名古屋港駅 (JR貨物)

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名古屋港駅
駅構内。写真中央が名古屋資材センター、その右側が着発線。
駅構内。
写真中央が名古屋資材センター、その右側が着発線。
なごやみなと - Nagoya Minato
(信)八幡 (5.0km)
名古屋市港区熱田前新田中川東町
所属事業者 日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 東海道本線貨物支線
(通称:名古屋港線
キロ程 6.2km(山王信号場起点)
電報略号 ナミ
駅構造 地上駅
開業年月日 1911年(明治44年)5月1日
備考 貨物専用駅
駅南側の跡地
看板のみ残る南側の跡地

名古屋港駅(なごやみなとえき)は、愛知県名古屋市港区熱田前新田中川東町にある日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅である。東海道本線貨物支線(通称:名古屋港線)の終点。

歴史[編集]

1907年に名古屋港が開港場の指定を受け、貨物を鉄道輸送するために港に最初に開設された貨物駅である。開業以来港における車扱貨物輸送の拠点の一つとなっていたが、コンテナの登場により車扱貨物輸送は衰退し、当駅の役割も小さくなっていった。現在は名古屋貨物ターミナル駅に駅業務のほとんどを移譲している。

線路は名古屋市交通局名港工場構内にも伸び、車両や部品等の搬入に利用されている[1][疑問点 ]

かつて駅構内は現在のガーデンふ頭一帯に広がり、東陽倉庫や現在「名古屋港水族館」や「名古屋港イタリア村」となっている場所にあった倉庫群へ専用線や構内側線が続き、船舶との提携輸送を行っていた。また駅北側にある東邦理化港工場や東邦ガス港明工場(1998年閉鎖)への専用線もあり、貨物輸送を行っていた。

2000年頃までは日産化学工業の荷役線があり、化学薬品輸送タンク車が乗り入れ、タンクローリーを横付けしての荷役作業が行われていた。化学薬品はタンクローリーで駅の中川運河を挟んで対岸にある同社名古屋工場へ輸送されていた。到着する化学薬品は、速星駅発送の希硝酸神岡鉱山前駅発送の濃硫酸などであった。

名古屋港線で野球観戦者輸送用の旅客列車名古屋駅-ナゴヤ球場正門前駅)が運行されていた1987年から1994年の間は、車両留置場となっていた。

また開業時からしばらく夏季に限り旅客営業を行っていたこともあったが、廃止になった。

駅構造[編集]

当駅は、車扱貨物の取扱駅である。

地上駅で、現在は着発線2本と、ほとんど使用されていない側線が残っているだけである。着発線の西側に隣接して東海旅客鉄道(JR東海)名古屋資材センターがあり、ここからレールが発送されている。このレールを輸送するために、稲沢駅との間に不定期の専用貨物列車が運行されている。

現在駅構内は北側のみ残り、線路は名古屋市道金城埠頭線跨線橋の下で途切れているが、かつては跨線橋の南側、更には今の名古屋港ガーデン埠頭の敷地やその東側まで広がっていた。跡地の一部は名古屋港シートレインランド、シートレインランド駐車場、アルカンシエル名古屋、名古屋港管理組合の月極駐車場名古屋高速4号東海線(建設中)もしくはそれに平行する市道に再利用されている。

駅周辺[編集]

隣の駅[編集]

日本貨物鉄道
東海道貨物支線(名古屋港線)
名古屋駅 - (山王信号場) - (八幡信号場) - 名古屋港駅

脚注[編集]

  1. ^ 【図説】日本の鉄道・東海道ライン第4巻 豊橋-名古屋エリア(川島令三編著・講談社刊)16pの配線図より

関連項目[編集]