
- 秋葉原駅・京成成田駅・成田空港・銚子駅(高速バス銚子線、南海バス・千葉交通)
- 柏崎駅・長岡駅・東三条駅(サザンクロス号、南海バス・越後交通)
- 長野駅前・須坂駅・湯田中駅(サザンクロス号・長電エクスプレス号、南海バス・長電バス)
- 藤沢駅南口・鎌倉駅東口・大船駅東口・戸塚駅東口(高速バス鎌倉線、南海バス・江ノ電バス藤沢)
- 立川駅北口・玉川上水駅南口(サザンクロス号南海バス・山陽電気鉄道[4])
- 岡山駅前・倉敷駅北口・高速宇野築港銀座(リョービエクスプレス、両備バス[5])(18時05分発は4乗り場)
- 中筋駅・不動院前駅・広島バスセンター・広島駅新幹線口(サザンクロス号・ヴィーナス号、南海バス・中国JRバス 夜行便・23:30発)
- 高松駅・坂出駅・丸亀駅(高松エクスプレス大阪号・さぬきエクスプレス号、西日本JRバス・阪急バス・JR四国バス・四国高速バス)
- 高松駅・国分寺(たかなんフットバス、南海バス・高松エクスプレス)
- 松山駅・内子駅・伊予大洲駅・八幡浜駅(松山エクスプレス号、西日本JRバス・JR四国バス)
- 高知駅・須崎駅(夜行便、高知エクスプレス号、西日本JRバス・JR四国バス)
- 武雄温泉駅・有田・佐世保駅前・ハウステンボス(サザンクロス号・コーラルエクスプレス号、南海バス・西肥自動車)
- 7乗り場(東側)
- 北淡IC・津名一宮IC・洲本IC・陸の港西淡(大阪・神戸 - 淡路島特急線、日交シティバス・みなと観光バス )
- 山形駅(アルカディア号、近鉄バス・山交バス)
- 仙台駅(フォレスト号、近鉄バス・宮城交通)
- 須賀川・郡山駅・福島駅・福島高速BT(ギャラクシー号、近鉄バス・福島交通)
- 日立・高萩駅前・磯原駅・いわき駅・浪江駅(シーガル号、近鉄バス・新常磐交通)
- つくばセンター・土浦駅東口・水戸駅南口(よかっぺ号、近鉄バス・関東鉄道)
- 上田駅・佐久平駅・小諸駅・軽井沢駅(千曲川ライナー、近鉄バス・千曲バス)
- 栃木駅・宇都宮駅(とちの木号、近鉄バス・関東自動車)
- 川越駅西口・坂戸駅南口・森林公園駅北口・熊谷駅南口(ウィングライナー、近鉄バス・国際十王交通)
- 鳥取駅バスターミナル(ビッグバード号、日本交通 (大阪)・日交シティバス・日本交通 (鳥取))
- 倉吉駅・倉吉バスセンター(ビッグバード号、日本交通 (大阪)・日本交通 (鳥取))
- 米子駅(ビッグバード号、日本交通 (大阪)・日交シティバス・日本交通 (鳥取))
- 福山駅・福山平成大学・府中・尾道駅(びんごライナー号、近鉄バス・中国バス)
- 岩国駅・徳山駅・防府駅・湯田温泉・萩バスセンター(カルスト号、近鉄バス・防長交通)
- 須崎西崎町・窪川駅・中村駅・宿毛駅(しまんとブルーライナー、近鉄バス・高知西南交通)
- 大村IC・諫早IC・長崎駅前南口・長崎新地ターミナル(オランダ号、近鉄バス・長崎自動車)
- 植木IC・熊本交通センター(サンライズ号、近鉄バス・九州産交バス)
- 京王八王子駅・新宿駅西口(ツィンクル号・カジュアルツィンクル号、近鉄バス・西東京バス)
- 8乗り場(東側)
- みなべ町・紀伊田辺駅・白浜(白浜エクスプレス大阪号、西日本JRバス・明光バス)
- 西舞鶴駅・中舞鶴・東舞鶴駅・舞鶴営業所(舞鶴 - 大阪なんば線、京都交通[6])(20時30分発は9乗り場)
- 淡路IC・東浦IC・本四仁井・北淡IC・遠田・津名一宮IC・本四中川原・洲本IC・緑PA・榎列・陸の港西淡・淡路島南IC・鳴門公園口・鳴門市役所前・鳴門駅・鳴門グランドホテル前・大塚国際美術館前・鳴門観光汽船前(鳴門・淡路エクスプレス号、西日本JRバス・本四海峡バス)
- 淡路IC・東浦IC・本四仁井・北淡IC・遠田・津名港(500号台のみ、津名一宮IC・本四中川原・洲本IC)・洲本バスセンター(かけはし号、西日本JRバス・本四海峡バス)
- 富岡・藤岡・高崎・前橋駅南口・伊勢崎・桐生駅南口・太田駅南口・足利市駅前・佐野・館林/渋川駅・沼田駅(シルクライナー、日本中央バス)
- 金沢駅東口・富山駅・富岡・藤岡・高崎・前橋駅南口・伊勢崎・桐生駅南口・太田駅南口(シルクライナー、日本中央バス)
- 9降り場(東側)
- 降車場
- 東舞鶴(20時30分発のみ)
- 10降り場(東側)
- 降車場
[編集] 注意事項
- 南海バス・徳島バス系の徳島方面行きの高速バスは全便OCATを立ち寄らず南海なんば高速バスターミナルから発着するため、利用の際は注意が必要。
[編集] 注釈
- ^ 鹿児島側の発券業務はいわさきバスネットワークが担当。
- ^ OCAT開業時から1999年3月まで、大阪市交通局、近鉄バス、関西空港交通が大人運賃1,300円で走らせていたが、OCATの本来の機能と同じく利用は低迷し、当路線に代替された。
- ^ 大阪側の予約・発券業務は近鉄バスが担当。
- ^ 立川側の予約・発券業務は立川バスが担当
- ^ 大阪側の予約・発券業務は南海バスも担当
- ^ 大阪側の予約・発券業務は日本交通が担当。
[編集] 関連項目
- バスターミナル
- 東京シティエアターミナル(T-CAT)
- 横浜シティ・エア・ターミナル(YCAT)

