春日井駅 (JR東海)

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春日井駅*
北口と駅前広場(2008年12月)
北口と駅前広場(2008年12月)
かすがい - Kasugai
神領 (2.7km)
(3.1km) 勝川
所在地 愛知県春日井市上条町一丁目5162
所属事業者 JR logo (central).svg東海旅客鉄道(JR東海)
JR logo (freight).svg日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 中央本線
キロ程 378.8km (東京起点)
18.1km(名古屋起点)
電報略号 スイ←スヰ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
15,473人/日(降車客含まず)
-2012年-
開業年月日 1927年昭和2年)12月16日
備考 駅長配置駅管理駅
みどりの窓口
* 1946年に鳥居松駅から改称。
南口
北口改札口

春日井駅(かすがいえき)は、愛知県春日井市上条町一丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)中央本線である。

駅構造[編集]

改札口[編集]

改札口は、北口と南口の2箇所がある。地上駅であり、北口・南口間の自由通路は設けられていない[1]。ともに自動改札機TOICA対応・一部車椅子対応)、近距離乗車券類の自動券売機(北口のみTOICA対応)がある。

駅長駅員配置駅(直営駅)である。管理駅として、勝川駅を管理している。

北口には駅本屋があり、みどりの窓口が設置されている。自動券売機タッチパネル式で愛知環状鉄道線伊勢鉄道線連絡乗車券も購入することが可能であるほか、窓口横には指定席券売機も設置されている。また、北口改札に併設してキヨスクが営業している。

平成23年度より、バリアフリー化と自由通路を整備するため、平成29年度にかけて約55億円の事業費をかけ工事が行われている。一部が平成27年度末供用開始予定となっている。 完成後には太陽光発電などを取り入れる予定。

駅構内[編集]

北口改札に隣接して単式ホーム1面1線、北口と南口の間に島式ホーム1面2線がある。各ホーム間および南口への連絡は地下道による。エスカレータなどのバリアフリー設備は設けられていない。

春日井駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1 中央本線 下り 多治見中津川方面[2]
2 中央本線 上り 名古屋方面[2]
3 (予備ホーム)

北口から順に、1番線(単式ホーム)、2番線・3番線(島式ホーム)の表記があるが、3番線は側線扱いで列車は発着しない。1番線ホームにはキヨスクが営業するほか清涼飲料水自動販売機も設置されているが、2番線ホームにはこれらの設備はない。各ホームとも屋根は10両分確保されており、1番線ホームには改札内トイレが設けられている。喫煙コーナーは各ホームの名古屋寄りにあったが、構内全面禁煙化のため撤去された。

1番線(下り本線)・2番線(上り本線)の間に中線があり、貨物列車の発着や神領車両区からの出区列車に利用される。南口と3番線の間は側線が並び、貨物列車の入れ替えに利用される。

2009年夏ごろより、上り列車は発車時に 車掌が乗降完了のブザー合図→運転士がホームに降り、同じくブザー合図→車掌が扉扱い後、車側灯の消灯を確認してブザーにて発車合図→発車 という手順を踏むようになった。

春日井駅構内図

入出区線[編集]

多治見方には、JR東海神領車両区への入出区線が下り本線から分岐しており、同車両区の入出区車両が頻繁に見られる。入出区線は平面交差で入出区の際は下り本線を横断するため、下り列車が春日井駅手前で徐行することがしばしばあり、中央西線における一つの隘路となっている。

貨物取扱・専用線[編集]

専用線から駅に進入する貨物列車(2009年1月)

専用線発着のコンテナ貨物、専用線発着の車扱貨物を取り扱っている。貨物列車は1日1往復、稲沢駅との間に専用貨物列車が運行されている。その列車に連結されたコンテナ車有蓋車は稲沢駅から先、別の列車に継走されて日本全国へ輸送されている。

南口側の側線の名古屋方から、駅南側にある王子製紙春日井工場へ続く専用線が分岐している。専用線は有蓋車やコンテナを用いる製品の発送で使用されている。有蓋車の発送先は新座貨物ターミナル駅のIPC新座。専用線は日曜以外毎日貨車の出入りがあり、貨車の牽引はネピアロゴを付けたスイッチャーが行っている。なお、この王子製紙専用線は、旧日本陸軍造兵工廠鳥居松工場への専用線を転用したものだとされている。

王子製紙専用線から分岐する愛知電機専用線もある。大型変圧器輸送に使用されているが、工場に直接繋がっておらず、春日井市内にある同社工場から変圧器を持ち込み大物車に積んでいる。特殊輸送のため頻繁に使用されることはない。

1945年ごろまで、春日井市西山町付近にあった名古屋陸軍造兵廠鷹来製造所西山分廠(跡地は陸上自衛隊春日井駐屯地など)へ続く専用線も存在した。路線跡の大半が道路に転用され、一部に鉄橋が残っている。

利用状況[編集]

「春日井市統計書」によると、当駅の一日平均乗車人員は以下の通り推移している。

年度 一日平均
乗車人員
2003年 16,175
2004年 15,978
2005年 16,127
2006年 15,953
2007年 16,228
2008年 16,792
2009年 15,724
2010年 15,650
2011年 15,487
2012年 15,473

駅周辺[編集]

名鉄バス・春日井駅停留所(北口)
北口駐輪場
北口送迎用レーン

1日約3万人が利用する春日井市の代表駅であるが、春日井市役所などが存在する鳥居松商店街とは離れており、駅付近には大きな商店もなく閑散としている。利用者数がほぼ同じである隣の勝川駅と比べると、駅前開発が行われておらず、駅舎の老朽化も進んでいた。

平成19年に策定された「春日井市都市交流拠点将来ビジョン」[3]において、駅舎の橋上化及び南北自由通路の設置、駅ビルの建設、駅前再開発などを検討する方針が示された。

平成23年には橋上化整備の完成が平成27年度末に予定されると発表があり[4]、平成24年9月から工事が開始された。

北口[編集]

南口[編集]

その他[編集]

歴史[編集]

現在の中央本線にあたる路線のうち、名古屋駅 - 多治見駅間の開業は、1900年明治33年)であるが、当時勝川駅 - 高蔵寺駅間には駅が設置されなかった。

その後、鳥居松村の林長三郎など村民の有力者を中心に駅の開設運動が起こり、1926年大正15年)11月に、駅の敷地を地元の地権者が寄付することを条件に鉄道省から駅の開設が認可され、1927年昭和2年)12月16日、現在地(当時は東春日井郡鳥居松村)に「鳥居松駅」(とりいまつえき)として開業した。

第二次世界大戦中の1943年(昭和18年)、鳥居松村ほか4町村の合併により春日井市が発足した。それから終戦を経て、市発足3年後の1946年(昭和21年)5月1日 、「春日井駅」に改称した。

駅名の由来[編集]

春日井市の代表駅[7]であることに由来する。 同名の名古屋鉄道小牧線春日井駅とはまったく別の駅である。詳細は「春日井駅 (名鉄)」の項目を参照。

年表[編集]

隣の駅[編集]

東海旅客鉄道
中央本線
ホームライナー
通過
快速
高蔵寺駅 - 春日井駅 - 勝川駅
普通
神領駅 - 春日井駅 - 勝川駅

脚注[編集]

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  1. ^ 北口と南口の相互の移動には入場券を購入するか、駅を大きく迂回する必要がある。
  2. ^ a b 駅構内の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(駅掲示用時刻表のPDFが使われているため。2011年1月現在)。
  3. ^ http://www.city.kasugai.lg.jp/seisaku/plan/toshibijyon.html
  4. ^ * 「生まれ変わるJR春日井駅」 広報春日井 平成23年5月1日号 (PDF)
  5. ^ 北口周辺の治安対策のため、自治会や商店街などの地元住民が2003年JR春日井駅前に交番を作る会を組織し、交番を春日井市に要求したが、財政上の理由などから実現しなかったため、同会自身によって、2008年9月1日、駅前の市有地を利用し、防犯ステーションを開設した。
  6. ^ 名鉄バスも正式な停留所名は「春日井駅」であるが、バスの車内アナウンスや運賃表示器では「JR春日井駅」と案内される。
  7. ^ JTB時刻表での記載に基づく。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]