美濃赤坂駅

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美濃赤坂駅
駅舎(2023年8月)
みのあかさか
Mino-Akasaka
地図
所在地 岐阜県大垣市赤坂町153-1
北緯35度23分14.344秒 東経136度34分54.764秒 / 北緯35.38731778度 東経136.58187889度 / 35.38731778; 136.58187889座標: 北緯35度23分14.344秒 東経136度34分54.764秒 / 北緯35.38731778度 東経136.58187889度 / 35.38731778; 136.58187889
所属事業者
電報略号 ミア
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線[1]
乗車人員
-統計年度-
301人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1919年大正8年)8月1日[2][3]
乗入路線 2 路線
所属路線 東海道本線支線(美濃赤坂支線
キロ程 5.0 km(大垣起点)
荒尾 (1.6 km)
所属路線 西濃鉄道市橋線(貨物線)
キロ程 0.0 km(美濃赤坂起点)
(1.3 km) 乙女坂
備考 無人駅
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美濃赤坂駅(みのあかさかえき)は、岐阜県大垣市赤坂町にある[1][2]東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)・西濃鉄道である。

JR東海・JR貨物の東海道本線支線(通称:美濃赤坂支線[3][4][5][6]、西濃鉄道の市橋線貨物線)が乗り入れる[3][5][6]。付近の金生山から石灰石が産出されるため[3][7]、その輸送のための貨物列車が1日3便発着する[8]。ただし、旅客列車では終着駅である[5]

歴史[編集]

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線[1][7]を有する地上駅[5]。ホームに隣接する線路が美濃赤坂駅の本線となっている[7]。また付属する機回し線が現存している。ホームは駅構内の西端にあり、その北端に駅舎が置かれている。駅舎は開業当時からの木造[1][10]、窓口は閉鎖されている[10]。旅客駅としては大垣駅が管理する無人駅で、隣の荒尾駅と同様にTOICA導入ならびに駅ナンバリングの設定[2]は見送られている。

副本線は7番線と機回し線隣の2番線の2線。7番線は貨物列車の着発線で、ここに市橋線が接続している。このほか、駅構内には複数の側線があり、貨車留置などに使用されていた。現在でもJR東海の保線用車両が留置されることがある。2番線東隣の3番線には貨物ホームが設置されているが、現在は鉄道貨物の積み下ろし作業は行われていない[1]。構内南側には西濃鉄道の機関区が設置されている[7]。かつて駅東側の矢橋大理石工場へ続く専用線も存在した。なお、分岐器操作などの駅業務はJR東海より委託された西濃鉄道が行っている[5]

配線図[編集]

美濃赤坂駅 構内配線略図

東海道本線
(美濃赤坂線)
大垣方面
美濃赤坂駅 構内配線略図
西濃鉄道
市橋線
乙女坂方面
 
凡例
出典:[12]


利用状況[編集]

「岐阜県統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りである。

駅周辺[編集]

当駅の駅前には、西濃鉄道が運営する喫茶店「西鉄サロン」(西鉄を略称とする西日本鉄道とは無関係)がある[1][7]

隣の駅[編集]

東海旅客鉄道(JR東海)
東海道本線(美濃赤坂支線)
荒尾駅 - 美濃赤坂駅
西濃鉄道
市橋線(貨物線)
美濃赤坂駅 - 乙女坂駅

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 鼠入昌史『終着駅巡礼』イカロス出版、2016年12月25日、54頁。ISBN 978-4-8022-0259-6 
  2. ^ a b c d 結解 2020, p. 141.
  3. ^ a b c d e f g h 開業100周年を迎える「美濃赤坂線」――ミニ路線を巡る10の秘密”. GetNavi web (2019年5月18日). 2021年11月15日閲覧。
  4. ^ 結解 2020, p. 48.
  5. ^ a b c d e 東海道本線美濃赤坂支線 こたえられない支線の旅”. 日刊スポーツ (2019年12月5日). 2019年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月15日閲覧。
  6. ^ a b 西濃鉄道 昼飯線跡…廃線跡探訪(23)”. 中日新聞Web (2021年2月25日). 2021年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月15日閲覧。
  7. ^ a b c d e f 岩間 2016, p. 46.
  8. ^ “西濃鉄道の貨物脱線、枕木など劣化原因か 運輸安全委”. 朝日新聞デジタル. (2017年12月21日). オリジナルの2021年10月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20211020175312/https://www.asahi.com/articles/ASKDN4GVGKDNOHGB00N.html 2021年11月15日閲覧。 
  9. ^ 結解 2020, p. 133.
  10. ^ a b c d 岩間 2016, p. 47.
  11. ^ 【社長会見】TOICA利用エリアの拡大について』(プレスリリース)東海旅客鉄道、2023年12月21日。 オリジナルの2023年12月21日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20231221130449/https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000043119.pdf2023年12月21日閲覧 
  12. ^ 川島令三、『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第5巻 名古屋駅 - 米原エリア』、p21, 講談社、2009年7月、ISBN 978-4062700153

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]