笠岡市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
目次 |
[編集] 概要
岡山県南西部の井笠地方の中核都市。広島県福山市に隣接し、生活圏域としては福山都市圏の色合いが濃い。
天然記念物カブトガニの生息地として有名で、生息地の保全などを通して保護に力を入れている。なお、平成18年10月10日から、倉敷市、井原市、浅口市などとともにご当地ナンバーである「倉敷ナンバー」が導入された。
[編集] 地理
笠岡市は丘陵地が多く平坦な土地が少ないため、平地を確保するために古くは江戸時代より備後福山藩によって吉浜地区など大規模な干拓が行われる。戦後、市の南東部(富岡湾干拓)や南西部(笠岡湾干拓)も行われ、特に笠岡湾干拓は国営事業で笠岡諸島の一番本土寄りであった神島(こうのしま)までの笠岡湾を大規模に干拓し、1966年に始まり1989年に完成した。
瀬戸内海に面し、笠岡湾が入り込んでいる。また、神島より南に笠岡諸島がある。
[編集] 笠岡十名山
笠岡十名山は笠岡十名山探求会(現・笠岡十名山のぼろう会)が1999年に標高、山の歴史、山頂からの眺望、登山道の有無等を基準として選定した山である。十名山ではあるが、実際は14つの山が選ばれている。
- 御岳山(320m),栂丸山(306m),応神山(215m),妙見山(282m),龍王山(267m),神の峰,大石山,四尋山,虚空蔵山(258m),阿部山(354m),八幡山
[編集] 歴史・江戸時代以降
- 1619年 - 徳川家康の従兄弟水野勝成が西国鎮衛の役目を命じられ備後国東南部・備中国西南部の十万石に転封し、笠岡には備後福山藩の笠岡代官所が設置される。
- 1698年 - 水野家5代藩主水野勝岑死去による無嗣除封に伴い、福山藩領のうち現在の笠岡市分の大半は分割され、福山藩領、天領、旗本領となる。
- 1700年 - 笠岡町に幕府代官所が設けられ,以後現在の市域の大部分は幕末まで42代170年の幕府代官支配が行われる。
- 1730年 - 入江新田・西大島新田の干拓が完成。
- 1871年 - 明治維新・廃藩置県により福山県に編入、のちに改称され深津県の所属となる。
- 1872年 - 深津県と倉敷県が統合し小田県設立。それに伴い、県庁が福山から笠岡に移転。
- 1875年 - 小田県のうち、旧備後6郡を除いた地域が岡山県へ編入。
- 1891年7月14日 - 山陽鉄道(現:JR)山陽本線倉敷~笠岡間開業。
- 1891年9月11日 - 山陽鉄道(現:JR)山陽本線笠岡~福山間開業。
- 1952年4月1日 - 小田郡笠岡町・金浦町が合併し市制施行。
- 1953年 - 小田郡城見村・神島内村・大井村・陶山村・吉田村・新山村を編入。
- 1955年 - 小田郡神島外町・北木島町・真鍋島村・白石島村・浅口郡大島村を編入。
- 1958年 - 富岡湾干拓事業が完成する。
- 1960年 - 小田郡北川村を編入、現在の市域となる。
- 1961年 - 隣接の福山市と跨る形で日本鋼管福山製鉄所(現在のJFE西日本製鉄所)が進出。
- 1990年 - 国営笠岡湾干拓事業が完成する。干拓地を会場に「笠岡食と緑の博覧会」が開催される。
- 2001年 - 笠岡ふれあい空港がオープン。
[編集] 行政
[編集] 公共機関
- 国
- 笠岡税務署
- 笠岡労働基準監督署
- 笠岡公共職業安定所
- 岡山地方法務局笠岡支局
- 笠岡公証役場
- 郵便局(笠岡郵便局 他17箇所、簡易郵便局:4箇所)
- 岡山県
- 備中県民局井笠支局
- 笠岡警察署
- 市・行政組合
- 笠岡消防署
- 笠岡消防署北出張所
- 笠岡市立図書館(福山市の図書館とは相互貸借ができる)
- 笠岡市民病院
- 公民館(笠岡中央公民館 他16箇所)
- 笠岡終末処理場(下水処理場)
- 岡山県西部衛生施設組合(屎尿処理)
- 岡山県西部環境整備施設組合(ゴミ処理)
[編集] その他データ
(2002年4月1日現在)
- 市職員数:680名
- 市会議員定数:26名
- 有権者数:46,437人(県選管発表2008年3月2日現在)
- 下水道普及率:30.8%
- 上水道は倉敷市を流れる高梁川より導水し、浄化して配水している。
[編集] 経済
[編集] 産業
南西部の茂平(もびら)地区には産業団地があり工業・流通の企業が集まっている。またその南側埋め立て地にはJFEスチール西日本製鉄所福山地区の工場がある。
島嶼部では、最大の北木島は採石が主要産業で靖国神社や大阪城で使われている、また真鍋島は花卉の栽培が盛んで、かつては除虫菊が主要栽培品目となっていた。
[編集] 名産品
- 海産物
- 石材
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 国内
[編集] 海外
[編集] 地域
[編集] 人口
| 笠岡市と全国の年齢別人口分布図(比較) | 笠岡市の年齢・男女別人口分布図 | ||||||||||||||||||
|
■紫色は笠岡市
■緑色は日本全国 |
■青色は男性
■赤色は女性 |
||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
| 総務省統計局 / 国勢調査(2005年) | |||||||||||||||||||
[編集] 教育
[編集] 専門学校
- 笠岡歯科技工専門学校
[編集] 高等学校
- 岡山県立笠岡高等学校
- 岡山県立笠岡工業高等学校
- 岡山県立笠岡商業高等学校
- 岡山龍谷高等学校(旧・淳和女子高等学校→黎明高等学校)
[編集] 中学校
- 笠岡市矢掛町中学校組合立小北中学校
- 笠岡市立笠岡西中学校
- 笠岡市立笠岡東中学校
- 笠岡市立金浦中学校
- 笠岡市立新吉中学校
- 笠岡市立神島外中学校
- 笠岡市立北木中学校
- 笠岡市立白石中学校
- 笠岡市立大島中学校
- 笠岡市立真鍋中学校
[編集] 特別支援学校
- 岡山県立西備養護学校
[編集] 放送
[編集] 地上波テレビ放送 (アナログ)
市域の大半が丘陵地にあるため、比較的出力の小さい中継局が多数設置されている。ここでは、受信可能世帯数が最も多い笠岡中継局(塚の丸山山頂、各局とも垂直偏波)のチャンネルを記した。
- NHK:2チャンネル(総合)、4チャンネル(教育)
- 山陽放送(RSK,TBS系列):6チャンネル
- 岡山放送(OHK,フジテレビ系列):60チャンネル
- 西日本放送(RNC,日本テレビ系列):34チャンネル
- 瀬戸内海放送(KSB,テレビ朝日系列):55チャンネル
- テレビせとうち(TSC,テレビ東京系列):22チャンネル
なお、一部地域ではケーブルテレビ局の笠岡放送を通じて各局の視聴が可能である。
[編集] 地上波テレビ放送 (デジタル)
| 局名 | NHK岡山 | RSK | OHK | RNC | KSB | TSC | 出力 | 偏波面 | 中継局所在地 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総合 | 教育 | |||||||||
| (リモコン番号) | 1 | 2 | 6 | 8 | 4 | 5 | 7 | |||
| 笠岡デジタル | 32ch | 45ch | 21ch | 27ch | 20ch | 30ch | 18ch | 30W | 垂直 | 塚の丸山 |
[編集] AMラジオ放送
NHKは笠岡地区に中継局がないため、岡山市にある本局を直接受信する。地域によっては、隣接する福山市からの放送波も受信できる。
ただし、山陽放送を除いては夜間の混信妨害が著しい。
[編集] FMラジオ放送
地域によっては、下記のほか広島エフエム放送、エフエムくらしき、エフエムふくやまも受信可能である。
[編集] 隣接する自治体
[編集] 交通
[編集] 空港
[編集] 鉄道
※笠岡市と井原市、矢掛町、福山市神辺町とを結んで1913年より1971年まで井笠鉄道の私鉄路線があった。
[編集] バス
- 井笠鉄道バス
[編集] 道路
[編集] 航路
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集] 観光
[編集] 祭り
[編集] 催事
- 木山捷平文学賞(1996年に設立。2005年に終了)
[編集] 文化
[編集] 笠岡ラーメン
鶏がらスープを基本にした店が多く、岡山県内唯一のご当地ラーメンとして有名。
[編集] 笠岡市が舞台となっている作品
- 彼のオートバイ・彼女の島(片岡義男の作品。笠岡市内にある白石島が舞台となっている。1986年に角川書店より映画化)
- ボビーに首ったけ(同じく片岡義男の作品。物語のヒロインが笠岡市在住という設定である。1985年に角川書店よりアニメ映画化)
[編集] 笠岡市の名誉市民
- 小野竹喬(日本画家)
- 小野 博(初代~第6代笠岡市長)
- 天野與市(元県議)
- 伊藤大孝(元県議)
- 渡邊 嘉久(元市議,第7代~第12代笠岡市長)
[編集] 笠岡市出身の有名人
- 関藤藤陰(福山藩儒学者)
- 森田思軒(翻訳家)
- 木山捷平(小説家)
- 小野竹喬(日本画家)
- 原彪(元衆議院議員)
- 加藤六月(元衆議院議員)
- 片山虎之助(前参議院議員)
- 梅垣義明(俳優、WAHAHA本舗劇団員)
- 島田洋八(漫才師、B&B)
- 吉岡平(小説家)
- 大悟(漫才師、千鳥)
- 名越二荒之助(学者、社会思想史)
- 田中勝己(作曲家、ラジオパーソナリティ)
- 池田清明(画家、一水会委員 日展会員)
- 吉井照典(笠岡市議会議長、笠岡・教積院住職)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

