マラソン

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マラソン大会の競技者

マラソン(marathon、英語発音: [ˈmærəˌθɑn] ラサン)は、陸上競技長距離走のひとつで、42.195km公道コースを走り、順位や時間を競う種目である。古代ギリシア故事に由来して、第1回近代オリンピックの創設に伴い陸上の新種目とされたことから始まった。

ただし、一般市民向けのスポーツ大会では、ハーフマラソン(21.0975km)やクォーターマラソン(10.54875km)をはじめ42.195kmよりも短い距離でも、道路を使う長距離走であれば、単にマラソンと呼ぶことが多い。これに対し42.195kmの距離を走るマラソンをフルマラソンという。フルマラソンより長い距離を走るウルトラマラソンも存在する。また、長時間に及ぶ作業などもマラソンに例えられる。

なお、本項では、特にハーフ等の指摘がない限り、マラソンはフルマラソンの意味で使用する。

マラソンの名の由来[編集]

紀元前450年9月12日アテナイの名将ミルティアデスマラトン(Marathon)に上陸したペルシャの大軍を奇策で撃退した。マラトンの戦いである。勝利というエウアンゲリオンをアテナイの元老に伝えるためにフィディピディス(Philippides)という兵士が伝令に選ばれた。フィディピディスはマラトンから約40km離れたアテナイまでを駆け抜け、アテナイの郊外で「我勝てり」と告げた後に力尽きて息を引き取ったと言われている[1]。この伝承はヘロドトスの『歴史』によるとされ、アテナイは現在のアテネとされる[2]。ただし、この話が史実かという点については諸説がある。戦いの日時を紀元前490年11月2日とする説もあり、プルタルコスによれば兵士の名前はエウクレス(Eukles)とされる。マラトンの戦いも参照。

近代マラソンの開始[編集]

上述の故事を偲んだフランスの言語学者ミシェル・ブレアルの提案により、1896年アテネで開かれた第1回オリンピックにマラトンからアテネ・パナシナイコ競技場までの競走が加えられた[2]。これがマラソン競走の始まりである。

1972年より、故事にちなんでアテネクラシックマラソンが開催されるようになった。コースはマラトンよりアテネの競技場までの42.195kmである。1997年世界選手権2004年アテネオリンピックはアテネクラシックマラソンと同じコースが使用された。

42.195kmの由来[編集]

オリンピックのマラソン距離
開催年 回次 距離
1896年 1 40km[3]
1900年 2 40.26km
1904年 3 40km
1906年 (*1) 41.86km
1908年 4 42.195km
1912年 5 40.2km
1920年 7 42.75km
1924年以降 8 42.195km
(*1) 1906年は近代オリンピック制定10周年を記念した特別大会

マラソンの距離は42.195kmと設定されているが、これは古代マラソンに直接由来するものではない。オリンピックでマラソン競技が実施された当初は、大会ごとの競技距離は一定ではなく(同じコースを全選手が走ることが重要とされていたため)、約40kmで行われていた。競技距離が統一されたのは、第8回パリオリンピック以後であり、42.195km(26マイル385ヤード)とされた。この距離は第4回ロンドンオリンピック時の走行距離(市街地42km+競技場の200mトラック1周弱)をそのまま採用したものである。

第4回ロンドンオリンピックでは、当初、国王の住むウィンザー城からシェファードブッシュ競技場の26マイル(41.843km)で競うこととされていた。この際、時の王妃アレクサンドラが、「スタート地点は宮殿の庭で、ゴール地点は競技場のボックス席の前に」と注文したために半端な数字の距離(385ヤード)だけ延長されたという逸話がある。この大会で最初に競技場に到達したイタリアの選手ドランド・ピエトリはゴール地点を勘違いして直前(彼の認識におけるゴール)で倒れ、役員の助力でゴールしたため、のちに失格となった(ドランドの悲劇)。

女子の参加[編集]

第1回のアテネ五輪の当時、陸上競技は男子のみで行われており、マラソンも例外ではなかった(ただし、当日隠れて同じコースを走ったメルポメネという女性がおり、史上初の女子マラソンランナーとされる)。その後女子の陸上競技への参加が認められるようになっても、「女子がマラソンを走ることは生理的に困難」という見解が広く信じられ、オリンピックをはじめとするマラソン大会も男子のみで開催されていた。これに対して、1966年のボストンマラソンで主催者に隠れて参加する女子が出現、その後も年を追って非公式の女子の参加者が増えたため、1972年に女子の参加が認められた。そして1979年にIAAFが公認する史上初の女性限定マラソン大会として東京国際女子マラソンが開催された。

オリンピックで女子のマラソンが正式に採用されたのは、1984年のロサンゼルスオリンピックからである。

競技の変化[編集]

以前は、42kmの長丁場を考慮した心理的駆け引きと持久力が重要であった。しかし、近年は男子女子ともに高速化がめざましく、スピードも求められるようになってきた。これに伴い、ペースメーカーを利用したスリップストリームや、同じ国やチームの選手で組んでラップの上げ下げを意図的に行い、余裕のない選手やスピードの乏しい選手をふるい落としていくなど、自転車ロードレースの様な動きも見られるようになった。そのため、近年では5000m10000mでのトップ競技者を中心とした高速化が特に男子で顕著となっている。

マラソンの特徴[編集]

  • 従来から市民ランナーが参加できる大会も多く存在している。2007年から東京マラソン日本陸連公認の大会としては初めて市民ランナーにも開放され[4]、3万人規模の大会として成功を収めている。なお一般の大会に於いては仮装ランナーも多数登場し大会を盛り上げているが、スポーツとしての側面からマラソンでの仮装には賛否両論がある[5]
  • 駅伝同様に公道を使用するので、交通規制が伴う競技であるが、ほとんどの大会が往復コース(特に公式記録樹立に関してはコースの大半が同じであることを条件としている)であること、また参加者が多いので競技時間が長く、駅伝以上に交通規制の時間が長くなる。それゆえタイムによる足きりによって(概ね5時間から6時間)参加者を絞り込んだり、コース中の数か所に関門を設け、規定の時間内の通過できなかった場合には続行不可能としたりすることによって、交通規制の時間を明確化している大会が多い。当日は周辺の商売やイベントなど、近距離の移動などにも不便を強いられることは多い。それでもわずか1日だけのイベントであるために比較的寛容に対処し、沿道での応援などで盛り上げる市民も多い。公道を使用する際の難点として、完全な警備はほぼ不可能になることがある。アテネ五輪ではバンデルレイ・デ・リマへの妨害事件が起こったが、このような行為を完全に防ぐことは、公道を使用している限りほぼ不可能である。
  • 世界陸上オリンピックの選手選考で紛糾することもある。複数の選考レースの中からコース、気象条件、メンバー、タイムなどを勘案して決める為、同じ物差しで測れない特性がある。選考方法は各国に委ねられているが、日本では特に五輪選考時には選考結果をめぐって議論が起きたケースが複数起きており[6]、一発選考を求める声もある。
  • コースによっては折り返し点が設けられることもある。

健康への影響[編集]

軽いジョギング程度では健康には有用とされるが、マラソンは健康の害になることが指摘されている。マラソンはすべてのスポーツの中で突然死が発生する数が最も多いと言われている。近年のマラソンブームによるランナー増加にともない、マラソン中の心臓突然死も増加傾向にあり、1990年〜2010年までの間に開催された日本国内のマラソン大会でランナーに心肺停止を伴う事故が多発しており、現在増加傾向にある[7]

日本におけるマラソン[編集]

日本の最初のマラソンは1909年明治42年)3月21日に開催された「マラソン大競走」である。兵庫県神戸市兵庫区湊川埋立て地をスタートし、大阪市の西成大橋(現淀川大橋)にゴールするという距離約32kmの片道コースであった。兵庫県西宮市鳴尾競馬場で開催された予選会には408名が参加し、本大会は20名に絞り込まれて行われた。優勝者は岡山県在郷軍人の金子長之助でタイムは2時間10分54秒であった。[8][9]

日本においてオリンピックでもマラソンは常に注目競技の上位となってきた。日本が初めて選手を派遣した1912年ストックホルムオリンピックからマラソン選手(金栗四三)を送っている。1964年昭和39年)の東京オリンピック円谷幸吉が3位銅メダル、つづく1968年(昭和43年)のメキシコオリンピック君原健二が2位銀メダルになるなど、日本の男子マラソンは世界最高記録保持者を輩出したり、知名度の高いレースで優勝・上位入賞する時代があった。1970年代後半から1990年代前半にかけても、宗茂宗猛瀬古利彦伊藤国光中山竹通谷口浩美など、マラソン世界歴代10傑に名前を刻む世界的な選手を数多く輩出し、1991年平成3年)の東京世界陸上にて谷口浩美が1位金メダル、1992年平成4年)のバルセロナオリンピックにて森下広一が2位銀メダルに輝き、マラソン黄金時代を築いた。また、女子マラソンにおいても、1990年代前半から2000年代前半にかけて、女子マラソン選手が世界的な競技大会(オリンピックや世界陸上競技選手権など)でメダルを量産する活躍を見せ、全盛時代を築いた。当時の日本で取り組まれていた夏マラソン研究は世界最先端であり、1990年代前半以降のオリンピックや世界陸上競技選手権での日本人選手のメダル獲得は、その研究の賜物であるのも否定できない。

2000年代後半からは、ワールドマラソンメジャーズのシリーズ戦が創立され、従来オリンピックや世界陸上競技選手権などで争われてきた世界一のタイトルが毎年の主要大会のポイントによっても争われるようになり、エチオピアケニアなどのマラソン強豪国の多くの選手が今までよりもマラソンに大挙参加し、従来よりもマラソンに力を入れるようになってきた。それに伴うマラソン強豪国の選手達によるマラソンの高速化に日本勢は十分対応できず、男女ともに苦戦を強いられている。

記録に関する用語[編集]

  • サブスリー - フルマラソンを3時間以内に完走すること。
  • サブフォー - フルマラソンを4時間以内に完走すること。
  • サブテン - フルマラソンを2時間10分以内に完走すること。100kmウルトラマラソンで10時間以内にゴールすること。
  • サブエイト - フルマラソンを2時間8分以内に完走すること。

「最高記録」と「新記録」[編集]

コースによって条件が異なるマラソンは、国際陸上競技連盟(国際陸連=IAAF)が記録公認をしていなかったため、これまでの記録を上回っても、「新記録」ではなく「最高記録」と言われていたが、2004年、国際陸連は記録公認諸条件を整備(#公認コースの主な条件 参照)、マラソンを含む道路競技の記録も「新記録」と表現されるようになった。 したがって、これまでマラソンの記録は「世界最高記録」「日本最高記録」などと称されてきたが、2004年以降は他の種目同様「世界記録」「日本記録」などと称されることになった。

グロスタイムとネットタイム[編集]

グロスタイム(Gross Time)とは、スタートの合図を起算としてゴールラインを通過するまでに要した計時の公式記録のことをいう。一方、ネットタイム(Net Time)とは、スタートラインを通過した瞬間を起算としてゴールラインを通過するまでに要した参考記録のことをいう。 多数のランナーが参加する市民マラソンなどでは、スタートの号砲と同時にスタートラインを通過できる人数は限定され、多数のランナーはスタートラインに到達するまでにある程度の時間を要する。公式な記録であるグロスタイムには、このスタートラインに到達するまでの時間が含まれるため、正味の走行時間を把握する場合にネットタイムが用いられる場合がある。ただし、ネットタイムはあくまでも個人的な参考記録なので、取り扱いには注意をする必要がある。

公認コースの主な条件[編集]

これはマラソンに限らず道路競走一般に適用されるが、マラソンの場合にはその距離に端数があるため特に規定がある。それはカッコ内に表示した。

  1. コースの長さは競技距離より短くてはならず、かつ誤差は競技距離の1000分の1以下(マラソンでは 42m 以下)
  2. 上記の条件を満たすべく、距離の測定にあたっては1001mをもって 1000m=1km とする
  3. スタート地点からゴール地点までの標高の減少は競技距離の1000分の1以下(マラソンでは 42m 以下) *全体が下り坂基調のコースを禁止するため。
  4. スタート地点とゴール地点との距離は、直線で競技距離の2分の1以下 *一本道の直線に近いコースでは気象条件によっては常に追い風になる可能性があるため。

21世紀現在では世界的に、自転車計測員が3台の距離計付き自転車で縁石から一定の場所を走行して3台の平均値で距離を求める方法が主流となっている[10]

2011年のボストンマラソンでは、ジョフリー・ムタイ(ケニア)が2時間3分2秒のタイムで優勝しているが、ボストンのコースはスタートとゴールの直線距離が競技距離の91%となって上記4.の条件に抵触するほか、3.の条件も満たしておらず、世界記録として公認されなかった。

主要なマラソン大会[編集]

国際陸上競技連盟は2008年、マラソンなどの世界のロードレースを、連盟として格付けする制度を導入した[11]。日本国内の大会では2009年からびわ湖毎日マラソン、2010年から東京マラソン、2011年から福岡国際マラソンがゴールドラベルに指定されている(背景の色はIAAF指定ラベル)[12]

日本国外[編集]

大会名 開催国 開催月 創設 備考
アテネクラシックマラソン ギリシャの旗 ギリシャ 11月 1972年
ロンドンマラソン イギリスの旗 イギリス 4月 1981年
ベルリンマラソン ドイツの旗 ドイツ 9月 1974年
フランクフルトマラソン英語版 ドイツの旗 ドイツ 10月 1981年
パリマラソン フランスの旗 フランス 4月 1976年
ローマシティマラソン英語版 イタリアの旗 イタリア 3月 1982年
ロッテルダムマラソン オランダの旗 オランダ 4月 1981年
アムステルダムマラソン オランダの旗 オランダ 10月 1975年
ボストンマラソン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 4月 1897年 NY大会と並んでアメリカで歴史の長い大会。
シカゴマラソン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 10月 1977年
ニューヨークシティマラソン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 11月 1970年 アメリカで最も有名な大会。市民が多数参加する。
ホノルルマラソン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 12月 1973年 近年では日本人の参加者が半数を超える。
バンクーバーマラソン英語版 カナダの旗 カナダ 5月 1972年
ゴールドコーストマラソン英語版 オーストラリアの旗 オーストラリア 7月 1979年
北京国際マラソン 中華人民共和国の旗 中国 10月 1981年
マカオ国際マラソン英語版 マカオの旗 マカオ 12月 1981年
ソウル国際マラソン 韓国の旗 韓国 3月 1993年
ドバイマラソン アラブ首長国連邦の旗 アラブ首長国連邦 1月 2000年
ムンバイマラソン英語版 インドの旗 インド 1月 2004年
太字国際陸上競技連盟(IAAF)公認、ワールドマラソンメジャーズ

日本国内(日本陸連主催/後援)[編集]

制限時間で括弧内に入っている物は、エリートレースで、参加者の過去のタイムに対しての制限時間となっている物。

大会名 都道府県 開催月 創設 制限時間 定員(フル) 備考
北海道マラソン 北海道 8月 1987年 4時間 11,000人 2012年に大通公園発着のコースにリニューアル
東京マラソン 東京都 2月 2007年 7時間 35,400人 東京都庁発→東京国際展示場
横浜国際女子マラソン 神奈川県 11月 2009年 (3時間15分) なし 横浜・山下公園発着→本牧・プール前折り返し
青梅マラソン 東京都 2月 1967年 - - 東京都青梅市スタート→西多摩郡奥多摩町折り返し。ゴールは青梅市総合体育館前(ただし、最長コースは30km)
長野オリンピック記念 長野マラソン 長野県 4月 1999年 5時間 10,000人  東和田運動公園スタート→長野オリンピックスタジアムゴール(以前のスタート地点は山ノ内町のオリンピックメモリアル聖火台前)
名古屋ウィメンズマラソン 愛知県 3月 2012年 7時間 15,000人 ナゴヤドーム前スタート⇒同中ゴール
びわ湖毎日マラソン 滋賀県 3月 1946年 (2時間30分) なし 皇子山陸上競技場発着→大津市大萱折返し
大阪国際女子マラソン 大阪府 1月 1982年 (3時間15分) なし 長居スタジアム発着→御堂筋・道頓堀橋南詰折返し
神戸マラソン 兵庫県 11月 2011年 7時間 18,000人 [13]神戸市役所スタート→明石海峡大橋袂で折返し→ポートアイランドゴール
防府読売マラソン 山口県 12月 1970年 4時間 1,300人 防府市陸上競技場発着→中関・ゴルフ場前折返し
香川丸亀国際ハーフマラソン 香川県 2月 1947年 - -
福岡国際マラソン 福岡県 12月 1947年 (2時間40分) なし 福岡県福岡市 平和台陸上競技場→福岡市内西部→東区香椎折り返し
別府大分毎日マラソン 大分県 2月 1952年 3時間30分 なし 大分県大分市 大分マリーンパレス水族館“うみたまご”→別府市 別府国際観光港亀川バイパス(別府市中央浄化センター付近)折返し→大分市営陸上競技場ゴール
終了した大会
大会名 開催月 開催期間 備考
東京国際マラソン 2月 1981年〜2006年 国立霞ヶ丘陸上競技場発着→平和島口/大森海岸交番前折返し
東京国際女子マラソン 11月 1979年〜2008年
名古屋国際女子マラソン 3月 1980年〜2011年[14] 瑞穂陸上競技場発着→名古屋城周回道路折返し

日本国内(主な市民マラソン大会)[編集]

大会名 都道府県 開催月 創設 制限時間 定員(フル) 備考
かすみがうらマラソン 茨城県 4月 1991年 6時間 18,000人 美しい霞ヶ浦に沿うコースとなっている。国際盲人マラソン大会も兼ねる。[15]
つくばマラソン 茨城県 11月 1981年 6時間 13,000人 [16]
板橋Cityマラソン
(東京・荒川市民マラソン)
東京都 3月 1998年 7時間 15,000人 板橋区スポーツレクリエーションスタンドから江戸川区荒川大橋折り返し[17]
横浜マラソン 神奈川県 3月 2015年
(1981年)
6時間30分 25,000人 20kmは1981年より、ハーフマラソンは1992年より開催[18]
湘南国際マラソン 神奈川県 11月 2007年 6時間30分 18,000人 [19]
ちばアクアラインマラソン 千葉県 10月 2012年 6時間 13,000人 高速道路東京湾アクアライン(架橋部分)を封鎖して行なわれる。
富士山マラソン 山梨県 11月 2012年
(1976年)
6時間 15,000人 旧称「河口湖日刊スポーツマラソン」。2012年から現在の名称に変更。元は河口湖2周するコースであったが、2012年より河口湖と西湖を1周ずつするコースに変更。2013年より前泊なしで電車で新宿5時頃出発で参加できるようになった。[20]
浜松シティマラソン 静岡県 2月 2005年 2時間30分 なし キロメートル単位の数コースとハーフマラソンが設定されている[21]
福知山マラソン 京都府 11月 1991年 6時間 10,000人 [22]
京都マラソン 京都府 3月 2012年 6時間 15,900人 [23]
京都木津川マラソン 京都府 2月 1984年 無制限 2,500人 京田辺市から木津川沿いのサイクリングコースを中心に行われる[24]。日本では数少ない制限時間なしの大会のため、市民ランナーが挑戦しやすい。
奈良マラソン 奈良県 12月 2010年 6時間 10,000人 [25]
大阪マラソン 大阪府 10月 2011年 7時間 28,000人 大阪市中央区大阪城公園から住之江区インテックス大阪で行われる市民マラソン大会[26]
淀川市民マラソン 大阪府 11月 1997年 8時間 6,000人 枚方市から大阪市淀川区折り返し[27]。制限時間が長く、市民ランナーが挑戦しやすい大会。
泉州国際市民マラソン 大阪府 2月 1994年 5時間 5,000人 堺市西区浜寺公園から泉佐野市りんくう公園で行われる[28]
篠山ABCマラソン大会 兵庫県 3月 1981年 5時間 10,000人 篠山市内で開催[29]朝日放送などでダイジェスト番組が放送されるため、関西では知名度が高い。
下関海響マラソン 山口県 11月 2008年 6時間 10,000人 下関市内で開催[30]。風光明媚で歴史ある関門海峡と、美しい響灘をコースとした市民マラソン大会。瀬戸内海と日本海の両方の海沿いを走る。
福岡マラソン 福岡県 11月 2014年 7時間 10,000人 福岡市で2014年より開催[31]
青島太平洋マラソン 宮崎県 12月 1987年 6時間 10,000人 宮崎市で開催される[32]。平坦なコースで気象条件もよいため、自己記録を更新しやすい。2008年より宮崎市のメインストリートである橘通りがコースに加わった。
熊本城マラソン 熊本県 2月 2012年 7時間 12,000人 熊本市で開催される[33]。第1回は「政令指定都市移行記念」の副題が付いた。
NAHAマラソン 沖縄県 12月 1985年 6時間15分 25,000人 那覇市で行われる市民マラソン大会[34]
おきなわマラソン 沖縄県 2月 1993年 6時間15分 13,000人 沖縄市で行われる市民マラソン大会[35]
新日本スポーツ連盟
新春マラソン大会
全国 1月 1974年 - - 全国10ヶ所で実施される。フルマラソンではない。

なお、日本国内ではないがホノルルマラソンも日本人が15,000〜20,000人程度参加する日本人にとって主要な市民マラソンの大会の1つとなっている。

歴代記録[編集]

世界歴代10傑[編集]

男子
タイム 氏名 所属 大会 日付
1 2時間03分23秒 ウィルソン・キプサング・キプロティチ ケニアの旗 ケニア ベルリン 2013年9月29日
2 2時間03分38秒 パトリック・マカウ ケニアの旗 ケニア ベルリン 2011年9月25日
3 2時間03分45秒 デニス・キプルト・キメット ケニアの旗 ケニア シカゴ 2013年10月13日
4 2時間03分52秒 エマニュエル・ムタイ ケニアの旗 ケニア シカゴ 2013年10月13日
5 2時間03分59秒 ハイレ・ゲブレセラシェ エチオピアの旗 エチオピア ベルリン 2008年9月28日
6 2時間04分05秒 エリウド・キプチョゲ ケニアの旗 ケニア ベルリン 2013年9月29日
7 2時間04分15秒 ジョフリー・ムタイ ケニアの旗 ケニア ベルリン 2012年9月30日
8 2時間04分23秒 アエレ・アブシェロ エチオピアの旗 エチオピア ドバイ 2012年1月27日
9 2時間04分27秒 ダンカン・キベト英語版 ケニアの旗 ケニア ロッテルダム 2009年4月5日
ジェームス・キプサング・クワンバイ英語版 ケニアの旗 ケニア ロッテルダム 2009年4月5日
女子
タイム 氏名 所属 大会 日付
1 2時間15分25秒 ポーラ・ラドクリフ イギリスの旗 イギリス ロンドン 2003年4月13日
2 2時間18分20秒 リリア・ショブホワ ロシアの旗 ロシア シカゴ 2011年10月9日
3 2時間18分37秒 メアリー・ケイタニー英語版 ケニアの旗 ケニア ロンドン 2012年4月22日
4 2時間18分47秒 キャサリン・ヌデレバ ケニアの旗 ケニア シカゴ 2001年10月7日
5 2時間18分58秒 ティキ・ゲラナ エチオピアの旗 エチオピア ロッテルダム 2012年4月15日
6 2時間19分12秒 野口みずき 日本の旗 日本 ベルリン 2005年9月25日
7 2時間19分19秒 イリーナ・ミキテンコ ドイツの旗 ドイツ ベルリン 2008年9月28日
8 2時間19分31秒 アセレフェチュ・メルギア エチオピアの旗 エチオピア ドバイ 2012年1月27日
9 2時間19分34秒 ルーシー・ワゴイ・カブー英語版 ケニアの旗 ケニア ドバイ 2012年1月27日
10 2時間19分36秒 ディーナ・カスター アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ロンドン 2006年4月23日

参考記録[編集]

男子
タイム 氏名 所属 大会 日付 非公認理由 備考
2時間03分02秒 ジョフリー・ムタイ ケニアの旗 ケニア ボストン 2011年4月18日 136.29 m下り 人類最速タイム
2時間03分06秒 モーゼス・モソップ ケニアの旗 ケニア ボストン 2011年4月18日 136.29 m下り
2時間04分53秒 ゲブレ・ゲブレマリアム エチオピアの旗 エチオピア ボストン 2011年4月18日 136.29 m下り
2時間04分58秒 ライアン・ホール アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ボストン 2011年4月18日 136.29 m下り
女子
タイム 氏名 所属 大会 日付 非公認理由 備考
2時間18分57秒 リタ・ジェプトゥー ケニアの旗 ケニア ボストン 2014年4月21日 136.29 m下り [36]
2時間19分59秒 ビズネシュ・デバ エチオピアの旗 エチオピア ボストン 2014年4月21日 136.29 m下り

エリア記録[編集]

男子
エリア タイム 名前 所属 大会 日付
アフリカ 2時間03分23秒 ウィルソン・キプサング・キプロティチ ケニアの旗 ケニア ベルリン 2013年9月29日
アジア 2時間06分16秒 高岡寿成 日本の旗 日本 シカゴ 2002年10月13日
ヨーロッパ 2時間06分36秒 アントニオ・ピント ポルトガルの旗 ポルトガル ロンドン 2000年4月16日
ベノワ・ズウェジュヒエフスキ フランスの旗 フランス パリ 2003年4月6日
北アメリカ 2時間05分38秒 ハーリド・ハヌーシ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ロンドン 2002年4月14日
南アメリカ 2時間06分05秒 ロナウド・ダ・コスタ ブラジルの旗 ブラジル ベルリン 1998年9月20日
オセアニア 2時間07分51秒 ロバート・ド・キャステラ オーストラリアの旗 オーストラリア ボストン 1986年4月21日
女子
エリア タイム 名前 所属 大会 日付
アフリカ 2時間18分37秒 メアリー・ケイタニー ケニアの旗 ケニア ロンドン 2012年4月22日
アジア 2時間19分12秒 野口みずき 日本の旗 日本 ベルリン 2005年9月25日
ヨーロッパ 2時間15分25秒 ポーラ・ラドクリフ イギリスの旗 イギリス ロンドン 2003年4月13日
北アメリカ 2時間19分36秒 ディーナ・カスター アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ロンドン 2006年4月23日
南アメリカ 2時間28分54秒 イネス・メルチョール英語版 ペルーの旗 ペルー ロンドン 2012年8月5日
オセアニア 2時間22分36秒 ベニタ・ジョンソン オーストラリアの旗 オーストラリア シカゴ 2006年10月22日

ジュニア世界歴代10傑[編集]

男子
タイム 氏名 所属 大会 日付
1 2時間04分32秒 ツェガエ・メコネン・アセファ エチオピアの旗 エチオピア ドバイ 2014年1月24日
2 2時間06分07秒 エリック・ヌディエマ ケニアの旗 ケニア アムステルダム 2011年10月16日[37]
3 2時間06分15秒 バズ・ウォルク英語版 エチオピアの旗 エチオピア パリ 2009年4月5日
4 2時間08分51秒 ベラハヌ・シフェラウ エチオピアの旗 エチオピア 太原 2012年9月2日[38]
5 2時間09分12秒 フェイサ・リレサ エチオピアの旗 エチオピア ダブリン 2009年10月26日
6 2時間10分10秒 マシュー・キプコリル・シゲイ ケニアの旗 ケニア アムステルダム 2002年10月20日
7 2時間10分38秒 アビヨテ・グタ エチオピアの旗 エチオピア ケルン 2004年9月12日
8 2時間10分46秒 李柱宏 中華人民共和国の旗 中国 北京 2001年10月14日
9 2時間11分43秒 李賀 中華人民共和国の旗 中国 北京 2001年10月14日
10 2時間12分13秒 フィレモン・キプキルイ・ロティチ ケニアの旗 ケニア カルピ 2003年10月12日
女子
タイム 氏名 所属 大会 日付
1 2時間22分38秒 張瑩瑩 中華人民共和国の旗 中国 廈門 2008年1月5日
2 2時間23分37秒 劉敏 中華人民共和国の旗 中国 北京 2001年10月14日
3 2時間23分57秒 朱暁琳 中華人民共和国の旗 中国 北京 2002年10月20日
4 2時間25分15秒 孫偉偉 中華人民共和国の旗 中国 北京 2002年10月20日
5 2時間25分48秒 金麗 中華人民共和国の旗 中国 北京 2001年10月14日
6 2時間26分34秒 魏亜楠 中華人民共和国の旗 中国 北京 2000年10月15日
7 2時間26分56秒 金錦玉 朝鮮民主主義人民共和国の旗 北朝鮮 平壌 2007年4月8日
8 2時間27分05秒 陳栄 中華人民共和国の旗 中国 北京 2007年10月21日
9 2時間27分30秒 艾冬梅 中華人民共和国の旗 中国 北京 1997年10月4日
10 2時間27分46秒 白雪 中華人民共和国の旗 中国 北京 2007年10月21日

ユース世界最高記録[編集]

男子
タイム 名前 所属 大会 日付
2時間11分43秒 李賀 中華人民共和国の旗 中国 北京 2001年10月14日
女子
タイム 名前 所属 大会 日付
2時間27分20秒 張瑩瑩 中華人民共和国の旗 中国 北京 2007年10月21日

アジア歴代10傑[編集]

男子
タイム 氏名 所属 大会 日付
1 2時間06分16秒 高岡寿成 日本の旗 日本 シカゴ 2002年10月13日
2 2時間06分51秒 藤田敦史 日本の旗 日本 福岡 2000年12月3日
3 2時間06分57秒 犬伏孝行 日本の旗 日本 ベルリン 1999年9月26日
4 2時間07分13秒 佐藤敦之 日本の旗 日本 福岡 2007年12月2日
5 2時間07分19秒 ムバラク・ハッサン・シャミ カタールの旗 カタール パリ 2007年4月15日
6 2時間07分20秒 李鳳柱 韓国の旗 韓国 東京国際 2000年2月13日
7 2時間07分35秒 児玉泰介 日本の旗 日本 北京 1986年10月19日
8 2時間07分40秒 谷口浩美 日本の旗 日本 北京 1988年10月16日
9 2時間07分48秒 藤原新 日本の旗 日本 東京 2012年2月26日
10 2時間07分49秒 金耳鎔 韓国の旗 韓国 ロッテルダム 1999年4月18日
女子
タイム 氏名 所属 大会 日付
1 2時間19分12秒 野口みずき 日本の旗 日本 ベルリン 2005年9月25日
2 2時間19分39秒 孫英傑 中華人民共和国の旗 中国 北京 2003年10月19日
3 2時間19分41秒 渋井陽子 日本の旗 日本 ベルリン 2004年9月26日
4 2時間19分46秒 高橋尚子 日本の旗 日本 ベルリン 2001年9月30日
5 2時間19分51秒 周春秀 中華人民共和国の旗 中国 ソウル 2006年3月12日
6 2時間21分45秒 千葉真子 日本の旗 日本 大阪国際 2003年1月26日
7 2時間21分51秒 坂本直子 日本の旗 日本 大阪国際 2003年1月26日
8 2時間22分12秒 山口衛里 日本の旗 日本 東京国際 1999年11月21日
9 2時間22分38秒 張瑩瑩 中華人民共和国の旗 中国 廈門 2008年1月5日
10 2時間22分46秒 土佐礼子 日本の旗 日本 ロンドン 2002年4月14日

ジュニアアジア歴代10傑[編集]

男子
タイム 氏名 所属 大会 日付
1 2時間10分46秒 李柱宏 中華人民共和国の旗 中国 北京 2001年10月14日
2 2時間11分43秒 李賀 中華人民共和国の旗 中国 北京 2001年10月14日
3 2時間13分46秒 陳偉 中華人民共和国の旗 中国 北京 2008年10月19日
4 2時間14分29秒 寧礼民 中華人民共和国の旗 中国 天津 1993年4月4日
5 2時間14分55秒 韓守会 中華人民共和国の旗 中国 北京 2001年10月14日
6 2時間15分06秒 張慶楽 中華人民共和国の旗 中国 北京 2005年10月16日
7 2時間15分13秒 任龍雲 中華人民共和国の旗 中国 北京 2006年10月15日
8 2時間15分30秒 砂田貴裕 日本の旗 日本 防府 1992年12月20日
9 2時間15分37秒 杜鵬遠 中華人民共和国の旗 中国 北京 2001年10月14日
10 2時間17分00秒 侯艶民 中華人民共和国の旗 中国 廈門 2004年3月27日
女子
タイム 氏名 所属 大会 日付
1 2時間22分38秒 張瑩瑩 中華人民共和国の旗 中国 廈門 2008年1月5日
2 2時間23分37秒 劉敏 中華人民共和国の旗 中国 北京 2001年10月14日
3 2時間23分57秒 朱暁琳 中華人民共和国の旗 中国 北京 2002年10月20日
4 2時間25分15秒 孫偉偉 中華人民共和国の旗 中国 北京 2002年10月20日
5 2時間25分48秒 金麗 中華人民共和国の旗 中国 北京 2001年10月14日
6 2時間26分34秒 魏亜楠 中華人民共和国の旗 中国 北京 2000年10月15日
7 2時間26分56秒 金錦玉 朝鮮民主主義人民共和国の旗 北朝鮮 平壌 2007年4月8日
8 2時間27分05秒 陳栄 中華人民共和国の旗 中国 北京 2007年10月21日
9 2時間27分30秒 艾冬梅 中華人民共和国の旗 中国 北京 1997年10月4日
10 2時間27分46秒 白雪 中華人民共和国の旗 中国 北京 2007年10月21日

ユースアジア最高記録[編集]

男子
タイム 名前 所属 大会 日付
2時間11分43秒 李賀 中華人民共和国の旗 中国 北京 2001年10月14日
女子
タイム 名前 所属 大会 日付
2時間27分20秒 張瑩瑩 中華人民共和国の旗 中国 北京 2007年10月21日

日本歴代10傑[編集]

男子
タイム 氏名 所属 大会 日付
1 2時間06分16秒 高岡寿成 カネボウ シカゴ 2002年10月13日
2 2時間06分51秒 藤田敦史 富士通 福岡 2000年12月3日
3 2時間06分57秒 犬伏孝行 大塚製薬 ベルリン 1999年9月26日
4 2時間07分13秒 佐藤敦之 中国電力 福岡 2007年12月2日
5 2時間07分35秒 児玉泰介 旭化成 北京 1986年10月19日
6 2時間07分40秒 谷口浩美 旭化成 北京 1988年10月16日
7 2時間07分48秒 藤原新 東京陸協 東京 2012年2月26日
8 2時間07分52秒 油谷繁 中国電力 びわ湖 2001年3月5日
国近友昭 エスビー食品 福岡 2003年12月7日
10 2時間07分55秒 諏訪利成 日清食品 福岡 2003年12月7日
女子
タイム 氏名 所属 大会 日付
1 2時間19分12秒 野口みずき グローバリー ベルリン 2005年9月25日
2 2時間19分41秒 渋井陽子 三井住友海上 ベルリン 2004年9月26日
3 2時間19分46秒 高橋尚子 積水化学 ベルリン 2001年9月30日
4 2時間21分45秒 千葉真子 豊田自動織機 大阪国際 2003年1月26日
5 2時間21分51秒 坂本直子 天満屋 大阪国際 2003年1月26日
6 2時間22分12秒 山口衛里 天満屋 東京国際 1999年11月21日
7 2時間22分46秒 土佐礼子 三井住友海上 ロンドン 2002年4月14日
8 2時間22分56秒 弘山晴美 資生堂 大阪国際 2000年1月30日
9 2時間23分23秒 重友梨佐 天満屋 大阪国際 2012年1月29日
10 2時間23分26秒 大南博美 UFJ銀行 ベルリン 2004年9月26日

日本その他の記録[編集]

男子
種別 記録 氏名 所属 大会 日付
日本学生 2時間08分12秒 藤原正和 中央大学 びわ湖 2003年3月2日
ジュニア日本 2時間15分30秒 砂田貴裕 大阪ガス 防府 1992年12月20日
日本高校 2時間24分24秒 高橋宏幸 米子商業高等学校 愛媛 1993年2月21日
女子
種別 記録 氏名 所属 大会 日付
日本学生 2時間26分46秒 前田彩里 佛教大学 大阪国際 2014年1月26日
ジュニア日本 2時間29分12秒 堀江知佳 積水化学 長野 2000年4月9日
日本高校 2時間36分34秒 増田明美 成田 千葉 1982年2月21日

最遅記録[編集]

本競技でスタートしてからゴールするまでに最も長く掛かった記録は、日本の金栗四三が記録した、54年8ヶ月6日5時間32分20秒3である。

  • 金栗は1912年に開催されたストックホルムオリンピックのマラソンに出場したが、レース途中に熱中症になり、昏睡状態に陥った。このためマラソンコース付近にあった農家に保護されたが、意識が戻ったのは翌日の朝であった。その後、金栗は棄権の申告をせずに帰国し、大会関係者も一連の事実を把握していなかったので、記録上は競技継続(競技中に失踪行方不明)のまま、大会日程を終了した。
  • 時は流れ、1967年にストックホルム市がオリンピック開催55周年を記念する式典を開催することになった。当時の記録を調査したオリンピック委員会は、出場した選手のうち金栗のみが、完走も棄権もしていない状態であることを発見した。このため委員会は、改めて棄権するか完走するよう金栗に要請を行った。金栗はストックホルムへ赴き、式典の中で当時のコース(実際には競技場内の100メートル、残りの距離を消化した扱い)を走ってゴールし、完走に半世紀以上という公式記録[要出典]が残された。なおその時、「日本の金栗がただ今ゴールイン。タイムは54年8ヶ月6日5時間32分20秒3、これをもって、第5回ストックホルムオリンピック大会の全日程を終了します」という、非常に感動的なアナウンスがされ、金栗はこれに対し、「長い道のりでした。この間に孫が5人もできました」と、ユーモアあふれるコメントを残している。

有名人のマラソン記録一覧[編集]

映画・テレビ関係[編集]

氏名 タイム 職業 所属 大会 日付
がんばれゆうすけ 2:26:28 コメディアン 日本の旗 日本 東京マラソン 2012
猫ひろし 2:30:26 コメディアン カンボジアの旗 カンボジア 別府大分毎日マラソン 2012
宇野けんたろう 2:37:05 コメディアン(げんきーずのメンバー) 日本の旗 日本 大阪マラソン 2011
大川敦子 2:54:48 アナウンサー 日本の旗 日本 防府読売マラソン 2008
和田正人 2:57:59 俳優・元陸上選手 日本の旗 日本 東京マラソン 2008
西谷綾子 3:03:03 女性タレント 日本の旗 日本 東京マラソン 2014
山中真 3:04:15 アナウンサー 日本の旗 日本 大阪マラソン 2013
ダナ・カーヴィ 3:04:21 司会者 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 Ocean to Bay Marathon 1972
間寛平 3:08:42 コメディアン 日本の旗 日本 ラスベガスマラソン 1998
長谷川理恵 3:15:36 ファッションモデル、女性タレント 日本の旗 日本 ホノルルマラソン 2003
森下里美 3:17:10 女性タレント(アン☆ドゥのメンバー) 日本の旗 日本 ソウル国際マラソン 2008
手島里華 3:19:59 アナウンサー 日本の旗 日本 東京マラソン 2008
森公平 3:21:04 タレント(新選組リアンのメンバー) 日本の旗 日本 とやま清流マラソン 2011
大櫛エリカ 3:23:01 女性タレント 日本の旗 日本 ゴールドコーストマラソン 2011
ウィリアム・ボールドウィン 3:24:29 俳優 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨークシティマラソン 1992
大原里絵 3:27:38 モデル 日本の旗 日本 東京マラソン 2008
魚住咲恵 3:30:05 アナウンサー 日本の旗 日本 東京マラソン 2014
ノッチ 3:34:42 コメディアン(デンジャラスのメンバー) 日本の旗 日本 東京マラソン 2010
高山都 3:42:03 ファッションモデル、女性タレント 日本の旗 日本 名古屋ウィメンズマラソン 2014
チャールズ・ギブソン 3:43:24 司会者 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 Marine Corps Marathon 1983
安田美沙子 3:44:56 女性タレント 日本の旗 日本 名古屋ウィメンズマラソン 2012
仲田真紀子 3:45:41 アナウンサー 日本の旗 日本 愛媛マラソン 2012
大平サブロー 3:46:54 コメディアン(太平サブロー・シローのメンバー) 日本の旗 日本 ホノルルマラソン 2006
西靖 3:47:25 アナウンサー 日本の旗 日本 大阪マラソン 2011
エドワード・ノートン 3:48:01 俳優 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨークシティマラソン 2009
上岡龍太郎 3:48:25 司会者、タレント、元漫才師漫画トリオのメンバー) 日本の旗 日本 ゴールドコーストマラソン 1995
深沢邦之 3:48:45 コメディアン(Take2のメンバー) 日本の旗 日本 東京マラソン 2009
長井秀和 3:49:48 コメディアン 日本の旗 日本 ヨロンマラソン 2010
山田玲奈 3:50:01 気象予報士 日本の旗 日本 東京マラソン 2013
ライアン・レイノルズ 3:50:22 俳優 カナダの旗 カナダ ニューヨークシティマラソン 2008
ピーター・ウェラー 3:51:26 俳優 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨークシティマラソン 1988
大木美佳 3:51:39 ファッションモデル 日本の旗 日本 東京マラソン 2013
キム・アレキシス 3:52:00 ファッションモデル アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨークシティマラソン 1992
リサ・ステッグマイヤー 3:54:18 ファッションモデル、女性タレント 日本の旗 日本 東京マラソン 2008
久保田智子 3:55:21 アナウンサー 日本の旗 日本 東京マラソン 2012
にしおかすみこ 3:55:23 コメディアン 日本の旗 日本 ちばアクアラインマラソン 2012
アンソニー・エドワーズ 3:55:40 俳優 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 シカゴマラソン 2003
福島和可菜 3:55:47 女性タレント 日本の旗 日本 大阪マラソン 2011
大杉亜依里 3:55:51 ファッションモデル、女性タレント 日本の旗 日本 名古屋ウィメンズマラソン 2014
ウィル・フェレル 3:56:12 俳優 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ボストンマラソン 2003
安田由紀奈 3:56:44 コメディアン、プロボクサー 日本の旗 日本 淀川 寛平マラソン 2013
秋沢淳子 3:58:03 アナウンサー 日本の旗 日本 東京マラソン 2012
丘みつ子 3:58:16 俳優 日本の旗 日本 ホノルルマラソン 1983
坂上みき 3:58:17 パーソナリティナレーター 日本の旗 日本 東京マラソン 2010
玉袋筋太郎 3:59:32 コメディアン(浅草キッドのメンバー) 日本の旗 日本 東京マラソン 2009

音楽関係[編集]

氏名 タイム 職業 所属 大会 日付
高石ともや 2:45:07 フォーク歌手 日本の旗 日本 京都マラソン 1979
ジョー・ストラマー 3:20:?? ザ・クラッシュのメンバー イギリスの旗 イギリス ロンドンマラソン、パリマラソン 1981-1983
ビョルン・ウルヴァース 3:23:54 ABBAのメンバー スウェーデンの旗 スウェーデン ストックホルムマラソン 1980
郷ひろみ 3:38:37 歌手 日本の旗 日本 ホノルルマラソン 1985
大蔵 3:42:39 ケツメイシのメンバー 日本の旗 日本 ホノルルマラソン 2007
小渕健太郎 3:47:45 コブクロのメンバー 日本の旗 日本 大阪マラソン 2012
ローナン・キーティング 3:59:33 歌手 アイルランド共和国の旗 アイルランド ロンドンマラソン 2008

プロスポーツ選手[編集]

氏名 タイム 職業 所属 大会 日付
アブラハム・オラーノ 2:39:19 自転車競技選手 スペインの旗 スペイン San Sebastian Marathon 2006
ローラン・ジャラベール 2:45:52 自転車競技選手 フランスの旗 フランス バルセロナマラソン 2007
ランス・アームストロング 2:46:42 自転車競技選手 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨークシティマラソン 2007
ジェンソン・バトン 2:58:34 F1ドライバー イギリスの旗 イギリス ホノルルマラソン 2012
クリス・ボードマン 3:19:27 自転車競技選手 イギリスの旗 イギリス ロンドンマラソン 2009
伊達公子 3:27:40 プロテニス選手 日本の旗 日本 ロンドンマラソン 2004
レオンティエン・ファンモールセル 3:28:57 自転車競技選手 オランダの旗 オランダ ロッテルダムマラソン 2008
井岡弘樹 3:30:05 プロボクサー 日本の旗 日本 甲子園西宮国際マラソン 2001
ヘイキ・コバライネン 3:36:56 F1ドライバー フィンランドの旗 フィンランド ニューヨークシティマラソン 2007
パット・ティルマン 3:48:?? アメリカンフットボール選手 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 Avenue of The Giants Marathon 2000
魔裟斗 3:51:14 キックボクサー 日本の旗 日本 東京マラソン 2009
ロジャー・クレイグ 3:54:00 アメリカンフットボール選手 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 シカゴマラソン 2004
ジャスティン・レナード 3:54:40 プロゴルファー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 White Rock/Dallas 2001

政治家[編集]

氏名 タイム 職業 所属 大会 日付
桜井勝延 2:48:?? 南相馬市市長 日本の旗 日本 ? 1999?
ドミニク・ガルゾー・ド・ビルパン 2:57:06 第18代首相 フランスの旗 フランス Marathon de l'Essonne 1980
ポール・ブレマー 3:00:34 オランダ大使 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ボストンマラソン ?
東国原英夫 3:06:58 宮崎県知事・タレント 日本の旗 日本 国際青島太平洋マラソン 2004
ジョン・エドワーズ 3:30:18 上院議員副大統領候補 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 Marine Corps Marathon 1983
マイケル・デュカキス 3:31:00 マサチューセッツ州知事・大統領候補 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ボストンマラソン 1951
ヨシュカ・フィッシャー 3:41:36 外務大臣副首相 ドイツの旗 ドイツ ベルリンマラソン 2000
鈴木宗男 3:44:40 衆議院議員新党大地代表 日本の旗 日本 NAHAマラソン 1994
ジョージ・W・ブッシュ 3:44:52 第43代大統領 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ヒューストンマラソン 1993
イェルク・ハイダー 3:52:?? オーストリア自由党党首 オーストリアの旗 オーストリア ニューヨークシティマラソン 1992
サラ・ペイリン 3:59:36 アラスカ州知事・副大統領候補 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 Humpy's Marathon 2005

学者・文化人[編集]

氏名 タイム 職業 所属 大会 日付
アラン・チューリング 2:46:03 数学者計算機科学者 イギリスの旗 イギリス Amateur Athletic Championships Marathon 1947
クリステル・フォーグレサング 3:15:05 物理学者宇宙飛行士 スウェーデンの旗 スウェーデン ストックホルムマラソン 1987
村上春樹 3:31:26 小説家 日本の旗 日本 ニューヨークシティマラソン 1991
江上剛 3:46:20 小説家 日本の旗 日本 東京マラソン 2012
高橋盾 3:47:11 ファッションデザイナー 日本の旗 日本 ホノルルマラソン 2011

車いすの部 (Wheelchair division)[編集]

ボストンマラソン、ロンドンマラソン、ベルリンマラソン、シカゴマラソン、ニューヨークシティマラソンなど、海外の大会では「車いすの部」を設けた大会が多い。日本では単独の車いすマラソン大会が開催されてきたが、近年では東京マラソンや大阪マラソンで車いすの部が設定されるようになった。詳細は、「車いすマラソン」の項、歴史と開催形態参照。

脚注[編集]

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  1. ^ 『陸上競技のルーツをさぐる』 岡尾惠市、1996年、文理閣、78ページ
  2. ^ a b 『近代陸上競技の歴史 1860-1991 誕生から現代まで<男女別>』 ロベルト・L・ケルチェターニ、1992年ベースボール・マガジン社、7-8ページ
  3. ^ 第一回のマラソン距離については、当時の規定では、40kmを目安とするというものであったため厳密な実測はされず、後年の測定では36.75kmの走行距離であったといわれる。小学館編集部による。
  4. ^ 距離が30kmの大会では陸連公認の青梅マラソンが以前から開放されていた。
  5. ^ 現在仮装については明確なガイドラインが無く、各大会毎に判断が委ねられているが、公序良俗に反しないものという旨の規定については共通しているようである。しかし日本陸連が公認する大会は原則として華美な仮装は禁止となっている。
  6. ^ 君原健二瀬古利彦有森裕子の選考に際して起きたものがよく知られる。詳細は各選手の項目を参照。
  7. ^ 少なくないマラソン中の心臓突然死
  8. ^ 日本マラソン発祥の地神戸-神戸市HP
  9. ^ 神戸マラソンへの道 第1部 兵庫 先駆けの歴史(1)マラソン大競走 (神戸新聞)
  10. ^ 関根慶太郎監修 『ものをはかるしくみ』 新星出版社 ISBN 9784405071018
  11. ^ IAAF Road Race Labels 2010 Regulations
  12. ^ Road Race Rank
  13. ^ 神戸マラソン
  14. ^ 2011年は東日本大震災発生の為に中止。開催されたのは2010年が最後。
  15. ^ かすみがうらマラソン
  16. ^ つくばマラソン
  17. ^ 板橋Cityマラソン
  18. ^ 横浜マラソン
  19. ^ 湘南国際マラソン
  20. ^ 富士山マラソン
  21. ^ 浜松シティマラソン
  22. ^ 福知山マラソン
  23. ^ 京都マラソン
  24. ^ 京都木津川マラソン
  25. ^ 奈良マラソン
  26. ^ 大阪マラソン
  27. ^ 大阪・淀川市民マラソン
  28. ^ 泉州国際市民マラソン
  29. ^ 篠山ABCマラソン大会
  30. ^ 下関海響マラソン
  31. ^ 福岡マラソン
  32. ^ 国際青島太平洋マラソン
  33. ^ 政令指定都市移行記念 第1回熊本城マラソン
  34. ^ NAHAマラソン
  35. ^ おきなわマラソン
  36. ^ Jeptoo breaks course record with third Boston victory while Keflezighi ends US drought | iaaf.org
  37. ^ 東京マラソン2013メディアガイド、29頁。
  38. ^ Athlete profile for Berhanu Shiferaw

関連項目[編集]

記録[編集]

外部リンク[編集]