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福島市

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ふくしまし ウィキデータを編集
福島市
福島市旗
(9つの「フ」と4つの「マ」でふくしまを図案化している)
日本の旗 日本
地方 東北地方
都道府県 福島県
市町村コード 07201-0
法人番号 1000020072010 ウィキデータを編集
面積 767.72km2
総人口 273,306[編集]
推計人口、2024年5月1日)
人口密度 356人/km2
隣接自治体 二本松市伊達市桑折町
川俣町猪苗代町
山形県米沢市高畠町
宮城県白石市七ヶ宿町
市の木 ケヤキ
市の花 モモ
市の鳥 シジュウカラ
福島市役所
市長 木幡浩
所在地 960-8601
福島県福島市五老内町3番1号
外部リンク 福島市役所

福島市位置図

― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
花見山公園より見る福島市街。右は信夫山
信夫山から見た福島市中心部
福島市街空撮

福島市(ふくしまし)は、福島県中通りの北部に位置する都市。福島県の県庁所在地であり、中通り北部の中心都市である。

概要

市域は、旧信夫(しのぶ)郡全域と周辺の旧伊達郡、旧安達郡の一部村落を加えた範囲に及び、福島盆地の南西側とその外周山岳部を占める。

郊外には飯坂温泉をはじめ、高湯温泉土湯温泉などの温泉が多く、東北地方唯一のJRA福島競馬場が立地する。更に、リンゴさくらんぼなどの果樹の栽培が盛んであり、フルーツライン沿いには果樹園が広がることから、果物王国の異名を持つ。

都市人口は、いわき市(約34.3万人)、郡山市(約33.8万人)に次いで県内3位である。全国で人口が県内3位の県庁所在地は福島市のみである(平成の大合併以前は三重県津市山口県山口市など県内3位以下だった県庁所在地も存在した)。福島市を中心市とする福島都市圏の人口は約41万人で、郡山都市圏に次いで県内2位(東北地方内6位)。2004年商業統計確定値では、小売の年間販売額は3,331億円で、郡山市4,211億円、いわき市3,695億円に次いで第3位。特に2002年からの2年で122億円も減少している。

仙台市政令指定都市に指定されているのをはじめ、東北地方の県庁所在地や、県内のいわき市、郡山市などの主要都市が中核市法定人口30万人以上が要件)、特例市(同20万人以上が要件)となっているなかで、福島市はいずれにも指定申請していない。

平成の大合併に際しては、当初、福島市・伊達郡川俣町飯野町の1市2町で合併協議会を設置していたが、2006年平成18年)12月1日川俣町が協議会を離脱した。その後、飯野町との間で合併協議が進められ、2008年(平成20年)7月1日に福島市が飯野町を編入した。

地名の由来

古代には福島市地域の代表的な地名は岑越(みねこし)と呼ばれており、現在の信夫山も岑越山と呼ばれていた。奈良時代の律令制では各道に官僚が馬を乗り継ぐためのが設置されたが、東山道の福島周辺の駅名は、南から安達(現在の本宮)→湯日(ゆい:現在の二本松市油井)→岑越→伊達(現在の伊達郡桑折町)→篤借(あつかし:現在の宮城県白石市)、となっている。ただし、岑越は松川(当時の流路は信夫山の南側)以北摺上川以南であり、松川以南は当時でも杉妻(すぎのめ)であったため、駅があったのは現在の県庁所在地地域より北寄りの北五老内地域であったと思われる。その後、杉妻大仏の建立、中世になって杉妻城(大仏城、後の福島城)や大森城の築城があり、次第に政治的な中心であり地域を代表する地名は岑越から杉妻に移ったと考えられる。

現在の福島という地名に関しては、安土桃山時代に信夫郡・伊達郡が蒲生氏郷支配になったとき、蒲生氏郷または蒲生氏郷の下で福島城主となった木村吉清が、それまでの杉妻を縁起の良さそうな福島と改名したという説が有力である。なお、この時代、豊臣政権による大幅な改易が相次ぎ、南東北(現在の福島県宮城県南部、山形県南部)では各地で地名が変えられ、若松船岡と同様、現在に残る地名になった。

また、大昔、現在の福島盆地は湖で、その中心には小さな島(現在の信夫山の頂上)があり、その島には、吾妻山から、あづまおろしという風が吹き下ろしていたことから、吹島(ふくしま)と呼ばれていた。その後、長い歳月を経て、湖が干上がり陸地ができ、吹を福とし、福島と呼ぶようになったという説もある(「伊達風土記」より)。しかし、地質学的にはあり得ず、福島盆地平野部を海に見立てた比喩か、都市伝説的風説と考えられる。

また、他の地名の例として、市南部の伏拝はかつて南部の高台から山伏たちが信夫山を拝んでいたという言い伝えによるものがある。

地理

福島市中心市街空撮

位置

福島市は福島県の北東部に位置している。県の中心猪苗代湖から北東へ約50km、東京から北へ約260kmの距離である。西側の奥羽山脈と東側の阿武隈高地に挟まれた福島盆地の南西部分とその周辺の山岳・丘陵地域が主な市域である。市内からは西に吾妻連峰を、南西に安達太良山を仰ぐ。

古来より奥州街道板谷峠経由の米沢街道や茂庭経由の羽州街道との分岐点であり、交通の要衝として栄える。現在でも国道13号の始点であり国道4号から分岐する。鉄道では、福島駅東北本線奥羽本線、そして東北新幹線山形新幹線の分岐点となっている。

市役所の位置は、東経140度28分26秒 北緯37度45分39秒 標高は海抜65.68mである。

地形

西側の奥羽山脈、東側の阿武隈高地を主な縁とし、北流する阿武隈川を中心に、福島盆地を形成している。奥羽山脈を源とする摺上川、松川、荒川等がそれぞれ市西部に扇状地をつくりながら東流し、阿武隈川に注ぐ。かつてその扇状地は畑として利用されたが、現在では果樹園に転用されている。盆地の南東部に残丘(モナドノック)である信夫山が構え、福島市のシンボルとして市民に親しまれている。奥羽山脈側には栗子峠土湯峠のような交通難所が存在する。

市内最高地点は東吾妻山で標高1,974m、市内最低地点は向瀬上で標高約55mである。

山岳

河川

阿武隈川河畔に福島県庁、福島市役所、福島競馬場などが位置する。

荒川は5年連続東北地方で第一位の水質を誇っている。

湖沼

気候

山岳部の豪雪地帯日本海側気候、それ以外の市内は太平洋側気候、その中でも盆地特有の気候である。四季の寒暖の差が激しく、は暑くは寒い。夏から残暑期にかけてはその日の日本最高気温を記録することも珍しくない。さらに、一日の寒暖の差も大きい。ただし、同じ福島盆地の平野部の中でも、福島市街域にある福島観測所と、福島市郊外にある伊達市内の梁川観測所のデータを比較すると、伊達市の方がさらに寒暖差が大きい日が多い。地方都市で小規模とはいえ、福島市街域でヒートアイランド現象が発生していることを伺わせる。 一方、中通り地方では最も標高が低いため、当市より南に位置する郡山や白河より温暖であり、福島県内では浜通りに次いで温暖な気候であると言える。冬季の最低気温の平均では、当市より南に位置し放射冷却により最低気温が下がる宇都宮水戸よりも高くなっている。桜の開花は、その標高差により浜通りを除く県内では最も早く、桜前線は当市より始まり南下していく。また冬季には吾妻おろしと呼ばれる北西からの強い季節風が吹く。

月別平均気温・平均降水量

福島地方気象台(市内松木町)観測、1971年から2000年までの平均

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 単位
気温 1.4 1.8 4.9 11.3 16.5 19.9 23.5 25.2 20.7 14.8 9.0 4.2 12.8
降水量 43.8 49.8 76.9 79.5 87.5 118.1 144.8 144.3 169.2 95.3 63.4 32.5 1105.1 mm

茂庭観測所、1982年から2005年までの平均

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 単位
気温 -0.4 -0.2 2.8 9.0 14.0 17.9 21.4 23.0 18.8 12.6 6.9 2.1 10.7
降水量 87.9 72.5 88.6 87.8 97.5 123.1 162.9 178.5 169.0 115.3 97.1 81.3 1361.3 mm

鷲倉観測所(土湯峠)、1995年から2005年までの平均

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 単位
気温 -6.3 -6.2 -3.1 3.9 9.7 13.5 17.5 18.1 14.3 8.4 2.3 -3.6 5.9
降水量 124 67 129 152 165 229 312 333 277 210 144 110 2258 mm

極値

福島地方気象台観測

要素 観測値 観測年月日
最高気温 39.1℃ 1942年(昭和17年)8月15日
最低気温 -18.5℃ 1891年(明治24年)2月4日
最大風速 22.9m/s 1959年(昭和34年)4月10日
最大瞬間風速 32.2m/s 1979年(昭和54年)3月31日
日降水量 169.5mm 1986年(昭和61年)8月5日8.5水害
最深積雪 80cm 1936年(昭和11年)2月9日

隣接自治体

歴史

事件

年表

年表を表示するには右端の[表示]をクリックしてください。


原始・古代

  • 縄文時代-阿武隈川東岸(現在の福島市岡島)一帯で約2000年にわたり大規模な集落があった。(宮畑遺跡
  • 5世紀頃-この頃、久麻直(くまのあたい)が大和朝廷より信夫国造に任命され、現在の福島盆地を支配していたといわれている。
  • 律令制初期、信夫郡陸奥国の北端であり、蝦夷勢力圏との衝突に備えて国防の任を持っていた。
  • 718年(養老2年)後、大和朝廷の勢力圏の拡大とともに陸奥国も北進して現在の宮城県域まで拡大したため、一時的に現在の福島県の地域は新陸奥国(ほぼ現在の宮城県)と分離して石城(いわき)国(ほぼ現在の福島県浜通)と石背(いわせ)国(ほぼ現在の福島県中通りと会津)に分割した。
  • 724年(神亀元年)までに、分割した新陸奥国だけでは、蝦夷防備を担うだけの経済力に不足していたため、再び石城国、石背国と合併して元の陸奥国にもどされた。
  • 律令制で道国郡制が整備されたとき、当初は現在の福島市とほぼ同じ地域と伊達郡・伊達市の地域を合わせて信夫郡(しのぶぐん)だった(古代には信夫は忍とも表記された)。しかし、10世紀前半に信夫郡から、伊達郡を分割した。当時、律令制の租庸調の課税を整備する必要性から、各郡の人口をほぼ均一にするために、朝廷が郡の分割や住民の強制移動を全国的に行った。特に朝廷から見れば開拓地であった陸奥国では、こうした再編成が盛んだった。この分割では、旧信夫郡のうち、小倉郷、安岐(安芸)郷、岑越(みねこし)郷、曰理(わたり)郷は新信夫郡となり、伊達郷と靜戸(しずりべ)郷と鍬山郷の3郷が新しく伊達郡となった。
    • 小倉郷とは、大森川の南で阿武隈川の西の地域…現在の大森、平田、松川、水原、荒井、土湯、金沢、関谷、浅川、下川崎など。
    • 安岐(安芸)郷とは、松川(現在の祓川流路)と阿武隈川と大森川に囲まれた地域で、現在の福島、曾根田、腰浜(こしはま)、五十辺(いがらべ)、小山荒井、杉妻(すぎのめ)、吉井田、庭坂、庭塚、野田、水原、佐倉など。
    • 岑越(みねこし)郷とは、松川(現在の祓川流路)と阿武隈川、摺上川に囲まれた地域で、現在の清水、鎌田、瀬上(せのうえ)、余目(あまるめ)、大笹生、笹谷、飯坂、中野など。
    • 曰理(わたり)郷とは、阿武隈川東岸地域で、現在の渡利、小倉寺、岡島、岡部、山口、大波、下小国、上小国など。
      • なお、現在の信夫山を当時は岑越山と呼び、その山麓地域である宿場(現在の福島市の縁起)の地名も岑越であった。
  • 平安時代初期-この頃、大蔵寺の木造千手観世音菩薩立像が造られたといわれている。
  • 平安時代後期-東北地方のほぼ全域が奥州藤原氏の勢力圏となり、奥州藤原氏の一族である信夫佐藤氏が、現在の福島県中通りのほぼ全域を支配。さらに置賜地方、恵日寺後退後の会津にも勢力を拡大した。信夫佐藤氏は全国佐藤姓の源流の一つと言われる。

中世

近世

明治期

  • 1868年10月17日明治元年9月2日) - 福島藩板倉勝己が薩長軍に降伏し、福島城を渡辺清左衛門に引き渡す。
  • 1869年(明治2年旧1月) - 相馬の中村民政局取締所管轄となり、福島藩が消滅する。
  • 1871年(明治4年)
    • 8月29日旧7月14日) - 廃藩置県により、旧制の福島県(信夫郡伊達郡安達郡)が成立する。
    • 旧9月10日 - 大蔵省認可により、福島村が福島町となる。
    • 旧11月2日 - 福島県が二本松県(およそ中通りの領域)に合併される。
    • 旧11月14日 - 二本松県が福島県と改称され、福島町に県庁が置かれる。
  • 1876年(明治9年)8月21日 - 旧福島県、磐前県(いわさきけん。浜通り)、若松県会津地方)が合併し、現在の福島県となる。県庁は福島町に置かれる。
  • 1879年(明治12年) - 福島町に信夫郡郡役所が置かれる。
  • 1881年(明治14年)
    • 4月25日 - 現在の柳町の風呂屋みどり湯から出火、約1800戸を焼失する大火となる(甚兵衛火事)。
    • 10月3日 - 萬世大路が開通する。
  • 1882年(明治15年)12月1日 - 福島事件が起こる。
  • 1884年(明治17年)9月11日 - 福島中学校が創立される。
  • 1887年(明治20年)12月15日 - 東北本線郡山~岩切間が開通し、福島駅松川駅が開業する。
  • 1888年(明治21年)- 各地で町村合併が行われる。伊達郡湯野村と同郡東湯野村が合併し湯野村となる。伊達郡大波村、同郡上小国村、及び同郡下小国村が合併し小国村となる。伊達郡立子山村と同郡青木村が合併し立木村となる。安達郡下川崎村と同郡沼袋村が合併し下川崎村となる。また信夫郡上飯坂村が飯坂町となる。信夫郡は1町70村から2町26村となる。
  • 1889年(明治22年)
    • 3月30日 - 福島県尋常中学校(福島中学校が改称)が安積郡桑野村に移転し、福島町を離れる(現在の福島県立安積高等学校となる)。
    • 4月1日 - 町制を施行する。
    • 福島二等測候所が設立される。
  • 1890年(明治23年)- 三郡共立組合病院(福島県立医科大学の前身)が設立される。
  • 1892年(明治25年)8月1日 - 福島民報が創刊される。
  • 1893年(明治26年)
    • 2月16日 - 瓜生岩子が福島鳳鳴会(現在の福島愛育園の前身)を設立し、育児事業を始める。
    • 5月19日 - 吾妻山の一切経山が噴火する。
  • 1895年(明治28年)
    • 1月1日 - 大原病院が開業する。
    • 5月 - 河野広中たちにより、福島実業新聞(後の福島民友)が創刊される。
  • 1896年(明治29年)10月16日 - 信夫郡渡利村に福島県蚕業学校が創立される。
  • 1897年(明治30年)
  • 1898年(明治31年)9月 - 福島県第三尋常中学校(後の福島県立福島高等学校)が創立される。
  • 1899年(明治32年)
  • 1900年(明治33年)
    • 4月 - 福島県第三尋常中学校が福島県第三中学校と改称される。
    • 5月18日 - 大笹生の国有林100ヘクタールが全焼する。
  • 1901年(明治34年)4月 - 福島県第三中学校が福島県立福島中学校と改称される。
  • 1903年(明治36年)4月1日 - 福島町立福島高等女学校が福島県立福島高等女学校に改称され、現在の宮下町へ移転する。
  • 1907年(明治40年)
    • 3月27日 - 福島町立福島商業補習学校が、福島市立商業学校と改称される。
    • 4月1日 - 市制施行により福島市となる。県内で第2番目、全国で59番目であった。当時人口3万人。
  • 1908年(明治41年)
    • 4月14日 - 信達軌道会社の軽便鉄道福島停車場~長岡~湯野間が開通する。
    • 市立図書館開業。
  • 1910年(明治43年)5月9日 - 福島信夫郡立農学校が創立される。

大正期

  • 1913年大正2年)- 中合福島店が荒町から大町へ移転する。
  • 1917年(大正6年)- 市公会堂ができる。
  • 1918年(大正7年)
    • 6月28日 - 福島競馬場で初めて競馬が開催される。
    • 8月30日 - 米騒動が起こる。
  • 1922年(大正11年)
    • 4月1日 - 福島市立商業学校が福島県立福島商業学校と改称される(現在の福島県立福島商業高等学校の前身)。
    • 福島高等商業学校(現在の福島大学経済経営学類の前身)が創立される。
    • 軽便が原因で本内で大火が起こる。
  • 1924年(大正13年)4月13日 - 飯坂電気軌道福島 - 飯坂(現在の花水坂)間、(後の福島交通飯坂線)が開通する。
  • 1925年(大正14年)- 松齢橋が改築される。また、辯天山に浄水場が建設される。
  • 1926年(大正15年)- 市の上水道ができる。また、軽便が電車になる。

昭和・戦前戦中期

  • 1927年昭和2年)
    • 飯坂電車花水坂 - 飯坂温泉間が開通する。
    • 福島ビルディング(通称福ビル)ができる。県下初のエレベーターが設置される。
  • 1929年(昭和4年)
    • 市立図書館が閉業し、県立図書館が開業する。
    • 路線バスの運行が開始される。
  • 1930年(昭和5年)- 八木田橋ができる。
  • 1937年(昭和12年)7月1日 - 信夫郡野田村の一部を福島市へ編入する。
    • 岡部橋ができる。
  • 1939年(昭和14年)11月 - 湯本信用無尽株式会社が福島無尽株式会社を吸収合併し、株式会社福島無尽金庫と改称し、本店を福島市に移転する(後の福島銀行)。
  • 1941年(昭和16年)
    • 4月1日 - 福島県立福島第二高等女学校が市内舟場町に創立される。
    • NHK福島放送局が開局する。
  • 1944年(昭和19年)
    • 4月1日 - 福島県立蚕業学校と福島県立信夫農学校が合併し福島県立福島農学校となる。
    • 7月1日 - 飯坂温泉で大火が発生し181戸が焼失する。
    • 福島保健所ができる。
  • 1945年(昭和20年)7月20日 - 米軍機B-29が、渡利地区に爆弾を投下する。

昭和・戦後期

平成期

  • 1989年平成元年)
  • 1990年(平成2年)7月1日 - 市が古関裕而音楽賞を制定する。
  • 1991年(平成3年)6月 - エンドーチェーン福島店が閉店する。
  • 1992年(平成4年)7月1日 - 山形新幹線福島~山形間が開通する。
  • 1993年(平成5年)
    • 3月5日 - ダックシティ山田百貨店が福島ビブレへ改称する。
    • 4月27日 - 県営あづま総合体育館が落成される。
  • 1994年(平成6年)
    • 5月10日 - 本内郵便局の金庫が破られ1,440万円を盗まれる。
    • 5月7日 - 信夫山の地下工場跡の坑道内で転落死事故が起こる。
    • 6月6日 - ラジオ福島の現職アナウンサーが自宅で殺害される。
    • 6月27日 - 県営あづま陸上競技場が完成する。
    • 7月27日 - 曾根田町で暴力団抗争があり、ピストルで1人死亡する。
    • 12月21日 - 飯坂温泉の若喜旅館で火災発生、宿泊客5人が焼死する。
  • 1995年(平成7年)
    • 第50回国民体育大会、ふくしま国体が市内あづま総合運動公園を中心に開催される。
    • 3月2日 - 株式会社エフエム福島(愛称・ふくしまFM)が設立。同年10月1日より本放送を行う。
  • 1996年(平成8年)8月31日 - 福島コミュニティ放送株式会社(FM POCO)が開局する。
  • 1997年(平成9年)4月1日 - 福島県立福島農蚕高等学校が、福島県立福島明成高等学校へ改称する。
  • 1998年(平成10年)
    • 3月1日 - 福島ビブレが栄町から曾根田町へ移転する。旧店鋪である平和ビルは中合福島店(中合ニ番館)が引き継ぐ。
    • 3月 - 国道13号バイパス福島西道路八幡西交差点~夜梨交差点間の供用が始まる。
    • 10月 - 市内南矢野目に福島サティ(現・イオン福島店)が開店する。
  • 1999年(平成11年)
  • 2001年(平成13年)12月25日 - 金融庁福島銀行に対し早期是正措置を発動したため、取り付け騒ぎが起こる。
  • 2002年(平成14年)
  • 2003年(平成15年)4月1日 - 福島県立福島女子高等学校が福島県立橘高等学校へ改称され、男女共学化となる。
  • 2004年(平成16年)
  • 2005年(平成17年)
  • 2006年(平成18年)
  • 2007年(平成19年)
    • 4月1日 - 市制施行100周年を迎える。
    • 6月30日 - 100周年記念山車フェスティバル開催。連山車参加の旧市内の山車だけでなく、昭和の大合併で合併した町村部の山車も福島駅前に集結した。
    • 7月1日 - 100周年記念式典開催。
    • 11月1日 - 上名倉、荒井の一部の住居表示が変更され、さくら一丁目、さくら二丁目、さくら三丁目、荒井北一丁目、荒井北二丁目、荒井北三丁目となる。
  • 2008年(平成20年)
    • 4月26日 - ニュー福ビル(AXCビルに改名)に福島東口駅前 AXC(アックス)が開店する。
    • 7月1日 - 伊達郡飯野町を編入。
  • 2010年(平成22年)

地域

市内18地区

中央東地区(五十辺地区・信夫山地区を除く)
  • 旭町
  • 荒町
  • 入江町
  • 上町
  • 大町
  • 置賜町
  • 御倉町
  • 御山町
  • 春日町
  • 霞町
  • 上浜町
  • 北五老内町
  • 北町
  • 腰浜町
  • 五老内町
  • 栄町
  • 桜木町
  • 五月町
  • 下谷地
  • 新浜町
  • 新町
  • 陣場町
  • 杉妻町
  • 清明町
  • 曾根田町
  • 仲間町
  • 天神町
  • 豊田町
  • 中町
  • 花園町
  • 浜田町
  • 万世町
  • 東浜町
  • 舟場町
  • 堀河町
  • 松木町
  • 松浪町
  • 南町
  • 宮下町
  • 宮町
  • 本町
  • 森合町
  • 八島町
  • 柳町
  • 山下町
  • 六反田
  • 早稲町
中央東地区(五十辺地区)
  • 石田
  • 岩ノ前
  • 岩谷
  • 蝦貫
  • 上荒子
  • 北中川原
  • 北ノ前
  • 北原
  • 高野川原下
  • 坂登
  • 山居
  • 下荒子
  • 滝元
  • 立石
  • 舘ノ内
  • 舘ノ前
  • 田中島
  • 茶屋下
  • 遠瀬戸
  • 中荒子
  • 猫渕
  • 古川
  • 道前
  • 松山町
  • 矢倉下
  • 山際
中央東地区(信夫山地区)
  • 大平山
  • 狩野
  • 狐塚
  • 狐塚畑
  • 狐山
  • 小金山
  • 駒山
  • 山居上
  • 清水山
  • 下狐塚
  • 太子堂
  • 大明神
  • 鴇頭森
  • 所窪
  • 堂殿
  • 南平
  • 西養山
中央西地区
  • 太田町
  • 公事田
  • 須川町
  • 野田町
  • 三河北町
  • 三河南町
  • 矢剣町
渡利地区
  • 小倉寺
  • 南向台
杉妻地区
  • 黒岩
  • 郷野目
  • 太平寺
  • 鳥谷野
  • 伏拝
蓬莱地区
  • 清水町
  • 田沢
  • 光が丘
  • 蓬莱町
清水地区
  • 御山
  • 北沢又
  • 野田町
  • 南沢又
  • 森合
東部地区
  • 大波
  • 岡島
  • 岡部
  • 山口
北信地区
  • 沖高
  • 鎌田
  • 北矢野目
  • 下飯坂
  • 瀬上町
  • 丸子
  • 南矢野目
  • 宮代
  • 本内
吉井田地区
  • 仁井田
  • 方木田
  • 八木田
  • 吉倉
西地区
  • 荒井
  • 荒井北
  • 上名倉
  • さくら
  • 佐倉下
  • 佐原
土湯温泉町地区
信陵地区
立子山地区
  • 立子山
飯坂地区
松川地区
  • 金谷川
  • 松川町
  • 松川町浅川
  • 松川町金沢
  • 松川町下川崎
  • 松川町関谷
  • 松川町沼袋
  • 松川町美郷
  • 松川町水原
信夫地区
  • 大森
  • 小田
  • 上鳥渡
  • 下鳥渡
  • 永井川
  • 成川
  • 平石
  • 山田
吾妻地区
  • 上野寺
  • 北中央
  • 桜本
  • 笹木野
  • 在庭坂
  • 下野寺
  • 庄野
  • 李平
  • 土船
  • 西中央
  • 東中央
  • 二子塚
  • 町庭坂
  • 南中央
  • 八島田
飯野地区

[1] [2] [3] - 地域区分についてはこちらを参照。

人口

福島市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 235,467人
1975年(昭和50年) 254,223人
1980年(昭和55年) 270,487人
1985年(昭和60年) 278,229人
1990年(平成2年) 284,768人
1995年(平成7年) 292,696人
2000年(平成12年) 297,894人
2005年(平成17年) 297,357人
2010年(平成22年) 292,590人
2015年(平成27年) 294,247人
2020年(令和2年) 282,693人
総務省統計局 国勢調査より


言語

アクセントについて
東北地方や福島県内の他地域と同様に、抑揚のない無型アクセントである。
語彙について
東北地方や福島県内において広範囲に使われているものと、主に中通り北部で使われているものに分かれる。後者の例を以下に掲載する。:: あんめ - ない、あるまい(疑問形) 用例)そんなことあんめ? → そんなことないでしょう?
うるがす - 水に浸す
おんつぁま - 叔父様のこと、転じて「役立たず」、物が使い物にならないさま
こっつぁがねえ - くだらない
ずない - 大きい
はだいも - 里芋
ほだ - そうだ、そうです
みったぐねえ - 見たくない、転じて「不格好な」、「不細工な」、「みっともない」
語気を強める場合に、語頭に「もうはぁ~」をまたは語尾に「~はぁ」を付加することがよくある。ちなみに、中通りの二本松市以南でみられる、語尾に「~だばい」「~だっぱい」を付加する表現は使われない。「~だべした」や「~だびした」が使われる。

行政

市長:瀬戸孝則(せと たかのり 3期目、2001年12月 - )

  • 2005年(平成17年)11月13日に投票が行われた福島市長選挙は、現職の瀬戸孝則氏(民主、社民推薦)が再選を果たした。
  • 2009年(平成21年)11月8日の選挙で、3選を果たした。
  • 2009年(平成21年)11月 福島市長選挙
本選挙の最終投票率:38.18%
候補者名 当落 政党 得票
瀬戸孝則 当選 無所属 72,061
山田裕 落選 共産 16,456

行政区域の変遷(市町村制施行以後)

歴代市長

(+印は在職中死去)

氏名 就任年月日 退任年月日
二宮哲三 1907年(明治40年)7月16日 1925年(大正14年)8月9日
2 小杉善助 1925年(大正14年)9月11日 1929年(昭和4年)3月
3 佐藤澤 1929年(昭和4年)3月 1945年(昭和20年)3月13日
4 釘本衛雄 1945年(昭和20年)4月21日 1947年(昭和22年)2月2日
5 佐藤元治 1947年(昭和22年)4月6日 1955年(昭和30年)4月
6 林谷主計 1955年(昭和30年)4月 1959年(昭和34年)4月
7 佐藤実 1959年(昭和34年)5月1日 1971年(昭和46年)4月
8 佐藤達也 1971年(昭和46年)5月1日 1979年(昭和54年)4月30日
9 河原田穣 1979年(昭和54年)5月1日 1985年(昭和60年)10月27日+
職務代理者 小野章助 1985年(昭和60年)10月27日 1985年(昭和60年)12月9日
10 吉田修一 1985年(昭和60年)12月9日 2001年(平成13年)12月7日
11 瀬戸孝則 2001年(平成13年)12月8日 現職

行政機構

2011年10月1日現在[2]

市長部局

  • 市長
    • 会計管理者
    • 副市長
  • 総務部
  • 政策推進部
  • 財務部
  • 商工観光部
  • 農政部
  • 市民部
  • 環境部
  • 健康福祉部
  • 建設部
  • 都市政策部
  • 下水道部


市長部局外

  • 総務部(支所・出張所)
  • 市議会
    • 常任委員会
      • 議会運営委員会
        • 議会事務局
  • 水道事業管理者
    • 水道局
      福島市の水道料金は30万人程度の人口を持つ市の中では日本一高い。
  • 市長
  • 教育委員会
    • 事務局
  • 選挙管理委員会
    • 事務局
  • 監査委員
    • 事務局
  • 農業委員会
    • 事務局
  • 公平委員会
  • 固定資産評価審査委員会

予算

  • 2005年度当初予算
    • 一般会計: 約775億2000万円(前年度比6.4%減)
    • 特別会計: 約744億6000万円(前年度比0.7%増)
    • 水道事業会計: 約109億9900万円(前年度比8.6%増)
    • 予算総額: 約1629億7900万円(前年度比2.3%減)
  • 2004年度決算
    • 一般会計
      • 歳入: 894億6278万円
      • 歳出: 847億5580万円
    • 特別会計
      • 歳入: 738億1026万円
      • 歳出: 717億4597万円
    • 水道事業会計
      • 収益的収入: 74億2641万円
      • 収益的支出: 67億9953万円
      • 資本的収入: 3億4714万円
      • 資本的支出: 30億5151万円

広域行政

  • 福島地方広域行政事務組合 - 伊達市、伊達郡および本市の6市町村により構成される。安達地方広域行政組合と合同でふくしま拠点まちづくり協議会を設立し、地域間交流、人材育成や教養文化活動の事業を推進している。
  • 南東北中枢広域都市圏構想推進協議会

国の行政機関

独立行政法人および特殊法人

立法

市議会

福島市議会は定数38人。

市議会議長は粕谷悦功、副議長は渡辺敏彦である。2011年8月12日に選出された[3]

会派の構成

2011年7月に行われた市議会議員選挙以前の会派の構成。

会派名 議席数 代表者
真政会 11 渡辺敏彦
みらい福島 9 佐久間行夫
ふくしま市民21 5 粕谷悦功
日本共産党福島市議会議員団 4 斎藤朝興
社民党・護憲連合福島市議会議員団 4 杉原二雄
公明党福島市議団 4 須貝昌弘
福島市政クラブ 1 大越明夫(議長)

市議会の組織

議会運営委員会の他、4つの常任委員会と特別委員会が設置されている。また、9月定例会では決算特別委員会が開かれる。

  • 議会運営委員会
  • 常任委員会
    • 総務
    • 文教福祉
    • 建設水道
    • 経済民生
  • 特別委員会
    • 各会計歳入歳出決算特別委員会
    • 水道事業会計決算特別委員会
    • 資格審査特別委員会
    • 合併問題調査特別委員会
    • 新庁舎建設特別委員会

福島県議会議員

本市でひとつの選挙区(福島市選挙区)をなす。その定数は8である。

2007年(平成18年)4月8日の選挙では、自民、民主が各2議席となった。

本選挙区の最終投票率:55.30%
候補者名 当落 政党 得票
甚野源次郎 当選 公明 14,376
石原信市郎 当選 民主 14,123
桜田葉子 当選 自民 13,395
望木昌彦 当選 無所属 11,871
加藤雅美 当選 社民 11,113
高橋秀樹 当選 民主 10,532.130
高橋信一 当選 自民 10,508.494
藤川淑子 当選 共産 9,497
西山尚利 落選 自民 9,237
大場秀樹 落選 民主 8,782.374
渡辺あゆ美 落選 自民 7,567
佐々木慶子 落選 無所属 3,308

2003年(平成15年)4月13日の選挙では、自民4議席、県民連合2議席と公明、無所属が各1議席となった。

本選挙区の最終投票率:56.90%
候補者名 当落 政党 得票
望木昌彦 当選 無所属 17,782
甚野源次郎 当選 公明 16,539
桜田葉子 当選 自民 14,544
西山尚利 当選 自民 14,476
高橋秀樹 当選 県民連合 13,560.680
斎藤卓夫 当選 自民 13,536
加藤雅美 当選 県民連合 12,041
高橋信一 当選 自民 11,846.319
新見正代 落選 共産 11,789

国会議員

衆議院小選挙区では本市は福島県第1区の一部に属する。福島県第1区には本市の他、相馬市南相馬市伊達市伊達郡および相馬郡が属する。

2009年(平成21年)8月の総選挙では、民主党の新人候補が自民党の前職候補を破って当選した。敗れた自民党候補は比例代表の復活当選を果たせなかった。

第45回衆議院議員総選挙
当落 得票数 候補者 党派 議員歴
156,060 石原洋三郎 民主党
136,526 亀岡偉民 自由民主党
  15,879 山田裕 日本共産党
  3,492 大橋一之 幸福実現党

司法

花園町5番45号に福島地方裁判所福島簡易裁判所、花園町5番38号に福島家庭裁判所、狐塚17番地に福島地方検察庁が所在する。 これらは福島市の他に二本松市伊達市伊達郡および飯舘村を管轄している。

市内には、以下の行刑・矯正施設がある。

また、保護観察所内の国有地に、刑務所内での成績が良好であるのに、現状では適切な受け入れ先を確保できない仮釈放者の更生を目指す「自立更生促進センター」が建設されている(法務省ホームページ参照)。全国に先駆けて設置された。施設周辺の住民の代表には説明しその了承を得ていたが,周囲が県内でも有数の文教地区であり、かねてから痴漢被害などが起きており、安全性が低下する可能性があること[要検証]から、周辺住民全体への告知や説明が不十分であるとして、周辺住民の一部は施設建設に反対の意を表している。一方で、福島市にも多くの刑務所出所者が帰ってきている現状があり、このうち行き場がない者を国が引き受けて指導や援助をすることで、むしろ現状より地域での再犯リスクを下げ、より安全な社会となるという考えから、このセンターに対して、地元で賛成の意見を表明している人もいる。

経済

農林水産業

福島市のの生産量は日本一を誇る。市西部の笹木野・庭坂地区は畑が多く、ここで生産される「萱場梨」は市の特産品の一つである。

工業

製造品出荷額等61,635,095万円(平成16年)

商業

江戸時代には養蚕業で栄え、宮城県南部からも生糸が集まる商品の集散地であった。明治期には、製糸業を中心に工業資本が育ち、東北地方で最初となる日本銀行の支店が設置された。現在も、本町や大町のレンガ通り沿いには、日銀支店を始めとした地方銀行証券会社の支店など金融機関、あるいは福島県全体を管轄する支店などが集中し、郡山市と並んで福島県における業務機能の集積地となっている。

通勤・通学圏、あるいは、小売商圏として、周辺自治体におよぶ福島都市圏が形成されているが、近年、物販・サービスの郊外化が進んで、中心市街地の空洞化が問題となっている[4]。デパートや大手チェーン店の駅周辺からの撤退が相次ぎ、地元商店街もシャッター街の様相を呈している。一方、地価下落で中心部でも採算がとれるようになったマンションの建設ラッシュが起き、都心回帰現象が見られる。しかし、マンション建設による経済効果は一時的であり、中心部の定住人口増加も最寄品の需要に結びつくものの、買回り品専門品を扱うデパートや専門店の中心部集約には時間がかかると見られる。いずれにせよ、中心部はその構造が大きく変化している時期である。

一方、仙台市宮城県)との関係は近年密接になり、東北新幹線や在来線で仙台に通勤・通学する者も珍しくなくなっている。また、福島市のタウン情報誌のコンサート・イベント欄では、約8割が仙台都市圏開催、約2割が郡山都市圏開催の情報となり、文化受容において仙台を中心に他都市への依存傾向が強くなっている。さらに、福島市中心部の空洞化、あるいは、高速バスや快速列車の増発も手伝って、買回り品や専門品を仙台で購買する傾向が生まれている[4]。政治面でも、仙台・福島・山形の南東北三県都による共同イベントやプロジェクトに参加する例が見られる。日銀仙台支店が「今や山形市、福島市など(宮城県)隣県の県庁所在地も仙台経済圏に組み込まれている[5]」と語るほど、政経両面において仙台を中心とする地域圏に内包されつつある。

他方、2004年(平成16年)11月に就任した福島商工会議所会頭(2006年(平成18年)9月5日辞任)は、「市外から福島に来る人を増やす仕掛けを考え、仙台から新たに毎日3千人の人を呼び込みたい。」と抱負を語り、交流人口の増加と経済活性を企図している。例えば、市内にはJRA福島競馬場があるため、開催日には仙台市からの直通高速バスも運行される。また、春には花見山公園の特集が在仙台局の夕方ワイド番組などで特集され、宮城県から訪れる観光客向けに快速「ふくしま花見山号」が仙台駅福島駅間を土日1往復ずつ運転されるなど、一方的な流出ではない状況もある。なお、郡山都市圏との間の国道4号2009年(平成21年)に全線片側2車線化が完了し、周辺各地との交流人口増大が期待されている。

本社・本店を置く上場企業

メディア

新聞

テレビ・ラジオ

県域放送を行う福島中央テレビ日本テレビ系列)、福島放送テレビ朝日系列)、ふくしまFMの3社は郡山市に本社を置いており、福島市には、福島中央テレビと福島放送が福島支社を、ふくしまFMが福島スタジオ・福島営業部を置いている。

自治体交流

教育

大学・短期大学

専修学校

私立

  • 有朋学園東日本高等学院(2011年度より有朋学園有朋高等学院)
  • 福島文化学園造形文化専門学校
  • 飯坂服装専修学校
  • 尚志学園専修学校
  • 福島技芸専門学校
  • 福島情報ビジネスカレッジ
  • フィジカルムーブメント専門学校

高等学校

県立


私立


中学校

国立

市立

  • 福島第一中学校
  • 福島第二中学校
  • 福島第三中学校
  • 福島第四中学校
  • 岳陽中学校
  • 渡利中学校
  • 信陵中学校
  • 北信中学校
  • 立子山中学校
  • 西信中学校
  • 大鳥中学校
  • 平野中学校
  • 西根中学校
  • 茂庭中学校
  • 松陵中学校
  • 信夫中学校
  • 蓬萊中学校
  • 吾妻中学校
  • 野田中学校
  • 清水中学校
  • 飯野中学校


私立

小学校

国立

市立

  • 福島第一小学校
  • 福島第二小学校
  • 福島第三小学校
  • 福島第四小学校
  • 清明小学校
  • 三河台小学校
  • 森合小学校
  • 杉妻小学校
  • 渡利小学校
  • 岡山小学校
  • 瀬上小学校
  • 鎌田小学校
  • 月輪小学校
  • 清水小学校
  • 余目小学校
  • 矢野目小学校
  • 大笹生小学校
  • 笹谷小学校
  • 荒井小学校
  • 土湯小学校
  • 吉井田小学校
  • 大波小学校
  • 大波小学校上染屋分校(廃校)
  • 立子山小学校
  • 佐倉小学校
  • 佐原小学校
  • 飯坂小学校
  • 中野小学校
  • 平野小学校
  • 東湯野小学校
  • 湯野小学校
  • 茂庭小学校
  • 松川小学校
  • 水原小学校
  • 金谷川小学校
  • 大森小学校
  • 平田小学校
  • 平石小学校
  • 鳥川小学校
  • 下川崎小学校
  • 蓬莱小学校
  • 北沢又小学校
  • 庭坂小学校
  • 庭塚小学校
  • 野田小学校
  • 水保小学校
  • 蓬莱東小学校
  • 御山小学校
  • 南向台小学校
  • 青木小学校
  • 飯野小学校
  • 大久保小学校


私立

特別支援学校

国立

県立

市立

スポーツ施設


スポーツ大会

文化施設、図書館、博物館など

学習センター

かつては公民館と呼ばれていた。移行に伴い市公民館条例が市学習センター条例に置き換えられた。
  • 中央学習センター(松木町)
  • 蓬莱学習センター(蓬莱町)
    • 蓬莱学習センター分館(本館に隣接)
  • 清水学習センター(御山)
    • 清水学習センター分館(南沢又)
  • 吾妻学習センター(笹木野)
    • 吾妻学習センター分館(上野寺)
  • 飯坂学習センター(飯坂町)
  • もちずり学習センター(岡部)
  • 三河台学習センター(野田町七丁目)
  • 渡利学習センター(渡利)
  • 杉妻学習センター(黒岩)
  • 北信学習センター(鎌田)
  • 吉井田学習センター(仁井田)
  • 西学習センター(上名倉)
  • 信陵学習センター(笹谷)
  • 松川学習センター(松川町)
  • 信夫学習センター(大森)

交通

鉄道

福島駅

廃線

高速バス路線

※2005年度の利用客数も付記[4]

一般路線バス

道路

  • 道路元標:舟場町交差点
高速道路
一般国道
観光有料道路
主要地方道
一般県道
主な市道
道の駅

航空

県内には福島空港郡山市南東郊外(玉川村)に存在するが、宮城県仙台市南東郊外(名取市)にある仙台空港と比べると、どちらへも一般道で70km程度でほぼ同じ距離となっている(福島駅前から空港ターミナルビル前までの値。MapFan Webによる)。

福島空港は航空路線数・便数がともに少ないため使いづらいが、自動車でのアクセスには全線高速でもほぼ一般道と同じ距離で1,600円(ETC通勤割引で800円)である上、駐車場が無料でありコスト安である。仙台空港は、路線数・便数がともに多いため利便性はいいが、アクセスするには全線高速だと遠回りとなって2700円(ETC通勤割引でも半額にならず1850円)となり、当然駐車場も有料であるためコスト高である。

公共交通機関を利用する場合は、福島空港への直通バスは休止となっており、郡山駅でバスに乗り換えとなる。他方、仙台空港へは、空港連絡鉄道仙台空港線仙台空港アクセス線)・仙台空港駅空港ターミナルビルと直結しており、福島駅からは、JR東北本線利用で名取駅乗継1510円、東北新幹線利用で仙台駅乗継4150円でアクセス可能である。また、仙台空港行きバスは、仙台駅名取駅館腰駅岩沼駅などから出ている。

結局、コスト面では福島空港、利便性では仙台空港が上回っているが、福島市民は仙台空港を利用する事が多い。ただし、地元公務員に限っては福島空港利用を推奨されているので、福島空港を利用する者も多い。しかし、ジャンボジェットが就航しておらず、生徒が全員搭乗出来ない事から学校の修学旅行などではあまり使われない。また、両空港とも東京国際空港(羽田)便がないため、日本各地へ飛ぶ場合は他の第一種空港ハブ空港)を経由するか、東北新幹線で東京に行って羽田空港から飛ぶ場合も多い。国際便については、成田国際空港まで行って飛ぶ場合が多い。

なお、都市圏自動車専用道路の候補路線として、東北道村田JCTから分岐して仙台空港に直線的に接続する宮城県横断自動車道および仙台空港連絡道が調査中である。宮城県横断自動車道の指定は受けていないが、それと同等の道路が愛島バイパスとして部分開通している。

文化財

国指定等文化財

県指定文化財

26件(2012年3月現在)[7]

市指定文化財

48件(2012年3月現在)[8]

観光

名勝

磐梯朝日国立公園にある五色沼
磐梯吾妻スカイライン

旧跡

名所

花見山公園へ続く遊歩道(2004年4月)
あぶくま親水公園

レジャー施設

福島競馬場

温泉

飯坂温泉の鯖湖湯


祭事

催事

  • ふくしま花火大会 - 7月最終土曜日開催、数年前までは東北有数の規模を誇ったが近年は縮小傾向にある。
  • ふくしま国際音楽祭
  • 古関裕而記念音楽祭(例年11月)
  • 飯坂温泉太鼓祭(例年3月)
  • ふくしまビッグフェア
  • 開花来馬宣言パレード

名産

福島市を舞台にした作品

福島市関連の有名人

福島市出身者

政治家

芸能人

アナウンサー

音楽

スポーツ選手

作家

漫画家

学者

活動家

写真家

実業家

歴史上の人物

福島市ゆかりの著名人

その他

郵便

  • 福島中央郵便局日本郵便福島支店・ゆうちょ銀行福島店併設)
  • 福島東郵便局(日本郵便福島東支店・かんぽ生命保険福島支店併設)
  • 飯坂郵便局(日本郵便飯坂支店併設)
  • 岩代大森郵便局(郵便事業福島支店岩代大森集配センター併設)
  • 佐倉郵便局 (郵便事業福島支店佐倉集配センター併設)
  • 庭坂郵便局(郵便事業福島支店庭坂集配センター併設)
  • 松川郵便局(郵便事業福島支店松川集配センター併設)
  • 飯野郵便局(郵便事業福島支店飯野集配センター併設)
  • 金谷川郵便局
  • 北沢又郵便局
  • 笹谷東郵便局
  • 笹谷郵便局
  • 下川崎郵便局
  • 立子山郵便局
  • 土湯温泉郵便局
  • 鳥川郵便局
  • 平田郵便局
  • 平野郵便局
  • 福島栄町郵便局
  • 福島野田町郵便局
  • 福島中町郵便局
  • 福島吉倉郵便局
  • 福島八島町郵便局
  • 福島南町郵便局
  • 福島置賜町郵便局
  • 福島太田町郵便局
  • 福島蓬莱郵便局
  • 福島医科大学内郵便局
  • 福島県庁内郵便局
  • 福島伏拝郵便局
  • 福島御山郵便局
  • 福島本内郵便局
  • 福島曾根田郵便局
  • 福島三河町郵便局
  • 福島豊田町郵便局
  • 福島花園町郵便局
  • 福島新浜町郵便局
  • 福島泉郵便局
  • 福島渡利郵便局
  • 松川駅前郵便局
  • 水原郵便局
  • 文知摺郵便局
  • 茂庭郵便局
  • 八島田郵便局
  • 湯野郵便局


テレビ中継

脚注

関連項目

外部リンク

行政
観光