西条駅 (広島県)

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西条駅
2014年1月より暫定供用した新駅舎
2014年1月より暫定供用した新駅舎
さいじょう - Saijō
西高屋 (4.6km)
(6.0km) 八本松
所在地 広島県東広島市西条本町12-3
所属事業者 JR logo (west).svg西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線   G   山陽本線
キロ程 272.9km(神戸起点)
電報略号 サセ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
9,562人/日(降車客含まず)
-2012年-
開業年月日 1894年明治27年)6月10日
備考 直営駅管理駅
みどりの窓口

西条駅(さいじょうえき)は、広島県東広島市西条本町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線である。

概要[編集]

人口19万人を抱える東広島市の中心駅である。市内には新幹線の停車する東広島駅もあるが、市街地中心部に位置する当駅の方が乗降客数は圧倒的に多い。広島大学の最寄り駅でもあり、また、西条の酒蔵に程近いため観光駅としての顔もある。毎年10月第2土曜・日曜は西条中央公園で「酒まつり」が開かれるため県内・県外の観光客で賑わう。

当駅では上り貨物列車補助機関車を解放する作業を行っており、機関車解放業務をJR西日本の社員が行う。かつて、1月に行われる大学入試センター試験で、広島県東部から広島大学に向かう受験生輸送のため、臨時列車が大門駅 - 当駅に設定されていた。受験生を降ろした後は、隣の八本松駅中線か広島運転所まで回送していた。

歴史[編集]

駅前整備着工前の2代目駅舎(2005年4月22日)
  • 1894年明治27年)6月10日 - 山陽鉄道 三原駅 - 広島駅間の開通と同時に開業。旅客・貨物の取扱を開始。
  • 1897年(明治30年)2月5日 - 岡山寄りに300m移設。
  • 1906年(明治39年)12月1日 - 山陽鉄道の国有化により国有鉄道の駅となる。
  • 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。山陽本線の所属となる。
  • 1959年昭和34年)10月 - 2代目駅舎に改築。
  • 1984年(昭和59年)1月1日 - 貨物の取扱を廃止。駅舎の西側に有蓋車用の車扱貨物ホームが設置されていた。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
  • 2000年平成12年) - 駅舎を一部改装。
  • 2006年(平成18年)2月11日 - 駅前インフラ整備が完了。
  • 2007年(平成19年)
  • 2010年(平成22年) - 呉線坂駅と矢野駅の管理を呉駅から当駅に移管。
  • 2011年(平成23年)10月20日 - 駅舎の橋上化並びに南北自由通路工事着手。
  • 2012年(平成24年)6月1日 - 旧駅舎の使用を終え、仮設駅舎での営業に切り替わる。
  • 2014年(平成26年)
    • 1月13日 橋上駅舎(3代目)・駅ビルの一部(南口西側)供用開始。仮駅舎と旧跨線橋撤去後東側施設の工事開始。
    • 8月23日 全ホームに3色LED式発車標を設置。旧駅舎時代から使用されていた改札口のLED発車標もホームと同様のものに取り換えられた。
    • 10月 3番乗り場・4番乗り場の白市・三原側の階段工事が完了し供用開始。4番乗り場の停車位置が階段を中心とした位置に変更。3番乗り場は11月に入ってから4番乗り場と同様に変更された。

 今後の予定[編集]

  •  2015年
    • 1月25日 北口広場工事と駅舎東半分の工事完了により西条駅南北自由通路の供用開始予定。[1] これにより西条駅駅改良工事が完了する予定。

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅

2014年1月13日より橋上駅舎・駅ビル西側の暫定供用がなされ、列車停止位置が広島寄りに変更された。また、改札とキオスク、トイレは新駅舎へ移行し仮設駅舎・仮設トイレは前日12日終電を以て使用を停止した。仮設駅舎・トイレと旧跨線橋撤去後東側部分の駅(階段や駅業務スペース)や駅ビルテナント部分の工事に移り、2015年1月25日の全供用開始予定となっている。

旧駅舎は単式の1番ホーム側にあり、島式の3・4番ホームへは跨線橋で連絡していた。2011年6月1日、JR西日本は東広島市と当駅橋上化やバリアフリー化について合意し、同年10月20日より工事を開始。これに伴い改札内・改札外にあったトイレ、旧駅舎はすべて解体された。新駅舎供用開始後もトイレはコンコース(出入り口エスカレーター付近)にしかないので、改札後にトイレを利用する場合は係員に申し出る必要がある。

駅長が配置された直営駅であり、管理駅として山陽本線の白市駅 - 向洋駅間各駅と、呉線の坂駅矢野駅、山陽新幹線の東広島駅(駅長配置の地区駅)を管轄している。ICOCA利用可能駅(相互利用対象ICカードはICOCAの項を参照)。

駅舎概要[編集]

  • 橋上駅舎(2014年1月13日暫定供用)

駅舎コンコース[編集]

  • みどりの窓口
  • 改札口1箇所(ICOCA利用可能自動改札機
  • 西日本キヨスク(2階改札横)
  • おみやげ街道・西条(駅ビル1階の入り口)
  • 公衆トイレ(自由通路南側2階)※改札内にはトイレは設置されていない。(2014年2月現在)
  • エレベーター(自由通路2基、改札内2基)
  • エスカレーター(自由通路南口西側2基)
  • 東広島市観光案内所(南口2Fエスカレーター横)

ホーム・乗り場概要[編集]

西条駅プラットホーム(旅客列車)
ホーム 路線 方向 行先 備考
1   G   山陽本線 下り 広島宮島口方面
3   G   山陽本線 下り 広島・宮島口方面 当駅始発のみ
4   G   山陽本線 上り 三原福山方面
  • ホームは8両編成対応。長さは12両編成分。
  • 下り本線は1番線、上り本線は4番線、3番線は上下共用の待避線。3番線は上りと下りのどちらにも出発信号機が設置されており、双方に発車できるのは3番線のみ。2008年(平成20年)までここから発車する白市駅行き列車が設定されていた。2009年(平成21年)3月改正以降上り列車は4番線からの発車に統一されたが、事故等により広島方面が不通となった際、三原方面からの列車が折り返すための臨時の発着番線として使用されることがある。
  • 2012年(平成24年)5月11日より、橋上化工事で広島側の跨線橋の階段が撤去されたため、三原方面の列車(当駅止で3番線より折り返す列車を含む)は4両編成の列車のみ停止位置を三原側へ変更。さらに2013年(平成25年)12月まで仮設駅舎での営業とし、順次改修工事が進められていく予定。翌6月1日よりそれに合わせて1番線(広島方面)に発着する列車も停止位置が三原側へ変更され、7月2日からはさらに50メートル(車両1両分)三原側に移動した。2014年の橋上駅西側一部供用開始後は東側施設の工事が開始されるためは1番ホームの停車位置が4両編成は4両分、8両編成は約1両分が広島寄りに変更、3番・4番乗り場が4両編成が1番乗り場と同様、8両編成が2両分広島寄り(4・8編成の広島側の先頭位置が同一)に変更。3番・4番乗り場は10月より白市側の階段設置が完了し停車位置が再び白市寄りに変更になった。工事が完了した3番・4番乗り場はこれまでの停車案内表示のマーク(△・↑)に加え番号が付け加えられる(広島駅でも新跨線橋供用開始から使用開始)
  • 2014年8月23日にホームにCTC連動のLED式発車標を設置。
接近・案内放送
  • 2003年(平成15年)頃に現行の詳細放送に更新された。列車接近約3〜5分前に予告放送、接近時に接近放送と到着時に到着放送が行われる。同様の詳細型放送は広島支社管内の山陽本線主要駅である三原駅、天神川駅五日市駅宮島口駅岩国駅新山口駅新下関駅でも採用されている。
  • 予告放送は発車時刻→種別(普通または快速)→行き先→発車番線→編成両数→快速は停車駅の案内→最後に英語といった順番である。
  • なお、西条駅折り返しなど長時間停車している場合は停車中にも案内放送が行われ、発車放送も行われる。案内放送、発車放送実施時には次の停車駅がアナウンスされる。快速列車の場合は案内放送時に予告時同様停車駅案内が行われる。
  • 地上駅舎時代の一時期(2008年頃より)は接近放送とメロディまで自動放送で、到着放送は係員が行っているためメロディが途中で切れていた。特にダイヤが乱れた場合は、ほとんど係員による手動放送となる。2012年6月の仮駅舎供用後は到着放送も再び自動放送が行われ、駅員による手動放送は減っていた。新駅舎供用後も引き続き詳細放送を実施。駅員による放送は列車の遅延やラッシュ時、多客時以外は基本的に行われない。
  • なお、暫定駅舎供用後の4番乗り場では到着放送は省略されている。
  • メロディは次の通りである
    • 1番乗り場(広島方面)…広島駅2・7番乗り場メロディ改良バージョン
    • 3番乗り場(広島/三原両方面)・4番乗り場(三原方面)…広島駅4・9番乗り場メロディ改良バージョン
  • 発車ベルも前述の詳細放送導入時に更新された。当初は8両編成のみ使用していたが、現在は4両編成でも使用されることがある。特に西条駅橋上化工事開始後は4両と8両の最後尾が同一となることがあり、新駅舎暫定供用後しばらくは3・4番線で全ての発着列車で使用していたが、4番乗り場は2014年10月の白市寄りの階段設置による停車位置変更後にに8両編成のみの使用に戻る。
  • 2003年以前は案内放送はなく広島駅と同じバージョンのメロディが広島方面と三原方面で今と同じ形で流され、到着時には駅名連呼が行われるタイプの放送であった。
西条駅の貨物列車の発着
線路 路線・方向 行先・用途
1 山陽本線貨物(下り) 広島・大竹方面(通過)
2(ホームなし) 待機線 工臨・貨物列車(異常時)・EF67EF210-300待機
3 山陽本線貨物(上り) 東福山岡山方面(補機(EF67/EF210-300))切り離し。
4 (旅客列車のみ)
5(ホームなし) 山陽本線貨物(上り) EF67/EF210-300切り離し。3番のりば旅客列車使用時。
待機線 深夜の留置時のみ使用
  • 1番線と3番線の間にホームのない下り副本線(2番線)があり、瀬野 - 八本松間急勾配用の貨物補機が当駅で切り離された後、広島機関区へ回送される際の待機や、異常時の貨物列車の抑止に使用される。
  • 4番線の外側にホームのない上り副本線(5番線)がある。この線路は西高屋方面に引上線があり、5番線で切り離した補機がここで折り返して2・3番線に転線する。電留線もあり、深夜は4 - 5編成が留置される。
  • 上り貨物列車は当駅3番線または5番線に一時停車し、広島貨物ターミナル駅から連結されていた瀬野 - 八本松間急勾配用の補機を切り離す。切り離された補機は2番線または3番線に転線し回送列車として広島機関区へ向けて発車するまで待機する。
  • 西高屋側には保線車両の基地(留置線)もある。
  • 尚、3番乗り場に貨物列車到着する場合は接近放送と補機が発車する場合も旅客車両と同様に発車放送が行われる。

利用状況[編集]

「広島県統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りに推移している。

年度 1日平均
乗車人員
1999年 8,920
2000年 8,831
2001年 8,806
2002年 8,880
2003年 8,901
2004年 9,257
2005年 9,349
2006年 9,400
2007年 9,495
2008年 9,612
2009年 9,507
2010年 9,420
2011年 9,371
2012年 9,562

駅周辺[編集]

山陽新幹線東広島駅よりも市街地に近く、飲食店やスーパー等の娯楽・商業施設や市役所、銀行、郵便局といった行政、金融機関も配置されている。周辺の旧山陽道沿いには酒蔵が数多くあり、週末には2社以上の酒造会社が酒蔵を開放している。また、毎年10月第2土曜、日曜には「酒まつり」が開催され多くの観光客でにぎわう。

西条駅南口
東広島市の中心部として位置づけられているが住宅が密集しており、また、岡町商店街も寂れていた。しかし1990年代後半から着工した駅周辺の再開発によって、広島大学東広島キャンパスへ続く広島県道195号西条停車場線(通称ブールバール)が駅前まで4車線化された。駅前整備は、2006年(平成18年)2月に完了した。この整備により駅前広場が拡張され、駅前には東横インや複合ビルを建て、現在も発展を推進させている。旧『フジグラン西条駅前店(フジ東広島店)』の敷地はアーバンコーポレイションが買取り1階部分を商業施設、2階以上をマンションとして高層ビルを建設していく計画であった。しかし2008年(平成20年)8月にア社は経営破綻し、債務弁済後は法人を解散するとともに事業を中断。その後、更地となった土地は市が購入して向かいにある「中央生涯学習センター」の機能を拡充した「東広島芸術文化ホール」を建設することが決まり、2013年6月まで市役所の庁舎建替工事に伴う臨時駐車場として利用された。また同地は2010年(平成22年)5月24日 - 2011年(平成23年)9月2日までは西条税務署の仮庁舎が設置されていた。2013年8月から「芸術文化ホール」の建設工事が始まり、2015年(平成27年)秋竣工、2016年(平成28年)春開館予定。なお、かつて駅に接続していた岡町商店街は再開発により駅前広場と分離されたが、歩道が拡張された。また、商店街周辺は歓楽街へと姿を変えつつある。
西条駅北口
駅舎がない北口は駅前整備も長年行われず、寺院や住宅が密集している。東広島市では福富・豊栄へのアクセス向上を目的として、県道飯田吉行線に接続する市道西条駅北線を開通させ、北口にも南口と同様のロータリー(駅北広場)を整備する計画。[2]。これにより前述通り2014年1月より南北自由通路を設置した橋上駅舎を供用開始、2014年(平成26年)12月の自由通路・北口供用開始に向け2014年現在駅北広場を工事中である。
ロータリー供用後は北口から広島空港へのアクセスバスの運行が計画されており、空港への利用促進と東広島市内の観光客増加を目的としている。[3]

宿泊施設

  •  東横イン東広島西条駅前…ビジネスホテル
  •  東広島グリーンホテルモーリス…国道486号沿いにあるホテル
    当初2009年(平成21年)9月開業予定で都市型ホテル「東広島ホテル」が建設されていたが、アーバンコーポレイションの破綻により工事を中断、後に断念する事が決定し一旦更地になった。その後2014年6月に予定地を施工業者が市営駐車場に整備し市に返還することとなり、同年10月に市営駐車場・駐輪場として一般利用が開始される。

行政機関

警察

百貨店

  • 福屋西条店(西条プラザ内)

ショッピングセンター

スーパーマーケット

飲食店

金融機関

大学

  • 広島大学 東広島キャンパス…駅から広島大学方面循環バスを利用し約12分

高等学校

中学校

小学校

公共施設

  • 東広島市中央生涯学習センター
  • サンスクエア東広島

公園

  • 西条中央公園…毎年10月第2土曜・日曜に「酒まつり」の会場となる。

コンビニエンスストア

駐車場・駐輪場

市営駐車場・駐輪場
  • 酒都駅前パーク(西条駅前駐車場(1F)・西条駅第一自転車駐車場(2F・3F)(有料))
  • 西条岡町駐車場(旧西条警察署跡地(有料))
民間コインパーキング

路線バス[編集]

南口ロータリーのりば

(北方面;造賀、福富、豊栄方面)

(北東方面;高美が丘、近畿大学工学部、西高屋駅、白市駅方面)

(南東方面;東広島駅、竹原、安芸津方面)

(南方面;黒瀬、広島国際大学、呉大学、広、呉方面)

  • 中国JRバス
    • 西条線 広島国際大学・広駅呉駅
    • 広大西口経由・広島国際大学行
    • サイエンスパーク行

(広島大学循環)

(南西方面;吉川・田口方面)

  • 芸陽バス
    • 吉川工業団地・田口研究団地循環線

(西方面;八本松、瀬野、広島方面)

高速バス[編集]

中国JRバス

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道
  G   山陽本線
快速「通勤ライナー」(平日朝下りのみ運転)・普通
西高屋駅 - 西条駅 - 八本松駅
  • 八本松駅と当駅の間に寺家駅が計画されている。

付記[編集]

  • 旧駅舎の看板は在来線の駅でありながら新幹線向けのものが多かった。
  • 2代目駅舎から仮設駅舎営業でのキヨスクでは雑誌やお菓子、コーヒー等の嗜好品のほか土産物も取りそろえていたが、3代目の橋上駅舎からは広島県内のキヨスクを運営する「ジェイアール西日本サービスネット広島」運営のお土産専門店の「おみやげ街道・西条」が駅ビルテナントで開業し、そちらで取り扱い始めた為、キオスク内での土産物取り扱いは終了した。
  • なお、当駅発着の切符を購入した場合、駅名が「(陽)西条」と印字されているが、これはJR篠ノ井線にある西条駅(にしじょうえき)と区別する為。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]