本宮市

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もとみやし
本宮市
Motomiya Eiga Gekizyo.jpg
本宮映画劇場
Flag of Motomiya Fukushima.svg
本宮市旗
Symbol of Motomiya Fukushima.svg
本宮市章
市旗・市章、共に2007年平成19年)1月1日制定
日本の旗 日本
地方 東北地方
都道府県 福島県
団体コード 07214-1
面積 87.94km²
総人口 30,556
推計人口、2014年6月1日)
人口密度 347人/km²
隣接自治体 郡山市二本松市
安達郡大玉村田村郡三春町
市の木 マユミ
市の花 ボタン
市の鳥 ウグイス
本宮市役所
所在地 969-1192
福島県本宮市本宮字万世212番地
北緯37度30分47.5秒東経140度23分37.8秒
本宮市役所の建物(撮影当時は本宮町役場)
外部リンク 本宮市役所

本宮市位置図

― 市 / ― 町・村

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本宮市中心部周辺の空中写真。画像左(西)から東北自動車道国道4号東北本線が南北に縦貫している。本宮地区の中心部は東北本線と阿武隈川に挟まれた一帯である。1975年撮影の6枚を合成作成。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。
館町地内から南西方向を望む

本宮市(もとみやし)は、福島県中通りの中央部に位置する

概要[編集]

2007年平成19年)1月1日安達郡本宮町白沢村合併して誕生した。福島県内の市では人口が最も少なく、また面積も最も小さい。 2005年(平成17年)4月に施行された新・合併特例法に基づく新設合併は全国初である。

福島県の中央部に位置し、東北自動車道などの交通網も充実しており、県を代表する工業都市となっている。

地理[編集]

福島県のほぼ中央に位置し、市の中央部を阿武隈川が流れる。

郡山盆地の一部を形成し、市街地が国道4号県道355号の沿線に広がっている。

市内は大きく阿武隈川を挟んで地形が二分されている。旧本宮町側は、奥羽山脈系(または安達太良山系)の里山が西部に広がっており、川に近付くにつれて郡山盆地の一端が広がっていき、平地となる。また、大玉村郡山市の山中を水源とする河川も豊富で、北から百日川安達太良川瀬戸川五百川が流れている(うち百日川と安達太良川は同じ水源で途中で分かれる。)。旧白沢村側は、阿武隈高地系の低い里山が数多く存在し、白沢側は、ほぼ山に囲まれているといってもよい。市内は平均海抜200m前後にあり、高い所でも400mから500mほどである。

古くは会津街道、相馬街道、三春街道の交点でもあり、交通の中心地であった。現在その役割は両隣の郡山市二本松市に譲っている。鉄道の駅も早くから設置され、猪苗代町出身の医学者野口英世が故郷から離れ上京する際、馬車で本宮まで出てきて本宮駅で列車に乗り東京まで出た話は有名である。砂利道ではあったが交通輸送産業も早くから行っており、バスタクシーの発展も早かった。

現在は国道4号からの会津街道分岐(福島県道8号本宮熱海線)、小浜道(二本松市)や石筵道(郡山市)への分岐点の戸崎ロータリー(それぞれ福島県道118号本宮岩代線福島県道146号石筵本宮線/うち石筵道はいまだ完成していない)があり、現在でも役割を果たしている。

隣接する自治体[編集]

歴史[編集]

古くは本牧(ほんもく)と呼ばれていたことが記録に残っている。その後奈良時代には本牧(ほんもく)が本目(ほんもく・もとめ)に変わり(木目と書き「もとめ」と呼ぶ説もある)、11世紀には、現在の本宮となった。本宮の名の由来は市内北部に存在する南達地方一帯の総鎮守、安達太良神社に由来する。

会津街道の起点をはじめ、三春街道、相馬街道などが通っていたため、宿場町として有名であった。その他裏会津街道等の裏街道の発達も早くからしており、「安達駅」(あだちのうまや)が、ここ本宮にあった。現在、会津街道起点の石碑は、本宮市歴史民俗資料館に移転、保存されていて、だれでも見ることができるようになっている。伊達政宗人取橋の戦いの際に拠点としたことでも有名である。(人取橋合戦場[1]) その後、江戸時代には二本松藩の支配下となった。

戊辰戦争の際には激しい戦いが繰り広げられ、現在でも市内各所に戦いの爪痕が見られる。

明治・大正時代には株式会社本宮電気が設立され、現在の大玉村玉井地区に発電所を建設し、このあたり一帯の電気を発電するなど、華やかしい産業が多数生まれた。昭和に入るとグンゼの工場が本宮地区で操業を始めた。そのため太平洋戦争中に工場が狙われ空爆されたことがある(俗に言う"本宮空襲")。この空襲では4人の尊い命が失われた。

戦争が終わり、高度経済発達期に突入すると、本宮、荒井、糠沢、白岩の各地区に工業団地が造成され、アサヒビールの誘致に成功。現在までに県内でシェアを保っている。この頃から主産業が変化し始め、現在の主産業は工業である。

1980年代に入ると、中規模の団地造成が始まった。北郡山ニュータウンなどがその一例である。

1889年明治22年)の市町村制時、旧本宮町は町制。安達地方の二本松市(当時二本松町、通称城下六町)と並ぶ核となった。 一時郡山圏に属していた時があったがその後安達圏に復帰。

  • 2007年(平成19年)
    • 1月1日 - 安達郡本宮町白沢村が合併し発足。
    • 1月4日 - 市役所開き(旧本宮町役場) 市長職務執行代理者 岡部善宣(前白沢村長)
    • 2月4日 - 市長選挙に前町長の佐藤嘉重と前県議の渡辺重夫が立候補し、佐藤が1500票差をつけて当選。

行政区域変遷[編集]

  • 変遷の年表
  • 変遷表

人口[編集]

Demography07214.svg
本宮市と全国の年齢別人口分布(2005年) 本宮市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 本宮市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
本宮市(に該当する地域)の人口の推移
1970年 26,512人
1975年 26,877人
1980年 27,732人
1985年 28,531人
1990年 29,144人
1995年 30,682人
2000年 31,541人
2005年 31,367人
2010年 31,501人
総務省統計局 国勢調査より

行政[編集]

  • 市長:高松義行(たかまつぎぎょう、2011年2月4日就任 1期目)
歴代市長
  • 初代:佐藤嘉重(さとうかじゅう、2007年2月4日 - 2011年2月3日)
1994年(平成6年)旧本宮町長選挙時に当選。五期つとめた。(佐藤栄佐久前福島県知事とは縁戚)

地区[編集]

  • 住所に「大字」とはつけない。
  • 本宮(もとみや)・初代本宮町域
  • 青田(あおた)・旧本宮町青田
  • 荒井(あらい)・旧本宮町荒井
  • 仁井田(にいた)・旧本宮町仁井田
  • 岩根(いわね)・旧本宮町岩根
  • 関下(せきした)・旧本宮町関下
  • 高木(たかき)・旧本宮町高木--高木伝説
  • 白岩(しらいわ)・旧白沢村白岩
  • 糠沢(ぬかざわ)・旧白沢村糠沢--糠塚古墳
  • 和田(わだ)・旧白沢村和田
  • 稲沢(いなざわ)・旧白沢村稲沢
  • 長屋(ながや)・旧白沢村長屋
  • 松沢(まつざわ)・旧白沢村松沢

本宮地区 昭和以前の旧本宮町地域。市内の行政施設のほとんどがこの地域に存在する。北部の田園地帯の開拓で工業団地や団地に変貌。

青田地区 典型的な農村地帯。最東部を国道が走る。国道沿いは発展しているが、西部は今も農業が盛ん。

荒井地区 商工業が発展している。大型ショッピングタウンや工業団地が数多く存在する。

仁井田地区 面積が狭いため昭和時代によく見られた街道沿いに並んでいる住居が見られる。

岩根地区 北部は山村、南部は農村。名前の由来は独特な岩がたくさんあったことから。現在でもその一部が見られる。団地みずきが丘の発展により急速に人口が増加。

関下地区 川沿いの農村地帯。耕地整備がなされた田園地帯が多くみられる。

高木地区 市内の中央。道沿いに住居がある昔ながらの構成。丘の上に北郡山ニュータウンが造成され、急速に人口が増加。

白岩地区 旧白沢村の核。山間に農地が発達している。

糠沢地区、和田地区は和木沢村を参照

稲沢地区 農村地帯。全国の農村づくりでよいモデルとされ受賞。

長屋地区 同じく農村地帯。ほぼ白岩地区と同じ地形である。

松沢地区

行政区域の変遷[編集]

  • 1871年 - 合併により以下の市町村が成立。
    • 安達郡本宮村、青田村、荒井村、仁井田村、苗代田村、羽瀬石村、下樋(さげひ)村、関下村、高木村、和田村、糠沢村、白岩村、長屋村、稲沢村、松沢村
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 市町村制により、以下の市町村が成立する。
    • 安達郡本宮町(町制)、青田村、荒井村、仁井田村、岩根村(苗代田村、羽瀬石村、下樋村の3村合併後、関下村編入)和木沢村(和田村、高木村、糠沢村の3村合併)、白岩村(白岩村、長屋村、稲沢村、松沢村の4村合併)
  • 1954年(昭和29年)4月1日 - 合併により以下の市町村が誕生
    • 安達郡本宮町(本宮町、青田村、荒井村、仁井田村の4町村合併)
  • 1955年(昭和30年)4月30日 - 合併
  • 1956年(昭和31年)3月31日
    • 安達郡本宮町(本宮町、岩根村の編入合併)
  • 2007年(平成19年)1月1日
    • 福島県本宮市(本宮町、白沢村の2町村合併)

行政管理施設[編集]

  • 本宮市役所(旧本宮町役場)
  • 白沢総合支所(旧白沢村役場)
    • 岩根支所
    • 白岩支所

現在白沢総合支所の移転話が持ち上がっており、現在の糠沢地区から白岩地区へと移転される見込みである。

警察[編集]

郵便局[編集]

  • 本宮郵便局(集配局)
  • 白沢郵便局(集配局)
  • 本宮北郵便局
  • 岩根郵便局
  • 荒井簡易郵便局
  • 和木沢簡易郵便局

消防署[編集]

  • 安達地方広域行政組合南消防署

産業[編集]

農業[編集]

農業粗生産額:16億円(平成14年) 肥沃な水田では良質の米(コシヒカリ)が生産される。

  • 和木沢村が純農村であったことから、現在でも農業が盛んであり、特に旧本宮町では稲作や養鶏、畑作、旧白沢村では養蚕などが盛んである。このうち養蚕産業の農具は、国の有形記念物に指定された。

工業[編集]

製造品出荷額:2,904億9,300万円(平成14年) 高速道路(東北道と磐越道)が交差、工業団地が広がる。 アサヒビール福島工場が有名。専用の浄水場が設けられている。 工場が多いことから、財政は比較的豊かである。

主な製造工場[編集]

特産品[編集]

  • 本宮納豆
  • 本宮烏骨鶏
  • とろろ芋(旧白沢村の特産品であったため現在は本宮市白沢産と表記される。本宮市白沢という地名は存在しない。)

姉妹都市・提携都市[編集]

国内[編集]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

本宮市立歴史民俗資料館

教育[編集]

高等学校[編集]

中学校[編集]

小学校[編集]

  • 本宮市立本宮小学校(学区は市町村制施行時の本宮町域北部…通称北町と旧和木沢村高木地区)
  • 本宮市立五百川小学校(学区は昭和の大合併時の旧青田村、荒井村、仁井田村域)
  • 本宮市立岩根小学校(学区は昭和の大合併時の旧岩根村域)
  • 本宮市立本宮まゆみ小学校(学区は市町村制施行時の本宮町域南部…通称南町
  • 本宮市立糠沢小学校(学区は旧白沢村糠沢地区)
  • 本宮市立和田小学校(学区は旧白沢村和田地区)
  • 本宮市立白岩小学校(学区は旧白沢村白岩地区)

保育園・幼稚園[編集]

市立[編集]

  • 本宮市立本宮第一保育所
  • 本宮市立本宮第二保育所
  • 本宮市立本宮第三保育所
  • 本宮市立本宮第四保育所
  • 本宮市立白沢保育所
  • 本宮市立五百川幼稚園
  • 本宮市立岩根幼稚園
  • 本宮市立白岩幼稚園
  • 本宮市立糠沢幼稚園
  • 本宮市立和田幼稚園

公立・私立[編集]

  • 学校法人本宮幼稚園
  • 光明保育園
  • どんぐり保育園
  • もとみや幼児の家

分校、分園等は存在しない。

廃校・廃園となった学校[編集]

  • 高木小学校
  • 白岩小学校長屋分校
  • 和木沢中学校

交通[編集]

鉄道[編集]

廃線となった路線[編集]

バス[編集]

2009年(平成21年)4月1日よりバス路線の再編が行われ[1]福島交通路線バス(小浜経由二本松線、旧道経由郡山線)および本宮市巡回バスは廃止となった。

  • 市街地循環バス
  • 通勤・通学バス
  • 市営バス
  • 広域生活バス

道路[編集]

高速道路[編集]

一般国道[編集]

主要地方道[編集]

その他の一般県道[編集]

出身の有名人[編集]

一時期滞在

脚注[編集]

  1. ^ 町の記念物指定を受けている。
  2. ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 7 福島県』、角川書店、1981年 ISBN 4040010701より
  3. ^ 日本加除出版株式会社編集部『全国市町村名変遷総覧』、日本加除出版、2006年、ISBN 4817813180より
  4. ^ 埼玉県上尾市と友好都市締結!交流の絆を深め ともに誇れる郷土に! - 本宮市公式サイト

関連項目[編集]

外部リンク[編集]